JP3961778B2 - カード用コネクタ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型メモリカードやSDカードなどと呼称される端子付きカードを装着して、このカードの外部接続端子群をパソコン等の電子装置に設けられた電子回路に接続させるカード用コネクタ装置に係り、特に、多機能化に伴うカードの長寸化に対応したカード用コネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パソコンや電子カメラ等の電子装置に着脱自在に装着されて情報の書き込みや読み取りが行えるカード(以下、SDカードと称する)が知られている。この種のカードは、外形形状が略方形のカード状に形成されており、片面の一端部に複数の外部接続端子が列設されている。また、かかるSDカードが装着可能な電子装置には、所要の電子回路が設けられた回路基板と、SDカードの外部接続端子群を該電子回路に接続するためのカード用コネクタ装置とが備えられている。
【0003】
このようなカード用コネクタ装置には、SDカードが開口端側から挿入される挿入空間を有するハウジングと、このハウジングに固定されて挿入空間内に露出する複数の端子片と、装着されたSDカードを排出するための排出機構とが備えられている。
【0004】
ハウジングは通常、絶縁材料からなるフレームと、金属材料または絶縁材料からなるカバーとを組み合わせて構成され、フレームとカバーとの間にSDカード用の挿入空間が形成される。各端子片には、挿入空間内に露出してSDカードの外部接続端子と接触可能な接触部と、パソコン等の電子装置に設けられた電子回路に半田付けされる半田付け部とが設けられており、挿入空間に挿入されたSDカードが所定の装着位置に装着されているとき、その外部接続端子群が各端子片の接触部と接触するように設計されている。
【0005】
排出機構としては例えば、SDカードに係合して往復移動可能なスライダと、このスライダをカード排出方向へ弾性付勢するコイルばねと、ハート型カム溝にガイドされる係合ピンとを備えた構成のものが知られている。このものは、スライダと係合ピンとを協働させることにより、所定の装着位置に装着されているSDカードの手前側の端部(後端部)を操作者が手指で押し込むと、該カードがスライダと共に手前へ移動して容易に排出できるようになっている。このほか、排出用の操作部材を操作して、所定の装着位置で係止されているSDカードを係止解除することにより、該カードを排出させるという構成のものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、SDカードを単なる記憶媒体として使用するだけでなく、送受信回路等を設けることにより通信機器として使用するという要望が高まっており、それに伴い、これまでのSDカードに比べて、端子仕様は同じであるが長さ寸法を大きくしたSDカードの登場が予想されている。例えば、長寸のSDカードの後端側に近距離無線通信用のアンテナ回路を設け、このアンテナ回路を使用するときだけSDカードを浅い挿入状態でコネクタ装置に装着しておき、アンテナ回路を使用しないときには、SDカードを深い挿入状態でコネクタ装置に差し込んでおくという使われ方が今後十分に考えられる。
【0007】
しかしながら、従来のカード用コネクタ装置は、かかる長寸のSDカードを装着することを想定した構造にはなっていないため、該SDカードを途中まで挿入することで電気的な接続を図ることはできても、例えばアンテナ回路を使用しないときに該SDカードを深く挿入して収納状態にしておく等、該SDカードの装着位置を随時変更させることができない。すなわち、従来のカード用コネクタ装置を通常品よりも長いSDカードに適用させようとすると、ハウジングの挿入空間の開口端から手前へ該SDカードを常に大きく突出させた状態にしておかねばならないので、外観が悪いというだけでなく、該SDカードをコネクタ装置に装着したままノート型パソコン等の電子装置本体を携帯しなければならず、使い勝手が極めて悪いという問題が起こる。
【0008】
本発明は、かかる従来技術の不備を解消するためになされたものであって、その目的は、長寸のSDカードを挿入量の異なる所望の位置に選択的かつ容易に装着させることができ、使い勝手が良好なカード用コネクタ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明によるカード用コネクタ装置は、外部接続端子群を設けた短寸または長寸のカードが開口端側から選択的に挿入される挿入空間を有し、かつ前記カードを前記挿入空間内への挿入量が小なる第1の装着位置と挿入量が大なる第2の装着位置とに装着可能なハウジングと、前記ハウジングに固定されて前記挿入空間内に露出し、少なくとも前記短寸のカードが前記第1の装着位置に装着されているとき前記外部接続端子群に接触する端子部と、前記カードと係合したまま該カードの挿入排出方向に沿って往復移動可能であって、前記第1の装着位置に装着されたカードを排出し、前記第2の装着位置に長寸のカードを装着する際には前記第2の装着位置に対応する位置に移動可能になっているスライド部材と、前記スライド部材の移動に伴い溝状ガイド部に沿って移動する係合ピンと、前記スライド部材を前記カードの排出方向へ向けて弾性付勢する付勢部材とを備え、かつ前記溝状ガイド部に、前記係合ピンを係止して前記短寸または長寸のカードを前記第1の装着位置に保持するためのピン係止部を有するハート型カム溝と、前記ピン係止部の上流側で前記ハート型カム溝に連通して奥方へ延び、前記長寸のカードを前記第1の装着位置に装着することなく前記第2の装着位置方向へ移動可能にする第1の案内溝と、前記ピン係止部の下流側で前記ハート型カム溝に連通して奥方へ延び、前記第1の装着位置に装着された前記長寸のカードを前記第1の装着位置から前記第2の装着位置方向へ移動可能にする第2の案内溝と、前記長寸のカードが前記第2の装着位置から前記第1の装着位置へ移動する過程で前記係合ピンの進路をガイドし前記ハート型カム溝へ帰還させる帰還路とを設ける構成とした。
【0010】
このような構成のコネクタ装置は、短寸のSDカードを挿入して第1の装着位置に装着させることができるのみならず、長寸のカードを第1の装着位置にも第2の装着位置にも装着させることができるので、長寸のカードを第1の装着位置に装着させれば、例えばそのカードに内蔵したアンテナ回路を露出させて通信機器として使用でき、また、長寸のカードを深く差し込んで第2の装着位置に装着させれば、記憶媒体として使用したり携帯に便利な収納状態に保持しておくことができる。すなわち、長寸のカードをハウジングの挿入空間の開口端から挿入していくと、カードに追動するスライド部材を介して係合ピンが溝状ガイド部に沿って移動するが、カードを途中まで挿入した段階で押し込み操作力を除去すれば、係合ピンがハート型カム溝のピン係止部に係止されて、第1の装着位置に該カードを停止させることができる。また、挿入した長寸のカードを第1の装着位置を通り越して深く挿入し、係合ピンを第1の案内溝に沿って奥方へ進ませれば、第2の装着位置まで長寸のカードを円滑に移動させることができる。また、挿入したカードを第1の装着位置で保持した後、浅く押し込めば排出させることができ、深く押し込めば係合ピンが第2の案内溝に沿って移動して長寸のカードを第2の装着位置まで円滑に移動させることができる。したがって、挿入したカードを所望の装着位置へ随時簡便に移動させることができる。
【0011】
さらに、本発明の上述した構成において、前記帰還路内に位置し前記係合ピンを係止して前記長寸のカードを前記第1の装着位置に保持可能な戻りピン係止部とを設け、この戻りピン係止部の下流側で前記帰還路を前記第1の案内溝または前記第2の案内溝に連通させておけば、長寸のカードを第2の装着位置と第1の装着位置との間で容易に往復移動させることができるので、使い勝手が向上する。また、係合ピンが帰還路内の戻りピン係止部に係止された状態でカードが第1の装着位置に装着されているとき、該カードを浅く押し込めば、係合ピンが第1の案内溝または第2の案内溝からハート型カム溝へ戻るので、排出用の操作部材を別途設けなくてもカードを容易に排出させることができる。
【0012】
その際、前記帰還路の下流側に連通し、長寸のカードを第1の装着位置から手前へ移動させる過程で係合ピンの進路をガイドする排出経路を設け、長寸のカードを第1の装着位置から一旦奥方へ押し込むことにより、戻りピン係止部に係止された係合ピンを排出経路へ移動させるようにすれば、より好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は実施形態例に係るカード用コネクタ装置のカバーを省略して示す平面図、図2は該コネクタ装置のハウジングの平面図、図3は該コネクタ装置の端子部の平面図、図4は該コネクタ装置の第1の排出機構に設けられたガイド溝の説明図、図5は該コネクタ装置の第2の排出機構に設けられたガイド溝の説明図である。
【0014】
これらの図に示すカード用コネクタ装置は、パソコン等の電子装置に組み付けられてSDカードを装着するためのものであり、所定位置に装着したSDカードの外部接続端子群を電子装置本体に設けられた電子回路に接続させることができる。そして、このカード用コネクタ装置は、短寸のSDカードを装着できるだけでなく、長寸のSDカードも装着できるように構成されている。
【0015】
具体的な構成について述べると、このカード用コネクタ装置は、絶縁材料からなるフレーム1と金属材料からなる図示せぬカバーとを組み合わせてなるハウジングと、端子片3,4を連結部5を介して連結してなり、インサート成形技術によりフレーム1に固定された金属板製の複数の端子ユニット2と、フレーム1の一側部に設けられた第1の排出機構6と、フレーム1の他側部に設けられた第2の排出機構7とによって概略構成されている。
【0016】
前記ハウジングのフレーム1とカバーとの間には、SDカードが開口端8a側から挿入される挿入空間8が形成されている。また、図2に示すように、フレーム1の一側部には、第1の排出機構6の一部をなすガイド溝9や、規制壁10および切欠き11が形成されており、フレーム1の他側部には、第2の排出機構7の一部をなすハート型カム溝12が形成されている。さらに、フレーム1には、開口端8aの近傍に各端子ユニット2の一端部が露出する透孔13が形成されている。
【0017】
各端子ユニット2は図1,3に示すように前後2列に配設されており、挿入空間8の中央部付近に露出する端子片3群によって第1の端子部30が構成され、挿入空間8の奥部に露出する端子片4群によって第2の端子部40が構成されている。これら第1および第2の端子部30,40の対応する端子片3,4どうしは、フレーム1の奥行き方向(長手方向)に沿う同一直線上に配設されており、前述したように連結部5を介して連結されている。また、端子片3,4の自由端部はそれぞれ接触部3a,4aとなっており、各接触部3aの相対位置関係や各接触部4aの相対位置関係はいずれも、SDカードの外部接続端子群の相対位置関係(端子配列)と同等に設定されている。また、対応する端子片3,4を含む端子ユニット2の一端部には、図3に示すように半田付け部2aが設けられており、各端子ユニット2の半田付け部2aをフレーム1の透孔13内に突出させている。これらの半田付け部2aは、電子装置本体の図示せぬ回路基板に設けられている電子回路に半田付けされる。
【0018】
つまり、このカード用コネクタ装置には、挿入量が小なるSDカードを装着させるための第1の装着位置と、挿入量が大なるSDカードを装着させるための第2の装着位置とが設定されており、SDカードを挿入空間8内の中央部付近まで挿入して第1の装着位置に装着させると、その外部接続端子群が各端子片3の接触部3aに接触した状態となる。また、SDカードを挿入空間8内の奥部まで挿入して第2の装着位置に装着させると、その外部接続端子群が各端子片4の接触部4aに接触した状態となる。
【0019】
第1の排出機構6は、SDカードの挿入排出方向に沿って往復移動可能な第1のスライド部材14と、このスライド部材14に回動自在に軸支されてSDカードの前縁部と係合可能な係合アーム15と、第1のスライド部材14の移動に伴い前記ガイド溝9に沿って移動する第1の係合ピン16と、この係合ピン16がガイド溝9から脱落しないように押えている押え板17と、SDカードの一側縁に設けられている凹部に係合可能で第1のスライド部材14に保持された第1の弾性片18と、SDカードの該凹部に係合可能で係合アーム15に保持された第2の弾性片19と、第1のスライド部材14をカード排出方向へ向けて弾性付勢する第1のコイルばね20とを具備している。また、フレーム1の前記規制壁10および切欠き11も第1の排出機構6の構成要素であり、規制壁10は、SDカードの挿入位置が前記第1の装着位置に到達していない場合に、係合アーム15の外方への回転を規制する。一方、切欠き11は、SDカードが前記第1の装着位置から前記第2の装着位置へ移動する途中で、係合アーム15の外方への回転を許容して該係合アーム15を退避させる。
【0020】
また、前記ガイド溝9には、第1の係合ピン16を係止してSDカードを第1の装着位置に保持するためのピン係止部21aを有するハート型カム溝21と、ピン係止部21aの上流側でハート型カム溝21に連通して奥方へ延びる第1の案内溝22と、ピン係止部21aの下流側でハート型カム溝21に連通して奥方へ延びる第2の案内溝23と、SDカードが第2の装着位置から第1の装着位置へ移動する過程で第1の係合ピン16の進路をガイドする帰還路24と、両案内溝22,23および帰還路24に連通して奥方へ延びる延出路25とが設けられており、帰還路24内には、この帰還路24を移動中の第1の係合ピン16を係止してSDカードを第1の装着位置に保持するための戻りピン係止部24aが形成されている。また、帰還路24は、戻りピン係止部24aの下流側で第2の案内溝23に連通させてある。そして、第1の係合ピン16がピン係止部21aもしくは戻りピン係止部24aに係止されているとき、第1のスライド部材14の移動が阻止されるため、第1の弾性片18を介して該スライド部材14と係合しているSDカードが、第1の装着位置に保持されるようになっている。
【0021】
第2の排出機構7は、SDカードの前縁部と係合可能な係合部26aを突設してSDカードの挿入排出方向に沿って往復移動可能な第2のスライド部材26と、このスライド部材26の移動に伴い前記ハート型カム溝12に沿って移動する第2の係合ピン27と、この係合ピン27がハート型カム溝12から脱落しないように押えている押え板28と、第2のスライド部材26をSDカードの排出方向へ向けて弾性付勢する第2のコイルばね29とを具備している。ハート型カム溝12にはピン係止部12aが形成されており、SDカードが第2の装着位置にあるとき、第2の係合ピン27が該ピン係止部12aに係止されて、第2のスライド部材26の移動を阻止するようになっている。また、このとき、前記係合アーム15に保持された第2の弾性片19がSDカードの凹部と係合して、SDカードを第2の装着位置に保持できるようになっている。
【0022】
次に、このように構成されたカード用コネクタ装置の動作を、図6〜図17を参照して説明する。まず、現在一般的な短寸のSDカード50よりも長寸のSDカード60を使用する場合の動作を、図6〜図15を用いて説明する。
【0023】
長寸のSDカード60の挿入方向前端側には、各端子片3,4の接触部3a,4aに接触可能な外部接続端子61群が設けられている。また、このSDカード60の一側縁には、第1の排出機構6の弾性片18,19と係合可能な凹部62が設けられている。かかる長寸のSDカード60は、その幅寸法や、外部接続端子61群の端子配列、前縁から凹部62までの距離等が、すべて短寸のSDカード50と同等に設計されている。ただし、長寸のSDカード60には後端側に図示せぬアンテナ回路が設けられており、このアンテナ回路を使用する場合、後端部分を手前へ露出させた状態でコネクタ装置に装着することが望まれる。
【0024】
図6は、本実施形態例に係るカード用コネクタ装置に対して、長寸のSDカード60の挿入を開始した直後の平面図である。SDカード60を図6に示す位置まで挿入すると、その凹部62に第1の弾性片18が係合して、SDカード60の前縁部に係合アーム15が当接する。したがって、操作者がSDカード60をさらに挿入していくと、フレーム1の規制壁10によって外方への回転が規制されている係合アーム15がSDカード60に押し込まれることとなり、第1のスライド部材14および係合アーム15がSDカード60に追動して奥方へ移動していき、該スライド部材14の移動に伴い第1の係合ピン16がハート型カム溝21に沿って移動していく。
【0025】
そして、SDカード60を第1の装着位置よりも若干量奥まで押し込むと、図7に矢印で示すように、第1の係合ピン16がハート型カム溝21から第1の案内溝22へと移動するので、押し込み操作力を除去すれば、第1のコイルばね20の弾性力で第1のスライド部材14および係合アーム15が手前へ押し戻され、第1の係合ピン16をピン係止部21aに係止させることができる。したがって、SDカード60は、外部接続端子61群を各端子片3の接触部3aに接触させた第1の装着位置に保持されることとなり、手前に露出するアンテナ回路が使用可能な状態となる。
【0026】
こうして第1の装着位置に装着されたSDカード60を排出する場合には、図7の状態のSDカード60を奥方へ浅く押し込めばよい。これにより、第1の係合ピン16がピン係止部21aから離脱して、図6に矢印で示すようにハート型カム溝21内を下流へ移動するので、第1のコイルばね20の弾性力で手前へ移動する第1のスライド部材14および係合アーム15によって、SDカード60は排出位置まで押し戻される。つまり、操作者は、第1の装着位置に保持されているSDカード60をワンプッシュの簡単な操作で排出させることができる。
【0027】
また、アンテナ回路使用時に第1の装着位置に保持されていたSDカード60を収納するため、第2の装着位置へ移動させる場合には、図7の状態のSDカード60を操作者が奥方へ押し込んでいく。すると、第1のスライド部材14の移動に伴って、第1の係合ピン16は図8に矢印に示すように、ハート型カム溝21から第2の案内溝23を経て延出路25へと移動していく。また、SDカード60が図8の位置まで挿入された時点で、係合アーム15がSDカード60に押されながら外方へ回転してフレーム1の切欠き11内へ退避するので、係合アーム15の奥方への移動が規制される。そのため、SDカード60がさらに奥方へ押し込まれても第1のスライド部材14は停止したままで、第1の弾性片18はSDカード60の凹部62から離脱する。しかし、この時点でSDカード60の前縁部は第2のスライド部材26の係合部26aを押し込んでいるので、SDカード60のさらなる奥方への移動に第2のスライド部材26が追動し、第2の係合ピン27がハート型カム溝12に沿って移動していく。
【0028】
そして、SDカード60を第2の装着位置よりも若干量奥まで押し込むことにより、第2の係合ピン27がハート型カム溝12内を図9に矢印で示すように移動するので、押し込み操作力を除去すれば、第2のコイルばね29の弾性力で第2のスライド部材26が手前へ押し戻され、第2の係合ピン27をピン係止部12aに係止させることができる。したがって、SDカード60は、外部接続端子61群を各端子片4の接触部4aに接触させた第2の装着位置に保持されることとなり、手前に大きく突出することのない収納状態となる。なお、SDカード60が第2の装着位置に装着されているとき、SDカード60の凹部62には第2の弾性片19が入り込んで係合状態となっている。
【0029】
また、第2の装着位置に保持されていたSDカード60を第1の装着位置へ移動させてアンテナ回路を使用する場合には、図9の状態のSDカード60を奥方へ浅く押し込めばよい。これにより、第2の係合ピン27がピン係止部12aから離脱して、図10に矢印で示すようにハート型カム溝12内を下流へ移動するので、第2のコイルばね29の弾性力で手前へ移動する第2のスライド部材26の係合部26aによって、SDカード60は図11,12に示す順序で第1の装着位置まで押し戻される。図11は、切欠き11に退避していた係合アーム15が内方へ回転して第1のスライド部材14が手前へ移動し始めた状態を示しており、第1の係合ピン16が延出路25から帰還路24へと移動している。また、図12は、第1の係合ピン16が帰還路24の戻りピン係止部24aに係止されて、SDカード60が第1の装着位置まで戻った状態を示している。このように、操作者は、第2の装着位置に保持されているSDカード60をワンプッシュの簡単な操作で第1の装着位置まで移動させて、アンテナ回路使用状態に設定することができる。ただし、図7〜図12を見れば明らかなように、第1の係合ピン16の通過する経路は、SDカード60が第1の装着位置から第2の装着位置へ移動する場合と、逆に第2の装着位置から第1の装着位置へ移動する場合とで異なっている。
【0030】
こうしてSDカード60を第2の装着位置から第1の装着位置まで移動させてアンテナ回路使用状態とした後、再びSDカード60を第2の装着位置へ移動させる場合、操作者はSDカード60を奥方へ深く押し込めばよい。これにより、図13(a)〜(c)に示すように、戻りピン係止部24aに係止されていた第1の係合ピン16が第2の案内溝23を経て延出路25へと移動していくので、そのままSDカード60を押し込んでいけば図8の状態を経て図9の状態へ移行する。また、第2の装着位置から第1の装着位置まで移動させてアンテナ回路使用状態としたSDカード60を排出させる場合には、操作者はSDカード60を奥方へ浅く押し込んでから操作力を除去すればよい。これにより、図14(a)〜(c)に示すように、戻りピン係止部24aに係止されていた第1の係合ピン16が第2の案内溝23の途中まで移動した時点で、第1のコイルばね20の弾性力によって第1のスライド部材14および係合アーム15が手前へ押し戻されることになるので、第1の係合ピン16がハート型カム溝21を下流へと進み、SDカード60を排出させることができる。なお、このようにSDカード60を第1の装着位置から手前へ移動させる過程で、戻りピン係止部24aに係止されていた第1の係合ピン16を第2の案内溝23からハート型カム溝21の下流へとガイドする部分により、排出経路が構成されている。
【0031】
また、挿入したSDカード60をすぐに収納したい場合には、SDカード60を第1の装着位置を通り越していきなり第2の装着位置に装着させることもできる。すなわち、挿入したSDカード60を奥方へ深く押し込んでいくと、図15の矢印に示すように、第1の係合ピン16がハート型カム溝21から第1の案内溝22を経て延出路25へと移動していくので、そのままSDカード60を押し込んでいけば図8の状態を経て図9の状態へ移行する。
【0032】
次に、このカード用コネクタ装置に短寸のSDカード50を使用する場合の動作を、図16,17を参照して説明する。図16は短寸のSDカード50の挿入を開始した直後の平面図、図17は該SDカード50を第1の装着位置に装着した状態を示す平面図である。
【0033】
これらの図で明らかなように、短寸のSDカード50は奥方の第2の装着位置までは挿入できないので、第1の装着位置のみに装着可能である。また、前述したように、短寸のSDカード50と長寸のSDカード60は、その幅寸法や外部接続端子群の端子配列等が共通化されている。したがって、図6,7を用いて説明した動作、つまり長寸のSDカード60を挿入して第1の装着位置に装着させたり、第1の装着位置に装着されている長寸のSDカード60を排出させる場合の動作とまったく同等の動作が行われることとなる。例えば、図16の状態で短寸のSDカード50を操作者が押し込んでいくと、第1の係合ピン16はハート型カム溝21を通って第1の案内溝22へ移動し、押し込み操作力が除去されると該係合ピン16はハート型カム溝21に戻ってピン係止部21aに係止されるため、SDカード50を第1の装着位置に装着させることができる。また、図17の状態でSDカード50を操作者が浅く押し込むと、ピン係止部21aに係止されていた第1の係合ピン16が第2の案内溝23へ移動するので、押し込み操作力が除去されると、該係合ピン16はハート型カム溝21を下流へと進んで、SDカード50を排出させることができる。
【0034】
なお、本実施形態例では、図17および図9に示すように、第1の装着位置に装着させた短寸のSDカード50の後端部が手前に突出する寸法L1と、第2の装着位置に装着させた長寸のSDカード60の後端部が手前に突出する寸法L2とが略同等となるように、これら第1および第2の装着位置を設定している。
【0035】
このように本実施形態例によれば、短寸のSDカード50を第1の装着位置に装着して使用できるのみならず、長寸のSDカード60を第2の装着位置に装着して使用することができる。そして、長寸のSDカード60であっても、これを奥方の第2の装着位置に装着すれば収納状態となすことができるので、外観を損ねたり携帯に支障をきたす心配はない。
【0036】
また、本実施形態例では、第1の装着位置に装着されているSDカードが排出可能で所定のガイド溝9を有する第1の排出機構6と、第2の装着位置に装着されているSDカードを第1の装着位置へ向けて移動可能な第2の排出機構7とを設けて、長寸のSDカード60を第1の装着位置と第2の装着位置との間で簡単かつ円滑に往復移動させることができるので、例えば、アンテナ回路を使用するときだけ該SDカード60を第1の装着位置に装着しておき、それ以外のときは該SDカード60を第2の装着位置に装着して収納しておくという実用的な使い方が簡便に行える。しかも、第1の装着位置に装着されているSDカードに排出力を付与する第1のコイルばね20と、第2の装着位置に装着されているSDカードに排出力を付与する第2のコイルばね29とが設けてあるため、常に安定した操作力でSDカードの押し込み操作を行うことができ、コイルばねの長寿命化も図れる。
【0037】
なお、上記実施形態例では、帰還路24を戻りピン係止部24aの下流側で第2の案内溝23に連通させた場合について説明したが、この帰還路24を戻りピン係止部24aの下流側で第1の案内溝22に連通させることも可能である。ただし、この場合、第2の装着位置から第1の装着位置まで移動させたSDカード60を排出させるときに、戻りピン係止部24aに係止されていた第1の係合ピン16が第1の案内溝22を経てハート型カム溝21のピン係止部21aに一旦係止されるため、操作者はSDカード60を奥方へ浅く押し込んで操作力を除去した後、再度SDカード60を奥方へ浅く押し込んで操作力を除去するというツープッシュ操作が必要となる。
【0038】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0039】
短寸のカードを挿入して第1の装着位置に装着させることができるのみならず、長寸のカードを第1の装着位置にも第2の装着位置にも装着させることができるカード用コネクタ装置なので、例えばアンテナ回路使用時だけ長寸のカードを第1の装着位置に装着し、携帯時等には該長寸のカードを深く差し込んで第2の装着位置に収納しておくという使い方が可能となり、使い勝手が良好となる。また、長寸のカードを挿入するとスライド部材を介して係合ピンが溝状ガイド部に沿って移動し、該係合ピンをピン係止部に係止させれば長寸のカードを第1の装着位置に保持することができ、該係合ピンを第1の案内溝に沿って押し込めば長寸のカードを第2の装着位置まで円滑に移動させることができる。さらに、挿入した長寸のカードを第1の装着位置で保持した後、浅く押し込めば排出させることができ、深く押し込めば係合ピンが第2の案内溝に沿って移動して長寸のカードを第2の装着位置まで円滑に移動させることができる。したがって、挿入した長寸のカードを所望の装着位置へ随時簡便に移動させることができる。
【0040】
また、前記溝状ガイド部に、戻りピン係止部を有する帰還路を設け、さらには、戻りピン係止部の下流側で帰還路を前記第1の案内溝または前記第2の案内溝に連通させておけば、長寸のカードを第2の装着位置と第1の装着位置との間で容易に往復移動させることができるので、使い勝手が一層向上する。
また、係合ピンが戻りピン係止部に係止されているときに長寸のカードを浅く押し込むことにより、該長寸のカードを第1の装着位置から容易に排出させることができるので、排出用の操作部材が省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係るカード用コネクタ装置を示す平面図である。
【図2】該コネクタ装置のハウジングの平面図である。
【図3】該コネクタ装置の端子部の平面図である。
【図4】該コネクタ装置の第1の排出機構に設けられたガイド溝の説明図である。
【図5】該コネクタ装置の第2の排出機構に設けられたガイド溝の説明図である。
【図6】長寸のSDカードが挿入されている該コネクタ装置の動作説明図である。
【図7】長寸のSDカードが挿入されている該コネクタ装置の動作説明図である。
【図8】長寸のSDカードが挿入されている該コネクタ装置の動作説明図である。
【図9】長寸のSDカードが挿入されている該コネクタ装置の動作説明図である。
【図10】長寸のSDカードが挿入されている該コネクタ装置の動作説明図である。
【図11】長寸のSDカードが挿入されている該コネクタ装置の動作説明図である。
【図12】長寸のSDカードが挿入されている該コネクタ装置の動作説明図である。
【図13】長寸のSDカードが挿入されている該コネクタ装置の動作説明図である。
【図14】長寸のSDカードが挿入されている該コネクタ装置の動作説明図である。
【図15】長寸のSDカードが挿入されている該コネクタ装置の動作説明図である。
【図16】短寸のSDカードが挿入されている該コネクタ装置の動作説明図である。
【図17】短寸のSDカードが挿入されている該コネクタ装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 フレーム(ハウジング)
2a 半田付け部
3,4 端子片
3a,4a 接触部
6 第1の排出機構
7 第2の排出機構
8 挿入空間
8a 開口端
9 ガイド溝(溝状ガイド部)
10 規制壁
11 切欠き
12 ハート型カム溝
14 第1のスライド部材
15 係合アーム
16 第1の係合ピン
20 第1のコイルばね
21 ハート型カム溝
21a ピン係止部
22 第1の案内溝
23 第2の案内溝
24 帰還路
24a 戻りピン係止部
25 延出路
26 第2のスライド部材
27 第2の係合ピン
29 第2のコイルばね
30 第1の端子部
40 第2の端子部
50 短寸のSDカード
60 長寸のSDカード
61 外部接続端子

Claims (3)

  1. 外部接続端子群を設けた短寸または長寸のカードが開口端側から選択的に挿入される挿入空間を有し、かつ前記カードを前記挿入空間内への挿入量が小なる第1の装着位置と挿入量が大なる第2の装着位置とに装着可能なハウジングと、
    前記ハウジングに固定されて前記挿入空間内に露出し、少なくとも前記短寸のカードが前記第1の装着位置に装着されているとき前記外部接続端子群に接触する端子部と、
    前記カードと係合したまま該カードの挿入排出方向に沿って往復移動可能であって、前記第1の装着位置に装着されたカードを排出し、前記第2の装着位置に長寸のカードを装着する際には前記第2の装着位置に対応する位置に移動可能になっているスライド部材と、
    前記スライド部材の移動に伴い溝状ガイド部に沿って移動する係合ピンと、
    前記スライド部材を前記カードの排出方向へ向けて弾性付勢する付勢部材とを備え、
    かつ前記溝状ガイド部に、前記係合ピンを係止して前記短寸または長寸のカードを前記第1の装着位置に保持するためのピン係止部を有するハート型カム溝と、前記ピン係止部の上流側で前記ハート型カム溝に連通して奥方へ延び、前記長寸のカードを前記第1の装着位置に装着することなく前記第2の装着位置方向へ移動可能にする第1の案内溝と、前記ピン係止部の下流側で前記ハート型カム溝に連通して奥方へ延び、前記第1の装着位置に装着された前記長寸のカードを前記第1の装着位置から前記第2の装着位置方向へ移動可能にする第2の案内溝と、前記長寸のカードが前記第2の装着位置から前記第1の装着位置へ移動する過程で前記係合ピンの進路をガイドし前記ハート型カム溝へ帰還させる帰還路とを設けたことを特徴とするカード用コネクタ装置。
  2. 請求項1の記載において、前記帰還路内に位置し前記係合ピンを係止して前記長寸のカードを前記第1の装着位置に保持可能な戻りピン係止部とを設け、この戻りピン係止部の下流側で前記帰還路を前記第1の案内溝または前記第2の案内溝に連通させたことを特徴とするカード用コネクタ装置。
  3. 請求項2の記載において、前記帰還路の下流側に連通し、前記長寸のカードを前記第1の装着位置から手前へ移動させる過程で前記係合ピンの進路をガイドする排出経路を設け、前記長寸のカードを前記第1の装着位置から一旦奥方へ押し込むことにより、前記戻りピン係止部に係止された前記係合ピンを前記排出経路へ移動させることを特徴とするカード用コネクタ装置。
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