JP3961297B2 - 部品実装機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品実装機、特にホストコンピュータとネットワークを介してリモート操作される部品実装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の部品実装機100は、図14に示すように、制御部2と実装機本体3とからなり、前記制御部2は、ホストコンピュータ通信手段11、実装制御手段12を備え、前記実装機本体3は、モータまたはエアシリンダなどを駆動するアクチュエータ13aやセンサ13bなどを備えている。
【0003】
前記ホストコンピュータ通信手段11は、ケーブル(RS232C)またはLANなどのネットワーク14を介してホストコンピュータ15と接続されており、前記ホストコンピュータ15との通信に用いられる通信プロトコル(通信コマンド)を生成するものである。前記通信コマンドは、図15に示すように、複数の通信コマンド21からなる。この通信コマンド21は、実装データ入出力の通信コマンド21a、実装制御命令の通信コマンド21b、エラーまたはステータス情報の出力命令の通信コマンド21cに分類される。特に、エラーまたはステータス情報の出力命令の通信コマンド21cは、多数に細分化されている。
【0004】
前記実装制御手段12は、前記ホストコンピュータ通信手段11から入力された前記実装制御命令の通信コマンド21bを解釈し、部品実装機100の動作を制御するものである。また、前記実装制御手段12は、部品実装機100が動作中に発生するエラー情報や、ステータス情報、例えば、稼働率、吸着率、装着率などの生産管理情報を生成し、必要に応じて前記ホストコンピュータ通信手段11に出力する。
【0005】
図16は、前記構成からなる部品実装機100の通信プロトコルの一例を示すデータフロー図である。
ホストコンピュータ15から送信スタートすると、プログラム名(C0Pxxxx)が部品実装機100へ出力され、部品実装機100はプログラム名(C0Pxxxx)を格納し、次から入力されるNCデータの読取準備を行ない、ホストコンピュータ15へNCデータの要求を行なう(A0)。
ホストコンピュータ15は、先頭ブロックの品種データを部品実装機100へ出力する(D0xxxx−xxx)。
1ブロック分のNCデータが出力されると、部品実装機100は、そのNCデータを格納し、次のブロックをホストコンピュータ15に要求する(A0)。
そして、ホストコンピュータ15から通信終了コマンド(E0P)が出力されると、部品実装機100は、E0Pコマンドの受信確認を応答する(A0)。
E0Pコマンドの受信確認の応答(A0)を受けたホストコンピュータ15は、部品実装機100へ送信エンドコマンド(A2)を出力する。これにより、部品実装機100は、受信エンド処理を行ないホストコンピュータ15との通信が終了する。
【0006】
図17は、前記構成からなる部品実装機100の同期−非同期の組み合わせ通信の一例を示す。
まず、ホストコンピュータ15から部品実装機100へ任意のタイミングで連続生産開始のコマンドが出力される(C5STCT)。
部品実装機100は、コマンドに従って生産を開始する際に、ホストコンピュータ15に非同期で生産開始コマンドを出力する(R1ST)。
部品実装機100は、生産中に、EOPブロック通過(基板1枚を実装完了)する度にホストコンピュータ15に非同期でEOPブロック通過のステータスコマンドを出力する(R0CT)。
また、生産中に、図17に示すように部品切れが発生した場合、部品実装機100からホストコンピュータ15に非同期で部品切れのステータスコマンドを出力する(R2E03)。
このとき、部品実装機100は動作停止する。そして、部品が補充された後でホストコンピュータ15から再度生産開始コマンドが出力される(C5ST)。
また、生産を終了したい場合、EOPブロックで停止するためのコマンドをホストコンピュータ15から部品実装機100へ出力する(C5SPEP)。
その結果、部品実装機100がEOPブロックまで実装し、基板を掃き出してから完了コマンドを出力する(R0EP)。
【0007】
このようなコマンドのやり取りを部品実装機100とホストコンピュータ15との間で行なうことで、ホストコンピュータ15は、実装制御命令が部品実装機100で実行されたことが確認できる。また、前記EOPブロック通過のステータス情報の集計による実装枚数のカウントや、部品切れ時間の集計による稼働状況の分析などが行なえる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の部品実装機100では、近年、ホストコンピュータ15で基板の品質分析を行うために詳細なエラー情報の出力、および基板に実装される電子部品に品質問題が発生した場合の品質不良基板の特定を行なうためにリアルタイムの実装情報(どのノズル、どの部品で生産されたか等)の出力が要求されている。その結果、部品実装機100とホストコンピュータ15とを接続するネットワーク14における通信トラフィック量が増大し、高速または高信頼性の通信が行なえないという問題があった。
【0009】
また、部品実装機100の高機能化により実装制御手順が複雑化し、ホストコンピュータ15からの部品実装機100の誤操作が発生する危険性があるという問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、ネットワークの通信速度を高速化可能な部品実装機を提供することを課題とする。また、部品実装機100の誤操作を回避可能な部品実装機を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
ネットワークを介してホストコンピュータに接続された部品実装機において、
前記ネットワークを介する前記ホストコンピュータからの通信コマンドの受信と、前記ホストコンピュータへのエラー情報及びステータス情報の送信を行うホストコンピュータ通信手段と、
前記ホストコンピュータ通信手段が受信した実装制御データ入出力および実装制御命令の通信コマンドに基づいて実装機本体を制御すると共に、実装機本体からエラー情報及びステータス情報を収集する実装制御手段と、
個々の通信コマンド毎に実行許可又は実行禁止のいずれか一方に設定されたコマンド制御フラグを含む通信コマンドテーブルと、
該通信コマンドテーブルを参照し、前記ホストコンピュータ通信手段が受信した通信コマンドが実装制御データ入出力および実装制御命令であれば、当該通信コマンドのコマンド制御フラグが実行許可に設定されている場合にのみ当該通信コマンドを前記実装制御手段に伝達して当該通信コマンドに対応する動作を実行させ、かつ前記実装制御手段が収集したエラー情報又はステータス情報の出力命令であれば、当該通信コマンドのコマンド制御フラグが実行許可に設定されている場合にのみ前記実装制御手段が収集したエラー情報又はステータス情報を前記ホストコンピュータ通信手段に伝達してホストコンピュータに送信させる、通信コマンド管理手段と
を備えるものである。
【0012】
前記発明では、受信した通信コマンドが、実行許可に設定されている実装制御データ入出力および実装制御命令またはエラー情報又はステータス情報の出力命令であれば、実装制御手段に伝達して通信コマンドに対応する動作を実行させ、または実装制御手段が収集したエラー情報又はステータス情報をホストコンピュータ通信手段に伝達してホストコンピュータに送信させる。これにより、ホストコンピュータとを接続するネットワークにおける通信トラフィック量を低減し、高速通信が行なえる。また、部品実装機の誤操作が発生する危険性がある実装動作の通信コマンドを実行禁止に設定することにより、ホストコンピュータからリモート制御することを禁止することができる。
【0013】
前記通信コマンドテーブルは、前記ホストコンピュータにアップロードされ、前記ホストコンピュータが前記アップロードされた通信コマンドテーブルに前記コマンド制御フラグを付加し、再びダウンロードされて更新される。
【0014】
前記通信コマンドテーブルは、実装機本体の一連の動作に対応する複数の通信コマンドをグループ化したコマンドシーケンスをさらに含んでもよい。これにより、部品実装機が複雑、高機能化するほど増加する実装制御コマンドの通信トラフィック量を削減することが可能となる。
【0016】
前記通信コマンドテーブルでは、各通信コマンド毎にログレベルが設定され、
前記通信コマンド管理手段は、前記ホストコンピュータから受信した通信コマンドおよび前記実装制御手段が収集したエラー情報又はステータス情報を前記ログレベルに基づいて分類して蓄積することが好ましい。これにより、例えば、部品実装機にエラーが発生した場合、エラー発生状況を分析することに有効なデータ蓄積が行なえる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
【0018】
図1は、本発明の第1実施形態に係る部品実装機1であって、前記図14の従来の部品実装機100とは、制御部2に、通信コマンドテーブル31と通信コマンド管理手段32とが設けられている点が異なる。また、前記従来の部品実装機100と実質的に同一であって対応する部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0019】
前記通信コマンドテーブル31は、図2に示すように、通信コマンド21の一覧を含み、この通信コマンド21には、後述するようにコマンドの入出力制御を行なうのに使用するコマンド制御フラグ33がそれぞれ付加されている。該コマンド制御フラグ33は、“実行許可”ないしは“可能”を意味する「0」または“実行禁止”ないしは“禁止”を意味する「1」である。また、前記通信コマンドテーブル31の通信コマンド21は、実装データ入出力の通信コマンド21a、実装制御命令の通信コマンド21b、エラーまたはステータス情報の出力命令の通信コマンド21cに分類される。特に、エラーまたはステータス情報の出力命令の通信コマンド21cは、多数に細分化されている。
【0020】
前記通信コマンド管理手段32は、ホストコンピュータ通信手段11で受け付けた実装制御命令、実装制御手段12で生成された生成されたエラー情報またはステータス情報や生産管理情報の通信コマンド21を前記通信コマンドテーブル31を参照し、後述するように選別するものである。また、前記通信コマンド管理手段32は、前記通信コマンドテーブルの入出力および管理も行なう。
【0021】
次に、前記構成からなる部品実装機1の動作について説明する。
【0022】
まず、図3に示すように、ステップS1において、ホストコンピュータ15は、通信コマンドテーブル31のアップロードを部品実装機1に対して要求する。ステップS2において、部品実装機1は、通信コマンドテーブル31を読み込みホストコンピュータ15に送信する。初期状態の通信コマンドテーブル31は、全ての通信コマンド21のコマンド制御フラグ33は、“可能”を意味する「0」となっている。
【0023】
ホストコンピュータ15は、ステップS3において、受け取った通信コマンドテーブル31を参照し、ホストコンピュータ15が機能を有していない又は使用を禁止しておきたい通信コマンド21、例えば、ホストコンピュータ15が品質分析機能を有していない場合、品質分析で使用される通信コマンド21、あるいは誤操作防止のため禁止しておきたい実装制御命令の通信コマンド21の各コマンド制御フラグ33を、“禁止”を意味する「1」に変更する。そして、ステップS4において、通信コマンドテーブル31を部品実装機1に送信する。部品実装機1は、ステップS5において、受信した通信コマンドテーブル31を用いて通信コマンドテーブル31を更新して終了する。
【0024】
次に、図4のフローチャートに示すように、実装制御する場合について説明する。
まず、ステップS11において、ホストコンピュータ15は、スタート、ストップまたはリセット等の実装制御コマンド21を送信し、完了待ちする。
ステップS12において、部品実装機1が、この送信された実装制御コマンド21を受信するとともに通信コマンド管理手段32が通信コマンドテーブル31を読み込む。
【0025】
そして、ステップS13において、実装制御コマンド21を通信コマンド管理手段32へ出力し、通信コマンドテーブル31において対応する通信コマンド21のコマンド制御フラグ33を参照する。
ここで、コマンド制御フラグ33が、“禁止”を意味する「1」である場合、ステップS14において、通信コマンド管理手段32がホストコンピュータ通信手段11にエラー応答し、ホストコンピュータ通信手段11がホストコンピュータ15にコマンドエラーを通知する。このコマンドエラー通知を受信したホストコンピュータ15は、ステップS17において、実装制御を中断またはリトライし、必要であればコマンドエラー表示を行なう。
また、コマンド制御フラグ33が、“可能”を意味する「0」である場合、ステップS15において、通信コマンド管理手段32が、実装制御命令を実装制御手段12に出力し、所定の制御を実行させる。実行完了した後、ステップS16において、実装制御手段12は、通信コマンド管理手段32およびホストコンピュータ通信手段11を介して完了のステータス情報をホストコンピュータ15に通知する。この完了通知を受信したホストコンピュータ15は、ステップS18において、完了を確認した後、実装制御を終了する。
【0026】
次に、図5のフローチャートに示すように、エラーまたはステータス情報をホストコンピュータ15に出力する場合について説明する。
まず、ステップS21において、部品実装機1において、エラーが発生したり、稼働中に部品実装機1が停止した場合、実装制御手段12がエラーまたはステータス情報を生成する。
ステップS22において、エラーまたはステータス情報が通信コマンド管理手段32に出力され、通信コマンド管理手段32は、通信コマンドテーブル31を参照することによりホストコンピュータ15から出力要求があるか否かを判断する。
【0027】
この出力要求判断は、以下のようにして行なわれる。
コマンド制御フラグ33が、“禁止”を意味する「1」である場合、ステップS23において、出力要求がないと判断され、エラーまたはステータス情報を破棄する。
また、コマンド制御フラグ33が、“可能”を意味する「0」である場合、ステップS24において、ホストコンピュータ15から出力要求があると判断され、エラーまたはステータス情報をホストコンピュータ15に送信する。ステップS25において、ホストコンピュータ15は、受信したエラーまたはステータス情報を用いてエラー表示や情報の蓄積などの所定の処理を行なう。
【0028】
このように、ホストコンピュータ15が、アップロードされた通信コマンドテーブル31の実装制御命令の通信コマンド21に、リモート制御に必要な通信コマンド21のみ“可能”を意味する「0」のコマンド制御フラグ33を付加することにより、ホストコンピュータ15からの誤操作を防止でき、部品実装機1近辺で直接作業する作業者の安全も確保される。具体的には、例えば、安全の為に確認作業が必要な実装動作をリモート制御する際、“禁止”を意味する「1」のコマンド制御フラグ33を付加することによりホストコンピュータ15からのリモートコントロールを禁止し、作業者が、電子部品の準備状態や基板を支えるサポートピンの配置などの確認作業を行なってから部品実装機1の実装動作をスタートさせるので、部品実装機1の動作トラブルや不慮の事故を防止できる。
【0029】
また、ホストコンピュータ15が、アップロードされた通信コマンドテーブル31のエラーまたはステータス情報の通信コマンド21を、部品切れ情報など必要な通信コマンド21のみ“可能”を意味する「0」のコマンド制御フラグ33を付加することにより、部品実装機1から不要なエラーまたはステータス情報の出力が抑制されるため、通信トラフィック量の増大による通信速度の低下を回避できる。また、ホストコンピュータ15でエラーまたはステータス情報の選別処理を行なう必要がなくなるので、ホストコンピュータ15のCPU負荷を軽減できる。
【0030】
また、前記実施形態の変形例として、図6に示すように、前記通信コマンドテーブル31にコマンドシーケンス34を加えてもよい。このコマンドシーケンス34は、実装制御命令と実装制御命令に対する応答コマンドからなる。また、それぞれの実装制御命令と応答コマンドには、種別I,Oが付加されている。種別Iは、実装制御命令を表わし、ホストコンピュータ15から部品実装機1に出力されることを示す。一方、種別Oは、ステータス情報を表わし、部品実装機1からホストコンピュータ15に出力されることを示す。
【0031】
前記部品実装機1の変形例の動作は、図7に示すように、ステップS31において、ホストコンピュータ15は、実装制御に関するコマンドシーケンス34を生成し、部品実装機1に送信する。ホストコンピュータ15は、その後、部品実装機1の動作完了待ち状態となる。ステップS32において、部品実装機1は、コマンドシーケンス34を受信し、通信コマンド管理手段32に出力し記憶させる。
次に、ステップS33において、部品実装機1はループ処理1を開始する。ステップS34において、コマンドシーケンス34の1行分だけ読み込み、対象となる通信コマンド21とその種別を読み取る。
【0032】
ステップS35において、通信コマンドの種別を参照し、種別が“I”の実装制御命令である場合、ステップS41において、対象コマンドの実行を実装制御手段12に指示する。次に、ステップS42において、通信コマンドテーブル31のコマンド制御フラグ33を参照することにより、対照コマンドが実行不可である場合や動作エラーが生じた場合には、ステップS43において、動作が途中で中断されたことをホストコンピュータ15に通知する。そして、ホストコンピュータ15は、ステップS47において、この通知を受信した後、実装制御を中断またはリトライし、必要であればエラー表示を行なう。一方、ステップS42において、対照コマンドが実行可であり、正常に動作完了した場合には、ステップS44において、コマンドシーケンス34における次の処理に進む。
【0033】
一方、ステップS35において、種別が“O”のステータス情報である場合、ステップS36において、ループ処理2を開始する。このループ処理2では、所定時間、前記実装制御命令に対する応答情報が出力されるまで待機する。ステップS37において、ステータス情報を実装制御手段12から受信すると、ステップS38において、必要とするステータス情報であるか否かを判断し、必要とするステータス情報でなかった場合または所定時間が経過した場合には、ステップS40において、動作が未完了であることをホストコンピュータ15に通知する。ホストコンピュータ15では、ステップS46において、その通知を受信すると実装制御を中断またはリトライし、必要であればエラー表示を行なう。また、必要とするステータス情報である場合には、ステップS44において、コマンドシーケンス34における次の処理に進む。
【0034】
そして、部品実装機1は、コマンドシーケンス34を最後の通信コマンドまで実行すると、ステップS45において、実装シーケンス完了の通信コマンドを通信コマンド管理手段32で生成し、ホストコンピュータ15に通知する。ホストコンピュータ15は、ステップS48において、この完了通知を受信したことを確認して、実装制御を終了する。
【0035】
これにより、部品実装機1の動作が複雑化するほど増加する実装制御コマンドを、一連のコマンドシーケンス34としてホストコンピュータ15から部品実装機1に送信することによりネットワーク14における通信トラフィック量を低減し、高速通信が行なえる。
【0036】
なお、前記第1実施形態の変形例において、一旦、コマンドシーケンス34を送信した後、送信したコマンドシーケンス34に任意の通信コマンド名を付与し、再びコマンドシーケンス34を実行させる場合、その通信コマンド名を用いるようにしてもよい。
【0037】
これにより、複数メーカの装置をホストコンピュータで管理することが容易となる。具体的には、近年、クリーム半田の基板上へ印刷する印刷機、実装機、およびクリーム半田を溶かして電子部品を基板配線上に固定するリフロー機で構成される実装ラインにおいて、複数メーカの装置が混在する傾向にある。そして、各メーカ毎に専用の制御方法が採用され、専用の通信コマンドが用いられているため、ホストコンピュータで前記実装ラインをリモートコントロールする際、各メーカ毎の通信コマンドに割り付けられた制御方法の違いをホストコンピュータのプログラムで解決しなければならなかった。しかし、前記コマンドケース34に通信コマンド名を付与することにより、制御目的別に一連の通信シーケンスを登録し、そのシーケンスに代表通信コマンド名を登録しておけば、ホストコンピュータのプログラムとしては、装置メーカの制御方法を意識することなくリモート制御できる。
【0038】
次に、他の実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同様である部分は、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0039】
図8は、本発明の第2実施形態に係る部品実装機1であって、前記第1実施形態の部品実装機1とは、制御部2に、セキュリティー情報登録手段35が設けられている点が異なる。このセキュリティー情報登録手段35は、前記通信コマンドテーブル31にセキュリティーレベルおよびセキュリティーレベルに対応したパスワードを設定登録するものである。
【0040】
図9は、第2実施形態における通信コマンドテーブル31であって、通信コマンド21には、前記コマンド制御フラグ33とセキュリティーレベル36がそれぞれ付加されている。このセキュリティーレベル36は、数字が小さいほど低位のセキュリティーレベルを表わす。また、前記通信コマンドテーブル31とは別に、各セキュリティーレベル毎にパスワードを設定するためのパスワードテーブル37が準備されている。
【0041】
前記構成からなる部品実装機1の動作は、図10に示すように、ステップS51において、ホストコンピュータ15は、パスワード付きの通信コマンドを部品実装機1に送信する。ホストコンピュータ15は、その後、部品実装機1の動作完了待ち状態となる。ステップS52において、部品実装機1は、パスワードおよび通信コマンドを受信し、通信コマンド管理手段32に出力する。
次に、ステップS53において、通信コマンド管理手段32が、要求された通信コマンドおよびパスワードを通信コマンドテーブル31およびパスワードテーブル37と比較する。このとき、ステップS53において、セキュリティーレベルが登録レベル未満またはパスワードに該当するものがない場合、ステップS54において、即座にホストコンピュータ15にコマンドエラー送信を行ない、ステップS59において、ホストコンピュータ15は、コマンドエラー表示を行なう。
【0042】
セキュリティーレベルが登録レベル以上である場合、ステップS55以降において、前記第1実施形態の図4に示すフローチャートのステップS13以降と同様の実装制御、または図5に示すフローチャートのステップS22以降と同様のエラー又はステータス情報の出力制御を行なう。
【0043】
これにより、部品実装機1の作業内容を作業者レベル(スキル)に応じて分業化することができる。具体的には、実装機のスタート、ストップおよび部品交換のみを行なうオペレータ、実装データの作成、調整および生産管理情報の収集を行なうエンジニア、マシンのメンテナンス作業を行なうメンテナンスマン、および実装機メーカのサービスマンによって分業化されている。そして、ホストコンピュータ15から部品実装機1をリモートコントロールする際に、前述したようにセキュリティーレベルを設定しておけば、作業者レベルに応じて作業内容を限定できるので部品実装機1の安全性が確保できる。
【0044】
また、遠隔地からのリモートメンテナンスが普及した場合、ネットワーク14の接続範囲が拡張し、ネットワーク14を介して不法な操作が部品実装機1内に侵入してくるケースが考えられる。しかし、前記部品実装機1は、パスワードがないと通信コマンド21を一切受け付けないので、前記不法な操作を排除でき、実装動作の安全性の確保と実装データや生産管理情報等の実装情報の漏洩を防止できる。
【0045】
図11は、本発明の第3実施形態に係る部品実装機1を示す。この部品実装機1は、前記第1実施形態の部品実装機1とは、制御部2に、通信コマンドログ38が設けられている点が異なる。この通信コマンドログ38は、ホストコンピュータ15と部品実装機1との間で送受信された通信コマンド21の履歴であり、後述するログレベル39の数だけあらかじめ複数生成して管理することが可能である。
【0046】
図12は、第3実施形態における通信コマンドテーブル31であって、通信コマンド21には、前記コマンド制御フラグ33とログレベル39がそれぞれ付加されている。このログレベル39は、通信コマンドログ38を利用目的別に分類するための管理番号であり、複数段階で設定できるようになっている。
【0047】
前記構成からなる部品実装機1において、送受信が行なわれた時、図13に示すように、ステップS61において、部品実装機1は、送受信した通信コマンド21を読み込み、ステップS62において、通信コマンドテーブル31を参照することにより読み込んだ通信コマンド21に対応したログレベル39を取得する。次に、ステップS63において、ログレベル39の番号と対応する通信コマンドログ38に送受信した通信コマンド21を書き込むことにより通信コマンド21を分類して蓄積する。
【0048】
このように、操作手順、部品切れ情報やリカバリ情報などの情報毎に部品実装機1の通信コマンドログ38の蓄積を行なうと、部品実装機1にエラーが発生したとき、操作手順やエラー発生状況を分析するのに有用な情報を回収することができる。また、部品実装機1に通信コマンドログ38の分類と識別の処理を行なわせることにより、ホストコンピュータ15のCPU負荷の軽減や管理データ量の低減が実現できる。
【0049】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ホストコンピュータ通信手段と、実装機本体を制御すると共に、実装機本体からエラー情報及びステータス情報を収集する実装制御手段と、個々の通信コマンド毎に実行許可又は実行禁止のいずれか一方に設定されたコマンド制御フラグを含む通信コマンドテーブルと、通信コマンドテーブルを参照し、ホストコンピュータ通信手段が受信した通信コマンドのコマンド制御フラグが実行許可に設定されている場合にのみ、当該通信コマンドに対応する動作を実行させ、かつ実装制御手段が収集したエラー情報又はステータス情報をホストコンピュータ通信手段に伝達してホストコンピュータに送信させる通信コマンド管理手段とを設けたので、ホストコンピュータとを接続するネットワークにおける通信トラフィック量を低減し、高速通信が行なえる。また、部品実装機の誤操作が発生する危険性がある実装動作を禁止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る部品実装機の概略構成図。
【図2】 図1の部品実装機の通信コマンドテーブル。
【図3】 図1の部品実装機の通信コマンドテーブル更新時の動作の一例を示すフローチャート。
【図4】 図1の部品実装機の実装制御時の動作の一例を示すフローチャート。
【図5】 図1の部品実装機のエラー又はステータス情報出力時の動作の一例を示すフローチャート。
【図6】 図1の部品実装機の変形例におけるコマンドシーケンス。
【図7】 図1の部品実装機の変形例における動作の一例を示すフローチャート。
【図8】 本発明の第2実施形態に係る部品実装機の概略構成図。
【図9】 図8の部品実装機の通信コマンドテーブルおよびパスワードテーブル。
【図10】 図8の部品実装機の動作の一例を示すフローチャート。
【図11】 本発明の第3実施形態に係る部品実装機の概略構成図。
【図12】 図11の部品実装機の通信コマンドテーブル。
【図13】 図11の部品実装機の動作の一例を示すフローチャート。
【図14】 従来の部品実装機の概略構成図。
【図15】 図14の部品実装機の通信コマンドテーブル。
【図16】 図14の部品実装機の通信プロトコルの一例を示すデータフロー図である。
【図17】 図14の部品実装機の同期−非同期の組み合わせ通信の一例を示す。
【符号の説明】
1 部品実装機
3 実装機本体
11 ホストコンピュータ通信手段
12 実装制御手段
14 ネットワーク
15 ホストコンピュータ
21 通信コマンド
31 通信コマンドテーブル
32 通信コマンド管理手段
33 コマンド制御フラグ

Claims (3)

  1. ネットワークを介してホストコンピュータに接続された部品実装機において、
    前記ネットワークを介する前記ホストコンピュータからの通信コマンドの受信と、前記ホストコンピュータへのエラー情報及びステータス情報の送信を行うホストコンピュータ通信手段と、
    前記ホストコンピュータ通信手段が受信した実装制御データ入出力および実装制御命令の通信コマンドに基づいて実装機本体を制御すると共に、実装機本体からエラー情報及びステータス情報を収集する実装制御手段と、
    個々の通信コマンド毎に実行許可又は実行禁止のいずれか一方に設定されたコマンド制御フラグを含む通信コマンドテーブルと、
    該通信コマンドテーブルを参照し、前記ホストコンピュータ通信手段が受信した通信コマンドが実装制御データ入出力および実装制御命令であれば、当該通信コマンドのコマンド制御フラグが実行許可に設定されている場合にのみ当該通信コマンドを前記実装制御手段に伝達して当該通信コマンドに対応する動作を実行させ、かつ前記実装制御手段が収集したエラー情報又はステータス情報の出力命令であれば、当該通信コマンドのコマンド制御フラグが実行許可に設定されている場合にのみ前記実装制御手段が収集したエラー情報又はステータス情報を前記ホストコンピュータ通信手段に伝達してホストコンピュータに送信させる、通信コマンド管理手段と
    を備え
    前記通信コマンドテーブルは、前記ホストコンピュータにアップロードされ、前記ホストコンピュータが前記アップロードされた通信コマンドテーブルに前記コマンド制御フラグを付加し、再びダウンロードされて更新される、部品実装機。
  2. 前記通信コマンドテーブルは、実装機本体の一連の動作に対応する複数の通信コマンドをグループ化したコマンドシーケンスをさらに含む請求項1に記載の部品実装機
  3. 前記通信コマンドテーブルでは、各通信コマンド毎にログレベルが設定され、
    前記通信コマンド管理手段は、前記ホストコンピュータから受信した通信コマンドおよび前記実装制御手段が収集したエラー情報又はステータス情報を前記ログレベルに基づいて分類して蓄積する、請求項1に記載の部品実装機。
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