JP3963393B2 - カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ及びこれの製造方法 - Google Patents
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al., Appl. Phys. Lett.第80巻、2273頁、2002年:非特許文献1)。金属−カーボンナノチューブ界面での酸素量は、標準的な製造プロセスにより容易に変更できる(例えば、薄膜堆積のように、真空排気を含む、どのような後処理をも挙げることができる)。実際に、p−カーボン−ナノチューブFETは、真空排気により、同時両極性またはn−カーボン−ナノチューブFETへと容易に変換することができる。
Appl. Phys. Lett.,第80巻、2773頁、2002年)。両方とも制御した環境が必要とされ、かつデバイスは、空気へと曝露されると急速に劣化し、機能しなくなってしまう(J. Kong et. al., Science, 第287巻、第622頁、2000年:非特許文献2)。
et. al., Phys. Rev. Lett., 第89巻、126801頁、2002年:非特許文献3)、空気中では、p型FETsとして動作することが知られている(V. Derycke et.
al.Appl. Phys. Lett., 第80巻、2773頁、2002年)。ゲート誘電体の厚さを減少させるにつれて、ナノチューブの擬似一次元的チャネル、および極めて薄いカーボンナノチューブ体部の厚さのために、SBは、電子またはホールの熱的トンネリングを充分に許容してしまう程度に薄くなるので、空気中では、カーボンナノチューブFETsは、同期両極性FETsとして機能する。電子およびホールのカーボンナノチューブのチャネルへの同時的な注入およびドレイン電界の増加に伴うOFF電流の指数関数的な劣化(導通をオフした場合のトランジスタを通過して流れるリーク電流として定義される:M. Radosavljevic
et. al., Appl. Phys. Lett., 第83巻、第2435頁、2003年:非特許文献4)は、可能性のある論理ゲート用途のための小型のFETにおいては許容されない(オフ電流が、オン電流ほどに高く、トランジスタがスイッチ・オフしない)。加えて、従来のカーボンナノチューブFETの製造方法の非制御性は、カーボンナノチューブFETsのデバイス駆動電流が大きく変動してしまうこと、および究極的なデバイス小型化のためには高すぎるデバイス閾値電位としてしまうことになっている。
Claims (25)
- カーボンナノチューブ電界効果トランジスタを製造する方法であって、
ゲート上にゲート誘電体層を堆積させる工程と、
前記ゲート誘電体層上にカーボンナノチューブを堆積する工程と、
前記カーボンナノチューブのうちチャネルとなる部分の上にレジスト層を形成する工程と、
前記レジスト層の上と該レジスト層の両側の前記カーボンナノチューブの上に金属層を堆積する工程と、
前記レジスト層及び該レジスト層上の金属層を除去することにより、前記カーボンナノチューブのうち前記チャネルとなる部分を露出すると共に該チャネルとなる部分の両側に金属層を残す工程と、
1〜10mMの濃度のトリエチルオキソニウムヘキサクロロアンチモネート((C 2 H 5 ) 3 O + SbCl 6 − )を含み温度が10℃〜100℃の有機溶媒中に浸漬することにより、前記カーボンナノチューブのうちチャネルとなる部分にSbCl 6 − カウンタイオンを結合する工程とを含む、方法。 - 前記ゲートが、ドープされたシリコン基板であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記ゲート誘電体層が、1nm〜100nmの厚さを有する二酸化シリコン又は酸−窒化物であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記有機溶媒が、アセトニトリルであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記金属層が、15nm〜50nmの厚さを有するPd、Ti、W、Au、Co、Pt、または金属ナノチューブであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- カーボンナノチューブ電界効果トランジスタを製造する方法であって、
ゲート上にゲート誘電体層を堆積させる工程と、
前記ゲート誘電体層のうちチャネルを形成する部分の上にレジスト層を形成する工程と、
前記レジスト層の上と該レジスト層の両側の前記ゲート誘電体層の上に金属層を堆積する工程と、
前記レジスト層及び該レジスト層上の金属層を除去することにより、前記ゲート誘電体層のうち前記チャネルを形成する部分を露出すると共に該チャネルを形成する部分の両側に金属層を残す工程と、
前記ゲート誘電体層のうちチャネルを形成する部分の上と該部分の両側の前記金属層の上にカーボンナノチューブを堆積する工程と、
1〜10mMの濃度のトリエチルオキソニウムヘキサクロロアンチモネート((C 2 H 5 ) 3 O + SbCl 6 − )を含み温度が10℃〜100℃の有機溶媒中に浸漬することにより、前記カーボンナノチューブにSbCl 6 − カウンタイオンを結合する工程とを含む、方法。 - 前記ゲートが、ドープされたシリコン基板であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- 前記ゲート誘電体層が、1nm〜100nmの厚さを有する二酸化シリコン又は酸−窒化物であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- 前記有機溶媒が、アセトニトリルであることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- 前記金属層が、15nm〜300nmの厚さを有するPd、Ti、W、Au、Co、Pt、または金属ナノチューブであることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- カーボンナノチューブ電界効果トランジスタを製造する方法であって、
ゲート上にゲート誘電体層を堆積させる工程と、
前記ゲート誘電体層上にカーボンナノチューブを堆積する工程と、
前記カーボンナノチューブのうちチャネルとなる部分の上にレジスト層を形成する工程と、
前記レジスト層の上と該レジスト層の両側の前記カーボンナノチューブの上に金属層を堆積する工程と、
前記レジスト層及び該レジスト層上の金属層を除去することにより、前記カーボンナノチューブのうち前記チャネルとなる部分を露出すると共に該チャネルとなる部分の両側に金属層を残す工程と、
前記カーボンナノチューブのうち前記チャネルとなる部分及び前記金属層上に誘電体層を形成する工程と、
前記カーボンナノチューブのうち前記チャネルとなる部分上の前記誘電体層の中央部の上にトップゲートを形成する工程と、
前記トップゲートをマスクとして前記誘電体層を除去することにより、前記カーボンナノチューブを露出する工程と、
1〜10mMの濃度のトリエチルオキソニウムヘキサクロロアンチモネート((C 2 H 5 ) 3 O + SbCl 6 − )を含み温度が10℃〜100℃の有機溶媒中に浸漬することにより、前記露出されたカーボンナノチューブにSbCl 6 − カウンタイオンを結合する工程とを含む、方法。 - 前記ゲートが、ドープされたシリコン基板であることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
- 前記ゲート誘電体層が、1nm〜100nmの厚さを有する二酸化シリコン又は酸−窒化物であることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
- 前記有機溶媒が、アセトニトリルであることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
- ゲート上に設けられたゲート誘電体層と、
前記ゲート誘電体層上に設けられたカーボンナノチューブと、
前記カーボンナノチューブのうちチャネルとなる部分の両側に設けられた金属層とを備え、
前記カーボンナノチューブのうち前記チャネルとなる部分にSbCl 6 − カウンタイオンが結合されていることを特徴とする、カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ。 - 前記ゲートが、ドープされたシリコン基板であることを特徴とする、請求項15に記載のカーボンナノチューブ電界効果トランジスタ。
- 前記ゲート誘電体層が、1nm〜100nmの厚さを有する二酸化シリコン又は酸−窒化物であることを特徴とする、請求項15に記載のカーボンナノチューブ電界効果トランジスタ。
- 前記金属層が、15nm〜50nmの厚さを有するPd、Ti、W、Au、Co、Pt、または金属ナノチューブであることを特徴とする、請求項15に記載のカーボンナノチューブ電界効果トランジスタ。
- ゲート上に設けられたゲート誘電体層と、
前記ゲート誘電体層のうちチャネルを形成する部分の両側に設けられた金属層と、
前記ゲート誘電体層のうち前記チャネルを形成する部分の上と前記金属層の上に設けられたカーボンナノチューブとを備え、
前記カーボンナノチューブにSbCl 6 − カウンタイオンが結合されていることを特徴とする、カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ。 - 前記ゲートが、ドープされたシリコン基板であることを特徴とする、請求項19に記載のカーボンナノチューブ電界効果トランジスタ。
- 前記ゲート誘電体層が、1nm〜100nmの厚さを有する二酸化シリコン又は酸−窒化物であることを特徴とする、請求項19に記載のカーボンナノチューブ電界効果トランジスタ。
- 前記金属層が、15nm〜300nmの厚さを有するPd、Ti、W、Au、Co、Pt、または金属ナノチューブであることを特徴とする、請求項19に記載のカーボンナノチューブ電界効果トランジスタ。
- ゲート上に設けられたゲート誘電体層と、
前記ゲート誘電体層上に設けられたカーボンナノチューブと、
前記カーボンナノチューブのうちチャネルとなる部分の両側に設けられた金属層と、
前記カーボンナノチューブのうち前記チャネルとなる部分の中央部に設けられた誘電体層と、
該誘電体層上に設けられたトップゲートとを備え、
前記カーボンナノチューブのうち前記金属層及び前記誘電体層が設けられていない部分にSbCl 6 − カウンタイオンが結合されていることを特徴とする、カーボンナノチューブ電界効果トランジスタ。 - 前記ゲートが、ドープされたシリコン基板であることを特徴とする、請求項23に記載のカーボンナノチューブ電界効果トランジスタ。
- 前記ゲート誘電体層が、1nm〜100nmの厚さを有する二酸化シリコン又は酸−窒化物であることを特徴とする、請求項23に記載のカーボンナノチューブ電界効果トランジスタ。
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