JP3969394B2 - 触媒燃焼加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、家庭用あるいは自動車用暖房器の熱源等に用いられ、燃料ガスの触媒による酸化反応熱を利用して被加熱流体を加熱する触媒燃焼加熱装置に関する。
従来、家庭用、自動車用をはじめ様々な用途において、熱源の発生熱を熱媒(被加熱流体)を介して利用することが行われている。
被加熱流体を加熱する装置として、可燃性ガス(燃料ガス)を酸化触媒を用いて燃焼させ、発生する熱を利用して被加熱流体を加熱する触媒燃焼加熱装置が知られている。このような触媒燃焼加熱装置は、通常、液体または気体の被加熱流体が流れるチューブの外周に一体に接合した多数のフィンに、白金やパラジウム等の酸化触媒を担持した触媒付熱交換器を備え、上記多数のフィンに燃料ガスを接触させて酸化反応を生起するようになしてある。
従来の触媒燃焼加熱装置としては、たとえば、容器と、容器内に形成される燃料ガス流路と、該燃料ガス流路内に配設され、内部を被加熱流体が流れる複数のチューブとその外周に接合され表面に燃料ガスと接触して酸化反応を生起する酸化触媒を担持したフィンを有する触媒付熱交換器とを備え、上記フィンの表面積は、接合されるチューブの設置位置によって異なり、燃料ガス流路の上流側で小さく、下流側で大きくなるように設定されるとともに、触媒付熱交換器内の被加熱流体の進行方向が、燃料ガスの流れ方向と逆方向となるように構成したものがある(特許文献1参照)。
これにより、燃料ガス濃度が高く且つ被加熱流体の温度が高い燃料ガス流路上流側においてチューブ周りに設けられるフィンの表面積を小さくして、フィンやチューブの異常昇温を防止して安全性を高めることができる。一方、燃料ガス流路の下流側では、フィンの表面積が大きいので十分な発熱量が得られ、また、被加熱流体は燃料ガス流路の下流側で低温であるので、その温度差を利用して熱交換効率を向上させることができる。
特開平10−148402号公報
一般に、触媒燃焼においては、燃料ガス流路内における触媒表面積をできるだけ大きくすることが望ましい。上記従来の触媒燃焼加熱装置においては、被加熱流体が流れるチューブに設けられている熱伝達用フィン表面に触媒が担持されている。
また、触媒には、触媒としての機能、すなわち酸化機能を十分に発揮することのできる固有の温度(活性温度)が存在する。すなわち、この活性温度以下においては、活性が低下してしまう。また、触媒は、ある温度(耐熱温度)以上の高温になると触媒自体が劣化する、あるいは揮散してしまうという特性がある。すなわち、触媒燃焼においては、触媒温度を上述した活性温度以上、耐熱温度以下の温度範囲に維持することが重要である。
ところで、上述した従来の触媒燃焼加熱装置においては、触媒は、被加熱流体が流れるチューブに設けられている熱伝達用フィン表面に担持されている。また、フィンの熱容量に比べて被加熱流体の熱容量は遥かに大きい。このため、燃焼ガスからフィンに伝達された熱は直ちに低温の被加熱流体に伝達されてしまい、フィン温度、すなわち触媒温度が活性温度以上に上がるまでに長時間を要することになる。
この対策として、フィンをチューブから切り離す、つまり触媒が担持される部材から被加熱流体への熱伝達を生じないようにすれば、短時間で触媒温度を活性温度以上に上げることができる。
しかしながら、このような構成では触媒温度を下げることができないため、触媒燃焼時間の経過とともに触媒温度が上昇し、触媒の耐熱温度をこえてしまう恐れがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、触媒が担持されるフィンの構成に工夫を凝らして、触媒反応開始後、触媒温度を短時間で活性温度以上に上昇させ且つ触媒温度を所定の温度範囲内に維持することができる触媒燃焼加熱装置を提供することである。
本発明は、上記目的を達成する為に以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の触媒燃焼加熱装置は、容器と、容器内に形成され燃料ガスが流れる燃料ガス流路と、燃料ガス流路内に配設され、内部を被加熱流体が流れる複数のチューブと、隣り合うチューブ間に配設され、その表面に燃料ガスと接触して酸化反応を生起する酸化触媒を担持したフィンとを備え、燃料ガス通路内において燃料ガスを触媒燃焼させ、その発生熱によりチューブ内の被加熱流体を加熱する触媒燃焼加熱装置において、フィンを特定の温度にて形状が変化するバイメタル構造として形成し、フィン温度が低いときはフィンがチューブ表面から離れ、フィン温度が高い時はフィンがチューブ表面に接触する構成とした。
上記構成によれば、触媒燃焼加熱装置作動開始直後のフィン温度が低い時においては、フィンはチューブ表面から離れている。このため、燃料ガスの触媒燃焼による発生熱がフィンに伝達されると、この熱はチューブから被加熱流体に伝達されることなく、フィンの温度上昇、すなわち触媒の温度上昇のみに寄与する。
したがって、触媒温度は、従来の触媒燃焼加熱装置の場合よりも短い時間で活性温度以上に上昇する。
一方、フィン温度が上昇するに連れて、バイメタルにより形成されたフィンが徐々に変形する。そして、フィン温度が所定の温度に達すると、フィンがチューブに接触する。すると、フィンの熱がチューブへ、さらには被加熱流体へ伝達される。これにより、フィン温度、すなわち触媒温度が徐々に低下するので、触媒温度が耐熱温度以上になることを防止できる。
フィンからチューブを経て被加熱流体への熱伝達の経過に連れて、さらにフィン温度が降下すると、バイメタルにより形成されたフィンが徐々に変形し、やがてフィンはチューブ表面から離れる。これにより、フィン温度、すなわち触媒温度は再び徐々に上昇するので、触媒温度が活性温度以下になることを防止できる。
以上から、本発明の請求項1に記載の触媒燃焼加熱装置においては、触媒反応開始後、触媒温度を短時間で活性温度以上に上昇させ且つ触媒温度を所定の温度範囲内に維持することができる触媒燃焼加熱装置を実現することができる。
本発明の請求項2に記載の触媒燃焼加熱装置は、フィンは、フィンを挟み込むように隣り合って構成されたチューブの一方に対しフィンの変形によりチューブと接触できる少なくとも1箇所が燃料ガスの流れる方向に延びる線上に接合され、フィン温度が低いときはチューブに接合されていない残りの箇所がチューブから離れ、フィン温度が高い時はフィンが全てチューブに接触する構成とした。
この構成においては、フィン温度が低いときはフィンとチューブとの接触面積が小さく、フィン温度が高い時はフィンとチューブとの接触面積が大きくなっている。言い換えると、フィン温度が低いときはフィンからチューブへの伝達熱量が小さく、フィン温度が高い時はフィンからチューブへの伝達熱量が大きくなっている。したがって、本発明の請求項1に記載の触媒燃焼加熱装置と同様に、触媒反応開始後、触媒温度を短時間で活性温度以上に上昇させ且つ触媒温度を所定の温度範囲内に維持することができる触媒燃焼加熱装置を実現することができる。
また、本発明の請求項2に記載の触媒燃焼加熱装置では、フィンは予めチューブに接合固定されているので、触媒燃焼加熱装置の組付け性を向上することができる。
本発明の請求項3に記載の触媒燃焼加熱装置は、フィンを、フィン温度が上昇するに連れてフィンとチューブ表面との接触面積が増加するような形状とする構成とした。
この場合、フィンからチューブへの伝達熱量は、フィンとチューブとの接触面積にほぼ比例する。したがって、フィン温度が上昇すると、フィンが変形してフィンとチューブとの接触面積が増加し、フィンからチューブへの伝達熱量も増加する。その結果、フィンの温度上昇が抑制されるので、フィン温度が耐熱温度以上に上昇してフィンに担持される触媒が劣化することを防止できる。
本発明の請求項4に記載の触媒燃焼加熱装置は、フィンを部分的にバイメタル構造として形成し、フィンのバイメタル構造ではない部分に酸化触媒を担持する構成とした。
一般に、バイメタルは、熱膨張率の異なる2種の金属の帯状薄板を溶接して一枚の板としており、温度変化により湾曲度合いが変化する。触媒燃焼加熱装置のフィンをバイメタルにより形成した場合、フィンは、触媒燃焼加熱装置の起動・停止の度に湾曲作動を繰返すことになる。すなわち、酸化触媒が担持される基材であるバイメタルが曲げ変形を繰返すことになる。このため、酸化触媒とバイメタル間の接着強度が低下して、酸化触媒がバイメタルから剥離する恐れがある。
ここで、本発明の請求項4に記載の触媒燃焼加熱装置のような構成とすれば、酸化触媒が担持される基材はほとんど曲げ変形しないので、触媒燃焼加熱装置の使用過程において酸化触媒とバイメタル間の十分な接合強度を維持することができる。
本発明の請求項5に記載の触媒燃焼加熱装置は、前記燃料ガスは水素ガスである構成とした。
これにより、たとえば、水素を燃料とする燃料電池システムの燃料電池スタック予熱装置に等に適用した場合でも、触媒反応開始後、触媒温度を短時間で活性温度以上に上昇させ且つ触媒温度を所定の温度範囲内に維持することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施形態による触媒燃焼加熱装置を、燃料電池システム中において燃料電池スタック冷却回路中に設けられている触媒燃焼ヒータ1に適用した場合を例に図に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1が設けられている燃料電池スタック冷却回路100の全体構成を説明する模式図である。
図2は、本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1の断面図であり、図3のII
I−II線断面図である。
図3は、本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1の断面図であり、図2のIII−III線断面図である。
図4は、本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1における、燃料ガスの流れおよび冷却水の流れを説明する模式図であり、図2中のIV矢視図である。
図5は、図3中のV部拡大図である。
図2、図3および図5は、触媒燃焼ヒータ1の非作動時、すなわちフィン4温度が低い状態を示す。
図6は、図3中のV部拡大図であり、触媒燃焼ヒータ1作動中、すなわちフィン温度が高い状態を示す。
燃料電池スタック冷却回路100は、図1に示すように、燃料電池スタック101と、燃料電池スタック101から発して再び燃料電池スタック101へ戻るループ状の冷却水通路102と、冷却水通路102の途中に設けられて冷却水の熱を空気へ放散させるラジエータ103と、冷却水通路102の途中に設けられて冷却水通路102内に冷却水を循環させるポンプ104と、ラジエータ103をバイパスするように設けられるバイパス通路105と、バイパス通路105の途中に設けられる触媒燃焼ヒータ1と、冷却水通路102とバイパス通路105との分岐点に設けられ触媒燃焼ヒータ1の連通およびラジエータ103の遮断と触媒燃焼ヒータ1の遮断およびラジエータ103の連通とを切り替える切り替え弁106とから構成されている。また、触媒燃焼ヒータ1へは、燃料ガスである水素ガスと空気との混合気を形成する混合気生成装置107から、混合気通路108を経て混合気が供給されている。また、触媒燃焼ヒータ1には、燃焼排気を排出する排気管109が接続されている。
燃料電池スタック101は、所定の温度範囲内にある時に、発電機能を十分に発揮するとともに、通常作動時においては発熱する。このため、燃料電池スタック冷却回路100により燃料電池スタック101を冷却して、燃料電池スタック101の温度を適切な範囲に維持する必要がある。
一方、燃料電池スタック101の低温起動時(例えば−30℃)において、燃料電池スタック101は、触媒が活性温度以下であることや反応ガス経路の凍結などによって、発電することができない。そこで、燃料電池スタック101の起動時に触媒燃焼ヒータ1を作動させて冷却水を温め、それにより燃料電池スタックを暖機して、短時間で燃料電池スタック101が発電できる状態に達するようにしている。
以下に、本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1の構成について説明する。
触媒燃焼ヒータ1は、図2に示すように、容器であるケーシング2内に、燃料ガスである水素と空気の混合気が流れる燃料ガス通路である燃焼通路23が形成され、燃焼通路23内には、被加熱流体である冷却水が流れるチューブ31が複数配置されている。さらに、隣り合う2つのチューブ31間の燃焼通路23には、酸化触媒41が担持されるフィンが配設されている。
容器であるケーシング2は、耐熱性金属、たとえばステンレス鋼板等から形成され、図2に示すように、燃料ガスである水素と空気の混合気が流れる燃料ガス流路である燃焼通路21形成されている。燃焼通路21の両端側には、図2に示すように、燃料ガスの入口である混合気導入口22、および排気出口である排気流出口23が形成されている。また、ケーシング2内には、被加熱流体である冷却水が流れるチューブ31を備える冷却水ジャケット3が設けられている。
冷却水ジャケット3は、耐熱性金属、たとえばステンレス鋼板等から形成され、図2に示すように、冷却水が流れるチューブ31を複数(本発明の第1実施形態においては4個)備えている。また、冷却水ジャケット3は、冷却水の入口である冷却水導入口32、冷却水の出口である冷却水流出口33を備えている。各チューブ31の一方の端部は、図3に示すように、冷却水導入口32に連通するとともに、各チューブ31の他方の端部は、図3に示すように、冷却水流出口33に連通している。
本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1において、燃料ガス、すなわち水素と空気の混合気、その燃焼ガスは、燃焼通路21内を、図4中に矢印Gで示す方向に流れる。一方、冷却水は、冷却水ジャケット3内を、図4中に矢印Wで示す方向に流れる。
また、ケーシング2内において、各チューブ31間に形成される空間である燃焼通路21には、酸化触媒41を担持したフィン4が配設されている。
フィン4は、図3に示すように略U字状断面を有し、且つ燃焼通路21の長手方向、つまり図2における左右方向に長さを有する略雨樋状に形成されている。フィン4は、図5に示すように、略U字状の外側に配置される第1金属42と略U字状の内側に配置される第2金属43とからなるバイメタルの表面に酸化触媒41を担持して構成されている。フィン4において、第1金属42の熱膨張係数は第2金属43の熱膨張係数より大きくなるように材質が選定されている。
フィン4は、チューブ31の表面にU字の底部を当接させて、すなわち、図5中に示す接合部Bを介して、チューブ31に接合(たとえば、ろう付け等により)されている。接合部Bは、フィン4の長手方向に延びる線状に形成されるとともに、接合部Bの面積は、フィン4をチューブ31に保持可能な必要最小限度に小さく設定されている。また、本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1においては、図3に示すように、各チューブ31間に4個のフィン4がU字の上下方向を交互にして配置されている。さらに、フィン4は、低温時、たとえば触媒燃焼ヒータ1が作動していないときには、フィン4が接合されるチューブ31と対向するチューブ31の表面から離れているように、言い換えると、図5に示すように、チューブ31の表面との間に所定の隙間Cを形成して配置されている。
次に、本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1の特徴である、フィン4の、特に触媒燃焼ヒータ1作動中に於ける作用・効果について説明する。
(1)触媒燃焼ヒータ1起動直後。
触媒燃焼ヒータ1が起動され、混合気生成装置107からの水素と空気の混合気が触媒燃焼ヒータ1内に流入すると、この混合気は酸化触媒41により酸化が促進され、いわゆる触媒燃焼が開始される。触媒燃焼による発生熱の一部はフィン4に伝達される。フィン4への伝達熱の一部は、接合部Bからチューブ31へ伝達され、さらに冷却水へ伝達される。残りはフィン4の温度を上昇させる。
ここで、従来の触媒燃焼加熱装置においては、触媒は、被加熱流体が流れるチューブに設けられている熱伝達用フィン表面に担持されている。この熱伝達用フィンは、燃焼ガスからフィンに伝達された熱を高効率でチューブへ伝達できるような形状に形成されているとともに、フィンの熱容量に比べて被加熱流体の熱容量は遥かに大きい。このため、燃焼ガスからフィンに伝達された熱は直ちに低温の被加熱流体に伝達されてしまい、フィン温度、すなわち触媒温度が活性温度以上に上がるまでに長時間を要することになる。
これに対して、本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1においては、フィン4からチューブ31への熱伝導経路である接合部Bの断面積をフィン4をチューブ31に保持可能な必要最小限度に小さく設定されている。したがって、フィン4からチューブ31へ伝わる熱量はわずかであり、触媒燃焼ガスからフィン4へ伝達された熱の大部分は、フィン4の温度上昇に費やされる。
これにより、酸化触媒41の温度は速やかに上昇するので触媒燃焼ヒータ1の起動後短時間で、活性温度以上に到達する。したがって、触媒燃焼ヒータ1の起動後短時間で、触媒燃焼の発熱量を最大レベルにし、且つ燃焼を安定して維持することができる。
(2)触媒燃焼ヒータ1の定常作動中・・・その1。
触媒燃焼ヒータ1の起動後、触媒燃焼ヒータ1が安定作動を続けている場合、フィン4温度は上昇し続ける。酸化触媒41温度も、フィン4温度とともに上昇し続ける。
一方、バイメタルである第1金属42および第2金属43は、触媒燃焼ヒータ1起動直後から熱膨張を開始し変形を始める。第1金属42の熱膨張係数が第2金属43の熱膨張係数より大きいので、第1金属42の伸び量がより大きくなり、その結果、フィン4は、図5中において、矢印で示す方向に変形する。すなわち、図5において、フィン4は、先端が内側且つ下側に向かって変形する。
ところで、酸化触媒41には、触媒として酸化機能を十分に発揮することのできる固有の温度、すなわち活性温度が存在する。酸化触媒41温度が活性温度よりも低くなると、触媒機能が低下する。また、活性温度を超え、さらに高温になり、ある温度以上つまり耐熱温度以上になると触媒自体が劣化する、あるいは揮散してしまうという特性がある。そこで、触媒燃焼においては、酸化触媒41温度を上述した活性温度以上、耐熱温度以下の範囲内に維持することが重要な課題である。
本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1においては、触媒燃焼ヒータ1の定常作動中において、酸化触媒41温度が設定温度範囲(活性温度以下、触媒の耐熱温度あるいはフィンの耐熱温度以下)の上限値に近づくと、図6に示すように、フィン4の先端がチューブ31の表面に押圧接触して、フィン4とチューブ31との接触面積が増加する、言い換えると、フィン4からチューブ31への熱伝導経路面積が増大する。したがって、フィン4からチューブ31に伝導される熱量が増加してフィン4温度、つまり酸化触媒41温度が低下する。
これにより、酸化触媒41の過熱による劣化や揮散を確実に防止することができる。
(3)触媒燃焼ヒータ1の定常作動中・・・その2。
上述したように、フィン4の先端がチューブ31の表面に押圧接触して、フィン4からチューブ31に伝導される熱量が増加してフィン4温度、つまり酸化触媒41温度が低下する。同時に、バイメタルである第1金属42および第2金属43は、熱収縮を開始し徐々に変形する。このときフィン4は、図6中において矢印で示す方向に変形する。
さらに時間が経過して、酸化触媒41温度が活性温度に近づくと、フィン4の先端がチューブ31表面から離れて、図5に示すような状態となる。
これにより、フィン4からチューブ31への伝導熱量が減少し、フィン4温度、つまり酸化触媒41温度は再び上昇を開始する。
すなわち、触媒燃焼ヒータ1の定常作動中において、フィン4は、上述した(2)および(3)に説明したような変形を繰返す。これにより、フィン4に担持された酸化触媒41の温度を活性温度以上、耐熱温度以下(あるいはフィンの耐熱温度以下)の範囲内に確実に維持することができる。
以上をまとめると、本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1においては、フィン4を、第1金属42および第2金属43の接合体であるバイメタル構造として形成し、且つその表面に酸化触媒41を担持させ、このフィン4を、隣り合うチューブ31の一方に燃料ガスの流れる方向に伸びる線状に接合し、フィン4温度が低いときはフィン4が隣り合うチューブ31の他方の表面から離れ、フィン4温度が高い時はフィン4が隣り合うチューブ31の他方の表面に接触する構成とした。
すなわち、フィン4温度が低いときはフィン4とチューブ31との接触面積がわずかであり、フィン4温度が上昇するとフィン4とチューブ31との接触面積が増大するように構成した。
これにより、フィン4温度、つまり酸化触媒41温度が低い触媒燃焼ヒータ1起動時において、酸化触媒41温度を速やかに活性温度以上に到達させることができる。したがって、触媒燃焼ヒータ1の起動後短時間で、触媒燃焼の発熱量を最大レベルにし、且つ燃焼を安定して維持することができる。
さらに、触媒燃焼ヒータ1の定常作動中において、フィン4の先端とチューブ31との離間および押圧接触を繰返すことにより、フィン4に担持された酸化触媒41の温度を活性温度以上、耐熱温度以下(あるいはフィンの耐熱温度以下)の範囲内に確実に維持することができる。
したがって、酸化触媒41が担持されるフィン4をバイメタル構造とするという容易な手段の採用により、触媒燃焼ヒータ1起動後、短時間で酸化触媒41温度を活性温度以上に上昇させ、且つ酸化触媒41温度を活性温度以上、耐熱温度以下(あるいはフィンの耐熱温度以下)の範囲内に維持可能な触媒燃焼ヒータ1を提供することができる。
なお、本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1においては、フィン4のバイメタルを構成する第1金属42および第2金属43の材質を適宜選定し、且つ低温時におけるフィン4の先端とチューブ31との隙間Cを調整することにより、フィン4の先端とチューブ31とが押圧接触する温度を任意の値に設定することができる。したがって、フィン4に担持する酸化触媒41の種類が変更になり、それに伴って、酸化触媒41の活性温度や耐熱温度(あるいはフィンの耐熱温度)が変わる場合でも、上述の手段を講じることにより容易に対応することができる。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態による触媒燃焼ヒータ1の拡大断面図であり、図5に相当する。
図8は、本発明の第2実施形態による触媒燃焼ヒータ1の拡大断面図であり、図6に相当する。
本発明の第2実施形態による触媒燃焼ヒータ1においては、本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1に対して、フィン4の形状が異なっている。
本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1においては、フィン4全体をバイメタル構造、つまり第1金属42と第2金属43の積層構造としている。これに対して、本発明の第2実施形態による触媒燃焼ヒータ1においては、フィン4の一部分をバイメタル構造、つまり第1金属42と第2金属43の積層構造とし、且つ酸化触媒41をバイメタル構造ではない部分にのみ担持している。すなわち、図7に示すように、フィン4全体を第2金属43から形成し、フィン4とチューブ31との接合部B近傍にのみ第1金属42を積層させ、この部分だけをバイメタル構造としている。さらに、酸化触媒41を、図7に示すように、第2金属43の表面でバイメタル構造ではない部分にのみ担持している。
本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1のフィン4の場合、フィン4温度が上昇すると、フィン4が変形してチューブ31に接触するが、このとき、接合部B近傍のバイメタル構造の変形が、フィン4とチューブ31との接触に対する寄与率が高い。言い換えると、フィン4の接合部B近傍のみをバイメタル構造として形成すれば、フィン4温度上昇にともなってフィン4をチューブ31に接触させることが可能である。
また、酸化触媒41においては、担持される部材の表面の変形量が大きいと、酸化触媒41と担持される部材間の接合力が低下する、あるいは酸化触媒41が剥離する可能性がある。
そこで、本発明の第2実施形態による触媒燃焼ヒータ1におけるフィン4の構成とすれば、本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1におけるフィン4の効果、すなわち、触媒燃焼ヒータ1起動後、短時間で酸化触媒41温度を活性温度以上に上昇させ、且つ酸化触媒41温度を活性温度以上、耐熱温度以下(あるいはフィンの耐熱温度以下)の範囲内に維持可能な触媒燃焼ヒータ1を実現できる、という効果が得られ、さらに、触媒燃焼ヒータ1の使用過程において、酸化触媒41がフィン4から剥離するという不具合を確実防止することができる。
(第3実施形態)
図9は、本発明の第3実施形態による触媒燃焼ヒータ1が設けられている燃料電池スタック冷却回路200の全体構成を説明する模式図である。
本発明の第3実施形態による触媒燃焼ヒータ1が設けられている燃料電池スタック冷却回路200においては、燃料電池スタック101から発して再び燃料電池スタック101へ戻るループ状の冷却水通路102の途中に、図9に示すように、暖房用のヒータコア112を設けるとともに、触媒燃焼ヒータ1を、暖房用のヒータコア112を通過する温水の加熱用としても利用している。
燃料電池スタック冷却回路200においては、図7に示すように、燃料電池スタック101からラジエータ103へ向かう冷却水経路である冷却水通路102とバイパス通路105との接続点に切り替え弁110を配置している。また、バイパス通路105の触媒燃焼ヒータ1の下流側とヒータコア112とを連通するヒータ導入管111と、ヒータコア112と冷却水通路102の切り替え弁110下流側且つラジエータ103の上流側の部分を連通するヒータ流出管113とを設けている。
次に、本発明の第3実施形態による触媒燃焼ヒータ1が設けられている燃料電池スタック冷却回路200の作動について説明する。
(1)触媒燃焼ヒータ1起動直後、すなわち燃料電池スタック101暖機時。
この場合、燃料電池スタック冷却回路200は、燃料電池スタック101の暖機機能を果たしている。
このとき、切り替え弁106、110は、冷却水がラジエータ103を通過しないように切り替えられるので、燃料電池スタック冷却回路200における冷却水の流れは、図10中において黒く塗りつぶした経路となる。
(2)触媒燃焼ヒータ1停止時、且つ燃料電池スタック101冷却時。
この場合、燃料電池スタック冷却回路200は、燃料電池スタック101の冷却機能を果たしている。
このとき、切り替え弁106、110は、バイパス通路105の両端を遮断して触媒燃焼ヒータ1内を冷却水が通過しないように切り替えられるので、燃料電池スタック冷却回路200における冷却水の流れは、図11中において黒く塗りつぶした経路となる。
(3)触媒燃焼ヒータ1作動時、且つ燃料電池スタック101冷却時。
この場合、燃料電池スタック冷却回路200は、燃料電池スタック101の冷却と、ヒータコア112による暖房作動との両方の機能を果たしている。
このとき、切り替え弁106は、冷却水通路102とバイパス通路105とを遮断し、切り替え弁110は、冷却水通路102とバイパス通路105とを連通するように切り替えられるので、燃料電池スタック冷却回路200における冷却水の流れは、図12中において黒く塗りつぶした経路となる。
ここで、燃料電池スタック101を経て触媒燃焼ヒータ1に流入する冷却水の温度は、燃料電池スタック101からの熱を奪うことにより高くなっているので、触媒燃焼ヒータ1は、燃料電池スタック101により既に温められた冷却水をヒータコア112による暖房放熱量上必要な温度との差だけ高めるだけでよい。したがって、ヒータコア112による暖房放熱量が小さい場合は、触媒燃焼ヒータ1を停止させることも可能である。
以上説明した、本発明の第3実施形態による触媒燃焼ヒータ1において、フィン4の構成は、本発明の第1、第2実施形態による触媒燃焼ヒータ1と同様であるので、酸化触媒41が担持されるフィン4をバイメタル構造とするという容易な手段の採用により、触媒燃焼ヒータ1起動後、短時間で酸化触媒41温度を活性温度以上に上昇させ、且つ酸化触媒41温度を活性温度以上、耐熱温度以下(あるいはフィンの耐熱温度以下)の範囲内に維持することができる。
なお、以上説明した、本発明の第1〜第3実施形態による触媒燃焼ヒータ1においては、燃料として水素ガスを使用しているが、水素ガスに限定する必要はなく、他の種類の気体燃料を用いてもよい。
本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1が設けられている燃料電池スタック冷却回路100の全体構成を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1の断面図であり、図3のIII−II線断面図である。 本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1の断面図であり、図2のIII−III線断面図である。 本発明の第1実施形態による触媒燃焼ヒータ1における、燃料ガスの流れおよび冷却水の流れを説明する模式図であり、図2中のIV矢視図である。 図3中のIV部拡大図であり、フィン4温度が低い状態を示す。 図3中のIV部拡大図であり、フィン4温度が高い状態を示す。 本発明の第2実施形態による触媒燃焼ヒータ1の拡大断面図であり、図5に相当する。 本発明の第2実施形態による触媒燃焼ヒータ1の拡大断面図であり、図6に相当する。 本発明の第3実施形態による触媒燃焼ヒータ1が設けられている燃料電池スタック冷却回路200の全体構成を説明する模式図である。 本発明の第3実施形態による触媒燃焼ヒータ1が設けられている燃料電池スタック冷却回路200における冷却水流通経路を説明する模式図である。 本発明の第3実施形態による触媒燃焼ヒータ1が設けられている燃料電池スタック冷却回路200における冷却水流通経路を説明する模式図である。 本発明の第3実施形態による触媒燃焼ヒータ1が設けられている燃料電池スタック冷却回路200における冷却水流通経路を説明する模式図である。
符号の説明
1 触媒燃焼ヒータ(触媒燃焼加熱装置)
2 ケーシング(容器)
21 混合気導入口
22 排気流出口
23 燃焼通路(燃料ガス流路)
3 冷却水ジャケット
31 チューブ
32 冷却水導入口
32 冷却水流出口
4 フィン
41 酸化触媒
42 第1金属(バイメタル)
43 第2金属(バイメタル)
100 燃料電池スタック冷却回路
101 燃料電池スタック
102 冷却水通路
103 ラジエータ
104 ポンプ
105 バイパス通路
106 切り替え弁
107 混合気生成装置
108 混合気通路
109 排気管
110 切り替え弁
111 ヒータ導入管
112 ヒータコア
113 ヒータ流出管
200 燃料電池スタック冷却回路
B 接合部
G 矢印
W 矢印

Claims (5)

  1. 容器と、
    容器内に形成され燃料ガスが流れる燃料ガス流路と、
    前記燃料ガス流路内に配設され、内部を被加熱流体が流れる複数のチューブと、
    隣り合う前記チューブ間に配設され、その表面に前記燃料ガスと接触して酸化反応を生起する酸化触媒を担持したフィンとを備え、
    前記燃料ガス通路において前記燃料を触媒燃焼させ、その発生熱により前記チューブ内の被加熱流体を加熱する触媒燃焼加熱装置において、
    前記フィンをバイメタル構造として形成し、前記フィン温度が低いときは前記フィンが前記チューブ表面から離れ、前記フィン温度が高い時は前記フィンが前記チューブ表面に接触するようにしたことを特徴とする触媒燃焼加熱装置。
  2. 前記フィンは、隣り合う前記チューブの一方に予め前記燃料ガスの流れる方向に延びる1本の線上に接合され、
    前記フィン温度が低いときは前記フィンが隣り合う前記チューブの他方の表面から離れ、前記フィン温度が高い時は前記フィンが隣り合う前記チューブの他方の表面に接触するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の触媒燃焼加熱装置。
  3. 前記フィンを、前記フィン温度が上昇するに連れて前記フィンと前記チューブ表面との接触面積が増加するように形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の触媒燃焼加熱装置。
  4. 前記フィンを部分的にバイメタル構造として形成し、前記フィンのバイメタル構造ではない部分に前記酸化触媒を担持したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の触媒燃焼加熱装置。
  5. 前記燃料ガスは水素ガスであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の触媒燃焼加熱装置。
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