JP3958810B2 - 測定放射の補正方法 - Google Patents

測定放射の補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3958810B2
JP3958810B2 JP16638996A JP16638996A JP3958810B2 JP 3958810 B2 JP3958810 B2 JP 3958810B2 JP 16638996 A JP16638996 A JP 16638996A JP 16638996 A JP16638996 A JP 16638996A JP 3958810 B2 JP3958810 B2 JP 3958810B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intensity
subject
scattering
measurement
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16638996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0910199A (ja
Inventor
オーネゾルゲ ベルント
リュールンショプフ エルンストペーター
クリンゲンベック−レーグン クラウス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JPH0910199A publication Critical patent/JPH0910199A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3958810B2 publication Critical patent/JP3958810B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/52Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/5258Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis involving detection or reduction of artifacts or noise
    • A61B6/5282Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis involving detection or reduction of artifacts or noise due to scatter
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N23/00Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00
    • G01N23/02Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material
    • G01N23/04Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material and forming images of the material
    • G01N23/046Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material and forming images of the material using tomography, e.g. computed tomography [CT]
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2223/00Investigating materials by wave or particle radiation
    • G01N2223/40Imaging
    • G01N2223/419Imaging computed tomograph

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の検出素子から成る検出器アレイを備え前記検出素子の出力信号からX線画像を算出する貫通放射測定用X線診断装置の散乱放射成分に基づく測定放射の補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえばX線コンピュータ断層撮影装置のようなX線診断装置においては被写体散乱線が生じ、これは画像のアーチファクトを引き起すおそれがあって、これにより医療上の診断が難しくなる可能性がある。このような散乱線ないし散乱放射線の影響を抑える目的でたとえば、回転式の管状検出器による測定装置構成を備えた第3世代のX線コンピュータ断層撮影装置では、各検出素子の間にコリメータ薄板が設けられている。このコリメータ薄板は管焦点に向けて配向されており、このことで斜め方向に生じる散乱線が部分的に遮蔽される。この種のコリメータ板は、定置された検出器リングと回転式X線管を備えた第4世代のX線コンピュータ断層撮影装置では著しい制限付きでしか使用できない。その理由は、それによって散乱線だけでなく測定放射線の一部分も除去されてしまうからである。第4世代のX線コンピュータ断層撮影装置であると、測定データのうち散乱線の占める割合はかなりのものであって、良質な画像品質を得るためあとから補正することがどうしても必要となる。第3世代のX線コンピュータ断層撮影装置の場合には散乱線によるデータの誤りは比較的僅かではあるが、それでもやはり障害を及ぼすアーチファクトの生じる可能性がある。したがってこの場合にも補正は有用なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の課題は、散乱線の強度の最適な算出が行われ、それに基づき補正を行えるようにした測定放射の補正方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明によればこの課題は、ウィンドウ関数によりウィンドウ化され経験的に求められたパラメータpにより累乗された測定強度と、減衰されていない1次強度により正規化され経験的に求められたパラメータqにより累乗された強度の対数との乗算により、前方散乱強度が求められ、距離関数G(γ)による前方散乱強度の畳込みにより被写体散乱線が算出され、該距離関数G(γ)により、前記検出素子(4)における個々の測定ビームに起因する散乱分布の形態が記述され、

【数3】
Figure 0003958810
に従い被写体(6)の広がりに応じて前記距離関数G(γ)が変化し、(δ,γ)は焦点位置および焦点扇面投影における各チャネルの連続的な中心角度座標であり、
【数4】
Figure 0003958810
であり、スライス厚に依存する重み付けf(Δz sl )、偏心の被写体の特別な処理のための投影に依存する重み付けg(a(δ))、ならびに機械定数C によるスケーリングが含まれることを特徴とする、散乱放射成分に基づく測定放射の補正方法により解決される。
【0005】
従属請求項には、たとえば散乱線の補正に関する有利な実施形態が示されている。本発明は一般的にはX線コンピュータ断層撮影装置において利用するのに適しているが、ディジタルデータ処理の行われるその他のX線診断装置において利用するのにも適している。
【0006】
次に、図面を参照しながら本発明について詳細に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1に示されているコンピュータ断層撮影装置ではX線管の焦点1が示されており、そこから扇状に形成されていくX線ビーム束2が発していて、このビーム束2はリング状に構成された検出器3に当射する。検出器3の1つの検出素子には参照符号4が付されている。X線ビーム束2は、測定フィールド5内に配置されている対象物体ないし被写体6を貫通する。
【0008】
本発明におけるフィルタリング補正の基本的な技術思想は、1つの投影内における全体の散乱強度の分布を、この投影像における強度値の重み付けおよびそれに続く1つの中心による畳み込みを行うことにより得ることである。重み付けおよび畳み込み中心に関する規則は、いわゆる前方散乱に基づく物理的なモデルから導かれる。
【0009】
この図にはX線ビーム束2の測定ビーム7が示されており、これは焦点1から発して検出素子4における図示の位置で終端している。図1に示されているように測定ビーム7は、被写体6中を進む経路1を経てビーム方向で線膨張dlを有する散乱中心S(i)に当射する。S(i)から発した散乱強度の一部分は、減衰された測定ビーム7の強度I(F,D)で検出素子4に到達するほどの小さい角度で放射される。散乱中心S(i)のすぐ後ろにおける前方散乱強度
【0010】
【数1】
Figure 0003958810
【0011】
に関して、これはそこにおける電子密度ひいては減衰値μS(i)、膨張率dlならびにS(i)付近に到来する測定ビーム7の強度に依存するものとする。比例定数Ksc,forwおよび減衰されていない1次強度Iによって、
【0012】
【数2】
Figure 0003958810
【0013】
が成り立つ。
【0014】
前方散乱した量子が検出器3に到達する前にそれらの量子は必然的に、被写体6から測定ビーム7の射出点までの路程L−lをほぼ走行することになる。その際には、新たな散乱プロセスは発生しないはずである。もちろん、前方散乱した量子の一部分は吸収される。式(1)により減衰値に関する相応の線積分の指数項との乗算が行われた後、散乱中心S(i)から発し検出素子4により検出される前方散乱強度dIsc,forw,S(i),(F,D)は次式の通りになる。
【0015】
【数3】
Figure 0003958810
【0016】
ここで対象物体ないし被写体6では測定ビーム7に沿った連続的な散乱中心分布であるとすれば、検出器3において全体の前方散乱強度Isc,forw,(F,D)は、測定ビーム7の経路全体にわたる散乱中心位置における減衰値μS(i)の積分により得られる。
【0017】
【数4】
Figure 0003958810
【0018】
減衰されていない1次強度Iと線積分の指数項との積は、被写体6から射出した後の測定ビーム7における減衰された強度I(F,D)と等しい。したがって、この線積分を商I(F,D)/Iの自然対数により変形できる。
【0019】
【数5】
Figure 0003958810
【0020】
図1によれば検出器3は、中心角度γにおいて焦点位置Fに対する焦点扇面内に位置している。Isc,forw,(F,D)から出発して、γ∈[−γmax/2;γmax/2]のX線ビーム束2のすべての検出素子において測定ビーム7により供給される散乱強度を、経験的に弱めることができる。
【0021】
微分断面積および散乱エネルギーと、軸対称の散乱プロセスにおける散乱角度Ψ∈[−π/2;π/2]に対するコンプトン散乱およびレイリー散乱との基本的な散乱角度依存性によって、測定ビーム7の散乱寄与成分はX線ビーム束2における検出器3からの間隔によって減少する、という仮定が正当化される。図2にはこの実施例で適用できる距離関数G(γ−γ)が定性的に示されており、これはγ=γのときに最大値をとり、角度範囲[−γmax+γ;γmax+γ]にわたるものである。対象としている検出素子がγ=±γmax/2でX線ビーム束2の一方の周縁に位置していれば、この距離関数は他方の周縁における検出素子にも及ぶ。
【0022】
前述の考察によりわかることは、測定ビーム7により検出素子4において前方散乱強度Isc,forw(F,D)が引き起こされることである。ここで前提とするのは、X線ビーム束2における他の検出素子の散乱寄与成分Isc,(F,D)(γ)は、中心角度γ∈[−γmax/2;γmax/2]のとき、前方散乱強度ならびに距離関数の積から得られることである。
【0023】
【数6】
Figure 0003958810
【0024】
である。
【0025】
焦点位置に対するX線ビーム束2内の全体的な散乱強度Isc(γ)の分布を求めるために、すべての検出素子について扇面におけるすべてのビームの寄与成分を合計する必要がある。連続的な検出器配分と連続的な扇状ビームであるとすれば、このためには中心角度γを有するすべての可能な検出器位置に関して式(5)による積分を行う必要がある。
【0026】
【数7】
Figure 0003958810
【0027】
ここでIsc,forw(γD)は、焦点扇面内で中心角度γを有する1つの検出素子における前方散乱強度である。式(6)による積分は、距離関数G(γ)を有する焦点扇面内の前方散乱強度における分布の畳込みを表している。
【0028】
【数8】
Figure 0003958810
【0029】
測定データにおける散乱エネルギー成分を無視すれば式(4)によって、測定された焦点扇面の投影データIdist(γ)から近似的に、次式(8)を用いて前方散乱強度の分布を算出できる。
【0030】
【数9】
Figure 0003958810
【0031】
本来の補正は、算出された散乱強度を散乱を受けたデータの強度値から減算することである。式(8)により明確にされているのは、この方法によれば基準画像は不要であり、測定された投影データのみでうまく行えることである。しかし、良好に機能するアルゴリズムのためには、距離関数の形態ならびに比例定数Ksc,forwの大きさに対し詳細な調査が必要とされる。これはこのような実験的なモデルによる物理的な条件をできるかぎり良好に再現するためである。
【0032】
測定された強度値Idist(δ,γ)からのすべての検出器扇面のチャネルにおける散乱強度を算出するための補正式(9)には、距離関数による前方散乱分布の畳込みのほかにスライス厚に依存する重み付けf(Δzsl)も含まれている。さらに、偏心の被写体の特別な処理のための投影に依存する重み付けg(a(δ))、ならびに機械定数Cによるスケーリングが行われる。
【0033】
【数10】
Figure 0003958810
【0034】
(δ,γ)は、焦点位置および焦点扇面投影における各チャネルの連続的な中心角度座標である。R(γ)は式(7)から得られる。
【0035】
前方散乱強度の算出にはさらに、関連づけるべき強度値に対し適切な制限を設定するウィンドウ関数Wε{.}も関与する。実験的な検査に基づき、ウィンドウ化された強度およびパラメータpおよびqによる線積分の累乗が有用であると判明した。
【0036】
距離関数Gとしてたとえば、形状パラメータAを整合させながら式(10)を用いることができる。図2による基本的な特性を有する中央の検出器角度γのその他のいかなる関数でも考えられる。距離関数により、各検出器において個別の測定ビームを生じさせる散乱分布の形態が記述される。対象とする機器の形態的特性においていわゆるニードル形(ピン形)ビームに対する散乱のシミュレーションおよび測定によりGが求められるようになる。
【0037】
【数11】
Figure 0003958810
【0038】
距離関数の最大の幅は、投影方向に対し垂直な被写体の広がりにより変化し得る。偏心の被写体については、式(11)からの散乱体重心と検出器の円弧との間隔aによる重み付け関数g(a)を考慮する必要がある。この場合、aは投影に依存するものであり、したがってδとともに変化する。K0,a,K1,aおよびrは経験的に求めることのできる定数である。
【0039】
【数12】
Figure 0003958810
【0040】
sc,forwは被写体に依存するものと判明した。この場合、被写体特有のパラメータとしてたとえば、測定されたデータセット中の最小強度値または被写体の最大の広がりを選ぶことができる。式(12)において定義される値Kscに関して種々異なるスライス厚に対するテーブルを設けることができる。式(12)では、減衰されていない1次強度に合わせて正規化されたデータセット中の最小強度により被写体が記述される。
【0041】
【数13】
Figure 0003958810
【0042】
図3には、1つの検出器アレイを備えた第4世代のコンピュータ断層撮影装置(CT)のためのKscの基本的特性が示されている。この場合、種々異なる構造形式のCTについて実験的に散乱ビーム測定または画像品質最適化によってテーブルを求める必要があり、図3に示された経過特性とは全く異なる可能性がある。その際、スライス厚の重み付け関数f(Δzsl)はほぼ直線的な経過特性を示す。
【0043】
式(9)〜式(12)を用いてすべての投影におけるあらゆるチャネルに対し散乱強度Idist(δ,γ)を求めた後、それらを測定データから減算する必要がある。補正された強度の新たな対数化を経て再構成が行われ、補正画像が得られる。
【0044】
上述の考察は、1つの検出器アレイを備えた第4世代のCTにおける焦点扇面投影の補正を基礎とするものである。一般に第4世代のCTに関しては、検出器扇面投影から画像が再構成される。この場合、検出器扇面データの場合と同様にパラメータの修正により補正を実施できる。第3世代のCTの場合には基本的に、焦点扇面投影が記録される。使用される可能性のある検出器コリメータによって、相応に整合すべき補正パラメータに対し作用が及ぼされる。
【0045】
多くの再構成アルゴリズムは、適切な補間の切り換えにより扇面データから得られるパラレルデータを必要とする。パラレルデータの場合にも既述の散乱ビーム補正を実施できる。しかもこの場合、減衰されていない1次強度により正規化された強度値についても正規化されない強度値についても補正を適用してもかまわない。
【0046】
距離関数を用いた前方散乱分布の畳込みは、周波数領域における離散したスペクトルの乗算として実行されることになる。離散フーリエ変換はFFTにより行われる。散乱寄与成分が投影ごとに跳躍的には変化しないものとすれば、限られた個数の投影についてのみ明確に散乱寄与成分を畳込みにより算出すれば十分である。そのほかの投影における散乱強度については、たとえば線形補間のような単純な補間規則により求めることができる。距離関数および前方散乱分布をスペクトル領域で十分に帯域制限すれば、離散的な畳込みにおける計算の複雑さをいっそう低減できる。この場合、距離関数と前方散乱分布のサブサンプリングの後でFFTを短縮して実行できる。チャネル方向においてたとえばやはり線形補間のような単純な補間を行うことにより、最終的には畳み込みにおけるすべての必要な値が得られる。実験によれば、上述の措置により95%までコストを節約できることが判明した。
【0047】
多重アレイ検出器を備えたコンピュータ断層撮影装置において、既述の補正を2次元でも実施できる。さらに本発明によれば、平面的な検出器つまり複数の検出素子から成る2次元のアレイとして構成された検出器を備えた慣用のX線装置における2次元の補正にも適している。
【0048】
また、スライス厚および被写体に依存するスケーリング定数Kscのテーブルを設けることで、補正のパラメータ化を行うことができる。この場合、スライス厚依存性はほぼ線形の関数であると判明した。被写体依存性は、データセットにおける最小強度または最大値減衰により、あるいは被写体の最大の広がりにより考慮できる。さらに、第3世代のCTにおける焦点扇面形態特性またはパラレル形態特性におけるデータ、あるいは第4世代のCTにおける焦点扇面形態特性、検出器扇面形態特性またはパラレル形態特性におけるデータにより、補正を行うことができる。その際、スキャナには1つまたは複数の検出器アレイを用いることができる。
【0049】
適用事例に応じて、適切な座標系において距離関数を用いることで前方散乱分布の1次元または2次元の畳込みにより被写体散乱線の数値算出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するため第4世代のX線コンピュータ断層撮影装置の基本部分を示す図である。
【図2】図1を説明するための特性曲線図である。
【図3】図1を説明するための特性曲線図である。
【符号の説明】
1 焦点
2 X線ビーム束
3 検出器
4 検出素子
5 測定フィールド
6 被写体
7 測定ビーム

Claims (5)

  1. 複数の検出素子(4)から成る検出器アレイ(3)を備え前記検出素子(4)の出力信号からX線画像を算出する貫通放射測定用X線診断装置の散乱放射成分に基づく測定放射の補正方法において、
    ウィンドウ関数(Wε{.})によりウィンドウ化されパラメータpにより累乗された測定強度(Idist)と、減衰されていない1次強度(I)により正規化されたパラメータqにより累乗された強度(Idist/I)の対数との乗算により、前方散乱強度が求められ
    前記パラメータpおよびqは、散乱線強度の最適な算出のため実験的な検査に基づき決定され、
    距離関数G(γ)による前方散乱強度の畳込みにより被写体散乱線が算出され、該距離関数G(γ)により、前記検出素子(4)における個々の測定ビームに起因する散乱分布の形態が記述され、

    Figure 0003958810
    に従い被写体(6)の広がりに応じて前記距離関数G(γ)が変化し、
    (δ,γ)は焦点位置および焦点扇面投影における各チャネルの連続的な中心角度座標であり、
    Figure 0003958810
    であり、
    スライス厚に依存する重み付けf(Δz sl )、偏心の被写体の特別な処理のための投影に依存する重み付けg(a(δ))、ならびに機械定数C によるスケーリングが含まれることを特徴とする、
    測定放射の補正方法。
  2. 散乱体重心と検出器アレイ(3)との距離に依存する関数(g)により、前記投影に依存する重み付けが行われる、請求項記載の方法。
  3. スライス厚および被写体に依存するスケーリング定数(Ksc)のテーブルを設けることにより前記補正のパラメータ化が行われる、請求項1または2記載の方法。
  4. 減衰されていない1次強度に合わせて正規化された強度値または正規化されない強度値を用いて前記散乱強度算出および前記補正が行われる、請求項1〜のいずれか1項記載の方法。
  5. 測定されたデータフィールドおよび使用された前記距離関数をすべての次元でサブサンプリングしてから畳み込みならびにそれに続く畳み込み結果の補間を行うことで計算コストが低減される、請求項のいずれか1項記載の方法。
JP16638996A 1995-06-26 1996-06-26 測定放射の補正方法 Expired - Lifetime JP3958810B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19523090A DE19523090C1 (de) 1995-06-26 1995-06-26 Röntgenuntersuchungsgerät
DE19523090.6 1995-06-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0910199A JPH0910199A (ja) 1997-01-14
JP3958810B2 true JP3958810B2 (ja) 2007-08-15

Family

ID=7765228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16638996A Expired - Lifetime JP3958810B2 (ja) 1995-06-26 1996-06-26 測定放射の補正方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5666391A (ja)
JP (1) JP3958810B2 (ja)
DE (1) DE19523090C1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102313755A (zh) * 2010-06-30 2012-01-11 Fei公司 电子衍射断层照相的方法

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6222173B1 (en) 1997-10-09 2001-04-24 Agfa-Gevaert Image sharpening and re-sampling method
EP0908845B1 (en) * 1997-10-09 2003-12-03 Agfa-Gevaert Image sharpening and re-sampling method
FR2820965B1 (fr) * 2001-02-16 2003-04-04 Commissariat Energie Atomique Procede d'estimation d'un rayonnement diffuse, notamment afin de corriger des mesures en radiographie
US6965661B2 (en) * 2001-06-19 2005-11-15 Hitachi, Ltd. Radiological imaging apparatus and radiological imaging method
US6879715B2 (en) * 2001-12-05 2005-04-12 General Electric Company Iterative X-ray scatter correction method and apparatus
US6816571B2 (en) * 2002-02-06 2004-11-09 L-3 Communications Security And Detection Systems Corporation Delaware Method and apparatus for transmitting information about a target object between a prescanner and a CT scanner
FR2843802B1 (fr) * 2002-08-20 2015-03-27 Commissariat Energie Atomique Procede d'estimation d'un rayonnement diffuse, notamment afin de corriger des mesures en tomographie ou osteodensitometrie
US7319734B2 (en) * 2003-04-11 2008-01-15 Hologic, Inc. Method and apparatus for blocking radiographic scatter
JP3950855B2 (ja) * 2004-01-07 2007-08-01 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 散乱測定方法、散乱補正方法およびx線ct装置
DE102004029009A1 (de) * 2004-06-16 2006-01-19 Siemens Ag Vorrichtung und Verfahren für die Streustrahlungskorrektur in der Computer-Tomographie
GB0424876D0 (en) * 2004-11-11 2004-12-15 Koninkl Philips Electronics Nv Energy-resolved computer tomography
DE102004057308A1 (de) * 2004-11-26 2006-07-13 Siemens Ag Angiographische Röntgendiagnostikeinrichtung zur Rotationsangiographie
DE102005028225A1 (de) * 2005-06-17 2007-05-24 Siemens Ag Vorrichtung und Verfahren für die Computertomographie
DE102005043050A1 (de) * 2005-09-09 2007-03-22 Siemens Ag Kalibrierverfahren und Korrekturverfahren für eine Röntgeneinrichtung sowie eine Röntgeneinrichtung zur Ausführung eines derartigen Kalibrier-bzw. Korrekturverfahrens
US20070133747A1 (en) * 2005-12-08 2007-06-14 General Electric Company System and method for imaging using distributed X-ray sources
DE102006021373A1 (de) * 2006-05-08 2007-11-15 Siemens Ag Röntgendiagnostikeinrichtung
US8000435B2 (en) * 2006-06-22 2011-08-16 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and system for error compensation
US7519143B2 (en) * 2006-06-29 2009-04-14 General Electric Company Method and system for generating a scatter corrected X-ray image
US7336760B2 (en) * 2006-07-28 2008-02-26 Varian Medical Systems Technologies, Inc. Methods, systems, and computer-program products to estimate scattered radiation in cone-beam computerized tomographic images and the like
DE102006040852A1 (de) * 2006-08-31 2008-03-13 Siemens Ag Verfahren zur Streustrahlungskorrektur bei der Röntgenbildgebung sowie dafür ausgebildetes Röntgenbildgebungssystem
DE102006045722B4 (de) * 2006-09-27 2014-11-27 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Korrektur der Streustrahlung in der Projektionsradiographie und der Comupter-Tomographie und Apparat hierfür
DE102007020065A1 (de) * 2007-04-27 2008-10-30 Siemens Ag Verfahren für die Erstellung von Massenbelegungsbildern anhand von in unterschiedlichen Energiebereichen aufgenommenen Schwächungsbildern
EP2276408B1 (en) 2008-05-08 2019-07-10 Arineta Ltd. X ray imaging system with scatter radiation correction and method of using same
US8326011B2 (en) 2008-05-21 2012-12-04 Varian Medical Systems, Inc. Methods, systems, and computer-program products for estimating scattered radiation in radiographic projections
US8488902B2 (en) * 2009-01-29 2013-07-16 Koninklijke Philips Electronics N.V. Detection values correction apparatus
JP5447526B2 (ja) * 2009-09-02 2014-03-19 株式会社島津製作所 放射線撮影装置および画像の取得方法
DE102009053664A1 (de) 2009-11-17 2011-05-19 Ziehm Imaging Gmbh Verfahren zur empirischen Bestimmung einer Korrekturfunktion zur Korrektur von Strahlungsaufhärtungs- und Streustrahleneffekten in der Projektionsradiografie und in der Computertomografie
US8199873B2 (en) 2010-04-15 2012-06-12 Varian Medical Systems Inc. Methods of scatter correction of x-ray projection data 2
US9320477B2 (en) * 2011-09-01 2016-04-26 General Electric Company Method and apparatus for adaptive scatter correction
US9330458B2 (en) 2012-06-01 2016-05-03 Varian Medical Systems, Inc. Methods and systems for estimating scatter
NL2009049C2 (en) * 2012-06-21 2013-12-24 Entech Scient B V Method and device for identifying unknown substances in an object.
DE102013200337B4 (de) * 2013-01-11 2021-11-11 Siemens Healthcare Gmbh Verfahren, Computertomopraph und Computerprogrammprodukt zum Bestimmen von Intensitätswerten einer Röntgenstrahlung zur Dosismodulation
US10342504B2 (en) 2013-09-25 2019-07-09 Varian Medical Systems, Inc. Methods and systems for estimating scatter
US9615808B2 (en) 2014-05-27 2017-04-11 Koninklijke Philips N.V. Method and radiography system for grid-like contrast enhancement
JP6392058B2 (ja) * 2014-09-30 2018-09-19 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置および方法並びにプログラム
JP6653629B2 (ja) * 2016-06-21 2020-02-26 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置、方法およびプログラム
JP6392391B2 (ja) * 2017-03-08 2018-09-19 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置および方法並びにプログラム
JP7093233B2 (ja) * 2018-06-07 2022-06-29 キヤノン株式会社 放射線撮影装置、放射線撮影方法およびプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1569413A (en) * 1976-02-05 1980-06-18 Emi Ltd Radography
DE2650237C2 (de) * 1976-11-02 1985-05-02 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Röntgendiagnostikgerät zur Herstellung von Transversalschichtbildern
DE2821083A1 (de) * 1978-05-13 1979-11-22 Philips Patentverwaltung Anordnung zur ermittlung der raeumlichen absorptionsverteilung in einem ebenen untersuchungsbereich
US4812983A (en) * 1985-01-03 1989-03-14 General Electric Company Method and means of correcting for a shift in the center of rotation of a rotating fan beam CT system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102313755A (zh) * 2010-06-30 2012-01-11 Fei公司 电子衍射断层照相的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0910199A (ja) 1997-01-14
US5666391A (en) 1997-09-09
DE19523090C1 (de) 1996-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3958810B2 (ja) 測定放射の補正方法
Sun et al. Improved scatter correction using adaptive scatter kernel superposition
US7463712B2 (en) Scatter correction for x-ray imaging using modulation of primary x-ray spatial spectrum
US5293312A (en) Method and apparatus for computing tomographic scans
US5128864A (en) Method for computing tomographic scans
EP2951615B1 (en) Method and device for generating an energy-resolved x-ray image with adapted energy threshold
Zhu et al. Scatter correction method for X-ray CT using primary modulation: Theory and preliminary results
US7453974B2 (en) Beam-hardening and attenuation correction for coherent-scatter CT
US5241576A (en) Segmented detector containing sub-elements for separate measuring of a fan beam
US7570732B2 (en) Methods and apparatus for obtaining low-dose imaging
US4442489A (en) Device for computed tomography
Maltz et al. Algorithm for X-ray scatter, beam-hardening, and beam profile correction in diagnostic (kilovoltage) and treatment (megavoltage) cone beam CT
EP2002287B1 (en) Dynamic optimization of the signal-to-noise ratio of dual-energy attenuation data for reconstructing images
US7751525B2 (en) Method for correcting x-ray scatter in projection radiography and computer tomography
Hu et al. The effect of angular dose distribution on the detection of microcalcifications in digital breast tomosynthesis
US7519143B2 (en) Method and system for generating a scatter corrected X-ray image
US7801266B2 (en) Method for speeding up the scattered radiation correction in a computed tomography system
JP2019111346A (ja) 医用処理装置及び放射線診断装置
Dong et al. Relationship between x‐ray illumination field size and flat field intensity and its impacts on x‐ray imaging
JP2017127638A (ja) X線ct装置、情報処理装置、および情報処理方法
US4394738A (en) Method of and device for determining the distribution of radiation absorption in a slice of a body
GB2088670A (en) Radiation absorption distribution measurement in a part section of a body
JP3270153B2 (ja) コンピュータトモグラフ
US20060204070A1 (en) Three-dimensional x-ray imaging with Fourier reconstruction
JP3426677B2 (ja) X線ct装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060502

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060801

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140518

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term