JP3966120B2 - 内燃機関の始動制御装置 - Google Patents
内燃機関の始動制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3966120B2 JP3966120B2 JP2002239463A JP2002239463A JP3966120B2 JP 3966120 B2 JP3966120 B2 JP 3966120B2 JP 2002239463 A JP2002239463 A JP 2002239463A JP 2002239463 A JP2002239463 A JP 2002239463A JP 3966120 B2 JP3966120 B2 JP 3966120B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal combustion
- combustion engine
- engine
- start control
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
Landscapes
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の始動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガソリンを燃料とする内燃機関(エンジン)は、エアフロメータなどで吸入空気量を検出したり、圧力センサで吸気管内負圧を検出して吸入空気量を推定し、この吸入空気量に基づいて燃料噴射量を決定している。この場合、吸気通路内を空気が連続的に流れている状況では良好な検出精度が得られるが、エンジン始動時には吸気通路内の空気が流れていない状態から検出を行わなくてはならず、始動時の検出精度があまり良くなかった。吸入空気量の検出精度が良くないと燃料噴射量が適正とならず、排気エミッションや燃費の面で不利な場合も生じ得た。通常のエンジンであれば、エンジンを一旦始動させてしまえば運行が終了するまでエンジンは運転され続けられたので始動時の検出精度があまり良くなくても影響は少なかった。
【0003】
近年になって環境保全に注目が集まり、始動時であっても吸入空気量の検出精度を上げる要望が強くなってきた。また、ハイブリッド車やアイドルストップ車なども実用化されてきたため、一回の運行に際してエンジンの始動/停止が繰り返されるような状況も生まれ、始動時の吸入空気量の検出精度を向上させる必要が生じてきたという側面もある。特開2000−320366号公報に記載のエンジン(アイドルストップ車用エンジン)では、エンジン始動時にモータジェネレータによってエンジン回転数を所定回転としてから燃料噴射を開始し、その後も所定回転を維持するフィードバック制御を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、エンジン回転数を所定回転後に、検出した吸入空気量に基づく燃料噴射を行っても、吸気管負圧(吸気ポート噴射の場合)や気筒内負圧(筒内噴射の場合)がバラツクので燃料噴射量が適正とならない場合もある。また、初回燃料噴射以降、負圧が確保されるまでのしばらくの間も同様に燃料噴射量が、適正とならない場合がある。また、吸気負圧を推定する場合(例えば、特開平9−324678号公報に記載のものなど)は、推定精度が問題となり必ずしも適正な燃料噴射量を設定することができない。
【0005】
本発明は、このような状況を鑑みて発明されたもので、内燃機関始動時の吸入空気量と燃料噴射量とを最適化し、内燃機関の排気浄化性能及び燃費性能を向上させることのできる内燃機関の始動制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の内燃機関の始動制御装置は、内燃機関の吸気通路上又はシリンダ内に燃料噴射を行う燃料噴射手段と、燃焼運転によらずにクランクシャフトの回転動作を行わせる外的駆動手段と、燃料噴射手段及び外的駆動手段を協働させて内燃機関の始動を制御する始動制御手段とを備えており、始動制御手段は、内燃機関の始動時に、外的駆動手段によってクランクシャフトを時間経過に対応して規定された回転数の上昇パターンで回転させると共に、燃料噴射手段によって前記時間経過に対応して規定された噴射制御パターンで燃料を噴射させることを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の始動制御装置において、始動制御手段が、内燃機関の始動時のスロットルバルブの開度変化も前記時間経過に対応して規定された開度制御パターンで制御することを特徴としている。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の内燃機関の始動制御装置において、始動制御手段が、内燃機関の始動時の吸排気バルブの開閉も前記時間経過に対応して規定された開閉制御パターンで制御することを特徴としている。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の内燃機関の始動制御装置において、内燃機関がハイブリッド車に搭載されており、外的駆動手段が車両駆動用のモータ又は発電用の発電機であることを特徴としている。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の内燃機関の始動制御装置において、内燃機関の始動時に、車両の要求駆動力に対して、所定パターンに従って運転した場合に発生する車両駆動力の不足分を補助するアシスト手段をさらに備えていることを特徴としている。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の内燃機関の始動制御装置において、所定のパターンが、車両の運転状況に応じて複数用意されていることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の制御装置の一実施形態について、図面を参照しつつ以下に説明する。本実施形態の制御装置は、ハイブリッド車に適用したものであり、その構成を図1に示す。エンジン1は、モータジェネレータ(主として電動機として機能)32と共に車両に搭載される。この車両は、エンジン1の出力を受けて発電を行うモータジェネレータ(主として発電機として機能)33も有している。以下、モータジェネレータ32,33を単にMG32,33と言うこととする。
【0013】
これらのエンジン1、MG32及びMG33は、動力分割機構34によって接続されている。動力分割機構34は、エンジン1の出力をMG33と駆動輪35とに振り分けている。また、動力分割機構34は、MG32からの出力を駆動輪35に伝達させる役割や、減速機37及び駆動軸36を介して駆動輪35に伝達される駆動力に関する変速機としての役割も備えている。本実施形態の動力分割機構34は、プラネタリギアによって上述した機構を実現している。
【0014】
MG32は、交流同期電動機であり、交流電力によって駆動される。インバータ39は、バッテリ38に蓄えられた電力を直流から交流に変換して、MG32に供給すると共に、MG33によって発電される電力を交流から直流に変換して、バッテリ38に蓄えるためのものである。MG33も、基本的には上述したMG32とほぼ等しい構成を有しており、交流同期電動機としての構成を有している。MG32が主として駆動力を出力するのに対して、MG33は、主としてエンジン1の出力を受けて発電する。
【0015】
なお、エンジン1には各シリンダ10毎にインジェクタ11が配設されており、各シリンダ10の吸気ポートに燃料を噴射するようになっている。インジェクタ11によって噴射された燃料は、吸気通路14によって外部から吸入した吸入空気と混合され、混合気を生成する。吸気通路14上には、吸入空気量を調節するスロットルバルブ15が配設されている。本実施形態のスロットルバルブ15は、いわゆる電子制御式のもので、その開閉はエンジンECU(Electrical Control Unit:電子制御ユニット)18によって制御されるスロットルモータ16によって行われる。吸気通路14中を流れる空気量は、スロットルバルブ15の上流側の吸気通路14上に配設されたエアフロメータ17によって検出される。
【0016】
エアフロメータ17はエンジンECU18に接続されており、その検出結果はエンジンECU18に送出されている。エアフロメータ17は、流体の流量質量を検出するものであるが、エンジン1の始動時には、まず吸気通路14内に停滞していた空気が燃焼に用いられるので、エンジン1の始動時にはエアフロメータ17によって検出される吸入空気量の精度は必ずしも正確ではない。本発明はこれを改善するものである。なお、エンジン1が始動された後に安定して運転を開始するようになると、吸気通路14内の空気の流れが安定し(吸気管負圧が安定し)、エアフロメータ17の検出精度は正確なものとなる。
【0017】
また、各シリンダ10毎に点火プラグ12も配設されており、点火プラグ12はインジェクタ11から噴射された燃料によって生成される混合気に対して点火を行う。インジェクタ11による燃料噴射はエンジンECU18によって制御され、また、点火プラグ12の点火もエンジンECU18によって制御される。エンジンECU18には、エンジン1のクランクシャフトの回転位置を検出するクランクポジションセンサ13も接続されている。クランクポジションセンサ13の出力パルスから、エンジン1の回転数を検出することが可能である。
【0018】
さらに、本実施形態のエンジン1は、連続可変バルブタイミング機構を有しており、吸気バルブの開閉タイミングを可変制御できる。連続可変バルブタイミング機構のアクチュエータ19は、吸気側カムシャフトの端部に配設されており、エンジンECU18によって制御される。なお、本実施形態では吸気バルブの開閉タイミングのみを制御するものであるが、排気側の開閉タイミングも制御するであっても良いし、開閉タイミングだけでなくバルブリフト量も制御するものであっても良い。後述する吸排気バルブの開閉の所定パターンは、これらの吸気側/排気側・タイミング・リフト量の任意の組み合わせで決定される(本実施形態は吸気側のタイミングのみ)。
【0019】
MG32の出力は、動力分割機構34を介して駆動輪35に伝達され、車両を走行させる駆動力となる。また、MG32は、主として駆動力を発生させるが、駆動輪35の回転を利用して発電(回生発電)することもでき、発電機としても機能し得る。このとき、駆動輪35にはブレーキ(回生ブレーキ)がかかるので、これをフットブレーキ(オイルブレーキ)やエンジンブレーキと併用することにより、車両を制動させることができる。
【0020】
一方、MG33は、主としてエンジン1の出力を受けて発電をするが、インバータ39を介してバッテリ38の電力を受けて駆動する電動機としても機能し得る。即ち、MG33は、いわゆるスタータモータとしても機能し得る。スタータモータとしてのMG33は、エンジン1のクランクシャフトを回転させてシリンダ内でピストンを往復運動させると共に、タイミングベルト(チェーン)を介してクランクシャフトと連動するカムシャフトを回転させて吸排気バルブの開閉動作を行わせることが出来る。即ち、MG33は、外的駆動手段として機能する。
【0021】
MG32及びMG33の各駆動軸には、それぞれの回転位置及び回転数を検出する回転センサ(レゾルバ)50,51が取り付けられている。回転センサ50,51は、それぞれモータECU42に接続されている。回転センサ51、インバータ39及びモータECU42などによってMG33の状況を検出することで、エンジン1の状態(出力トルク)を検出することができる。即ち、エンジン1が完爆しているか否かを検出することができる。完爆しているとは、エンジン1のシリンダ内で生成された混合気が完全に燃焼することを言う。完爆していると、エンジン1が始動処理を完了したとみなすことができる。
【0022】
ハイブリッド車として特徴的な、エンジン1による駆動とMG32及びMG33による駆動とは、メインECU40によって総合的に制御される。メインECU40によって、エンジン1の出力とMG32(MG33)による出力の配分が決定され、エンジン1、MG32及びMG33を制御すべく各制御指令がエンジンECU18及びモータECU42に出力される。
【0023】
また、エンジンECU18及びモータECU42は、エンジン1、MG32及びMG33の情報をメインECU40に伝えてもいる。メインECU40には、バッテリ38を制御するバッテリECU43や、ブレーキを制御するブレーキECU44も接続されている。バッテリECU43は、バッテリ38の充電状態を監視し、充電量が不足した場合は、メインECU40に対して、充電要求指令を出力する。充電要求を受けたメインECU40は、バッテリ38に対して充電をすべく、MG33を発電させる制御を行う。ブレーキECU44は、車両の制動を司っており、メインECU40と共にMG32による回生ブレーキを制御する。
【0024】
エンジン1の始動時には、メインECU40、エンジンECU18及びモータECU42が協調して、インジェクタ11による燃料噴射と点火プラグ12による点火を行いつつMG33の出力でクランキングを行う。同時に、スロットルバルブ15の開閉制御や連続可変バルブタイミング機構による吸気バルブの開閉タイミング制御が行われる。即ち、メインECU40、エンジンECU18及びモータECU42などが、始動制御手段として機能している。本実施形態では、MG32の駆動力によって車両が走行中であるか、車両停止中であるかによらず、次のようにエンジン1の始動処理が行われる。エンジン1の始動制御のフローチャートを図2に示す。
【0025】
まず、エンジン1の始動要求が生成されたか否かが判断される(ステップ200)。例えば、バッテリ38の充電量が少なくなった場合にエンジン1の出力を用いて充電をしようとする場合や、MG32の出力だけでは車両に要求されている出力に満たない場合などに、エンジン1の始動要求が生成される。始動要求が生成されていなければ、図2に示されるフローチャートを抜ける。一方、エンジン始動要求が生成されている場合は、所定のパターン(燃料噴射パターン・エンジン回転数上昇パターン・スロットルバルブ15の開度変化パターン・バルブタイミングパターン)に従ってエンジン1が始動される。
【0026】
上述したように、本実施形態ではMG33によってクランキングを行う。また、ハイブリッド車であるため、走行中でも車両の走行状況に影響を受けないでクランキングを行うことができる。このため、所定のパターンに従って始動処理を行うことができる。所定のパターンに従ってエンジン1を始動させることで、エンジン1の状況は予想されていた通りの状況で始動されることとなる。このため、最適な始動状況を容易に作り出すことができることとなり、始動時の燃費性能や排気浄化性能を向上させることができる。
【0027】
これらの所定パターンは、予め実験などによって決定し、エンジンECU18内に格納させておけばよい。上述した所定パターンで始動させることで、吸入空気量変化やそれに伴う空燃比変化が、始動時に均一化される。噴射された燃料は、その一部がポートや筒内の表面に付着し、また、付着した燃料が剥離するので、噴射した燃料量が燃焼に寄与しているとは言えない状況もある。しかし、上述した所定のパターンによってエンジン1を始動させることで、始動時のエンジン1の状況を常に一定とすることで、このような燃料付着・剥離に関しても一定と見なせるようになる。
【0028】
また、本実施形態では、車両の運転状態によって、上述した所定パターンを複数用意している。例えば、車両としての必要出力が求められているような場合は、エンジン1の始動と同時にエンジン1には高出力を発揮してもらいたい。あるいは、エンジン1を始動させて充電を行う場合は、始動後は効率の良い回転数域でエンジン1を運転させたい。このような要求に応じて、所定パターンを複数用意しておけば、始動後速やかにエンジン1を所望の状況とすることができる。何れのパターンを選択しても、各パターンでの始動処理時のエンジン1の状況をそれぞれのパターン毎で均一化させることができる。
【0029】
エンジンが確実に始動するまではステップ210が繰り返し実行され、所定パターンでの始動処理が継続される(ステップ220)。本実施形態の場合は、エンジン1の始動直後も、しばらくは所定パターンでの運転が継続される(ステップ230)。なお、所定パターンの一例(エンジン回転数)としては、毎秒A回転毎ずつエンジン回転数を上昇させ、B回転に達したらその回転を維持、というようなパターンがある。このような場合、ステップ230では、B回転が維持されるというような制御となる。
【0030】
エンジン1は、所定のパターンで運転されるので、エンジン1に出力の配分がなされるような場合、その配分を満たせない場合も生じ得る。このような場合は、所定パターンに従った運転が終了するまではMG32の出力を増やして対応する(ステップ240)。この場合、メインECU40やモータECU42、MG32などがアシスト手段として機能している。上述した場合とは逆に、エンジン1に出力の配分がなされた場合に、その配分をオーバーする出力をしてしまうようなこともあり得る。このような場合は、エンジン1のオーバーした出力を用いてMG33で回生発電を行う(ステップ240)。
【0031】
ステップ240の処理によって、車両としての出力を満足させつつ、吸気管負圧が確保されたか否か(安定したか否か)を判定する(ステップ250)。本実施形態では、単にエンジン始動後の経過時間で吸気管負圧が確保されたか否かを判定しているが、エアフロメータ17の出力などに基づいて判断しても良い。ステップ250が否定される場合は所定パターンに基づいてエンジン1の運転を継続するが、肯定される場合は車両負荷に応じたエンジン駆動、即ち、通常の制御に移行し(ステップ260)、図2のフローチャートを終了する。
【0032】
本発明の空燃比制御装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態は、ハイブリッド車に適用した例であったが、アイドルストップ車や通常のエンジン車にも適用が可能である。また、上述した実施形態における外的駆動手段は、ハイブリッド車におけるモータジェネレータであったが、ハイブリッド車ではない通常のエンジン車であれば、スタータモータ(回転数制御を行えるとよい)などであってもよい。
【0033】
また、上述した実施形態においては、エンジン回転と燃料噴射とを所定パターンとするのに加えて、スロットルバルブの開度変化や吸排気バルブの開閉も所定パターンとした。このようにするのが、始動時のエンジン状態を常に均一とする上では好ましいが、エンジン回転及び燃料噴射のみを所定パターンとしても効果が得られる。また、スロットルバルブの開度変化や吸排気バルブの開閉は、上述した実施形態のように同時に採用しても良いが、何れか一方のみを採用しても良い。なお、吸排気バルブの開閉パターンに関して様々なパターンが考え得ることは上述したとおりである。
【0034】
【発明の効果】
本発明の内燃機関の始動制御装置によれば、内燃機関の始動時に、内燃機関を回転上昇パターンで回転させると共に、燃料を所定の噴射パターンで噴射させることで、内燃機関の始動時の状態を常に均一化し、始動時の排気浄化性能や燃費性能を向上させ、安定した始動を行わせることができる。
【0035】
ここで、スロットルバルブの開度変化も所定パターンとすることで、内燃機関の始動時の状態をより一層均一化することができ、排気浄化性能向上や燃費性能を向上をより効果的に実現することができる。また、吸排気バルブの開閉も所定パターンとすることで、内燃機関の始動時の状態をより一層均一化することができ、排気浄化性能向上や燃費性能を向上をより効果的に実現することができる。
【0036】
さらに、ここで、所定のパターンに従って内燃機関を始動させたときに、車両駆動力の不足分を補助するアシスト手段をさらに有しているので、内燃機関の始動に際して車両の運動性能が損なわれることがない。また、ここで、所定のパターンを車両の運転状況に応じて複数用意しておくことで、所定のパターンを利用した始動処理を行うことによる利点をより効果的に実現することが可能となる。また、車両の運動性能が損なわれるのを防止することができるという側面もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の始動制御装置の一実施形態を有する車両の駆動系構成図である。
【図2】本発明の始動制御装置の一実施形態による始動制御のフローチャートである。
【符号の説明】
1…エンジン(内燃機関)、10…シリンダ、11…インジェクタ、12…点火プラグ、13…クランクポジションセンサ、14…吸気通路、15…スロットルバルブ、16…スロットルモータ、17…エアフロメータ、18…エンジンECU、19…(連続可変バルブタイミング機構の)アクチュエータ、32…モータジェネレータ、33…モータジェネレータ(外的駆動手段)、34…動力分割機構、35…駆動輪、36…駆動軸、37…減速機、38…バッテリ、39…インバータ、50,51…回転センサ、40…メインECU、42…モータECU(外的駆動手段)、43…バッテリECU、44…ブレーキECU。
Claims (6)
- 内燃機関の吸気通路上又はシリンダ内に燃料噴射を行う燃料噴射手段と、
燃焼運転によらずにクランクシャフトの回転動作を行わせる外的駆動手段と、
前記燃料噴射手段及び前記外的駆動手段を協働させて前記内燃機関の始動を制御する始動制御手段とを備えており、
前記始動制御手段は、前記内燃機関の始動時に、前記外的駆動手段によって前記クランクシャフトを時間経過に対応して規定された回転数の上昇パターンで回転させると共に、前記燃料噴射手段によって前記時間経過に対応して規定された噴射制御パターンで燃料を噴射させることを特徴とする内燃機関の始動制御装置。 - 前記始動制御手段が、内燃機関の始動時のスロットルバルブの開度変化も前記時間経過に対応して規定された開度制御パターンで制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の始動制御装置。
- 前記始動制御手段が、内燃機関の始動時の吸排気バルブの開閉も前記時間経過に対応して規定された開閉制御パターンで制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の始動制御装置。
- 前記内燃機関がハイブリッド車に搭載されており、前記外的駆動手段が車両駆動用のモータ又は発電用の発電機であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の内燃機関の始動制御装置。
- 前記内燃機関の始動時に、車両の要求駆動力に対して、前記所定パターンに従って運転した場合に発生する車両駆動力の不足分を補助するアシスト手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の内燃機関の始動制御装置。
- 前記所定のパターンが、車両の運転状況に応じて複数用意されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の内燃機関の始動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002239463A JP3966120B2 (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | 内燃機関の始動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002239463A JP3966120B2 (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | 内燃機関の始動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004076670A JP2004076670A (ja) | 2004-03-11 |
JP3966120B2 true JP3966120B2 (ja) | 2007-08-29 |
Family
ID=32022562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002239463A Expired - Fee Related JP3966120B2 (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | 内燃機関の始動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3966120B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4253613B2 (ja) * | 2004-04-23 | 2009-04-15 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
JP2007040279A (ja) | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
-
2002
- 2002-08-20 JP JP2002239463A patent/JP3966120B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004076670A (ja) | 2004-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7751965B2 (en) | Hybrid vehicle and control method of hybrid vehicle | |
EP2020493B1 (en) | Variable valve-actuating device, control method for the device, and vehicle carrying the device | |
JP3941705B2 (ja) | 内燃機関の停止始動制御装置 | |
JP3721088B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
US7706955B2 (en) | Vehicle and vehicle control method | |
JP4867687B2 (ja) | 内燃機関装置およびその制御方法並びに車両 | |
CN101360891B (zh) | 发动机系统和其控制方法 | |
JP4876953B2 (ja) | 車両およびその制御方法 | |
CN104514660A (zh) | 用于选择性发动机启动的方法和系统 | |
US20180112612A1 (en) | Hybrid vehicle | |
JP2007239461A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4241674B2 (ja) | ハイブリッド車およびその制御方法 | |
CN108930599B (zh) | 车辆及车辆的控制方法 | |
US9759150B2 (en) | Automobile with fuel injection controller | |
JP3966120B2 (ja) | 内燃機関の始動制御装置 | |
JP2005299504A (ja) | 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法 | |
JP7358013B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP4737128B2 (ja) | エンジンの始動制御装置及び始動制御方法 | |
JP2007291935A (ja) | 内燃機関装置、それを搭載した車両及び内燃機関装置の制御方法 | |
JP4066832B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2004218555A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
EP2011980B1 (en) | Internal combustion engine, vehicle equipped with this, and internal combustion engine control method | |
JP2005201197A (ja) | 内燃機関の制御装置および内燃機関の制御方法並びに自動車 | |
WO2011152619A2 (ko) | 마일드 하이브리드 시스템 | |
CN213892792U (zh) | 一种摩托车混动控制系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060309 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061114 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070508 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070521 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130608 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |