JP3965090B2 - Formwork forming unit and formwork forming method using the formwork forming unit - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、型枠形成ユニット及びその型枠形成ユニットを使用した型枠形成方法に関し、特に、型枠の組み立て作業が容易で且つ型枠パネルの間隔を設計値通りにすることができる型枠形成ユニット及びその型枠形成ユニットを使用した型枠形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建造物の基礎となるコンクリート型は、そのコンクリート型の形状に応じて合板や金属板等の面板を立設して型枠を形成した後、この型枠内にコンクリートを打設し、打設したコンクリートが硬化した後に型枠を解体して成形される。しかし、かかる成形法によれば、型枠の組立、解体等に要する労力が多大となるばかりか資材量も多大となることから運搬費用や廃材量等の点からも得策ではない。
【0003】
そこで、型枠等の解体が不要な成形法が種々提案されている。例えば、特開平2−178421号公報には、鋼線枠によって囲まれた網目の粗い金網枠体と、この金網枠体の鋼線枠を両端に設けられたR状の係止部で懸架する止め線とを用いて型枠を形成し、この型枠の内側に網目の細かいメタルラスを張設した後にコンクリートを打設する技術が記載されている。この技術によれば、打設されたコンクリートの漏出を網目の細かいメタルラスにより防止してコンクリート型を成形することができ、且つ、型枠がコンクリートに埋め込まれるので、型枠の解体作業が不要となり、その分、省力化を図ることができる。
【0004】
また、特開平10−1952号公報には、メタルラス等の網状体が溶接された枠状の金属製支持体と、セパレータの両端にナットで螺着される鈎状部材で金属製支持体を係止する連結具とを用いて型枠を形成し、この型枠内にコンクリートを打設して硬化させることによりコンクリート型を成形する技術が記載されている。この技術によっても、同様に、コンクリートの漏出を防止してコンクリート型を成形することができると共に、型枠の解体を不要とすることができ、また、連結具により補強される分だけコンクリート型の強度が高められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したコンクリート成形型によれば、前者(特開平2−178421号)では、金網枠体に止め線を懸架して型枠を形成した後、この型枠の内側にメタルラスを張設しなければならず、型枠の形成作業が繁雑になるという問題点があった。一方、後者(特開平10−1952号)では、連結具の取り付けに際して、セパレータの両端に設けられたおねじ部に対するナットの螺合量を調整して鈎状部材の位置合わせを行わなければならず、取り付け作業が繁雑になるという問題点があった。
【0006】
この問題点を解決するために、特許第3090909号公報には、鉄筋を格子状に組み付けて形成した枠体に対してその枠面を覆うように金属製メッシュを固定した型枠パネルと、鉄筋を所要の長さに切り出してその両端を他端側に折り返すように屈曲させて鈎状の一対のフック部を形成したセパレータを用いて型枠を形成し、この枠体にコンクリートを打設して硬化させることによりコンクリート型を成形する技術が記載されている。即ち、コンクリート型の幅寸法に合わせて一対の型枠パネルを並設し、その一対の型枠パネル間にセパレータを通し、そのセパレータのフック部を型枠パネルにかしめ固定し、コンクリート成形型を形成することにより、型枠の組立作業を容易化できるとされている。
【0007】
しかしながら、かかるコンクリート成形型によれば、型枠パネルはセパレータのフック部をかしめて固定するので、治具を使用したかしめ作業が必要になるばかりか、かしめ具合によっては型枠パネルの配設位置が前後し、その結果、型枠パネルの間隔を設計値通りにすることが困難であるという問題点があった。
【0008】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、型枠の組み立て作業が容易で且つ型枠パネルの間隔を設計値通りにすることができる型枠形成ユニット及びその型枠成形ユニットを使用した型枠形成方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載の型枠形成ユニットは、略枠状体に形成される枠状部材とその枠状部材の枠面に覆設される網状部材とを有しコンクリートの打設空間を囲むように設置される型枠パネルと、互いに対向する前記型枠パネル間を架橋するように取り付けられる鉄筋製のセパレータとを備えるものであり、前記枠状部材の4辺を囲む外枠の内側には、前記型枠パネルがコンクリートの打設空間を囲むように設置された場合に前記型枠パネルの横方向に延設される前記梁部材が少なくとも1以上配設され、その横方向に延設される梁部材上に前記セパレータを載置することにより前記セパレータを前記枠状部材で上下方向に位置決めし、前記セパレータの両端に円形に形成される挿通部と、その挿通部に挿通可能な略棒状体に形成される支持部材とを備えると共に、その支持部材の外径は、前記挿通部の内径と略同一径とされており、互いに対向して設置された前記型枠パネルの対向面間に前記セパレータを架橋すると共に、その型枠パネルの網状部材を貫通し非対向面側へ突出させた前記セパレータの両端の挿通部それぞれに前記支持部材を挿通することにより横方向に位置決めして型枠を形成するように構成されている。
【0010】
この請求項1記載の型枠形成ユニットによれば、コンクリート型を成形するに際し、まず、略枠状に形成される枠状部材とその枠状部材の枠面に覆設される網状部材とを有する型枠パネルがコンクリートの打設空間を囲むように設置され、次いで、互いに対向して設置された型枠パネルの対向面間にセパレータが架橋される。これにより、セパレータの両端に円形に形成された挿通部が型枠パネルの網状部材を貫通して非対向面側に突出されるので、その突出した挿通部に支持部材を挿通することにより、型枠が形成される。かかる型枠にコンクリートが打設されると、網状部材によりコンクリートの漏出が防止され、硬化したコンクリートによりコンクリート型が成形される。型枠パネルは、このコンクリート型に埋設されるので、型枠の解体作業が不要とされる。
【0011】
請求項2記載の型枠形成ユニットは、請求項1記載の型枠形成ユニットにおいて、前記枠状部材は略矩形格子状に接合される梁部材から略枠状体に構成されており、前記支持部材は前記梁部材よりも大径の棒状体として構成されている。
【0012】
請求項3記載の型枠形成ユニットは、請求項1記載の型枠形成ユニットにおいて、前記枠状部材は、略矩形格子状に接合される小径の細梁部材と大径の太梁部材とから略枠状体に構成されており、前記太梁部材は、その枠状体の互いに対向する2側辺の端縁部のみに使用されている。
【0013】
請求項4記載の型枠形成ユニットは、請求項3記載の型枠形成ユニットにおいて、前記支持部材が前記太梁部材と略同等径の棒状体として構成されている。
【0014】
【0015】
請求項5記載の型枠形成ユニットは、請求項1から4のいずれかに記載の型枠形成ユニットにおいて、前記型枠パネルの設置予定位置に敷設され固定される敷設板と、その敷設板の両端縁部から立設される一対の側壁板とを有し、断面視略コ字状に形成される固定ライナを備えており、その固定ライナの一対の側壁板の対向面間に挿嵌された型枠パネル及び支持部材の下部を側壁板により固定可能に構成され、前記型枠パネルの外側に前記枠状部材を構成するとともに縦方向に延設される梁部材と比べて大径の支持部材が立設されている。
【0016】
請求項6記載の型枠形成ユニットは、請求項5記載の型枠形成ユニットにおいて、前記固定ライナの一対の側壁板の内の一方の側壁板は、他方の側壁板よりも敷設板からの立設高さが高くなるように形成されている。
【0017】
請求項7記載の型枠形成方法は、略枠状体に形成される枠状部材とその枠状部材の枠面に覆設される網状部材とを有する型枠パネルをコンクリートの打設空間を囲むように設置する設置工程と、
前記設置工程により互いに対向して設置された型枠パネルの対向面間に、両端に円形に形成される挿通部を備える鉄筋製のセパレータを架橋する架橋工程と、前記型枠パネルの横方向に延設される梁部材上に前記セパレータを載置して位置決めする工程と、その架橋工程により型枠パネルの非対向面側へ突出したセパレータの両端の挿通部のそれぞれに、その挿通部の内径と略同一外径の棒状体に形成された支持部材を挿通して型枠を形成する挿通工程とを備えている。
【0018】
請求項8記載の型枠形成方法は、請求項7記載の型枠形成方法において、前記設置工程は、略矩形格子状に接合される梁部材から略枠状体に構成される枠状部材と、その枠状部材の枠面に覆設される網状部材とを有する型枠パネルをコンクリートの打設空間を囲むように設置するものであり、前記挿通工程は、前記架橋工程により互いに対向する型枠パネルの非対向面側へ突出したセパレータの両端の挿通部のそれぞれに、前記梁部材よりも大径の棒状体として構成される支持部材を挿通して型枠を形成するものである。
【0019】
請求項9記載の型枠形成方法は、請求項7記載の型枠形成方法において、前記設置工程は、略矩形格子状に接合される小径の細梁部材と大径の太梁部材とから略枠状体に構成されると共に、その枠状体の互いに対向する2側辺の端縁部のみに太梁部材が使用されている枠状部材と、その枠状部材の枠面に覆設される網状部材とを有する型枠パネルを隣接する型枠パネルとの連結部に太梁部材が配置されるように配向させつつコンクリートの打設空間を囲むように設置するものである。
【0020】
請求項10記載の型枠形成方法は、請求項9記載の型枠形成方法において、前記設置工程は、前記挿通工程は、前記架橋工程により互いに対向する型枠パネルの非対向面側へ突出したセパレータの両端の挿通部のそれぞれに、前記太梁部材と略同等径の棒状体として構成された支持部材を挿通して型枠を形成するものである。
【0021】
【0022】
請求項11記載の型枠形成方法は、請求項7から10のいずれかに記載の型枠形成方法において、敷設板とその敷設板の両端縁部から立設される一対の側壁板とを有し、その一対の側壁板の対向面間に挿嵌された型枠パネル及び支持部材の下部を側壁板により固定可能に構成される固定ライナを型枠パネルの設置予定位置へ敷設して固定する敷設工程を備え、前記設置工程は、その敷設工程により敷設された固定ライナの一対の側壁板の対向面間に型枠パネルの下部を挿嵌しつつコンクリートの打設空間を囲むようにその型枠パネルを設置するものであり、前記挿通工程は、前記架橋工程により互いに対向する型枠パネルの非対向面側へ突出したセパレータの両端の挿通部のそれぞれに支持部材を挿通すると共に、その挿通した支持部材の下部を前記敷設工程により敷設された固定ライナの一対の側壁板の対向面間へ前記型枠パネルの外側に前記枠状部材を構成するとともに縦方向に延設される梁部材と比べて大径の支持部材を立設させた状態で型枠パネルと共に挿嵌して型枠を形成するものである。
【0023】
請求項12記載の型枠形成方法は、請求項11記載の型枠形成方法において、前記敷設工程は、一対の側壁板の内の一方の側壁板が他方の側壁板よりも敷設板からの立設高さが高くなるように形成された固定ライナを前記型枠パネルの設置予定位置へ敷設して固定するものであり、前記挿通工程により形成された型枠の型枠パネルの上部が接地面からの基準高さに達しない場合には、前記セパレータの挿通部を支持部材に沿いつつ摺動させて型枠パネルを基準高さまでへ引き上げる引上工程を備えている。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施例における型枠パネル1を示した図であり、(a)はその正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は平面図である。なお、図1では、型枠パネル1の縦及び横方向長さを省略して図示している。
【0025】
型枠パネル1は、コンクリートの打設空間を形成するために捨てコンクリート7(図4参照)上に立設される部材であり、枠部材2とメタルラス4とを備えている。枠部材2は、型枠パネル1の骨格をなす部材であり、図1(a)に示すように、略矩形格子状に溶接された横筋2a及び縦筋2bから略枠体状に形成されている。なお、第1実施例における横筋2a及び縦筋2bは、略5mm径の棒鋼線材で構成されている。また、横筋2a及び縦筋2bの格子間隔は、縦横(図1(a)上下左右)方向共に略100mmとされている。
【0026】
メタルラス4は、打設されたコンクリートの漏出を防止するための部材であり、図1に示すように、枠部材2の一面側(図1(a)紙面手前側)全域を覆いつつ溶接固定されている。なお、第1実施例におけるメタルラス4は、溶融亜鉛メッキ鋼板(JIS−G3302,板厚0.5mm,メッキ付着量90g/平方m)から菱形の網目を有する金属メッシュとして構成されている。
【0027】
ここで、形成しようとするコンクリート型の形状や大きさは、多種多様であるが、かかる型枠パネル1は、既製品(例えば、縦1m×幅2m)が用意されており、施工するコンクリート型の形状等に合わせて、適宜その長さを切断して使用したり、或いは、2以上の型枠パネル1の側縁部を結線で繋げて使用することができる。
【0028】
図2は、セパレータ5を示した図であり、(a)はその平面図であり、(b)は側面図である。セパレータ5は、打設されたコンクリートの重量に耐えうるように立設された型枠パネル1を補強するための部材であり、互いに対向して設置された型枠パネル1の対向面間に架橋される(図4及び図5参照)。このセパレータ5は、図2に示すように、1本の鉄筋の両端を円形に巻回して構成されており、この巻回された円形部が挿通部5aとされている。
【0029】
この挿通部5aは、後述する支持筋8が挿通される部位であり(図6参照)、セパレータ5の両端に略同一形状で形成されている。即ち、一対の挿通部5aは、支持筋8の外径と略同一の内径、但し、支持筋8の挿通を可能とするために、その支持筋8の外径より若干大きな内径を有する円形に形成されると共に、互いに略同一平面状に配置されるように形成されている。なお、この挿通部5aに挿通される支持筋8は、略10mm径の棒鋼線材で構成されている。
【0030】
また、この挿通部5aは、図2に示すように、鉄筋を少なくとも1周以上巻回して構成されているので、その巻回強度が確保されている。よって、打設されたコンクリートの重量などにより円形に巻回された鉄筋先端が巻き戻され支持筋8が挿通部5aから脱落してしまうということを防止することができる。
【0031】
なお、第1実施例におけるセパレータ5は、略5mm径の棒鋼線材で構成されており、また、そのセパレータ5の長さ、即ち、一対の挿通部5aの離間距離は、型枠パネル1の設置間隔(設計値間隔)を決定する役割を担うので、施工現場(形成するコンクリート型の大きさ等)に応じて、種々の長さのものが形成される。
【0032】
図3は、下端固定ライナ6の斜視図であり、下端固定ライナ6及び捨てコンクリート7の一部を省略して図示している。下端固定ライナ6は、捨てコンクリート7上に立設される型枠パネル1の下端を固定して支持するための部材であり、図3に示すように、型枠パネル1が設置される捨てコンクリート7へコンクリート釘6aによって固定される。
【0033】
この下端固定ライナ6は、図3に示すように、捨てコンクリート7上に敷設される敷設板6bと、その敷設板6bの両端縁部から立設する一対の側壁板6cとから断面視略コ字状に構成されており、一対の側壁板6cの対向面間には、型枠パネル1及び支持部材8が挿嵌可能とされている(図4参照)。なお、第1実施例における下端固定ライナ6は、略1.6mm厚の亜鉛メッキ鋼板を断面視略コ字状に屈曲して構成されている。また、側壁板6cの対向面間隔は、型枠パネル1及び支持筋8の下端を挿嵌可能とするべく、略20mmとされ、その立設高さは、略20mmとされている。
【0034】
次に、型枠形成ユニット10を使用した型枠の形成方法について、図4から図6を参照して説明する。図4は、第1実施例における型枠形成ユニット10の施工状態を示した側面図であり、図5は、図4の平面図である。なお、図4及び図5では、型枠形成ユニット10の幅方向長さ及び連結方向長さを省略して図示している。
【0035】
第1実施例における型枠形成ユニット10は、上述した型枠パネル1と、セパレータ5と、下端固定ライナ6とから主に構成されており、これらを使用して型枠が形成される。具体的には、まず、捨てコンクリート7上に所定の設計値間隔で地墨を引いた後、その地墨に沿わせつつ一対の下端固定ライナ6を捨てコンクリート7上に配設し(図4参照)、コンクリート釘6aによって固定する(図3参照)。
【0036】
下端固定ライナ6を捨てコンクリート7上に設計値間隔で設置した後は、図4に示すように、その下端固定ライナ6に一対の型枠パネル1を立設させる。この場合、型枠パネル1は、図4及び図5に示すように、メタルラス4の張設面側を内側に対向させて下端固定ライナ6に立設され、横方向(図4紙面垂直方向,図5上下方向)に互いに隣接する型枠パネル1は、その枠部材2の側縁部(縦筋2b)が結束ワイヤ(図示せず)で結束されて連結される。
【0037】
一対の型枠パネル1を下端固定ライナ6に立設させた後は、その型枠パネル1の対向面間にセパレータ5を架橋するように取り付けると共に、セパレータ5両端の挿通部5aに支持筋8を挿入する。ここで、図6を参照してセパレータ5及び支持筋8の取り付け方法について説明する。
【0038】
図6は、型枠形成ユニット10の部分拡大斜視図であり、セパレータ5及び支持筋8の取り付け状態を拡大して示している。セパレータ5を型枠パネル1の対向面間に架橋させて取り付けるに際しては、その取り付け箇所のメタルラス4を破断して、図6に示すように、セパレータ5の挿通部5aが貫通可能なスリット状の貫孔4aを形成する。
【0039】
なお、図6では、図面を簡素化して理解を容易とするために、貫孔4aの開口寸法を大きくして図示しているが、実際の施工にあたっては、かかる貫孔4aは、セパレータ5の挿通部5aが挿通可能な最低限の開口寸法とすることが好ましい。
【0040】
また、貫孔4aの形成箇所は、図6に示すように、横筋2a周辺に形成する。これにより、型枠パネル1の対向面間に架橋されたセパレータ5を横筋2a上に載置することができるので、セパレータ5を所望の高さで保持しておくことができ、後述する支持筋8の挿通作業を容易に行うことができる。即ち、メタルラス4を破断して形成した貫孔4aへ載置したのでは、かかるセパレータ5を安定して保持することができないが、対向して配置された型枠パネル1の対応する横筋2a間にセパレータ5を載置することにより、かかるセパレータ5を平行な状態で安定して保持しておくことができる。
【0041】
メタルラス4を破断して貫孔4aを形成した後は、その貫孔4aへセパレータ5両端の挿通部5aをそれぞれ挿通して、セパレータ5を型枠パネル1の対向面間に架橋する。セパレータ5の長さ、即ち、一対の挿通部5aの離間距離は、上述したように、型枠パネル1の設置間隔に対応させて形成されているので、型枠パネル1の対向面間に架橋されたセパレータ5は、その両端の挿通部5aがメタルラス4を貫通して、型枠パネル1の非対向面側へ突出される(図4及び図5参照)。
【0042】
セパレータ5の挿通部5aを型枠パネル1の非対向面側へ突出させた後は、各挿通部5aへ支持筋8を順次挿通すると共に、図4に示すように、その支持筋8の下端を下端固定ライナ6へ挿嵌し、更に、図6に示すように、支持筋8をセパレータ5及びと横筋2aと結束ワイヤにて結束して固定する。これにより、図4及び図5に示すように、一対の型枠パネル1が所定の設計値間隔で配設された型枠が形成される。
【0043】
型枠の形成が終了した後は、かかる型枠の内側へコンクリートを打設してコンクリート型を成形する。型枠内へ打設されたコンクリートは、メタルラス4から僅かに漏出しつつ硬化するので、型枠パネル1がコンクリート型に埋設されることとなり、その結果、型枠パネル1の解体作業を不要とできるので、その分、作業の省力化を図ることができる。
【0044】
ここで、型枠内へコンクリートを打設すると、打設されたコンクリートの重量によって型枠パネル1が外方へ押し広げられるが、この型枠パネル1の外側(非対向面側)には、図4に示すように、大径(略10mm径)の支持筋8が立設され、型枠パネル1の剛性強度が補強されている。その結果、型枠全体としての剛性強度が確保され、打設されたコンクリートの重量によって変形等することが防止されるので、コンクリート型を精度良く成形することができる。
【0045】
なお、第1実施例において説明した型枠形成ユニット10の構成諸元であれば、支持筋8の配設間隔(図5上下方向間隔)は、略400mm以下とすることが好ましく、この場合、対向する支持筋8を少なくとも2本以上のセパレータ5により懸架すると共にそのセパレータ5の間隔(図4上下方向間隔)を略300mm以下とすることが好ましい。
【0046】
以上説明したように、第1実施例における型枠形性ユニット10によれば、型枠パネル1の間隔をセパレータ5で決定することができるので、設計値通りに型枠パネル1を配設し、型枠を施工することができる。しかも、施工に当たって、セパレータ5の端部のかしめ作業も不要となり施工が容易である。更に、型枠パネル1は、略5mm径の横筋2a及び縦筋2bで矩形格子状に構成されているので、型枠パネル1の軽量化及び材料費の低減を図ることができる。
【0047】
次に、図7及び図8を参照して第2実施例について説明する。第1実施例では、下端固定ライナ6の一対の側壁板6cが略同一高さに構成されていたのに対して、第2実施例の下端固定ライナ16の側壁板16c1,16c2は、一方が他方よりも高く形成されている。なお、前記した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0048】
図7は、第2実施例の下端固定ライナ16を示した斜視図であり、下端固定ライナ16及び捨てコンクリート7の一部を省略して図示している。
【0049】
第2実施例における下端固定ライナ16は、マイナスの不陸が発生した場合に使用される部材であり、図7に示すように、つかみ金物17をコンクリート釘6aで捨てコンクリート7に固定することにより、その捨てコンクリート7上に固設される。この下端固定ライナ16は、図7に示すように、捨てコンクリート7上に敷設される敷設板16bと、その敷設板16bの両端縁部から立設する一対の側壁板16c1,16c2とから断面視略J字状に構成されており、第1実施例と同様に、一対の側壁板16c1,16c2aの対向面間には、型枠パネル1及び支持部材8が挿嵌可能とされている。
【0050】
一方、一対の側壁板16c1,16c2の内の一方の側壁板16c2は、マイナスの不陸の発生に対応するべく、他方の側壁板16c1よりも敷設板16bからの立設高さを高くして形成されている。なお、第2実施例における下端固定ライナ16は、第1実施例における下端固定ライナ6と同じ板材材料から構成されると共に、一方の側壁板16c1の立設高さが略20mmとされ、他方の側壁板16c2の立設高さが略100mmとされている。
【0051】
このように、第2実施例における下端固定ライナ16は、一方の側壁板16c2の立設高さが高くされているので、第1実施例における下端固定ライナ6のように(図3参照)、敷設板6aをコンクリート釘6aで直接固定したのでは、作業性が悪く、非効率的である。そこで、第2実施例における下端固定ライナ16は、上述したように、つかみ金物17を使用して捨てコンクリート7上に固設される。
【0052】
つかみ金物17は、図7に示すように、一枚の平板の上端(図7上側)を下端側(図7下側)へ折り返して形成される係止部17aと、その平板の下端を側面視略L字状に屈曲して形成される基部17bとを備えている。このつかみ金物17によれば、図7に示すように、係止部17aによって下端固定ライナ16の側壁板16c2を係止した後、基部17bを捨てコンクリート7へコンクリート釘6aで固定することにより、下端固定ライナ16を捨てコンクリート7上に容易に固設することができる。なお、つかみ金物17は、下端固定ライナ16と同じ板材材料から構成されている。
【0053】
次に、図8を参照してマイナスの不陸がある場合の型枠の形成方法について説明する。図8は、第2実施例における型枠形成ユニット20の施工状態を示した側面図である。なお、図8では、互いに対向して設置される一対の型枠パネル1の内の一方を省略して図示している。
【0054】
図8に示すように、捨てコンクリート7の成形不良等により高さLの不陸が発生した場合には、第2実施例の下端固定ライナ16を使用して型枠パネル1の高さ調整を行うことによって、マイナスの不陸を解消することができる。具体的には、まず、下端固定ライナ16を捨てコンクリート7に所定の設計値間隔で配設した後、つかみ金物17を使用して下端固定ライナ16を捨てコンクリート7上に固設する。なお、下端固定ライナ16は、図8に示すように、立設高さが高くされている側壁板16c2を外側に向けて配設する。
【0055】
下端固定ライナ16を固設した後は、上述した第1実施例の場合と同様に、型枠パネル1を下端ライナ16へ立設し、立設された型枠パネル1の対向面間にセパレータ5を架橋するように取り付けると共に、型枠パネル1を貫通して非対向面側へ突出されたセパレータ5両端の挿通部5aに支持筋8を挿通する。その後、セパレータ5の挿通部5aを支持筋8に沿いつつ上方(図8上方)へ摺動させることによって、図8に示すように、型枠パネル1を基準レベルまで持ち上げて、結束ワイヤで固定する(図6参照)。
【0056】
これにより、マイナスの不陸を解消して型枠を形成することができるので、かかる型枠内へコンクリートを打設して硬化させることにより、設計値通りのコンクリート型を成形することができる。なお、型枠パネル1を持ち上げても、下端固定ライナ16の一方の側壁板16c2がその分高く形成されているので、コンクリートが漏出することはない。
【0057】
次に、図9を参照して第3実施例について説明する。第1実施例の型枠パネル1が略同一径の横筋2a及び縦筋2bのみから矩形格子状に構成されたのに対して、第3実施例の型枠パネル11は、側縁部に大径の太縦筋12cが配設されている。なお、前記した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0058】
図9は、第3実施例における型枠パネル11を示した図であり、(a)はその正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は平面図である。なお、図9では、型枠パネル11の縦及び横方向長さを省略して図示している。
【0059】
型枠パネル11は、第1実施例と同様に、枠部材12の一面側(図9(a)紙面手前側)にメタルラス4を覆設して構成されており、その枠部材12は、略同一径の棒鋼線材から構成される横筋12a及び縦筋12bと、それらよりも大径の棒鋼線材から構成される太縦筋12cとを備えている。なお、第3実施例における横筋12a及び縦筋12bは、略5mm径の棒鋼線材で構成され、太縦筋12cは、略10mm径の棒鋼線材で構成されている。また、枠部材12の格子間隔は、第1実施例と同様に、縦横方向共に略100mmとされている。
【0060】
枠部材12は、図9(a)に示すように、小径の横筋12a及び縦筋12bを略格子状に溶接して略枠状体を形成すると共に、その枠状体の互いに対向する2側辺の側縁部(図9(a)左右端)のみに大径の太縦筋12cを使用して構成されている。よって、小径の横筋12a及び縦筋12bにより枠部材12の軽量化を図りつつ、太縦筋12cによりその剛性強度を補強することができるので、結果として、型枠パネル11全体としての軽量化と剛性強度の確保とを図ることができる。
【0061】
なお、第1実施例では、支持筋8を横筋2a及び縦筋2bよりも大径(略10mm径)の棒鋼線材で構成したが、第3実施例における型枠パネル11は、太縦筋12cによって、その剛性強度が確保されているので、支持筋(図示せず)をより小径(例えば、略5mm径)の棒鋼線材で構成することもできる。
【0062】
例えば、かかる支持筋を横筋12a及び縦筋12bと同径の棒鋼線材で構成することにより、部品材料を兼用して、その材料コスト及び加工コストを低減することができる。但し、かかる支持筋を太縦筋12cと同径の棒鋼線材で構成した場合には、部品材料の兼用により、その材料コスト及び加工コストが低減されるだけでなく、より剛性強度の大きな型枠を形成することができる。
【0063】
また、大径の太縦筋12cは、図9に示すように、枠部材12の互いに対向する2側辺の側縁部(図9(a)左右端)のみに使用されている。よって、型枠パネル11をコンクリートの打設空間を囲むように設置するに際し、この太縦筋12c同士を連結するように各型枠パネル11を横方向へ連結して配置することによって、太縦筋12cを縦方向に延設させることができる。従って、施工現場が横方向に長い場合でも、太縦筋12cの使用量を抑制して、その分、型枠形成ユニット全体としての材料コストを低減することができる。
【0064】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定される物ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0065】
例えば、第2実施例では、一方の側壁板16c2の立設高さが他方よりも高く形成された下端固定ライナ16を使用してマイナスの不陸を解消する方法を説明したが、必ずしもこの下端固定ライナ16を使用しなければならないというわけではなく、第2実施例で説明したマイナスの不陸を解消する方法に、第1実施例で説明した下端固定ライナ6を使用することは当然可能である。この場合には、第1実施例で説明した下端固定ライナ6の側壁板6cは、略20mmの立設高さを有しており、その高さまで型枠パネル1,11を持ち上げることができるので、略20mmまでの不陸を解消することができる。
【0066】
逆に、マイナスの不陸が発生していない場合でも、一方の側壁板16c2の立設高さが高く形成された第2実施例における下端固定ライナ16を、第1実施例における下端固定ライナ6と同様の態様、即ち、型枠パネル1,11を持ち上げることなく使用することも当然可能である。
【0067】
【発明の効果】
請求項1記載の型枠形成ユニットによれば、型枠を成形するに際しては、まず、略枠状に形成される枠状部材とその枠状部材の枠面に覆設される網状部材とを有する型枠パネルをコンクリートの打設空間を囲むように設置し、次いで、互いに対向して設置された型枠パネルの対向面間にセパレータを架橋する。型枠パネルの網状部材を貫通して非対向面側へ突出するセパレータの両端には、円形の挿通部が形成されており、この挿通部の内径は、支持部材の外径と略同一径とされている。よって、セパレータ両端の挿通部に支持部材を挿通することにより、型枠パネルの間隔を設計値通りに配設することができるので、型枠を精度良く形成することができる。
【0068】
即ち、従来の型枠形成ユニットのように、セパレータ端部のフック部を型枠パネルに係止させてかしめるという煩雑な作業を行う必要がなく、作業負荷が軽減されるので、型枠の組み立て作業を容易に行うことができるという効果がある。更に、従来の型枠形成ユニットのように、かしめ具合によって型枠パネルの配設位置が前後するということがなく、型枠パネルの対向面間隔をセパレータにより決定することができるので、設計値通りの間隔で型枠パネルを配設することができという効果があり、その結果、コンクリート型を精度良く成形することができる。更に、枠状部材の内側には、型枠パネルがコンクリートの打設空間を囲むように設置された場合にその横方向に延設される梁部材または細梁部材が少なくとも1以上配設されているので、その梁部材または細梁部材へ型枠パネルの対向面間に架橋されたセパレータを載置しておくことができる。よって、かかるセパレータを所望の高さで安定して保持しておくことができるので、支持部材の挿通作業を容易に行うことができるという効果がある。加えて、セパレータを架橋する作業者は、対向して配置された型枠パネルの対応する梁部材または細梁部材を目印にしつつ、その梁部材または細梁部材へセパレータを載置するだけで、セパレータを平行な状態に容易に配置することができるという効果があり、その結果、支持部材の挿通作業を容易に行うことができるという効果がある。
【0069】
請求項2記載の型枠形成ユニットによれば、請求項1記載の型枠形成ユニットの奏する効果に加え、支持部材は、型枠パネルの枠部材を構成する梁部材よりも大径の棒状体として構成されている。よって、かかる支持部材を型枠パネルに架橋されたセパレータ両端の挿通部に挿通することにより、型枠パネルの剛性強度を補強することができ、その分、型枠全体としての剛性強度を向上させることができるという効果がある。また、支持部材による補強によって型枠全体としての剛性強度を確保することができるので、その分、梁部材を小径化して、材料コストを低減すると共に、型枠パネルを軽量化することができるという効果がある。その結果、型枠パネルの運搬等の取り扱い性を向上して、型枠の組み立て作業を容易化することができる。
【0070】
請求項3記載の型枠形成ユニットによれば、請求項1記載の型枠形成ユニットの奏する効果に加え、枠状部材は、略矩形格子状に接合される小径の細梁部材と大径の太梁部材とから略枠状体に構成されているので、小径の細梁部材により軽量化されつつ太梁部材により剛性強度が補強され、その結果、型枠パネル全体としての軽量化と剛性強度の確保とを図ることができるという効果がある。
【0071】
更に、太梁部材は、枠状体の互いに対向する2側辺の端縁部のみに使用されている。よって、この太梁部材同士が連結されるように各型枠パネルをコンクリートの打設空間を囲むように配置することにより、各型枠パネルの太梁部材を縦方向に延設させることができる。従って、施工現場が横方向に長い場合でも、太梁部材の使用量を抑制して、その分、型枠形成ユニット全体としての材料コストを低減することができるという効果がある。
【0072】
請求項4記載の型枠形成ユニットによれば、請求項3記載の型枠形成ユニットの奏する効果に加え、支持部材は、太梁部材と略同等径の棒状体として構成されているので、かかる支持部材と太梁部材との部品材料を兼用して、その材料コスト及び加工コストを低減することができるという効果がある。また、太梁部材と同等径に構成された支持部材を型枠パネルに架橋されたセパレータ両端の挿通部に挿通することにより、型枠パネルの剛性強度を補強することができ、その分、型枠全体としての剛性強度を向上させることができるという効果がある。
【0073】
【0074】
【0075】
請求項5記載の型枠形成ユニットによれば、請求項1から4のいずれかに記載の型枠形成ユニットの奏する効果に加え、型枠パネルの設置予定位置に敷設され固定される敷設板と、その敷設板の両端縁部から立設される一対の側壁板とを有し、断面視略コ字状に形成される固定ライナを備えており、かかる固定ライナは、その一対の側壁板の対向面間に挿嵌された型枠パネル及び支持部材の下部を側壁板により固定可能に構成され、前記型枠パネルの外側に前記枠状部材を構成するとともに縦方向に延設される梁部材と比べて大径の支持部材が立設されている。
【0076】
よって、捨てコンクリート等の型枠パネル設置予定位置に予め設置された固定ライナを位置決め部材として利用して、型枠パネルの設置を容易且つ正確に行うことができるので、その分、型枠の組み立て作業性を向上させることができるという効果がある。更に、型枠パネル及び支持部材の下部が固定ライナによって固定されるので、設置された型枠パネルの配設位置が不用意な組み立て操作等により前後することが防止でき、その結果、型枠を設計値通り正確に組み立てて、高精度なコンクリート型を成形することができるという効果がある。
【0077】
請求項6記載の型枠形成ユニットによれば、請求項5記載の型枠形成ユニットの奏する効果に加え、固定ライナの一対の側壁板の内の一方の側壁板は、他方の側壁板よりも敷設板からの立設高さが高くなるように形成されている。よって、型枠パネルを上方へ持ち上げても、他方よりも立設高さが高くなるように形成された固定ライナの一方の側壁板によって打設されたコンクリートの漏出が防止されるので、コンクリートを型枠内で硬化させてコンクリート型を成形することができるという効果がある。従って、例えば、捨てコンクリートの成形不良などによって、型枠の型枠パネルの上部高さが設計上の基準高さに達しない場合などには、型枠パネルを基準高さまで引き上げて対応することができる。
【0078】
請求項7記載の型枠形成方法によれば、型枠を成形するに際しては、まず、略枠状に形成される枠状部材とその枠状部材の枠面に覆設される網状部材とを有する型枠パネルをコンクリートの打設空間を囲むように設置する設置工程を行い、次いで、その設置工程により互いに対向して設置される鉄筋製のセパレータを架橋する架橋工程と、前記型枠パネルの横方向に延設される梁部材上に前記セパレータを載置して位置決めする工程と、そして、その架橋工程により互いに対向する型枠パネルの非対向面側へ突出したセパレータの両端の挿通部それぞれに支持部材をそれぞれ挿通する挿通工程を行う。ここで、挿通部の内径は、支持部材の外径と略同一径とされているので、型枠パネルの間隔を設計値通りに配設することができ、型枠を精度良く形成することができる。
【0079】
即ち、従来の型枠形成ユニットのように、セパレータ端部のフック部を型枠パネルに係止させてかしめるという煩雑な作業を行う必要がなく、作業負荷が軽減されるので、型枠の組み立て作業を容易に行うことができるという効果がある。更に、従来の型枠形成ユニットのように、かしめ具合によって型枠パネルの配設位置が前後するということがなく、型枠パネルの対向面間隔をセパレータにより決定することができるので、設計値通りの間隔で型枠パネルを配設することができという効果があり、その結果、コンクリート型を精度良く成形することができる。
【0080】
請求項8記載の型枠形成方法によれば、請求項7記載の型枠形成方法の奏する効果に加え、挿通工程では、型枠パネルの枠部材を構成する梁部材よりも大径の棒状体として構成される支持部材が、型枠パネルの非対向面側へ突出したセパレータの両端の挿通部に挿通されるので、型枠パネルの剛性強度を補強することができ、その分、型枠全体としての剛性強度を向上させることができるという効果がある。また、支持部材による補強によって型枠全体としての剛性強度を確保することができるので、その分、梁部材を小径化して、材料コストを低減すると共に、型枠パネルを軽量化することができるという効果がある。その結果、型枠パネルの運搬等の取り扱い性を向上して、型枠の組み立て作業を容易化することができる。
【0081】
請求項9記載の型枠形成方法によれば、請求項7記載の型枠形成方法の奏する効果に加え、設置工程においてコンクリートの打設空間を囲むように設置される型枠パネルの枠状部材は、略矩形格子状に接合される小径の細梁部材と大径の太梁部材とから略枠状体に構成されているので、小径の細梁部材により軽量化されつつ太梁部材により剛性強度が補強され、その結果、型枠パネル全体としての軽量化と剛性強度の確保とを図ることができるという効果がある。
【0082】
更に、太梁部材は、枠状体の互いに対向する2側辺の端縁部のみに使用されており、設置工程においては、各型枠パネルを隣接する型枠パネルとの連結部に太梁部材が配置されるように配向させつつコンクリートの打設空間を囲むように設置するので、設置された各型枠パネルの太梁部材を縦方向に延設させることができる。従って、施工現場が横方向に長い場合でも、太梁部材の使用量を抑制して、その分、型枠形成ユニット全体としての材料コストを低減することができるという効果がある。
【0083】
請求項10記載の型枠形成方法によれば、請求項9記載の型枠形成方法の奏する効果に加え、挿通工程においてセパレータの両端の挿通部に挿通される支持部材は、太梁部材と略同等径の棒状体として構成されているので、かかる支持部材と太梁部材との部品材料を兼用して、その材料コスト及び加工コストを低減することができるという効果がある。また、太梁部材と同等径に構成された支持部材を型枠パネルに架橋されたセパレータ両端の挿通部に挿通することにより、型枠パネルの剛性強度を補強することができ、その分、型枠全体としての剛性強度を向上させることができるという効果がある。
【0084】
【0085】
【0086】
請求項11記載の型枠形成方法によれば、請求項7から10のいずれかに記載の型枠形成方法の奏する効果に加え、敷設板とその敷設板の両端縁部から立設される一対の側壁板とを有し、その一対の側壁板の対向面間に型枠パネルの外側に枠状部材を構成する梁部材と比べて大径の支持部材を立設させた状態で挿嵌された型枠パネル及び支持部材の下部を側壁板により固定可能に構成される固定ライナを型枠パネルの設置予定位置へ敷設して固定する敷設工程を備えている。よって、設置工程では、敷設工程により捨てコンクリート等の所定位置へ設置された固定ライナを位置決め部材として利用して、型枠パネルの設置を容易且つ正確に行うことができるので、その分、型枠の組み立て作業性を向上させることができるという効果がある。
【0087】
更に、挿通工程では、挿通した支持部材の下部を敷設工程により敷設された固定ライナの一対の側壁板の対向面間へ型枠パネルと共に挿嵌するので、型枠パネル及び支持部材の下部が固定ライナによって固定される。よって、設置された型枠パネルの配設位置が不用意な組み立て操作等により前後することが防止でき、その結果、型枠を設計値通り正確に組み立てて、高精度のコンクリート型を成形することができるという効果がある。
【0088】
請求項12記載の型枠形成方法によれば、請求項11記載の型枠形成方法の奏する効果に加え、挿通工程により形成された型枠の型枠パネルの上部高さが所定の基準高さに達しない場合には、前記セパレータの挿通部を支持部材に沿いつつ摺動させて型枠パネルを基準高さまでへ引き上げる引上工程を備えている。ここで、敷設工程で敷設される固定パネルは、一対の側壁板の内の一方の側壁板が他方の側壁板よりも敷設板からの立設高さが高くなるように形成されているので、型枠パネルを上方へ持ち上げても、他方よりも立設高さが高くなるように形成された固定ライナの一方の側壁板によって打設されたコンクリートの漏出が防止されるので、コンクリートを型枠内で硬化させてコンクリート型を成形することができるという効果がある。従って、例えば、捨てコンクリートの成形不良などによって、型枠の型枠パネルの上部高さが設計上の基準高さに達しない場合などには、引上工程によって、枠パネルを基準高さまで引き上げて対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における型枠パネルを示した図であり、(a)は型枠パネルの正面図であり、(b)は型枠パネルの側面図であり、(c)は型枠パネルの平面図である。
【図2】(a)はセパレータの平面図であり、(b)はセパレータの側面図である。
【図3】下端固定ライナを示した斜視図である。
【図4】型枠形成ユニットの施工状態を示した側面図である。
【図5】型枠形成ユニットの施工状態を示した平面図である。
【図6】型枠形成ユニットの部分拡大斜視図である。
【図7】第2実施例の下端固定ライナを示した斜視図である。
【図8】型枠形成ユニットの施工状態を示した側面図である。
【図9】第3実施例における型枠パネルを示した図であり、(a)は型枠パネルの正面図であり、(b)は型枠パネルの側面図であり、(c)は型枠パネルの平面図である。
【符号の説明】
1,11 型枠パネル
2、12 枠部材(枠状部材)
2a,12a 横筋(梁部材、細梁部材)
2b,12b 縦筋(梁部材、細梁部材)
12c 縦太筋(太梁部材)
4 メタルラス(網状部材)
5 セパレータ
5a 挿通部
6,16 下端固定ライナ(固定ライナ)
6b,16b 敷設板
6c,16c1,16c2 側壁板
8 支持筋(支持部材)
10,20 型枠形成ユニット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a formwork forming unit and a formwork forming method using the formwork forming unit, and in particular, a formwork that is easy to assemble a formwork and that can keep the interval between formwork panels as designed. The present invention relates to a forming unit and a forming method using the forming unit.
[0002]
[Prior art]
In general, a concrete mold that is the foundation of a building is formed by placing a face plate such as a plywood or a metal plate in accordance with the shape of the concrete mold, and then placing concrete in the mold, After the cast concrete has hardened, the mold is disassembled and molded. However, according to such a molding method, not only the labor required for assembling and disassembling the formwork is increased, but also the amount of materials is increased.
[0003]
Therefore, various forming methods that do not require dismantling of the formwork have been proposed. For example, in Japanese Patent Laid-Open No. 2-178421, a wire mesh frame body having a coarse mesh surrounded by a steel wire frame and a steel wire frame of the wire mesh frame body are suspended by R-shaped locking portions provided at both ends. A technique is described in which a formwork is formed using a stop line and concrete is placed after a fine metal lath is stretched inside the formwork. According to this technique, the concrete mold can be formed by preventing the leakage of the placed concrete with a fine metal lath, and the formwork is embedded in the concrete, so the work of disassembling the formwork becomes unnecessary. Therefore, labor saving can be achieved.
[0004]
Japanese Laid-Open Patent Publication No. 10-1952 discloses a metal support made of a frame-like metal support welded with a net such as a metal lath, and hook-shaped members screwed to both ends of a separator with nuts. A technique is described in which a mold is formed by using a connecting tool to be stopped, a concrete mold is formed by placing and hardening concrete in the mold. Similarly, with this technique, it is possible to form a concrete mold while preventing leakage of the concrete, and it is possible to eliminate the need for dismantling the formwork. Strength is increased.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the concrete mold described above, in the former (Japanese Patent Laid-Open No. 2-178421), after forming a mold frame by suspending a stop line on a wire mesh frame body, a metal lath is stretched inside the mold frame. There is a problem that the forming work of the formwork becomes complicated. On the other hand, in the latter (Japanese Patent Laid-Open No. 10-1952), when attaching the coupling tool, the position of the hook-shaped member must be adjusted by adjusting the screwing amount of the nut to the male thread portions provided at both ends of the separator. However, there was a problem that the installation work was complicated.
[0006]
In order to solve this problem, Japanese Patent No. 3090909 discloses a formwork panel in which a metal mesh is fixed to cover a frame body formed by assembling reinforcing bars in a lattice shape, Is cut out to a required length and bent so that both ends are folded back to the other end side, a mold is formed using a separator having a pair of hook-shaped hook portions, and concrete is placed on the frame. And a technique for forming a concrete mold by curing. That is, a pair of formwork panels are arranged side by side in accordance with the width dimension of the concrete mold, a separator is passed between the pair of formwork panels, and a hook portion of the separator is caulked and fixed to the formwork panel. It is said that the assembly work of the formwork can be facilitated by forming.
[0007]
However, according to such a concrete mold, the mold panel is fixed by caulking the hook portion of the separator, so that not only a caulking operation using a jig is necessary but also the position of the form panel depending on the caulking condition. As a result, there is a problem that it is difficult to keep the interval between the formwork panels as designed.
[0008]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and a mold forming unit that can be easily assembled into a mold and can make the interval between the mold panels as designed. An object of the present invention is to provide a method for forming a mold using a molding unit.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, a formwork forming unit according to
[0010]
According to the mold forming unit of
[0011]
The formwork forming unit according to
[0012]
The formwork forming unit according to claim 3 is the formwork forming unit according to
[0013]
A mold forming unit according to a fourth aspect is the mold forming unit according to the third aspect, wherein the support member is configured as a rod-like body having a diameter substantially equal to that of the thick beam member.
[0014]
[0015]
Claim 5The formwork forming unit described isClaims 1 to 4The formwork forming unit according to any one of the above, having a laying plate laid and fixed at a planned installation position of the formwork panel, and a pair of side wall plates erected from both edge portions of the laying plate A fixed liner formed in a substantially U shape in a sectional view, and the lower part of the formwork panel and the support member inserted between the opposing surfaces of the pair of side wall plates of the fixed liner can be fixed by the side wall plate Configured,A support member having a larger diameter than the beam member that constitutes the frame-like member and extends in the vertical direction is provided on the outside of the formwork panel.
[0016]
Claim 6The formwork forming unit described isClaim 5In the formwork forming unit described above, one side wall plate of the pair of side wall plates of the fixed liner is formed to have a higher standing height from the laying plate than the other side wall plate.
[0017]
Claim 7The form forming method described is such that a form panel having a frame-like member formed in a substantially frame-like body and a net-like member covered on the frame surface of the frame-like member is surrounded by a concrete placement space. Installation process to install;
Between the opposing surfaces of the formwork panels installed to face each other by the installation step, there are provided insertion portions formed in a circular shape at both ends.Made of rebarA crosslinking step of crosslinking the separator;Placing and positioning the separator on a beam member extending in the lateral direction of the formwork panel; andA supporting member formed in a rod-shaped body having an outer diameter substantially the same as the inner diameter of the insertion portion is inserted into each of the insertion portions at both ends of the separator that protrudes to the non-opposing surface side of the mold panel by the bridging process. And an insertion process for forming the.
[0018]
Claim 8The form forming method described isClaim 7In the formwork forming method described above, the installation step includes a frame-like member configured into a substantially frame-like body from beam members joined in a substantially rectangular lattice shape, and a net-like shape covering the frame surface of the frame-like member A mold panel having a member so as to surround a concrete placement space, and the insertion step is performed at both ends of the separator projecting to the non-facing surface side of the mold panel facing each other by the bridging step. A mold member is formed by inserting a support member configured as a rod-shaped body having a diameter larger than that of the beam member into each of the insertion portions.
[0019]
Claim 9The form forming method described isClaim 7In the mold forming method described above, the installation step includes a small-diameter thin beam member and a large-diameter thick beam member joined in a substantially rectangular lattice shape, and is formed into a substantially frame-like body. Formwork adjacent to a formwork panel having a frame-like member in which a thick beam member is used only at the end edges of two opposite sides and a net-like member covering the frame surface of the frame-like member It is installed so as to surround the concrete placing space while orienting so that the thick beam member is arranged at the connecting portion with the panel.
[0020]
Claim 10The form forming method described isClaim 9In the mold forming method described above, in the installation step, the insertion step includes the thick beam member in each of the insertion portions at both ends of the separator projecting to the non-facing surface side of the mold panel facing each other by the bridging step. And a support member configured as a rod-like body having substantially the same diameter is inserted to form a formwork.
[0021]
[0022]
Claim 11The form forming method described
[0023]
Claim 12The form forming method described isClaim 11In the mold forming method described above, the laying step includes a fixed liner formed such that one side wall plate of the pair of side wall plates has a higher standing height from the laying plate than the other side wall plate. When the upper part of the formwork panel of the formwork formed by the insertion process does not reach a reference height from the ground surface, the separator is laid and fixed at a planned installation position of the formwork panel. And a pulling-up process of pulling up the formwork panel to the reference height by sliding the insertion part along the support member.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a view showing a
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
Here, although the shape and size of the concrete mold to be formed are various, such a
[0028]
2A and 2B are diagrams showing the
[0029]
The
[0030]
Further, as shown in FIG. 2, the
[0031]
The
[0032]
FIG. 3 is a perspective view of the lower
[0033]
As shown in FIG. 3, the lower-
[0034]
Next, a method for forming a mold using the
[0035]
The
[0036]
After discarding the lower
[0037]
After the pair of
[0038]
FIG. 6 is a partially enlarged perspective view of the
[0039]
In FIG. 6, in order to simplify the drawing and make it easy to understand, the opening size of the through
[0040]
Moreover, as shown in FIG. 6, the formation location of the through-
[0041]
After the
[0042]
After the
[0043]
After the formation of the formwork is completed, concrete is placed inside the formwork to form a concrete mold. Since the concrete cast into the mold is cured while slightly leaking from the
[0044]
Here, when concrete is placed in the formwork, the
[0045]
In addition, if it is the structural specifications of the
[0046]
As described above, according to the
[0047]
Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS. In the first embodiment, the pair of
[0048]
FIG. 7 is a perspective view showing the lower
[0049]
The lower
[0050]
On the other hand, one side wall plate 16c2 of the pair of side wall plates 16c1 and 16c2 has a standing height from the laying
[0051]
As described above, the lower
[0052]
As shown in FIG. 7, the gripping
[0053]
Next, a method for forming a mold when there is a negative unevenness will be described with reference to FIG. FIG. 8 is a side view showing a construction state of the mold forming unit 20 in the second embodiment. In FIG. 8, one of the pair of
[0054]
As shown in FIG. 8, when unevenness of height L occurs due to molding failure of the discarded
[0055]
After the lower
[0056]
Thereby, since the negative unevenness can be eliminated and the mold can be formed, the concrete mold as designed can be formed by placing the concrete into the mold and hardening it. In addition, even if the
[0057]
Next, a third embodiment will be described with reference to FIG. Whereas the
[0058]
FIG. 9 is a view showing a
[0059]
As in the first embodiment, the
[0060]
As shown in FIG. 9A, the
[0061]
In the first embodiment, the support bars 8 are made of steel bar wires having a larger diameter (approximately 10 mm diameter) than the
[0062]
For example, by configuring the supporting bar with a steel bar wire having the same diameter as that of the
[0063]
Further, as shown in FIG. 9, the large-diameter thick
[0064]
The present invention has been described based on the embodiments. However, the present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications can be easily made without departing from the spirit of the present invention. It can be guessed.
[0065]
For example, in the second embodiment, the method of eliminating the negative unevenness using the lower end fixed
[0066]
On the contrary, even when negative unevenness does not occur, the lower
[0067]
【The invention's effect】
According to the mold forming unit of
[0068]
That is, unlike the conventional formwork forming unit, it is not necessary to perform the complicated work of locking the hook portion at the end of the separator to the formwork panel, and the work load is reduced. There is an effect that the assembling work can be easily performed. Further, unlike the conventional formwork forming unit, the placement position of the formwork panel does not move back and forth depending on the caulking condition, and the distance between the facing surfaces of the formwork panel can be determined by the separator, so that it is as designed. Thus, there is an effect that the formwork panels can be arranged at intervals of, and as a result, the concrete mold can be accurately formed.Further, at least one or more beam members or thin beam members extending in the lateral direction when the formwork panel is installed so as to surround the concrete placement space are disposed inside the frame-shaped member. Therefore, the bridge | crosslinking separator bridge | crosslinked between the opposing surfaces of a formwork panel can be mounted in the beam member or the thin beam member. Therefore, since such a separator can be stably held at a desired height, there is an effect that the support member can be easily inserted. In addition, an operator who bridges the separator simply places the separator on the beam member or the thin beam member while marking the corresponding beam member or the thin beam member of the formwork panel arranged oppositely. There is an effect that the separator can be easily arranged in a parallel state, and as a result, there is an effect that the operation of inserting the support member can be easily performed.
[0069]
According to the mold forming unit of
[0070]
According to the form-forming unit of claim 3, in addition to the effect produced by the form-forming unit of
[0071]
Further, the thick beam member is used only at the edge portions of the two opposite sides of the frame-shaped body. Therefore, by arranging the formwork panels so as to surround the concrete placement space so that the thick beam members are connected to each other, the thick beam members of the respective formwork panels can be extended in the vertical direction. . Therefore, even when the construction site is long in the lateral direction, the amount of use of the thick beam members can be suppressed, and the material cost of the entire formwork forming unit can be reduced accordingly.
[0072]
According to the formwork forming unit of the fourth aspect, in addition to the effect produced by the formwork forming unit according to the third aspect, the support member is configured as a rod-like body having substantially the same diameter as the thick beam member. There is an effect that it is possible to reduce the material cost and the processing cost by using both the supporting member and the thick beam member as the component materials. In addition, by inserting a support member having the same diameter as the thick beam member into the insertion portions at both ends of the separator bridged by the formwork panel, the rigidity strength of the formwork panel can be reinforced. There is an effect that the rigidity strength of the entire frame can be improved.
[0073]
[0074]
[0075]
Claim 5According to the formwork forming
[0076]
Therefore, it is possible to install the formwork panel easily and accurately by using a fixed liner previously installed at the planned position of the formwork panel, such as discarded concrete, as a positioning member. There is an effect that workability can be improved. Furthermore, since the lower part of the formwork panel and the support member is fixed by the fixed liner, it is possible to prevent the installed position of the formwork panel from being moved back and forth due to an inadvertent assembly operation or the like. There is an effect that a highly accurate concrete mold can be formed by accurately assembling as designed.
[0077]
Claim 6According to the formwork forming unit describedClaim 5In addition to the effects exhibited by the formwork forming unit described above, one side wall plate of the pair of side wall plates of the fixed liner is formed so that the standing height from the laying plate is higher than the other side wall plate. Yes. Therefore, even if the formwork panel is lifted upward, the leakage of the concrete placed by one side wall plate of the fixed liner formed so as to be higher than the other is prevented. There is an effect that the concrete mold can be formed by curing in the mold. Therefore, for example, when the upper height of the formwork panel of the formwork does not reach the design standard height due to defective molding of the discarded concrete, the formwork panel can be raised to the reference height to cope with it. it can.
[0078]
Claim 7According to the mold forming method described above, when forming a mold, first, a mold having a frame-like member formed in a substantially frame shape and a net-like member covering the frame surface of the frame-like member. Install the panels so that they surround the concrete placement space, and then install them facing each other by the installation processMade of rebarA crosslinking step of crosslinking the separator;Placing and positioning the separator on a beam member extending in the lateral direction of the formwork panel;And the insertion process which each inserts a supporting member in each insertion part of the both ends of the separator which protruded to the non-opposing surface side of the formwork panel which mutually opposes by the bridge | crosslinking process is performed. Here, since the inner diameter of the insertion portion is substantially the same as the outer diameter of the support member, the interval between the formwork panels can be arranged as designed, and the formwork can be formed with high accuracy. it can.
[0079]
That is, unlike the conventional formwork forming unit, it is not necessary to perform the complicated work of locking the hook portion at the end of the separator to the formwork panel, and the work load is reduced. There is an effect that the assembling work can be easily performed. Further, unlike the conventional formwork forming unit, the placement position of the formwork panel does not move back and forth depending on the caulking condition, and the distance between the facing surfaces of the formwork panel can be determined by the separator, so that it is as designed. Thus, there is an effect that the formwork panels can be arranged at intervals of, and as a result, the concrete mold can be accurately formed.
[0080]
Claim 8According to the described form forming method,Claim 7In addition to the effects exhibited by the method for forming a formwork described above, in the insertion step, the support member configured as a rod-shaped body having a larger diameter than the beam member constituting the frame member of the formwork panel is provided on the non-facing surface side of the formwork panel Since it is inserted through the insertion portions at both ends of the separator protruding to the side, it is possible to reinforce the rigidity and strength of the formwork panel and to improve the rigidity and strength of the whole formwork accordingly. In addition, since the rigidity strength of the entire formwork can be ensured by reinforcement by the support member, the beam member can be reduced in diameter to reduce the material cost, and the formwork panel can be reduced in weight. effective. As a result, handling properties such as transportation of the formwork panel can be improved, and assembly work of the formwork can be facilitated.
[0081]
Claim 9According to the described form forming method,Claim 7In addition to the effects produced by the method for forming a mold described above, a frame-shaped member of a mold panel that is installed so as to surround a concrete placement space in the installation process includes a small-diameter thin beam member joined in a substantially rectangular lattice shape Since it is composed of a large-diameter thick beam member and a substantially frame-like body, the rigidity and strength are reinforced by the thick beam member while being reduced in weight by the small-diameter thin beam member. As a result, the overall weight of the formwork panel is reduced. There is an effect that it is possible to secure rigidity and strength.
[0082]
Furthermore, the thick beam members are used only at the edge portions of the two opposite sides of the frame-like body, and in the installation process, each frame panel is connected to the connecting portion with the adjacent mold frame panel. Since it is installed so as to surround the concrete placement space while being oriented so that the members are arranged, the thick beam members of each installed formwork panel can be extended in the vertical direction. Therefore, even when the construction site is long in the lateral direction, the amount of use of the thick beam members can be suppressed, and the material cost of the entire formwork forming unit can be reduced accordingly.
[0083]
Claim 10According to the described form forming method,Claim 9In addition to the effects exhibited by the mold forming method described above, the support member that is inserted into the insertion portions at both ends of the separator in the insertion step is configured as a rod-like body having substantially the same diameter as the thick beam member. There is an effect that the material cost and the processing cost can be reduced by sharing the material of the part with the thick beam member. In addition, by inserting a support member having the same diameter as the thick beam member into the insertion portions at both ends of the separator bridged by the formwork panel, the rigidity strength of the formwork panel can be reinforced. There is an effect that the rigidity strength of the entire frame can be improved.
[0084]
[0085]
[0086]
Claim 11According to the described form forming method,Claims 7 to 10In addition to the effect produced by the method for forming a mold according to any one of the above, there is a laying plate and a pair of side wall plates erected from both edge portions of the laying plate, and between the opposing surfaces of the pair of side wall platesIn a state where a support member having a large diameter is erected on the outside of the formwork panel compared to the beam member constituting the frame-like memberA laying step of laying and fixing a fixed liner configured to be able to fix the lower part of the inserted mold panel and the support member with a side wall plate at a position where the mold panel is to be installed is provided. Therefore, in the installation process, the formwork panel can be installed easily and accurately by using the fixed liner installed in a predetermined position such as abandoned concrete in the laying process as a positioning member. There is an effect that the assembling workability can be improved.
[0087]
Furthermore, in the insertion process, the lower part of the inserted support member is inserted together with the formwork panel between the opposing surfaces of the pair of side wall plates of the fixed liner laid by the laying process, so the lower part of the formwork panel and the support member is fixed. Fixed by the liner. Therefore, it is possible to prevent the installation position of the installed formwork panel from moving back and forth due to careless assembly operations, etc., and as a result, the formwork is accurately assembled as designed to form a high-precision concrete mold. There is an effect that can be.
[0088]
Claim 12According to the described form forming method,Claim 11In addition to the effect of the mold forming method described above, when the upper part of the mold panel of the mold formed by the insertion process does not reach a predetermined reference height, the insertion part of the separator is used as a support member. It is equipped with a pulling-up process in which the formwork panel is pulled up to the reference height by sliding along. Here, the fixed panel laid in the laying step is formed such that one side wall plate of the pair of side wall plates has a higher standing height from the laying plate than the other side wall plate, Even if the formwork panel is lifted upward, leakage of the concrete placed by one side wall plate of the fixed liner formed so that the standing height is higher than the other is prevented. There is an effect that the concrete mold can be formed by curing inside. Therefore, for example, when the upper part height of the formwork panel of the formwork does not reach the design standard height due to defective molding of discarded concrete, the frame panel is raised to the reference height by the pulling process. Can respond.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing a formwork panel according to a first embodiment of the present invention, (a) is a front view of the formwork panel, (b) is a side view of the formwork panel, and (c) ) Is a plan view of the formwork panel.
2A is a plan view of a separator, and FIG. 2B is a side view of the separator.
FIG. 3 is a perspective view showing a lower end fixing liner.
FIG. 4 is a side view showing a construction state of the formwork forming unit.
FIG. 5 is a plan view showing a construction state of the formwork forming unit.
FIG. 6 is a partially enlarged perspective view of a mold forming unit.
FIG. 7 is a perspective view showing a lower end fixing liner of a second embodiment.
FIG. 8 is a side view showing a construction state of the formwork forming unit.
FIG. 9 is a view showing a formwork panel in a third embodiment, (a) is a front view of the formwork panel, (b) is a side view of the formwork panel, and (c) is a form. It is a top view of a frame panel.
[Explanation of symbols]
1,11 Formwork panel
2, 12 Frame member (frame-shaped member)
2a, 12a Transverse (beam member, thin beam member)
2b, 12b Longitudinal bars (beam members, thin beam members)
12c Long vertical bars (thick beam members)
4 Metal lath (net-like member)
5 Separator
5a insertion part
6,16 Bottom fixed liner (fixed liner)
6b, 16b laying board
6c, 16c1, 16c2 Side wall plate
8 Support muscles (support members)
10,20 Formwork forming unit
Claims (12)
前記枠状部材の内側には、前記型枠パネルがコンクリートの打設空間を囲むように設置された場合に前記型枠パネルの横方向に延設される梁部材が少なくとも1以上配設され、
その横方向に延設される梁部材上に前記セパレータを載置することにより前記セパレータを前記枠状部材で上下方向に位置決めし、
前記セパレータの両端に円形に形成される挿通部と、その挿通部に挿通可能な略棒状体に形成される支持部材とを備えると共に、
その支持部材の外径は、前記挿通部の内径と略同一径とされており、
互いに対向して設置された前記型枠パネルの対向面間に前記セパレータを架橋すると共に、その型枠パネルの網状部材を貫通し非対向面側へ突出させた前記セパレータの両端の挿通部それぞれに前記支持部材を挿通することにより横方向に位置決めして型枠を形成するように構成されていることを特徴とする型枠形成ユニット。Formwork panels that have a frame-like member formed in a substantially frame-like body and a net-like member that covers the frame surface of the frame-like member and are installed so as to surround a concrete placement space face each other. In a formwork forming unit provided with a rebar separator attached to bridge between the formwork panels,
At least one or more beam members that extend in the lateral direction of the formwork panel when the formwork panel is placed so as to surround the concrete placement space are disposed inside the frame-shaped member,
By positioning the separator on the beam member extending in the lateral direction, the separator is positioned in the vertical direction with the frame member,
An insertion portion formed in a circular shape at both ends of the separator, and a support member formed in a substantially rod-like body that can be inserted into the insertion portion;
The outer diameter of the support member is substantially the same diameter as the inner diameter of the insertion portion,
The separator is bridged between the opposing surfaces of the form panel that are placed opposite to each other, and the insertion portions at both ends of the separator that pass through the mesh member of the form panel and protrude toward the non-opposing surface are respectively provided. A formwork forming unit configured to form a formwork by positioning in the lateral direction by inserting the support member.
前記支持部材は、前記梁部材よりも大径の棒状体として構成されていることを特徴とする請求項1記載の型枠形成ユニット。The frame-shaped member is constituted by a substantially frame-shaped body from a beam member joined in a substantially rectangular lattice shape,
The formwork forming unit according to claim 1, wherein the support member is configured as a rod-shaped body having a larger diameter than the beam member.
前記太梁部材は、その枠状体の互いに対向する2側辺の端縁部のみに使用されていることを特徴とする請求項1記載の型枠形成ユニット。The frame-shaped member is formed into a substantially frame-shaped body from a small-diameter thin beam member and a large-diameter thick beam member joined in a substantially rectangular lattice shape,
2. The formwork forming unit according to claim 1, wherein the thick beam member is used only at edge portions of two side edges facing each other of the frame-like body.
その固定ライナの一対の側壁板の対向面間に挿嵌された型枠パネル及び支持部材の下部を側壁板により固定可能に構成され、前記型枠パネルの外側に前記枠状部材を構成するとともに縦方向に延設される梁部材と比べて大径の支持部材が立設されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の型枠形成ユニット。A fixing plate that is laid and fixed at a planned installation position of the formwork panel, and a pair of side wall plates that are erected from both edge portions of the laying plate, and is formed in a substantially U shape in a cross-sectional view. With a liner,
The formwork panel inserted between the opposing surfaces of the pair of side wall plates of the fixed liner and the lower portion of the support member are configured to be fixable by the side wall plate , and the frame-like member is configured outside the formwork panel. The formwork forming unit according to any one of claims 1 to 4 , wherein a support member having a larger diameter than the beam member extending in the vertical direction is erected .
前記設置工程により互いに対向して設置された型枠パネルの対向面間に、両端に円形に形成される挿通部を備える鉄筋製のセパレータを架橋する架橋工程と、前記型枠パネルの横方向に延設される梁部材上に前記セパレータを載置して位置決めする工程と、
その架橋工程により型枠パネルの非対向面側へ突出したセパレータの両端の挿通部のそれぞれに、その挿通部の内径と略同一外径の棒状体に形成された支持部材を挿通して型枠を形成する挿通工程とを備えていることを特徴とする型枠形成方法。An installation step of installing a formwork panel having a frame-like member formed in a substantially frame-like body and a net-like member covering the frame surface of the frame-like member so as to surround a concrete placement space;
A bridging step of bridging a reinforcing steel separator having a circular insertion portion formed at both ends between opposing surfaces of the formwork panels placed opposite to each other by the placement step, and in a lateral direction of the formwork panel Placing and positioning the separator on a beam member to be extended ; and
A supporting member formed in a rod-shaped body having an outer diameter substantially the same as the inner diameter of the insertion portion is inserted into each of the insertion portions at both ends of the separator that protrudes to the non-opposing surface side of the mold panel by the bridging process. A forming method, comprising: an insertion step for forming the shape.
前記挿通工程は、前記架橋工程により互いに対向する型枠パネルの非対向面側へ突出したセパレータの両端の挿通部のそれぞれに、前記梁部材よりも大径の棒状体として構成される支持部材を挿通して型枠を形成するものであることを特徴とする請求項7記載の型枠形成方法。The installation step includes a formwork panel having a frame-like member formed into a substantially frame-like body from beam members joined in a substantially rectangular lattice shape, and a net-like member covering the frame surface of the frame-like member. It is installed so as to surround the concrete placement space,
In the insertion step, a support member configured as a rod-like body having a diameter larger than that of the beam member is inserted into each of the insertion portions at both ends of the separator projecting toward the non-opposing surface side of the form panel facing each other in the bridging step. The mold forming method according to claim 7 , wherein the mold is formed by being inserted.
前記設置工程は、その敷設工程により敷設された固定ライナの一対の側壁板の対向面間に型枠パネルの下部を挿嵌しつつコンクリートの打設空間を囲むようにその型枠パネルを設置するものであり、
前記挿通工程は、前記架橋工程により互いに対向する型枠パネルの非対向面側へ突出したセパレータの両端の挿通部のそれぞれに支持部材を挿通すると共に、その挿通した支持部材の下部を前記敷設工程により敷設された固定ライナの一対の側壁板の対向面間へ前記型枠パネルの外側に前記枠状部材を構成するとともに縦方向に延設される梁部材と比べて大径の支持部材を立設させた状態で型枠パネルと共に挿嵌して型枠を形成するものであることを特徴とする請求項7から10いずれかに記載の型枠形成方法。A laying plate and a pair of side wall plates that are erected from both edge portions of the laying plate, and the lower part of the mold panel and the support member that are inserted between the opposing surfaces of the pair of side wall plates by the side wall plate A laying process for laying and fixing a fixed liner configured to be fixable to a position where the formwork panel is to be installed is provided.
The installation step installs the formwork panel so as to surround the concrete placement space while inserting the lower part of the formwork panel between the opposing surfaces of the pair of side wall plates of the fixed liner laid by the laying step. Is,
In the insertion step, a support member is inserted into each of the insertion portions at both ends of the separator projecting to the non-facing surface side of the mold panel facing each other by the bridging step, and a lower portion of the inserted support member is inserted in the laying step The frame-shaped member is formed outside the formwork panel between the opposed surfaces of the pair of side wall plates of the fixed liner laid by the above, and a support member having a larger diameter than the beam member extending in the vertical direction is provided. The mold forming method according to any one of claims 7 to 10, wherein the mold is formed by being inserted together with the mold panel in the installed state .
前記挿通工程により形成された型枠の型枠パネルの上部高さが所定の基準高さに達しない場合には、前記セパレータの挿通部を支持部材に沿いつつ摺動させて型枠パネルを基準高さまでへ引き上げる引上工程を備えていることを特徴とする請求項11記載の型枠形成方法。In the laying step, a fixed liner formed such that one side wall plate of the pair of side wall plates has a higher erected height from the laying plate than the other side wall plate is set to a position where the mold panel is to be installed. Laying and fixing to,
If the upper height of the formwork panel of the formwork formed by the insertion process does not reach a predetermined reference height, the insertion part of the separator is slid along the support member to be used as a reference. The mold forming method according to claim 11, further comprising a pulling-up step of pulling up to a height.
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