JP3961674B2 - ファンデーション等の衣類 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ブラジャー、ガードル、パンティなどのファンデーションやランジェリー等の衣類に関し、特に当該衣類の縁部に二股テープを使用したファンデーション等の衣類に関するのである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のファンデーション等の衣類としては、例えば、ブラジャーやパンティ等のように、ブラジャーのカップ部やパンティの本体を縫製した後に、ブラジャーの上縁部やパンティの裾口部等に、伸縮性を有するゴムテープ等を縫着することにより、これらブラジャーやパンティ等の縁部の伸縮性を高めたり、縁部の仕上げ処理を施すように構成したものがある。
【0003】
また、上記ファンデーション等の衣類としては、ブラジャーやボディスーツ、あるいはランジェリー等のように、ブラジャー等の衣類の両肩の部分に、細い帯状の布片からなるショルダーコードを縫着し、これらの衣類を着用する際に、ショルダーコードを肩に掛けるように構成されたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記従来のファンデーション等の衣類の場合には、ブラジャーのカップ部やパンティの本体を縫製した後に、ブラジャーの上縁部やパンティの裾口部等に、伸縮性を有するゴムテープ等を縫着したり、ブラジャーやボディスーツ等の衣類の両肩の部分に、細い帯状の布片からなるショルダーコードを縫着する必要がある。そのため、これらのファンデーション等の衣類を製造するには、ブラジャーの上縁部やパンティの裾口部等に、伸縮性を有するゴムテープ等を縫着した上に、ブラジャーやボディスーツ等の衣類の両肩の部分に、細い帯状の布片からなるショルダーコードを縫着する必要があり、縁取りテープ及びショルダーコード等の縫製工程が非常に煩雑であるとともに、湾曲した縁部に縫着される縁取りテープとショルダーコード等の接続部が不連続となり、接続部が不連続となると同時に凹凸を生み、人体に物理的刺激を与え、接触面に炎症や傷を負わせる原因ともなり、外観デザイン上も美感を低下させるという問題点があった。
【0005】
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ファンデーション等の縁取りテープやショルダーコード等の縫製が容易であり、製造が容易に行えるとともに、着用感及び外観デザインも良好なファンデーション等の衣類を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ファンデーション等の衣類において、袋状に形成されたテープ状部材11の一部を、幅方向の中央部に設けられた分離部13によって、長手方向に沿って所定の長さにわたり二股状に分離して、当該テープ状部材11の一部に断面略V字形状に形成された二股部14を設け、このテープ状部材11の互いに分離された前記断面略V字形状の二股部14によって、それぞれ衣類2、3の端縁を挟んだ状態で取り付けるように構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0008】
実施の形態1
図1はこの発明の参考例1をも包含する実施の形態1に係るファンデーション等の衣類としてのブラジャーを示すものである。
【0009】
図1において、1はファンデーション等の衣類としてのブラジャーを示すものであり、このブラジャー1は、女性の左右のバストをそれぞれ覆う左右のカップ部2、3を有している。これら左右のカップ部2、3は、中央部で交差するように互いに縫着されているとともに、当該左右のカップ部2、3の両側には、女性の体の背面側で互いに係止される左右の側布4がそれぞれ縫着されている。これら左右の側布4の先端部には、フックやアイ等からなる図示しない係止具が、縫着等の手段によって取り付けられている。また、上記左右のカップ部2、3の三角形上に形成された上端部2a、3aには、女性の肩に掛けるショルダーコード5、6がそれぞれ設けられている。
【0010】
上記左右のカップ部2、3は、図2に示すように、一般的に表地8及び裏地7を構成し、カット&ソーイングのもの及びモールド成形のものがあるが、これに限定するものではない。
【0011】
ところで、この参考例1では、ファンデーション等の衣類において、平面状又は袋状のテープ状部材の一部をカットし、当該テープ状部材の一部に二股部を設け、このテープ状部材の互いに分岐された二股部を、それぞれ衣類の端縁に取り付けるように構成されている。
【0012】
すなわち、この参考例1に係るブラジャー1は、図1に示すように、左右のカップ部2、3の上端縁の縁取りテープとしてのストレッチテープ11、12が、左右のカップ部2、3の上端部に接続されるショルダーコード5、6をも、一体的に兼ねるように構成されている。
【0013】
上記ストレッチテープ11、12は、図3に示すように、二股状に編立又は織り上げられ、スパンデックス糸等の伸縮性を有する糸が挿入されて伸縮性を有する細い帯状の布片からなるものである。このストレッチテープ11、12は、その幅方向の中央部に分離部13が、長手方向に沿って所定の長さL1に渡って設けられた二股状の部分14と、所定の幅全体に渡ってテープ状に形成され、所定の長さL2に形成された合体部分15とから、一体的に構成されている。上記ストレッチテープ11、12の分離部13は、最初から二股状に編立又は織り上げたり、あるいは合体部分に対して、糸抜きをしたり、鋏やカッター等でカットすることによって形成される。なお、糸抜き等を施した分離部13の端部には、ミシン縫や溶着、接着等の手段により、必要に応じてほつれを防止する手段が取られる。また、上記ストレッチテープ11、12の幅や二股部14及び合体部15の長さL1,L2、あるいは厚み等の寸法は、衣類製品の寸法やデザイン等によって適宜設定される。さらに、上記ストレッチテープ11、12は、図3に示すように、二股部14と合体部15を交互に有するものである必要はなく、二股部14と合体部15を1つずつ、即ち合体部15の一端が二股状に分かれた二股部14となっているものであっても勿論よい。また更に、上記ストレッチテープ11、12は、例えば、図4に示すように、平織等によって平面状に形成されるが、これに限定されるものではなく、図5に示すように、袋織等によって筒状に形成しても良い。なお、上記ストレッチテープ11、12を図5に示すように筒状に形成した場合には、二股部14が略V字形状に形成される。
【0014】
この参考例1では、図1に示すように、上記の如く構成される伸縮性を有する二股のストレッチテープ11、12を用いて、当該ストレッチテープ11、12の二股部14を、左右のカップ部2、3の三角形上に形成された上端縁部2a、3aに沿って、テープが上になるようにそれぞれミシン等によって縫着するように構成されている。なお、上記ストレッチテープ11、12をブラジャー等の衣類に取り付ける方法は、縫着に限るものではなく、接着剤を用いた接着、あるいは超音波や高周波等による接着あるいは溶着等でもよい。上記ストレッチテープ11、12の二股部14の分岐部14aは、左右のカップ部2、3の上端に一致するように縫着されている。また、上記ストレッチテープ11、12の一方の二股部14は、左右のカップ部2、3に沿って中央部まで縫着されているとともに、他方の二股部14は、左右のカップ部2、3から側布4の上端縁に渡って背面側まで縫着されている。
【0015】
また、上記ストレッチテープ11、12の合体部15は、そのまま左右のカップ部の上端に設けられるショルダーコード5、6を構成するようになっている。さらに、上記ストレッチテープ11、12の背面側に設けられた二股部14は、図1に示すように、対応する部分が三角形状に形成された側布4の上端縁4aに、前面のカップ部2、3と同様に縫着されている。
【0016】
また、上記ストレッチテープ11、12としては、所定の幅又は袋状に形成したものに限らず、図6に示すように、広幅の編地又は織地等の布地16から、所定の幅に渡ってカット部11a、12aで糸抜き又はカットを施して、1本ずつのストレッチテープ11、12に分離し、この1本ずつに分離されたテープを、図7に示すように、幅方向の中央部に糸抜き又はカット処理を施すことによって切り目を設けるとともに、折部11b、12bによって幅方向に沿って両端部から内側に折畳むことにより、袋体に準ずるような形状としても良い。この場合には、図6に示すように、ストレッチテープ11、12の表側に位置する部分11c、12cをサテン調に形成したり、裏側に位置する部分11d、12dに綿糸を使用したり綿糸を混入するように構成してもよい。
【0017】
さらに、上記ストレッチテープ11、12としては、上記の如く袋体に準ずるような形状とする場合に限らず、図8に示すように、広幅の編地又は織地等の布地から、所定のテープの幅に渡ってカット部11a、12aで糸抜き又はカットを施して、1本ずつのストレッチテープ11、12に分離し、この1本ずつに分離されたテープ11、12を、図9に示すように、幅方向の中央部に糸抜き又はカット処理を施すことによって切り込み13を設けるようにしても良い。この場合には、図8に示すように、リバーシブルタイプにしたり、裏面に綿糸を使用したり綿糸を混入するように構成してもよい。
【0018】
なお、上記参考例1では、図1に示すように、ストレッチテープ11、12の二股部14を、左右のカップ部2、3の上端縁において、その表面側に縫着するように構成したが、図10に示すように、ストレッチテープ11、12の二股部14を、左右のカップ部2、3の上端縁において、その裏面側に縫着するように構成しても良い。
ところで、実施の形態1では、ストレッチテープ11、12として、図5に示すように、袋織状のものを使用した場合には、図11に示すように、当該ストレッチテープ11、12の二股部14によって、左右のカップ部2、3の上端縁を挟んで縫着するように構成される。
【0019】
また、上記二股状のストレッチテープ11、12としては、平織や平編等の平面構造であって、適宜に表面並びに裏面を構成(例えば、表面が朱子面で裏面がパイル面であったり、表面に光沢感を出すために光沢のある人絹糸を使用し、朱子織にしたり、裏面を肌当たりを良くするために、綿糸を挿入したり、パイル面にする等)したものを用いるようにしても良い。
【0020】
さらに、上記二股状のストレッチテープ11、12の伸張率、伸張力は、使用する衣類によって適宜設計することができるが、部分的に伸びを完全に止める部分をデザインしても良い。例えば、ストレッチテープ11、12の合体部15を伸縮性なく構成したり、逆に二股部14を伸縮性なく構成しても良い。
【0021】
以上の構成において、この実施の形態1に係るファンデーション等の衣類としてのブラジャーは、次のようにして、ファンデーション等の縁取りテープやストラッップ等の縫製が容易であり、製造が容易に行えるとともに、着用感及び外観デザインも良好となっている。
【0022】
すなわち、この参考例1に係るブラジャーは、図1に示すように、左右のカップ部2、3の縁取りテープとしての伸縮性を有する二股のストレッチテープ11、12が、ショルダーコード5、6をも兼ねるように構成されているため、左右のカップ部2、3の上端縁にストレッチテープ11、12の二股部14をそれぞれ縫着することによって、同時にショルダーコード5、6をも形成することができるため、左右のカップ部2、3の縁取りテープ及びショルダーコード5、6の縫製が容易であり、製造を容易に行うことができる。また、この実施の形態1に係るブラジャー1の場合には、左右のカップ部2、3の上端縁に縫着されるストレッチテープ11、12の合体部15が、そのままショルダーコード5、6を形成するため、左右のカップ部2、3の縁取りテープとショルダーコード5、6との間に、段差が生じることがなく、着用感及び外観デザインも良好となっている。
【0023】
参考例2
図12はこの発明の参考例2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この参考例2では、伸縮性を有する二股状のストレッチテープが、ブラジャーの左右のカップ部の縁取りテープとショルダーコードを兼ねるのでなく、ブラジャーの左右のカップ部の縁取りテープと左右のカップ部を反対側のカップ部に係止するための係止部を兼ねるように構成されている。
【0024】
すなわち、この参考例2に係るブラジャー1は、図12に示すように、フロント部分22、23が左右に分離していて、これらの左右に分離したフロント部分22、23が交差した状態で互いに連結されるようになっており、後部は帯状のバック布24によって左右から一体的に連結されている。
【0025】
上記左右のフロント部22、23は、図13に示すように、それぞれ女性の左右のバストを覆う左右のカップ部2、3と、当該左右のカップ部2、3の上側にそれぞれ縫着された上前側布27、28と、上記左右のカップ部2、3の下側にそれぞれ縫着された下辺連結布29、30とから構成されており、これら左右のカップ部2、3と、上前側布27、28と、下辺連結布29、30は、それらの外側の端部が、上述した帯状のバック布24の端部である左右の側布24a、24bに、それぞれ側端縁31、32で縫着されている。また、上記左右のカップ部2、3は、例えば、女性のバストの乳頭を通る縦の直線で左右に2分割された左右のカップ布2b、2c及び3b,3cを、互いに縫着することによって、女性のバストを立体的に覆うように構成されている。さらに、上記左右のカップ部2、3には、バスト基底部を安定させるため、合成樹脂や形状記憶合金等からなるボーン33が、内側に挿入された状態で縫着されている。さらに、上記上前側布27、28の三角形状に形成された上端部には、ショルダーコード5、6が縫着されている。
【0026】
また、この参考例2では、女性のバストをそれぞれ覆う左右のカップ部2、3のうち、右側のカップ部3を左側のカップ部2側に着脱自在に連結する連結部34を、中央部よりも左側に設けるとともに、前記左側のカップ部2を右側のカップ部3側に着脱自在に連結する連結部35を、中央部よりも右側に設けるように構成されている。
【0027】
さらに、この参考例2では、伸縮性を有する二股状のストレッチテープ11、12が、ブラジャー1の左右のカップ部2、3の縁取りテープと左右のカップ部2、3を反対側のカップ部2、3に係止するための係止部を兼ねるように構成されている。
【0028】
すなわち、この参考例2に係るブラジャー1では、図12乃至図14に示すように、左右のカップ部2、3の上前側布27、28の上端縁と、下辺連結布29、30の下端縁とが、ストレッチテープ11、12の二股部14によってそれぞれ縫着されているとともに、当該ストレッチテープ11、12の先端部に短く形成された合体部15が、他方のカップ部2、3側と互いに連結するための係止部を構成している。そして、上記ストレッチテープ11、12の先端に設けられた係止部15には、他方のカップ部2、3のボタンやホック等の係止具39と相対的に係止するボタンホールを形成する短い分離部36が、所定の間隔で複数穿設されている。この短い分離部36は、ボタンホール調の短い非合体部を構成することで、ストレッチテープ11、12の全長にわたるように、編立又は織ることにより一般的に形成される。また、上記右側のカップ部3のストレッチテープ11、12の合体部15からなる係止部を左側のカップ部2側に着脱自在に連結する連結部37が、中央部よりも左側に設けられているとともに、前記左側のカップ部2のストレッチテープ11、12の合体部15からなる係止部を右側のカップ部3側に着脱自在に連結する連結部38が、中央部よりも右側に設けられている。これらの連結部37、38には、前記左右のストレッチテープ11、12の係止部15に形成されたボタンホール36等と相対的に係合する、ボタン等からなる係止具39が取り付けられている。
【0029】
上記左右のカップ部2、3のストレッチテープ11、12の合体部15からなる係止部には、図12に示すように、複数のボタンホール36が所定の間隔で穿設されており、いずれかのボタンホール36を使用することにより、バストを引き寄せる機能及び材料となる布の素材のフィット性を調整することが可能となっている。
【0030】
また、この参考例2では、図12(b)に示すように、左右のバック布24の上下端縁をそれぞれ縁取るテープとしても、二股状のストレッチテープ11、12が使用されており、これらの左右のバック布24を互いに係止する係止部を、当該ストレッチテープ11、12の合体部15が構成するようになっている。
【0031】
その他の構成及び作用は、前記参考例1と同様であるので、その説明を省略する。
【0032】
参考例3
図15はこの発明の参考例3を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この参考例3では、実施の形態1と同様に、伸縮性を有する二股状のストレッチテープが、ブラジャーの左右のカップ部の縁取りテープとショルダーコードを兼ねているが、ストレッチテープの背面側をそのまま後部布に縫着するのではなく、当該ストレッチテープの背面側を長さを調整可能な状態で後部布に係止するように構成されている。
【0033】
すなわち、この参考例3に係るブラジャー1は、図15に示すように、左右のカップ部2、3の縁取りテープを兼ねるストレッチテープ11、12の背面側が、すべて二股に分岐しない合体部15となっており、この合体部15の先端が係止部を構成するようになっている。上記ストレッチテープ11、12の背面側の端部には、図15(b)に示すように、ブラジャー1の後部布24に縫着されたボタン等の係止具39と相対的に係合するボタンホール36が、所定の間隔で複数個穿設されており、このストレッチテープ11、12の合体部15に設けられたボタンホール36を介して、ブラジャー1の後部布24に長さを調整可能にボタン等の係止具39に係止するように構成されている。なお、上記ショルダーコードを兼ねるストレッチテープ11、12は、図22に示すように、ショルダー部を前後(前身頃と後身頃)に分離して交差する構成とし、ショルダー部の長さを調整可能としても良い。
【0034】
その他の構成及び作用は、前記参考例1と同様であるので、その説明を省略する。
【0035】
参考例4
図16及び図17はこの発明の参考例4を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この参考例4では、実施の形態1と同様に、伸縮性を有する二股状のストレッチテープが、ブラジャーの左右のカップ部の縁取りテープとショルダーコードを兼ねているが、このストレッチテープが、単に左右のカップ部の縁取りだけではなく、デザイン的な機能をも向上させるように配置されている。
【0036】
すなわち、この参考例4に係るブラジャー1は、図16に示すように、左右のカップ部2、3の上端縁を縁取るストレッチテープ11、12の二股部14が、略小さな波線を描くように形成された左右のカップ部を構成する布地の下側に位置するように縫着されており、ストレッチテープ11、12の二股部14が目立つことがなく、デザイン的な機能を向上させるように構成されている。なお、上記ストレッチテープ11、12の二股部14そのものに予めレース等を縫着し、デザイン性を高めるように構成しても良い。
【0037】
また、この参考例4に係るブラジャー1では、図17に示すように、左右のカップ部2、3の上端部分に略菱形状の空間部40を設けたり、この空間部40に伸縮性のある素材を配置することによって、ストレッチテープ11、12の二股部14の伸縮性を利用し、バストの容積にフレキシブルに対応することができるとともに、斬新なデザイン等を創出することが可能となる。
【0038】
その他の構成及び作用は、前記参考例1と同様であるので、その説明を省略する。
【0039】
参考例5
図18乃至図21はこの発明の参考例5を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この参考例5では、ファンデーション等の衣類として、ブラジャーではなく、ボディスーツ、ランジェリー、パンティ、あるいはウエストニッパー等の衣類に、ストレッチテープを適用するように構成されている。
【0040】
すなわち、図18は、ファンデーション等の衣類として、ボディスーツ50にストレッチテープ11、12を適用したものであり、当該ストレッチテープ11、12は、ボディスーツ50の左右のカップ部51、52の上端縁の縁取りテープ、及び大腿部の裾口部53、54の縁取りテーブと前身頃と後身頃の縫着部の補強テープを兼ねるように構成されている。
【0041】
また、図19は、ファンデーション等の衣類として、ランジェリー60にストレッチテープ11、12を適用したものであり、当該ストレッチテープ11、12は、ランジェリー60の左右のカップ部の上端縁の縁取りテープ、及び背面側の上端縁の縁取りテーブをも兼ねるように構成されている。
【0042】
さらに、図20は、ファンデーション等の衣類として、パンティ20にストレッチテープ11、12を適用したものであり、当該ストレッチテープ11、12は、大腿部の裾口部71、72の縁取りテーブと前身頃73と後身頃74の縫着部75の補強テープを兼ねるように構成されている。
【0043】
また更に、図21は、ファンデーション等の衣類として、チューブタイプのブラジャー21にストレッチテープ11を適用したものであり、当該ストレッチテープ11は、全体的に無端の環状に形成されており、二股部14が体の前面側の上下の縁取りテープを兼ねるように構成されている。
【0044】
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ファンデーション等の縁取りテープやストラッップ等の縫製が容易であり、製造が容易に行えるとともに、着用感及び外観デザインも良好なファンデーション等の衣類を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)はこの発明の参考例1をも包含する実施の形態1に係るファンデーション等の衣類としてのブラジャーを示す斜視図、同図(b)は同図(a)のA−A線断面図である。
【図2】 図2は左右のカップ部を示す断面図である。
【図3】 図3はストレッチテープを示す一部破断の平面図である。
【図4】 図4(a)はストレッチテープ(平面状のテープ)を示す斜視図、同図(b)は断面図である。
【図5】 図5(a)はストレッチテープ(袋状のテープ)を示す斜視図、同図(b)は断面図である。
【図6】 図6はストレッチテープを示す一部破断の平面図である。
【図7】 図7はストレッチテープを示す斜視図である。
【図8】 図8はストレッチテープを示す平面図である。
【図9】 図9はストレッチテープを示す平面図である。
【図10】 図10(a)はこの発明の参考例1に係るファンデーション等の衣類としてのブラジャーの変形例を示す斜視図、同図(b)は同図(a)のA−A線断面図である。
【図11】 図11(a)はこの発明の参考例2に係るファンデーション等の衣類としてのブラジャーの変形例を示す斜視図、同図(b)は同図(a)のA−A線断面図である。
【図12】 図12(a)はこの発明の参考例2に係るファンデーション等の衣類としてのブラジャーを示す斜視図、同図(b)は同部分背面図である。
【図13】 図13はこの発明の参考例2に係るファンデーション等の衣類としてのブラジャーを示す斜視図である。
【図14】 図14はこの発明の参考例2に係るファンデーション等の衣類としてのブラジャーを示す一部破断の斜視図である。
【図15】 図15(a)はこの発明の参考例3に係るファンデーション等の衣類としてのブラジャーを示す斜視図、同図(b)は同部分背面図である。
【図16】 図16はこの発明の参考例4に係るファンデーション等の衣類としてのブラジャーを示す斜視図である。
【図17】 図17はこの発明の参考例4に係るファンデーション等の衣類としてのブラジャーの変形例を示す部分斜視図である。
【図18】 図18はこの発明の参考例5に係るファンデーション等の衣類としてのボディスーツを示す斜視図である。
【図19】 図19はこの発明の参考例5に係るファンデーション等の衣類としてのランジェリーを示す斜視図である。
【図20】 図20はこの発明の参考例5に係るファンデーション等の衣類としてのパンティを示す斜視図である。
【図21】 図21はこの発明の参考例5に係るファンデーション等の衣類としてのチューブタイプのブラジャーを示す斜視図である。
【図22】 図22はストレッチテープの他の使用状態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1:ブラジャー、2、3:左右のカップ部、5、6:ショルダーコード、11、12:ストレッチテープ、13:分離部、14:二股部、15:合体部。
Claims (1)
- ファンデーション等の衣類において、袋状に形成されたテープ状部材11の一部を、幅方向の中央部に設けられた分離部13によって、長手方向に沿って所定の長さにわたり二股状に分離して、当該テープ状部材11の一部に断面略V字形状に形成された二股部14を設け、このテープ状部材11の互いに分離された前記断面略V字形状の二股部14によって、それぞれ衣類2、3の端縁を挟んだ状態で取り付けるように構成したことを特徴とするファンデーション等の衣類。
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