JP3960808B2 - インピーダンス整合器 - Google Patents

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    • HELECTRICITY
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    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/38Impedance-matching networks

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造のプラズマドライプロセスなどにおいて、高周波電源とプラズマチャンバーなどの負荷との間の高周波電力の伝送路中に介在されて、伝送路のインピーダンスを負荷側のインピーダンスにマッチングさせることにより負荷側からの電力の反射をなくし、高周波電源側からの入射電力を負荷側において最大限に利用するようにするためのインピーダンス整合器にかかわり、特には、負荷インピーダンスの変動に対する応答性を改善する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造のプラズマドライプロセスにおいて、近年、半導体素子の基板パターンの微細化のため、使用する高周波電力の周波数がRF帯(〜30MHz)からVHF帯(30〜300MHz)を経てUHF帯(300MHz〜3GHz)へと高周波化している。このような高周波電力を効率良くプラズマチャンバーなどの負荷に供給するのがインピーダンス整合器である。
【0003】
導波管、同軸管などの高周波電力の伝送路の途中に介在されるインピーダンス整合器は、管軸方向に隔設されたそれぞれの位置に複数のスタブを備えている。隣接するスタブの距離は、印加する高周波電力の周波数における同軸管での管内波長λgの4分の1(λg/4)である。管内波長λgは、自由空間波長λよりも大きいものとなっている。
【0004】
伝送路が例えば同軸管では、スタブは、主同軸管の内導体(主同軸管内導体)に接合された芯線部と主同軸管の外導体(主同軸管外導体)に接合された外筒部とが同心状に配されてなる可変長同軸管と、この可変長同軸管内を軸方向に沿って摺動する先端短絡用電極とを備えている。この先端短絡用電極をプランジャと呼ぶこともある。
【0005】
インピーダンスマッチングをスミスチャートの全域にわたって実行できるようにするために、先端短絡用電極の摺動範囲をλg/4にするのが一般的である。ところで、従来技術においては、先端短絡用電極がプランジャ構成となっているため、プランジャ(ロッド)の移動範囲を含めると、スタブの全長はλg/2以上としなければならない。例えば、管内波長λgが450MHzの場合には、スタブの全長は、理論上では333mm以上は必要となり、実際上ではさらに長いものとなる。しかし、これでは、インピーダンス整合器の大型化と重量化とを免れない。
【0006】
この不都合を解消することを目的として提案されたものとして、特開平10−150306号公報に開示された技術がある。これは、プランジャ(ロッド)の突出動作をなくし、ワイヤやモータを備えた巻取機構を用いて先端短絡用電極を往復摺動させるように構成したものである。すなわち、スタブの軸方向の両端部に互いに対向させて配置した正逆転駆動切り換え可能な巻き取りリールと反転リール、これら両リール間にわたって巻回させたワイヤ(電気絶縁性紐状体)、駆動用モータ、駆動用モータと巻き取りリールとを連結する減速機構のギア列などを備えている。巻き取りによって移動するワイヤに先端短絡用電極が連結されている。
【0007】
この公報に開示の技術によれば、スタブの全長をほぼλg/4程度に短くすることができるとされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の従来技術のインピーダンス整合器にあっては、インピーダンスマッチングのために、先端短絡用電極の変位をもってスタブ内における管路長を調整するように構成してあるため、先端短絡用電極はスタブにおける芯線部にも外筒部にも密接させている必要があり、芯線部および外筒部に対する先端短絡用電極の摺動の摩擦抵抗が大きなものとなっている。
【0009】
また、先端短絡用電極の変位による管路長の調整でインピーダンスマッチングを行うものであるため、スタブとしては、短くなったとはいえ、それ相当の長いものとならざるを得ない。つまり、スタブが軸方向に比較的に長いものであるため、その軸心精度が低いものになりがちである。
【0010】
上記のような摺動抵抗が大きいことと軸心精度が低いことから、先端短絡用電極を含むショートプランジャの移動速度が遅いものとなり、負荷インピーダンスの変動に対応してのインピーダンスマッチングの応答性が悪いものとなっている。
【0011】
そして、摺動の摩擦抵抗が大きいことから、長期間使用において、先端短絡用電極やスタブの外筒部、芯線部の摩耗・劣化が進みやすく、寿命が短くなっている。
【0012】
さらに、ショートプランジャが移動するスタブは、短くなったとはいえ、未だ比較的に長いものであるため、スタブを横寝かせ姿勢で使用することがむずかしく、整合器の据え付け条件に制約をもたらしている。すなわち、スタブを縦姿勢にしてインピーダンス整合器を据え付ける必要があるが、この場合、室内での占有空間につき、高さ方向での占有が大きく、据え付けに支障がでる。
【0013】
本発明は上記した課題の解決を図るべく創作したものであって、さらなるコンパクト化と、プラズマ負荷の挙動などの負荷インピーダンスの変動に対応するインピーダンスマッチングの応答性を向上するとともに、寿命を長くし、さらに据え付けの自由度を広げることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
インピーダンス整合器についての本発明は、次のような手段を講じることにより、上記の課題を解決するものである。
【0015】
本発明のインピーダンス整合器は、主同軸管に管軸方向に所定間隔を隔てて少なくとも2つのスタブが連設されてなるインピーダンス整合器であって、前記各スタブを、前記主同軸管の内導体に一端が接合された可変容量コンデンサと、前記可変容量コンデンサの他端に電気的に接続されるとともに、この可変容量コンデンサの周囲を覆う状態で、前記主同軸管の外導体に接合される導電性のコンデンサカバーと、前記コンデンサカバーの外側に配されて前記可変容量コンデンサの可動側電極を駆動する駆動用モータとを備えたものとして構成してあることを特徴とする。
【0016】
本発明にかかわるインピーダンス整合器は、その前提的構成として、主同軸管と複数のスタブとを備えている。主同軸管は、管軸方向の一端の開口部が高周波電源側に連通接続され、管軸方向の他端の開口部がプラズマチャンバーなどの負荷側に連通接続されるように構成されている。その主同軸管の管軸方向に所定間隔を隔てた少なくとも2箇所においてスタブが分岐的に連設されている。この前提的構成において、主同軸管の一端開口部は高周波電源に直接に連通接続してもよいし、高周波電源から延出された同軸管に連通接続してもよい。また、主同軸管の他端開口部は負荷に直接に連通接続してもよいし、負荷から延出された同軸管に連通接続してもよい。スタブの連設個数は一般的には3個とするのが好ましいが、2個であってもよいし、4個以上であってもよい。スタブの方向性については、通常は主同軸管の管軸方向に対して垂直とするが、必ずしもそれにとらわれる必要性はない。斜めに延出していても、本質は変わらない。複数のスタブの配設間隔については、一般的には管内波長λgの4分の1とするのが好ましいが、本発明においては、そのこと自体に特徴があるわけではないので、特には限定することを要しない。
【0017】
本発明は、以上のような構成を前提としてもっているインピーダンス整合器において、次のような要件を備えたことを特徴としている。すなわち、前記複数のスタブのそれぞれについて、各スタブを、前記主同軸管の内導体に一端が接合される可変容量コンデンサと、前記可変容量コンデンサの他端に電気的に接続されるとともに、前記可変容量コンデンサの周囲を覆う状態で、前記主同軸管の外導体に接合される導電性のコンデンサカバーと、前記コンデンサカバーの外側に配されて前記可変容量コンデンサの可動側電極を駆動する駆動用モータとを備えたものとして構成してある。
【0018】
本発明のインピーダンス整合器は、先端短絡用電極(ショートプランジャ)の変位によってスタブ内の管路長を調整することを通じてインピーダンスマッチングを行う従来技術とは異なり、可変容量コンデンサの静電容量の調整をもってインピーダンスマッチングを行う。静電容量の調整は管路長の調整とは異なり、空間的な自由度が大きい。管路長の調整は軸方向での変位において1対1の関係に制約されてしまうが、すなわち、管路長の調整量と軸方向での先端短絡用電極の変位量とはまったく同じとなってしまうが、静電容量の調整の場合には、例えば、可動側電極と固定側電極とを多層に内外嵌合することにより、可動側電極の変位を増幅したかたちで静電容量の増減を行うことが可能である。つまり、比較的に小さい変位で相対的に大きな静電容量変化をもたらすことが可能である。したがって、負荷インピーダンスの変動に対するインピーダンスマッチングのために可動側電極を移動させる移動量が少なくてすみ、その所定量を移動させるのに要する時間を従来技術に比べて短縮化すること、ひいてはインピーダンスマッチングの高速応答性を実現することが可能となる。
【0019】
管路長の調整の場合には先端短絡用電極がスタブの芯線部と外筒部に密接して摺動する必要があるが、静電容量の調整の場合には、そのような密接摺動は必ずしも必要ではなくて、可動側電極の変位における抵抗が大幅に軽減されることになり、これもインピーダンスマッチングの高速応答性に有利となる。
【0020】
そして、コンデンサカバーの外側に配した駆動用モータによって可変容量コンデンサの可動側電極を直接的に駆動するので、すなわち減速機構を介在していないので、さらに高速応答性を有利にしている。
【0021】
また、可動側電極の変位が抵抗少なくスムーズに行えることは、摩耗を軽減して寿命を長くするうえでも有利となる。
【0022】
可変容量コンデンサの可動側電極のストロークを短くできるので、スタブそのものの長さも短いものですみ、その軸心精度を高いものにすることが可能となっている。この軸心精度が高いことも、可動側電極のスムーズな動き、ひいては高速応答性の向上に有利となる。
【0023】
スタブとしては短くて軸心精度が高いので、スタブの姿勢としては必ずしも縦姿勢に限る必要性はなく、例えばスタブを横寝かせの姿勢でインピーダンス整合器を据え付けることが可能となる。つまり、据え付けの自由度が高くなる。
【0024】
本発明は、さらに、上記の構成のインピーダンス整合器において、前記導電性のコンデンサカバーを含めて前記可変容量コンデンサを有する前記スタブのサセプタンスを、
【0025】
【数2】
Figure 0003960808
(ただし、Bxはサセプタンス、Lxはインダクタンス、Cxは可変容量コンデンサの静電容量、ωは使用周波数)を基準として設計してあることを特徴とする。
【0026】
可変容量コンデンサは、高周波領域になると、その内部の構成エレメント特にベローズや配線がもつ寄生インダクタンスの大きさが無視できなくなるために、実は、可変容量素子としての機能を充分に発揮できない状況に陥ってしまうことが分かった。
【0027】
複素インダクタンスZを抵抗分Rとリアクタンス分Xとで表現すると、
Z=R+jX
複素アドミッタンスYをコンダクタンス分Gとサセプタンス分Bとで表現すると、
Y=G+jB
ただし、
【0028】
【数3】
Figure 0003960808
【0029】
【数4】
Figure 0003960808
である。ここで、抵抗分Rが、R=0のときは、
【0030】
【数5】
Figure 0003960808
可変容量コンデンサの基準点からの変位量xに対する静電容量をCxとする。そのリアクタンスXは、
【0031】
【数6】
Figure 0003960808
したがって、サセプタンスBは、
B=ωCx
静電容量Cxは基準点からの変位量xに比例する。その比例定数をkcとすると、
Cx=kc・x
したがって、サセプタンスBは、これを変位量xに応じたものとして、記号Bxを用いることとして、
Bx=ωkc・x
この特性曲線はリニアなものとなる。
【0032】
以上は、使用する高周波電力の周波数が相対的に低い場合である。ところが、高周波電力の周波数が高くなるにつれて、次のような問題が発生することが分かった。
【0033】
高周波領域になると、可変容量コンデンサ(真空コンデンサ)内のベローズや配線がもつ寄生インダクタンスの大きさが無視できなくなる。それに加えて、この可変容量コンデンサを収納しているコンデンサカバーや配線も一定のインダクタンスになる。
【0034】
特にUHF帯の周波数になると、一度、LCの直列共振点を通りすぎ、可変容量コンデンサとしての働きがなくなり、その性質として可変インダクタとして機能するようになる。この高周波領域での可変容量コンデンサを、基準点からの変位量xに応じて値が変化する静電容量CxとインダクタンスLxとの直列共振回路とするモデルで考える。この直列共振回路のリアクタンスXxは、
【0035】
【数7】
Figure 0003960808
サセプタンスBxについては、R=0として、
【0036】
【数8】
Figure 0003960808
となる。ただし、ω=2πfである。
【0037】
ここで、UHF帯であるため、ωLxが非常に大きくなり、
1≪ω2LxCx
となるため、サセプタンスBxはマイナス値となる。
【0038】
ここで、あらためて、Bxは常に負のため、スタブは可変インダクタンス素子と言い換えできる。したがって、
【0039】
【数9】
Figure 0003960808
ここで、L′は、スタブを可変インダクタンス素子としたときのインダクタンスとおくと、L′>0のため、Bx<0となり、(数8)とから、
【0040】
【数10】
Figure 0003960808
となり、インダクタンスLxを可変容量コンデンサの静電容量Cxが減じている。高周波領域においては、スタブの共振を防ぐために、インダクタンスLxの大きさを、
【0041】
【数11】
Figure 0003960808
になるように決める。そして、高周波領域において、トータルとしてインダクタンスLxが可変容量コンデンサの可変範囲内で常に正になるように、可変容量コンデンサやコンデンサカバーを設計することが重要になってくる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のインピーダンス整合器の具体的な実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0043】
図1は本発明の実施の形態にかかわるインピーダンス整合器の構造を示す断面図である。図1では、主同軸管10の管軸方向であるX方向に対して直角な方向をY方向としているが、このY方向は実は水平方向であると想定している。ただし、Y方向は上下方向でもよいし、他の任意の方向でもよい。
【0044】
主同軸管10は主同軸管内導体11と主同軸管外導体12からなる。主同軸管内導体11の外周に所定の間隔を隔てて主同軸管外導体12が同心状に外套されている。印加する電力の周波数の同軸管管内波長をλgとして、主同軸管10の管軸方向にλg/4だけ隔てた3箇所において、スタブ100,200,300が主同軸管外導体12に取り付けられている。3つのスタブ100,200,300の構造は同じである。ここでは、スタブ100についてのみ説明する。図2はスタブ100を拡大して示す断面図である。
【0045】
スタブ100は、可変容量コンデンサ20と導電性のコンデンサカバー40と駆動用モータ50とを備えて構成されている。分岐内導体13が主同軸管内導体11に対して直角に接合され、主同軸管外導体12に形成した貫通孔12aを通して分岐内導体13が外側まで延出しており、その延出端部に可変容量コンデンサ20が固定されている。可変容量コンデンサ20の外周に所定の間隔を隔ててコンデンサカバー40が外嵌され、そのコンデンサカバー40が主同軸管外導体12の外周面に接合されている。コンデンサカバー40の端板部にモータ支持フランジ60を介して駆動用モータ50が取り付けられている。なお、導電性のコンデンサカバー40は、例えば銅、アルミニウム、真鍮等の材質からなる。また、分岐内導体13と主同軸管内導体11との接合およびコンデンサカバー40と主同軸管外導体12との接合については、溶接、接着等の手段で一連一体化するのでもよいし、あるいはボルトなどの締結手段により分離可能な状態で連結するのでもよい。
【0046】
次に、可変容量コンデンサ20の構造について説明する。本実施の形態の場合、可変容量コンデンサ20は、その代表例として大電力を許容するために真空コンデンサをもって構成されている。この可変容量コンデンサ20は、軸方向一端の固定側電極端板部21と、軸方向他端の可動側電極端板部22と、これら軸方向で対向する固定側電極端板部21と可動側電極端板部22とをつなぐ例えばセラミックス製の絶縁筒23をもって外殻24を形成している。外殻24の内部において、固定側電極端板部21に固定側電極25が固定され、この固定側電極25に対して可動側電極26が軸方向に沿って摺動自在に内外嵌合されている。
【0047】
固定側電極25は複数の円筒体を同心状に配置したものであり、可動側電極26は固定側電極25を構成する複数の円筒体に対して内外嵌合する複数の円筒体を同心状に配置したものである。この多層の内外嵌合においては、固定側電極25の複数の円筒体と可動側電極26の複数の円筒体とは半径方向に所定の間隔を隔てて対向している。固定側電極25と可動側電極26とのこのような多層の内外嵌合の構造が静電容量を形成しており、固定側電極25に対して可動側電極26の軸方向に沿った摺動によって、静電容量が可変されるようになっている。
【0048】
固定側電極端板部21の軸心部に設けたガイド筒21aと可動側電極26の軸心部に設けた可動リード26aとの間にわたって例えばセラミックス製のセンターピン27が摺動自在に差し渡し嵌合されている。この構造をもって軸心精度を高いものとし、固定側電極25に対する可動側電極26の軸方向に沿った摺動をスムーズ、正確なものにしている。
【0049】
可動側電極26に一体接合された可動リード26aには調整ボルト28が一体的に設けられている。可動側電極端板部22の軸心部に凹入部22aが形成されており、その凹入部22aの軸心部に形成された貫通孔に前記の調整ボルト28が軸方向で内外に貫通されている。調整ボルト28の外周部には雄ネジが切ってあり、この雄ネジに静電容量調整筒軸29の雌ネジが螺合されている。静電容量調整筒軸29と可動側電極端板部22の凹入部22aとの間にはスラストベアリング(図示せず)が介挿されている。外殻24の内部において、可動側電極端板部22と可動側電極26との間に調整ボルト28を取り巻く状態でベローズ30が軸方向に伸縮自在に張設されている。ベローズ30は導体製であり、可動側電極26を可動側電極端板部22に対して電気的に接続している。また、このベローズ30は可動側電極26や調整ボルト28の回り止めを兼ねている。
【0050】
以上のように構成された可変容量コンデンサ20は、その固定側電極端板部21がコンデンサ取付板31を介して分岐内導体13に接合されている。また、コンデンサカバー40の端板の軸心部の貫通孔に対して静電容量調整筒軸29を貫通させた状態で、コンデンサカバー40が可変容量コンデンサ20に外套され、コンデンサカバー40の端板内面と可変容量コンデンサ20の可動側電極端板部22とが接合されている。そして、コンデンサカバー40の基部のフランジ40aが主同軸管外導体12の外周面に固定されている。コンデンサカバー40は可動側電極端板部22を主同軸管外導体12に対して導通状態に接続している。なお、コンデンサ取付板31については、分岐内導体13とコンデンサ20とを電気的に導通させるため、金属製とする。また、分岐内導体13と固定側電極端板部21との接合および可動側電極端板部22とコンデンサカバー40との接合については、溶接、接着等の手段で一連一体化するのでもよいし、あるいはボルトなどの締結手段により分離可能な状態で連結するのでもよい。
【0051】
コンデンサカバー40から突出した可変容量コンデンサ20の静電容量調整筒軸29と駆動用モータ50の駆動軸51とが同軸状に対向された状態で、駆動軸51と静電容量調整筒軸29とがカップリング52を介して減速機構の介在なしに直接的に連結されている。駆動軸51、カップリング52および静電容量調整筒軸29の周囲を覆う状態でモータ支持フランジ60が駆動用モータ50とコンデンサカバー40との間に介装されている。駆動用モータ50にはエンコーダ(図示せず)が付属されており、そのエンコーダをもって駆動用モータ50の駆動状態を監視するようになっている。
【0052】
以上でスタブ100の構造の説明を終わるが、スタブ200,300についても同じ構造となっている。
【0053】
図3は当該のインピーダンス整合器が半導体製造のプラズマドライプロセスなどにおいて使用されている様子を示す。高周波電源A1と負荷A2とをつなぐ同軸管(導波管)A3の途中に負荷A2側から順に当該のインピーダンス整合器IMとアンテナ装置A4とが介装されている。負荷A2の代表例として半導体製造装置におけるプロセスチャンバーを挙げることができる。アンテナ装置A4は同軸管A3においてその管軸方向の3箇所に設けた3つのアンテナ71,72,73からなり、同軸管A3内の電圧定在波振幅(Voltage Standing Wave Amplitude )を検出して、その検出信号をマイクロコンピュータA5に送出するようになっている。マイクロコンピュータA5は、受け取った3つの検出信号に基づいて、同軸管A3内における反射係数の大きさと位相を計算し、スタブ100,200,300の各位置から見た値に変換し、インピーダンスマッチングに必要なスタブとその調整量を算出する。データの取り込みは約1msecに1回の割合で実行され、最新のデータに基づいてスタブの調整量を補正する。
【0054】
マイクロコンピュータA5からの指令によりスタブ100,200,300それぞれにおける駆動用モータ50を駆動回転させる。駆動用モータ50と可変容量コンデンサ20とがカップリング52によって減速機構なしに直接に連結されているので、駆動用モータ50の駆動回転による可変容量コンデンサ20における可動側電極26の動作が高速となる。すなわち、インピーダンスマッチングにおける高速駆動が可能となっている。なお、駆動用モータ50のエンコーダ(図示せず)をマイクロコンピュータA5が監視することにより、駆動用モータ50の制御を行う。
【0055】
可変容量コンデンサ20を覆っている導電性のコンデンサカバー40については、UHF帯の周波数(例えば450MHz)で駆動するときには、このコンデンサカバー40がインダクタの役割をもつことになり、可変容量コンデンサ20と合わせて、LC直列回路となる。
【0056】
UHF帯の周波数になると、一度、LCの直列共振点を通りすぎ、可変容量コンデンサ20としての働きがなくなり、その性質として可変インダクタとして機能するようになる。つまり、直列共振回路においては、インダクタを固定側電極25と可動側電極26とで構成されているコンデンサCの静電容量によってキャンセルしている状態となる。
【0057】
図4は可変容量コンデンサ20の回転数(N)を横軸にとり静電容量(C)を縦軸にとったときの静電容量テーブルである。この回転数は、可動側電極26が固定側電極25に対してより深く差し込まれる側の回転数となっている。つまり、可変容量コンデンサ20の静電容量が増加する側の回転数となっている。なお、この例では、回転数の最大値が4.5回転となっている。
【0058】
図4は測定時の高周波電力の周波数が1kHzの場合のものである。可動側電極26を固定側電極25から最大に引き出した状態での可変容量コンデンサ20の容量は5.0E−12(=5.0×10-12)ファラドとなっており、駆動用モータ50の4.5回転で3.21E−11(=32.1×10-12)ファラドまで急激な増加を認めている。すなわち、4.5回転で約6.4倍の静電容量増となっている。
【0059】
図4は高周波電力が1kHzのときのものであったが、高周波領域になると、可変容量コンデンサ(真空コンデンサ)20内のベローズ30や配線がもつ寄生インダクタンスの大きさが無視できなくなる。それに加えて、この可変容量コンデンサ20を収納しているコンデンサカバー40や配線も一定のインダクタンスになる。
【0060】
図5は可変容量コンデンサ20の回転数(N)を横軸にとりサセプタンス(B)を縦軸にとったときのサセプタンステーブルである。この回転数は、可変容量コンデンサ20の静電容量が増加する側の回転数となっている。つまり、可動側電極26が固定側電極25に対してより深く差し込まれる側の回転数となっている。なお、この例では、回転数の最大値が4.5回転となっている。このときの高周波電力の周波数は450MHzである。
【0061】
回転数を増やして静電容量を増加させるにつれてサセプタンスは単調に増加する傾向となっている。つまり、極大値や極小値をもたない単調増加の特性曲線となっている。
【0062】
スタブが共振を起こすと、スタブに損傷や異常な温度上昇をもたらす。したがって、スタブが共振を起こさないようにする必要がある。そのためには、上記の単調増加が必要である。
【0063】
3つのスタブ100,200,300を用いてインピーダンスマッチングを行うと、整合可能領域は、伝送路上の電圧定在波比であるVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)が10以下の領域をほぼカバーする良い結果を得た。
【0064】
試作した450MHzのインピーダンス整合器IMの場合、コンデンサカバー40のインダクタンスの値は次のようになる。使用した真空コンデンサの可変範囲は5.5〜32.1pFである(図4参照)。インピーダンス整合器の一般的な仕様であるVSWRが10以下の負荷インピーダンスに整合をとるために必要な正規化(規格化)サセプタンスは、反射係数Γの大きさを|Γ|とすると、
【0065】
【数12】
Figure 0003960808
において、仮に、VSWR=10を代入すると、
【0066】
【数13】
Figure 0003960808
となる。したがって、正規化アドミッタンスy=g+jbにおけるコンダクタンスgとサセプタンスbは、
【0067】
【数14】
Figure 0003960808
【0068】
【数15】
Figure 0003960808
となる。ただし、ここで、θは反射係数Γの位相である。
【0069】
ここで、コンダクタンスgについて、g=1とすると、
cosθ≒−0.818
sinθ=±0.575
となって、サセプタンスbは、
b=−2.843
つまり、サセプタンスbの最大値として、2.843以上が必要となる。なお、最小値については、小さい方がよいが、共振点に近づくので、耐電圧、耐電流の許容できる範囲内にする必要がある。
【0070】
したがって、コンデンサカバー40は、真空コンデンサの最小静電容量時(5.5pF)にコンデンサ内部の内部配線特にベローズ30の寄生インダクタンスと合わせて、前述した
【0071】
【数16】
Figure 0003960808
に代入すると、
Lx=0.0165〔μH〕
となる。ただし、実際は、インピーダンス整合器IMの性能の関係上、この値以上のインダクタンスが必要であり、具体的には、0.02μH〜0.06μHに設計する必要がある。すなわち、図6に示すように、実際のインダクタンス xは回転数によって変化するので、上記の大きい側に修正した値を採用することになる。
【0072】
可変容量コンデンサ20は、固定側電極25と可動側電極26との多層の内外嵌合方式のものであるので、その軸方向での比較的に小さい相対変位で静電容量の大きな変化をもたらすことができ、したがって、インピーダンスマッチングにつき、駆動用モータ50の駆動回転による高速応答性を発揮することができる。駆動用モータ50と可変容量コンデンサ20の静電容量調整筒軸29とをカップリング52によって減速することなく直接に連結してあることも、高速応答性をもたらす要因である。
【0073】
また、多層の内外嵌合方式の可変容量コンデンサ20の場合には、スタブ100,200,300として、その軸方向長さが、特開平10−150306号公報のような従来技術の場合の通常の筒状に比べて数分の1程度に縮小することが可能となっている。したがって、スタブ100,200,300の軸方向長さを充分に短くすることができ、軸心精度が高いものとなる。このことも高速応答性に有利となっている。また、コンパクトなインピーダンス整合器IMを現出することができる。
【0074】
また、その軸心精度が高いことがあるので、その軸方向を必ずしも鉛直方向に限定する必要性がなく、水平方向にした状態での使用も可能となる。スタブ100,200,300を水平方向にした状態でのインピーダンス整合器IMの設置は、同軸管の配管を含めて半導体製造装置の全体の丈を低くすることができる。その据え付けを有利に展開することが可能である。つまり、据え付けの自由度が高いものとなる。
【0075】
駆動用モータ50の駆動回転によってカップリング52を介して静電容量調整筒軸29が回転し、この静電容量調整筒軸29に螺合されている調整ボルト28が軸方向に沿って摺動する。可変容量コンデンサ20において相対的に摺接するのは、静電容量調整筒軸29と調整ボルト28との螺合部分のみであり、それは螺合での摺動であるので、摩耗は本質的に少ないものである。長期間使用においても摩耗・劣化の進行が遅く、寿命が長いものとなる。また、そのような螺合摺動が高速応答性のひとつの要因となっている。
【0076】
以上のように本実施の形態のインピーダンス整合器によれば、プラズマ負荷の挙動に高速に追従し、プラズマドライプロセスの信頼性向上を可能にし、加えてこのインピーダンス整合器の小型化も達成している。
【0077】
なお、上記の実施の形態においては、スタブについて、3つのスタブ100,200,300を有する構造にしたが、スタブの本数は2本としてもよい。そうすれば、一層のコンパクト化を達成することができる。軽量化も果たせる。また、必要に応じてスタブの数を4以上にすることもあり得る。
【0078】
また、上記の実施の形態においては、可変容量コンデンサ20として真空コンデンサを用いたが、その代わりに、サセプタンスを可変できるものを用いるのでもよい。そのようなものとして、例えば、最適化されたエアギャップコンデンサやバリアブルインダクタなどがあり、一層のコンパクト化と軽量化を達成することができる。
【0079】
さらに、上記の実施の形態においては、コンデンサカバー40を、銅、アルミニウム、真鍮等の材料からなる構成にしたが、絶縁体にこれらの材料をコーティングした構成でもよい。
【0080】
【発明の効果】
インピーダンス整合器についての本発明によれば、負荷インピーダンスの変動に対するインピーダンスマッチングを行うのに可変容量コンデンサの静電容量の調整をもって行うので、可変容量コンデンサでの可動側電極の移動量が少なくてすみ、摩擦抵抗も大幅に軽減され、駆動用モータからの直接駆動であるとともに、軸心精度が高いことから、インピーダンスマッチングの高速応答性を実現することができる。また、スタブが短く軸心精度が良いので、スタブの姿勢として必ずしも縦姿勢に制限されることはなく、横寝かせ等の据え付けの自由度を広げることができる。また、インピーダンス整合器の全体をコンパクトにまとめることができる。さらに、摩耗が少なく、長い寿命を確保することができる。さらにまた、可変容量コンデンサやコンデンサカバーを、インダクタンスLxと静電容量Cxとの関係が
【数31】
Figure 0003960808
に示すように設計すれば、高周波領域においてスタブの共振を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかわるインピーダンス整合器の構造を示す断面図
【図2】 図1における1つのスタブを拡大して示す断面図
【図3】 本発明の実施の形態のインピーダンス整合器が半導体製造のプラズマドライプロセスにおいて使用されている様子を示す概略図
【図4】 本実施の形態のインピーダンス整合器において、高周波電力の周波数が1kHzの場合の可変容量コンデンサの回転数と静電容量との関係を示す静電容量テーブル
【図5】 本実施の形態のインピーダンス整合器において、高周波電力の周波数が450MHzの場合の可変容量コンデンサの回転数とサセプタンスとの関係を示すサセプタンステーブル
【図6】 本実施の形態のインピーダンス整合器において、高周波電力の周波数が450MHzの場合の可変容量コンデンサの回転数とインダクタンスとの関係を示すインダクタンステーブル
【符号の説明】
IM…インピーダンス整合器
A1…高周波電源
A2…負荷
A3…同軸管
A4…アンテナ装置
10…主同軸管
11…主同軸管内導体
12…主同軸管外導体
13…分岐内導体
20…可変容量コンデンサ
21…固定側電極端板部
22…可動側電極端板部
23…絶縁筒
24…外殻
25…固定側電極
26…可動側電極
27…センターピン
28…調整ボルト
29…静電容量調整筒軸
30…ベローズ
31…コンデンサ取付板
40…コンデンサカバー
50…駆動用モータ
51…駆動軸
52…カップリング
60…モータ支持フランジ
100…スタブ
200…スタブ
300…スタブ

Claims (2)

  1. 主同軸管にその管軸方向に所定間隔を隔てて連設される少なくとも2つのスタブを有し、
    前記各スタブは、
    前記主同軸管の内導体に一端が接合される可変容量コンデンサと、
    前記可変容量コンデンサの他端に電気的に接続されるとともに、前記可変容量コンデンサの周囲を覆う状態で、前記主同軸管の外導体に接合される導電性のコンデンサカバーと、
    前記コンデンサカバーの外側に配されて前記可変容量コンデンサの可動側電極を駆動する駆動用モータとを含んで構成し
    前記可変容量コンデンサを有する前記スタブのサセプタンスを、前記コンデンサカバーを含めて、
    Figure 0003960808
    Figure 0003960808
    (ただし、B x はサセプタンス、L x はインダクタンス、C x は可変容量コンデンサの静電容量、ωは使用角周波数)を基準として設計してあることを特徴とするインピーダンス整合器。
  2. 前記可変容量コンデンサは、多層に内外嵌合された筒状の可動側電極と固定側電極とを備えている請求項1に記載のインピーダンス整合器。
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