JP3959020B2 - 光学的変位検出器 - Google Patents

光学的変位検出器 Download PDF

Info

Publication number
JP3959020B2
JP3959020B2 JP2002341621A JP2002341621A JP3959020B2 JP 3959020 B2 JP3959020 B2 JP 3959020B2 JP 2002341621 A JP2002341621 A JP 2002341621A JP 2002341621 A JP2002341621 A JP 2002341621A JP 3959020 B2 JP3959020 B2 JP 3959020B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical element
light receiving
optical
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002341621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004177189A5 (ja
JP2004177189A (ja
Inventor
直樹 藤井
卓 森谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Holdings Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Holdings Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Holdings Co Ltd, Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Holdings Co Ltd
Priority to JP2002341621A priority Critical patent/JP3959020B2/ja
Publication of JP2004177189A publication Critical patent/JP2004177189A/ja
Publication of JP2004177189A5 publication Critical patent/JP2004177189A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3959020B2 publication Critical patent/JP3959020B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は被測定物に光を照射し、その反射光の強度、角度変化を検出することによって、被測定物の変位、振動、音響、加速度、圧力などの検出を行う光学的変位検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
発光素子から発光された光を光学系を介して被測定物に照射し、被測定物からの反射光の強度変化や角度変化を測定する光学的変位検出器の応用例の一つに光マイクロフォンがある。この光マイクロフォンにおいては、感度向上の為にダイヤフラム(被側定物)近傍まで導光路を設けているものが多い。また、感度向上の為に導光路をダイヤフラムに近づけ過ぎるとダイヤフラム近傍の空気の流動によって問題が生じる為に導光路の形状を工夫したり、光損失の低減を狙った構造の導光路を使用した例も見られるようになってきている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−331989号公報(第3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光マイクロフォンなどの光学的変位検出器は基本的にダイヤフラムからの反射光の強度変化を直接、または導光路を通して受光素子で検出する方式でありダイヤフラムの変位に伴う光路長変化が光量変化の第一要素であり小型化要求の強い音響マイクロフォン、圧力センサ、振動センサ、加速度センサなどでは外形形状の制限もあり単純な反射散乱光の強度や変位を直接または簡易的な導光路を通して受光素子に入射する構成が取られており感度的に十分な特性が得られていないのが現状である。このように、光学的変位検出器を応用した音響マイクロフォンや圧力センサなどでは小型化した場合に十分な感度が得られない欠点があり光学的変位検出方式以外の静電型や電磁型が使用される場合が多いが静電型や電磁型では周辺からのノイズの影響を受け易い欠点がある。
【0005】
(発明の目的)
本発明は上記課題を解決して小型で高感度な光学的変位検出器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の光学的変位検出器は、発光素子からの光を平行化して被測定物に照射し、その反射光の光路に臨界角付近での光学特性を利用した光学素子を配置して検出感度の向上を達成する。更に二つの受光素子を用いて、光学素子の境界面における反射光と透過光とを検出し、それぞれの出力を差動処理することにより更なる感度向上とノイズの低減を行い小型、高感度、低ノイズの光学的変位検出機構を達成する。
【0007】
【発明の実施の形態】
[第一の実施形態]
本実施形態は本発明における光学的変位検出器を音響マイクロフォンに適用した例について説明する。図1は本実施形態における光音響マイクロフォンを示す概略断面図である。図1に示すように、本実施形態における光音響マイクロフォンは、発光素子として光源に用いるLED1と、空気振動に伴って変位、振動するダイヤフラム2と、光学素子3と、第1の受光素子4と、第2の受光素子5と、前記LED1の台6と、前記第1の受光素子4の台7と、前記第2の受光素子5の台8と、前記ダイヤフラム2の支持台9と、全体を乗せる基台10とを備えている。尚、前記LED1は光源を樹脂で封止したタイプで樹脂には発光した光を平行光化して外部に出力するレンズ機能も持ったものである。また、前記LED1から出射した光束15を矢印で示す。
【0008】
次にこの構成での変位検出動作について図1、図2、図3を用いて説明する。図1において、外部からの音響入力があるとダイヤフラム2が振動する。光音響マイクロフォンとしてはこの振動状態を検出するのが目的となり本実施形態ではLED1から平行化された光束15がダイヤフラム2に照射され、ダイヤフラム2から反射された光束15は光学素子3に入射する。更に光学素子3の境界面で反射された光束が第1の受光素子4に入射され、前記光学素子3の境界面を透過した光束が第2の受光素子5に入射される。
【0009】
前記ダイヤフラム2の振動状態の検出は、時間とともに変化するダイヤフラム2の変位の検出である。以下、図1の部分拡大図である図2を用いてダイヤフラム2からの反射光の光路変化を検出する方法について説明する。
【0010】
図2中のLED1から照射される光束15は実際には太さを持っているが説明の簡略化の為に矢印線で表示する。また、図2において、無音時の定常状態でのダイヤフラムの定常位置20を実線で示し、図2の上方へ変位した状態のダイヤフラム2の上方変化の上限位置21を一点鎖線で示し、図2の下方に変位した状態でのダイヤフラムの下方変化の下限位置22を破線で示す。今後の説明では、ダイヤフラムの振動によるそれぞれの位置を、ダイヤフラムの定常位置20、ダイヤフラムの上限位置21、ダイヤフラムの下限位置22として説明する。
【0011】
ダイヤフラムの下限位置22における反射光24、ダイヤフラムの定常位置20における反射光25、ダイヤフラムの上限位置21における反射光26は、光学素子3へ入射され光学素子3内を進行して光学素子3の境界面で反射光と透過光に分割される。図2では前記反射光24が光学素子3の境界面で反射した光を反射光24R、透過した光を透過光24Tとし、前記反射光25が境界面で反射した光を反射光25R、透過した光を透過光25Tとし、前記反射光26が境界面で反射した光を反射光26R、透過した光を透過光26Tと表現している。
【0012】
前記光学素子3の境界面での反射光24R、25R、26Rは光学素子3の形状が球面または放物面などの集光形状であるため受光素子4上に集光する。一方光学素子3を透過する透過光24T、25T、26Tも光学素子3のレンズ効果により受光素子5上に集光される。
【0013】
次に、図2をさらに拡大した図3、及び光の反射、透過特性を示す図4を用いて本実施形態における光の光路変化の検出方法について説明する。図3にダイヤフラム2からの反射光24、25、26が光学素子3の境界面に入射する点における法線30、31、32及び光学素子3の境界面に対する入射角33、34、35を示す。
【0014】
本実施形態の光学素子3では光学素子3に曲面を持たせることにより入射光の位置により光学素子3から出射される反射光、透過光が大幅に変化するような構造とする為に図3中でダイヤフラムの上限位置21における反射光26の入射角35を臨界角より若干小さい角度とし、ダイヤフラムの下限位置22における反射光24の入射角33もブリュースター角より若干大きめとなるように設定してある。
【0015】
上記の入射角33、35の設定で入射角の範囲を臨界角に対して若干小さく、ブリュースター角に対して若干大きくしているのは部品や組立ての誤差により光の入射角が上記ブリュースター角と臨界角の範囲を越えないようにする為である。
【0016】
図2においてダイヤフラム2の動作時の位置が定常位置20、上限位置21、下限位置22の間で変化すると図3で示したようにダイヤフラム2からの反射光24、25、26の状態で光学素子3に入射される。光学素子3に入射し、さらに光学素子3から外部への境界面まで達した光は境界面で反射光と透過光にわかれる。
【0017】
光が屈折率の高い媒体から屈折率の低い媒体へ入射する点における入射光に対する反射光の強度は、入射角により図4に示すような特性を示す。図4は代表的な光学ガラスであるBK7の特性である。以降の説明はBK7を光学素子3の材質として説明する。
【0018】
屈折率の異なる媒体境界面での反射率は入射光成分の入射面に平行な波面を持つRp成分と入射面に垂直な波面を持つRs成分で特性が異なる。本実施形態における光学素子3の特徴である境界面は、屈折率の高い媒体から屈折率の低い媒体への境界面に光が入射された場合であり、この場合の反射特性を図4を用いて説明する、図4ではRs、Rpの各偏光面における反射の状態を示しており偏光の無いLEDなどの光源での反射率はRsとRpの中間的な反射となる。図4からわかるように反射光量はブリュースター角から臨界角までの間で大きく変化する。このような反射、透過の現象はフレネルの公式により説明されており図4もフレネルの公式より導かれた図である。なお図4は高屈折率媒体に光学ガラスBK7、低屈折率媒体を空気とした特性であり他の媒体では若干ブリュースター角、臨界角は変化する。また光学素子材料に光の透過率の良い上記BK7やアクリル樹脂材料を用いた場合は、入射光が反射光と透過光に分割され損失はほとんど発生しない。
【0019】
以上のように本実施形態では光学素子3の曲面上の境界面への入射角をブリースター角と臨界角の間に設定することにより光学素子3の境界面での反射光、透過光の比率が大きく変化する為、光学素子3から出射される光は透過光、反射光共に大幅に変化し第1の受光素子4及び第2の受光素子5へ入射される光量もダイヤフラム2の変位に対して大幅に変化し受光素子4、5から大きな信号出力が得られる。
【0020】
本実施形態の光学素子3では光学素子面に球面や放物面などの光学的に集光効果のある曲面を持っている為、光学素子3から出力される光は光学素子境界面での透過光、反射光共に収束光である。図3中の前記光学素子3の境界面での反射光24R、25R、26Rは受光素子4上に集光される。また光学素子境界面での透過光24T、25T、26Tは受光素子5上に集光される。この収光効果により光の有効利用度が上がり、感度の向上が達成される。更に受光素子3の面積も小さくできる為ノイズ特性の向上やコストダウンの効果も達成される。
【0021】
本実施形態では受光手段として受光素子を2つ用いており2つの受光素子に入射される光量はダイヤフラムの変位に対して差動的であり一方に多く入射される条件では他方の受光量は減じる為2つの受光素子の出力を電気回路により差動的に処理することにより更に感度が向上する。さらに外部ノイズに対しては2つの受光素子の位置が近く、ほぼ同等のノイズが入力される為、第1の受光素子4、第2の受光素子5の二つの出力を電気的に差動処理を行うことにより感度の向上とノイズの低減効果も得られる。
【0022】
次に光学素子3について説明する、図5は光学素子3を示し、材質は前述した代表的な光学ガラスBK7として説明するが実施においては他の光学ガラスや樹脂材料でも実施可能である。図5中、図5(a)は正面図、図5(b)は上面図、図5(c)は側面図を示す。光学素子3は二つの平面と一つの曲面で構成され、曲面は球面や放物面のような多次関数曲面が好ましく本実施形態では放物面としている。入射光と平面との関係は平面に対して法線付近の角度になることが不要反射の低減の為に有効であり、また曲面で反射された成分の光が他平面より出射する角度も同様である。
【0023】
光学素子3の二つ平面での反射光は検出時のノイズになる為、高感度検出には二つの平面に反射防止膜を配置することも有効である。またダイヤフラム2の反射面は鏡面であることが感度向上の為に好ましい。
【0024】
次に検出回路について説明する。図6は本実施形態の検出回路例で発光素子にLEDを用い、二つの受光素子にフォトダイオード(以降の説明ではPD)を使用している例である。図6中において前記検出回路は、LED50、第1のPD51、第2のPD52、第1のPDの信号を増幅する第1のヘッドアンプ53、第2のPDの信号を増幅する第2のヘッドアンプ54、二つのヘッドアンプ出力を差動増幅する差動アンプ55、LED50に電流を流して点灯するLEDドライバー57で構成されており、その出力は検出器出力56で表してある。
【0025】
図6の構成の検出回路では第1のPD51からの信号と第2のPD52からの信号とを第1のヘッドアンプ53及び第2のヘッドアンプ54で増幅し、さらに差動アンプ55によって差動的に増幅する。前記第1のPD51と第2のPD52とは近傍に設置出来る為、外部からの電磁ノイズの進入はほぼ同量でありこの2つの出力の差を取ることによりノイズ成分の抑圧が達成される。また必要な信号成分はダイヤフラム2の変位に伴う第1のPD51、第2のPD52への光入力が差動的に変化する為、単一の受光素子を使用する場合に対して約2倍の感度が得られる。
【0026】
次に検出感度を安定化させた検出回路の改良型の実施例を示す。図7は図6の検出回路の改良版で回路的には、やや複雑であるが検出感度の安定化が計れる方式である。LEDへ流す電流は直流の一定値とすることが回路的にも簡単であり一般的であるが改良型の本実施例では第1のPD51、第2のPD52からの出力を増幅した第1のヘッドアンプ53、第2のヘッドアンプ54の出力を加算回路により処理して出力の和信号を得る。出力の和は光学素子内での損失等の成分を無視すれば発光素子LED50からの出力光強度に比例するため和信号を一定となるような回路構成とすることで温度や電源変動等による変動をキャンセルした一定の感度を得ることができる。この改良型の検出回路では、図7に示すように、加算回路と加算回路の出力が一定となるように構成したサーボ回路を内臓したLEDドライバー58を備えている。
尚、本実施形態では発光素子にLED(発光ダイオード)、受光素子にPD(フォトダイオード)を使用しているが他の発光素子、受光素子を利用しても実施は可能である。
【0027】
[第二の実施形態]
受光手段として受光素子を1個使用した光学的変位検出器を音響マイクロフォンに適用した実施形態を図8に示す。図8に示すように、本実施形態における音響マイクロフォンは、図1に示す第一の実施形態における音響マイクロフォンから光学素子境界面で反射された光を受光する第1の受光素子4を省略し、第2の受光素子5で透過光のみを検出するようにしている。受光素子2個のタイプの第一の実施形態に比べて感度は約半分になるが、従来の反射光を直接受ける構造に比べれば光学素子による臨界角付近の急激な透過光変化の特性が利用できるため高感度となる。本実施形態における音響マイクロフォンはローコスト化がはかれるメリットがある。
【0028】
[第三の実施形態]
受光手段として受光素子を1個使用した光学的変位検出器を音響マイクロフォンに適用した他の実施形態を図9に示す。図9に示すように、本実施形態における音響マイクロフォンは、図1に示す第一の実施形態における音響マイクロフォンから光学素子境界面で透過された光を受光する第2の受光素子5を省略し、第1の受光素子4の反射光のみを検出する方式を採用したものである。受光素子2個のタイプの実施形態に比べて感度は約半分になるが、従来の反射光を直接受ける構造に比べれば光学素子による臨界角付近の急激な反射光変化の特性が利用できるため高感度となる。本実施形態における音響マイクロフォンはローコスト化がはかれるメリットがある。
【0029】
尚、各実施形態においては、光学的変位検出器を音響マイクロフォンに適用した例で説明したが、この他に、圧力センサ、振動センサ、加速度センサ等に適用した場合においても同様の効果を得ることが出来る。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明の光学的変位検出器によればダイヤフラム等の振動体の変位を光学的検出手段を用いて高感度に測定することが可能となる。また、受光素子を2つ用いることにより更なる感度の向上とノイズの低減をはかることが可能となると共に検出回路で2つの受光素子からの信号の和を利用した制御を行うことにより高い安定度を得ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態における光学的変位検出器を応用した音響マイクロフォンを示す概略図。
【図2】本発明の第一の実施形態における音響マイクロフォンの臨界角特性を利用した原理の説明図。
【図3】図2の部分拡大詳細図。
【図4】光学ガラスBK7での反射、透過特性特性図。
【図5】本発明の第一の実施形態における光学素子外形図。
【図6】本発明の第一の実施形態における検出回路を示す図。
【図7】本発明の第一の実施形態における検出回路の他の例を示し、和信号処理を含めた検出回路を示す図。
【図8】本発明の第二の実施形態における音響マイクロフォンを示し、受光素子を1個を用い光学素子からの透過光を検出する方式を示す概略図。
【図9】本発明の第三の実施形態における音響マイクロフォンを示し、受光素子を1個用い光学素子からの反射光を検出する方式を示す概略図。
【符号の説明】
1 LED
2 ダイヤフラム
3 光学素子
4 第1の受光素子
5 第2の受光素子
6 発光素子台
7 第1の受光素子台
8 第2の光素子台
9 ダイヤフラム支持台
10 基台
15 発光素子からの出射光束
20 ダイヤフラム定常位置
21 ダイヤフラム上限位置
22 ダイヤフラム下限位置
24 ダイヤフラム下限位置での反射光
25 ダイヤフラム定常位置での反射光
26 ダイヤフラム上端位置での反射光
24T 光学素子からの透過光
25T 光学素子からの透過光
26T 光学素子からの透過光
24R 光学素子からの反射光
25R 光学素子からの反射光
26R 光学素子からの反射光
30 光学素子の境界面での法線
31 光学素子の境界面での法線
32 光学素子の境界面での法線
33 光学素子の境界面での入射角
34 光学素子の境界面での入射角
35 光学素子の境界面での入射角
50 LED
51 第1のPD
52 第2のPD
53 第1のヘッドアンプ
54 第2のヘッドアンプ
55 差動アンプ
56 検出器出力
57 LEDドライバー
58 和信号処理機能を備えたLEDドライバー

Claims (4)

  1. 被測定物に光を照射する発光素子と、前記被測定物からの反射光の光路に配置する光学素子と、該光学素子の出射光の位置、角度変化を検出する受光手段とを備え、前記光学素子の少なくとも一方の面に、球面、放物面等の多次関数曲面を形成し、前記受光手段が第1の受光素子と第2の受光素子との2つの受光素子を有し、前記第1の受光素子が前記光学素子の境界面における反射光の位置、角度変化を検出し、前記第2の受光素子が前記光学素子の境界面における透過光の位置、角度変化を検出し、前記光学素子の界角付近の反射、透過特性を利用して前記被測定物からの反射光の位置、角度変化を拡大することによって検出感度を向上させるように構成されていることを特徴とする光学的変位検出器。
  2. 前記光学素子の多次関数曲面における前記被測定物の上限位置からの反射光の入射角が臨界角より小さい角度に設定され、前記光学素子の多次関数曲面における前記被測定物の下限位置からの反射光の入射角がブリュースター角より大きい角度に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の光学的変位検出器。
  3. 前記2つの受光素子の出力を差動的に処理する処理回路を有することを特徴とする請求項1に記載の光学的変位検出器。
  4. 前記2つの受光素子の出力の和が一定となるように前記発光素子の出力が制御されていこることを特徴とする請求項1に記載の光学的変位検出器。
JP2002341621A 2002-11-26 2002-11-26 光学的変位検出器 Expired - Fee Related JP3959020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002341621A JP3959020B2 (ja) 2002-11-26 2002-11-26 光学的変位検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002341621A JP3959020B2 (ja) 2002-11-26 2002-11-26 光学的変位検出器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004177189A JP2004177189A (ja) 2004-06-24
JP2004177189A5 JP2004177189A5 (ja) 2005-11-04
JP3959020B2 true JP3959020B2 (ja) 2007-08-15

Family

ID=32703897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002341621A Expired - Fee Related JP3959020B2 (ja) 2002-11-26 2002-11-26 光学的変位検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3959020B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7225676B2 (en) * 2004-05-18 2007-06-05 Jennings Technology Method and apparatus for the detection of high pressure conditions in a vacuum switching device
US20060045530A1 (en) * 2004-08-31 2006-03-02 Lim Sin H Compact optical transceiver module
CN105334626B (zh) * 2015-10-30 2021-06-01 吴东辉 声波信号的无源被动式光传送装置及方法
KR101774782B1 (ko) 2016-01-29 2017-09-05 (주)에스엠텍 비접촉식 레이저 변위센서

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004177189A (ja) 2004-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5132548A (en) High sensitivity, large detection area particle sensor for vacuum applications
JP5667980B2 (ja) 変換器システム
US7583390B2 (en) Accelerometer comprising an optically resonant cavity
US7521668B2 (en) Optical audio microphone arrangement including a Michelson type interferometer for providing a phase difference between different parts of light beams
US6590661B1 (en) Optical methods for selectively sensing remote vocal sound waves
US7551295B2 (en) Displacement sensor
EA034405B1 (ru) Оптический датчик давления
US20060138327A1 (en) Photoacoustic detector
US5266798A (en) High sensitivity, large detection area particle sensor for vacuum applications
JP3959020B2 (ja) 光学的変位検出器
US5315373A (en) Method of measuring a minute displacement
NO20151276A1 (en) Noise canceling detector
CN112254799B (zh) 一种抗振动差分式干涉声敏检测装置
JPS58113839A (ja) 露点検出装置
JP2000187001A (ja) 散乱光式煙感知器
US20230362552A1 (en) Sound measuring device
JP3375319B2 (ja) 粒度分布測定装置及び粒度分布測定方法
JPH04369464A (ja) 光散乱式粒子検出装置
JP3212867U (ja) 半導体表面プラズモン共鳴検出装置
JP2009063311A (ja) ガス検知装置
JPH103691A (ja) 光ピックアップ装置
JP3907405B2 (ja) 音響検出装置
JP2024016805A (ja) ガス検出装置
WO2022015697A2 (en) Fully compensated optical gas sensing system and apparatus
JP2000146812A (ja) 粒径分布測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050811

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070511

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees