JP3957595B2 - Ip−pbx端末の端末間接続方法、ip−pbx端末及びプログラム - Google Patents

Ip−pbx端末の端末間接続方法、ip−pbx端末及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はIP−PBX端末の端末間接続方法、IP−PBX端末及びプログラムに関し、特にインターネットプロトコルPBX(インターネットプロトコル電話端末収容PBX等。以後、IP−PBXと記載する。)よりネットワークを介して接続指示パケットを受け、この接続指示パケットにより指示された通話相手のIP−PBX端末(以後、相手端末と記載する。)と前記ネットワークを介して接続するIP−PBX端末の端末間接続方法、IP−PBX端末及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のIP−PBX端末は、LAN等のネットワークを介してIP−PBXから受けた接続指示パケットに従い、相手のIP−PBX端末とこのネットワークを介して相互に音声パケットの送受信を行うことにより音声通話をするために用いられている。
【0003】
従来のIP−PBXシステムの一例が、特開2000−358101号公報、特開2001−308952号公報、特開2001−237897号公報等に記載されている。
【0004】
従来のこれらのIP−PBXシステムの基本的な動作について説明する。
【0005】
最初に、音声通話を希望するIP−PBX端末からLAN経由でIP−PBXに呼制御情報パケット(オンフック、オフフック、相手電話番号、保留、転送等を含む)が届くと、IP−PBXは、この呼制御情報パケットに含まれる相手電話番号に従いLAN経由でこの電話番号のIP−PBX端末との間で呼制御情報パケットを送受信し、音声通話を希望するIP−PBX端末の接続先となるIP−PBX端末を決定する。
【0006】
次に、IP−PBXから各IP−PBX端末に接続指示パケットを送出する。
【0007】
各IP−PBX端末はこの接続指示パケットを受信しこの接続指示パケットで示す接続制御指示に従い接続処理を実行して、音声通話を希望するIP−PBX端末と接続先のIP−PBX端末との間を接続する。
【0008】
そして、この音声通話を希望するIP−PBX端末と接続先のIP−PBX端末との間で相互に音声パケットを送受信して音声通話を行う。
【0009】
従来のこれらのIP−PBXシステムは、通常、H323等の標準プロトコルを採用している。
【0010】
標準プロトコルを採用すると、IP−PBXからの接続指示パケットの内容(メッセージ)と、その接続指示パケットを受信したIP−PBX端末(接続先のIP−PBX端末)が相手IP−PBX端末(音声通話を希望するIP−PBX端末)と接続するための接続制御処理とが、基本的にIP−PBX端末と一つの相手IP−PBX端末との接続に関してのみに行われるものであり(1対1の接続であり)、一つのIP−PBX端末と複数の相手IP−PBX端末とのセッション(接続相手端末に対する通信路及び接続処理)を同時に処理する事は行なわない。IP−PBX端末と一つの相手IP−PBX端末とが接続(1対1で行う一セッションの接続)しているときに、このIP−PBX端末と他の相手IP−PBX端末とを接続するときには、現在接続している相手IP−PBX端末とのセッションを一旦切断し、新たに接続する他の相手IP−PBX端末とのセッションを新たに確立する事になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のIP−PBX端末は、標準プロトコルを採用し、IP−PBX端末と一つの相手IP−PBX端末とが接続(1対1で行う一セッションの接続)しているときに、このIP−PBX端末と他の相手IP−PBX端末とを接続するときには、現在接続している相手IP−PBX端末とのセッションを一旦切断し、新たに接続する他の相手IP−PBX端末とのセッションを新たに確立する必要があるため、1対1で行う一セッションの通話等の基本的な音声サービスのみが実現でき、複数のセッションを同時に持つような複雑な音声サービスの提供は難しいという問題がある。
【0012】
本発明の目的はこのような従来の欠点を除去するため、複数のセッションを同時に持つような複雑な音声サービスができるIP−PBX端末の端末間接続方法、IP−PBX端末及びプログラムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1のIP−PBX端末の端末間接続方法は、インターネットプロトコルPBX(以後、IP−PBXと記載する。)よりネットワークを介して非同期に連続して接続指示パケットを受け、この接続指示パケットにより指示された通話相手となるIP電話を含むIP−PBX端末(以後、相手端末と記載する。)と前記ネットワークを介して接続するIP−PBX端末の端末間接続方法であって、
第1の接続指示パケットを受けてこの第1の接続指示パケットにより指示された第1の相手端末と接続するための第1のセッションのセッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第1のセッションにより接続するための準備をする第1のステップと、
前記第1のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第1の相手端末の能力(以後、相手能力と記載する。)をこの第1の相手端末に要求する第2のステップと、
前記第2のステップで前記相手能力を要求した後に前記第1のセッションの前記セッションNoに対応する前記相手能力を受ける前に第2の接続指示パケットを受けたときに、この受けた第2の接続指示パケットにより指示された第2の相手端末と接続するための第2のセッションの前記セッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第2のセッションにより接続するための準備をする第3のステップと、
前記第3のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第2の相手端末の前記相手能力をこの第2の相手端末に要求する第4のステップと、
前記第4のステップで前記第2の相手能力を要求した後に、前記ネットワークを介して前記相手能力を受けたときに、この受けた前記相手能力に対応する前記セッションNoの前記セッションを接続する第5のステップと、
を含んで構成されている。
【0014】
本発明の第2のIP−PBX端末の端末間接続方法は、インターネットプロトコルPBX(以後、IP−PBXと記載する。)よりネットワークを介して非同期に連続して接続指示パケットを受け、この接続指示パケットにより指示された通話相手となるIP電話を含むIP−PBX端末(以後、相手端末と記載する。)と前記ネットワークを介して接続するIP−PBX端末の端末間接続方法であって、
第1の接続指示パケットを受けてこの第1の接続指示パケットにより指示された第1の相手端末と接続するための第1のセッションのセッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第1のセッションにより接続するための準備をする第1のステップと、
前記第1のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第1の相手端末の能力(以後、相手能力と記載する。)をこの第1の相手端末に要求する第2のステップと、
前記第2のステップで前記相手能力を要求した後に前記第1のセッションの前記セッションNoに対応する前記相手能力を受ける前に第2の接続指示パケットを受けたときに、この受けた第2の接続指示パケットにより指示された第2の相手端末と接続するための第2のセッションの前記セッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第2のセッションにより接続するための準備をする第3のステップと、
前記第3のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第2の相手端末の前記相手能力をこの第2の相手端末に要求する第4のステップと、
前記第4のステップで前記相手能力を要求した後に、前記第1のセッションの前記セッションNoに対応する前記相手能力と前記第2のセッションの前記セッションNoに対応する前記相手能力との少なくともどちらか一方を受ける前に第3の接続指示パケットを受けたときに、この受けた第3の接続指示パケットにより指示された第3の相手端末と接続するための第3のセッションの前記セッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第3のセッションにより接続するための準備をする第5のステップと、
前記第5のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第3の相手端末の前記相手能力をこの第3の相手端末に要求する第6のステップと、
前記接続指示パケットの受信から前記相手端末への前記相手能力の要求までを繰り返して行っているときに、前記ネットワークを介して前記相手能力を受けたときに、この受けた前記相手能力に対応する前記セッションNoの前記セッションを接続する第7のステップと、
を含んで構成されている。
【0015】
本発明のIP−PBX端末は、インターネットプロトコルPBX(以後、IP−PBXと記載する。)よりネットワークを介して非同期に連続してイベントを受け、このイベントが前記IP−PBXからの接続指示パケットのときには、この接続指示パケットにより指示された通話相手となるIP電話を含むIP−PBX端末(以後、相手端末と記載する。)とのセッション用のセッションNoを決め、前記接続指示パケットに含まれる送話方向接続指示種別と受話方向接続指示種別とを前記セッションNoに対応したエリアに格納し、前記ネットワークを介して受けた前記イベントが前記相手端末の能力に関する情報(以後、相手能力と記載する。)のときには、この相手能力に対応する前記セッションNoに対応した前記エリアにこの相手能力を格納するとともに前記相手能力を獲得したことを示す情報をこのエリアに格納するイベント受信・解析手段と、
前記イベント受信・解析手段が前記IP−PBXからの前記接続指示パケットを受けた場合、この接続指示パケットに基づいて決められた前記セッションNoに対応した前記エリア内の送話方向の接続状態を格納する送話方向接続状態エリアと受話方向の接続状態を格納する受話方向接続状態エリアとから送話方向接続状態と受話方向接続状態とを読み出し、読み出したこれらの接続状態を前記セッションNoに対応した前記エリアに格納した前記送話方向接続指示種別と前記受話方向接続指示種別とにより遷移させ、この遷移した結果を前記送話方向接続状態エリアと前記受話方向接続状態エリアとにそれぞれ格納し、この格納した前記受話方向接続状態が接続中を示す”ON”のとき、受話動作中か否かの状態を示すレシーブアクティブセッションStatusメモリ内の、一番最後に前記IP−PBXから受信した前記接続指示パケットに対応する前記セッションの前記セッションNoを格納する切り替え優先セッションNoエリアに前記セッションNoをセットし接続指示パケットに基づいて決められた前記セッションNoを出力し、前記イベント受信・解析手段が前記相手能力を受けた場合、この相手能力に対応する前記セッションNoを出力するバーチャルスイッチ制御管理手段(以後、VSW制御管理手段と記載する。)と、
前記VSW制御管理手段が出力した前記セッションNoを受け、この受けた前記セッションNoに対応した前記エリアに格納された前記送話方向接続状態と前記受話方向接続状態との少なくともどちらか一方が”ON”又は接続路予約中を示す”RSV”のとき、前記セッションNoに対応した前記エリアに前記相手能力を獲得したことを示す情報が格納されているときに、前記セッションNoで示す前記セッションを処理することを示す指示を出力し、前記セッションNoに対応した前記エリアに前記相手能力を獲得したことを示す情報が格納されていないときには、前記セッションNoに対応させて前記相手端末と接続するために必要な前記相手能力の要求を前記ネットワークに出力するPath制御手段と、
前記Path制御手段が出力した指示を受け、この指示で示す前記セッションNoに対応する前記エリアに格納された前記送話方向接続状態に基づいて前記セッションNoの前記セッションの送話方向の音声パケットの動作を制御するネットワークサイドスイッチ制御手段(以後、NSSW制御手段と記載する。)と、前記Path制御手段が出力した指示を受け、前記レシーブアクティブセッションStatusメモリ内の前記切り替え優先セッションNoエリアから切り替え優先セッションNoを読み出し、この切り替え優先セッションNoが前記Path制御手段より受けた指示で示す前記セッションNoと一致するときこのセッションに対して受信方向の音声パケットの動作を優先させて制御し、前記読み出した前記切り替え優先セッションNoが前記Path制御手段より受けた指示で示す前記セッションNoと一致しないとき現在動作中のアクティブセッションの受信方向の音声パケットの動作を制御するターミナルサイドスイッチ制御手段(以後、TSSW制御手段と記載する。)と、
を備えて構成されている。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明のIP−PBX端末の一つの実施の形態を含むIP−PBXシステム例を示すブロック図である。
【0018】
図1において、本IP−PBXシステムは、IP−PBX1と、このIP−PBX1にLAN等のネットワークを介して繋がっている複数のIP電話を含むIP−PBX端末とにより構成する。
【0019】
IP−PBX端末は、予め備えたプログラムを実行するCPU等のコンピュータにより制御されても良い。この予め備えたプログラムは、フロッピィディスク等の外部メモリや予めプログラムを格納したROM(リードオンリーメモリー)等に設定しても良い。
【0020】
IP−PBX1は、音声通話を希望するIP−PBX端末3からLANを介して呼制御情報パケット(オンフック、オフフック、相手電話番号、保留、転送等を含む)を受信すると、この呼制御情報パケットに含まれる相手電話番号のIP−PBX端末2に対してLANを介して接続指示パケットを送出して接続制御を指示する。
【0021】
接続指示パケットを受信したIP−PBX端末2は、この受信した接続指示パケットの内容で示す指示に従い、通話相手端末(音声通話を希望するIP−PBX端末3。以後、相手端末3と記載する。)との接続処理を行ないこの相手端末3と接続する。
【0022】
そして、接続指示パケットを受信したIP−PBX端末2と相手端末3との間で相互に音声パケットを送受信して音声通話を行う。
【0023】
IP−PBX端末2は、相手端末3との接続制御に関するイベントを受信し、このイベントの内容を解析し接続のための準備処理をするイベント受信・解析手段4と、接続制御に関する処理の全体を統括管理するバーチャルスイッチ制御管理手段(以後、VSW制御管理手段5と記載する。)と、イベント受信・解析手段4で行う準備処理がすんでいるときに接続処理を指示するPath制御手段6と、Path制御手段6より指示を受け、送話方向の音声パケットの動作を制御するネットワークサイドスイッチ制御手段(以後、NSSW制御手段7と記載する。)と、Path制御手段6より指示を受け、受話方向の音声パケットの動作を制御するターミナルサイドスイッチ制御手段(以後、TSSW制御手段8と記載する。)とにより構成する。
【0024】
イベント受信・解析手段4は、LANを介して非同期に連続してイベントを受け、このイベントが接続指示パケットのときには、この接続指示パケットにより指示された相手端末3とのセッション(Session)用のセッションNoを決め、接続指示パケットに含まれる送話方向接続指示種別と受話方向接続指示種別とをセッションNoに対応したエリアに格納する。
【0025】
LANを介して受けたイベントが相手端末3の能力(符号化種別、ペイロード、音声パケット用ポートNo等)に関する情報(以後、相手能力と記載する。)のときには、この相手能力に対応するセッションNoに対応したエリアにこの相手能力を格納する。
【0026】
VSW制御管理手段5は、イベント受信・解析手段4が接続指示パケットを受けた場合、この接続指示パケットに基づいて決められたセッションNoに対応したエリア内の送話方向の接続状態を格納する送話方向接続状態エリアと受話方向の接続状態を格納する受話方向接続状態エリアとから送話方向接続状態と受話方向接続状態とを読み出す。
【0027】
そして、この読み出したこれらの接続状態を、この接続指示パケットに基づいて決められたセッションNoに対応したエリアに格納された送話方向接続指示種別と受話方向接続指示種別とにより遷移させ、この遷移した受話方向接続状態が接続中を示す”ON”のとき、一番最後にIP−PBX1から受信した接続指示パケットに対応するセッションのセッションNoを格納する切り替え優先セッションNoエリアにセッションNoをセットし接続指示パケットに基づいて決められたセッションNoを出力する。
【0028】
イベント受信・解析手段4が相手能力を受けた場合、この相手能力に対応するセッションNoを出力する。
【0029】
Path制御手段6は、VSW制御管理手段5が出力したセッションNoを受け、この受けたセッションNoに対応したエリアに格納された送話方向接続状態と受話方向接続状態との少なくともどちらか一方が”ON”又は接続路予約中を示す”RSV”のとき、このセッションNoに対応したエリアに相手能力が格納されているときに、NSSW制御手段7とTSSW制御手段8とにこのセッションNoで示すセッションを処理することを示す指示を出力し、このセッションNoに対応したエリアに相手能力が格納されていないときには、このセッションNoに対応させて相手端末3と接続するために必要な相手能力の要求をLANに出力する。
【0030】
NSSW制御手段7は、Path制御手段6が出力した指示を受け、この指示で示すセッションNoに対応するエリアに格納された送話方向接続状態に基づいてこのセッションNoのセッションの送話方向の音声パケットの動作を制御する。
【0031】
TSSW制御手段8は、Path制御手段6が出力した指示を受け、切り替え優先セッションNoエリアから切り替え優先セッションNoを読み出し、この切り替え優先セッションNoがPath制御手段6より受けた指示で示すセッションNoと一致するときこのセッションに対して受信方向の音声パケットの動作を優先させて制御し、読み出した切り替え優先セッションNoがPath制御手段6より受けた指示で示すセッションNoと一致しないとき現在動作中のアクティブセッションの受信方向の音声パケットの動作を制御する。
【0032】
次に、本実施の形態のIP−PBX端末の動作を図2を参照して説明する。
【0033】
図2は、図1に示す本発明の実施の形態の動作の一例を示し、本発明のIP−PBX端末の端末間接続方法の一例を示すフローチャートである。
【0034】
IP−PBX端末2は、IP−PBX1よりLANを介して非同期に連続して接続指示パケットを受け、この接続指示パケットにより指示された通話相手となる相手端末3とLANを介して接続する。
【0035】
IP−PBX端末2が、この連続した接続指示パケットを、例えば、第1の接続指示パケット、第2の接続指示パケット、第3の接続指示パケット・・・・として順に受けるとすると、
IP−PBX端末2は、ステップ2−1では、LANより第1の接続指示パケットを受けてこの第1の接続指示パケットにより指示された第1の相手端末3と接続するための第1のセッションのセッションNoを決めこのセッションNoに基づいて第1のセッションにより接続するための準備をする。
【0036】
ステップ2−2では、ステップ2−1で決めたセッションNoに対応させて相手端末3の能力(相手能力)をこの第1の相手端末3に要求する。
【0037】
ステップ2−3では、ステップ2−2で相手能力を要求した後に第1のセッションのセッションNoに対応する相手能力を受ける前に第2の接続指示パケットを受けたときに、この受けた第2の接続指示パケットにより指示された第2の相手端末3と接続するための第2のセッションのセッションNoを決めこのセッションNoに基づいて第2のセッションにより接続するための準備をする。
【0038】
ステップ2−4では、ステップ2−3で決めたセッションNoに対応させて第2の相手端末3の相手能力をこの第2の相手端末3に要求する。
【0039】
ステップ2−5では、ステップ2−4で相手能力を要求した後に、第1のセッションのセッションNoに対応する相手能力と第2のセッションのセッションNoに対応する相手能力との少なくともどちらか一方を受ける前に第3の接続指示パケットを受けたときに、この受けた第3の接続指示パケットにより指示された第3の相手端末3と接続するための第3のセッションのセッションNoを決めこのセッションNoに基づいて第3のセッションにより接続するための準備をする。
【0040】
ステップ2−6では、ステップ2−5で決めたセッションNoに対応させて第3の相手端末3の相手能力をこの第3の相手端末3に要求する。
【0041】
ステップ2−7では、前述のように、接続指示パケットの受信から相手端末3への相手能力の要求までを繰り返して行っているときに、LANを介して相手能力を受けたとき、この受けた相手能力に対応するセッションNoのセッションを接続する。
【0042】
セッションが接続されると、IP−PBX端末2は、このセッションにより接続された相手端末3との間で相互に音声パケットを送受信して音声通話を行う。
【0043】
更に、本実施の形態のIP−PBX端末の詳細な動作を図3〜図17を参照して説明する。
【0044】
図3は、IP−PBX端末の一例を示すブロック図であり、IP−PBX端末2は、LANに対して各種パケットの送受信を行なうLANI/F部21(I/Fは、InterFace)と、既存電話機の制御を行なう回線I/F部26と、電話機制御の為の呼処理制御部22と、LAN上での接続制御を行なう接続制御部23と、音声パケット送受信の為の端末間能力交換処理を行なう端末能力交換制御部と、トーン音制御や音声パケットのエンコード/デコード制御等を行なうメディアストリーム(MediaStream)制御部とから構成されている。
【0045】
図4は、IP−PBX端末内の接続制御部の一例を示すブロック図であり、接続制御部23は、接続制御に関するイベントを受信し内容を解析するイベント受信/解析部231と、前段までの接続制御処理の結果に基づき端末間能力交換制御部24やメディアストリーム制御部25等に指示を送出する制御指示送出部237と、接続制御処理全体を統括管理するVSW制御管理部232と、複数の相手端末3と接続する場合に相手端末3ごとの情報を管理するセッション情報管理部233と、該当セッションを接続可能状態にする為に端末能力交換処理部とやりとりを行なうPath制御部234と、各セッションの送話方向接続状態を制御するNSSW制御部235と、各セッションの受話方向接続状態を制御するTSSW制御部236とから構成されている。
【0046】
図5は、セッションの処理をするための各種情報をセッションNo毎に対応させて格納するセッションDataメモリ9の構成の一例を示す図であり、セッションNoエリア、相手端末識別子エリア、送話方向接続指示種別エリア、受話方向接続指示種別エリア、送話方向接続状態エリア、受話方向接続状態エリア、端末間能力交換状態エリア、相手端末使用Codecエリア、相手端末使用Payloadエリア、相手端末使用PortNoエリアとから構成されている。
【0047】
図6は、送話動作中か否かの状態をセッション毎に格納するセンドアクティブセッションStatusメモリ10(送話方向接続状態メモリ)の構成の一例を示す図である。
【0048】
図7は、受話動作中か否かの状態を格納するレシーブアクティブセッションStatusメモリ11(受話方向接続状態メモリ)の構成の一例を示す図であり、受話接続状態であるセッションNoを格納するアクティブセッションNoエリアと、一番最後にIP−PBX1から受信した接続指示パケットに対応するセッションのセッションNoを格納する切り替え優先セッションNoエリアとから構成されている。
【0049】
図8は、接続制御部内のイベント受信/解析部が行うイベント受信/解析処理の一例を示すフローチャートである。
【0050】
図9は、接続制御部内のVSW制御管理部が行うVSW制御管理処理の一例を示すフローチャートである。
【0051】
図10は、接続制御部内のPath制御部が行うPath制御処理の一例を示すフローチャートである。
【0052】
図11は、接続制御部内のNSSW制御部が行うNSSW制御処理の一例を示すフローチャートである。
【0053】
図12は、接続制御部内のTSSW制御部が行うTSSW制御処理の一例を示すフローチャートである。
【0054】
図13は、図12で示すTSSW制御処理内での、切り替え優先セッション処理の一例を示すフローチャートである。
【0055】
図14は、図13で示す切り替え優先セッション処理内での、アクティブセッションから該当セッションに切り替える処理の一例を示すフローチャートである。
【0056】
図15は、図12で示すTSSW制御処理内での、非切り替え優先セッション処理の一例を示すフローチャートである。
【0057】
図16は、TSSW制御処理内での、該当セッションの開放チェック処理の一例を示すフローチャートである。
【0058】
図17は、VSW制御管理処理で使用するSW状態遷移の一例を示す図であり、接続状態(実際の状態)は、ON状態(”ON”)=接続中(音声が通っている)、RSV状態(”RSV”)=パス予約中(音声は通っていないが、その通信路は保持)、OFF状態(”OFF”)=切断中(音声及び通信路を開放している。この状態が初期状態である。)である。また、接続指示(状態を変更する為の指示)は、ON指示=ON状態へ変更しなさい、OFF指示=OFF状態へ変更しなさい、RSV指示=RSV状態へ変更しなさい、START指示=RSV状態であれば、音声を通しなさい(=>ON状態に遷移)、STOP指示=ON状態であれば、音声を止め、通信路は保持しなさい(=>RSV状態に遷移)である。
【0059】
図3において、本実施の形態のIP−PBX端末2は、接続制御部23により、LANI/F部21を介してイベントを受けると、図8で示すように、接続制御部23のイベント受信/解析部231により、次のようにイベント受信/解析処理を行う。
【0060】
ステップ8−1では、イベント受信/解析部231により、このイベントが接続指示パケットか相手能力かを調べる。
【0061】
ステップ8−2では、ステップ8−1で調べた結果が接続指示パケットを示すときに、この接続指示パケット内の相手端末識別子を読み出し、この読み出した相手端末識別子で示す相手端末3とのセッション用のセッションNoを、例えば、昇順の番号を与えることにより決める。
【0062】
ステップ8−3では、この接続指示パケットに含まれる送話方向接続指示種別と受話方向接続指示種別とをステップ8−2で決めたセッションNoに対応した送話方向接続指示種別エリアと受話方向接続指示種別エリアとにそれぞれ格納する。
【0063】
ステップ8−4では、ステップ8−1で調べた結果が相手能力を示すときは、この相手能力内に含まれるセッションNoを読み出し、この読み出したセッションNoに対応したエリアにこの相手能力(符号化種別、ペイロード、音声パケット用ポートNo)を格納する。符号化種別は相手端末使用Codecに、ペイロードは相手端末使用Payloadに、音声パケット用ポートNoは相手端末使用PortNoにそれぞれ格納する。
【0064】
ステップ8−5では、ステップ8−4で読み出したセッションNoに対応した端末間能力交換状態エリアに相手能力を獲得したことを示す情報を格納する。
【0065】
次に、図9で示すように、VSW制御管理部232により、次のようにVSW制御管理処理を行う。
【0066】
ステップ9−1では、イベント受信/解析部231が接続指示パケットを受けたか相手能力を受けたかを調べる。調べた結果が相手能力を受信したことを示すときには接続指示パケットに基づいて決められたセッションNoを出力してVSW制御管理処理を終了する。
【0067】
ステップ9−2では、ステップ9−1で調べた結果が接続指示パケットを受けたことを示すときに、この接続指示パケットに基づいて決められたセッションNoに対応したエリア内の送話方向の接続状態を格納する送話方向接続状態エリアと受話方向の接続状態を格納する受話方向接続状態エリアとから送話方向接続状態と受話方向接続状態とを読み出す。
【0068】
ステップ9−3では、この読み出したそれぞれの接続状態を接続指示パケットに基づいて決められたセッションNoに対応したエリアに格納された送話方向接続指示種別と受話方向接続指示種別とにより遷移させる。
【0069】
ステップ9−4では、この遷移した結果により送話方向接続状態エリアと受話方向接続状態エリアとを更新して格納する。
【0070】
ステップ9−5では、この格納した受話方向接続状態エリアの内容が接続中を示す”ON”か否かを調べる。この調べた結果が接続中を示す”ON”でないとき、接続指示パケットに基づいて決められたセッションNoを出力する。
【0071】
ステップ9−6では、ステップ9−5で調べた結果が接続中を示す”ON”のとき、図7で示す、受話動作中か否かの状態を示すレシーブアクティブセッションStatusメモリ11内の、一番最後にIP−PBX1から受信した接続指示パケットに対応するセッションのセッションNoを格納する切り替え優先セッションNoエリアに接続指示パケットに基づいて決められたセッションNoをセットし、このセッションNoを出力する。
【0072】
次に、図10で示すように、Path制御部234により、Path制御処理を行う。
【0073】
ステップ10−1では、VSW制御管理部232が出力したセッションNoを受け、この受けたセッションNoに対応した送話方向接続状態エリアと受話方向接続状態エリアとにそれぞれ格納された送話方向接続状態と受話方向接続状態を読み出す。
【0074】
ステップ10−2では、この読み出した送話方向接続状態と受話方向接続状態とのうち、少なくともどちらか一方が”ON”又は接続路予約中を示す”RSV”か否かを調べる。すなわち、共に”OFF”か否かを調べる。調べた結果が共に”OFF”であることを示すときに、ステップ10−5へと進む。
【0075】
ステップ10−3では、ステップ10−2で調べた結果が共に”OFF”でないことを示すときに、ステップ10−1でVSW制御管理部232より受けたセッションNoに対応した端末間能力交換状態エリアに相手能力を獲得したことを示す情報が格納されているか否かを調べる。調べた結果が相手能力を獲得したことを示す情報が格納されていることを示すときに、ステップ10−6へと進む。
【0076】
ステップ10−4では、ステップ10−3で調べた結果が相手能力を獲得したことを示す情報が格納されていないことを示すときに、VSW制御管理部232より受けたセッションNoに対応させて相手端末3と接続するために必要な相手能力の要求(相手能力を獲得するための端末能力交換処理をオープンすること示す指示)をLANに出力し、Path制御処理を終了する。
【0077】
ステップ10−5では、ステップ10−2で調べた結果が共に”OFF”であることを示すときに、VSW制御管理部232より受けたセッションNoに対応させて相手端末3と接続するために必要な相手能力を獲得するための端末能力交換処理をクローズすること示す指示を出力する。
【0078】
ステップ10−6では、NSSW制御部235とTSSW制御部236とにVSW制御管理部232より受けたセッションNoで示すセッションを処理することを示す指示を出力し終了する。
【0079】
次に、図11で示すように、NSSW制御部235により、NSSW制御処理を行う。
【0080】
ステップ11−1では、Path制御部234が出力した指示を受け、この指示で示すセッションNoに対応する送話方向接続状態エリアに格納された送話方向接続状態を読み出す。
【0081】
ステップ11−2では、この読み出した送話方向接続状態が”ON”か否かを調べ、調べた結果が”ON”でないことを示すときには、ステップ11−4へ進む。
【0082】
ステップ11−3では、ステップ11−2で調べた結果が”ON”であることを示すときに、図6で示す、送話動作中か否かの状態を示すセンドアクティブセッションStatusメモリ10内のステップ11−1で受けた指示で示すセッションNoに対応するエリアに動作中を示す情報(Active)をセットし、ステップ11−5へ進む。
【0083】
ステップ11−4では、センドアクティブセッションStatusメモリ10内のステップ11−1で受けた指示で示すセッションNoに対応するエリアに停止中を示す情報(Idle)をセットする。
【0084】
ステップ11−5では、ステップ11−3又はステップ11−4でセットした情報に基づいてこのセッションNoで示すセッションの送話方向の音声パケットの動作を制御する。例えば、制御指示送出部237を介してメディアストリーム制御部25にステップ11−1で受けた指示で示すセッションNoに対応するセッションの送話方向の音声パケットの動作を制御する指示を出力する。これによりメディアストリーム制御部25は、このセッションの送話方向の音声パケットのエンコード及び送受信制御をする。
【0085】
次に、図12で示すように、TSSW制御部236により、TSSW制御処理を行う。
【0086】
ステップ12−1では、Path制御部234が出力した指示を受ける。
【0087】
ステップ12−2では、受話動作中か否かの状態を示すレシーブアクティブセッションStatusメモリ11内の切り替え優先セッションNoエリアから切り替え優先セッションNoを読み出す。
【0088】
ステップ12−3では、この読み出した切り替え優先セッションNoと、ステップ12−1でPath制御部234より受けた指示で示すセッションNoとが一致するか否かを調べる。調べた結果が一致しないことを示すとき(現在処理対象のセッションNoと異なる場合)にはステップ12−5へ進む。
【0089】
ステップ12−4では、ステップ12−3で調べた結果が一致することを示すとき(現在処理対象のセッションNoと同じ場合)には、図13で示す、切り替え優先セッション処理をし、処理後、ステップ12−6へ進む。
【0090】
ステップ12−5では、図15で示す、非切り替え優先セッション処理をし、処理後、ステップ12−6へ進む。
【0091】
ステップ12−6では、ステップ12−1でPath制御部234より受けた指示で示すセッションNoで示すセッションの受話方向の音声パケットの動作を制御する。例えば、制御指示送出部237を介してメディアストリーム制御部25にこのセッションの受話方向の音声パケットの動作を制御する指示を出力する。これによりメディアストリーム制御部25は、このセッションの受話方向の音声パケットのデコード制御をする。
【0092】
ステップ12−7では、ステップ12−1でPath制御部234より受けた指示で示すセッションNoで示すセッションに関し、図16で示すように、該当セッションの開放チェック処理を行い終了する。
【0093】
図13で示す、切り替え優先セッション処理は、ステップ13−1では、現在、受話方向が接続されているセッションのセッションNo(アクティブセッションNo)が格納されているレシーブアクティブセッションNoエリアからアクティブセッションNoを読み出す。
【0094】
ステップ13−2では、このアクティブセッションNoがPath制御部234より受けた指示で示すセッションNoと一致するか否かを調べ、一致するとき切り替え優先セッション処理を終了する。
【0095】
ステップ13−3では、ステップ13−2で調べた結果が一致しないとき、図14で示す、アクティブセッション・該当セッション切り替え処理をし、処理後、ステップ13−4へ進む。
【0096】
ステップ13−4では、レシーブアクティブセッションNoエリアにPath制御部234より受けた指示で示すセッションNoを書き込み、切り替え優先セッション処理を終了する。
【0097】
図14で示す、アクティブセッション・該当セッション切り替え処理は、ステップ14−1では、Path制御部234より受けた指示で示すセッションNoに対応する受話方向接続状態エリアに格納した受話方向接続状態を読み出す。
【0098】
ステップ14−2では、この読み出した受話方向接続状態が”ON”か否かを調べ、調べた結果が”ON”でないときにはこのアクティブセッション・該当セッション切り替え処理を終了する。
【0099】
ステップ14−3では、ステップ14−2で調べた結果が”ON”のとき、受話接続セッションを一つにする必要があるため、現在、受話方向が接続されているセッションであるアクティブセッションのセッションNoに対応する受話方向接続状態エリアに格納した受話方向接続状態を読み出す。
【0100】
ステップ14−4では、この読み出した受話方向接続状態が”ON”か否かを調べ、調べた結果が”ON”でないときにはこのアクティブセッション・該当セッション切り替え処理を終了する。
【0101】
ステップ14−5では、ステップ14−4で調べた結果が”ON”のとき、アクティブセッションのセッションNoに対応する受話方向接続状態エリアに格納した受話方向接続状態を”ON”から”RSV”に変える。
【0102】
ステップ14−6では、アクティブセッションのセッションNoで示すセッションの受話方向の音声パケットの動作を制御し、アクティブセッション・該当セッション切り替え処理を終了する。例えば、制御指示送出部237を介してメディアストリーム制御部25にこのセッションの受話方向の音声パケットの動作を制御する指示を出力する。これによりメディアストリーム制御部25は、このセッションの受話方向の音声パケットの受信及びデコード制御をする。
【0103】
図15で示す、非切り替え優先セッション処理は、ステップ15−1では、Path制御部234より受けた指示で示すセッションNoに対応する受話方向接続状態エリアに格納した受話方向接続状態を読み出す。
【0104】
ステップ15−2では、この読み出した受話方向接続状態が”ON”か否かを調べ、調べた結果が”ON”でないときには、この非切り替え優先セッション処理を終了する。
【0105】
ステップ15−3では、ステップ15−2で調べた結果が”ON”のとき、
この受話方向接続状態エリアに”RSV”を格納して、非切り替え優先セッション処理を終了する。
【0106】
図16で示す、該当セッションの開放チェック処理は、ステップ16−1では、該当セッションNoに対応する送話方向接続状態エリアに格納した送話方向接続状態と、受話方向接続状態エリアに格納した受話方向接続状態を読み出す。
【0107】
ステップ16−2では、この読み出した送話及び受話方向接続状態が、共に”OFF”でないか否かを調べ、この読み出した送話及び受話方向接続状態が、共に”OFF”でない場合は、該当セッション開放チェック処理を終了する。
【0108】
ステップ16−3では、ステップ16−2で調べた結果、送話及び受話方向接続状態が共に”OFF”のとき、該当セッションNoに対応した端末間能力交換状態エリアから相手能力を獲得したことを示す情報を読み出す。
【0109】
ステップ16−4では、この端末間能力交換状態エリアに相手能力を獲得したことを示す情報が格納されているか否かを調べ、相手能力を獲得したことを示す情報が格納されていることを示すとき、該当セッションの開放チェック処理を終了する。
【0110】
ステップ16−5では、ステップ16−4で調べた結果が相手能力を獲得したことを示す情報が格納されていないことを示すとき、該当セッションNoに対応した端末間能力交換状態エリアの内容をクリアし、該当セッションの開放チェック処理を終了する。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、IP−PBXよりネットワークを介して接続指示パケットを受け、この接続指示パケットにより指示された通話相手となるIP電話を含むIP−PBX端末(以後、相手端末と記載する。)と接続するために、IP−PBX端末は、第1の接続指示パケットを受けてこの第1の接続指示パケットにより指示された第1の相手端末と接続するための第1のセッションのセッションNoを決めこのセッションNoに基づいて第1のセッションにより接続するための準備をし、第1のセッションのセッションNoに対応させて第1の相手端末の能力(以後、相手能力と記載する。)をこの第1の相手端末に要求し、この要求をした後に第1のセッションのセッションNoに対応する相手能力を受ける前に第2の接続指示パケットを受けたときに、この受けた第2の接続指示パケットにより指示された第2の相手端末と接続するための第2のセッションのセッションNoを決めこのセッションNoに基づいて第2のセッションにより接続するための準備をし、第2のセッションのセッションNoに対応させて第2の相手端末の相手能力をこの第2の相手端末に要求し、この要求をした後に、ネットワークを介して相手能力を受けたときに、この受けた相手能力に対応するセッションNoのセッションを接続するようにしたため、IP−PBXよりネットワークを介して非同期に連続して接続指示パケットを受けたときに、これらの接続指示パケットにより指示された通話相手となる相手端末と接続するので、複数のセッションを同時に持つような複雑な音声サービスが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のIP−PBX端末の一つの実施の形態を含むIP−PBXシステム例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す本発明の実施の形態の動作の一例を示し、本発明のIP−PBX端末の端末間接続方法の一例を示すフローチャートである。
【図3】IP−PBX端末の一例を示すブロック図である。
【図4】IP−PBX端末内の接続制御部の一例を示すブロック図である。
【図5】セッションDataメモリの構成の一例を示す図である。
【図6】センドアクティブセッションStatusメモリの構成の一例を示す図である。
【図7】レシーブアクティブセッションStatusメモリの構成の一例を示す図である。
【図8】イベント受信/解析部が行うイベント受信/解析処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】VSW制御管理部が行うVSW制御管理処理の一例を示すフローチャートである。
【図10】Path制御部が行うPath制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】NSSW制御部が行うNSSW制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】TSSW制御部が行うTSSW制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】図12で示すTSSW制御処理内での、切り替え優先セッション処理の一例を示すフローチャートである。
【図14】図13で示す切り替え優先セッション処理内での、アクティブセッションから該当セッションに切り替える処理の一例を示すフローチャートである。
【図15】図12で示すTSSW制御処理内での、非切り替え優先セッション処理の一例を示すフローチャートである。
【図16】TSSW制御処理内での、該当セッションの開放チェック処理の一例を示すフローチャートである。
【図17】VSW制御管理処理で使用するSW状態遷移の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 IP−PBX
2 IP−PBX端末
3 相手端末
4 イベント受信・解析手段
5 VSW制御管理手段
6 Path制御手段
7 NSSW制御手段
8 TSSW制御手段
9 セッションDataメモリ
10 センドアクティブセッションStatusメモリ
11 レシーブアクティブセッションStatusメモリ
21 LANI/F部
22 呼処理制御部
23 接続制御部
24 端末間能力交換制御部
25 メディアストリーム制御部
26 回線I/F部
231 イベント受信/解析部
232 VSW制御管理部
233 セッション情報管理部
234 Path制御部
235 NSSW制御部
236 TSSW制御部
237 制御指示送出部

Claims (8)

  1. インターネットプロトコルPBX(以後、IP−PBXと記載する。)よりネットワークを介して非同期に連続して接続指示パケットを受け、この接続指示パケットにより指示された通話相手となるIP電話を含むIP−PBX端末(以後、相手端末と記載する。)と前記ネットワークを介して接続するIP−PBX端末の端末間接続方法であって、
    第1の接続指示パケットを受けてこの第1の接続指示パケットにより指示された第1の相手端末と接続するための第1のセッションのセッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第1のセッションにより接続するための準備をする第1のステップと、
    前記第1のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第1の相手端末の能力(以後、相手能力と記載する。)をこの第1の相手端末に要求する第2のステップと、
    前記第2のステップで前記相手能力を要求した後に前記第1のセッションの前記セッションNoに対応する前記相手能力を受ける前に第2の接続指示パケットを受けたときに、この受けた第2の接続指示パケットにより指示された第2の相手端末と接続するための第2のセッションの前記セッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第2のセッションにより接続するための準備をする第3のステップと、
    前記第3のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第2の相手端末の前記相手能力をこの第2の相手端末に要求する第4のステップと、
    前記第4のステップで前記第2の相手能力を要求した後に、前記ネットワークを介して前記相手能力を受けたときに、この受けた前記相手能力に対応する前記セッションNoの前記セッションを接続する第5のステップと、
    を含むことを特徴とするIP−PBX端末の端末間接続方法。
  2. インターネットプロトコルPBX(以後、IP−PBXと記載する。)よりネットワークを介して非同期に連続して接続指示パケットを受け、この接続指示パケットにより指示された通話相手となるIP電話を含むIP−PBX端末(以後、相手端末と記載する。)と前記ネットワークを介して接続するIP−PBX端末の端末間接続方法であって、
    第1の接続指示パケットを受けてこの第1の接続指示パケットにより指示された第1の相手端末と接続するための第1のセッションのセッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第1のセッションにより接続するための準備をする第1のステップと、
    前記第1のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第1の相手端末の能力(以後、相手能力と記載する。)をこの第1の相手端末に要求する第2のステップと、
    前記第2のステップで前記相手能力を要求した後に前記第1のセッションの前記セッションNoに対応する前記相手能力を受ける前に第2の接続指示パケットを受けたときに、この受けた第2の接続指示パケットにより指示された第2の相手端末と接続するための第2のセッションの前記セッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第2のセッションにより接続するための準備をする第3のステップと、
    前記第3のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第2の相手端末の前記相手能力をこの第2の相手端末に要求する第4のステップと、
    前記第4のステップで前記相手能力を要求した後に、前記第1のセッションの前記セッションNoに対応する前記相手能力と前記第2のセッションの前記セッションNoに対応する前記相手能力との少なくともどちらか一方を受ける前に第3の接続指示パケットを受けたときに、この受けた第3の接続指示パケットにより指示された第3の相手端末と接続するための第3のセッションの前記セッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第3のセッションにより接続するための準備をする第5のステップと、
    前記第5のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第3の相手端末の前記相手能力をこの第3の相手端末に要求する第6のステップと、
    前記接続指示パケットの受信から前記相手端末への前記相手能力の要求までを繰り返して行っているときに、前記ネットワークを介して前記相手能力を受けたときに、この受けた前記相手能力に対応する前記セッションNoの前記セッションを接続する第7のステップと、
    を含むことを特徴とするIP−PBX端末の端末間接続方法。
  3. インターネットプロトコルPBX(以後、IP−PBXと記載する。)よりネットワークを介して非同期に連続してイベントを受け、このイベントが前記IP−PBXからの接続指示パケットのときには、この接続指示パケットにより指示された通話相手となるIP電話を含むIP−PBX端末(以後、相手端末と記載する。)とのセッション用のセッションNoを決め、前記接続指示パケットに含まれる送話方向接続指示種別と受話方向接続指示種別とを前記セッションNoに対応したエリアに格納し、前記ネットワークを介して受けた前記イベントが前記相手端末の能力に関する情報(以後、相手能力と記載する。)のときには、この相手能力に対応する前記セッションNoに対応した前記エリアにこの相手能力を格納するとともに前記相手能力を獲得したことを示す情報をこのエリアに格納するイベント受信・解析手段と、
    前記イベント受信・解析手段が前記IP−PBXからの前記接続指示パケットを受けた場合、この接続指示パケットに基づいて決められた前記セッションNoに対応した前記エリア内の送話方向の接続状態を格納する送話方向接続状態エリアと受話方向の接続状態を格納する受話方向接続状態エリアとから送話方向接続状態と受話方向接続状態とを読み出し、読み出したこれらの接続状態を前記セッションNoに対応した前記エリアに格納した前記送話方向接続指示種別と前記受話方向接続指示種別とにより遷移させ、この遷移した結果を前記送話方向接続状態エリアと前記受話方向接続状態エリアとにそれぞれ格納し、この格納した前記受話方向接続状態が接続中を示す”ON”のとき、受話動作中か否かの状態を示すレシーブアクティブセッションStatusメモリ内の、一番最後に前記IP−PBXから受信した前記接続指示パケットに対応する前記セッションの前記セッションNoを格納する切り替え優先セッションNoエリアに前記セッションNoをセットし接続指示パケットに基づいて決められた前記セッションNoを出力し、前記イベント受信・解析手段が前記相手能力を受けた場合、この相手能力に対応する前記セッションNoを出力するバーチャルスイッチ制御管理手段(以後、VSW制御管理手段と記載する。)と、
    前記VSW制御管理手段が出力した前記セッションNoを受け、この受けた前記セッションNoに対応した前記エリアに格納された前記送話方向接続状態と前記受話方向接続状態との少なくともどちらか一方が”ON”又は接続路予約中を示す”RSV”のとき、前記セッションNoに対応した前記エリアに前記相手能力を獲得したことを示す情報が格納されているときに、前記セッションNoで示す前記セッションを処理することを示す指示を出力し、前記セッションNoに対応した前記エリアに前記相手能力を獲得したことを示す情報が格納されていないときには、前記セッションNoに対応させて前記相手端末と接続するために必要な前記相手能力の要求を前記ネットワークに出力するPath制御手段と、
    前記Path制御手段が出力した指示を受け、この指示で示す前記セッションNoに対応する前記エリアに格納された前記送話方向接続状態に基づいて前記セッションNoの前記セッションの送話方向の音声パケットの動作を制御するネットワークサイドスイッチ制御手段(以後、NSSW制御手段と記載する。)と、前記Path制御手段が出力した指示を受け、前記レシーブアクティブセッションStatusメモリ内の前記切り替え優先セッションNoエリアから切り替え優先セッションNoを読み出し、この切り替え優先セッションNoが前記Path制御手段より受けた指示で示す前記セッションNoと一致するときこのセッションに対して受信方向の音声パケットの動作を優先させて制御し、前記読み出した前記切り替え優先セッションNoが前記Path制御手段より受けた指示で示す前記セッションNoと一致しないとき現在動作中のアクティブセッションの受信方向の音声パケットの動作を制御するターミナルサイドスイッチ制御手段(以後、TSSW制御手段と記載する。)と、
    を備えたことを特徴とするIP−PBX端末。
  4. 前記NSSW制御手段は、前記Path制御手段が出力した指示を受け、この指示で示す前記セッションNoに対応する前記エリアに格納された前記送話方向接続状態が”ON”のとき、送話動作中か否かの状態を示すセンドアクティブセッションStatusメモリ内の前記セッションNoに対応するエリアに動作中を示す情報をセットし、前記Path制御手段より受けた指示で示す前記セッションNoに対応する前記エリアに格納された前記送話方向接続状態が”OFF”のとき、前記センドアクティブセッションStatusメモリ内の前記セッションNoに対応するエリアに停止中を示す情報をセットし、このセットした情報に基づいて前記セッションの送話方向の音声パケットの動作を制御するようにしたことを特徴とする請求項3記載のIP−PBX端末。
  5. 前記TSSW制御手段は、前記切り替え優先セッションNoが前記Path制御手段より受けた指示で示す前記セッションNoと一致するとき、現在、受話方向が接続されているセッションのセッションNo(以後、アクティブセッションNoと記載する。)が格納されているレシーブアクティブセッションNoエリアからアクティブセッションNoを読み出し、このアクティブセッションNoが前記Path制御手段より受けた指示で示す前記セッションNoと一致するとき、このセッションNoで示す前記セッションの受信方向の音声パケットの動作を制御し、前記読み出した前記アクティブセッションNoが前記Path制御手段より受けた指示で示す前記セッションNoと一致しないとき、前記Path制御手段より受けた指示で示す前記セッションNoに対応する前記エリアに格納した前記受話方向接続状態を読み出しこれが”ON”のとき、現在、受話方向が接続されているセッションである前記アクティブセッションのセッションNoに対応する前記エリアに格納した前記受話方向接続状態を”ON”から”RSV”に変え、前記Path制御手段より受けた指示で示す前記セッションに対し受話方向の音声パケットの動作を制御し、前記レシーブアクティブセッションNoエリアにこのセッションの前記セッションNoを書き込み、
    前記切り替え優先セッションNoが前記Path制御手段より受けた指示で示す前記セッションNoと一致しないとき、前記Path制御手段より受けた指示で示す前記セッションNoに対応する前記エリアに格納した前記受話方向接続状態が”ON”のとき“RSV”に変え、前記アクティブセッションに対し受話方向の音声パケットの動作を制御するようにしたことを特徴とする請求項3又は4記載のIP−PBX端末。
  6. インターネットプロトコルPBX(以後、IP−PBXと記載する。)よりネットワークを介して非同期に連続して接続指示パケットを受け、この接続指示パケットにより指示された通話相手となるIP電話を含むIP−PBX端末(以後、相手端末と記載する。)と前記ネットワークを介して接続する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    第1の接続指示パケットを受けてこの第1の接続指示パケットにより指示された第1の相手端末と接続するための第1のセッションのセッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第1のセッションにより接続するための準備をする第1のステップと、
    前記第1のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第1の相手端末の能力(以後、相手能力と記載する。)をこの第1の相手端末に要求する第2のステップと、
    前記第2のステップで前記相手能力を要求した後に前記第1のセッションの前記セッションNoに対応する前記相手能力を受ける前に第2の接続指示パケットを受けたときに、この受けた第2の接続指示パケットにより指示された第2の相手端末と接続するための第2のセッションの前記セッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第2のセッションにより接続するための準備をする第3のステップと、
    前記第3のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第2の相手端末の前記相手能力をこの第2の相手端末に要求する第4のステップと、
    前記第4のステップで前記第2の相手能力を要求した後に、前記ネットワークを介して前記相手能力を受けたときに、この受けた前記相手能力に対応する前記セッションNoの前記セッションを接続する第5のステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. インターネットプロトコルPBX(以後、IP−PBXと記載する。)よりネットワークを介して非同期に連続して接続指示パケットを受け、この接続指示パケットにより指示された通話相手となるIP電話を含むIP−PBX端末(以後、相手端末と記載する。)と前記ネットワークを介して接続する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    第1の接続指示パケットを受けてこの第1の接続指示パケットにより指示された第1の相手端末と接続するための第1のセッションのセッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第1のセッションにより接続するための準備をする第1のステップと、
    前記第1のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第1の相手端末の能力(以後、相手能力と記載する。)をこの第1の相手端末に要求する第2のステップと、
    前記第2のステップで前記相手能力を要求した後に前記第1のセッションの前記セッションNoに対応する前記相手能力を受ける前に第2の接続指示パケットを受けたときに、この受けた第2の接続指示パケットにより指示された第2の相手端末と接続するための第2のセッションの前記セッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第2のセッションにより接続するための準備をする第3のステップと、
    前記第3のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第2の相手端末の前記相手能力をこの第2の相手端末に要求する第4のステップと、
    前記第4のステップで前記相手能力を要求した後に、前記第1のセッションの前記セッションNoに対応する前記相手能力と前記第2のセッションの前記セッションNoに対応する前記相手能力との少なくともどちらか一方を受ける前に第3の接続指示パケットを受けたときに、この受けた第3の接続指示パケットにより指示された第3の相手端末と接続するための第3のセッションの前記セッションNoを決めこのセッションNoに基づいて前記第3のセッションにより接続するための準備をする第5のステップと、
    前記第5のステップで決めた前記セッションNoに対応させて前記第3の相手端末の前記相手能力をこの第3の相手端末に要求する第6のステップと、
    前記接続指示パケットの受信から前記相手端末への前記相手能力の要求までを繰り返して行っているときに、前記ネットワークを介して前記相手能力を受けたときに、この受けた前記相手能力に対応する前記セッションNoの前記セッションを接続する第7のステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. コンピュータを、
    インターネットプロトコルPBX(以後、IP−PBXと記載する。)よりネットワークを介して非同期に連続してイベントを受け、このイベントが前記IP−PBXからの接続指示パケットのときには、この接続指示パケットにより指示された通話相手となるIP電話を含むIP−PBX端末(以後、相手端末と記載する。)とのセッション用のセッションNoを決め、前記接続指示パケットに含まれる送話方向接続指示種別と受話方向接続指示種別とを前記セッションNoに対応したエリアに格納し、前記ネットワークを介して受けた前記イベントが前記相手端末の能力に関する情報(以後、相手能力と記載する。)のときには、この相手能力に対応する前記セッションNoに対応した前記エリアにこの相手能力を格納するとともに前記相手能力を獲得したことを示す情報をこのエリアに格納するイベント受信・解析手段と、
    前記イベント受信・解析手段が前記IP−PBXからの前記接続指示パケットを受けた場合、この接続指示パケットに基づいて決められた前記セッションNoに対応した前記エリア内の送話方向の接続状態を格納する送話方向接続状態エリアと受話方向の接続状態を格納する受話方向接続状態エリアとから送話方向接続状態と受話方向接続状態とを読み出し、読み出したこれらの接続状態を前記セッションNoに対応した前記エリアに格納した前記送話方向接続指示種別と前記受話方向接続指示種別とにより遷移させ、この遷移した結果を前記送話方向接続状態エリアと前記受話方向接続状態エリアとにそれぞれ格納し、この格納した前記受話方向接続状態が接続中を示す”ON”のとき、受話動作中か否かの状態を示すレシーブアクティブセッションStatusメモリ内の、一番最後に前記IP−PBXから受信した前記接続指示パケットに対応する前記セッションの前記セッションNoを格納する切り替え優先セッションNoエリアに前記セッションNoをセットし接続指示パケットに基づいて決められた前記セッションNoを出力し、前記イベント受信・解析手段が前記相手能力を受けた場合、この相手能力に対応する前記セッションNoを出力するバーチャルスイッチ制御管理手段(以後、VSW制御管理手段と記載する。)と、
    前記VSW制御管理手段が出力した前記セッションNoを受け、この受けた前記セッションNoに対応した前記エリアに格納された前記送話方向接続状態と前記受話方向接続状態との少なくともどちらか一方が”ON”又は接続路予約中を示す”RSV”のとき、前記セッションNoに対応した前記エリアに前記相手能力を獲得したことを示す情報が格納されているときに、前記セッションNoで示す前記セッションを処理することを示す指示を出力し、前記セッションNoに対応した前記エリアに前記相手能力を獲得したことを示す情報が格納されていないときには、前記セッションNoに対応させて前記相手端末と接続するために必要な前記相手能力の要求を前記ネットワークに出力するPath制御手段と、
    前記Path制御手段が出力した指示を受け、この指示で示す前記セッションNoに対応する前記エリアに格納された前記送話方向接続状態に基づいて前記セッションNoの前記セッションの送話方向の音声パケットの動作を制御するネットワークサイドスイッチ制御手段(以後、NSSW制御手段と記載する。)と、前記Path制御手段が出力した指示を受け、前記レシーブアクティブセッションStatusメモリ内の前記切り替え優先セッションNoエリアから切り替え優先セッションNoを読み出し、この切り替え優先セッションNoが前記Path制御手段より受けた指示で示す前記セッションNoと一致するときこのセッションに対して受信方向の音声パケットの動作を優先させて制御し、前記読み出した前記切り替え優先セッションNoが前記Path制御手段より受けた指示で示す前記セッションNoと一致しないとき現在動作中のアクティブセッションの受信方向の音声パケットの動作を制御するターミナルサイドスイッチ制御手段(以後、TSSW制御手段と記載する。)と、
    して機能させるためのプログラム。
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