JP3960426B2 - マルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム、マルチレイヤネットワークサービスパス開通方法、処理プログラム及び該処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチレイヤネットワーク(複数のレイヤに跨るネットワーク)において、全てのレイヤのネットワーク管理を統括して行うためのマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム、マルチレイヤネットワークサービスパス開通方法、処理プログラム及び該処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のオペレーションサポートシステムは、単一レイヤのネットワークの管理機能のみを有するものであった。そのため、複数のレイヤのオペレーションを行うためには、その分のオペレーションサポートシステムを用意してオペレーションを行っていた。また、複数のレイヤに跨ったサービスを提供する際には、各レイヤのネットワーク毎にサービスパス開通を行っていた。
【0003】
ここで、従来のネットワークオペレーションを図12に示す。図示されるように、例えばOpticalネットワーク28のオペレーションは、Opticalネットワーク用に用意されたオペレーションサポートシステム36により行われる。
【0004】
また、図12を参照して、従来のサービスパス開通方法について説明する。図示されるように、サービス管理システム32にてオペレータより指示されたサービスオーダ33を基として、ネットワーク設計システム34によりネットワーク構成の設計を行い、その設計情報に従ってネットワークのパス開通指示35a〜35cを各レイヤのネットワーク毎に用意されたオペレーションサポートシステム36〜38へ送出する。各オペレーションサポートシステム36〜38ではこの設計情報に基づいてネットワークの開通処理を行っている。
【0005】
以下に、従来例について説明されている文献を列挙しておく。
【非特許文献1】
“マルチベンダ環境下でのリング型伝送路網管理方式”早川 正浩、外3名著、電子情報通信学会技術研究報告(交換システム研究会)、SSE2000−39、p49−54、2000年5月26日発行
【非特許文献2】
“IP−VPNリソース管理システム構成法”大山 全、早川 正浩、外1名著、電子情報通信学会技術研究報告(TM研究会)、2002年3月、論文集
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のネットワークオペレーションをマルチレイヤネットワークに適用実施した場合には、マルチレイヤネットワークを構成する各レイヤのネットワーク毎にオペレーションサポートシステムを用意する必要があるため、新たにネットワーク及びサービスを追加する等の変更に対する追随が困難であるという問題が生じていた。
【0007】
また、従来のように各レイヤのネットワーク毎に開通指示を出す方法をマルチレイヤネットワークに適用実施した場合には、オペレータは各レイヤのネットワーク間の上位/下位の関係を考慮してネットワークのパス開通指示を順番に送出しなければならず、一括してサービスパス開通することができないためオペレータは複雑な処理を強制されているという問題があった。
【0008】
ここにおいて、本発明の解決すべき主要な目的は以下の通りである。
【0009】
即ち、本発明の第1の目的は、マルチレイヤネットワークを構成する各レイヤのネットワークを一括して管理でき、新たにネットワークが追加された場合でも新たにオペレーションサポートシステムを設ける必要がないマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム、マルチレイヤネットワークサービスパス開通方法、処理プログラム及び該処理プログラムを記録した記録媒体を提供せんとするものである。
【0010】
本発明の第2の目的は、マルチレイヤネットワークを構成する各レイヤのネットワーク間の上位/下位の関係をオペレータが意識せずにサービスパス開通を行うことができるマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム、マルチレイヤネットワークサービスパス開通方法、処理プログラム及び該処理プログラムを記録した記録媒体を提供せんとするものである。
【0011】
本発明の他の目的は、明細書、図面、特に特許請求の範囲の各請求項の記載から、自ずと明らかとなろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明システムは、上記課題の解決に当り、マルチレイヤネットワークを構成する各レイヤのネットワークの統括管理を行うオペレーションサポートシステムにおいて、オペレータが使用する外部システムからサービスオーダが送出されると、前記各レイヤのネットワーク間の関係と当該レイヤ毎のネットワーク管理の各機能間の関係に関する情報に基づき、全ての前記レイヤのネットワーク管理の機能を実行する際のシナリオを生成し、当該シナリオから前記ネットワーク管理の機能を実行する際の実行命令を生成するシナリオ機能部と、当該実行命令より当該ネットワーク管理の機能を実行し、前記各レイヤのネットワーク構成に対応して変更自在に設けられるネットワーク管理機能部とを具備する特徴的構成手段を講じる。
【0013】
一方、本発明サービスパス開通方法は、マルチレイヤネットワークを構成する各レイヤのネットワークの管理を行うオペレーションサポートシステムを用いたサービスパス開通方法であって、オペレータが使用する外部システムからサービスオーダが送信されると、前記オペレーションサポートシステムが、先ず、当該サービスオーダからサービス内容を確認し、次に、当該サービス内容から前記サービスを構成する前記ネットワークを前記レイヤ別に分解し、前記ネットワークの上位/下位の関係性に従って開通順序を記述したシナリオを生成し、続いて、前記レイヤ毎のネットワーク管理の各機能間の実行順序を当該シナリオに記述し、さらに、当該シナリオを前記ネットワーク管理の機能を実行する際の実行命令へと翻訳し、最終的に、当該実行命令に基づき前記ネットワーク管理の機能を実行し、全ての前記レイヤのネットワークの開通を統括的に行う特徴的構成手法を講じる。
【0014】
また、本発明サービスパス開通処理プログラムは、マルチレイヤネットワークを構成する各レイヤのネットワークの管理を行うオペレーションサポートシステムにインストールされ、サービスパス開通を実行するプログラムであって、当該オペレーションサポートシステムがオペレータが使用する外部システムからサービスオーダを受信すると、先ず、当該サービスオーダからサービス内容を確認させる手順と、次に、当該サービス内容から前記サービスを構成する前記ネットワークを前記レイヤ別に分解し、前記ネットワークの上位/下位の関係性に従って開通順序を記述したシナリオを生成させる手順と、続いて、前記レイヤ毎のネットワーク管理の各機能間の実行順序を当該シナリオに記述させる手順と、さらに、当該シナリオを前記ネットワーク管理の機能を実行する際の実行命令へと翻訳する手順と、最終的に、当該実行命令に基づき前記ネットワーク管理の機能を実行させる手順とを一連実行する特徴的手順を講じる。
【0015】
さらに、本発明サービスパス開通処理プログラムを記録した記録媒体は、上記本発明サービスパス開通処理プログラムの特徴におけるマルチレイヤネットワークにおいてサービスパス開通を行う処理プログラムを記録した記録媒体であって、当該プログラムを前記マルチレイヤネットワークを構成する各前記レイヤの前記ネットワークを管理可能に構成されたオペレーションサポートシステムに搭載装備して、統括した当該プログラム手順を実行する手続を実録する特徴的手続を講じる。
【0019】
さらに詳説すると、当該課題の解決では、本発明が次に列挙するそれぞれの上位概念から下位概念に至る新規な特徴的構成手段、手法、手順又は手続を採用することにより、上記目的を達成するようになされる。
【0020】
本発明システムの第1の特徴は、マルチレイヤネットワークを構成する各レイヤのネットワークの統括管理を行うオペレーションサポートシステムであって、オペレータが使用する外部システムからサービスオーダが送出されると、前記各レイヤのネットワーク間の関係に関する情報と当該レイヤ毎のネットワーク管理の各機能間の関係に関する情報とに基づき、全ての前記レイヤのネットワーク管理の機能を実行する際のシナリオを生成し、当該シナリオから前記ネットワーク管理の機能を実行する際の実行命令を生成するシナリオ機能部と、前記各レイヤのネットワークを個別に管理するレイヤ毎の管理機能群を内部に並列構成し、当該レイヤ毎のネットワーク管理機能群が管理する全てのサービスを提供する装置に対して前記ネットワーク管理の機能を実行命令するレイヤ別ネットワーク管理機能部と、前記実行命令を前記各レイヤのネットワーク毎の実行命令に分解し、前記各レイヤのネットワーク管理機能群へ一括して振分け送出するとともに、前記レイヤ別ネットワーク管理機能部の全体の統御を行うレイヤ共通機能部と、からなるネットワーク管理機能部と、を具備してなるマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステムの構成採用にある。
【0021】
本発明システムの第2の特徴は、上記本発明システムの第1の特徴におけるシナリオ機能部は、前記各レイヤのネットワーク間の関係を記述したレイヤ間関係ベースシナリオと当該レイヤ毎のネットワーク管理の各機能間の関係を記述した機能間関係ベースシナリオとを格納するシナリオデータベースと、前記レイヤ毎のネットワーク管理の機能の実行命令情報を格納するネットワーク管理情報データベースと、前記サービスオーダに記述される内容を確認し、当該内容をもとに、前記シナリオデータベースに格納される前記レイヤ間関係ベースシナリオと前記機能間関係ベースシナリオからシナリオを自動生成するシナリオ生成機能部と、当該シナリオを、前記ネットワーク管理情報データベースに格納される前記実行命令情報をもとに前記ネットワーク管理の機能を実行する際の実行命令に翻訳するシナリオ実行管理機能部と、前記オペレータが使用する外部システムと前記シナリオ生成機能部及び前記シナリオ実行管理機能部との間での通信を可能とするアプリケーションインターフェースとを具備してなるマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステムの構成採用にある。
【0022】
本発明システムの第3の特徴は、上記本発明システムの第2の特徴におけるシナリオ機能部は、前記各レイヤのネットワーク構成情報を格納するネットワーク構成情報データベースを具備し、前記各レイヤのネットワークからの支障警報が前記ネットワーク管理機能部を介して送出される場合にあっては、先ず、前記シナリオ生成機能部が、前記支障警報に記述される支障警報内容を確認し、当該支障警報内容をもとに前記レイヤ間関係ベースシナリオからシナリオを生成し、次いで、前記シナリオ実行管理機能部が、当該シナリオを前記ネットワーク構成情報をもとにサービス支障情報に翻訳し、当該サービス支障情報を前記アプリケーションインターフェースを介してオペレータが使用する画面端末装置へ送信するように機能構成されるマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステムの構成採用にある。
【0023】
本発明システムの第4の特徴は、上記本発明システムの第2又は第3の特徴におけるシナリオ機能部が、前記シナリオデータベースに格納される前記レイヤ間関係ベースシナリオと前記機能間関係ベースシナリオ及び前記ネットワーク管理情報データベースに格納される前記実行命令情報を対応編集するシナリオ情報管理機能部をも具備してなるマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステムの構成採用にある。
【0024】
本発明システムの第5の特徴は、上記本発明システムの第2、第3又は第4の特徴におけるシナリオ実行管理機能部が、前記ネットワーク管理機能部がシナリオどおりに前記ネットワーク管理の機能を実行しているかを監視し、処理中に異常が発生した場合にはロールバック処理自在に機能構成されてなるマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステムの構成採用にある。
【0025】
本発明システムの第6の特徴は、上記本発明システムの第2、第3、第4又は第5の特徴におけるレイヤ間関係ベースシナリオが、サービスを構成する前記ネットワークを前記レイヤ別に分解し、前記ネットワークの上位/下位の順序関係を記述してなるマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステムの構成採用にある。
【0026】
本発明システムの第7の特徴は、上記本発明システムの第2、第3、第4、第5又は第6の特徴における機能間関係ベースシナリオが、前記レイヤ毎のネットワーク管理の各機能間の連継実行順序を記述してなるマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステムの構成採用にある。
【0027】
本発明システムの第8の特徴は、上記本発明システムの第7の特徴におけるレイヤ別ネットワーク管理機能部が、前記サービスを提供する装置に対応して内部に構成する前記各レイヤのネットワーク管理機能群を付加又は削除入替え自在に構成されてなるマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステムの構成採用にある。
【0028】
本発明システムの第9の特徴は、上記本発明システムの第8の特徴におけるレイヤ別ネットワーク管理機能部が、前記シナリオ情報管理機能部に対し、前記ネットワーク管理機能群の付加又は削除入替えに前記レイヤ共通機能部を介して連動自在に接続されてなるマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステムの構成採用にある。
【0030】
一方、本発明サービスパス開通方法の第1の特徴は、マルチレイヤネットワークを構成する各レイヤのネットワークを統括管理可能に構築されたオペレーションサポートシステムのサービスパス開通方法であって、オペレータが使用する外部システムからサービスオーダが送信されると、前記オペレーションサポートシステムが、先ず、当該サービスオーダからサービス内容を確認し、次に、当該サービス内容から前記サービスを構成する前記ネットワークを前記レイヤ別に分解し、当該ネットワークの上位/下位の順序関係に従って開通順序を記述したシナリオを生成し、続いて、前記レイヤ毎のネットワーク管理の各機能間の連継実行順序関係を当該シナリオに記述し、さらに、当該シナリオを前記ネットワーク管理の機能を実行する際に各前記レイヤが実行可能となるよう、前記サービスオーダをそれぞれの前記レイヤ毎に応じた実行命令へと翻訳し、最終的に、当該実行命令に基づき前記ネットワーク管理の機能を各前記レイヤに対し一括実行し、全ての当該レイヤのネットワークの開通を統括的に行ってなるマルチレイヤネットワークサービスパス開通方法の構成採用にある。
【0031】
本発明サービスパス開通方法の第2の特徴は、上記本発明サービスパス開通方法の第1の特徴におけるパス開通方法が、前記実行命令に基づき前記ネットワーク管理の機能を実行した際に、異常が発生した場合には、ロールバック処理を行ってなるマルチレイヤネットワークサービスパス開通方法の構成採用にある。
【0032】
本発明サービスパス開通方法の第3の特徴は、上記本発明サービスパス開通方法の第1又は第2の特徴におけるパス開通方法が、前記実行命令に基づき前記ネットワーク管理の機能を実行した後に、前記各レイヤのネットワーク構成情報を収集し、蓄積してなるマルチレイヤネットワークサービスパス開通方法の構成採用にある。
【0033】
また、本発明サービスパス開通処理プログラムの第1の特徴は、マルチレイヤネットワークを構成する各レイヤのネットワークを統括管理可能に構築されたオペレーションサポートシステムにインストールされ、実行するサービスパス開通処理プログラムであって、当該オペレーションサポートシステムがオペレータが使用する外部システムからサービスオーダを受信すると、先ず、当該サービスオーダからサービス内容を確認させる手順と、次に、当該サービス内容から前記サービスを構成する前記ネットワークを前記レイヤ別に分解し、前記ネットワークの上位/下位の順序関係に従って開通順序を記述したシナリオを生成させる手順と、続いて、前記レイヤ毎のネットワーク管理の各機能間の連継実行順序関係を当該シナリオに記述させる手順と、さらに、当該シナリオを前記ネットワーク管理の機能を実行する際に各前記レイヤが実行可能となるよう、前記サービスオーダをそれぞれの前記レイヤ毎に応じた実行命令へと翻訳させる手順と、最終的に、当該実行命令に基づき前記ネットワーク管理の機能を各前記レイヤに対し一括実行させる手順と、を一連実行してなるマルチレイヤネットワークサービスパス開通処理プログラムの構成採用にある。
【0034】
本発明サービスパス開通処理プログラムの第2の特徴は、上記本発明サービスパス開通処理プログラムの第1の特徴におけるパス開通処理プログラムが、前記実行命令に基づき前記ネットワーク管理の機能を実行した際に、異常が発生した場合には、ロールバック処理を行わせる手順を実行してなるマルチレイヤネットワークサービスパス開通処理プログラムの構成採用にある。
【0035】
本発明サービスパス開通処理プログラムの第3の特徴は、上記本発明サービスパス開通処理プログラムの第1又は第2の特徴におけるパス開通処理プログラムが、前記実行命令に基づき前記ネットワーク管理の機能を実行した後に、前記各レイヤのネットワーク構成情報を収集し、蓄積させる手順を実行してなるマルチレイヤネットワークサービスパス開通処理プログラムの構成採用にある。
【0036】
さらに、本発明サービスパス開通処理プログラムを記録した記録媒体の第1の特徴は、上記本発明サービスパス開通処理プログラムの第1、第2又は第3の特徴におけるマルチレイヤネットワークにおけるサービスパス開通処理プログラムを記録した記録媒体であって、当該プログラムを前記マルチレイヤネットワークを構成する前記各レイヤの前記ネットワークを統括管理可能に構築されたオペレーションサポートシステムに搭載装備して、統括した当該プログラム手順を実践する手続を実録してなるマルチレイヤネットワークサービスパス開通処理プログラムを記録した記録媒体の構成採用にある。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき、添付図面を参照しつつ、そのシステム及び当該システムを用いたサービスパス開通の方法例、プログラム例及び記録媒体例を説明する。
【0041】
(システム例)
図1に、本発明のシステム例に係るマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム1の内部構成を示す。なお、本図は本発明システムを実施する際の一例を示すものである。
【0042】
図示するように、マルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム1は、シナリオ機能部2とネットワーク管理機能部3とで内部構成される。シナリオ機能部2は、シナリオ生成機能部4、シナリオ実行管理機能部5、シナリオ情報管理機能部6、シナリオデータベース7、ネットワーク管理情報データベース8、ネットワーク構成情報データベース9及びアプリケーションインターフェース10を内部に構成している。以下、各構成要素について説明する。
【0043】
シナリオ生成機能部4は、オペレータから送出されたサービスオーダからシナリオデータベース7に格納されたレイヤ間関係ベースシナリオや機能間関係ベースシナリオを用いてシナリオを生成する。
【0044】
シナリオ実行管理機能部5は、シナリオ生成機能部4により生成されたシナリオをネットワーク管理情報データベース8に格納されるネットワーク管理機能の実行命令情報を用いて翻訳し、翻訳後の実行命令を当該シナリオに記述されている実行順序に従って、レイヤ共通機能部11へ送出する。また、支障警報をもとにしたシナリオを受信した場合には、ネットワーク構成情報データベース9に格納されるネットワーク構成情報をシナリオに追記してサービス支障情報へと翻訳する機能をも有する。
【0045】
なお、シナリオ実行管理機能部5は、シナリオの内容どおりにレイヤ別ネットワーク管理機能部12が処理を実行しているかを監視し、処理中に異常が発生した場合にはロールバック処理を行う機能をも有する様に構成することもできる。
【0046】
シナリオ情報管理機能部6は、シナリオデータベース7に格納されるベースシナリオ及び、ネットワーク管理情報データベース8に格納される各レイヤのネットワーク管理用の実行命令に関する情報を編集(追加/修正)することができる。
【0047】
すなわち、ネットワークが変更された場合に、シナリオ情報管理機能部6がシナリオデータベース7及びネットワーク管理情報データベース8の内容を変更することによりネットワーク変更に対して柔軟に対応することができることになる。なお、シナリオ情報管理機能部6は、これらのデータベースの内容の変更を自動で行うように機能構成することもできる。
【0048】
シナリオデータベース7には、上述したように、レイヤの上位/下位の順序関係を記述したレイヤ間関係ベースシナリオとレイヤ毎のネットワーク管理の各機能の連継実行順序関係を記述した機能間関係ベースシナリオとが格納される。
【0049】
ネットワーク管理情報データベース8には、各レイヤのネットワーク管理機能の実行命令に関する情報が格納される。また、ネットワーク構成情報データベース9には、サービス毎のネットワーク構成情報が格納される。当該ネットワーク構成情報は、シナリオ実行管理機能部5により編集されたり、利用されることになる。
【0050】
また、シナリオ機能部2は、その他としてアプリケーションインターフェース10を内部に構成しておく。アプリケーションインターフェース10は、シナリオ生成機能部4及びシナリオ実行管理機能部5とオペレータが使用する外部システム16や画面端末装置17とをマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム1専用のネットワークを介して接続される際のインターフェースとなるものである。
【0051】
オペレータは、外部システム16、画面端末装置17等を通してマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム1にサービスオーダを送出したり、ネットワークからの支障警報を受信したりする。外部システム16は、例えばネットワークインターフェースを有するパーソナルコンピュータ等であり、ネットワークを介してマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム1に指示を送出する機能を有する限りにおいてはどのようなものであってもよい。
【0052】
同様にして、画面端末装置17は、マルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム1からの各種情報を視覚にて確認できるように構成されている限りにおいてはどのようなものであってもよい。
【0053】
続いて、ネットワーク管理機能部3の構成要素について説明する。ネットワーク管理機能部3は、レイヤ共通機能部11とレイヤ別ネットワーク管理機能部12を内部に構成する。
【0054】
レイヤ共通機能部11は、シナリオ実行機能管理部5から送出される実行命令をレイヤ別ネットワーク管理機能部12内に構築されている各レイヤのネットワーク管理機能群13〜15へと送出したり、反対に各レイヤのネットワーク管理機能群13〜15から送られる各種情報をシナリオ生成機能部4へと送出する機能を有する。
【0055】
レイヤ別ネットワーク管理機能部12は、内部に各レイヤのネットワーク管理機能群13〜15を構成している。本図では、Opticalネットワークの管理機能を実行するOpticalネットワーク管理機能群13、SONET/SDH(Synchronous Optical Network/Synchronous Digital Hierarchy )ネットワーク管理機能群14及びEtherネットワーク管理機能群15を内部に含んでいる。
【0056】
ここで、Opticalネットワーク管理機能群13は、Opticalネットワーク28における構成管理機能、支障管理機能、性能管理機能等を実行する機能部の集合であり、SONET/SDHネットワーク管理機能群14及びEtherネットワーク管理機能群15についても同様である。
【0057】
そして、Opticalネットワーク管理機能群13は、これらの機能をOpticalサービス24を提供するOptical装置19に対して実行する。SONET/SDHネットワーク管理機能群14、Etherネットワーク管理機能群15についても同様な構成となっている。
【0058】
また、Opticalネットワーク管理機能群13、SONET/SDHネットワーク管理機能群14及びEtherネットワーク管理機能群15は、さらにマルチレイヤ装置22とも接続可能に構成されることもある。このマルチレイヤ装置22は、Opticalサービス24、SONET/SDHサービス26、Etherサービス25等を同時に提供できるものである(図2参照)。
【0059】
ここで、レイヤ別ネットワーク管理機能部12は、その内部にOpticalネットワーク管理機能群13等の各レイヤのネットワーク管理機能群13〜15を入替え自在に構成されている。即ち、Etherネットワークを新たに追加する場合には、レイヤ別ネットワーク管理機能部12内にEtherネットワーク管理機能群15を入替え自在に構成される。
【0060】
また、レイヤ別ネットワーク管理機能部12は、その内部において各レイヤのネットワーク管理機能群13〜15の付加又は削除入替えがあると、レイヤ共通機能部11を介して、シナリオ情報管理機能部6にその入替えがあった旨と付加又は削除があった各レイヤのネットワークを通知するように機能構成することもできる。そして、上述したように、それに対応して、シナリオ情報管理機能部6は、通知を受けた後にシナリオデータベース7及びネットワーク管理情報データベース8の内容を自動で編集するように機能構成することもできる。
【0061】
具体的に、本発明のシステム例であるマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム1を用いたネットワーク変更に対する対応を説明すると、以下のようになる。
【0062】
例えば、Etherネットワーク30を新たに追加する場合には、まず、レイヤ別ネットワーク管理機能部12にEtherネットワーク30の管理を行うEtherネットワーク管理機能群15を追加する。次に、シナリオ情報管理機能部6が、シナリオデータベース7及びネットワーク管理情報データベース8に格納される内容にEtherネットワーク30の各種情報を追加する。これにより、ネットワークの変更に対応できる。
【0063】
また、上述したように、Etherネットワーク管理機能群15が追加されたことがレイヤ別ネットワーク管理機能部12により感知されると、それを契機としてシナリオ情報管理機能部6が、これらデータベースの編集作業を行うようにすることもできる。
【0064】
続いて、各レイヤのネットワーク(Opticalネットワーク28、SONET/SDHネットワーク29、Etherネットワーク30等)から支障警報が発せられた場合の、本システム例の各構成要素の動作について説明する。
【0065】
先ず、装置18内の各レイヤの装置(Optical装置19、SONET/SDH装置20、Ether装置21等)又はマルチレイヤ装置22がレイヤ別ネットワーク管理機能部12に対し支障警報を発出する。レイヤ別ネットワーク管理機能部12はそれぞれのネットワークからの支障警報をレイヤ共通機能部11に通知し、レイヤ共通機能部11にて、各支障警報をまとめる。
【0066】
次に、シナリオ生成機能部4が当該支障警報を受信するとともに、支障警報の内容を確認する。そして、シナリオデータベース7に格納されるレイヤ間ベースシナリオを用いて支障警報をネットワークの上位/下位の順序関係性を考慮して並べかえ、シナリオを生成する。その後、シナリオをシナリオ実行管理機能部5に送出する。
【0067】
シナリオ実行管理機能部5は、当該シナリオをネットワーク構成情報データベース9に格納される各レイヤのネットワーク構成情報を用いてサービス支障情報に翻訳する。そして、最終的に当該サービス支障情報をアプリケーションインターフェース10を介してオペレータが使用する画面端末装置17等へ送信する。
【0068】
以上、本発明のシステム例を実施することにより、サービスパス開通等のオペレーションを各レイヤのネットワーク毎に個々に行うことなく、一括してオペレーションができる。また、各レイヤのネットワーク管理機能群の入替えが自在に構築されるため、各レイヤのネットワーク毎にオペレーションサポートシステムを用意する必要がなく、ネットワークの変更に対して柔軟に追随することができる。
【0069】
また、上記した通り、本発明のシステム例の構成を一切変えずに、サービスパス開通(本発明のシステム例を用いたサービスパス開通方法例については後述する。)だけでなく、マルチレイヤネットワークにおけるネットワーク監視についても容易に行うことができ、マルチレイヤネットワークの統合管理を可能とするものである。
【0070】
(サービスパス開通方法例)
次に、本発明のシステム例に係るマルチレイヤオペレーションサポートシステム1を用いたサービスパス開通方法の方法例につき説明する。
【0071】
マルチレイヤネットワークでは既存のネットワーク技術を複合した多種多様な装置、インターフェースで構成される特徴があるが、マルチレイヤネットワーク構成をネットワーク管理の観点から抽象化することにより図2に示す構成規則にまとめることができる。即ち、図2はOpticalサービス24、SONET/SDHサービス26、Etherサービス25、ATM(Asynchronous Transfer Mode)サービス27をそれぞれ開通する際のネットワークパス開通順序を示すものである。
【0072】
図2のようなマルチレイヤネットワークを例に、Etherサービス25を開通する場合のサービスパス開通方法を説明する。Etherサービス25のパスを開通する場合の一例として、最初にOpticalネットワーク28−SONET/SDHネットワーク29間のパス開通(STa)、次にSONET/SDHネットワーク29−Etherネットワーク30間のパス開通(STb)を行うことで、サービスパスを開通する必要があることを図2では示している。
【0073】
このレイヤ間の開通順序は、レイヤ間関係ベースシナリオとしてシナリオデータベース7に格納されており、サービス開通時に参照することで、開通順序を決定することができるようになる。また、この開通順序は、使用するネットワークの構成により変化するものとし、ネットワークの構成によってベースシナリオも変更可能である。
【0074】
また、レイヤ別のネットワーク管理機能群13〜15のサービスパス開通を行う際の各機能の実行順序に関する機能間関係ベースシナリオも上述したとおり、シナリオデータベース7に格納されており、ネットワークの構成によって変更可能となるものである。そして、これらベースシナリオは上述したとおり、シナリオ情報管理機能部6によって変更される。
【0075】
以上のサービスパス開通方法を図3、図4を用いて具体的に説明する。図3は、ある地点間のネットワークの構成を示すものである。本図は、Etherネットワーク30のサービスパスをA地点からB地点まで開通しようとした場合に、そのネットワーク構成からa地点からb地点までのOpticalネットワーク28とSONET/SDHネットワーク29のパスを先に開通しておく必要があることを示している。
【0076】
以上のネットワーク構成をもとに、本発明のシステム例に係るマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム1を用いたサービスパス開通方法を、Etherネットワーク30のパス開通を行う場合につき説明する。図4は、サービスパス開通方法例のフローを示すものである。以下、本図に従って説明する。
【0077】
先ず、オペレータが外部システム16上でサービスオーダを送信すると、アプリケーションインターフェース10を介して当該サービスオーダがシナリオ生成機能部4で受信される(ST11)。ここで、図5にサービスオーダの内容の記載例を示す。但し、サービスオーダの記載内容はこれに限られるものではなく、あくまで一例として挙げたものである。ここでは、Etherサービス25のパス開通を行うためにEtherネットワーク30だけが記述されている点に注目すべきである。
【0078】
シナリオ生成機能部4は、当該サービスオーダからサービス内容を確認する(ST12)。ここでは、パス開通の対象がEtherネットワーク30であることが確認される。その後、シナリオ生成機能部4は、シナリオデータベース7に格納されるEtherネットワーク30の開通順序が記述されたレイヤ間関係ベースシナリオを参照し、各レイヤのネットワーク間の開通順序を記述したシナリオを生成する(ST13)。
【0079】
続いて、シナリオ生成機能部4は、シナリオデータベース7に格納される各レイヤのネットワーク管理のサービスパス開通のための各機能間の実行順序を記述した機能間関係ベースシナリオを参照し、生成したシナリオに各機能間の実行順序を記述していく。以上のシナリオ生成過程を図6にシナリオデータベース7の内容として示す。また、図7には、生成されたシナリオの一例を示す。
【0080】
ここで、図示される様に、レイヤ間関係ベースシナリオの開通順序はOpticalネットワーク28、SONET/SDHネットワーク29、Etherネットワーク30の順に記述されている。なお、図6及び図7の内容はあくまでも、一例であり、これに限られるものでないということは言うまでもない。
【0081】
次に、生成された当該シナリオは、シナリオ実行管理機能部5に送出される。そして、シナリオ実行管理機能部5は、ネットワーク管理情報データベース8に格納される各レイヤのネットワーク管理機能の実行命令に関する情報とシナリオを対比し、当該シナリオを各レイヤのネットワーク管理機能群13〜15が実行可能に記述された実行命令に翻訳する(ST15)。図8にネットワーク管理情報データベースの内容を示すが、これはあくまでも一例である。本図は、シナリオに記載された情報と各レイヤのネットワーク管理機能群13〜15が実行可能な実行命令との対照表となっている。
【0082】
その後、実行命令はレイヤ共通機能部11を介して、レイヤ別ネットワーク管理機能部12内に構築されている各レイヤのネットワーク管理機能群(Opticalネットワーク管理機能群13、SONET/SDHネットワーク管理機能群14、Etherネットワーク管理機能群15等)に送出される(ST16)。
【0083】
各レイヤのネットワーク管理機能群(Opticalネットワーク管理機能群13、SONET/SDHネットワーク管理機能群14、Etherネットワーク管理機能群15等)は、受信した実行命令に従い処理を実行する(ST17)。
【0084】
このとき、シナリオ実行管理機能部5は、各レイヤのネットワーク管理機能群13〜15の処理の実行状態の遷移を監視し、処理中に異常が発生した場合には、予め決められたロールバックポイントまでロールバック処理を行うことができるように設計しておくこともできる(ST20)。また、その後に各レイヤのネットワーク管理機能群13〜15がはじめから処理を実行できるように設計しておくことも可能である。
【0085】
各レイヤのネットワーク管理機能群13〜15が処理を行った結果(ST18)、正常に終了した場合には、当該処理結果をシナリオ実行管理機能部5に通知する(ST19)。その後、シナリオ実行管理機能部5では、処理結果を受信後、各レイヤのネットワーク構成情報を各レイヤのネットワーク管理機能群13〜15を介してネットワークおよび装置18から収集するとともに、収集したネットワーク構成情報をネットワーク構成情報データベース9に格納する(ST21)。
【0086】
また、シナリオ実行管理機能部5は、サービスパス開通結果をアプリケーションインターフェース10を介して、オペレータに通知する(ST21)。
【0087】
以上の処理を順次行うことで、Etherネットワーク30のサービスパスは開通する。このように、Etherネットワーク30を例に具体的なサービスパス開通方法を説明したが、他のレイヤのサービスにおいても、同様の処理を実施することで、サービスパス開通を実現することができる。
【0088】
(サービスパス開通処理プログラム例)
本サービスパス開通処理プログラム例は、サービスパス開通方法例に対応したものであり、処理手順は、図4に示したフローをアルゴリズム化したものである。
【0089】
本サービスパス開通処理プログラム例を実施するに際しては、予め、本サービスパス開通処理プログラムを、外部システム16、画面端末装置17や各レイヤのネットワークのサービスを提供する装置18(Optical装置19、SONET/SDH装置20、Ether装置21、マルチレイヤ装置22等を内部に構築する。)等とネットワークを介して接続自在なコンピュータ(CPU、メモリ、ネットワークインターフェースなどを具備した電子計算機)であって、マルチレイヤネットワークを構成する各レイヤのネットワークを管理可能に構成されたオペレーションサポートシステムに読み込ませておく。
【0090】
先ず、オペレータから発出されたサービスオーダを、アプリケーションインターフェース10を介してシナリオ生成機能部4で受信する(ST11)と、シナリオ生成機能部4に当該サービスオーダからサービス内容を確認させる手順(ST12)と、当該サービス内容からシナリオデータベース7に格納されるレイヤ間関係ベースシナリオを参照し、ネットワークの上位/下位の関係性に従った開通順序を記述したシナリオを生成させる手順(ST13)と、シナリオデータベース7に格納される機能間関係ベースシナリオを参照し、各レイヤのネットワーク管理の機能を実行する際の実行命令を当該シナリオに記述させる手順(ST14)とを順次実行する。
【0091】
次に、シナリオ実行管理機能部5に、当該シナリオをネットワーク管理情報データベース8に格納される各レイヤのネットワーク管理のサービスパス開通の際の各機能を実行する際の実行命令へと翻訳させる手順(ST15)を実行し、最終的に、レイヤ別ネットワーク管理機能部12内に構築されている各レイヤのネットワーク管理機能群(Opticalネットワーク管理機能群13、SONET/SDHネットワーク管理機能群14、Etherネットワーク管理機能群15等)に当該実行命令に基づき、ネットワーク管理の機能を実行させる手順(ST17)とを順次実行する。
【0092】
ここで、シナリオ実行管理機能部5に、ST17の手順の実行の際に、実行状態の遷移を監視し、処理中に異常が発生した場合には、予め決められたロールバックポイントまでロールバック処理を行わせる手順(ST20)を行うことができるように、本サービスパス開通処理プログラムを設計することも可能である。また、その後に各レイヤのネットワーク管理機能群13〜15がはじめから手順を実行させることができるように設計しておくことも可能である。
【0093】
また、本サービスパス開通処理プログラムは、その後、各レイヤのネットワーク管理機能群13〜15が上記ST17の手順を行った結果(ST18)、正常に終了した場合には、当該処理結果をシナリオ実行管理機能部5に通知させる手順(ST19)と、シナリオ実行管理機能部5に、処理結果を受信後、各レイヤのネットワーク構成情報を各レイヤのネットワーク管理機能群13〜15を介してネットワーク及び装置18から収集するとともに、収集したネットワーク構成情報をネットワーク構成情報データベース9に格納させる手順(ST21)とを順次一連実行することになる。
【0094】
(サービスパス開通処理プログラム記録媒体例)
また、本発明のサービスパス開通処理プログラム記録媒体例は、上記サービスパス開通処理プログラムを、外部システム16、画面端末装置17や各レイヤのネットワークのサービスを提供する装置18(Optical装置19、SONET/SDH装置20、Ether装置21、マルチレイヤ装置22等を内部に構築する。)等とネットワークを介して接続自在なコンピュータ(CPU、メモリ、ネットワークインターフェースなどを具備した電子計算機)であって、マルチレイヤネットワークを構成する各レイヤのネットワークを管理可能に構成されたオペレーションサポートシステムに読み込ませておき、前記本サービスパス開通処理プログラム例の実行手順により実践するコンピュータ読取可能に記録した記録媒体である。
【0106】
以上、本発明の代表的なシステム例、サービスパス開通方法例、サービスパス開通処理プログラム例及び該処理プログラムを記録した記録媒体例について説明したが、本発明は、必ずしも上記した事項に限定されるものではない。本発明の目的を達成し、下記する効果を奏する範囲において、適宜変更実施可能である。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワーク構成情報等の知識情報をデータベース化するため、ユーザは簡単な操作でパス開通等のオペレーションを実行することができる。また、各種情報をデータベース化することによって、新たにネットワークやサービスを追加するなどの変更に対する追随が容易となる。
【0108】
また、サービスパス開通処理の順序等をシナリオ化することにより、シーケンシャルに行う動作の記述が簡易に行われる。また、オペレーションとネットワーク管理機能用の実行命令をベースシナリオとしてデータベースに格納し、シナリオを経由させることで、オペレーションまたはネットワーク管理機能用の実行命令情報の変更が及ぼす影響を少なくすることができる。
【0109】
さらに、ネットワーク管理機能部内に各レイヤのネットワークの管理機能群を入替えることができるため、ネットワークの変更に対応して新たにオペレーションサポートシステムを用意する必要性がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】マルチレイヤネットワークを構成するサービスとネットワークの関係図であり、サービスパスの開通順序を示す図である。
【図3】ある地点間のネットワークの構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るサービスパス開通方法例のフローを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るサービスパス開通方法例におけるサービスオーダの内容を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るシナリオデータベースの内容を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るサービスパス開通方法例におけるシナリオの内容を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るネットワーク管理情報データベースの内容を示す図である。
【図9】従来のオペレーションサポートシステムを用いたネットワークオペレーションを示す図である。
Claims (16)
- マルチレイヤネットワークを構成する各レイヤのネットワークの統括管理を行うオペレーションサポートシステムであって、
オペレータが使用する外部システムからサービスオーダが送出されると、前記各レイヤのネットワーク間の関係に関する情報と当該レイヤ毎のネットワーク管理の各機能間の関係に関する情報とに基づき、全ての前記レイヤのネットワーク管理の機能を実行する際のシナリオを生成し、当該シナリオから前記ネットワーク管理の機能を実行する際の実行命令を生成するシナリオ機能部と、
前記各レイヤのネットワークを個別に管理するレイヤ毎の管理機能群を内部に並列構成し、当該レイヤ毎のネットワーク管理機能群が管理する全てのサービスを提供する装置に対して前記ネットワーク管理の機能を実行命令するレイヤ別ネットワーク管理機能部と、前記実行命令を前記各レイヤのネットワーク毎の実行命令に分解し、前記各レイヤのネットワーク管理機能群へ一括して振分け送出するとともに、前記レイヤ別ネットワーク管理機能部の全体の統御を行うレイヤ共通機能部と、からなるネットワーク管理機能部と、を具備する、
ことを特徴とするマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム。 - 前記シナリオ機能部は、
前記各レイヤのネットワーク間の関係を記述したレイヤ間関係ベースシナリオと当該レイヤ毎のネットワーク管理の各機能間の関係を記述した機能間関係ベースシナリオとを格納するシナリオデータベースと、
前記レイヤ毎のネットワーク管理の機能の実行命令情報を格納するネットワーク管理情報データベースと、
前記サービスオーダに記述される内容を確認し、当該内容をもとに、前記シナリオデータベースに格納される前記レイヤ間関係ベースシナリオと前記機能間関係ベースシナリオからシナリオを自動生成するシナリオ生成機能部と、
当該シナリオを、前記ネットワーク管理情報データベースに格納される前記実行命令情報をもとに前記ネットワーク管理の機能を実行する際の実行命令に翻訳するシナリオ実行管理機能部と、
前記オペレータが使用する外部システムと前記シナリオ生成機能部及び前記シナリオ実行管理機能部との間での通信を可能とするアプリケーションインターフェースと、を具備する、
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム。 - 前記シナリオ機能部は、
前記各レイヤのネットワーク構成情報を格納するネットワーク構成情報データベースを具備し、
前記各レイヤのネットワークからの支障警報が前記ネットワーク管理機能部を介して送出される場合にあっては、
先ず、前記シナリオ生成機能部が、
前記支障警報に記述される支障警報内容を確認し、当該支障警報内容をもとに前記レイヤ間関係ベースシナリオからシナリオを生成し、
次いで、前記シナリオ実行管理機能部が、
当該シナリオを前記ネットワーク構成情報をもとにサービス支障情報に翻訳し、当該サービス支障情報を前記アプリケーションインターフェースを介してオペレータが使用する画面端末装置へ送信する、ように機能構成される、
ことを特徴とする請求項2に記載のマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム。 - 前記シナリオ機能部は、
前記シナリオデータベースに格納される前記レイヤ間関係ベースシナリオと前記機能間関係ベースシナリオ及び前記ネットワーク管理情報データベースに格納される前記実行命令情報を対応編集するシナリオ情報管理機能部をも具備する、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム。 - 前記シナリオ実行管理機能部は、
前記ネットワーク管理機能部がシナリオどおりに前記ネットワーク管理の機能を実行しているかを監視し、処理中に異常が発生した場合にはロールバック処理自在に機能構成される、
ことを特徴とする請求項2、3又は4に記載のマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム。 - 前記レイヤ間関係ベースシナリオは、
サービスを構成する前記ネットワークを前記レイヤ別に分解し、前記ネットワークの上位/下位の順序関係を記述したものである、
ことを特徴とする請求項2、3、4又は5に記載のマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム。 - 前記機能間関係ベースシナリオは、
前記レイヤ毎のネットワーク管理の各機能間の連継実行順序関係を記述したものである、
ことを特徴とする請求項2、3、4、5又は6に記載のマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム。 - 前記レイヤ別ネットワーク管理機能部は、
前記サービスを提供する装置に対応して内部に構成する前記各レイヤのネットワーク管理機能群を付加又は削除入替え自在に構成する、
ことを特徴とする請求項7に記載のマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム。 - 前記レイヤ別ネットワーク管理機能部は、
前記シナリオ情報管理機能部に対し、前記ネットワーク管理機能群の付加又は削除入替えに前記レイヤ共通機能部を介して連動自在に接続する、
ことを特徴とする請求項8に記載のマルチレイヤネットワークオペレーションサポートシステム。 - マルチレイヤネットワークを構成する各レイヤのネットワークを統括管理可能に構築されたオペレーションサポートシステムのサービスパス開通方法であって、
オペレータが使用する外部システムからサービスオーダが送信されると、
前記オペレーションサポートシステムが、
先ず、当該サービスオーダからサービス内容を確認し、
次に、当該サービス内容から前記サービスを構成する前記ネットワークを前記レイヤ別に分解し、当該ネットワークの上位/下位の順序関係に従って開通順序を記述したシナリオを生成し、
続いて、前記レイヤ毎のネットワーク管理の各機能間の連継実行順序関係を当該シナリオに記述し、
さらに、当該シナリオを前記ネットワーク管理の機能を実行する際に各前記レイヤが実行可能となるよう、前記サービスオーダをそれぞれの前記レイヤ毎に応じた実行命令へと翻訳し、
最終的に、当該実行命令に基づき前記ネットワーク管理の機能を各前記レイヤに対し一括実行し、全ての当該レイヤのネットワークの開通を統括的に行う、
ことを特徴とするマルチレイヤネットワークサービスパス開通方法。 - 前記パス開通方法は、
前記実行命令に基づき前記ネットワーク管理の機能を実行した際に、異常が発生した場合には、ロールバック処理を行う、
ことを特徴とする請求項10に記載のマルチレイヤネットワークサービスパス開通方法。 - 前記パス開通方法は、
前記実行命令に基づき前記ネットワーク管理の機能を実行した後に、前記各レイヤのネットワーク構成情報を収集し、蓄積する、
ことを特徴とする請求項10又は11に記載のマルチレイヤネットワークサービスパス開通方法。 - マルチレイヤネットワークを構成する各レイヤのネットワークを統括管理可能に構築されたオペレーションサポートシステムにインストールされ、実行するサービスパス開通処理プログラムであって、
当該オペレーションサポートシステムがオペレータが使用する外部システムからサービスオーダを受信すると、
先ず、当該サービスオーダからサービス内容を確認させる手順と、
次に、当該サービス内容から前記サービスを構成する前記ネットワークを前記レイヤ別に分解し、前記ネットワークの上位/下位の順序関係に従って開通順序を記述したシナリオを生成させる手順と、
続いて、前記レイヤ毎のネットワーク管理の各機能間の連継実行順序関係を当該シナリオに記述させる手順と、
さらに、当該シナリオを前記ネットワーク管理の機能を実行する際に各前記レイヤが実行可能となるよう、前記サービスオーダをそれぞれの前記レイヤ毎に応じた実行命令へと翻訳させる手順と、
最終的に、当該実行命令に基づき前記ネットワーク管理の機能を各前記レイヤに対し一括実行させる手順と、を一連実行する、
ことを特徴とするマルチレイヤネットワークサービスパス開通処理プログラム。 - 前記パス開通処理プログラムは、
前記実行命令に基づき前記ネットワーク管理の機能を実行した際に、異常が発生した場合には、ロールバック処理を行わせる手順を実行する、
ことを特徴とする請求項13に記載のマルチレイヤネットワークサービスパス開通処理プログラム。 - 前記パス開通処理プログラムは、
前記実行命令に基づき前記ネットワーク管理の機能を実行した後に、
前記各レイヤのネットワーク構成情報を収集し、蓄積させる手順を実行する、
ことを特徴とする請求項13又は14に記載のマルチレイヤネットワークサービスパス開通方法。 - 請求項15、16又は17に記載のマルチレイヤネットワークにおけるサービスパス開通処理プログラムを記録した記録媒体であって、
当該プログラムを前記マルチレイヤネットワークを構成する前記各レイヤの前記ネットワークを統括管理可能に構築されたオペレーションサポートシステムに搭載装備して、統括した当該プログラム手順を実践する手続を実録する、
ことを特徴とするマルチレイヤネットワークサービスパス開通処理プログラムを記録した記録媒体。
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