JP3968699B2 - 生体器官のデータ監視装置及びその監視方法 - Google Patents

生体器官のデータ監視装置及びその監視方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
生体(動物)の生命維持は、呼吸活動、血液循環運動等を繰り返し行なうことにより保たれている。呼吸のための肺の動作や血液循環のための心臓の動作は、肺活量検査や心電図検査等によって異常の有無を知ることができる。本発明では、周期的な動作をする器官に対し、周期的な同一測定ポイントごとに測定されるデータの平均値および標準偏差値を算出し、これらを判定基準とする生体器官の監視方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、生体において、例えば人間では肺、心臓が働いて生命維持が保たれている。このうち、心臓は1日に約10万回拍動し、環境によって拍動速度も変化する。このような心臓の動作を把握するうえで心電図検査が有効である。検査方法は、ベッドの上に人を安置させ、複数の電極を体に取り付け、微弱電流の変化を検出し、この検出電流を心電図記録計に入力し一定速度で繰り出される用紙に記録する。
この心電図装置では複数の電極を使用するので煩雑であるが、ドップラー効果を利用した、人体に対し非接触型の電波センサを使用して心拍数を検査するものがある(出願平10−276500号参照)。この検査処理は、電波センサからの動き信号をA/D変換したあとに高速フーリエ変換で波形信号を生成し、データとして活用する。
【0003】
ところで、心電図の波形と脈拍は密接な関係にあり、P、QRS、Tの三棘波が1回の鼓動で変化のある波形となって示される。
前述した心電図記録計はx軸が時間軸、y軸が検出信号の大きさであり、波形はアナログ表示となって出力される。また、測定波形の時間軸を複数の測定点として複数の数値データをメモリ回路に記憶させ、数値データを再生して診断することもできる。
【0004】
そこで、心臓拍動の脈から脈までの間を1サイクルとし、1サイクルのサンプルデータを取る場合、時間軸を等分目盛りにして測定点(サンプルポイント)をこの目盛り上に設定する。そして、時系列に各測定値を記憶回路に記憶させ、最初の1サイクルのデータを仮の基準データとする。次の1サイクルの時系列に測定した各測定値と、各サンプルポイントごとに記憶されたデータとを比較して最大値及び最小値を保存する。以下、複数回測定を行なって、必要に応じて差し替え操作を行ってそれぞれの各サンプルポイントの最大値及び最小値を求める。
例えば、1サイクルのデータを1000回重ね描いて、各サンプルポイントの最大値を結んだ最大値波形及び各サンプルポイントの最小値を結んだ最小値波形を得て、最大値波形および最小値波形を生体の実測値と比較して生体の状態を把握する。
【0005】
すなわち、生体の器官の動作を監視する装置の表示画面に、1サイクルのデジタルデータをアナログ的に最大値波形M及び最小値波形mとして表示し、器官の動作をサンプルポイントで測定した実測値をそのパターン上にプロットしていく。ある時点で、実測値波形Rが最大値波形Mまたは最小値波形mと交差したときに、測定対象である器官が異常であると判定されることが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、心臓拍動は、1分に60回であれば1日に86400回であり、1ヶ月では約26万回となる。
このような器官においては、1000個(約連続17分)のサンプル数で比較対象とする最大値最小値を決定することは被験者の拘束時間が長いことも考えられる。また、サンプル数が少なすぎると、たまたま大きな(小さな)値があった、たまたま測定中に非常に安定していたという、偶然の要素が入り込む。
【0007】
したがって、重ね描きの手法では逆に、サンプル測定数を非常に多く取ると不安定または状態が悪いときのデータも混入するので精度良く監視することが困難になる。
すなわち、図15に示すように、心拍数を少ない測定回数で重ね書きをした波形(a)に対して、これらから計算により求めた平均値、最大値及び最小値の波形(b)は、偶然性によって、矢印Aで示す最大値波形部分のように歪んだ波形となることもある。さらに重ね書きをした波形(c)により平均値、最大値及び最小値の波形(d)を求めると、この波形はかなり鈍った波形になってしまう。
また、人間の呼吸を3秒に1回とすると1日で約28000回となる。ここでも、サンプル数を少なくして平均値、最大値及び最小値を取ると前述したように偶然の要素が入り込み信頼性が低くなる。また、図16に示すように、肺の呼吸状態を示す波形(e)を重ね書きしてデータの最大値および最小値の波形(f)を求めると全体に鈍った波形になることもあり、サンプリングデータとしては不適となる。
【0008】
また、従来の器官の動作許容範囲の設定は、連続した上限データ、連続した下限データとして設定していたので、1サイクル分の検査が終わるまでは判定が得られないので異常検出時の早い対応ができない。そこで、1サイクルの測定途中であっても異常検出の行なえる装置が望まれていた。
【0009】
本発明は、生体の器官において繰り返し行われる各生命維持活動の状態を把握すると共に監視を行なって医療の一端を担うことを目的とするので、生体の器官の状況を把握するためのセンサを配し、センサの出力を演算して監視用データを作成し、該監視用データと生体の現時点の実測値とを比較するようにした生体器官の監視方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、請求項1の発明は、生体における器官の繰り返し運動の設定開始点から設定終了点までを1サイクルとして、測定センサによる1回の測定で前記1サイクル中の異なる複数の測定ポイントのデータが測定され、該データによって1サイクルのサンプリングデータが形成され、該1サイクルのサンプリングデータが多数のサイクルで測定され、該多数のサイクルで測定されたサンプリングデータの同じ測定ポイント毎のデータの平均値及び標準偏差値を算出する演算部と、
前記算出された測定ポイント毎の平均値及び標準偏差値をサンプルデータとして記憶する記憶部と、
前記測定センサによって前記サンプルデータとは別に測定された前記1サイクル中の測定ポイント毎のデータを、前記記憶部に記憶したサンプルデータとしての測定ポイント毎の平均値及び標準偏差値と比較して、前者が後者に対して予め定められた範囲を超えるデータであるか否かを判定する制御部とを備えることを特徴とする。
上記構成の一例として、繰り返し活動(1サイクル)の信号変化のうち、生体器官の異常診断に役立つ重要部分を短い時間間隔(例:1ms)でサンプリングを行い、重要でない部分は長い時間間隔(例:10ms)でサンプリングし、データ保存を行うようにする。
【0011】
請求項2の発明は、生体における器官の繰り返し運動の設定開始点から設定終了点までの1サイクル中の異なる複数のポイントを測定センサによる1回の測定ポイントとし、前記測定センサにより多数のサイクルでそれぞれ測定された前記複数のポイントの測定データに基づいて、前記多数のサイクルにおける同じ測定ポイント毎のデータの平均値及び標準偏差値を算出し、前記測定ポイント毎の測定データ、前記算出した平均値及び標準偏差値を記憶部に記憶する第一の工程と、
該第一の工程で記憶されたデータ及び値とは別に、前記測定センサによって測定された1サイクルの測定ポイント毎のデータを、前記記憶部に記憶する第二の工程と、
前記第二の工程で記憶部に記憶した測定ポイント毎のデータを、前記第一の工程で記憶部に記憶した測定ポイント毎の平均値及び標準偏差値と比較して、前記第二の工程のデータが前記第一の工程の値に対して予め定められた差の範囲を超えるデータであるか否かを判定する第三の工程とからなることを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記別に測定された測定ポイント毎のデータが、前記多数のサイクルにおける同じ測定ポイント毎に算出されたデータの平均値及 び標準偏差値に対して予め定められた範囲を超えるデータであるか否かを判定して報知する演算プログラムを設けたことを特徴とする。
上記の例を参照すると、サンプリング実行時間は1msより十分短時間であるので、プログラムの実行はその間に行なう。
【0013】
請求項4の発明は、請求項2または請求項3のいずれかの発明において、測定データの有用な区域では時間軸の測定ポイントを多数設定し、有用でない区域では時間軸の測定ポイントを少なく設定することを特徴とする。
【0014】
請求項5の発明は、請求項ないし請求項4のいずれかの発明において、生体の器官の動作の1サイクル中において、医学的所見の重要区域には、測定ポイントを増加したことを特徴とする。
【0015】
請求項6の発明は、請求項ないし請求項5のいずれかの発明において、前記標準偏差値に係数を乗じて上限値及び下限値を設定し、前記別に測定された測定ポイント毎のデータを前記上限値及び下限値の許容幅に対応させて前記予め定められた範囲を超えるデータであるか否かを判定するようにしたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
まず、生体の器官、例えば、心臓の機能の状態を把握または監視するための監視装置は、図12に示すように、複数のセンサ1とそのインタフェイス2を設け、インタフェイス2の出力は制御回路3で制御される演算回路4に接続されている。演算回路4には複数の記憶部5からなる記憶回路6および表示部7が接続されている。また、制御回路3は操作部8の設定により各部をコントロールし、環境用具(椅子、ベッド等)9の調節や環境用具9に置かれた被験者の姿勢・状況を観察するカメラ(CCDカメラ・電波センサ等)10の調節も操作部8の指示によってコントロールされる。
したがって、監視装置ではセンサ1の出力を演算するので、センサ1の種類やセンサ1の取付位置は各種測定機に寄るところが大きい。
【0017】
また、監視装置にはセンサ入力部の機械的不良を検出する異常報知回路11が設けられ、その出力は制御回路3に入力される。また、制御回路3には自己診断機能も備わっている。
また、監視装置の内部のデータのやり取りは、外部接続部12によって外部からの操作が可能であり、さらにデータを外部に出力することができる。
さらに、複数の被験者に対しては、図13に示すように、複数の検出データをそれぞれ回線で外部に送信し、外部機種に接続することも可能である。図13に示すベッド(環境用具9)には、呼吸動作を監視するための感圧センサ(圧電型・差圧センサ等)13、脳波センサ14、脈拍・心電図センサ15およびインタフェイス2が備わっている。
【0018】
本発明は、生体の生命維持活動の監視を行う上で、比較するサンプルデータが、対象生体の姿勢、精神および身体状態に大きくかかわることを排除できる構成で実施される。そして、1呼吸、1心拍を1サイクル単位として重ね合わせ、後述するように、1サイクル中の測定ポイントごとに平均値および標準偏差値を算出し、これらを監視基準として実測値を監視するものである。
最初に、生体の器官の機能を監視するためのサンプリングデータの収集について説明する。ここで、器官として肺を対象にした場合は感圧センサ13となる。また、器官として心臓を対象にした場合、使用するセンサは脈拍・心電図センサ15となる。
1サイクルのデータを採取する場合、パルス処理を行なう。この説明には心電図波形を例にすると分かり易い。
すなわち、図14に示すように、一連の心電図波形(a)のうち、全ての波形を使用すると脈拍の間隔の違いにより波形がずれ、従来技術の重ね書きでも説明したように好ましくない。したがって、この波形を演算回路においてパルス化(b)をする。そして、パルス間時間を測定することで好ましいパルスデータを選択する。
【0019】
詳細には、前段階として、このパルス化した複数の波形が測定時に1サイクル中の同じ位置に来るようにして、心電図波形を時系列にサンプリングして、複数サイクルのサンプリングデータを複数の記憶部に記憶する。
そして、採取したパルス間隔のうち、例えば、医療に適した(頻度の高い)パルス間隔を設定1にとる(図10参照)。または、予め、興奮状態または安静状態のときのデータも揃えておき、この状態のときの医療に適した(頻度の高い)パルス間隔を設定2、設定3として割り振ることもできる。
次に、図14(b)に示すパルス間隔において、心電図波形(5)の前後のパルス間隔が他と異なる。この場合は心電図波形(5)がチェック対象となり、サンプリングのデータを揃えるために波形(5)を削除すると共に前段の波形(4)及び後段の波形(6)を削除することで、図14(c)に示すように、使用される心電図波形は波形(1)(2)(3)および(7)のパルス間時間の同じものが採用される。
【0020】
このようにして、採取波形を選択し、監視データを作成する。
【0021】
次に、複数サイクルの波形データの収集において、どの部分が監視目的に対し、有用、かつ、重要であるかを説明する。
【0022】
まず測定条件を設定する上で、生体の器官の1サイクル分の活動を一度時系列的に細かくサンプリングし、サンプリング中のサンプリングごとの変化量を検出して、医学的および波形変化を考慮してサンプリングの密な領域と粗の領域を決定し、その間のサンプリング数を設定する。
医学的な考慮とは、生体の生命維持活動の監視を行う上で、生命維持活動の医療に役立つ重要部分に対し、サンプリングの時間間隔を短くして情報量を多くすることである。なお、生命維持活動の変化が緩やかな領域にはデータ推移が小さいのでサンプリングの時間間隔を長くして最小限度のサンプリングを行ない、記憶部を有効に使用して測定保存する。
【0023】
なお、サンプリング途中において、生体の器官の静止状態にあっては、予め測定した最初の1サイクル目のサンプリングデータの変化量を検出してサンプリングの時間間隔を決定する。次サイクルは1サイクル目のデータを基にしてサンプリングの時間間隔を修正しながらデータを採取する。
【0024】
図1(a)に示すグラフは、感圧センサ13を配したベッドに被験者が通常にあおむけに寝ている状態で呼吸をし、この呼吸動作に応じて生じる感圧センサ13の圧力変化信号を連続測定したもので、監視装置でデータ処理を行ない、表示部7のスクリーン画像に表わしたものである。
図における(1)の部分は息を吸う動作で感圧センサの値は上昇をはじめた領域、(2)の部分は呼吸による肺の膨張収縮の変動領域、(3)の部分は吐く動作で下降をはじめた領域、次の(4)部分は呼吸動作が静止した状態にある領域である。
【0025】
図1(a)に示す測定では、(1)(2)(3)(4)の4領域のサンプリングの時間間隔は、予め採取したデータを元にして必要に応じて異ならせている。また、始めの呼吸動作から次の呼吸動作までの1サイクルのサンプリングデータ個数は、332個に設定され、2.6秒ごとに行なっている。
なお、図1(b)に示す波形は、(1)(2)(3)(4)の4領域を時系列に等間隔(10ms)でサンプリングする従来の技術を応用したもので、(1)の領域のサンプリング個数は50個、(2)の領域の肺の変動領域のサンプリング個数は30個、(3)の領域のサンプリング個数は60個、(4)の呼吸動作が停止している領域は時間間隔が長いため、サンプリング個数は120個になっている
【0026】
図1(a)に示す(1)の部分は上りスロープ監視領域として、サンプリング時間間隔は5ms、サンプリング数は100個、(2)の部分は変動監視領域として、サンプリング時間間隔は3ms、サンプリング個は数100個、(3)の部分は下りスロープ監視領域として、サンプリング時間間隔は5ms、サンプリング個数は120個、(4)は平坦監視領域として、サンプリング時間間隔は100ms、サンプリング個数は12個で測定をおこなう。
始めの呼吸動作から次の呼吸動作までの1サイクルのサンプリングデータ個数は332個で、2.6秒ごとに行なう。なお、図1(b)も同じ2.6秒ごとに行なうが、同じ時間帯域のなかでは前者の方が波形変化の大きい領域を細かく監視できる。
【0027】
次に図1の(1)から(4)の各領域について説明する。
(1)の領域は、人体の吸気動作による動きを感圧センサで測定する上りスロープ監視領域なので3サイクルごとに記憶分保存する。ポイント1からポイント100までのサンプリングの間隔時間を5msとすると、所要時間は0.5秒間(5ms×100=0.5s)となる。
【0028】
(2)の領域は、人体の吸気、呼気の呼吸動作中心部分で、動きを感圧センサで測定する変動監視領域なので全サイクル分を記憶部に保存する。
ポイント101からポイント200までのサンプリングの間隔時間を3msとすると、所要時間は0.3秒間(3ms×100=0.3s)となる。
(3)の領域は、人体の排気動作による動きを感圧センサで測定する下りスロープ監視領域なので5サイクルごとに記憶部に保存する。ポイント201からポイント320までのサンプリングの間隔時間を5msとすると、所要時間は0.6秒間(5ms×120=0.6s)となる。
(4)の領域は、人体の呼吸動作に伴う吸気動作をおこなわない平坦監視領域なので記憶部に保存しないか、50サイクルごとに記憶部に保存する。ポイント321からポイント332までのサンプリングの間隔時間を100msとすると、所要時間は1.2秒間(100ms×12=1.2s)となる。
【0029】
このようにデータを採取したとき、接続された記憶回路において、図2に示すように、領域(1)(2)(3)(4)のサンプル数の量に応じて、所定のサンプルポイントで測定したデータは、対応する記憶部内にそれぞれのデータが収容されることになる。
また、図2で領域(1)(2)(3)を波形に変換すると呼吸動作のみの連続した波形になる。
【0030】
次に、図3及び図4を参照してサンプリング工程を説明する。
まず、ステップ1の条件設定において、既存もしくは最新の測定波形に基づいて、前記のごとくサンプリングの速度及び回数を領域順に設定する。必要であれば外部機器との条件設定、外部出力設定を行なう。
ステップ2でサンプリング開始状態にする。ステップ3(及び4,5)で、被験者の位置、姿勢及び環境状態等のチェックをする。
条件が一定に保たれれば(条件によってステップ4または5に移行する。)、ステップ6に進む。例えば、ステップ3は一定の仰向き状態、ステップ4は右横向き状態、ステップ5は足を曲げた状態等に分類する。また、被験者をこの条件に合わせるように指示する。
【0031】
被験者のそれぞれの姿勢においてサンプリングが可能になり、記憶部も条件ごとにサンプリングデータを収納することができる。したがって、ステップ3、4及び5の出力に対し、同じ工程をたどるので、図4において、出力Aのその後の工程について説明する。
なお、ステップ6以下の処理途中で、カメラデータにより姿勢が変わったことを検知する信号がきた場合は、強制的にステップ3(4,5)にもどり、測定途中の最新1サイクルの途中データは保存しない。
【0032】
図4のステップ6において、通過トリガ(内部トリガ)または他のトリガ(外部トリガ)の入力のない場合はここで待機状態になる。通過トリガの発生により、ステップ7では初期に設定されたサンプリング速度を設定する。ステップ8ではサンプリングポイントに到達しているかの判定を行い、到達していれば(YESのとき)、ステップ9で測定し、サンプリングデータを記憶部5に保存する。
【0033】
ここでは、設定値nに従って、ステップ7からステップ10までを繰り返し測定、保存する。
nの設定は、以下の通りである。n=1は測定サイクル全てのデータを保存する。n=2は1サイクル飛ばしてデータを保存する。n=5は5サイクルに1回分データを保存する。n=XはXサイクルに1回分データを保存する。ステップ10において設定データ個数に達するとステップ11に進み、サンプリング速度を、5ms、3ms、5ms、100msのいずれかの順番に従って設定する。
【0034】
ステップ12では呼吸動作が一連のサンプリング速度で1サイクルのデータを採取できたかどうかを判定し、まだの場合はステップ7に戻って変更されたサンプリング速度によりサンプリングを継続する。そして、1サイクルのデータが採取できればステップ13において設定サイクル数のデータが取れたかどうかを判定する。
【0035】
ステップ13において、全てのデータを判定、保存したら測定終了となり(ステップ14)、設定サイクル分のデータがまだ取り終わっていない場合は、ステップ6に戻り、トリガ待ちとなる。
測定終了(ステップ14)になれば、ステップ15でデータを計算処理する。なお、時間的余裕から、図12に示す記憶部5にデータを収納する時点でプログラムに従った演算を行ない、この結果とデータを一緒に記憶部5に収納することができる。また、ステップ16で受信側の能力に合わせて処理したデータと共にコマンドを送るようにしても良い。
【0036】
次に、図5及び図6を参照して実測値と比較する基準波形の作成について説明する。
ここでは、説明しやすくするために、前述の設定値nを1にして領域(1)(2)(3)は測定サイクル全てのデータが保存されたものを使用する。
また、
m:測定した全サイクル数
z:1サイクルのポイント数;Iは1からzまでの数
m×z:測定した全データ数。ここでは320000個
z=(1)データ個数+(2)データ個数+(3)データ個数。ここではz=320。
測定した正常あおむけ状態の呼吸動作数の測定回数を1000回(サイクル測定回数1000=m)とする。
【0037】
図5において、ステップ17で測定保存している1000サイクルデータの各同じ測定ポイントごとの標準偏差値を求め、その3倍の値を保存するように設定する。
ステップ18で計算を開始する。
ステップ19で1000サイクルデータの各1ポイント目の標準偏差値を求める計算を行わせるためにI=1とする。
I=2なら1000サイクルデータの各2ポイント目の標準偏差値を求める。
I=xなら1000サイクルデータの各xポイント目の標準偏差値を求める。
【0038】
ステップ20で標準偏差値の計算を行い、ステップ21では、算出した標準偏差値と算出途中で出てきた算出値を保存する。
ステップ22では計算結果の標準偏差値に係数Aを乗算し、ステップ23ではその値を保存する。
ステップ24でIの値が1サイクルのデータ個数に達していないかチェックする。達していなければ、ステップ25でI=I+1の演算を行ない、1ポイント加算しステップ20に戻り計算を続ける。達していれば1サイクルの最後のポイントまで計算が終了したので、ステップ26で終了となる。
【0039】
図6は図5の説明を表にしたものである。
I=1の横並び1サイクル目からmサイクル目までのデータを計算し標準偏差値を求める。同じく、I=2の横並び1サイクル目からmサイクル目までのデータを計算し標準偏差値を求める。これをI=zになるまで繰り返す。
I=zではm(1000)サイクルの全てのデータを測定ポイント毎に求めた標準偏差値がs1からszまで320個作成される。
この320個に係数Aをかけて標準偏差値波形を作成する。
【0040】
図7(a)は、各サンプリングポイントで求めた標準偏差値(s)に係数A(例えば3)を乗算し、各サンプリングポイントでの3×sの値をポイントにそって繋げた連続3s曲線(標準偏差値波形)(平均値波形に対してプラス側の上限値とマイナス側の下限値を作る。)並びに周知の方法で得た最大値波形・最小値波形を示す。
図7(a)に示すサンプリングポイントAは、図7(b)に示すように、標準偏差値(s1)に係数3を乗算したポイントであり、サンプリングポイントBは、図7(c)に示すように、標準偏差値(s2)に係数3を乗算したポイントである。図7(b),(c)の縦軸はサンプリング個数であり、図7(b)のヒストグラムでは標準偏差値(s1)の幅が狭く、サンプリングデータ個数も平均値付近に集まっている。また、図7(c)のヒストグラムでは標準偏差値(s2)の幅が広いが、サンプリングデータ個数は平均値付近が多い。このように、波形を断片的に見ても、平均値と周知の方法で得た最大値、最小値とそのときの実測値との比較が容易である。
【0041】
ヒストグラムと標準偏差値(s)の値は各サンプリングポイントで異なっており、各ポイントの標準偏差値に係数を乗算して繋げて作成した上下限波形は、必然的に精度の良い箇所は上下限値の値が狭くなる。このことから、サンプリングの測定回数が少なくても、従来の最大値波形、最小値波形よりも正確な精度と状態を表す3s波形(上下限値波形)が得られる。
【0042】
また、統計的手法により全てのサイクル数を計測しなくても、統計的不良率の設定ができる。つまり、係数1の1s波形では全体の68〜70%がこの判定幅に収まり良好な呼吸活動とされる。
また、係数2の2×sの値をポイントにそって繋げた連続2s曲線、係数3の3×sの値をポイントにそって繋げた連続3s曲線を作成することができる。監視幅は1s、2s、3sのほか、他の係数を乗算したsの幅でも良い。
平均値波形を中心にした偏差値波形においてプラスマイナス3sの偏差値以上になってくると、従来の最大値波形をつなげた最大値波形より呼吸動作に見合った波形となり、この監視幅では全体の99.8%が良好な呼吸動作となる。
【0043】
ここで、各サンプリングデータを収納する記憶回路6の記憶部5について説明する。記憶部5に収納されるサンプリングデータは3ms,5msの間隔で取り込まれるとき、取り込み時間はもっと早く、残りの時間において十分、演算及び転送・通信の処理が行なえるので、それぞれに演算及び転送・通信のプログラムが設けられている。したがってこれらの結果も記憶部5に収納される。
また、表示部7は、数値データの表を図示してこれを比較するよりも、実測値、上限値および下限値をRGB処理で色分けをしてスクリーン画面に映し出すことが実測の呼吸動作の異常の有無が簡単にわかり、監視作業を軽減する。なお、特異な波形があれば記録(専用記憶部に収納)しておく。
【0044】
次に異常発生時の判定と処理について説明する。
図8に示すように、スクリーン画面上に平均値波形及び上下限波形を色分けして表示させておき、上り・下りスロープ監視領域、変動監視区域を設定しておく。これにより、トリガの開始によって実測値が上下限波形の間をプロットされていくので見易くなっている。なお、通常モード設定時は図13に示すように、常にパソコンまたはサーバーに接続されている。
【0045】
異常判定の条件は、例えば、
(1) 1サイクル中の上り・下りスロープ監視領域で、連続して5ポイント以上、上限または下限を超えることが、20サイクル連続して発生した場合に異常と判定し、注意信号を伝送する。
(2) 1サイクル中の変動監視領域で、連続して10ポイント以上、上限または下限を超えることが、10サイクル連続して発生した場合に異常と判定し、注意信号を伝送する。
(3) 1サイクル中の変動監視領域で、連続して100ポイント以上、上限または下限を超えることが、20サイクル連続して発生した場合に異常と判定し、緊急事態発生の信号を伝送する。また、あらかじめプログラムされている処理を行なう。
(4) 係数5の5×sの標準偏差値を繋げた上下限波形を作成し、それを超える波形は監視対象の呼吸動作と違う動作として、監視を無効にすることもできる。
このようにして、各種センサを備えた監視装置により、被験者の状態を把握し、肺の生命維持活動を監視することができる。
【0046】
次に、被験者に対し脈拍・心電図センサ15を取り付けて、被験者の状態を監視する方法では、心電図のサンプリングデータが必要になる。
サンプリングにあたっては、図14における説明でも示したとおり、パルス間隔の同じものを揃える。したがって、図10に示すように、ステップ3,4及び5において、パルス間隔時間範囲を選択することになる。また、このフローチャートにおいては、後の手順はいままで述べた通りであるので、省略する。
また、心電図のデータにおいて波形変動の大きい領域はサンプリング箇所を多く取り、他の部分ではサンプリング箇所を少なく取る。したがって、本発明による心電図波形はP、QRS、Tの三棘波が強調され、かつ、他の部分が縮小されるので、図9に示すように、3つの凸部が波形として形成され、従来の心電図波形とは異なったものになる。
【0047】
次に、被験者に対し脳波センサ14を取り付けて、被験者の状態を監視する方法では、脳波のサンプリングデータが必要になる。この場合も上記と同じ方法で行なうので、脳波測定の場合について異なるところを述べる。
まず、被験者を落ち着かせ、図11に示すように、スタート後のステップ3において脳波の安定状態をチェックする。次に、脳波の1サイクルを設定するため、脳波をパルス処理した「内部パルス」または人工的な「外部パルス」を用いるが、適正なものを選択するため、ステップ4,5においてパルス間隔時間範囲が設定1か設定2かを選択する。設定パルス以外のものが入力されると次段のデータ処理へは進まず、ステップ4で待機状態になる。なお、後のデータ処理は同じであるので省略する。
【0048】
なお、生体の対象は馬、犬、人間等と拘らず、人の場合は人間ドッグや通院により受診でき、健全者の場合、所定の負荷を与えてデータを取ってもよい。また、環境条件を繰り返し変化させることで1サイクルを決定し、血圧、体温の値をデータにとることもできる。
また、データを区別する上で正常、異常の言葉を使用したが、患者からサンプルデータを採取することもあり、正常データを基準値データ、平均値データ、通常値データ等に読み替え、異常データを離脱データと読み替えてもよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明は以上述べた通りであり、請求項1及び請求項2に記載の発明では、生体の器官が生命維持活動を繰り返し行なっているとき、その繰り返す1サイクル中の有用な複数箇所をサンプリングしたデータに基づいて各箇所ごとに標準偏差値を求め、またそのデータおよび値を記憶し、前記器官の実測値を前記標準偏差値と照合して監視するので、生体の生命維持活動における監視を正確な精度をもって行うことができる。
請求項に記載の発明では、請求項の発明において、サンプリングデータを収納する記憶部ごとに演算プログラムを設けたので、サンプリング途中であっても正常あるいは異常の検出が迅速に行なえ、監視能力が高まる。
請求項に記載の方法の発明では、請求項または請求項の発明において、生体の生命維持活動においてサンプリングの有用な区域では時間軸のサンプリング箇所を多数設定し、有用でない区域では時間軸のサンプリング箇所を少なく設定するので、記憶部を有効に活用でき、また、生命維持活動において生体の器官を詳しく監視することができる。
請求項に記載の発明は請求項ないし請求項のいずれかの方法の発明において、生体の器官の医学的所見の区域には、サンプリング箇所を増加したので不確定な生体の生命維持活動を詳しく監視することができる。
請求項6に記載の発明は請求項ないし請求項5のいずれかの方法の発明において、生体の生命維持活動を監視する上でのサンプリングデータをその記憶部において、標準偏差値に係数(整数)を乗じて上限値及び下限値を設定し、その実測許容幅によって前記生体の生命維持活動の実測値を比較する。これにより、その時点での生体の状態の把握及び異常の有無を判定でき、継続して生体の生命維持活動に沿った精度の良い監視を行うことができる。また、各記憶部に、必要なデータが収納されているので、従来の最大最小波形で監視していたときより、生体の生命維持活動を統計的に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における生体器官の監視をするうえでの、呼吸動作の、本発明によるサンプリング間隔時間の違う連続サンプリング波形(a)及び従来のサンプリング等間隔時間の連続サンプリング波形(b)の説明図である。
【図2】 本発明における生体器官の監視をするうえでの、サンプリングポイントとそのデータの採取方法を説明する図である。
【図3】 本発明の実施の形態による、呼吸動作のサンプリングを行なうためのフローチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態による、呼吸動作のサンプリング工程のフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態による、各ポイント毎の標準偏差値の算出フローチャートである。
【図6】 図5に示すフローチャートの標準偏差値の算出を説明する図である。
【図7】 本発明の実施の形態による、1サイクルの標準偏差値波形と最大最小波形(a)と各部のヒストグラム(b),(c)の図である。
【図8】 本発明の実施の形態による、呼吸動作の1サイクルにおけるサンプリング時間間隔を示すグラフである。
【図9】 本発明の実施の形態による、生体の器官のうち心臓の脈拍・心電図を1サイクルの波形によって示すグラフである。
【図10】 本発明の実施の形態による、脈拍・心電図のサンプリングを行なうためのフローチャートである。
【図11】 本発明の実施の形態による、脳波のサンプリングを行なうためのフローチャートである。
【図12】 本発明の実施の形態による、生体器官の活動を把握・監視する監視装置のブロック図である。
【図13】 本発明の実施の形態による、監視装置周辺の監視機器構成図である。
【図14】 本発明の実施の形態による、脈拍・心電図のサンプリングを行なうための、心電図波形(a)、そのパルス化(b)とこれによる波形選別工程(c)を説明する模式図である。
【図15】 従来の、データの重ね書きによる最大最小値を求める方法による心電図波形図である。
【図16】 従来の、データの重ね書きによる最大最小値を求める方法による呼吸動作の波形図である。
【符号の説明】
5 記憶部
6 記憶回路

Claims (6)

  1. 生体における器官の繰り返し運動の設定開始点から設定終了点までを1サイクルとして、測定センサによる1回の測定で前記1サイクル中の異なる複数の測定ポイントのデータが測定され、該データによって1サイクルのサンプリングデータが形成され、該1サイクルのサンプリングデータが多数のサイクルで測定され、該多数のサイクルで測定されたサンプリングデータの同じ測定ポイント毎のデータの平均値及び標準偏差値を算出する演算部と、
    前記算出された測定ポイント毎の平均値及び標準偏差値をサンプルデータとして記憶する記憶部と、
    前記測定センサによって前記サンプルデータとは別に測定された前記1サイクル中の測定ポイント毎のデータを、前記記憶部に記憶したサンプルデータとしての測定ポイント毎の平均値及び標準偏差値と比較して、前者が後者に対して予め定められた範囲を超えるデータであるか否かを判定する制御部とを備えることを特徴とする生体器官のデータ監視装置。
  2. 生体における器官の繰り返し運動の設定開始点から設定終了点までの1サイクル中の異なる複数のポイントを測定センサによる1回の測定ポイントとし、前記測定センサにより多数のサイクルでそれぞれ測定された前記複数のポイントの測定データに基づいて、前記多数のサイクルにおける同じ測定ポイント毎のデータの平均値及び標準偏差値を算出し、前記測定ポイント毎の測定データ、前記算出した平均値及び標準偏差値を記憶部に記憶する第一の工程と、
    該第一の工程で記憶されたデータ及び値とは別に、前記測定センサによって測定された1サイクルの測定ポイント毎のデータを、前記記憶部に記憶する第二の工程と、
    前記第二の工程で記憶部に記憶した測定ポイント毎のデータを、前記第一の工程で記憶部に記憶した測定ポイント毎の平均値及び標準偏差値と比較して、前記第二の工程のデータが前記第一の工程の値に対して予め定められた差の範囲を超えるデータであるか否かを判定する第三の工程とからなることを特徴とする生体器官のデータ監視方法。
  3. 前記別に測定された測定ポイント毎のデータが、前記多数のサイクルにおける同じ測定ポイント毎に算出されたデータの平均値及び標準偏差値に対して予め定められた範囲を超えるデータであるか否かを判定して報知する演算プログラムを設けたことを特徴とする請求項記載の生体器官のデータ監視方法。
  4. 測定データの有用な区域では時間軸の測定ポイントを多数設定し、有用でない区域では時間軸の測定ポイントを少なく設定することを特徴とする請求項または請求項に記載の生体器官のデータ監視方法。
  5. 生体の器官の動作の1サイクル中において、医学的所見の重要区域には、測定ポイントを増加したことを特徴とする請求項ないし請求項のいずれかに記載の生体器官のデータ監視方法。
  6. 前記標準偏差値に係数を乗じて上限値及び下限値を設定し、前記別に測定された測定ポイント毎のデータを前記上限値及び下限値の許容幅に対応させて前記予め定められた範囲を超えるデータであるか否かを判定するようにしたことを特徴とする請求項ないし請求項5のいずれかに記載の生体器官のデータ監視方法。
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