JP3959818B2 - 流体軸受装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
近年、ディスク等を用いた記録装置はそのメモリー容量が増大し、またデータの転送速度が高速化しているため、この種の記録装置にもちいられるディスク回転装置は高速、高精度回転が必要となり、その回転主軸部には、米国特許第5504637号の明細書及び図面に開示されるような中心軸の両端を支持した構造の流体軸受装置が用いられている。本発明は、磁気ディスクを回転させながら信号の記録再生を行なうディスク記録装置や、高速回転するビデオテープレコーダ用回転ヘッド装置等に用いられる動圧型流体軸受を用いた流体軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の流体軸受装置について図7〜図8を参照しながら説明する。図7において、下ケース21には固定軸22がその一端固定されて構成され、スリーブ30が回転自在に填め合わされている。スリーブ30にはディスク35A,35B,35C,35Dと、スペーサ36A,36B,36Cが固定され、また、固定軸22の上部側の端面にはフランジ部材24が雄ねじを有する上部軸28に押しつけられて固定され、フランジ部材24はスリーブ30の段部30Aに収納されている。またフランジ部材24の上面と上部軸28の外周面に対向するスラスト板27がハブ29の凹部29Aに固定されている。固定軸22の外周面またはスリーブ30の内周面のいずれか一方には少なくとも1組の、通常は2組の、魚骨溝23A,23Bが設けられ、スリーブ30の段部30Aの端面とフランジ部材24の対向面のいずれか一方には螺旋状の内側螺旋溝26が設けられ、またフランジ部材24と、スラスト板27の当接面のいずれか一方には外側螺旋溝25が設けられ、魚骨溝23A,23B、外側螺旋溝25,内側螺旋溝26および油溜まり30Bには潤滑剤31が注油されて充満している。ハブ29にはモータロータ33が、また下ケース21にはモータステータ32が固定され、また上ケース34が上部軸28に取り付けられている。
【0003】
以上のように構成された従来の流体軸受装置について、図7〜図8を用いてその動作を説明する。図7において、モータステータ32に通電がされ、回転磁界が発生すると、モータステータ32は、ハブ29,スリーブ30,スラスト板27,ディスク35、スペーサ36と共に回転を始める。この時魚骨溝23A,23Bは潤滑剤31をかき集めポンピング作用により圧力を発生せしめ、また外側螺旋溝25と内側螺旋溝26もそれぞれ潤滑剤31をかき集めこれらの発生圧力により回転体は完全非接触状態となり回転する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような構成では、次の様な問題点がある。図8に示すように、まず、スリーブ30の軸受部の内径(図中D1)よりもスラスト板27の内径(図中D2)がやや大きいため、高速回転では魚骨溝23A,23Bに充満している潤滑剤31に遠心力が働き、潤滑剤31は段部30Aを通過し、スラスト板27の上方に潤滑剤31Aとして示す様に飛散し、流出する事があった。さらに、回転中に大気中から気液境界面38A,38Bを通してとけ込んだ気泡が、油溜まり30B等に凝集して気泡37A,37B,37C,37Dに成長すると、気液境界面38A,38Bは、図8のように膨らみ、潤滑剤31は、図中上方から31A,31Bのように流出し、下方からも、図中31Cのように流出してしまい、魚骨溝23A,23B,外側螺旋溝25,及び内側螺旋溝26ではやがて潤滑剤31が不足するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本発明の流体軸受装置は、一端を下ケースに固定され、他端側近傍に第1のフランジ部材と前記第1のフランジ部材の前記下ケースとは反対側に第2のフランジ部材と、前記第2のフランジ部材の前記下ケースとは反対側の面に上軸部を有する固定軸を有し、この固定軸の略中央部に回転自在に設けられ軸受穴を有するスリーブと、前記第1と第2のフランジ部材を前記スリーブの軸受穴に連設される段部に収納し、前記第1および第2のフランジ部材の中間位置において略環状のスラスト板を前記段部に固定し、前記第2のフランジ部材の前記下ケースとは反対側に、前記第2のフランジ部材と対向する略環状のカバー部材を有し、このカバー部材を前記段部に固定し、前記固定軸と前記スリーブ相互の対向面の少なくともいずれか一方にはラジアル動圧溝と、前記第2のフランジ部材と前記スラスト板相互の対向面の少なくともいずれか一方には外側スラスト動圧溝を有し、前記ラジアル動圧溝が潤滑剤で満たされるとともに、前記外側スラスト動圧溝が、前記第2のフランジ部材とこの前記第2のフランジ部材と対向する前記カバー部材との隙間、及び前記第1フランジ部材と、前記第1フランジ部材と対向する前記段部との隙間にそれぞれ気液境界面が位置した状態で潤滑剤で満たされた構成を有するものである。
【0006】
本発明は、上記した構成によって、軸受部からの潤滑剤の流出が無く、信頼性が高い、流体軸受装置の構成を得る。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施形態における流体軸受装置について、図1〜図6を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態における流体軸受装置の断面図を示している。図1において、固定軸2は、その一端が下ケース1に固定され、この固定軸2は他端側近傍に第1のフランジ部材4Aと、その第1のフランジ部材4Aに隣接する位置で下ケース1とは反対側には第2のフランジ部材4Bと、第2のフランジ部材4Bに延長して上軸部2Aを有し、この固定軸2の外周には軸受穴10Fを有するスリーブ10が回転自在に填め合わされ、第2のフランジ部材4Bには略環状のカバー部材8が対向し、カバー部材8はスリーブ10の軸受穴10Fに連設された第2の段部10Bに固定されている。また、第1のフランジ部材4Aはスリーブ10の第2の段部10Bに連設される第1の段部10Aに収納されている。また第1のフランジ部材4Aと第2のフランジ部材4Bの間には、略環状のスラスト板7が対向して設けられ、第2の段部10Bに固定されている。スラスト板7には必要に応じて連通穴7Aを設けている。固定軸2の外周面またはスリーブ10の内周面のいずれか一方には少なくとも1組の、通常は2組の、例えば魚骨状のラジアル動圧溝3A,3Bが設けられ、第2フランジ部材4Aとスラスト板7の対向面のいずれか一方には螺旋状の内側スラスト動圧溝6が設けられ、また必要に応じて第2フランジ部材4Bと、スラスト板7の対向面のいずれか一方には外側スラスト動圧溝5が設けられ、ラジアル動圧溝3A,3B、外側及び内側スラスト動圧溝5,6には潤滑剤11が注油されている。スリーブ10に固定されたハブ9にはモータロータ13が、また下ケース1にはモータステータ12が固定されている。固定軸2の外周面上で、かつ、フランジ部材4とラジアル動圧溝3A,3Bの間において、固定軸2からの外周面に開口し、固定軸2の内部を通って外気に連通する通気穴2E,2F,を有し、スラスト板7には連通穴7Aを有し、また固定軸2の外周面上において、ラジアル動圧溝3A,3Bの外側にあって第1と第2のフランジ部材4A,4Bから遠ざかるに従い径が細くなるテーパ部2Bを有する。尚、14Aはスリーブ10の外周部に設けられたテーパ部10Dの外周に設けられた撥油剤皮膜であり、14Bはカバー部材の内周面または、上側の平面部分に設けられた撥油剤皮膜であり、15A,15B,15C,15Dはディスク、16A,16B,16Cはスペーサである。2Dは通気穴2Eの開口部を含む領域において、必要に応じて設けられた凹部、上軸部2Aには、必要に応じて,ネジ部2Gが設けられている。固定軸2には必要に応じて凹部2Cと、スリーブ10には径大部10Cが設けられ、このスペースは空気と潤滑剤11の溜まりとなっている。
【0008】
以上のように構成された流体軸受装置について、図1〜図6を用いてその動作を説明する。図1において、モータステータ12に通電がされ、回転磁界が発生すると、モータロータ13は、ハブ9,スリーブ10,スラスト板7,カバー部材8,ディスク15A,15B,15C,15D、スペーサ16A,16B,16Cと共に回転を始める。この時ラジアル動圧溝3A,3Bは潤滑剤11をかき集めポンピング作用により圧力を発生せしめ、また外側スラスト動圧溝5と内側スラスト動圧溝6もそれぞれ潤滑剤11をかき集めこれらの発生圧力により回転体は完全非接触状態となる。図2〜図6に従い、本実施形態における流体軸受装置のさらに詳細な動作について説明する。図2において高速回転中に潤滑剤11は、遠心力により径の大きい部分に移動しようとするが、気液境界面は、図中18A,18Bに示す位置で安定する。また、必要に応じてスラスト板7に連通穴7Aを設ける事により、外側スラスト動圧溝5と、内側スラスト動圧溝6の間で、潤滑剤11を掻き集めるポンピング力にアンバランスが生じた時も、潤滑剤11は、連通穴7Aを通って移動するが、気液境界面18A,18Bは、移動せず、潤滑剤11が、スラスト板7の上方へ飛散したり流出したりしない。即ち、内側スラスト動圧溝6が内周側へポンピングする力が外側スラスト動圧溝5のそれより大きい場合は潤滑剤11は、図中矢印Aの方向に循環し、その逆の場合は矢印B方向に循環するが、気液境界面18A,18Bが移動したり、潤滑剤11が外部へ流出したりしない。スラスト板7の上面と下面は第1と第2のフランジ部材4A,4Bにより囲まれているのでこの部分に密封された潤滑剤11は流出しない。もし、潤滑剤11が上方から流出しようとした時は、潤滑剤11は、カバー部材8と第2のフランジ部材4Bの間の隙間において遠心力により押し戻される、潤滑剤11が下方から流出しようとした時は、第1のフランジ部材4Aと、スリーブ10の第1段部10Aとの間の隙間において、潤滑剤11は遠心力により、押し戻されるので流出しない。次に固定軸2には必要に応じ凹部2Dが設けられるが、この部分、即ち第1のフランジ部材4Aとラジアル動圧溝3A,3Bの間に存在する空気が膨張した場合は、膨張した空気は通気穴2E,2Fを経由して、外部に排出されるので、潤滑剤11が押し出される事が無い。尚、必要に応じてカバー部材8にはテーパ部8Bが、またスリーブ10にもテーパ部10Gが設けられ、潤滑剤11が表面張力により第1および第2のフランジ部材4A,4Bの方に戻りやすくなっている。図3において、気泡が17C,17Dに示す様に凝集し、モータの回転等により温度が上昇して気泡の体積が増えると気液境界面18A,18Bは一旦、若干の移動はするが、やがて気泡は図中17Dに示す様に第1段部10Aと第2フランジ部材4Aの間の隙間を通って通気穴2E,2Fを経由して外部に排出され、気液境界面18A,18Bはやがて図2の様な、安定状態に戻る。また図4において下方から流出しようとした潤滑剤11Aは固定軸2に設けられたテーパ部2Bに沿って回転させられる時、図中F1に示す遠心力の接線方向分力F2の力を受け、下方への流出が、防止される。次に図5〜図6について詳細な動作を説明する。図5は、本発明の流体軸受装置が充分な時間安定回転後の状態を示している。ラジアル動圧溝3A,3Bはそれぞれ図中L1よりL2を長く、またL3よりL4を長く設けているが、安定回転時には、気液境界面18Cは、L1とL5がほぼ等しくなる位置に、また、気液境界面18Dは、L3とL6がほぼ等しくなる位置に存在する。この時はスリーブ10の径大部10Cに閉じ込められた凝集した気泡17Eの圧力は大気圧とほぼ同じになっている。次にこの気泡17Eが温度変化や、圧力の変化により膨張した場合は、気液境界面18C,18Dは上下に移動し、凝集した気泡17Eは少々圧縮された状態になるが、さらに高い圧力になった場合は、凝集した気泡17Eは、回転中、または停止中にラジアル動圧溝3Aまたは3Bに移動し、図中17G,17Hに示すように、上方または下方へ排出されて安定状態に戻る。尚、2個のラジアル動圧溝3A,3Bの間には通気穴を設けていないため、径大部10Cに蓄えられた潤滑剤は絶対に流出しない。10D外周には撥油剤被膜14Aが設けられ流出しようとする潤滑剤11Bをはじいて滲みだしを防止する。
【0009】
以上のように本実施例によれば潤滑剤は、高速回転中、停止中、また、圧力や温度に変化があった場合も潤滑剤11が外部に流出しないため、高い信頼性を有する流体軸受装置の構成が得られる。
【0010】
尚、図2においてカバー部材8の上面部には、撥油剤皮膜14Bが設けられ、潤滑剤11が滲み出す事を防止する。
【0011】
また図4においてスリーブ10にはテーパ部10Dが設けられ、万が一流出した潤滑剤11Bがあったとしても遠心力で下方へ引き戻される。また、テーパ部10D外周には撥油剤被膜14Aが設けられ流出しようとする潤滑剤11Bをはじいて滲みだしを防止する。
【0012】
また図2〜図3に示す本実施形態では、スラスト方向に2個の外側及び内側スラスト動圧溝5,6が設けられているので、固定軸に対して上下方向に衝撃荷重が加えられても軸受は非接触回転を維持することができる。
【0013】
尚、図5において2組の魚骨形状のラジアル動圧溝3A,3Bは、フランジ部材4側のラジアル動圧溝3Aの方が、他方のラジアル動圧溝3Bよりその軸方向の長さが長く構成されている。即ち(L1+L2)>(L3+L4)の関係により構成されている。これは、ディスク15A,15B,15C,15Dの回転により発生するアンバランス荷重はフランジ部材4側のラジアル動圧溝3Aに多くかかり、他方のラジアル軸受溝部3Bにはあまりかからないため、2個のラジアル軸受溝部3A,3Bが充分に荷重を受けつつ、かつ摩擦損失トルクを最少限にとどめるものである。
【0014】
尚、潤滑剤11は、その成分の90パーセント以上がエステル油を用い、残りの5パーセント以下は、鉱油、オレフィン、炭化水素等である。これは、ディスク回転装置の流体軸受は、軸受部から、決して油分が、ミスト状になって飛散流出してはならないが、エステル系潤滑油は、同等粘度の潤滑油と比べた時に、ミストの発生が極小であるからである。オイルミストの発生は、実験によれば、エステル油<オレフィン油<フッソ油<シリコーン油の順に少なく、エステル油を成分の90パーセント以上用いることにより、オイルミストが発生しないディスク回転装置が得られる。
【0015】
このように上記構成により、潤滑剤11の流出を防止し、信頼性が高い流体軸受装置が得られる。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明は、一端を下ケースに固定され、他端側近傍に第1のフランジ部材と前記第1のフランジ部材の前記下ケースとは反対側に第2のフランジ部材と、前記第2のフランジ部材の前記下ケースとは反対側の面に上軸部を有する固定軸を有し、この固定軸の略中央部に回転自在に設けられ軸受穴を有するスリーブと、前記第1と第2のフランジ部材を前記スリーブの軸受穴に連設される段部に収納し、前記第1および第2のフランジ部材の中間位置において略環状のスラスト板を前記段部に固定し、前記第2のフランジ部材の前記下ケースとは反対側に、前記第2のフランジ部材と対向する略環状のカバー部材を有し、このカバー部材を前記段部に固定し、前記固定軸と前記スリーブ相互の対向面の少なくともいずれか一方にはラジアル動圧溝と、前記第2のフランジ部材と前記スラスト板相互の対向面の少なくともいずれか一方には外側スラスト動圧溝を有し、前記ラジアル動圧溝が潤滑剤で満たされるとともに、前記外側スラスト動圧溝が、前記第2のフランジ部材とこの前記第2のフランジ部材と対向する前記カバー部材との隙間、及び前記第1フランジ部材と、前記第1フランジ部材と対向する前記段部との隙間にそれぞれ気液境界面が位置した状態で潤滑剤で満たされた構成を有することにより潤滑剤の流出を完全に防止し、信頼性が高い流体軸受装置の構成を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における流体軸受装置の断面図
【図2】図1におけるスラスト板部分の詳細図
【図3】図1におけるスラスト板部分の詳細図
【図4】図1における固定軸のテーパ部の詳細図
【図5】図1におけるラジアル動圧溝部の詳細図
【図6】図1におけるラジアル動圧溝部の詳細図
【図7】従来の流体軸受装置の断面図
【図8】図7の部分詳細図
【符号の説明】
1 下ケース
2 固定軸
2A 上軸部
2B テーパ部
2C,2D 凹部
2E,2F 通気穴
2i テーパ部
3A,3B ラジアル動圧溝
4A 第1フランジ部材
4B 第2フランジ部材
5 外側スラスト動圧溝
6 内側スラスト動圧溝
7 スラスト板
7A 連通穴
8 カバー部材
8A 径小部
8B テーパ部
10 スリーブ
10A 第1段部
10B 第2段部
10C 径大部
10D テーパ部
10E 径小部
10F 軸受穴
10G テーパ部
11,11A,11B 潤滑剤
14A,14B 撥油剤被膜

Claims (10)

  1. 一端を下ケースに固定され、他端側近傍に第1のフランジ部材と前記第1のフランジ部材の前記下ケースとは反対側に第2のフランジ部材と、前記第2のフランジ部材の前記下ケースとは反対側の面に上軸部を有する固定軸を有し、この固定軸の略中央部に回転自在に設けられ軸受穴を有するスリーブと、前記第1と第2のフランジ部材を前記スリーブの軸受穴に連設される段部に収納し、前記第1および第2のフランジ部材の中間位置において略環状のスラスト板を前記段部に固定し、前記第2のフランジ部材の前記下ケースとは反対側に、前記第2のフランジ部材と対向する略環状のカバー部材を有し、このカバー部材を前記段部に固定し、前記固定軸と前記スリーブ相互の対向面の少なくともいずれか一方にはラジアル動圧溝と、前記第2のフランジ部材と前記スラスト板相互の対向面の少なくともいずれか一方には外側スラスト動圧溝を有し、前記ラジアル動圧溝が潤滑剤で満たされるとともに、前記外側スラスト動圧溝が、前記第2のフランジ部材とこの前記第2のフランジ部材と対向する前記カバー部材との隙間、及び前記第1フランジ部材と、前記第1フランジ部材と対向する前記段部との隙間にそれぞれ気液境界面が位置した状態で潤滑剤で満たされた流体軸受装置。
  2. 第1と第2のフランジ部材とラジアル動圧溝の略中間部で、かつ固定軸外周面に開口し、前記固定軸の内部を通って外気に連通する通気穴を有する請求項1記載の流体軸受装置。
  3. ラジアル動圧溝を2組設けるとともに、前記2組のラジアル動圧溝の間は固定軸とスリーブの軸受穴で密封され、前記固定軸には周溝状の空気溜まりを有する請求項1記載の流体軸受装置。
  4. スリーブの下ケース側の端面近傍には軸受穴に連なる径小部を有する請求項1記載の流体軸受装置。
  5. スリーブの外周面には下ケースに向かって径が太くなるテーパを有する請求項1記載の流体軸受装置。
  6. スリーブの外周面に設けたテーパ部外周に撥油剤被膜を有する請求項記載の流体軸受装置。
  7. カバー部材の内周部または、上端面近傍に撥油剤被膜を有する請求項1記載の流体軸受装置。
  8. 第1フランジ部材の上面とスラスト板の対向面のいずれか一方には内側スラスト動圧溝を有する請求項1記載の流体軸受装置。
  9. スラスト板において第1のフランジ部材側と第2のフランジ部材側を連通する連通穴を有する請求項1記載の流体軸受装置。
  10. 固定軸上で、前記ラジアル動圧溝の前記2枚のフランジ部材の反対側部分に略隣接し、前記フランジ部材から遠ざかるに従い径が細くなるテーパ部を有する請求項1記載の流体軸受装置。
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