JP3960823B2 - 折畳み式携帯端末機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、折畳み構造の携帯電話等の折畳み式携帯端末機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9、図10に示す如く、折畳み式携帯電話機は、情報を表示するディスプレイ部(10)を具えた第1キャビネット(9)と、操作部(83)を具えた第2キャビネット(90)をヒンジ部(5)よって折り畳み可能に接続して構成される。以下の記載では、両キャビネット(9)(90)を折り畳んだ際に、内側となる方をフロント側、外側となる方をリア側とする。
第1キャビネット(9)は、ディスプレイ部(10)が取り付けられる第1フロントケース(1)と、該第1フロントケース(1)の背面を覆う第1リアカバー(3)を具えている。第2キャビネット(90)は、操作釦孔群(20)を有する第2フロントケース(2)、該第2フロントケース(2)の背面を覆う第2リアカバー(4)を具えている。
第1キャビネット(9)側の画像制御回路(80)と第2キャビネット(90)側のシステム制御回路(82)は、フレキシブル接続基板(8)によって接続され、該フレキシブル接続基板(8)はヒンジ部(5)内を通っている。
【0003】
両フロントケース(1)(2)及び前記リアカバー(3)(4)は合成樹脂にて形成される。図11に示す如く、第1フロントケース(1)の端部には、第1嵌合部(15)が設けられ、第2フロントケース(2)の端部には、第1嵌合部(15)に嵌める第2嵌合部(26)が設けられている。
第1嵌合部(15)と、第2嵌合部(26)とでヒンジ部(5)を構成する。
第1嵌合部(15)は、第1筒体(11)と第2筒体(12)を互いに離して同一軸心上に設けている。第2嵌合部(26)は第1筒体(11)の外側に位置する第3筒体(21)、第1筒体(11)と第2筒体(12)の間に位置する第2庇体(23a)、第2筒体(12)の外側に位置する第4筒体(22)を具える。第2フロントケース(2)の外側から、2本の枢軸(51)(51)を第1筒体(11)と第3筒体(21)、及び第2筒体(12)と第4筒体(22)に夫々跨って挿通し、該枢軸(51)の先端部に留めワッシャ(図示せず)を嵌めることにより、両フロントケース(1)(2)がヒンジ接続される。
【0004】
図11に示す如く、第2筒体(12)からは、第1筒体(11)に向かって第1庇体(13a)が設けられ、該第1庇体(13a)は断面略1/2円弧に湾曲し、前記2庇体(23a)に連なり、第1、第2庇体(13a)(23a)の下側は解放されている。図12は、図10の両フロントケース(1)(2)をZ方向から見た裏面図であるが、第1、第2庇体(13a)(23a)の下側に、斜線で示すフレキシブル接続基板(8)を通すことができる。
図10に示すように、第1リアカバー(3)の下端部からは第1塞ぎ片(6a)が一体に突出し、第2リアカバー(4)の上端部からは第2塞ぎ片(7a)が一体に突出している。第1塞ぎ片(6a)が第1庇体(13a)の下方に被さり、第2塞ぎ片(7a)が第2庇体(23a)の下方に被さって、ヒンジ部(5)の外周円弧面が連続して形成されるとともに、フレキシブル接続基板(8)がヒンジ部(5)内に収納される。
【0005】
第1塞ぎ片(6a)及び第2塞ぎ片(7a)が無ければ、ヒンジ部(5)には斜めに隣り合って2つの切欠窓が開放されたままとなり、第1嵌合部(15)及び第2嵌合部(26)のみならず、該切欠窓を塞ぐ、第1塞ぎ片(6a)及び第2塞ぎ片(7a)がヒンジ部(5)の外周面の一部を構成している。従って、第1フロントケース(1)と第2フロントケース(2)の色が同じでも、第1フロントケース(1)と第1リアカバー(3)、第2フロントケース(2)と第2リアカバー(4)の色が異なると、ヒンジ部(5)の一部を構成する第1塞ぎ片(6a)と第2塞ぎ片(7a)は、第1嵌合部(15)及び第2嵌合部(26)とは色が異なり、ヒンジ部(5)の色が統一されない。従来は、これを避けるため、両フロントケース(1)(2)とリアカバー(3)(4)は全て同色で統一されていた。
【0006】
然るに、デザインの多様化と商品の差別化を図るべく、フロントケース(1)(2)とリアカバー(3)(4)を異なる色にて形成する要請がでてきた。フロントケース(1)(2)とリアカバー(3)(4)を異なる色にし、且つ、ヒンジ部(5)の色を統一するには、リアカバー側の第1塞ぎ片(6a)と第2塞ぎ片(7a)を、フロントケース(1)(2)色に塗装することが考えられる。しかし、塗装は手間が掛かり、又、塗装が剥げて地肌が露出したときに、却って見栄えが悪くなる問題がある。
フロントケース(1)(2)とリアカバー(3)(4)を異なる質感や模様にする場合も、ヒンジ部(5)の質感や模様が統一されないという同様の問題が生じる。
【0007】
そこで出願人は以前に、第1塞ぎ片(6a)と第2塞ぎ片(7a)を夫々独立して製作し、第1フロントケース(1)と第2リアカバー(4)に取り付けることにより、ヒンジ部(5)の色を第1フロントケース(1)及び第2フロントケース(2)の色に揃えることを提案した(特願2001−138188号)。但し、この場合、第1塞ぎ片(6a)の一端は、第1フロントケース(1)の第1筒体(11)の端面に形成した引っ掛け凹み(図示せず)に嵌めて固定する様になっており、第1筒体(11)の外径、即ち、ヒンジ部(5)の外径を小さくするのに限界があった。
携帯電話は薄型化が競われており、ヒンジ部(5)の径を小さくできないことは薄型化の大きなネックであった。
本発明は、ヒンジ部の径を小さくすることにネックとはならずに、ヒンジ部の色を第1フロントケース及び第2フロントケースの色に揃えることのできる折畳み式携帯電話を明らかにするものである。
【0008】
【課題を解決する為の手段】
本発明は、ディスプレイ部(10)を具えた第1キャビネット(9)と、操作部(83)を具えた第2キャビネット(90)とがヒンジ部(5)によって折畳み回転可能に接続され、第1キャビネット(9)は、第1フロントケース(1)と、該第1フロントケース(1)の背面を覆う第1リアカバー(3)とを具え、第2キャビネット(90)は、第2フロントケース(2)と、該第2フロントケース(2)の背面を覆う第2リアカバー(4)とを具えた折畳み式携帯端末機器において、ヒンジ部 ( 5 ) は、第1フロントケース ( 1 ) に連続して設けられた第1嵌合部 (15) と、第2フロントケース ( 2 ) に連続して設けられた第2嵌合部(26)とを回転可能に嵌め合わせて構成され、両嵌合部(15)(26)間には第1切欠窓(54)と第2切欠窓(55)が斜めに隣りあって形成され、第1切欠窓(54)は第1フロントケース(1)又は第1リアカバー(3)に取り付けられた第1塞ぎ片(6)によって塞がれ、第2切欠窓(55)は第2リアカバー(4)に取り付けられた第2塞ぎ片(7)によって塞がれ、第1塞ぎ片(6)は第1フロントケース(1)又は第1リアカバー(3)内に収まった取付け基部(60)から第1切欠窓(54)を塞ぐ円弧状の塞ぎ壁(61)を突設しており、該取付け基部(60)の前記ヒンジ部(5)の軸方向に沿う両端が第1切欠窓(54)の開口幅よりも外側にてフロントケース(1)又は第1リアカバー(3)に、2箇所止めにより支持されており、ヒンジ部 ( 5 ) 内にフレキシブル接続基板 ( 8 ) が収容され、第1塞ぎ片 ( 6 ) 及び第2塞ぎ片 ( 7 ) は、フレキシブル接続基板 ( 8 ) を第1キャビネット ( 9 ) 内、及び第2キャビネット内 (90) へ引き出すための通路 (56)(57) を塞がない様に取り付けられている。
【0009】
【作用及び効果】
第1キャビネット(9)の第1嵌合部(15)と第2キャビネット(90)の第2嵌合部(26)を嵌め合わせた際に形成される切欠窓(54)(55)は、夫々独立して形成される第1塞ぎ片(6)及び第2塞ぎ片(7)により覆われる。第1塞ぎ片(6)及び第2塞ぎ片(7)を第1フロントケース(1)及び第2フロントケース(2)と同じ視覚又は触感となる様に形成しておくことにより、ヒンジ部(5)の色或いは触感を統一出来る。
第1塞ぎ片(6)は、その取付け基部(60)の押え片(62)の両端が、第1切欠窓 (54) の開口幅よりも外側にてフロントケース ( 1 ) 又は第1リアカバー ( 3 ) に、2箇所止めにより支持されているため、キャビネット ( 9 )(90) に捻り力が加わった場合でも、ヒンジ部 ( 5 ) の第1切欠 (54) と該切欠を塞ぐ第1塞ぎ片 ( 6 ) との嵌合部に隙間が生じることを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一例を図を用いて詳述する。
図1は、本例に係わる折畳み携式帯電話機の分解斜視図である。従来と同様に、第1キャビネット(9)と、第2キャビネット(90)を折畳み可能にヒンジ接続して構成される。
第1キャビネット(9)は、ディスプレイ部(10)が設けられた第1フロントケース(1)と、該第1フロントケース(1)の背面を覆う第1リアカバー(3)を具えている。
第2キャビネット(90)は、操作釦孔群(20)を開設した第2フロントケース(2)と、該第2フロントケース(2)の背面を覆う第2リアカバー(4)を具えている。
第2リアカバー(4)のヒンジ側端部には、後記する第2塞ぎ片(7)が取り付けられている。
両フロントケース(1)(2)及び前記リアカバー(3)(4)は合成樹脂、軽合金或いはこれらの組合せによって形成される。
【0011】
第1リアカバー(3)のヒンジ側寄りに補助ディスプレイ部(31)と着信等を色発光で表示するイルミネーション部(32)が設けられ、イルミネーション部(32)は横長に形成され、第1リアカバー(3)先端のノーズ部(30)に設けられている。
ノーズ部(30)は少し幅狭となり、先端側が湾曲して徐々に薄く形成され、後記するヒンジ部(5)に被さる様に載る。図6の矢印(100)(101)で示す、折り畳んだ携帯電話の真上位置と真横位置の2方向から、イルミネーション部(32)の点滅状態を目視出来る。
第1リアカバー(3)内にはディスプレイ部(10)の画像を制御する画像制御回路(80)及び枢支側端部寄りに補助ディスプレイ制御回路(81)が設けられる。
第2リアカバー(4)内には、システム制御回路(82)が設けられ、該制御回路(82)上に前記第2フロントケース(2)の操作釦孔群(20)から臨出する操作釦群からなる操作部(83)が設けられる。システム制御回路(82)とディスプレイ制御回路(80)及び補助ディスプレイ制御回路(81)はフレキシブル接続基板(8)によって連繋され、該フレキシブル接続基板(8)はヒンジ部(5)内に収納される。
【0012】
図2は、フロント側から見たヒンジ部(5)の分解斜面図、図3はリア側から見た分解斜面図である。
第1フロントケース(1)のヒンジ側端部に第1嵌合部(15)が設けられ、第2フロントケース(2)のヒンジ側端部に第1嵌合部(15)に嵌める第2嵌合部(26)が設けられている。
第1嵌合部(15)は、第1筒体(11)と第2筒体(12)を離して同軸上に対向して設け、第1筒体(11)と第1フロントケース(1)の端縁に連続して第1庇片(13)、第2筒体(12)と第1フロントケース(1)の端縁に連続して第2庇片(14)を夫々内向きに有している。
第1庇片(13)はリア側に膨らみフロント側へ略1/4円弧に湾曲している。該第1庇片(13)は、後記する第2塞ぎ片(7)の覆い壁(71)が摺接するもので、第1リアカバー(3)に隠れてしまう。
第2庇片(14)はフロント側に膨らみリア側に略1/2円弧に湾曲している。
【0013】
第2嵌合部(26)は第1筒体(11)の外側に位置する第3筒体(21)、第2筒体(12)の外側に位置する第4筒体(22)、第1筒体(11)に摺接する第3庇片(23)、第1筒体(11)と第2庇片(14)との間に嵌まる第4庇片(24)及び第2筒体(12)に摺接する第5庇片(25)を突設している。
第3庇片(23)は、第3筒体(21)と第2フロントケース(2)の端面に連続し、第5庇片(25)は第4筒体(22)と第2フロントケース(2)の端面に連続して夫々略1/4円弧に湾曲してリア側に膨らんでおり、第2リアカバー(4)に隠れてしまう。
第4庇片(24)は略1/2円弧に湾曲してフロント側に膨らむ。
【0014】
第1フロントケース(1)の第1筒体(11)と第2庇片(14)との間に第2フロントケース(2)の第4庇片(24)が嵌まり、該第4庇片(24)と第4筒体(22)との間に第1フロントケース(1)の第2庇片(14)と第2筒体(12)が嵌まる。
第2フロントケース(2)の第3筒体(21)と第4筒体(22)の外側から、枢軸(51)(51)を第3筒体(21)と第1筒体(11)に、又、第4筒体(22)と第2筒体(12)に夫々跨る様に嵌めてヒンジ部(5)を構成する。
枢軸(51)は、先端に弾性部材で形成した2つ割弾性爪片(52)(52)、基端に飾り頭部(53)を有しており、第3筒体(21)、第4筒体(22)に弾性爪片(52)(52)を弾性変形させて無理に挿入すると、第1筒体(11)と第2筒体(12)を貫通した瞬間に弾性爪片(52)(52)が弾性復帰して抜け止めが図られる。
【0015】
第1フロントケース(1)と第1リアカバー(3)を嵌め合わせてヒンジ側をビス(19)にて固定し、第2フロントケース(2)と第2リアカバー(4)を嵌め合わせてヒンジ側をビス(43)にて固定すると、図7、図8に示す如く、第2庇片(14)の基端と第1リアカバー(3)のヒンジ側端縁との間及び第4庇片(24)の基端と第2リアカバー(4)のヒンジ側端縁との間にフレキシブル接続基板(8)を外部に引き出しできる通路(56)(57)が形成される。
図6に示す如く、第1フロントケース(1)と第1リアカバー(3)との間及び第2フロントケース(2)と第2リアカバー(4)との間に、前記フレキシブル接続基板(8)を通すための引出し通路(56)(57)に対応して、第2庇片(14)で覆い切れない略1/2円弧の第1切欠窓(54)と第4庇片(24)で覆い切れない略1/2円弧の第2切欠窓(55)が、斜めに隣りあって開口する。
上記第1切欠窓(54)を第1フロントケース(1)に取り付ける第1塞ぎ片(6)で、第2切欠窓(55)を第2リアカバー(4)に取り付ける第2塞ぎ片(7)で塞ぐ。
【0016】
図3に示す如く、第1塞ぎ片(6)は第1フロントケース(1)及び第2フロントケース(2)と同材質及び同色にて該フロントケース(1)(2)とは独立して別個に形成されている。第1塞ぎ片(6)は取付け基部(60)からヒンジ部(5)の湾曲に沿って湾曲し且つ第1切欠窓(54)を塞ぐ大きさの塞ぎ壁(61)を突設している。第1塞ぎ片(6)の取付け基部(60)には、ヒンジ部(5)の端部側寄りに押え片(62)、他端に脚片(64)が夫々第1塞ぎ片 ( 6 ) の幅から外側に突出して設けられ、押え片(62)にはビス挿入部(63)が、脚片(64)には爪部(65)が形成される。
第1フロントケース(1)の前記第2筒体(12)の近傍にはビス孔(95)が開設され、第1庇片(13)の基端側に脚差込み孔(16)が開設され、図5に示す如く、脚差込み孔(16)の壁部(17)に掛かり部(17a)が形成される。
上記ビス孔 (95) 及び脚差込み孔 (16) は、第1切欠窓 (54) の開口幅より外側に位置している。
【0017】
第1塞ぎ片(6)を第1切欠窓(54)に合わせて脚片(64)を脚差込み孔(16)に嵌めて脚片(64)先端の爪部(65)を掛かり部(17a)に引っ掛け、ビス(66)をビス挿入部(63)に挿入してビス孔(95)にネジ込んで第1塞ぎ片(6)を第1フロントケース(1)に固定する。
第1フロントケース(1)に第1リアカバー(3)をビス止め固定すると、第1塞ぎ片(6)の取付け基部(60)に、第1リアカバー(3)のノーズ部(30)が被さる。
第1塞ぎ片(6)の取付け基部(60)は、爪部(65)と掛かり部(17a)の引っ掛かりと押え片(62)に対するビス止めのみならず、第1フロントケース(1)と第2フロントケース(2)のビス止めによる嵌め合い押圧によって、第1フロントケース(1)上に強固に支持される。
【0018】
第2塞ぎ片(7)は、図1に示す如く、第2リアカバー(4)内に挿入して接着剤等にて固定される取付け基部(70)から、第2切欠窓(55)を覆う円弧状の覆い壁(71)を突設して形成される。
覆い壁(71)は、第2フロントケース(2)と第2リアカバー(4)との間の隙間から突出して、前記第2切欠(55)を塞ぐ。
【0019】
上記の如く、第1フロントケース(1)と第2フロントケース(2)のには、ヒンジ部(5)にフレキシブル接続基板(8)を通過させるために切欠窓(54)(55)が開口するが、この切欠窓(54)(55)を夫々独立して形成し、第1フロントケース(1)及び第2フロントケース(2)と視覚的或いは触感の同じ第1塞ぎ片(6)及び第2塞ぎ片(7)にて塞ぐことにより、ヒンジ部(5)に色或いは触感を統一出来る。
第1塞ぎ片(6)は、その取付け基部(60)の押え片(62)がビス止め及び第1リアカバー(3)の押圧によって支持されるため、ヒンジ部(5)の筒部の端面に引っ掛かり凹み部を設けて第1塞ぎ片(6)を部分的に引っ掛ける場合に較べて、ヒンジ部(5)の筒部を小さくすることに、支障はなく、ヒンジ部(5)の外径を小さくすることに寄与できる。
【0020】
本発明では、第1塞ぎ片(6)を、押え片(62)のビス止めと脚片(64)の引っ掛かりの2箇所止めによって、第1フロントケース ( 1 ) に支持したため、図6の矢印(102)で示す方向に、ヒンジ部(5)に対して捻り力が加わった場合でも、ヒンジ部(5)の第1切欠(54)と該切欠を塞ぐ第1塞ぎ片(6)との嵌合部に隙間が生じることを防止できる。
【0021】
上記実施例では、第1塞ぎ片(6)を第1フロントケース(1)に取り付けることにより、第1リアカバー(3)のヒンジ側先端に横長のイルミネーション部(32)を形成することができたが、イルミネーション部(32)を横長にせず、或いはイルミネーション部(32)の位置を変更すれば、第1塞ぎ片(6)を上記同様の方法で第1リアカバー(3)に取り付けることもできる。
又、上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1、第2フロントケースから第1、第2リアカバーを外した状態の斜視図である。
【図2】ヒンジ部の分解斜面図である。
【図3】リア側から見たヒンジ部の分解斜面図である。
【図4】図3X−X線に沿う断面図である。
【図5】両3Y−Y線に沿う断面図である。
【図6】折畳み状態の携帯電話の斜面図である。
【図7】図6A−A線に沿う断面図である。
【図8】図6B−B線に沿う断面図である。
【図9】従来の携帯電話の斜面図である。
【図10】従来の携帯電話機の分解斜面図である。
【図11】従来のヒンジ部の分解斜面図である。
【図12】図10のフロントケースをZ方向から見た裏面図である。
【符号の説明】
(1) 第1フロントケース
(15) 第1嵌合部
(2) 第2フロントケース
(26) 第2嵌合部
(3) 第1リアカバー
(4) 第2リアカバー
(5) ヒンジ部
(54) 第1切欠窓
(55) 第2切欠窓
(6) 第1塞ぎ片
(7) 第2塞ぎ片
(8) フレキシブル接続基板
Claims (3)
- ディスプレイ部(10)を具えた第1キャビネット(9)と、操作部(83)を具えた第2キャビネット(90)とがヒンジ部(5)によって折畳み回転可能に接続され、第1キャビネット(9)は、第1フロントケース(1)と、該第1フロントケース(1)の背面を覆う第1リアカバー(3)とを具え、第2キャビネット(90)は、第2フロントケース(2)と、該第2フロントケース(2)の背面を覆う第2リアカバー(4)とを具えた折畳み式携帯端末機器において、ヒンジ部 ( 5 ) は、第1フロントケース ( 1 ) に連続して設けられた第1嵌合部 (15) と、第2フロントケース ( 2 ) に連続して設けられた第2嵌合部(26)とを回転可能に嵌め合わせて構成され、両嵌合部(15)(26)間には第1切欠窓(54)と第2切欠窓(55)が斜めに隣りあって形成され、第1切欠窓(54)は第1フロントケース(1)又は第1リアカバー(3)に取り付けられた第1塞ぎ片(6)によって塞がれ、第2切欠窓(55)は第2リアカバー(4)に取り付けられた第2塞ぎ片(7)によって塞がれ、第1塞ぎ片(6)は第1フロントケース(1)又は第1リアカバー(3)内に収まった取付け基部(60)から第1切欠窓(54)を塞ぐ円弧状の塞ぎ壁(61)を突設しており、該取付け基部(60)の前記ヒンジ部(5)の軸方向に沿う両端が第1切欠窓(54)の開口幅よりも外側にてフロントケース(1)又は第1リアカバー(3)に、2箇所止めにより支持されており、ヒンジ部 ( 5 ) 内にフレキシブル接続基板 ( 8 ) が収容され、第1塞ぎ片 ( 6 ) 及び第2塞ぎ片 ( 7 ) は、フレキシブル接続基板 ( 8 ) を第1キャビネット ( 9 ) 内、及び第2キャビネット内 (90) へ引き出すための通路 (56)(57) を塞がない様に取り付けられている折畳み式携帯端末機器。
- 第1塞ぎ片(6)の取付け基部(60)の一端は、ヒンジ部(5)の端部上にてビス止めされ、取付け基部(60)の他端には先端に掛り爪部(65)を具えた脚片(64)が突設され、該脚片(64)を第1フロントケース(1)上の又は第1リアカバー(3)上の脚差込み孔(16)に嵌めて爪部(65)を該脚差込孔(16)内の掛かり部(17a)に引っ掛けている請求項1に記載の折畳み式携帯端末機器。
- 第1塞ぎ片(6)及び第2塞ぎ片(7)を含むヒンジ部(5)、第1フロントケース(1)及び第2フロントケース(2)は同じ視覚又は触感を有する外観で統一され、第1リアカバー(3)及び第2リアカバー(4)も同じ視覚又は感触を有し、且つ、第1フロントケース(1)等とは異なる視覚又は感触に形成されている請求項1又は2に記載の折畳み式携帯端末機器。
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