JP3969714B2 - 板状物用スペーサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、板状物用スペーサに関し、特に、板状物搬送具において互いの板面が対向するように配列された2つの板状物間に配設される板状物用スペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】
窓、ドア等に使用される板ガラス、あるいはプラスチック板等の板状物は、用途に応じて1800mm×900mm、900mm×600mm等種々の寸法のものがある。このような板状物を搬送する際、衝撃吸収材や緩衝材により梱包して重ね合わせる方法では著しく非効率であるため、専用の搬送具等により搬送することが一般的である。
【0003】
例えば、板ガラスの搬送は、図4に示すような板ガラス搬送具に積載されて行われる。
【0004】
図4は、従来の板ガラス搬送具の概略構成を示す図である。
【0005】
図4において、板ガラス搬送具40は、主に、床部41と、床部41の後端から上方に突出し且つ板ガラス54(板状物)を支持する支持部材としての背受け部42と、床部41の前端に設けられた前押さえ装置47と、これらを載置する略L字型の架台51と、架台51の背部に連結具53及び不図示の上桟を介して連結された前フレーム52とを有する。
【0006】
床部41は、水平な床板43と、床板43の上に複数設けられたガラス受け44とから成る。ガラス受け44は、上面が水平面に対して僅かに前方上方に傾斜しており、床板43の後部から前部に向かって高さが高くなっている。背受け部42は、矩形に形成された背受けフレーム45と、背受けフレーム45に横方向に渡された複数の背受け板46とから成る。
【0007】
板ガラス54は、床部41上において背受け部42に互いの板面が対向するように複数枚立て掛けられて配列され、前押さえ装置47によって押さえられる。前押さえ装置47は、前フレーム52に接続され、回転して前後に移動する可動部48と、押さえつけ時、板ガラス54に当接する押さえ具50から成る。
【0008】
また、架台51の前面にはフォークリフトのフォーク部用の孔が設けられている。この孔にフォークリフトのフォーク部が挿入されて、床部41の上に載置された板ガラス54等のガラス製品が搬送される。この搬送の際、前押さえ装置47が前面より板ガラス54を押圧して床部41の上に載置された板ガラス54を固定している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、板ガラス54が複層ガラス、真空ガラス等であって、前押さえ装置47の可動部50が板ガラス54の前面を破損するおそれがある場合には、前押さえ装置47を使用せずに、板ガラス54を周辺部全面に亘ってポリプロピレン製バンド(以下「P.Pバンド」という)若しくはストレッチフィルム等で包装して搬送する必要があり、P.Pバンド若しくはストレッチフィルム等の廃棄物が発生するという問題点があった。
【0010】
さらに、上記板ガラス搬送具40に積載される板ガラス54は、搬送中の荷重が背受け部42に掛かるようにするために、板ガラス搬送具40の前部から後部に向かって順に寸法が大きくなるように積載して搬送する必要があり、必ずしもガラスの製造順又は使用順と一致せず、積載しにくいという問題点がある。
【0011】
また、板ガラス54が表面に突起物を有する真空ガラス等である場合には、真空ガラス表面の真空キャップが前後の真空ガラスと接触するのを防止し且つ真空ガラスにストレッチフィルム等の固定力が均等に伝達するように、真空ガラス間に適切なスペーサ、例えば、約10cm×10cmで厚さ10mmの段ボール製スペーサ、若しくは一般の板ガラスに用いられるガラスの上下方向の寸法に自身の寸法をあわせた短冊状のスペーサ等を真空ガラス表面に約30mm間隔で各真空ガラス間において同一位置となるように配設するといった煩雑で標準化し難い包装作業を必要とし、作業者によって配設方法に差が生じるという問題点があると共に、使用した段ボール製スペーサ等の廃棄物が発生するという問題点があった。
【0012】
本発明の目的は、搬送中のガラス製品の破損を防止すると共に包装作業を簡便にし且つ廃棄物の発生を低減することができる板状物用スペーサを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1記載の板状物用スペーサは、互いの板面が対向するように2以上の板状物が配列されると共に、上方に突出し且つ前記板状物を支持する支持部材を有する板状物搬送具における前記板状物間に配設される板状物用スペーサにおいて、前記板状物の配列方向に関する厚みが一定であると共に、前記板状物搬送具における下方から上方に向かうに従い振幅が大きくなる波形を呈することを特徴とする。
【0014】
請求項1記載の板状物用スペーサによれば、板状物用スペーサが板状物の配列方向に関する厚みが一定であると共に、板状物搬送具における下方から上方に向かうに従い振幅が大きくなる波形を呈するので、この板状物用スペーサを板状物間に配設するだけで板状物間に適切な間隙を保持して緩衝性をもたせることができると共に板状物用スペーサに対する板状物の接触面積を増大させて板状物への集中荷重を低減することができ、もって搬送中の板状物の破損を防止すると共に包装作業を簡便にし且つ廃棄物の発生を低減することができる。また、請求項1記載の板状物用スペーサによれば、板状物搬送具における上方に板状物がない場合において隣合う板状物用スペーサとの距離を短くして、搬送時における板状物用スペーサの揺れを低減し、もって、板状物の破損を防止することができる。
【0020】
請求項2記載の板状物用スペーサは、請求項1記載の板状物用スペーサにおいて、前記波形は波長が150〜300mmであることを特徴とする。
【0021】
請求項2記載の板状物用スペーサによれば、波形の波長を150mm以上とすることにより板状物と接触する箇所を複数設けて接触面積を増大させることができ、また、波形の波長を300mm以下とすることにより搬送する板状物と確実に接触する部分を有することができる。
【0022】
請求項3記載の板状物用スペーサは、請求項1又は2記載の板状物用スペーサにおいて、前記波形は、前記板状物搬送具における下方から上方に向かうに従い前記波長が長くなることを特徴とする。
【0023】
請求項3記載の板状物用スペーサによれば、波形は板状物搬送具における下方から上方に向かうに従い波長が長くなるので、小さな板状物であっても所望の複数箇所で支持することができる。
【0024】
請求項4記載の板状物用スペーサは、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の板状物用スペーサにおいて、前記厚みが1〜5mmであることを特徴とする。
【0025】
請求項4記載の板状物用スペーサによれば、厚みが1〜5mmであるので、搬送時における板状物への衝撃吸収効果を発現できると共に、板状物用スペーサ自体の軽量化を図ることができる。
【0026】
請求項5記載の板状物用スペーサは、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の板状物用スペーサにおいて、寸法が前記板状物搬送具の寸法に対応していることを特徴とする。
【0027】
請求項5記載の板状物用スペーサによれば、寸法が板状物搬送具の寸法に対応しているので、板状物用スペーサを容易に板状物搬送具に積載することができる。
【0028】
請求項6記載の板状物用スペーサは、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の板状物用スペーサにおいて、樹脂から成ることを特徴とする。
【0029】
請求項6記載の板状物用スペーサによれば、樹脂から成るので、軽量化を図れると共に、優れた衝撃吸収効果を得ることができ、また、例えば、樹脂の射出成形や押出による一体成形等により簡単に製造することができるので、製造コストも低減できる。
【0030】
請求項7記載の板状物用スペーサは、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の板状物用スペーサにおいて、緩衝材が設けられた鋼板であることを特徴とする。
【0031】
請求項7記載の板状物用スペーサによれば、緩衝材が設けられた鋼板であるので、板状物用スペーサを堅牢にすることができる。
【0032】
請求項8記載の板状物用スペーサは、請求項7記載の板状物用スペーサにおいて、前記緩衝材が樹脂から成ることを特徴とする。
【0033】
請求項8記載の板状物用スペーサによれば、緩衝材が樹脂から成るので、優れた緩衝効果を得ることができると共に、浸漬塗工、スプレー塗工等によるか、あるいは、樹脂製のフィルムを貼り合わせることによって簡単に鋼板に緩衝材を設けることもできるので、製造コストを低減することができる。
【0034】
請求項9記載の板状物用スペーサは、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の板状物用スペーサにおいて、紙から成ることを特徴とする。
【0035】
請求項9記載の板状物用スペーサによれば、紙から成るので、板状物用スペーサを軽量にすることができると共に板状物用スペーサのコストを低減することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係る板状物用スペーサを積載した板ガラス搬送具の斜視図であり、図2は、図1の板ガラス搬送具の側面図である。
【0037】
図1,図2において、板ガラス搬送具10は、主に、床部11と、床部11の後端から上方に突出し且つガラス製品(板状物)21を支持する支持部材としての背受け部12と、床部11の上面の前端から垂直に立設した押さえ具17と、これらを載置する略L字型の架台19と、架台19の背部に連結具23及び不図示の上桟を介して連結された前フレーム20とを有する。
【0038】
床部11は、水平な床板13と、床板13の上に複数設けられたガラス受け14とから成る。ガラス受け14は、上面が水平面に対して僅かに前方上方に傾斜しており、床板13の後部から前部に向かって高さが高くなっている。
【0039】
背受け部12は、矩形に形成された背受けフレーム15と、背受けフレーム15に横方向に渡された複数の背受け板16とから成る。
【0040】
ガラス製品(板状物)21は、ガラス受け14上において、後述する図3のスペーサ22を間に挟んだ状態で背受けフレーム15に複数枚立て掛けられて配列されている。ここで、スペーサ22における波形の山及び谷が、隣のスペーサ22の波形の山及び谷と一致するように配列されている。
【0041】
また、架台19の前面にはフォークリフトのフォーク部用の孔30が設けられている。
【0042】
図3は、図1におけるスペーサ22の概略構成を示す図であり、(a)はスペーサ22の正面図であり、(b)はスペーサ22の側面図である。
【0043】
図3において、スペーサ22は、成形樹脂から成り、具体的には、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリエチレン、ABS樹脂、ポリウレタン等の樹脂製である。
【0044】
また、スペーサ22は、ガラス製品(板状物)21の配列方向に関する厚みが3mmで一定であり、幅が300mm、長さが950mmである。スペーサ22の幅及び長さの寸法は、板ガラス搬送具10の板ガラス搬送具の寸法に対応している。
【0045】
図3(b)において、スペーサ22は、上端Aから、上端Aとの距離50mmのB部までは平板状であり、上端Aとの距離が、夫々、125mm,275mm,425mm,575mm,675mm,775mm,875mmの湾曲部C,D,E,F,G,H,Iで山谷をなすように縦方向に波状をなす波形である。
【0046】
このスペーサ22において、B部から、上端Aとの距離が500mmのK部までは振幅が23mmの波形、K部から、上端Aとの距離が625mmのL部までは振幅が20mmの波形、L部から下端Jまでは振幅が17mmの波形であると共に、B部から湾曲部Fまでは波長が300mmの波形、湾曲部Fから下端Iまでは波長が200mmの波形であり、湾曲部Iから下端Jまでは波長が150mmの波形である。
【0047】
このように、スペーサ22の波形の振幅は、約20mmであって、下端Jから上端Aに向かうに従い大きくなっている。また、スペーサ22の波形の波長は150〜300mmであって、下端Jから上端Aに向かうに従い長くなっている。即ち、スペーサ22の波形の波長は、板ガラス搬送具10の架台19側に設置される下端J側が密で上端A側が疎になっている。
【0048】
本実施の形態によれば、スペーサ22はガラス製品21の配列方向に関する厚みが一定であると共に、板ガラス搬送具10における下方から上方に関して波形を呈するので、このスペーサ22をガラス製品21間に配設するだけでガラス製品21間に適切な間隙を保持して緩衝性をもたせることができると共にスペーサ22に対するガラス製品21の接触面積を増大させてガラス製品21への集中荷重を低減することができ、もって搬送中のガラス製品21の破損を防止すると共に包装作業を簡便にし且つP.Pバンド若しくはストレッチフィルム等の廃棄物の発生を低減することができる。
【0049】
本実施の形態によれば、スペーサ22における波形は、振幅が約15mm以上であることにより搬送時のガラス製品21の衝撃を確実に吸収できると共に、特に真空ガラス等の突起物を有するガラス製品21において、この突起を有効に回避することができる。また、振幅を25mm以下とすることにより複数枚のガラス製品21の搬送時においても、その搬送スペースをコンパクトにすることができると共に、板状物用スペーサ22同士が接触することによりその間に狭持されるガラス製品21が揺動することも防止できる。
【0050】
特に、ガラス製品21が板ガラス、複層ガラス、真空ガラス等の場合には、通常6〜18mmの厚さであるため、上記振幅の範囲であれば衝撃吸収と搬送スペースのコンパクト化に対して十分な効果を発現するのである。
【0051】
本実施の形態によれば、スペーサ22における波形は、板ガラス搬送具10における下方から上方に向かうに従い振幅が大きくなるので、板ガラス搬送具10における上方にガラス製品21がない場合において隣合うスペーサ22との距離を短くして、搬送時におけるスペーサ22の揺れを低減し、もって、ガラス製品21の破損を防止することができる。
【0052】
本実施の形態によれば、スペーサ22において、波形の波長を150mm以上とすることによりガラス製品21と接触する箇所を複数設けて接触面積を増大させることができ、また、波形の波長を300mm以下とすることにより搬送するガラス製品21と確実に接触する部分を有することができる。
【0053】
本実施の形態によれば、スペーサ22における波形は、板ガラス搬送具10における下方から上方に向かうに従い波長が長くなるので、小さなガラス製品21であっても所望の複数箇所で支持することができる。
【0054】
本実施の形態によれば、スペーサ22は厚さが3mmであるので、搬送時におけるガラス製品21への衝撃吸収効果を発現できると共に、板状物用スペーサ22自体の軽量化を図ることができる。
【0055】
本実施の形態によれば、スペーサ22は幅が300mm、長さが950mmであるので、スペーサ22を容易に板ガラス搬送具10に積載することができる。
【0056】
本実施の形態によれば、スペーサ22は樹脂から成るので、軽量化を図れると共に、優れた衝撃吸収効果を得ることができ、また、例えば、樹脂の射出成形や押出による一体成形等より簡単に製造することができるので、製造コストも低減できる。
【0057】
本実施の形態では、スペーサ22の波形が下端Jから上端Aに向かうに従い波長が長くなっているが、これに限定されるものではなく、一定の波長であってもよい。
【0058】
本実施の形態では、スペーサ22は、厚さが3mmであるが、これに限定されるものではなく、約1〜5mmであればよい。
【0059】
本実施の形態では、スペーサ22は、幅が300mm、長さが950mmであるが、これに限定されるものではなく、板ガラス搬送具10に積載できればよい。
【0060】
本実施の形態では、スペーサ22は樹脂から成るが、これに限定されるものではなく、スペーサ22の剛性及びガラス製品21への追従性、即ち、スペーサ22における波形の振幅方向の弾力性、緩衝性を有する素材、例えば、緩衝材が設けられた鋼板、厚紙等の紙等であってもよい。
【0061】
本実施の形態では、スペーサ22は、複層ガラス及び真空ガラスに用いられているが、ガラス表面の形状が一定しない曲げ加工が施されたガラス製品にも有効に適用される。
【0062】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1記載の板状物用スペーサによれば、板状物用スペーサが板状物の配列方向に関する厚みが一定であると共に、板状物搬送具における下方から上方に向かうに従い振幅が大きくなる波形を呈するので、この板状物用スペーサを板状物間に配設するだけで板状物間に適切な間隙を保持して緩衝性をもたせることができると共に板状物用スペーサに対する板状物の接触面積を増大させて板状物への集中荷重を低減することができ、もって搬送中の板状物の破損を防止すると共に包装作業を簡便にし且つ廃棄物の発生を低減することができる。また、請求項1記載の板状物用スペーサによれば、板状物搬送具における上方に板状物がない場合において隣合う板状物用スペーサとの距離を短くして、搬送時における板状物用スペーサの揺れを低減し、もって、板状物の破損を防止することができる。
【0066】
請求項2記載の板状物用スペーサによれば、波形の波長を150mm以上とすることにより板状物と接触する箇所を複数設けて接触面積を増大させることができ、また、波形の波長を300mm以下とすることにより搬送する板状物と確実に接触する部分を有することができる。
【0067】
請求項3記載の板状物用スペーサによれば、波形は板状物搬送具における下方から上方に向かうに従い波長が長くなるので、小さな板状物であっても所望の複数箇所で支持することができる。
【0068】
請求項4記載の板状物用スペーサによれば、厚みが1〜5mmであるので、搬送時における板状物への衝撃吸収効果を発現できると共に、板状物用スペーサ自体の軽量化を図ることができる。
【0069】
請求項5記載の板状物用スペーサによれば、寸法が板状物搬送具の寸法に対応しているので、板状物用スペーサを容易に板状物搬送具に積載することができる。
【0070】
請求項6記載の板状物用スペーサによれば、樹脂から成るので、軽量化を図れると共に、優れた衝撃吸収効果を得ることができ、また、例えば、樹脂の射出成形や押出による一体成形等により簡単に製造することができるので、製造コストも低減できる。
【0071】
請求項7記載の板状物用スペーサによれば、緩衝材が設けられた鋼板であるので、板状物用スペーサを堅牢にすることができる。
【0072】
請求項8記載の板状物用スペーサによれば、緩衝材が樹脂から成るので、優れた緩衝効果を得ることができると共に、浸漬塗工、スプレー塗工等によるか、あるいは、樹脂製のフィルムを貼り合わせることによって簡単に鋼板に緩衝材を設けることもできるので、製造コストを低減することができる。
【0073】
請求項9記載の板状物用スペーサによれば、紙から成るので、板状物用スペーサを軽量にすることができると共に板状物用スペーサのコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る板状物用スペーサを積載した板ガラス搬送具の斜視図である。
【図2】図1の板ガラス搬送具10の側面図である。
【図3】図1におけるスペーサ22の概略構成を示す図であり、(a)はスペーサ22の正面図であり、(b)はスペーサ22の側面図である。
【図4】従来の板ガラス搬送具の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
10 板ガラス搬送具
11 床部
12 背受け部
14 ガラス受け
15 背受けフレーム
17 押さえ具
19 架台
20 前フレーム
21 ガラス製品
22 スペーサ
Claims (9)
- 互いの板面が対向するように2以上の板状物が配列されると共に、上方に突出し且つ前記板状物を支持する支持部材を有する板状物搬送具における前記板状物間に配設される板状物用スペーサにおいて、前記板状物の配列方向に関する厚みが一定であると共に、前記板状物搬送具における下方から上方に向かうに従い振幅が大きくなる波形を呈することを特徴とする板状物用スペーサ。
- 前記波形は波長が150〜300mmであることを特徴とする請求項1記載の板状物用スペーサ。
- 前記波形は、前記板状物搬送具における下方から上方に向かうに従い前記波長が長くなることを特徴とする請求項1又は2記載の板状物用スペーサ。
- 前記厚みが1〜5mmであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の板状物用スペーサ。
- 寸法が前記板状物搬送具の寸法に対応していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の板状物用スペーサ。
- 樹脂から成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の板状物用スペーサ。
- 緩衝材が設けられた鋼板であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の板状物用スペーサ。
- 前記緩衝材が樹脂から成ることを特徴とする請求項7記載の板状物用スペーサ。
- 紙から成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の板状物用スペーサ。
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