JP3963329B2 - Curtain flow coater, coating method using the same and method for producing coating film for color filter - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、液晶を用いたカラーディスプレイや固体撮像素子などに用いられる、カラーフィルタ用塗膜形成に好適に用いられるカーテンフローコータ、それを用いた塗料の塗布方法およびカラーフィルタ用塗膜の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に液晶を用いたディスプレイ等に利用されるカラーフィルタは、ガラス基板等の透明基板上に、赤、緑、青の3原色パターンがある一定の位置関係を保って配列されている。この透明基板上への薄膜塗布方式の1つにカーテンフローコータがある。
【0003】
この塗布方法としては、例えば特開平5−11105号公報に公開されており、ダイヘッド、Tダイ、スリットダイと呼ばれる口金のリップ先端から塗料をカーテン状に吐出し、基板に非接触で塗布する方式のものである。この方式は、吐出されるまでの塗料供給経路が密閉されているために、異物の混入が少なく、さらに塗料の粘度変化が少ないなどの特徴を有している。
【0004】
しかしながら、カーテンフローコータによる薄膜塗布は、塗布開始部において数メートルの間膜厚精度が悪く、薄くなる傾向がある。このために、小さな平板への薄膜塗布は困難とされてきた。しかしながら、カラーフィルタの場合、平板への塗布において、塗布開始部から均一膜厚を有する物を得ることは、品質上欠かせない問題である。
【0005】
塗布開始部の膜厚均一性の向上の手段として、口金形状の最適化があげられる。現状の口金形状として、Tダイが一般的である。Tダイは、リップ先端部の液だまりが大きく、安定した液だまりになるまでに時間がかかる。そのために、塗布開始部の膜厚安定性が悪く、また、縦スジなどの塗布欠陥が発生しやすいなどの問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、カーテンフローコータのこれまでの課題である塗布開始部の膜厚均一化を可能にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、次の構成を有するものである。
【0009】
(1)カーテンフローコーターを用いてリップ部先端に液だまりを形成して平板上に塗料を塗布する方法において、該カーテンフローコーターとして口金のドクターリップ部の先端の角度が90度未満であり、かつバックアップリップ部の先端の角度が90度であるカーテンフローコータを用いることを特徴とする塗料の塗布方法。
【0010】
(2)前記(1)記載の塗料の塗布方法を用いるカラーフィルタ用塗膜の製造方法。
【0011】
本発明におけるカーテンフローコータについて説明する。
【0012】
本発明にかかるカーテンフローコータの口金は、ドクターリップ部およびバックアップリップ部の少なくとも一方の先端が90度未満であり、かつバックアップリップ部の先端の角度が90度であることを特徴とする。両方のリップ部の先端が90度であると塗布開始部の膜厚が安定しないためである。塗布開始部の膜厚の安定性をより高めるためには、ドクターリップ部の先端の角度が90度未満であり、バックアップリップ部の先端の角度が90度である。ドクターリップ部の先端の角度はより好ましくは30〜80度、さらに好ましくは40〜70度である。30度未満になると、リップ部の先端の液だまりの量が多くなり、塗布開始部の膜厚が薄くなる。また、80度をこえると、Tダイとほぼ同様な形状になるため、塗布開始部の膜厚均一性に欠ける。一方、バックアップリップ部の先端の角度は実質的に90度であり、塗料を塗布する平板に平行な状態で塗布することができる。この基板と平行な部分がないと、塗料塗布時に、リップの先端の液だまりが安定しなくなるため、幅方向の塗布むらが発生しやすい。この平板に平行な部分の長さは0.5〜20mmの範囲が好ましく、より好ましくは1〜5mmの範囲が好適である。0.5mm未満では、幅方向の塗布むらが発生しやすく、また20mmをこえると、口金が重くなるために口金がたわみ、基板とのクリアランスが一定に保てないために幅方向の膜厚均一性に欠ける。
【0013】
第2図に、本発明におけるカーテンフローコータの口金の一例を表す概略図を示す。すなわち、口金6の先端は、ドクターリップ12とバックアップリップ13とから構成されており、ドクターリップ12の先端の角度は約50度、バックアップリップ13の先端の角度は実質的に90度となっている。なお、7は押し引きボルト、11はフィルムを表す。
【0014】
次に本発明における塗料の塗布方法を説明する。
【0015】
本発明にかかる塗料の塗布方法は、上記で説明したようなカーテンフローコータを用いてリップ部先端に液だまりを形成して平板上に塗料を塗布する方法である。
【0016】
第1図に、本発明におけるカーテンフローコータ(スリットダイコータ)による塗布の一例を表す概略図を示す。すなわち、塗料10はポンプ9によって配管8から口金6の内部に供給され、平板1の搬送(矢印A方向)に従い、口金6の先端であるリップ5(ドクターリップ12とバックアップリップ13から構成される)からカーテン状態で吸着ステージ2上に吸着固定された平板1上に塗布され、塗膜3が形成される。幅方向の塗膜の均一性は、カーテン状に吐出される塗料を口金先端部にあるリップ5の間隔や、平板1とリップの間隔すなわちクリアランス4を調整してコントロールされる。
【0017】
本発明のカーテンフローコータによる塗料の塗布は、スリットダイコータによる方法に限定されず、ダイヘッド、Tダイ等による方法でもよい。また塗料の供給手段はポンプに限定されず、圧空などの方式によるものでもよい。
【0018】
塗料がカラーフィルタ用塗膜形成用塗料である場合には、特に塗膜の外観が良好であることが要求されるので、本発明のカーテンフローコータによる塗料の塗布方法は特に好適に用いられる。
【0019】
以下、カラーフィルタ用塗膜形成に本発明の塗料の塗布方法を適用した場合について説明する。
【0020】
カラーフィルタ用塗膜形成の場合、平板として透明平板を用いる。透明平板としては、特に限定されるものではないが、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート等のプラスチック平板やプラスチックフィルムおよびガラス板等全光透過率が70%以上の透明平板が好ましく用いられる。なおこれらの中ではガラス板がより好ましく用いられる。
【0021】
塗料の種類としては、特に限定されるものではないが、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリビニールアルコール樹脂、ポリアミド酸樹脂、ポリイミド樹脂等の一種ないし二種以上の混合物およびこれらの感光性樹脂等が好ましく用いられる。なおこれらの樹脂に染料または顔料などの着色材を分散混合して、使用することもできる。
【0022】
透明平板への塗布後の膜厚は、特に限定されるものではないが、乾燥塗膜の状態で、0.1〜5.0μmの範囲が好ましく、より好ましくは、0.2〜3.0μmの範囲が好適に用いられる。乾燥後の塗膜が0.1μm未満では、乾燥塗膜に縦状のスジが発生し、品質上問題である。一方5.0μmを越える場合は、乾燥塗膜の平滑性が劣る。さらに塗料の使用量も多くなり、経済性に欠ける。
【0023】
カラーフィルタの製造方法については、たとえば、以下の方法があげられるが、これらに限定されるものではない。まず透明平板上に微細パターンからなる遮光層を形成する。この遮光層上に接着剤を添加した熱硬化性の塗料を塗布し、50〜150℃の温度で乾燥して、熱硬化性塗膜を形成する。続いて該熱硬化性塗膜上にポジ型フォトレジストを塗布し、超高圧水銀灯などを用いて、マスク露光を行い、次いで該レリーフパターンをマスクとして、該熱硬化性塗膜をエッチングする。続いて該ポジ型フォトレジストを剥離した後、200〜350℃に加熱焼成し、塗膜を熱硬化する。以上の工程を赤色、緑色および青色につて繰り返し、所定の赤色、緑色および青色の微細パターンを形成し、カラーフィルタとする。
【0024】
塗料の乾燥温度は、50〜160℃の範囲が好ましく、より好ましくは、80〜130℃の範囲が好適である。50℃未満では、乾燥時間が長く、生産効率が悪くなる。一方160℃以上では、熱硬化が進行してしまい、現像液に不溶化してしまう。
【0025】
一方着色剤を添加した感光性塗料の場合は、透明平板上に微細パターンからなる遮光層を形成し、該遮光層上に着色材を添加した感光性塗料を塗布して、50〜150℃の温度で乾燥して、感光性塗膜を形成する。続いて超高圧水銀灯などを用いてマスク露光を行い、感光性塗料を光硬化する。その後遮光層上の未硬化感光性塗膜を現像、エッチングする。以上の工程を赤色、緑色および青色につて繰り返し、所定の赤色、緑色および青色の微細パターンを形成し、カラーフィルタとする。
【0026】
なお必要に応じて、該赤色、緑色および青色の微細パターン上に保護膜および平滑性を高める目的で着色剤を含まない塗料を塗布して、カラーフィルタとしても良い。
【0027】
本発明による塗料の塗布方法は、以上のカラーフィルタ製造工程における各種塗料カラーフィルタ用塗膜形成用塗料の塗布に有効である。すなわち、赤色、緑色、青色の微細パターン形成用塗料、遮光層形成用塗料、保護層形成用塗料などである。
【0028】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、これらに限定されるものではない。
【0029】
実施例1・比較例1
第1図および第2図に示す塗布装置および口金を用いて、ガラス基板上に塗布を実施した。ガラス基板の大きさは300×400mm、厚さ1.1mmのものを使用した。また塗料としては、Nメチルピロリドン溶剤と塩臭素化フタルシアニングリーン(C.I.ピグメントグリーン36)とジスアゾイエローHR(C.I.PIピグメントイエロー83)顔料を添加、分散したポリアミド酸塗料を固形分8wt%、粘度100cpの状態で、塗布速度2m/分の速度で塗布し、120℃で10分乾燥した。
【0030】
一方、第3図に示す従来のカーテンフローコータ(ドクターリップおよびバックアップリップの先端が90度であり、両方の先端が平板と平行である)を使用して、実施例1と同様な方法で塗布を行った(比較例1)。
【0031】
第4図に、実施例1で得られた塗布基板と、比較例1で得られた塗布基板の膜厚分布結果を比較して示した。
【0032】
比較例1では塗布基板中心部に対して、塗布開始部から200mmまで膜厚が薄く、膜厚が不均一である。一方実施例1では、比較例1のような膜厚分布にならず、塗布開始部から10mmですでに膜厚が安定している。更に塗布時には塗布ムラもなく、良好な塗膜が得られた。
【0033】
【発明の効果】
本発明にかかるカーテンフローコータ、塗料の塗布方法を適用することにより、塗布開始部からの膜厚均一性が著しく向上させることができるので、従来発生していた塗布時の縦スジがほとんど発生せず、品質の良い塗膜を得ることができる。したがって、外観が良好であることが要求されるカラーフィルタ用塗膜を形成する場合、特に塗布開始部からの膜厚の安定性が要求される枚葉塗布の場合には、特に好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカーテンフローコータによる塗布の一例を表す概略図である。
【図2】本発明のにかかるカーテンフローコータの口金の一例を表す概略図である。
【図3】従来のカーテンフローコータの口金の一例を表す概略図である。
【図4】実施例1で得られた塗布基板と比較例1で得られた塗布基板の膜厚分布図である。
【符号の説明】
1:平板
2:吸着ステージ
3:塗膜
4:クリアランス
5:リップ
6:口金
7:押し引きボルト
8:配管
9:ポンプ
10:塗料
11:フイルム
12:ドクターリップ
13:バックアップリップ[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a curtain flow coater suitably used for forming a color filter coating film used in a color display or a solid-state imaging device using a liquid crystal, a coating method using the same, and production of a coating film for a color filter. It is about the method.
[0002]
[Prior art]
In general, a color filter used for a display using a liquid crystal or the like is arranged on a transparent substrate such as a glass substrate while maintaining a certain positional relationship with three primary color patterns of red, green, and blue. One of the thin film coating methods on the transparent substrate is a curtain flow coater.
[0003]
As this coating method, for example, disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-11105, a system in which paint is discharged in a curtain form from a lip tip of a die called a die head, a T die, or a slit die, and applied to a substrate in a non-contact manner. belongs to. This method is characterized in that since the coating material supply path until it is discharged is sealed, there is little mixing of foreign matter and the viscosity change of the coating material is small.
[0004]
However, thin film coating by a curtain flow coater tends to be thin because the film thickness accuracy is poor for several meters at the coating start portion. For this reason, it has been difficult to apply a thin film to a small flat plate. However, in the case of a color filter, it is an indispensable problem in terms of quality to obtain a product having a uniform film thickness from the coating start part in coating on a flat plate.
[0005]
As a means for improving the film thickness uniformity at the coating start part, optimization of the die shape can be mentioned. A T-die is generally used as the current die shape. The T-die has a large liquid pool at the lip tip, and it takes time to become a stable liquid pool. For this reason, there are problems such as poor film thickness stability at the start of application and easy occurrence of application defects such as vertical stripes.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to make it possible to make the coating start portion uniform in film thickness, which is a conventional problem of curtain flow coaters.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has the following configuration.
[0009]
( 1 ) In the method of forming a puddle at the tip of the lip using a curtain flow coater and applying a paint on a flat plate, the angle of the tip of the doctor lip of the base as the curtain flow coater is less than 90 degrees, And a curtain flow coater in which the angle of the tip of the backup lip is 90 degrees .
[0010]
( 2 ) The manufacturing method of the coating film for color filters using the coating method of the coating material of said (1) .
[0011]
The curtain flow coater in the present invention will be described.
[0012]
Mouthpiece curtain flow coater according to the present invention, Ri least one tip 90 degrees less than Der doctor lip and backup lip, and angle of the tip of the backup lip portion and wherein the 90 ° der Rukoto . This is because when the tips of both lip portions are 90 degrees, the film thickness at the coating start portion is not stable. For greater stability of the film thickness of the coating start portion is a tip angle less than 90 degrees of the doctor lip, the angle of the tip of the backup lip is Ru 90 degrees der. The angle of the tip of the doctor lip is more preferably 30 to 80 degrees, and still more preferably 40 to 70 degrees. If it is less than 30 degrees, the amount of liquid pool at the tip of the lip portion increases, and the film thickness at the coating start portion becomes thin. Further, when the angle exceeds 80 degrees, the shape is almost the same as that of the T-die, and the film thickness uniformity at the coating start portion is lacking. On the other hand, the angle of the tip of the backup lip Ri substantially 90 degrees der, can be applied by a flat plate parallel to applying the paint. If there is no portion parallel to the substrate, the liquid pool at the tip of the lip becomes unstable during coating, and uneven coating in the width direction is likely to occur. The length of the portion parallel to the flat plate is preferably in the range of 0.5 to 20 mm, more preferably in the range of 1 to 5 mm. If the thickness is less than 0.5 mm, uneven coating in the width direction is likely to occur. If the thickness exceeds 20 mm, the die becomes heavier and the die is bent, and the clearance with the substrate cannot be kept constant. Lack of sex.
[0013]
FIG. 2 is a schematic view showing an example of a base of a curtain flow coater in the present invention. That is, the tip of the
[0014]
Next, the coating method of the present invention will be described.
[0015]
The coating method according to the present invention is a method in which a liquid pool is formed at the tip of the lip using the curtain flow coater as described above, and the coating is applied on a flat plate.
[0016]
FIG. 1 is a schematic view showing an example of application by a curtain flow coater (slit die coater) in the present invention. That is, the
[0017]
The application of the paint by the curtain flow coater of the present invention is not limited to the method using a slit die coater, and may be a method using a die head, a T die, or the like. Further, the coating material supply means is not limited to a pump, and may be a system such as compressed air.
[0018]
When the paint is a paint for forming a coating film for a color filter, it is particularly required that the appearance of the paint film is good, and therefore the coating method of the paint by the curtain flow coater of the present invention is particularly preferably used.
[0019]
Hereinafter, the case where the coating method of the present invention is applied to the color filter coating film formation will be described.
[0020]
In the case of forming a color filter coating film, a transparent flat plate is used as the flat plate. Although it does not specifically limit as a transparent flat plate, The transparent flat plate of 70% or more of total light transmittances, such as plastic flat plates, such as a polycarbonate and a polymethylmethacrylate, a plastic film, and a glass plate, is used preferably. Of these, a glass plate is more preferably used.
[0021]
The type of paint is not particularly limited, but one or a mixture of two or more of acrylic resin, polyester resin, polyvinyl alcohol resin, polyamic acid resin, polyimide resin, and these photosensitive resins are preferable. Used. In addition, coloring materials such as dyes or pigments may be dispersed and mixed in these resins.
[0022]
Although the film thickness after application | coating to a transparent flat plate is not specifically limited, In the state of a dry coating film, the range of 0.1-5.0 micrometers is preferable, More preferably, it is 0.2-3.0 micrometers. The range of is preferably used. If the coating film after drying is less than 0.1 μm, vertical stripes are generated in the drying coating film, which is a problem in quality. On the other hand, when it exceeds 5.0 μm, the smoothness of the dried coating film is inferior. In addition, the amount of paint used is increased, which is not economical.
[0023]
Examples of the method for producing the color filter include the following methods, but are not limited thereto. First, a light shielding layer having a fine pattern is formed on a transparent flat plate. A thermosetting paint to which an adhesive is added is applied on the light shielding layer and dried at a temperature of 50 to 150 ° C. to form a thermosetting coating film. Subsequently, a positive photoresist is applied onto the thermosetting coating, mask exposure is performed using an ultrahigh pressure mercury lamp or the like, and then the thermosetting coating is etched using the relief pattern as a mask. Subsequently, the positive photoresist is peeled off, and then heated and fired at 200 to 350 ° C. to thermally cure the coating film. The above process is repeated for red, green, and blue to form predetermined red, green, and blue fine patterns to obtain color filters.
[0024]
The drying temperature of the paint is preferably in the range of 50 to 160 ° C, more preferably in the range of 80 to 130 ° C. If it is less than 50 degreeC, drying time is long and production efficiency will worsen. On the other hand, at 160 ° C. or higher, thermosetting proceeds and insolubilizes in the developer.
[0025]
On the other hand, in the case of a photosensitive paint to which a colorant is added, a light-shielding layer having a fine pattern is formed on a transparent flat plate, and a photosensitive paint to which a colorant is added is applied on the light-shielding layer. Dry at temperature to form a photosensitive coating. Subsequently, mask exposure is performed using an ultra-high pressure mercury lamp or the like, and the photosensitive paint is photocured. Thereafter, the uncured photosensitive coating on the light shielding layer is developed and etched. The above process is repeated for red, green, and blue to form predetermined red, green, and blue fine patterns to obtain color filters.
[0026]
If necessary, a paint that does not contain a colorant may be applied to the red, green, and blue fine patterns for the purpose of improving the protective film and smoothness, thereby forming a color filter.
[0027]
The coating method according to the present invention is effective for coating various coating materials for forming a color filter coating film in the color filter manufacturing process described above. That is, red, green and blue fine pattern forming paints, light shielding layer forming paints, protective layer forming paints and the like.
[0028]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to examples, but the present invention is not limited thereto.
[0029]
Example 1 and Comparative Example 1
Coating was carried out on a glass substrate using the coating apparatus and the base shown in FIG. 1 and FIG. A glass substrate having a size of 300 × 400 mm and a thickness of 1.1 mm was used. In addition, N-methylpyrrolidone solvent, salt brominated phthalocyanine green (CI Pigment Green 36) and disazo yellow HR (CI PI Pigment Yellow 83) pigment are added and dispersed as a paint. The coating was carried out at a coating speed of 2 m / min in a state of 8 wt% and a viscosity of 100 cp, and dried at 120 ° C. for 10 minutes.
[0030]
On the other hand, using the conventional curtain flow coater shown in FIG. 3 (the tips of the doctor lip and the backup lip are 90 degrees, and both the tips are parallel to the flat plate), the coating is performed in the same manner as in Example 1. (Comparative Example 1).
[0031]
In FIG. 4, the film thickness distribution results of the coated substrate obtained in Example 1 and the coated substrate obtained in Comparative Example 1 are compared and shown.
[0032]
In Comparative Example 1, the film thickness is thin from the coating start part to 200 mm with respect to the central part of the coating substrate, and the film thickness is nonuniform. On the other hand, in Example 1, the film thickness distribution is not as in Comparative Example 1, and the film thickness is already stable at 10 mm from the coating start portion. Furthermore, there was no coating unevenness during coating, and a good coating film was obtained.
[0033]
【The invention's effect】
By applying the curtain flow coater and the coating method according to the present invention, the film thickness uniformity from the coating start part can be remarkably improved, so that the vertical stripes at the time of coating that have conventionally occurred can hardly occur. Therefore, a good quality coating film can be obtained. Therefore, when forming a coating film for a color filter that is required to have a good appearance, it is particularly preferably used in the case of single-wafer coating that requires stability of the film thickness from the coating start part. Can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing an example of application by a curtain flow coater according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing an example of a base of a curtain flow coater according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic view showing an example of a base of a conventional curtain flow coater.
4 is a film thickness distribution diagram of the coated substrate obtained in Example 1 and the coated substrate obtained in Comparative Example 1. FIG.
[Explanation of symbols]
1: Flat plate 2: Adsorption stage 3: Coating film 4: Clearance 5: Lip 6: Base 7: Push-pull bolt 8: Pipe 9: Pump 10: Paint 11: Film 12: Doctor lip 13: Backup lip
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