JP2000031965A - 複数レイヤ通信ネットワーク管理方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のレイヤのネットワーク構成や管理対象
装置の状態のレイヤ間の対応を分かり易く管理し得る複
数レイヤ通信ネットワーク管理方法及びその装置を提供
すること。 【解決手段】 管理対象装置が属するレイヤを単位とし
て、エレメント名、レイヤ内での位置を各レイヤ間で始
点を共通として表すｘ及びｙ座標、該レイヤの複数のレ
イヤ間での位置を表すｚ座標、状態を表す管理情報等か
らなるネットワーク構成情報を管理対象装置毎にネット
ワーク構成データベース３１に保持し、オペレータから
の操作を受付けたり、アラーム通知を受信すると、複数
レイヤ処理手段３３で管理対象装置から該当レイヤの管
理情報を取得し、ネットワーク構成データベース３１を
更新し、その内容を複数レイヤ表示操作手段３２を介し
て一つのウィンドウ３４上に３次元表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも１つの
レイヤに属する管理対象装置を含み、複数のレイヤで構
成される通信ネットワークを管理する複数レイヤ通信ネ
ットワーク管理方法及びその装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、少なくとも１つのレイヤに属
する管理対象装置を含み、複数のレイヤで構成される通
信ネットワーク（以下、複数レイヤ通信ネットワークと
呼ぶ。）を管理する装置が知られている。このような装
置では、各レイヤのネットワーク構成や管理対象装置の
状態を管理している。

【０００３】図１は従来のネットワーク管理装置の一例
を示すもので、図中、１０−１，……１０−ｋは端末、
ルータ、ハブ等の管理対象装置、２０はネットワーク管
理装置である。

【０００４】図１に示すように、管理対象装置１０−１
〜１０−ｋはそれぞれ、各装置が属する複数の通信レイ
ヤ１，２，……ｎに対応した管理情報１１−１，１１−
２，……１１−ｎを備え（但し、図面では装置１０−１
内にのみ示す。）、また、ネットワーク管理装置２０は
複数の通信レイヤ１，２，……ｎに対応した処理部２１
−１，２１−２，……２１−ｎ及び表示操作部２２−
１，２２−２，……２２−ｎを備えている。

【０００５】前記構成において、一のレイヤ、例えばレ
イヤ１のネットワーク構成や状態を管理しようとする場
合、ネットワーク管理装置２０内のレイヤ１に対応する
処理部２１−１が、通信ネットワーク上の各管理対象装
置１０−１〜１０−ｋからレイヤ１に対応する管理情報
１１−１を取得し処理し、その結果、即ちその時点のレ
イヤ１のネットワーク構成や各装置の状態を、ネットワ
ーク管理装置２０内のレイヤ１に対応する表示操作部２
２−１が一つのウィンドウ２３−１に表示していた。

【０００６】また、他のレイヤのネットワーク構成や装
置の状態を管理する場合は、該他のレイヤに対応する処
理部及び表示操作部により前記同様の処理を行い、その
結果を別のウィンドウに表示していた。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
一のレイヤのネットワーク構成や管理対象装置の状態
と、他のレイヤのネットワーク構成や管理対象装置の状
態とが各々別々に管理・処理され、その結果も別々のウ
ィンドウに表示され、それゆえ、通信ネットワークを構
成する複数のレイヤ間での対応が分かり難いものとなっ
ていた。

【０００８】図２は複数のレイヤ、例えばＩＰレイヤ、
ＭＡＣレイヤ、物理レイヤにそれぞれ対応したウィンド
ウの表示例を示すものであるが、通信ネットワーク上で
は同一の管理対象装置である端末Ｔ１，Ｔ２，Ｔ３，Ｔ
４、ルータＲ、ハブＨ１，Ｈ２、監視端末Ｓ等が、別々
のレイヤに対応する３つのウィンドウ２３−１，２３−
２，２３−ｎ上にそれぞれ表示されてしまい、対応が直
感的に分かるものではなかった。

【０００９】本発明の目的は、複数のレイヤのネットワ
ーク構成や管理対象装置の状態のレイヤ間の対応を分か
り易く管理し得る複数レイヤ通信ネットワーク管理方法
及びその装置を提供することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の方法として、少なくとも１つのレイヤに属する管理対
象装置を含み、複数のレイヤで構成される通信ネットワ
ークを管理する複数レイヤ通信ネットワーク管理方法に
おいて、管理対象装置のレイヤ内での位置を各レイヤ間
で始点を共通とするｘ座標及びｙ座標で表し、レイヤの
複数のレイヤ間での位置をｚ座標で表し、各管理対象装
置について該管理対象装置が属するレイヤを単位とし
て、そのネットワークエレメント名、ｘ座標、ｙ座標、
ｚ座標、状態を表す管理情報等よりネットワーク構成情
報を構成し、前記ネットワーク構成情報を基に複数レイ
ヤ通信ネットワークを３次元で表示することを特徴とす
る。

【００１１】前記方法によれば、ネットワーク構成情報
中の同一の管理対象装置に対応するｘ座標及びｙ座標
は、該管理対象装置が複数レイヤに跨って属していて
も、その属するレイヤに拘わらず同じ値で表され、ま
た、複数レイヤ通信ネットワークはネットワーク構成情
報を基に３次元で表示されるため、同一の管理対象装置
は３次元表示された複数のレイヤ内の同じ位置に表示さ
れることになり、レイヤ間の対応が分かり易くなる。

【００１２】ここで、管理対象装置の状態を取得しよう
とする場合、取得しようとする状態がどのレイヤの管理
情報に該当するものであるかを判別し、管理対象装置の
該当するレイヤの管理情報を取得し、該取得した情報に
応じてネットワーク構成情報を更新するとともに、３次
元で表示される複数レイヤ通信ネットワーク上の表示に
反映させることにより、あるいは管理対象装置から状態
の変化を知らせるアラーム通知を受信した場合、どのレ
イヤの管理情報に該当するものであるかを判別し、これ
らの情報に応じてネットワーク構成情報を更新するとと
もに、３次元で表示される複数レイヤ通信ネットワーク
上の表示に反映させることにより、外部からの要求や状
態の変化に応じて、複数のレイヤのネットワーク構成や
管理対象装置の状態のレイヤ間の対応を常時、分かり易
く管理できる。

【００１３】また、上記目的を達成するための装置とし
て、少なくとも１つのレイヤに属する管理対象装置を含
み、複数のレイヤで構成される通信ネットワークを管理
する複数レイヤ通信ネットワーク管理装置において、管
理対象装置毎に該管理対象装置が属するレイヤを単位と
して、そのネットワークエレメント名、レイヤ内での位
置を各レイヤ間で始点を共通として表すｘ座標及びｙ座
標、該レイヤの複数のレイヤ間での位置を表すｚ座標、
その状態を表す管理情報等よりなるネットワーク構成情
報を保持するネットワーク構成データベースと、該ネッ
トワーク構成データベースの内容を３次元で一つのウィ
ンドウに表示するとともにオペレータからの操作を受付
ける複数レイヤ表示操作手段と、管理対象装置から各レ
イヤの管理情報を取得し、管理対象装置からの状態の変
化を知らせるアラーム通知を受信する複数レイヤ処理手
段とを備えたことを特徴とする。

【００１４】前記装置によれば、同一の管理対象装置に
対応するｘ座標及びｙ座標は、該管理対象装置が複数レ
イヤに跨って属していても、その属するレイヤに拘わら
ず同じ値で表されるネットワーク構成情報としてネット
ワーク構成データベースに保持され、複数レイヤ表示操
作手段でオペレータからの操作を受付けたり、複数レイ
ヤ処理手段でアラーム通知を受信すると、複数レイヤ処
理手段で管理対象装置から該当レイヤの管理情報を取得
し、ネットワーク構成データベースに保持しているネッ
トワーク構成情報を更新し、これを基に複数レイヤ表示
操作手段で複数レイヤ通信ネットワークが３次元表示さ
れるため、同一の管理対象装置は３次元表示された複数
のレイヤ内の同じ位置に表示されることになり、レイヤ
間の対応が分かり易く管理できるとともに、外部からの
要求や状態の変化に応じて、常時、複数のレイヤのネッ
トワーク構成や管理対象装置の状態のレイヤ間の対応が
常時、分かり易く管理できる。

【００１５】

【発明の実施の形態】図３は本発明の複数レイヤ通信ネ
ットワーク管理装置の実施の形態の一例を示すもので、
図中、図１と同一構成部分は同一符号をもって表す。即
ち、１０−１〜１０−ｋは管理対象装置、３０はネット
ワーク管理装置である。

【００１６】ネットワーク管理装置３０は、複数レイヤ
通信ネットワークのネットワーク構成情報を保持（格
納）する手段であるネットワーク構成データベース３１
と、ネットワーク構成データベース３１の内容を３次元
で一つのウインドウに表示するとともにオペレータから
の操作を受付ける複数レイヤ表示操作手段３２と、管理
対象装置１０−１〜１０−ｋから各レイヤの管理情報を
取得したり、管理対象装置１０−１〜１０−ｋからのア
ラーム通知を受信したりする複数レイヤ処理手段３３と
により構成されている。

【００１７】また、ネットワーク構成データベース３１
に保持されるネットワーク管理情報は、管理対象装置毎
に該管理対象装置が属するレイヤを単位として、そのネ
ットワークエレメント名、レイヤ内での位置を表すｘ座
標及びｙ座標、該レイヤの複数のレイヤ間での位置（上
下関係）を表すｚ座標、表示する際の形状（例えば、端
末であれば球、回線であれば円柱）、その状態（例え
ば、正常（ｕｐ）であるか、異常（ｄｏｕｎ）である
か）、該状態を表す管理情報等よりなっている。

【００１８】なお、前記ｘ座標及びｙ座標の始点は各レ
イヤ間で共通となっており、同一の管理対象装置に対応
するｘ座標及びｙ座標は、該管理対象装置が複数レイヤ
に跨って属していても、属するレイヤに拘わらず同じ値
で表される。

【００１９】また、前記ネットワーク管理装置３０は、
通信ネットワーク内で独立した装置として設けても良い
が、いずれかの管理対象装置、例えば端末内に設けても
良く、その際、オペレータはネットワーク内に別途設け
た監視端末から操作入力するようになしても良い。

【００２０】図４は図３のネットワーク管理装置におけ
る処理の流れを示すものである。

【００２１】ネットワーク管理装置３０は、オペレータ
からの管理情報取得要求を受付けるか、管理対象装置１
０−１〜１０−ｋからの状態の変化を知らせるアラーム
通知を受信しない限り、イベントの監視を行っている
（ＳＴＥＰ１０１，１０２，１０３）。

【００２２】ネットワーク管理装置３０は、複数レイヤ
表示操作手段３２を介してオペレータからの管理情報取
得要求を受付けると、ネットワーク構成データベース３
１の情報を基に、取得しようとする対象の状態がどのレ
イヤの管理情報に該当するものであるかを判別する（Ｓ
ＴＥＰ１０１，２０１）。

【００２３】次に、ネットワーク管理装置３０は、複数
レイヤ処理手段３３により、管理対象装置１０−１〜１
０−ｋから該当するレイヤの管理情報を取得し、ネット
ワーク構成データベース３１中の情報を更新する（ＳＴ
ＥＰ２０２，２０３）。さらにまた、管理情報がどのレ
イヤのものか、レイヤ内のどの位置のものか、表示する
際の形状及びネットワークエレメント名等を、ネットワ
ーク構成データベース３１から読み出す（ＳＴＥＰ２０
４，２０５，２０６）。

【００２４】そして、読み出した情報を基に、複数レイ
ヤ表示操作手段３２を介して、複数レイヤ通信ネットワ
ークの管理情報を３次元で一つのウィンドウ３４上に表
示する（ＳＴＥＰ２０７）。その後、イベントの監視状
態に復帰する（ＳＴＥＰ１０３）。

【００２５】また、ネットワーク管理装置３０は、管理
対象装置から状態の変化を知らせるアラーム通知を受信
すると、ネットワーク構成データベース３１の情報を基
に、そのアラーム通知の送信元の管理対象装置と、どの
レイヤの管理情報に該当するものであるかを判別する
（ＳＴＥＰ１０２，３０１）。これらの情報を基に、ネ
ットワーク構成データベース３１の情報を更新する（Ｓ
ＴＥＰ２０３）。

【００２６】以降、ネットワーク構成データベース３１
から必要な情報を読み出し、ウィンドウ３４に表示し、
イベントの監視状態に復帰するまでの処理（ＳＴＥＰ２
０４〜２０７，１０３）は、オペレータからの管理情報
取得要求を受付けた場合と同様である。

【００２７】以下、本発明のネットワーク管理装置の動
作を例を挙げて説明する。

【００２８】図５は複数レイヤ通信ネットワークの一
例、ここではＩＰネットワークの例を示すもので、この
ＩＰネットワークでは４台の端末Ｔ１，Ｔ２，Ｔ３，Ｔ
４が２台ずつハブＨ１，Ｈ２に接続され、２台のハブＨ
１，Ｈ２間はルータＲで接続されている。なお、ここで
はネットワーク管理装置は４台の端末のいずれか、例え
ばＴ１上に設けられているものとする。また、オペレー
タ操作用の監視端末Ｓも１台、一方のハブＨ１に接続さ
れている。

【００２９】ＩＰネットワークは物理レイヤ、ＭＡＣレ
イヤ、ＩＰレイヤの３つのレイヤで構成され、ＩＰレイ
ヤはサブネット１，２、ＭＡＣレイヤはセグメント１，
２からなる。また、端末Ｔ１〜Ｔ４及び監視端末Ｓは、
物理レイヤ、ＭＡＣレイヤ及びＩＰレイヤの管理情報を
持つ。ハブＨ１，Ｈ２は、物理レイヤ及びＭＡＣレイヤ
の管理情報を持つ。ルータＲは、物理レイヤ、ＭＡＣレ
イヤ及びＩＰレイヤの管理情報を持つ。

【００３０】図６はネットワーク構成データベース３１
が保持する、図５のＩＰネットワークに対応したネット
ワーク構成情報の一例を示すものである。

【００３１】端末Ｔ１に関する構成情報は、該端末Ｔ１
が属するレイヤ、ここでは物理レイヤ、ＭＡＣレイヤ、
ＩＰレイヤに対応した３つのエントリとして保持され
る。各エントリ間の座標値で値が異なるのはｚ座標（レ
イヤ名）の値のみであり、他の座標値は同じである。ま
た、ここでは状態を表す管理情報（識別子）として、Ｓ
ＮＭＰで定義されているＭＩＢの識別子を使用してい
る。

【００３２】図７は図５のＩＰネットワークに対応した
ウィンドウの表示例を示すものである。

【００３３】図５乃至図７の例において、ＩＰネットワ
ークが表示されている際に端末Ｔ１の状態を取得したい
という要求があったとする。複数レイヤ表示操作手段３
２に対して、端末Ｔ１の状態取得が指定されると、複数
レイヤ表示操作手段３２はウィンドウ３４上での座標位
置（本例では（ｘ，ｙ，ｚ）＝（５，２，０））を認識
し、複数レイヤ処理手段３３に伝える。複数レイヤ処理
手段３３は、その座標位置を基にネットワーク構成デー
タベース３１を検索し、どのネットワークエレメントの
どのレイヤのものかを判別する。複数レイヤ処理手段３
３は、ネットワークエレメント名及びレイヤ名に該当す
る管理対象装置の管理情報を取得し、ネットワーク構成
データベース３１を更新する。

【００３４】ネットワーク構成データベース３１が更新
されると、複数レイヤ処理手段３３は管理対象装置から
取得した状態を、ネットワークエレメント名や座標位置
等とともに複数レイヤ表示操作手段３２に伝える。複数
レイヤ表示操作手段３２は、ウィンドウ３４上にＩＰレ
イヤの端末Ｔ１を、その状態に対応した色（例えば、ｕ
ｐなら青色、ｄｏｗｎなら赤色）で再表示する。同じ端
末Ｔ１であっても下位のレイヤのもの（ＭＡＣレイヤや
物理レイヤ）は状態が変わっていないので、以前のまま
の表示とする。

【００３５】図７に示すように、ＩＰネットワークを３
次元で表示するウィンドウ３４上において、端末Ｔ１は
物理レイヤ、ＭＡＣレイヤ、ＩＰレイヤの３つ表示され
るが、各レイヤでｘ，ｙ平面の同じ位置に表示されるた
め、レイヤ間の対応が分かり易いものとなる。

【００３６】図８は複数レイヤ通信ネットワークの他の
例、ここではＬＡＮエミュレーションネットワーク（Ｌ
ＡＮＥネットワーク）の例を示すものである。このＬＡ
ＮＥネットワークでは４台の端末Ｔ１〜Ｔ４のうちの２
台、ここではＴ２，Ｔ３がＬＡＮエミュレーション端末
（ＬＥＣ１，ＬＥＣ２）であり、２台ずつＡＴＭスイッ
チＳＷ１，ＳＷ２に接続され、ＡＴＭスイッチ間はＡＴ
Ｍ回線で接続されている。また、ＡＴＭスイッチのうち
の一台、即ちＳＷ２がＬＡＮエミュレーションサーバ
（ＬＥＳ）となる。監視端末Ｓも一方のＡＴＭスイッチ
ＳＷ１に（端末Ｔ１を介して）接続されている。

【００３７】ＬＡＮＥネットワークは物理レイヤ、ＭＡ
Ｃレイヤ、ＬＡＮエミュレーションレイヤ（ＬＡＮＥレ
イヤ）、ＩＰレイヤの４つのレイヤで構成され、ＩＰレ
イヤのＬＡＮＥネットワークは端末Ｔ２（ＬＥＣ１）及
び端末Ｔ３（ＬＥＣ２）並びにＬＥＳからなる。また、
端末Ｔ１〜Ｔ４及び監視端末Ｓは、物理レイヤ、ＭＡＣ
レイヤ及びＬＡＮＥレイヤ、ＩＰレイヤの管理情報を持
つ。ＬＥＳとなるＡＴＭスイッチＳＷ２は物理レイヤ及
びＬＡＮＥレイヤの管理情報を持つ。ＬＥＳとならない
ＡＴＭスイッチＳＷ１は物理レイヤのみの管理情報を持
つ。

【００３８】図９はネットワーク構成データベース３１
が保持する、図８のＬＡＮＥネットワークに対応したネ
ットワーク構成情報を示すものである。

【００３９】端末Ｔ２に関する構成情報は、該端末Ｔ２
が属するレイヤ、ここでは物理レイヤ、ＭＡＣレイヤ、
ＬＡＮＥレイヤ、ＩＰレイヤに対応した４つのエントリ
として保持される。各エントリ間の座標値で値が異なる
のはｚ座標（レイヤ名）の値のみであり、他の座標値は
同じである。

【００４０】図１０は図８のＬＡＮＥネットワークに対
応したウィンドウの表示例を示すものである。

【００４１】図８乃至図１０の例において、ＬＡＮＥネ
ットワークが表示されている際に端末Ｔ２からアラーム
通知を受信したとする。受信したアラーム通知を複数レ
イヤ処理手段３３が解析し、その送信元の管理対象装置
と、どのレイヤのものかを判別する。ここでは端末Ｔ
２、ＬＡＮＥレイヤのアラーム通知であったとする。複
数レイヤ処理手段３３はネットワーク構成データベース
３１を更新する。

【００４２】ネットワーク構成データベース３１が更新
されると、複数レイヤ処理手段３３は管理対象装置から
受信したアラーム通知の情報を、ネットワークエレメン
ト名や座標位置等とともに複数レイヤ表示操作手段３２
に伝える。複数レイヤ表示操作手段３２は、ウィンドウ
３４上にＬＡＮＥレイヤの端末Ｔ２を、その状態に対応
した色（例えば、ｕｐなら青色、ｄｏｗｎなら赤色）で
再表示する。同じ端末Ｔ２であっても下位のレイヤのも
の（ＭＡＣレイヤや物理レイヤ）は状態が変わっていな
いので、以前のままの表示とする。

【００４３】図１０に示すように、ＬＡＮＥネットワー
クを３次元で表示するウィンドウ３４上において、端末
Ｔ２は物理レイヤ、ＭＡＣレイヤ、ＬＡＮＥレイヤ、Ｉ
Ｐレイヤの４つ表示されるが、３次元のｘ，ｙ平面の同
じ位置に表示されるため、レイヤ間の対応が分かり易い
ものとなる。

【００４４】以上、複数レイヤ通信ネットワークとし
て、ＩＰネットワークとＬＡＮＥネットワークについて
述べたが、本発明はこれに限定されるものではない。

【００４５】なお、ウィンドウ上に表示される３次元画
像は、オペレータの操作、例えばマウスのドラッグ操作
に応じて視点を自由に移動できるようにすることもで
き、また、オペレータの別の操作、例えばマウスの右ク
リックに応じて予め決められた複数の固定視点が設定さ
れたプルダウンメニューを開き、いずれかを指定した上
でのマウスの左クリックに応じて該当する固定視点に移
動できるようにすることもでき、これらによって複数の
レイヤをより分かり易く管理できる。

【００４６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
（１）一つのレイヤを２次元表示し、それを複数重ねる
ことによりネットワーク情報を３次元表示してレイヤ間
の対応を分かり易く管理でき、（２）あるレイヤの管理
対象装置の表示位置を移動すると他のレイヤの管理対象
装置とも連動して移動することになり、レイヤ間の対応
を分かり易く管理でき、（３）複数レイヤ通信ネットワ
ークの各レイヤのネットワーク構成や状態をレイヤ間の
対応をとることで分かり易く管理でき、（４）複数レイ
ヤに跨る管理対象装置の状態をレイヤ毎に管理でき、
（５）どのような複数レイヤ通信ネットワークであって
もレイヤ間の対応を分かり易く管理できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のネットワーク管理装置の一例を示す構成
図

【図２】従来のネットワーク管理装置における管理結果
の表示例を示す説明図

【図３】本発明の複数レイヤ通信ネットワーク管理装置
の実施の形態の一例を示す構成図

【図４】図３中のネットワーク管理装置における処理の
流れ図

【図５】本発明の管理対象となるＩＰネットワークの例
を示す図

【図６】図５に対応したネットワーク構成データベース
の内容の一例を示す図

【図７】図５に対応したウィンドウの表示例を示す図

【図８】本発明の管理対象となるＬＡＮＥネットワーク
の例を示す図

【図９】図８に対応したネットワーク構成データベース
の内容の一例を示す図

【図１０】図８に対応したウィンドウの表示例を示す図

【符号の説明】

１０−１〜１０−ｋ：管理対象装置、３０：ネットワー
ク管理装置、３１：ネットワーク構成データベース、３
２：複数レイヤ表示操作手段、３３：複数レイヤ処理手
段、３４：ウィンドウ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花木 三良 東京都新宿区西新宿３丁目19番２号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 五十嵐 弓将 東京都新宿区西新宿３丁目19番２号 日本 電信電話株式会社内 Ｆターム(参考） 5B089 GA21 GB02 JA35 JB15 KA02 KA13 KB03 KC46 LB21 5K030 GA11 JA10 MD07 MD08 5K033 DA01 DB20 EA07 5K035 AA03 BB02 EE13 MM07

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも１つのレイヤに属する管理対
   象装置を含み、複数のレイヤで構成される通信ネットワ
   ークを管理する複数レイヤ通信ネットワーク管理方法に
   おいて、 管理対象装置のレイヤ内での位置を各レイヤ間で始点を
   共通とするｘ座標及びｙ座標で表し、レイヤの複数のレ
   イヤ間での位置をｚ座標で表し、 各管理対象装置について該管理対象装置が属するレイヤ
   を単位として、そのネットワークエレメント名、ｘ座
   標、ｙ座標、ｚ座標、状態を表す管理情報等よりネット
   ワーク構成情報を構成し、 前記ネットワーク構成情報を基に複数レイヤ通信ネット
   ワークを３次元で表示することを特徴とする複数レイヤ
   通信ネットワーク管理方法。
2. 【請求項２】 管理対象装置の状態を取得しようとする
   場合、取得しようとする状態がどのレイヤの管理情報に
   該当するものであるかを判別し、管理対象装置の該当す
   るレイヤの管理情報を取得し、 該取得した情報に応じてネットワーク構成情報を更新す
   るとともに、３次元で表示される複数レイヤ通信ネット
   ワーク上の表示に反映させることを特徴とする請求項１
   記載の複数レイヤ通信ネットワーク管理方法。
3. 【請求項３】 管理対象装置から状態の変化を知らせる
   アラーム通知を受信した場合、どのレイヤの管理情報に
   該当するものであるかを判別し、 これらの情報に応じてネットワーク構成情報を更新する
   とともに、３次元で表示される複数レイヤ通信ネットワ
   ーク上の表示に反映させることを特徴とする請求項１記
   載の複数レイヤ通信ネットワーク管理方法。
4. 【請求項４】 少なくとも１つのレイヤに属する管理対
   象装置を含み、複数のレイヤで構成される通信ネットワ
   ークを管理する複数レイヤ通信ネットワーク管理装置に
   おいて、 管理対象装置毎に該管理対象装置が属するレイヤを単位
   として、そのネットワークエレメント名、レイヤ内での
   位置を各レイヤ間で始点を共通として表すｘ座標及びｙ
   座標、該レイヤの複数のレイヤ間での位置を表すｚ座
   標、その状態を表す管理情報等よりなるネットワーク構
   成情報を保持するネットワーク構成データベースと、 該ネットワーク構成データベースの内容を３次元で一つ
   のウィンドウに表示するとともにオペレータからの操作
   を受付ける複数レイヤ表示操作手段と、 管理対象装置から各レイヤの管理情報を取得し、管理対
   象装置からの状態の変化を知らせるアラーム通知を受信
   する複数レイヤ処理手段とを備えたことを特徴とする複
   数レイヤ通信ネットワーク管理装置。