JP3961512B2 - 光ディスク装置制御プログラム、光ディスク制御システムおよびホストコンピュータ - Google Patents

光ディスク装置制御プログラム、光ディスク制御システムおよびホストコンピュータ Download PDF

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Description

本発明は、光ディスクにデータを書き込む光ディスク装置を接続可能なホストコンピュータに読み取られる光ディスク装置制御プログラム、その光ディスク装置制御プログラムを用いた光ディスク制御システム、およびその光ディスク装置制御プログラムを読み取るホストコンピュータに関する。
近年、例えばCD−R,RWやDVD+R,RW等の、書き込み可能な光ディスクが広く普及し、世界中の多数のメーカーが、書き込み可能な光ディスクを製造している。これにより、消費者は光ディスクの低価格化の恩恵に与る一方で、光ディスクにデータを書き込む光ディスク装置は、光ディスクの製造メーカーや製品の種類毎にそれぞれに異なる性質をもつ多種類の光ディスクのそれぞれに、高品位にデータを書き込めることが求められている。
従来より、データを書き込み可能な光ディスクには、その光ディスクの種類を表すディスク識別情報や、光ディスクにデータを書き込む際の書き込み設定値などが、予め記録されているといった工夫がなされている。
例えば、CD−Rであれば、ユーザーデータエリアよりも内周側に、そのCD−Rの製造メーカー名や、書き込み可能な倍速度や、使用されている色素の種類などのディスク識別情報が記録されている。そこで、従来の光ディスク装置(CD−R装置)においては、一般に普及している各CD−Rのディスク識別情報毎に、書き込み時のストラテジ等の書き込み設定値を、予め光ディスク装置内のROM等に記憶しておき、CD−Rから読み取ったディスク識別情報によって書き込み設定値を変更することで、各種のCD−Rに最適な書き込み設定値でデータの書き込みを行えるようにしている。
また、DVD+RのADIPには、そのDVD+Rにデータを書き込むのに最適なストラテジが記録されている。そこで、従来の光ディスク装置(DVD+R装置)は、ADIPから読み取ったその最適なストラテジで、DVD+Rにデータを書き込んでいる。
しかしながら、光ディスクには、同種の製品であっても個体毎に品質にばらつきがあることがあるため、ディスク識別情報によって光ディスクの種類を特定したり、光ディスクに記録されたストラテジで書き込みを行ったりしても、その書き込み設定値やストラテジが、データが書き込まれる光ディスクの個体にとって必ずしも最適なものではない場合がある。
そこで、光ディスク毎に最適な書き込み設定値(書き込み出力)でデータを書き込むための記録再生装置及び記録再生方法が、特許文献1で提案されている。
特許文献1には、OPCにおいてデータの試し書きを行う際に、それぞれ異なる書き込み出力で複数のデータを書き込んだ後、書き込まれた複数のデータのジッタ値を測定して、その光ディスクの個体に最適な書き込み出力を求める光ディスク装置および光ディスクの書き込み方法が記載されている。
この装置または方法によれば、各光ディスクに対して最適な書き込み出力で書き込みが行えるものとされている。
特開2002−123943号公報
しかしながら、従来の、ROM等の記憶手段にディスク識別情報毎の書き込み設定値を予め記憶している光ディスク装置においては、光ディスク装置の開発者は、世界中の多数のメーカーから次々と発売される多種類の光ディスクのそれぞれに対し、最適な書き込み設定値を測定して光ディスク装置の記憶手段に組み込む必要があり、多種類の光ディスクのそれぞれの最適な書き込み設定値を求める作業に非常に手間が掛かるという課題がある。
また、光ディスク装置の発売後に、新しい種類の光ディスクが発売された場合には、その光ディスクに対応した書き込み設定値を、光ディスク装置の記憶手段に書き込む必要がある。従来、そのためには、光ディスク装置の記憶手段(フラッシュROM等)を書き換える(いわゆるファームウェア更新を行う)必要があり、光ディスク装置のユーザーや光ディスク装置メーカーの作業負担が重いと共に、光ディスク装置のユーザーは、新しい種類の光ディスクが発売されても、ディスク装置メーカーがその光ディスクの最適な書き込み設定値を求めて、バージョンアップされたファームウェアを発表する等のサポートを行うまで、その光ディスクを最適ではない書き込み設定値でしか使用できないという課題がある。また、光ディスク装置のメーカーは、世界中のあらゆるメーカーから発売される光ディスクを日々把握しなければならない困難を負うという課題がある。
また、光ディスクのADIP等に予め記録されているストラテジによって書き込みを行う書き込み方法においては、光ディスク装置は、各光ディスクに最適とされるストラテジを認識することができるものの、光ディスク装置に搭載されるレーザードライバ等の書き込み機構は、各光ディスク装置によって異なるため、実際には、前記最適とされるストラテジを設定したとしても、実際のレーザー照射は、各光ディスク装置によって微妙に異なってしまう。従って、光ディスクに記録されたストラテジが、必ずしも、個々の光ディスク装置にとってその光ディスクへの最適のストラテジであるとは限らないという課題がある。
また、OPC実行時に、書き込んだデータのジッタ値を測定して、最適な書き込み出力を求める方法は、各光ディスクに個別に最適な書き込み出力を求めることができる。しかし、前述の、開発者が光ディスク毎の最適な書き込み設定値を求める方法は、光ディスク装置のファームウェアで再現するにはあまりにも複雑な手順を踏むため、実際には、光ディスク装置のファームウェアでも実行可能な程度に、非常に簡略化したアルゴリズムを採用するしかなく、正確な最適書き込み設定値を求めるのは困難であるという課題がある。
また、光ディスク装置によって求められた前記最適な書き込み出力で書き込みに失敗した場合等、書き込みのトラブルが発生した場合に、そのときの書き込み出力を、ユーザーやメーカーが把握することができないため、失敗の原因を解明したり、失敗しないようにするための対策をとることが困難であるという課題がある。
また、最適な書き込み出力を求めるアルゴリズムが改良された場合には、光ディスク装置の記憶手段(例えばフラッシュROM上のファームウェア等)を書き換える必要があり、光ディスク装置のユーザーやメーカーの負担が大きいという課題がある。
さらに、近年、光ディスクの低価格化に伴って、低品質の光ディスクが増えている。従来の光ディスク装置は、低品質の光ディスクに対して書き込み失敗率が高いという課題がある。例えば10枚組みの光ディスクを購入した場合に、8枚程度の光ディスクでデータ書き込みに失敗するといったケースもある。
なお、光ディスクの最適な書き込み出力を求めるには、光ディスクに書き込まれたデータの記録品位の検証を行なうことが必要であるが、この場合ジッタ値を測定したり、あるいはエラーレートを測定したりするといった方法が一般的である。
しかし、これらの方法以外にも、記録品位を検証する方法としては、2値化されたRF信号のパルス幅(HレベルおよびLレベルの各パルスの時間的な長さ)を測定することによって行なうこともできる(図14参照)。
つまり、2値化されたRF信号は、HレベルとLレベルとが交互に表れ、2値化されたRF信号のうちHレベルに該当する部位は光ディスクの記録面のランドから反射されたものであり光ピックアップが照射したレーザ光の反射光強度が高い部位である。一方、2値化されたRF信号のLレベルに該当する部位は光ディスクの記録面のピットから反射されたものであり光ピックアップが照射したレーザ光の反射光強度が低い部位である。
このように、2値化されたRF信号のHレベルのパルス幅とLレベルのパルス幅は、光ディスクの記録面上に形成されるランドの長さおよびピットの長さによって決まる(図15参照)。
光ディスク装置においては、ピットとランドの長さは、ある決まった値を取るように設けられている。すなわち、光ディスクに書き込まれるデータは、CDの場合はEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調、DVDの場合はEFM+変調されて光ピックアップから照射されるレーザ光によって、ディスクの記録面上にピットとランドが形成される。
データがEFM変調またはEFM+変調されると、形成されるピットの長さやランドの長さが、クロック周波数を基準としてその長さが予め一定の長さに設定される。
本明細書中で説明するDVD光ディスク装置において具体的には、基本的な長さTに対して、ピットやランドの長さとして最も短い長さの3T(基本の長さであるTの3倍)、次いで4T、5T、・・14T(12Tと13Tは除く)までTを基準とした長さに形成される。
そこで、2値化されたRF信号におけるHレベルのパルス幅およびLレベルのパルス幅を測定し、各レベルのパルス幅が予め規定されたパルス幅である3T、4T、5T、・・14Tからどの程度外れているかを検出することで、記録品位の検証を行なうことができるのである。
このような方法による記録品位の検証は、ジッタ値を測定したり、あるいはエラーレートを測定したりするといった方法よりもきめの細かい検証が行えると考えられている。
本発明は、上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、より最適な書き込み設定値で、光ディスクにデータを書き込むことを可能とし、なおかつ、光ディスク装置の開発時には、光ディスクへの最適な書き込み設定値を求める作業負担を軽減させることができ、また光ディスク装置のユーザーが使用した際には、光ディスク装置のメーカーのサポートを待つことなく新種の光ディスクに最適な書き込み設定値で書き込みが行えると共に、ユーザーが使用した光ディスクの種類や、書き込み失敗時の書き込み設定値等の情報を、光ディスク装置のメーカーが把握したり、最適な書き込み設定値を求める方法(アルゴリズム)等を簡単に変更したりすることを可能とする、光ディスク装置制御プログラム、光ディスク装置制御システム、ホストコンピュータおよび光ディスク装置を提供することにある。
本発明に係る光ディスク装置制御プログラムは、上記課題を解決するために、以下の構成を備える。すなわち、光ディスクにデータを書き込む光ディスク装置を接続可能なホストコンピュータに読み取られ、前記光ディスク装置に各種のコマンドを送信して該光ディスク装置を制御するコマンド送信機能を、前記ホストコンピュータに実現させ、前記ホストコンピュータの記憶手段に書き換え可能に記憶されたマクロプログラムを、解析および実行するマクロ解析実行機能を、前記ホストコンピュータに実現させる光ディスク装置制御プログラムであって、前記コマンド送信機能は、前記コマンドを送信することによって、前記光ディスク装置に、装着されている光ディスクからデータを読み出させ、読み出させたデータの2値化されたRF信号の複数箇所のHレベルにおけるパルス幅の値および複数箇所のLレベルにおけるパルス幅の値を測定させ、前記複数箇所のHレベルにおけるパルス幅の値およびこの値を有するパルスの数、ならびに複数箇所のLレベルにおけるパルス幅の値およびこの値を有するパルスの数を集計させて集計データを作成させ、該集計データを前記ホストコンピュータに送信させ、前記ホストコンピュータにおいては、受信した前記集計データを解析することでストラテジおよびレーザパワー設定値からなる書き込み設定値の最適な値を自動的に算出する設定値調整機能を、前記ホストコンピュータに実現させ、前記設定値調整機能は、前記コマンド送信機能によって前記光ディスク装置にコマンドを送信することにより、光ディスクに予め記録されている推奨書き込み設定値または光ディスク装置内に予め記録されている初期書き込み設定値を読み出させ、該読み出させた推奨書き込み設定値または初期書き込み設定値を前記ホストコンピュータに送信させ、該推奨書き込み設定値または初期書き込み設定値を受信したホストコンピュータでは、前記コマンド送信機能によって前記光ディスク装置にコマンドを送信することにより、該推奨書き込み設定値または初期書き込み設定値に基づいて、該書き込み設定値を異ならせて複数回光ディスクにデータを書き込ませる書き込み機能を有し、前記コマンド送信機能によって前記光ディスク装置にコマンドを送信することにより、前記書き込み機能により書き込んだ複数のデータを光ディスクから読み出させ、読み出させたデータの2値化されたRF信号の複数箇所のHレベルにおけるパルス幅の値および複数箇所のLレベルにおけるパルス幅の値を測定させ、前記複数箇所のHレベルにおけるパルス幅の値およびこの値を有するパルスの数、ならびに複数箇所のLレベルにおけるパルス幅の値およびこの値を有するパルスの数を該書き込み設定値毎に集計させて集計データを作成させ、該集計データを前記ホストコンピュータに送信させ、該ホストコンピュータでは、受信した複数の集計データに基づいて度数分布を作成し、予め規定されている各パルス幅の規定値と集計データに基づく度数分布における山のピークとのずれ、および予め規定されている度数分布の幅と集計データに基づく度数分布の幅の実測値とのずれを解析することで、受信した複数の前記集計データのうち最も記録品位が良いと認定された集計データの前記書き込み設定値を、最適書き込み設定値として決定する最適書き込み値決定機能を有することを特徴としている。
これによれば、各種の書き込み設定値で光ディスクにデータを書き込んだ際の2値化されたRF信号のパルス幅とこの幅を有するパルスの数とを集計させた集計データを、ホストコンピュータが把握でき、光ディスクの書き込み特性や書き込みに適した書き込み設定値等を、記憶、管理および参照等をすることができる。また、光ディスク装置の開発時にこの光ディスク装置制御プログラムを用いれば、各書き込み設定における記録品位を簡単に把握でき、光ディスクの種類毎に最適な書き込み設定値を求める開発者の作業負担を、軽減することができる。また、2値化されたRF信号のパルス幅を記録品位の指標とすることにより、ジッタ値やエラーレートを記録品位の指標として書き込み設定値を求める場合よりも、よりきめの細かい書き込み設定値を設定することが可能である。
また、マクロプログラムを置き換えまたは変更することで、記録品位に関する様々な測定を行って、書き込まれたデータの記録品位を、ホストコンピュータが把握することができる。また、従来のようにファームウェア更新によって、設定値調整機能のアルゴリズムを変更する場合に比べ、簡単に設定値調整のアルゴリズムを変更および更新することができる。従って、この光ディスク装置制御プログラムを、一般ユーザーが用いれば、メーカーが作成した最適な設定値調整アルゴリズムを実現するマクロプログラムを簡単に更新でき、また、光ディスク装置の開発時には、複数のマクロプログラムを用意して、様々な設定値調整に関するデータ書き込み等を効率よく行うことができ、最適な書き込み設定値を求める開発者の作業負担を軽減することができる。
さらに、ホストコンピュータでは2値化されたRF信号のパルス幅を測定することによって、光ディスクの記録面上に形成されているピットとランドの長さのバラツキ等、様々な検証をして、これに基づいて書き込み設定値を決定するので、ストラテジ等の書き込み設定値を従来になくきめ細かく設定することができ、記録品位を高めることができる。
また、前記コマンド送信機能により前記光ディスク装置にコマンドを送信することによって、前記設定値調整機能によって求められた前記最適書き込み設定値を、光ディスク装置に設定させる最適設定値記憶コマンド送信機能を、前記ホストコンピュータに実現させることを特徴としてもよい。
これによれば、光ディスク装置に、最適な書き込み設定値で、光ディスクにデータを書き込ませることができる。
また、前記設定値調整機能によって求められた前記光ディスクの前記最適書き込み設定値を、光ディスクの種類を識別するために各光ディスクに予め記録されているディスク識別情報毎に、前記ホストコンピュータおよび/または前記光ディスク装置の記憶手段に記憶させる最適設定値記憶機能を、前記ホストコンピュータに実現させることを特徴としてもよい。
これによれば、一度求めた最適書き込み設定値を、光ディスクの種類毎に保存しておくことができるため、同じ種類の光ディスクに対していちいち記録品位テストを行う必要がなくなる。
また、前記設定値調整機能によって求められた前記光ディスクの前記最適書き込み設定値を、光ディスクの種類を識別するために各光ディスクに予め記録されているディスク識別情報毎に、前記ホストコンピュータおよび/または前記光ディスク装置の記憶手段に記憶させる最適設定値記憶機能を、前記ホストコンピュータに実現させ、前記最適設定値記憶コマンド送信機能は、前記光ディスクから読み出した前記ディスク識別情報に対応する前記最適書き込み設定値を、前記ホストコンピュータおよび/または前記光ディスク装置の記憶手段から読み出して、前記光ディスク装置に設定させることを特徴としてもよい。
これによれば、光ディスクの種類毎に最適書き込み設定値を保存して、同種の光ディスクには、過去に求めた最適な書き込み設定値を用いて書き込みを行うため、光ディスク毎にいちいちデータを書き込んで2値化されたRF信号のパルス幅を読み出すことで最適書き込み設定値を求める必要がなく、書き込み処理を迅速に行うことができる
また、前記書き込み機能によってデータが書き込まれた前記光ディスクの、光ディスクの種類を識別するために各光ディスクに予め記録されているディスク識別情報と、前記書き込み機能によってデータ書き込みを行なう際のそれぞれの前記書き込み設定値と、前記集計データとを含むログファイルを作成するログファイル作成機能を、前記ホストコンピュータに実現させることを特徴とする。
これによれば、光ディスクのディスク識別情報(即ちディスクの種類)と、その光ディスクに設定値調整機能を実行した際の書き込み設定値と、それに対応する集計データ等とを含むログファイルを得ることができるため、設定値調整時における各データを、光ディスクの種類毎に効率よく把握することができ、書き込み失敗の原因や、各光ディスクの書き込み品質等を効率よく解析することができる。
また、前記ログファイルを、通信回線を介して前記ホストコンピュータに接続された他のコンピュータに送信するログファイル送信機能を、前記ホストコンピュータに実現させることを特徴とする。
これによれば、ログファイルを簡単に他のコンピュータでも利用することができ、例えば、開発者が使用する場合には、ログファイルを他の開発者のコンピュータに送信して書き込み時の情報を共有することができる。
さらに、前記ログファイルを暗号化するログファイル暗号化機能を、前記ホストコンピュータに実現させ、前記ログファイル送信機能は、前記ログファイル暗号化機能により暗号化された前記ログファイルを、他のコンピュータに送信することを特徴とする。
これによれば、ログファイル送信機能でログファイルを他のコンピュータに送信する際、ログファイルが傍受された場合に、ログファイルの内容を第三者に把握されるのを防ぐことができる。
また、前記ログファイル送信機能は、前記ログファイルを、前記光ディスク装置のメーカーのコンピュータに送信可能であることを特徴とする。
これによれば、一般ユーザーが使用する場合に、上記ログファイルを光ディスク装置メーカーに送付することで、メーカーは、各光ディスクの記録特性や書き込み失敗の原因等を迅速かつ詳細に把握することができ、ユーザーに対するサポートや種々のサービス等を素早く行うことができる。
さらに、前記メーカーのコンピュータから、書き込み設定値を受信する設定値受信機能を有し、前記書き込み機能は、前記光ディスクにデータを書き込む際の書き込み設定値として、前記推奨書き込み設定値に代えて、前記メーカーのコンピュータから受信された書き込み設定値に基づいて光ディスクにデータを書き込ませることを特徴としてもよい。
これによれば、光ディスク装置メーカーに送信された前記ログファイルをメーカーが解析した結果得られた最適な書き込み設定値を、そのメーカーのコンピュータから受信して、その書き込み設定値で光ディスクに書き込みを行うことが可能となる。
また、前記ログファイル送信機能は、前記ログファイルを、通信回線を介してダウンロードできる状態に掲示可能な電子掲示板を有する掲示コンピュータに送信可能であることを特徴とする。
これによれば、ログファイルを、電子掲示板を介して通信回線上で公に公開することが可能となる。これにより、複数のユーザー間およびメーカー間等で、光ディスクの書き込み特性等の情報を共有することが可能となる。
さらに、前記電子掲示板に掲示されたログファイルをダウンロードするログファイルダウンロード機能とを有し、前記書き込み機能は、前記光ディスクにデータを書き込む際の書き込み設定値として、前記推奨書き込み設定値に代えて、前記ログファイルダウンロード機能によってダウンロードされたログファイルに含まれる書き込み設定値に基づいて光ディスクにデータを書き込ませることを特徴としてもよい。
これによれば、ユーザーは、電子掲示板に掲示された、他のユーザーが行った記録品位テストに基づく書き込み設定値を用いて光ディスクの書き込みを行うことができる。
また、本発明に係る光ディスク装置制御システムは、上記課題を解決するために、以下の構成を備える。すなわち、請求項10または請求項11記載の光ディスク装置制御プログラムが読み取り可能にインストールされた複数のホストコンピュータと、各該ホストコンピュータに接続された、光ディスクにデータを書き込む光ディスク装置と、前記掲示コンピュータとを備えることを特徴とする。
これによれば、各ホストコンピュータ上で光ディスク装置制御プログラムが実行されて作成されたログファイルを、電子掲示板を介して通信回線上で公に公開することが可能となる。これにより、複数のホストコンピュータ間(ユーザー間またはメーカー間等)で、光ディスクの書き込み特性等の情報を共有することが可能となる。
また、本発明に係るホストコンピュータは、上記課題を解決するために、以下の構成を備える。すなわち、請求項1〜請求項11のうちのいずれか1項記載の光ディスク装置制御プログラムが、読み取り可能にインストールされていることを特徴とする
本発明に係る光ディスク装置制御プログラム、光ディスク装置制御システムおよびホストコンピュータによれば、より最適な書き込み設定値で、光ディスクにデータを書き込むことが可能となり、なおかつ、光ディスク装置の開発時には、光ディスクへの最適な書き込み設定値を求める作業負担を軽減させることができ、また光ディスク装置のユーザーが使用した際には、光ディスク装置のメーカーのサポートを待つことなく新種の光ディスクに最適な書き込み設定値で書き込みが行えると共に、ユーザーが使用した光ディスクの種類や、書き込み失敗時の書き込み設定値等の情報を、光ディスク装置のメーカーが把握したり、最適な書き込み設定値を求める方法(アルゴリズム)等を簡単に変更したりすることが可能となるといった効果を奏する。
また、記録品位情報として、2値化されたRF信号のパルス幅を用いることにより、ジッタ値やエラーレートを用いて書き込み設定値を求める場合よりも、よりきめの細かい書き込み設定値を設定することが可能である。
以下、本発明に係る光ディスク装置制御プログラム、光ディスク装置制御システムおよびホストコンピュータの好適な実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る光ディスク装置制御プログラムCが読み取り可能にインストールされたホストコンピュータHの内部構成を示すブロック図である。ホストコンピュータHは、後述する光ディスク装置Dとの間でデータの授受が可能となるように接続されているものである。
ホストコンピュータHは、キーボードやマウス等の、ユーザーが操作してデータ等を入力可能な入力手段2と、ディスプレイ等の表示手段4と、ATAPIやUSB等のインタフェースにより光ディスク装置Dと通信する第1インターフェース部6と、LANやインターネット等の通信回線としてのネットワークNを介して、図示しない他のコンピュータ等と通信する第2インターフェース部8と、CPUやメモリやハードディスク等から成り、ソフトウェアプログラムを実行可能な制御部10とを備える。
ホストコンピュータHには、光ディスク装置制御プログラムCが、制御部10にコンピュータ読み取り可能に設けられ(インストールされ)ている。
光ディスク装置制御プログラムCは、制御部10によって実行されることで、入力手段2から入力されたデータを受け、また、処理結果等の情報を表示手段4に表示させる処理を行うユーザーインタフェース(I/F)機能20と、ハードディスク12に記憶されている、後述するマクロプログラム30を解析および実行するマクロ解析実行機能22とを、ホストコンピュータHに実現させる。
また、光ディスク装置制御プログラムCは、制御部10によって実行されることで、マクロ解析実行機能22によって解析されたマクロプログラム30に含まれる各種のコマンドを第1インターフェース部6を介して光ディスク装置Dに送信するコマンド送信機能としてのコマンドインタフェース(I/F)機能24を、ホストコンピュータHに実現させる。
さらに、光ディスク装置制御プログラムCは、制御部10によって実行されることで、マクロ解析実行機能22によるマクロプログラム30の実行結果を記録したログファイルを作成するログファイル作成機能26と、そのログファイルを暗号化するログファイル暗号化機能27と、その暗号化したログファイルを第2インターフェース部8およびネットワークNを介して他のコンピュータ等に送信するログファイル送信機能28とを、ホストコンピュータHに実現させる。
さらに、光ディスク装置制御プログラムCは、制御部10によって実行されることで、第2インターフェース部8およびネットワークNを介して、他のコンピュータ等から、書き込み設定値の情報や前記ログファイル等を受信またはダウンロード可能な、受信設定値設定機能およびダウンロード設定値設定機能としての設定値受信・ダウンロード機能36と、設定値受信・ダウンロード機能36によって受信またはダウンロードされた書き込み設定値やログファイルに記録された書き込み設定値で、光ディスクWにデータを書き込むよう光ディスク装置Dに設定を行わせる設定値設定機能38とを、ホストコンピュータHに実現させる。
マクロプログラム30には、光ディスク装置Dに送信するコマンドや、各種の処理が記述されている。マクロプログラム30に、コマンド送信機能としてのコマンドインタフェース(I/F)機能24の実行により得られた集計データを解析し、ストラテジやレーザパワー設定値等の書き込み設定値の最適な値を自動的に算出する設定値調整機能が含まれる。
マクロプログラム30は、ユーザーによって書き換えたり、他のマクロプログラムファイルと置き換えたりすることができる。また、マクロ解析実行機能22に実行させるマクロプログラム30を、複数のマクロプログラム30,30・・の中からユーザーに選択させることができるように構成すると良い。
また、ホストコンピュータHは、LANやインターネットや専用回線等のネットワークNを介して、図示しない他のコンピュータに接続される。
例えば、ホストコンピュータHおよび光ディスク装置Dを、光ディスク装置メーカーの開発者が使用するのであれば、例えばホストコンピュータHを光ディスク装置メーカーの社内LANに接続して社内の他の開発者のコンピュータ等と通信可能に接続するとよい。あるいは、ホストコンピュータHおよび光ディスク装置Dを、一般ユーザーが使用する場合には、例えばホストコンピュータHをインターネット等を介して光ディスク装置メーカー内のコンピュータと通信可能に接続するとよい。
次に、光ディスク装置について、図2〜図4に基づいて説明する。
光ディスク装置Dは、光ディスクWを装着するターンテーブル23が設けられたスピンドルモータ15と、光ディスクWにレーザ光を照射すると共に光ディスクWから反射されたレーザ光を受光する光ピックアップ14とを具備している。
光ピックアップ14内には、レーザ光を出力するレーザダイオード(図示せず)と、受光素子であるフォトダイオード(図示せず)を有している。また、レーザ光を集光して光ディスクの記録層に焦点を合わせるための対物レンズ29が光ピックアップ14内には設けられている。
フォトダイオードでは、受光したレーザ光の光強度が電圧値に変換されて光ピックアップ14の外部へ出力される。光ピックアップ14から出力された受光した光強度を電圧値に変換した光強度信号は、RFアンプ34へ入力される。
RFアンプ34では、光ピックアップ14から出力された光強度信号を波形整形して、2値化し、2値化されたRF信号を生成する。
ここでいう2値化されたRF信号は、図14に示したように、HレベルとLレベルとが交互に表れた信号であり、Hレベルに該当する部位は反射光強度が高い部位であり、光ディスクWの記録面に形成されたランドに照射されたレーザ光が反射した部位であるといえる。Lレベルに該当する部位は反射光強度が弱い部位であり、光ディスクWの記録面に形成されたピットに照射されたレーザ光が反射した部位であるといえる。
2値化されたRF信号は、デコーダ11に入力される。デコーダ11では、2値化されたRF信号をEFM復調する等のデコード処理を行ない、デコード処理したデータ(図2では、読み出したデータとしている)を後述するインターフェース部50を介して外部へ出力する。
光ディスク装置Dには、他の機器と接続するためのインターフェース部50が設けられている。インターフェース部50の規格としてはATAPI(AT Attachment Packet Interface)、USB(Universal Serial Bus)、あるいはIEEE1394等様々な規格がある。
本実施例では、光ディスク装置は、ATAPIであるインターフェース部50を介して、上述したホストコンピュータHと接続される。
インターフェース部50がホストコンピュータH等の外部機器から各種書き込み用データや各種コマンドを受信すると、インターフェース部50は書き込み用データをエンコーダ40へ送信し、コマンドは制御部41に送信する。
書き込み用データは、エンコーダ40内でEFM変調等のエンコード処理が成され、このエンコードされたデータがレーザダイオード(LD)ドライバ42へ入力される。
LDドライバ42は、光ピックアップ14内のレーザダイオードへ印加するための駆動電圧を制御するためにエンコード処理されたデータに基づいてLD制御信号を光ピックアップ14へ出力する。LDドライバ42は、制御部41が出力する各種制御信号によって制御される。
なお、2値化されたRF信号のパルス幅は、測定手段44で測定される。本実施例では、測定手段44は、具体的には2値化されたRF信号をデコード処理するデコーダ11の機能を有するICに付属している機能である。
しかし、測定手段44としては、パルス信号のパルス幅を測定可能な回路またはソフトウェアであればどのような形態であってもよい。
測定手段44によって測定された、2値化されたRF信号のHレベルおよびLレベルそれぞれのパルス幅の値は、集計手段45に入力される。
集計手段45は、パルス幅の値およびその値をとるパルスの数を記憶するメモリである記憶手段46を備え、制御部41によってその動作が制御される。
かかる集計手段45としては、上述した測定手段44と同様に2値化されたRF信号をデコード処理するデコーダ11としての機能を有するICに付属している機能であってもよく、このようなICとは別個に設けられている回路であってもよい。
集計手段45におけるデータの集計の方法について図3に基づいて説明する。
集計手段45は、予め記憶手段46にHレベルのパルス幅とその度数を記憶するテーブル48、およびLレベルのパルス幅とその度数を記憶するテーブル47を有している。つまり、記憶手段46に記憶されているテーブル48,47は、本実施例の光ディスク装置Dにおいてパルス幅の最小の単位である3Tが取るであろう最小値(本実施例では具体的には80ns)と、本実施例の光ディスク装置Dにおいてパルス幅の最大の単位である14Tが取るであろう最大値(本実施例では具体的には560ns)の範囲において、1ns毎にそのパルス幅を有するパルスが何回測定されたか、その回数をHレベルとLレベルとにおいてそれぞれカウントして記憶できるような構成を有している。
例えば、測定手段44が、2値化されたRF信号のうち所定のHレベルがパルス幅83nsであり、Lレベルが180nsであることを測定したとする。すると、集計手段45では、記憶手段46に対してHレベルの83nsの度数を1とし、Lレベルの180nsの度数を1とするように集計する。
続いて、測定手段44は2値化されたRF信号を連続して測定していき、集計手段45は測定手段44によって測定されたHレベルおよびLレベルのそれぞれのパルス幅の値について、記憶手段46内の該当するパルス幅の度数を1ずつ加算するようにして、この度数を記憶させる。
続いて、上述した制御部41の動作について、図4に基づき説明する。
制御部41は、CPUやメモリ等から成り、図示しないフラッシュROM等にプログラムとして記録されたファームウェアを実行可能なものである。
光ディスク装置Dは、ホストコンピュータHから送信されてきたコマンドを、解析および実行するコマンド解析実行手段52と、コマンド解析実行手段52が後述する識別情報読み出しコマンドを解析した際に、コマンド解析実行手段52によって呼び出されて実行される識別情報読み出し手段54と、同様に書き込み設定値読み出しコマンドが解析された際に実行される推奨書き込み設定値読み出し手段56と、書き込みコマンドが解析された際に実行される書き込み手段58と、データ測定コマンドが解析された際に実行される集計データ送信手段59と、書き込み設定コマンドが解析された際に実行される書き込み設定手段60と、最適設定値記憶コマンドが解析された際に実行される最適設定値記憶手段61とを、制御部41によって実行されることで実現する、ファームウェアを備える。
なお、本発明の識別情報読み出しコマンド、推奨書き込み設定値読み出しコマンド、書き込みコマンド、書き込み設定コマンド、データ測定コマンドおよび最適設定値記憶コマンドの機能は、必ずしもそれぞれ一つのコマンドによって実現しなくてもよい。即ち、複数のコマンドを組み合わせてこれらのコマンドに該当する機能を実現するよう構成してもよいし、逆に、一つのコマンドによって複数の前記コマンドの機能を実現してもよい。
識別情報読み出し手段54は、光ディスク装置Dに挿入された、CD−RやDVD+R等の書き込み可能な光ディスクWに予め記録されたディスク識別情報を、光ピックアップ14、RFアンプ34およびデコーダ11を介して光ディスクWから読み取って、そのディスク識別情報を、コマンド解析実行手段52およびインターフェース部50を介してホストコンピュータHに送信するファームウェアとして構成される。
推奨書き込み設定値読み出し手段56は、光ディスク装置Dに挿入された、CD−RやDVD+R等の書き込み可能な光ディスクWに予め記録された推奨書き込み設定値を、光ピックアップ14、RFアンプ34およびデコーダ11を介して光ディスクWから読み取って、その書き込み設定値を、コマンド解析実行手段52およびインターフェース部50を介してホストコンピュータHに送信するファームウェアとして構成される。
光ディスクWに予め記録された書き込み設定値の例としては、DVD+RのADIPに記録されたストラテジ情報や、レーザパワー等が挙げられる。
書き込み設定手段60は、光ディスクWにデータを書き込む際の、レーザパワーや、ストラテジ等の書き込み設定値を、書き込み設定コマンドにより指定された値に設定するファームウェアとして構成される。
書き込み設定値は、光ディスク装置Dの記憶手段49に記憶され、後述する書き込み手段58がLDドライバ42を制御して、光ディスクWにデータが書き込まれる際に反映される。
最適設定値記憶手段61は、光ディスクの最適書き込み設定値を、ホストコンピュータHから受信して、光ディスクのディスク識別情報毎に、光ディスク装置Dの記憶手段49に記憶するファームウェアとして構成される。最適設定値は、後述する書き込み手段58がLDドライバ42を制御して、光ディスクWにデータが書き込まれる際に反映される。
書き込み手段58は、LDドライバ42や光ピックアップ14を介して、光ディスクW上の、書き込みコマンドにより指定されたアドレスに、書き込みコマンドにより指定されたデータを書き込むファームウェアとして構成される。書き込み手段58は、書き込み時には、記憶手段49に記憶された書き込み設定値または最適設定値を参照して、書き込み設定値または最適設定値に基づいた設定でデータの書き込みを行う。
書き込みの際に、書き込み設定値に基づいてデータを書き込むか、最適設定値に基づいてデータを書き込むかはユーザによって選択可能に構成する。これは、書き込みコマンドのパラメータによって、書き込み設定値または最適設定値を選択可能に構成したり、参照するそれぞれの設定値毎に別々の書き込みコマンドを用意したりすることで実現できる。
集計データ送信手段59は、光ピックアップ14、RFアンプ34、測定手段44および集計手段45を介して、光ディスクW上の、データ測定コマンドにより指定されたアドレスから、書き込まれているデータを読み出して、そのデータの2値化されたRF信号のHレベルのパルス幅およびLレベルのパルス幅を測定させ、測定させたパルス幅およびそのパルス幅を有するパルスの数を2値化されたRF信号のHレベルおよびLレベルのそれぞれについて集計させる。そして、集計データ送信手段59は、集計手段45が集計した集計データをホストコンピュータHに送信するファームウェアとして構成される。
次に、ホストコンピュータH内のマクロプログラム30の内容について説明する。
図5は、マクロプログラム30の内容を示すフローチャートである。
マクロプログラム30は、光ディスク装置Dに光ディスクWが挿入された際に光ディスク装置Dのドライブを初期化するためのコマンド群が記述されたドライブの初期化ルーチンS1と、識別情報読み出しコマンドが記述され、光ディスクWに予め記録されたディスク識別情報を読み出すルーチンS2と、推奨書き込み設定値読み出しコマンドが記述され、光ディスクWに予め記録された書き込み設定値(例えばDVD+RのADIPに記録されたストラテジ情報およびレーザパワー)を読み出すルーチンS3と、設定調整機能を実現するルーチンS4と、書き込み設定コマンドが記述され、光ディスク装置Dに、ルーチンS4で求められた最適な書き込み設定値で光ディスクWにデータを書き込むよう設定を行わせる、最適設定機能を実現するルーチンS5とを含む。
マクロプログラム30のルーチンS2には、識別情報読み出しコマンドと、識別情報読み出しコマンドに応じて光ディスク装置Dから送信されてきたディスク識別情報をホストコンピュータHの記憶手段に記憶させる命令が記述されている。さらに、読み出したディスク識別情報を、ログファイル作成機能26によってログファイルに記述させる命令が記述されている。
光ディスクWに予め記録されたディスク識別情報の例としては、DVD+RメディアのADIPに予め記録された、光ディスクのメーカー名、書き込み可能な倍速度および使用されている色素の種類等が挙げられる。
ルーチンS3の内容を示すフローチャートを図6に示す。このフローチャートは、DVD+RのADIPからストラテジ情報およびレーザパワーを読み出す場合のものである。
ルーチンS3は、推奨書き込み設定値読み出しコマンドが記述されたルーチンS11と、ルーチンS11の推奨書き込み設定値読み出しコマンドに対する光ディスク装置Dからの応答メッセージとしてのADIP情報メッセージを待つステップS12と、ADIP情報メッセージに含まれるストラテジ情報およびレーザパワーを読み出すステップS13と、読み出したストラテジ情報の第1〜7パラメータをホストコンピュータHの記憶手段12上のストラテジ変数領域70に格納し、レーザパワーを記憶手段12上のパワー変数領域72に格納するステップS14とを含む。
設定値調整機能を実現するルーチンS4の内容を示すフローチャートを、図7に示す。
ルーチンS4は、ストラテジ変数領域に保存された第1〜7のパラメータで定められるストラテジで、レーザパワー設定値をそれぞれ異ならせて5つのデータを書き込み、その5つのデータにおける2値化されたRF信号のパルス幅の集計データに基づいて最適なレーザパワー設定値を求めるルーチンS21と、ルーチンS21で求めたレーザパワー設定値で、ストラテジ第Xパラメータ(Xは1〜7で、それぞれS22〜S28に対応)をそれぞれ異ならせて5つのデータを書き込み、その5つのデータにおける2値化されたRF信号のパルス幅の集計データに基づいて最適な第Xパラメータを求めて、その第Xパラメータをストラテジ変数領域に保存するルーチンS22〜S28(なお、図7においては、最適な第3〜第6パラメータを求めるルーチンS24〜27を省略している)と、ルーチンS21と同様の処理を再度行うルーチンS29とを含む。
最適なレーザパワー設定値を求めるルーチンS21,S29の内容を示すフローチャートを、図8に示す。
ルーチンS21,S29は、ストラテジ変数領域に保存された第1〜7パラメータを読み出して、書き込み設定コマンドをもって、光ディスク装置Dにその第1〜7パラメータを書き込み設定値として設定させるステップS31と、書き込み設定コマンドをもって、光ディスク装置Dに、レーザパワー設定値を所定の値Xに設定させるステップS32と、設定した値Xを、ログファイル作成機能26によってログファイルに記述させるステップS33と、書き込みコマンドをもって、光ディスク装置Dに、光ディスクのユーザーデータエリアの所定アドレスに所定のデータを書き込ませるステップS34と、データ測定コマンドをもって、光ディスク装置Dに、前記書き込まれたデータの2値化されたRF信号の集計データを取得するステップS35と、取得した集計データを、ログファイル作成機能26によってログファイルに記述させるステップS36とを含んでいる。
ステップS36の次のステップS37では、書き込んだデータの中で、パルスの数がピークとなっている位置でのパルス幅の値が規定値に一致するかまたは最も近づいており、且つ複数の集計データのうち、パルスの数がピークとなっている位置での分布曲線の幅の値が規定値に一致するかまたは最も近づいている集計データのレーザパワー設定値を最適なレーザパワーとして決定し、この最適なレーザパワー設定値を記憶手段12上のパワー変数領域72に格納する。
レーザパワー設定値を設定させるステップS32と、データの書き込みを行わせるステップS33とは、レーザパワー設定値を異ならせて複数回(5回)行われる。レーザパワー設定値Xは光ディスクWから読み出した推奨レーザパワー値に基づいて設定され、1回毎に、標準的なレーザパワーから2段階低いパワー、1段階低いパワー、標準的なパワー、1段階高いパワー、2段階高いパワーの5段階にそれぞれ変更されて設定される。
最適なストラテジ第1パラメータを求めるルーチンS22(図7参照)の内容を示すフローチャートを、図9に示す。
ルーチンS22は、パワー変数領域72に保存されたレーザパワー設定値を読み出して、書き込み設定コマンドをもって、光ディスク装置Dにそのレーザパワー設定値を書き込み設定値として設定させるステップS41と、ストラテジ変数領域70に保存された第1〜7パラメータを読み出して、書き込み設定コマンドをもって、光ディスク装置Dにその第1〜7パラメータを書き込み設定値として設定させるステップS42と、書き込み設定コマンドをもって、光ディスク装置Dに、ストラテジ第1パラメータを所定の値Yに設定させるステップS43と、設定した値Yを、ログファイル作成機能26によってログファイルに記述させるステップS44と、書き込みコマンドをもって、光ディスク装置Dに、光ディスクのユーザーデータエリアの所定アドレスに所定のデータを書き込ませるステップS45と、光ディスク装置Dに、前記書き込まれたデータの2値化されたRF信号の集計データを取得するステップS46と、取得した集計データを、ログファイル作成機能26によってログファイルに記述させるステップS47とを含んでいる。
ステップS47の次のステップS48では、書き込んだデータの中で、パルスの数がピークとなっている位置でのパルス幅の値が規定値に一致するかまたは最も近づいており、且つ複数の集計データのうち、パルスの数がピークとなっている位置での分布曲線の幅の値が規定値に一致するかまたは最も近づいている集計データのストラテジ第1パラメータを最適なストラテジ第1パラメータとして決定し、この最適なストラテジ第1パラメータを記憶手段12上のストラテジ変数領域70に格納する。
ストラテジ第1パラメータを設定させるステップS43と、データの書き込みを行わせるステップS44とは、ストラテジ第1パラメータの値Yを異ならせて複数回(5回)行われる。ストラテジ第1パラメータの値Yは、1回毎に、ストラテジ変数領域に保存されていたストラテジ第1パラメータの値から2段階低い値、1段階低い値、ストラテジ変数領域に保存されていたストラテジ第1パラメータの値、1段階高い値、2段階高い値の5段階にそれぞれ変更されて設定される。
なお、各最適なストラテジ第2〜7パラメータを求めるルーチンS23〜28の処理内容は、ルーチンS23〜28の処理の内容は、ルーチンS22と同様であり、ルーチンS22のストラテジ第1パラメータを、それぞれストラテジ第2〜7パラメータに読み替えたものとなる。
マクロプログラム30をマクロ解析実行機能22により実行することで、設定値調整機能が実現され、求められた最適な書き込み設定値が、パワー変数領域72およびストラテジ変数領域70に保存される(ルーチンS4)。
また、最適設定機能(ルーチンS5)により、求められた最適な書き込み設定値が、光ディスク装置Dに設定される。これは、書き込み設定コマンドまたは最適設定値記憶コマンドによって、光ディスク装置Dに最適な書き込み設定値を送信して、光ディスク装置Dの記憶手段49の書き込み設定値または最適設定値を書き換えさせることによって実現される。
また、ログファイルに、光ディスクのディスク識別情報(ルーチンS2)と、各データ書き込み設定値(ステップS33,S43)および集計データ(ステップS36,S47)とが記録される。
ここで、図10〜図12に基づいて、ステップS37およびステップS48における、集計データに基づく設定値調整機能の具体的な動作について説明する。
ホストコンピュータHでは、集計データに基づいて、HレベルおよびLレベルのそれぞれについて、パルス幅の値とその値を有するパルスの数についての度数分布を作成し、これに基づいて設定値の調整を行なう。
度数分布の一例であるグラフの例を図10に示す。図10では、上側がピット(2値化されたRF信号のLレベルに該当)のグラフであり、下側がランド(2値化されたRF信号のHレベルに該当)のグラフである。
グラフは、横軸にパルス幅(単位はT)、縦軸にそのパルス幅が測定された回数(度数:本図ではlog圧縮されている)を表したものである。
このため、グラフには、3T、4T、5T、6T、7T、8T、9T、10T、11T、14Tの各パルス幅に該当する位置を頂点として10個の山が形成される。
2値化されたRF信号のパルス幅の集計データを用いた記録品位の検証はいくつか方法があるが、本実施例では、各山におけるピークのずれと、各山の広がりとを見て記録品位を検証するようにしている。
すなわち、3T、4T・・の各パルス幅は、予め規定されているので(T=38.2263nsであるので、3Tは約114ns、4Tは約153ns、・・14Tは約535nsである。)、山のピークの値が規定値とずれていればいるほど記録品位が悪いと判断できる。
さらに、山の広がりが大きい(隣り合う山と繋がっている)ほど、そのパルス幅が各規定されたパルス幅に対してバラツキを生じており記録品位が悪いと判断できる。そして、山の広がりが狭い(隣り合う山と分離されている)ほど、そのパルス幅が各規定されたパルス幅に近いものが多く、記録品位が良いと判断できる。
上述した検証方法を実行する機能についてさらに具体的に説明する。
まず、HレベルおよびLレベルのそれぞれの度数分布のピークが、本来のピーク位置からずれているか否かを検出する機能について説明する。
例えば、図11に示すように、3Tのピークの実測値が3Tのピークの規定値(約114ns)から短い方にずれている場合を考える。この3TがHレベルの場合には、例えば3Tのランドの直前に14T等の長いピットが存在していると、熱が光ディスクに残存していて3Tの次のピットが早めに形成されてしまい、3Tが短くなるということが生じる。また、この3TがLレベルの場合には、3Tのピットの直前に14T等の長いランドが存在していると、光ディスクの温度が下がってしまい、3T部分が遅れて焼けてしまい、3Tが短くなるということが生じる。
このように、設定値調整機能としては、パルス幅の度数分布における各ピークのずれを検出することで、ストラテジおよびレーザパワー等の書き込み設定値を、ピークのずれを修正する方向に複数段階にわたって変えて複数回データを書き込むように動作することができる。
次に、HレベルおよびLレベルのそれぞれの度数分布における幅(ここでは、度数のピークの半分の位置での幅である半値幅を用いている)が、予め規定された幅と、どの程度ずれているかを検出する機能について説明する。
なお、ここで、幅の実測値が、規定値よりも小さい場合にはパルス幅のバラツキが少ないということであるので、特に幅を修正する方向にストラテジおよびレーザパワー等の書き込み設定値を変化させるようなことはしない。
しかし、図12に示すように幅の実測値が、規定値よりも大きい場合には、パルス幅のバラツキが大きく記録品位が悪いといえるので、設定値調整機能は、バラツキが小さくなる方向にストラテジおよびレーザパワー等の書き込み設定値を複数段階にわたって変えて複数回データを書き込むように動作する。
なお、2値化されたRF信号のパルス幅の集計データを用いた記録品位の検証はいくつか方法があるが、上述した方法に限定されるものではなく、2値化されたRF信号から基準クロックを生成し、その基準クロックと2値化されたRF信号とのずれ量を見る方法(擬似的なDCジッター)、2値化されたRF信号のパルス幅と理想的なパルス幅との差を検出するデビエーション等の方法がある。
なお、上記ルーチンS5において最適設定値記憶コマンドを用いる場合には、光ディスク装置Dの記憶手段に、最適な書き込み設定値を、ディスク識別情報毎に記憶させることができる。この際光ディスク装置Dで用いられるディスク識別情報は、ホストコンピュータHから、最適設定値記憶コマンドのパラメータとして送信するよう構成してもよいし、光ディスク装置Dの識別情報読み出し手段54によって読み出すよう構成してもよい。
ルーチンS4,S5において、最適な書き込み設定値を、ディスク識別情報毎に、ホストコンピュータHおよび/または光ディスク装置Dの記憶手段12,49に記憶させておけば、以後、同じディスク識別情報をもつ光ディスクWに対して書き込みを行う際には、そのディスク識別情報に対応して保存されたレーザパワー設定値およびストラテジを参照して書き込みを行えば、いちいち2値化されたRF信号のパルス幅を測定してデータを集計しなくとも、その種類の光ディスクに最適な書き込み設定値でデータの書き込みを行えるため、好適である。
本実施の形態のマクロプログラム30で実現される設定値調整機能では、図7に示すように、まず、光ディスクWに予め記録されたストラテジ情報(ストラテジ第1〜7パラメータ)を使用し、レーザパワーを異ならせて複数(5つ)のデータを書き込み、各データの2値化されたRF信号のパルス幅に関する集計データを解析して、最適なレーザパワー設定値を求める(ルーチンS21)。続いて、ルーチンS21で求めたレーザパワー設定値を用い、各ストラテジのパラメータを変更して複数(5つ)のデータを書き込み、各データの2値化されたRF信号のパルス幅に関する集計データを解析して、最適な各ストラテジパラメータを求める(ルーチンS22〜S28)。ここで、ルーチンS22〜S28を二回繰り返す。これにより、一回目には、各パラメータの近似的な最適値を求めることになり、二回目には、各パラメータが近似的な最適値になった(即ち各パラメータの組み合わせがほぼ最適な)状態で、さらに各パラメータの微調整を行うため、より高精度にストラテジの各パラメータを求めることができる。その後、ストラテジの各パラメータが最適な値となった状態で、再度最適なレーザパワー設定値を求める(ルーチンS29)ことで、高精度に最適なレーザパワー設定値を求めることができる。
なお、もちろん、設定値調整機能を実現するアルゴリズムは、本実施の形態に限定されるものではない。
本実施の形態に係るホストコンピュータH、光ディスク装置制御プログラムCおよび光ディスク装置Dによれば、最適な書き込み設定値を求めるためのテスト書き込みのアルゴリズムや、最適な書き込み設定値を求めるアルゴリズム(即ち設定値調整機能のアルゴリズム)を、光ディスク装置Dのファームウェアではなく、ホストコンピュータHで実現するため、より複雑なアルゴリズムによって、より高精度に最適な書き込み設定値を求めることが可能となる。また、集計データをホストコンピュータHが把握できるため、光ディスク装置Dの開発者に集計データの結果を参照させたり、また、その情報を含むログファイルを作成したりして、その情報を有効に活用することができる。
また、前記各アルゴリズムは、マクロプログラム30に記述されているため、マクロプログラムを書き換えまたは変更することで、様々なアルゴリズムを、従来の様にファームウェア書き換え等の煩わしさがなく、簡単に行うことができる。
さらに、調整値調整機能は、ユーザーデータエリアに書き込みを行うので、OPCによってテストの書き込みを行う場合に比較して、ユーザーデータエリアの書き込み特性を正確に把握でき、また、大容量のユーザーデータエリアを使用するため、より多くのテスト書き込みを行うことができる。
なお、この際、ユーザーデータエリアにデータを書き込むことで、光ディスクWを無駄にしてしまうこととなるが、ステップS37,S48で、その光ディスクWのディスク識別情報毎に、各書き込み設定値を、ストラテジ変数領域70およびパワー変数領域72に記憶するよう構成しておけば、以後、同種の(同じディスク識別情報の)光ディスクWに書き込みを行う場合には、設定値の調整を行なわずに、そのディスク識別情報に対応する書き込み設定値でデータの書き込みを行うことができる(なお、ディスク識別情報を含む前記ログファイルを参照するよう構成してもよい)。こうすれば、1枚の光ディスクを無駄にするものの、それによりその種類の光ディスクに高精度に最適な書き込み設定値が求められるため、以後、同種の光ディスクに対する書き込み失敗率を大幅に下げることができる。従って、従来の様に、例えば低品質な光ディスクに対して10枚中8枚の失敗をしていたことに比較すれば、1枚の光ディスクを犠牲にするだけで、以後は高精度に最適な書き込みを行うことができ、以後の書き込み失敗率を大幅に下げることができる。
また、光ディスクWへのデータの書き込み時には、記憶手段49に記憶された最適設定値に基づいて書き込みを行うか、光ディスクWに予め記録された書き込み設定値に基づいて書き込みを行うかを、ユーザーが選択できるように構成すると、ユーザーの書き込み設定値の選択の幅が広がり、好適である。これは、書き込みコマンドのパラメータで、どちらの書き込み設定値を用いるかを選択可能に構成したり、光ディスク装置Dに切り替えスイッチを設けるなどの手法によって実現することができる。
さらに、従来の様に光ディスク装置Dの工場出荷時にフラッシュROM等に予め既存の光ディスクの最適な書き込み設定値を保存しておいて、光ディスクWへのデータの書き込み時には、この工場出荷時に予め記憶された書き込み設定値に基づいて書き込むか、設定値調整機能で求められた最適設定値に基づいて書き込むか、光ディスクWに予め記録された書き込み設定値に基づいて書き込むか、等、各種の書き込み設定値を選択可能なように設ければ、なお好適である。
次に、上記実施の形態の光ディスク装置制御プログラムCが読み取り可能にインストールされた複数のホストコンピュータHと、その各ホストコンピュータHに接続された上記実施の形態の光ディスク装置Dと、光ディスク装置Dを製造したメーカーのコンピュータMと、後述する掲示コンピュータBとを備える光ディスク装置制御システムSの好適な実施の形態について、図13を用いて説明する。なお、ホストコンピュータHおよび光ディスク装置制御プログラムCの構成は前述の実施の形態と同様であるため、図13においては、説明に不要な構成要素は省略して記載してある。
なお、「メーカーのコンピュータ」とは、例えば、メーカーが所有するコンピュータ等、メーカーの従業員や作業者が操作可能なコンピュータを指す。
図13に示すように、本実施の形態の光ディスク装置制御システムSにおいては、各ホストコンピュータHと、光ディスク装置DのメーカーのコンピュータMと、掲示コンピュータBとは、インターネット等のネットワークNを介して通信可能に接続されている。
ホストコンピュータHは、光ディスク装置制御プログラムCを実行することにより、ログファイル作成機能26によって作成されたログファイルを、ログファイル暗号化機能27によって暗号化して、ログファイル送信機能28によってネットワークNを介してメーカーのコンピュータMや掲示コンピュータBに送信することができる。
ログファイル送信機能28によるログファイルの送信は、特に限定されないが、例えば、公知の、電子メールにファイルを添付する技術等によって実現可能である。
ログファイルは、ログファイル暗号化機能27によって暗号化されてから送信されるため、ログファイルがネットワークN上で傍受された場合でも、ログファイルの内容を第三者に把握されるのを防ぐことができ、ユーザーのプライバシーや光ディスク装置Dの技術の漏洩を防ぐことができる。
なお、ログファイルの送受の際の暗号化および復号化は、例えば、公知の公開鍵方式の暗号化技術等により実現することができる。
メーカーのコンピュータMは、ホストコンピュータHからのログファイルを受信すると、送受信プログラム90の実行によって、それを復号化して記憶手段92に保存するとともに、図示しないディスプレイ等の出力装置にログファイルを受信したことをメーカーの担当者等に知らせる表示を行う。
メーカーの担当者等は、ログファイルの受信に対応して、ログファイルの解析プログラム94をメーカーのコンピュータMに実行させたり、図示しない所定の解析機材を用いたりして、書き込み失敗の原因を解析したり、光ディスク装置の市場における使用状況や書き込みエラー発生状況の詳細な情報を得たりすることができる。
なお、メーカーの担当者等の人手を介さずに、例えば解析プログラム94を、ログファイルを自動的に解析するプログラムに構成するなど、ログファイルの解析を自動化してもよい。
さらに、メーカーのコンピュータMは、特定のログファイル(そのログファイルの送信元の光ディスク装置Dで行われた記録品位テストの記録)の解析の結果から、より最適な書き込み設定値を求めることができた場合には、それを記憶手段92に保存するとともに、送受信プログラム90を介してその最適な書き込み設定値をホストコンピュータHに送信する。
これも、メーカーの担当者の操作によって行うよう構成しても良いが、人手を介さずに、例えば解析プログラム94により求められた最適な書き込み設定値を送受信プログラム90の機能によって自動的にホストコンピュータHに送信するよう構成してもよい。
なお、この通信にも暗号化技術を用いれば、光ディスク装置Dのユーザーのプライバシーや、メーカーの技術的秘密事項等の漏洩を防ぐことができ、好適である。
ホストコンピュータHは、光ディスク装置制御プログラムCの実行により実現される設定値受信・ダウンロード機能36により、メーカーのコンピュータMから送信された前記書き込み設定値の情報を受信するとともに、設定値設定機能38により、その受信した書き込み設定値で、光ディスクWにデータを書き込むよう光ディスク装置Dに設定を行わせる。
これにより、光ディスク装置Dのユーザーは、光ディスク装置メーカーに送信された前記ログファイルをメーカーの専門家等が解析した結果得られた、真に最適な書き込み設定値を、そのメーカーのコンピュータMから受信して、その書き込み設定値で光ディスクに書き込みを行うことが可能となる。
また、光ディスク装置メーカーは、ユーザーのホストコンピュータHから受信したログファイルに基づいて、書き込み失敗の原因を解析するなどして迅速に対策を講じることができ、また光ディスク装置の市場における使用状況や書き込みエラー発生状況の詳細な情報を得て、その後のマーケティングに活かすことができるようになるなど、ログファイルの情報を用いて種々のサポートやサービス等を行ったり、その質を高めることができる。
また、ホストコンピュータHを光ディスク装置のメーカー内で用いれば、記録品位テストの結果が記録されたログファイルを、記録品位テストを行ったコンピュータと、他の開発者のコンピュータとの間で共有して、チームによる開発作業をより効率的に行うことができる等の効果を得ることができる。
さらに、ログファイル送信機能28がログファイルをメーカーのコンピュータに送信すること、および/または、設定値受信・ダウンロード機能36と設定値設定機能38とによって、光ディスクへの書き込み設定値を受信して設定することを、ユーザーの操作によらずに自動的に行うよう構成すれば、ユーザーは光ディスクへの書き込み設定値等を意識することなく自動的に、最適な書き込み設定値で好適に光ディスクに書き込みを行うことができる。
次に、掲示コンピュータBについて説明する。
掲示コンピュータBは、電子掲示板プログラム82が制御部80によって実行されることで実現される電子掲示板を有する。電子掲示板は、ネットワークNを介して任意のコンピュータから情報を掲示および参照可能に設けられる。この電子掲示板は、ホストコンピュータHから送信されて受信したログファイルを、復号化して記憶手段84に記憶するとともに、他のコンピュータ等がネットワークNを介してダウンロードできる状態に掲示することができる。
さらに、掲示コンピュータBの電子掲示板は、掲示される各ログファイルに対応して、そのログファイルに対応する設定値調整を行った際の状況や、書き込み結果に関する感想など、ユーザーが任意に書き込め、任意のユーザーが参照可能な記述を掲載することができるよう構成される。
さらに、掲示コンピュータBの電子掲示板は、メーカーのコンピュータM等から、メーカーによる光ディスクの書き込み設定方法等に関するアドバイス情報等を掲示することができるように構成される。
これにより、ユーザーと他のユーザとの間、および、メーカーとユーザーとの間で、書き込み設定等に関する情報を共有することが可能となるとともに、特定のユーザーが行った記録品位テストに基づいて求められた書き込み設定値を、他の任意のユーザーが使用できる等、光ディスクの書き込みに関して情報を共有するコミュニティを形成することができる。
なお、ログファイルには、前述した光ディスクのディスク識別情報、各データ書き込み設定値および集計データといった情報のみでなく、光ディスク装置のEEP−ROMやフラッシュROM等の記憶手段に記憶された、光ディスク装置の製造番号や、光ディスク装置の工場出荷時に記録される光ディスク装置固有のバラツキ(例えばフォーカスやトラッキングやチルトのバラツキ)を補正するオフセット値や、レーザーの累積使用時間や、エラー履歴等の情報を含ませれば、メーカー等における解析をさらに高精度に行うことが可能となるとともに、メーカーにおいて光ディスク装置の使用状況やエラー発生状況等についてさらに詳細な情報を得ることができ、好適である。
なお、電子掲示板プログラム82の機能により、ログファイルを前記電子掲示板に掲示する際には、ログファイルに含まれる情報のうち、例えば製造番号等、個人情報につながるような情報は削除するよう構成すると、ユーザーの個人情報の漏洩を防ぐことができ、好適である。
本実施の形態においては、書き込み設定値としては、レーザパワー設定値とストラテジのみについて記述したが、本発明の書き込み設定値には、APCの設定値や、S/Hの設定値や、サーボの設定値等、光ディスクにデータを書き込む際にパラメータとなりうる全てのものを含む。
また、本実施の形態では推奨書き込み設定値を光ディスクから読み出す例しか挙げなかったが、光ディスクから読み出したディスク識別情報に基づいて光ディスク装置内に予めディスク識別情報毎に記憶してある初期書き込み設定値を用いて図5のステップS3(図6のステップS11〜S14)を実行するようにしてもよい。
本実施の形態に係る光ディスク装置制御プログラムおよびホストコンピュータの内部構成を表すブロック図である。 光ディスク装置の内部構成を示すブロック図である。 パルス幅の集計方法を説明する説明図である。 光ディスク装置の制御部の内部構成を示すブロック図である。 マクロプログラムの内容を示すフローチャートである。 マクロプログラムの、光ディスクに記録された書き込み設定値を読み出すルーチンの内容を示すフローチャートである。 マクロプログラムの設定値調整機能を実現させるルーチンの内容を示すフローチャートである。 マクロプログラムの、最適なレーザパワー設定値を求めるルーチンの内容を示すフローチャートである。 マクロプログラムの、最適なストラテジ第1パラメータを求めるルーチンの内容を示すフローチャートである。 集計データに基づいてHレベルおよびLレベルの各度数分布を表したグラフである。 度数分布における山のピークのずれに基づく記録品位の検証について説明する説明図である。 度数分布における山の幅に基づく記録品位の検証について説明する説明図である。 本実施の形態に係る光ディスク装置制御システムの構成を表すブロック図である。 2値化されたRF信号の構成について示す説明図である。 光ディスクの記録面上に形成されるランドとピットについて説明する説明図である。
符号の説明
H ホストコンピュータ
D 光ディスク装置
N ネットワーク(通信回線)
C 光ディスク装置制御プログラム
S 光ディスク装置制御システム
M メーカーのコンピュータ
B 掲示コンピュータ
W 光ディスク
2 入力手段
4 表示手段
6 第1インターフェース部
8 第2インターフェース部
10 制御部
11 デコーダ
12 ハードディスク
12 記憶手段
14 光ピックアップ
15 スピンドルモータ
20 ユーザI/F機能
22 マクロ解析実行機能
23 ターンテーブル
24 コマンドI/F機能
26 ログファイル作成機能
27 ログファイル暗号化機能
28 ログファイル送信機能
29 対物レンズ
30 マクロプログラム
34 RFアンプ
36 設定値受信・ダウンロード機能
38 設定値設定機能
40 エンコーダ
41 制御部
42 LDドライバ
44 測定手段
45 集計手段
46 記憶手段
47,48 テーブル
49 記憶手段
50 インターフェース部
52 コマンド解析実行手段
54 識別情報読み出し手段
56 推奨書き込み設定値読み出し手段
58 書き込み手段
59 集計データ送信手段
60 書き込み設定手段
61 最適設定値記憶手段
70 ストラテジ変数領域
72 パワー変数領域
80 制御部
82 電子掲示板プログラム
84 記憶手段
90 送受信プログラム
92 記憶手段
94 解析プログラム

Claims (13)

  1. 光ディスクにデータを書き込む光ディスク装置を接続可能なホストコンピュータに読み取られ、
    前記光ディスク装置に各種のコマンドを送信して該光ディスク装置を制御するコマンド送信機能を、前記ホストコンピュータに実現させ、前記ホストコンピュータの記憶手段に書き換え可能に記憶されたマクロプログラムを、解析および実行するマクロ解析実行機能を、前記ホストコンピュータに実現させる光ディスク装置制御プログラムであって、
    前記コマンド送信機能は、
    前記コマンドを送信することによって、前記光ディスク装置に、装着されている光ディスクからデータを読み出させ、読み出させたデータの2値化されたRF信号の複数箇所のHレベルにおけるパルス幅の値および複数箇所のLレベルにおけるパルス幅の値を測定させ、前記複数箇所のHレベルにおけるパルス幅の値およびこの値を有するパルスの数、ならびに複数箇所のLレベルにおけるパルス幅の値およびこの値を有するパルスの数を集計させて集計データを作成させ、該集計データを前記ホストコンピュータに送信させ、
    前記ホストコンピュータにおいては、受信した前記集計データを解析することでストラテジおよびレーザパワー設定値からなる書き込み設定値の最適な値を自動的に算出する設定値調整機能を、前記ホストコンピュータに実現させ、
    前記設定値調整機能は、
    前記コマンド送信機能によって前記光ディスク装置にコマンドを送信することにより、光ディスクに予め記録されている推奨書き込み設定値または光ディスク装置内に予め記録されている初期書き込み設定値を読み出させ、該読み出させた推奨書き込み設定値または初期書き込み設定値を前記ホストコンピュータに送信させ、
    該推奨書き込み設定値または初期書き込み設定値を受信したホストコンピュータでは、前記コマンド送信機能によって前記光ディスク装置にコマンドを送信することにより、該推奨書き込み設定値または初期書き込み設定値に基づいて、該書き込み設定値を異ならせて複数回光ディスクにデータを書き込ませる書き込み機能を有し、
    前記コマンド送信機能によって前記光ディスク装置にコマンドを送信することにより、
    前記書き込み機能により書き込んだ複数のデータを光ディスクから読み出させ、読み出させたデータの2値化されたRF信号の複数箇所のHレベルにおけるパルス幅の値および複数箇所のLレベルにおけるパルス幅の値を測定させ、前記複数箇所のHレベルにおけるパルス幅の値およびこの値を有するパルスの数、ならびに複数箇所のLレベルにおけるパルス幅の値およびこの値を有するパルスの数を該書き込み設定値毎に集計させて集計データを作成させ、該集計データを前記ホストコンピュータに送信させ、
    該ホストコンピュータでは、受信した複数の集計データに基づいて度数分布を作成し、予め規定されている各パルス幅の規定値と集計データに基づく度数分布における山のピークとのずれ、および予め規定されている度数分布の幅と集計データに基づく度数分布の幅の実測値とのずれを解析することで、受信した複数の前記集計データのうち最も記録品位が良いと認定された集計データの前記書き込み設定値を、最適書き込み設定値として決定する最適書き込み値決定機能を有することを特徴とする光ディスク装置制御プログラム。
  2. 前記コマンド送信機能により前記光ディスク装置にコマンドを送信することによって、
    前記設定値調整機能によって求められた前記最適書き込み設定値を、光ディスク装置に設定させる最適設定値記憶コマンド送信機能を、前記ホストコンピュータに実現させることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置制御プログラム。
  3. 前記設定値調整機能によって求められた前記光ディスクの前記最適書き込み設定値を、光ディスクの種類を識別するために各光ディスクに予め記録されているディスク識別情報毎に、前記ホストコンピュータおよび/または前記光ディスク装置の記憶手段に記憶させる最適設定値記憶機能を、前記ホストコンピュータに実現させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の光ディスク装置制御プログラム。
  4. 前記設定値調整機能によって求められた前記光ディスクの前記最適書き込み設定値を、光ディスクの種類を識別するために各光ディスクに予め記録されているディスク識別情報毎に、前記ホストコンピュータおよび/または前記光ディスク装置の記憶手段に記憶させる最適設定値記憶機能を、前記ホストコンピュータに実現させ、
    前記最適設定値記憶コマンド送信機能は、前記光ディスクから読み出した前記ディスク識別情報に対応する前記最適書き込み設定値を、前記ホストコンピュータおよび/または前記光ディスク装置の記憶手段から読み出して、前記光ディスク装置に設定させることを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置制御プログラム。
  5. 前記書き込み機能によってデータが書き込まれた前記光ディスクの、光ディスクの種類を識別するために各光ディスクに予め記録されているディスク識別情報と、前記書き込み機能によってデータ書き込みを行なう際のそれぞれの前記書き込み設定値と、前記集計データとを含むログファイルを作成するログファイル作成機能を、前記ホストコンピュータに実現させることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちのいずれか1項記載の光ディスク装置制御プログラム。
  6. 前記ログファイルを、通信回線を介して前記ホストコンピュータに接続された他のコンピュータに送信するログファイル送信機能を、前記ホストコンピュータに実現させることを特徴とする請求項5記載の光ディスク装置制御プログラム。
  7. 前記ログファイルを暗号化するログファイル暗号化機能を、前記ホストコンピュータに実現させ、
    前記ログファイル送信機能は、前記ログファイル暗号化機能により暗号化された前記ログファイルを、他のコンピュータに送信することを特徴とする請求項6記載の光ディスク装置制御プログラム。
  8. 前記ログファイル送信機能は、前記ログファイルを、前記光ディスク装置のメーカーのコンピュータに送信可能であることを特徴とする請求項6または請求項7記載の光ディスク装置制御プログラム。
  9. 前記メーカーのコンピュータから、書き込み設定値を受信する設定値受信機能を有し、
    前記書き込み機能は、
    前記光ディスクにデータを書き込む際の書き込み設定値として、前記推奨書き込み設定値に代えて、前記メーカーのコンピュータから受信された書き込み設定値に基づいて光ディスクにデータを書き込ませることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置制御プログラム。
  10. 前記ログファイル送信機能は、前記ログファイルを、通信回線を介してダウンロードできる状態に掲示可能な電子掲示板を有する掲示コンピュータに送信可能であることを特徴とする請求項6〜請求項9のうちのいずれか1項記載の光ディスク装置制御プログラム。
  11. 前記電子掲示板に掲示されたログファイルをダウンロードするログファイルダウンロード機能を有し、
    前記書き込み機能は、
    前記光ディスクにデータを書き込む際の書き込み設定値として、前記推奨書き込み設定値に代えて、前記ログファイルダウンロード機能によってダウンロードされたログファイルに含まれる書き込み設定値に基づいて光ディスクにデータを書き込ませることを特徴とする請求項10記載の光ディスク装置制御プログラム。
  12. 請求項10または11記載の光ディスク装置制御プログラムが読み取り可能にインストールされた複数のホストコンピュータと、
    各該ホストコンピュータに接続された、光ディスクにデータを書き込む光ディスク装置と、
    前記掲示コンピュータとを備えることを特徴とする光ディスク装置制御システム。
  13. 請求項1〜請求項11のうちのいずれか1項記載の光ディスク装置制御プログラムが、読み取り可能にインストールされていることを特徴とするホストコンピュータ。
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