JP3956471B2 - 水性樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水性樹脂組成物の製造方法に関するもので、この製造方法で得られる水性樹脂組成物は、主に塗料、プライマー、インキ、接着剤、シーリング剤として用いることができる。中でも特に非極性表面をもつポリオレフィン基材等に対する密着性、耐(温)水性、耐油性に優れた被膜、接着層を形成することが出来るため、自動車等部品材料、ポリオレフィンフィルム、ポリオレフィン成型物に対する塗料、プライマー、インキ、シーリング剤、接着用の樹脂として有用である。
【0002】
【従来の技術】
従来、塗料、接着剤、インキ等の分野で用いられている塩素化ポリオレフィンの欠点、例えば大量に溶剤を使用することや価格の高いこと等を改善するために塩素化ポリオレフィンのビニル系モノマ−による変性、複合化を用いた水性化の検討が行われている。例えば特開昭58−5271号公報、特開平1−43785号公報では、高塩素化度の塩素化ポリオレフィンをビニル系単量体に溶解し重合開始剤及び分散安定剤、例えばポバールやヒドロキシエチルセルロースの存在下で懸濁重合して水性樹脂組成物を得ている。特開平7−300570号公報では、高塩素化度の塩素化ポリオレフィンの有機溶剤溶液を界面活性剤で水中乳化させた後、該エマルジョン中でビニル系単量体を重合反応させて水性樹脂組成物を得ている。特開平1−256556号公報では、塩素化ポリオレフィンを不飽和カルボン酸及び(メタ)アクリル単量体でグラフト化しカルボキシル化ポリオレフィン塩素化物を自己乳化させることにより水性樹脂組成物を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の水性樹脂組成物には以下のような問題点があった。
即ち、特開昭58−5271号公報、特開平1−43785号公報の水性樹脂組成物は、高塩素化度のポリオレフィンを使用しており基材への付着性が良くないことや懸濁重合にて製造しているために高分子量の親水性分散安定剤を多量に使用していることにより皮膜の耐(温)水性が劣るなどの欠点を有していた。
【0004】
又、特開平7−300570号公報では、得られた水性樹脂組成物の分散安定性が悪く、又、高塩素化度のポリオレフィンを使用しているためにポリオレフィン基材に対する密着性が低いなどの欠点を有していた。特開平1−256556号公報では、重合法において不飽和カルボン酸及び(メタ)アクリル単量体のグラフト化の導入量に制限があり、塩素化ポリオレフィンの欠点である塗膜硬度の低さを改善できなかった。又、自己乳化させるために水性樹脂組成物中の不飽和カルボン酸のグラフトにおける重量比率を高くする必要があり、その結果得られた水性樹脂組成物の耐(温)水性が悪いという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明者らは、樹脂の分散安定性低下の問題がなく、安全性に優れ基材特にポリオレフィン基材への密着性、接着性を損なうことなく耐温水性、耐油性に優れる被膜及び接着層を形成できる樹脂組成物を鋭意研究した結果、特定の水性樹脂組成物を見い出し本発明を完成するに至った。
【0006】
即ち、本発明は、5〜50重量%までの塩素化度の塩素化ポリオレフィン(A)を有機溶剤(B)に溶解せしめたものと、ビニル系単量体(C)、界面活性剤(D)、水(E)からなる組成物を機械的に乳化分散せしめ、次いで重合開始剤を添加して、該単量体(C)を乳化重合した後、乳化重合物を減圧蒸留により脱溶剤する水性樹脂組成物の製造方法であって、かつ、塩素化ポリオレフィン (A) 100重量部に対して、有機溶剤 (B) が100〜900重量部、ビニル系単量体 (C) が100〜1900重量部、界面活性剤 (D) が2〜100重量部であり、しかも、ビニル系単量体 (C) がカルボキシル基含有ビニル単量体を0〜10重量%含有するものであることを特徴とする水性樹脂組成物の製造方法を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の塩素化度5〜50重量%の塩素化ポリオレフィン(A)とは、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、エチレン−プロピレン共重合体、天然ゴム、合成イソプロピレンゴム、エチレン−酢ビ共重合体等を5〜50重量%までの範囲で塩素化して得られたポリオレフィン、好ましくは塩素化度が10〜30重量%までの範囲で塩素化して得られたポリオレフィンが使用される。塩素化度が50重量%より高すぎるとポリオレフィン基材との密着性低下を起こし、塩素化度が低すぎると有機溶剤への溶解度が低下する。
【0008】
本発明の塩素化ポリオレフィン(A)の有機剤溶液中の有機溶剤(B)としては、トルエン、キシレン等の芳香族系有機溶剤やヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族系有機溶剤が主に使用される。又、本有機溶剤(B)はそのまま造膜助剤として使用することもできる。本発明に使用される有機溶剤(B)は重合後に蒸留し脱溶剤することもできる。又、本発明において使用される有機溶剤(B)の量は塩素化ポリオレフィン100重量部に対し100〜900重量部であることが必須である。有機溶剤(B)の量が900重量部を超える場合臭気及び安全性等の面より好ましくなく、有機溶剤の量が100重量部未満の場合塩素化ポリオレフィン(A)の溶解が困難若しくは塩素化ポリオレフィンの有機溶剤溶液の流動性が著しく低下し好ましくない。
【0009】
本発明において使用されるビニル系単量体(C)とは、乳化重合の可能な1種又は2種以上のもので、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)クリレート、2ーエチルヘキシル(メタ)クリレート等の単官能(メタ)アクリレート類、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、無水マレイン酸などのカルボキシル基叉は無水酸物含有単官能モノマー類、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、2ーヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、アクリルアミドなどの官能基を有する単官能(メタ)アクリレート類、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1、6ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレート類、スチレン、クロロメチルスチレン、αーメチルスチレン等のスチレン類、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等の各種の不飽和結合含有シラン化合物、ジアリルフタレート、ジビニルベンゼン、アリルアクリレート等の一分子中に2個以上の不飽和結合を有する単量体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル若しくは「ベオバ」(オランダ国シェル社製の、分岐状脂肪族カルボン酸のビニルエステル類の商品名)等の各種のビニルエステル類、アクリロニトリル等の各種のシアノ基含有単量体等の中から選ばれた1種又は2種以上のビニル系単量体を単独叉は混合して使用される。
【0010】
本発明に使用されるビニル系単量体(C)の量は、塩素化ポリオレフィン100重量部に対し100〜1900重量部であることが必須である。ビニル系単量体の量が、少なすぎると生成物の性質が塩素化ポリオレフィンそのものに支配されるため皮膜の耐油性が低下し、樹脂の分散安定性も低下する。ビニル単量体の量が多すぎると生成物被膜の密着性、特にポリオレフィン基材への密着性が低下する。本発明に使用されるビニル単量体中のカルボキシル基含有モノマーの割合は、0〜10重量%であることが必須である。カルボキシル基含有モノマー量が多いと生成物被膜の耐水性が低下する。
【0011】
ビニル系単量体(C)にカルボキシル基含有モノマーを併用した場合、カルボキシル基をアミンで中和することにより、さらに分散安定性の良好な水性樹脂組成物を形成する。アミンの添加量は水性樹脂組成物のpH値(叉は水素イオン濃度)が好ましくは7.5〜9.0となる割合である。
【0012】
中和に用いられるアミンは、アンモニア、又は1級、2級及び3級アミンから選ばれる少なくとも1つである。
【0013】
本発明に用いられる界面活性剤(D)としては、エチレン性不飽和基を持たない非反応性界面応活性剤とエチレン性不飽和基を有する反応性界面活性剤があり、それぞれを単独で用いてもよいし組み合わせて用いても良い。
【0014】
非反応性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル、ポリオキシエチレンーポリオキシプロピレンブロック共重合体等で代表される非イオン界面活性剤、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキル硫酸ナトリウム、ナトリウムジアルキルスルホサクシネート、アルキルフェニルポリオキシエチレンサルフェートナトリウム塩叉はアンモニウム塩等で代表されるアニオン界面活性剤が挙げられる。又これらの界面活性剤を2種以上組み合わせても良い。
【0015】
反応性界面活性剤としては、ビニルスルホン酸ナトリウム、スチレンスルホン酸ナトリウム、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレン硫酸アンモニウム、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンスルホン酸ソーダ、ポリオキシエチレンアルケニルフェニルスルホン酸アンモニウム、ポリオキシエチレンアルケニルフェニル硫酸ソーダ、ナトリウムアリルアルキルスルホサクシネート、(メタ)アクリル酸ポリオキシプロピレンスルホン酸ソーダ、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリロイルホスフェート等のアニオン系反応性乳化剤:ポリオキシエチレンアルケニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(メタ)アクリロイルエーテル等のノニオン系反応性乳化剤等、一般的に乳化重合反応に用いられているものであれば何等問題なく用いることが出来る。
【0016】
これらの界面活性剤の使用量は、塩素化ポリオレフィン(A)100重量部に対し2〜100重量部であることが必須である。100重量部を超えると皮膜の耐(温)水性が低下し好ましくなく、2重量部未満だと重合安定性が低下する。
【0017】
本発明の製造方法は、塩素含有量が5〜50重量%の塩素化ポリオレフィン(A)を有機溶剤(B)に溶解したものと、ビニル系単量体(C)を界面活性剤(D)の純水(E)溶解物の存在下乳化分散せしめる工程と、重合開始剤(F)により該乳化物中単量体を乳化重合させる工程とからなっている。
【0018】
本発明では、上記の塩素化ポリオレフィン(A)、有機溶剤(B)、ビニル系単量体(C)を界面活性剤(D)及び水(E)の存在下に機械的に乳化分散する。この乳化分散工程では、ホモミキサー等の機械乳化分散装置を用いて乳化分散を行う。又このような乳化分散体は、均一で微粒子であることが好ましく、その粒子径は1.0μm以下であることが好ましい。1.0μmを超える粒子径の微粒子の場合、乳化重合反応を行うと重合体の粒子径が不均一となり、凝集粒子の発生や粒子の沈降等が起こり、製造上及び保管安定上の問題を生じる場合がある。
【0019】
本発明において使用される重合開始剤(F)は、公知慣用のものが使用可能であり、例えば過硫酸ソーダ、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の過硫酸塩や2、2’−アゾビス(2−アミノジプロパン)二塩基酸塩、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)などのアゾ化合物やターシャリ−ブチル(tert−ブチル)ハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド等の有機過酸化物が使用され、さらにこれらは還元剤と併用しレドックス重合を行うこともできる。
又、レドックス重合の際に、鉄イオンや銅イオンなどによって代表される、いわゆる多価金属塩イオンを生成する化合物を、促進剤として併用することも可能である。
【0020】
レドックス重合時に上記重合開始剤と併用可能な還元剤としてはナトリウムスルホキシレートホルムアルデヒド、ピロ亜硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸等が使用可能である。レドックス重合の際に、鉄イオンや銅イオンなどによって代表される、いわゆる多価金属塩イオンを生成する化合物を、促進剤として併用することも可能である。
【0021】
これらの重合開始剤及び還元剤の使用量はビニル系単量体の重量基準で0.1〜10重量%の範囲で行うのが好ましい。
【0022】
また、本発明においては、重合度を制御するため、連鎖移動剤を用いる事ができる。連鎖移動剤としては、例えばn−ブチルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン、n−ラウリルメルカプタン等のアルキルメルカプタン類やチオグリコール酸ブチル、チオグリコール酸オクチル等のチオグリコール酸エステル類、チオリンゴ酸、3ーメルカプトプロピオン酸、チオグリコール酸等の水溶性メルカプタン類やイソプロピルアルコールのアルコール類等が挙げられる。
【0023】
本発明では以上のようにして得られた乳化分散体中のビニル系単量体を重合開始剤の存在下、窒素雰囲気中で攪拌しながら乳化重合する。その反応温度は、40〜100℃の範囲で行うのが好ましい。又、乳化分散体及び重合開始剤は、予め反応釜中に全量添加されていてもよいし、重合反応の進行と共に逐次添加しても良い。
【0024】
又、本発明では、重合によって得られた水性樹脂組成物中の有機溶剤を減圧蒸留によって脱溶剤することが必須である。減圧蒸留の条件は、温度30〜80℃、減圧度0.0008MPa〜0.04MPa、減圧時間1〜4時間が好ましい。
【0025】
本発明の製造方法で得られる水性樹脂組成物の用途は、主に塗料、プライマー、インキ、接着剤、シーリング剤として用いることができる。中でも特に非極性表面をもつポリオレフィン基材等に対する密着性、耐(温)水性、耐油性に優れた被膜、接着層を形成することが出来るため、ポリオレフィンフィルム・シート、ポリオレフィン成型物に対する塗料、プライマー、インキ、シーリング剤、接着剤用に用いられる。自動車等部品材料、電気電子等部品材料、土木建築材料等の広い分野で利用できる。
【0026】
本発明の製造方法で得られる水性樹脂組成物の塗装に用いる基材は、代表的なもののみを例示するにとどめれば、鉄、ステンレス・スチールもしくはアルミニウムなどのような、種々の金属類;ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン等のオレフィン樹脂、ポリメチルメタクリレート、ABS樹脂もしくはポリスチレンなどの種々のプラスチック類;木材類、紙類、繊維類、FRP類、さらには、ガラス、スレート板もしくはコンクリート、珪酸カルシウム等の珪酸塩系、石膏系、石綿系もしくはセラミックス系など種々の無機物等である。好ましくは、ポリオレフィン樹脂である。
【0027】
本発明の製造方法で得られる水性樹脂組成物を使用する際は、例えば塗料などではクリヤーであっても、顔料を含む形の着色塗料でもいずれの形のものであっても良い。顔料とは、種々の有機系顔料のほかにも、酸化チタン、酸化鉄、アルミニウム・フレークまたはチタン・コート・マイカなどのような、種々の無機系顔料も挙げられる。
【0028】
硬化塗膜を形成せしめる方法は、前記各種の基材にエアー・スプレー法、エアレス・スプレー法、刷毛塗りもしくはロール・コート法などのような公知慣用の種々の塗装方法が利用できる。
【0029】
乾燥方法としては、組成物の乾燥性あるいは基材の耐熱性などに応じて、さらには、それぞれの用途などに応じて、常温で、1日(1昼夜)から2週間程度、乾燥し硬化を行なったり、あるいは約60〜約250℃程度の温度範囲で、大約30秒間〜約3時間程度の乾燥を行なったりするなどの、幅広い乾燥条件の設定が可能である。
【0030】
【実施例】
次に本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0031】
(実施例−1)
塩素化度26%の塩素化ポリプロピレンの30%トルエン溶液(ハードレン14ーML:東洋化成工業)333gにメチルメタクリレート245g、ブチルアクリレート230g、メタクリル酸12gを加えさらにポリエチレンオキサイドノニルフェニルエーテル(エマルゲン920;花王製)6g、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルサルフェート塩(ハイテノールN−08;第一工業薬品製)4g、水200gを添加しホモジナイザー(TKオートホモミキサー:特殊機化工業製)を用いて9000rpm、30分かけて微粒化した。
【0032】
このとき微粒化物の粒子径を粒子径測定機(DLS−7000:大塚電子製)にて測定したところ、0.4μであった。
【0033】
容量2Lの攪拌機付き4つ口フラスコに水467gを仕込み系内の温度を80℃に昇温したのち過硫酸ソーダ3gを仕込み、窒素雰囲気下攪拌しながら上記微粒化物を3時間かけて一定の速度で添加しさらに2時間反応させた。得られた乳化物を200メッシュのナイロン紗にて濾過することによって固形分40%の水性樹脂組成物を得た。
【0034】
(実施例−2)
実施例1で得られた水性樹脂組成物を水流減圧機(A−3S:東京理化機械製)をもちいて0.0039MPa、40℃にて2時間減圧蒸留した。蒸留後の水性樹脂組成物物は純水により不揮発分40%に調整された。この乳化物のトルエン含有量をガスクロマトグラフィー(GC−7A:島津製作所製)にて測定を行ったところ、1%以下(対固形分)であった。
【0035】
(実施例−3)
塩素化度45%の塩素化ポリプロピレン100gを233gのトルエンに溶解したものとメチルメタクリレート245g、ブチルアクリレート230g、メタクリル酸12gを加えさらにポリエチレンオキサイドノニルフェニルエーテル(エマルゲン920;花王製)6g、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルサルフェート塩(ハイテノールN−08;第一工業薬品製)4g、水200gを添加しホモジナイザー(TKオートホモミキサー:特殊機化工業製)を用いて9000rpm、30分かけて微粒化した。
【0036】
このとき微粒化物の粒子径を粒子径測定機(DLS−7000:大塚電子製)にて測定したところ、0.4μであった。
【0037】
容量2Lの攪拌機付き4つ口フラスコに水467gを仕込み系内の温度を80℃に昇温したのち過硫酸ソーダ3gを仕込み、窒素雰囲気下攪拌しながら上記微粒化物を3時間かけて一定の速度で添加しさらに2時間反応させた。得られた乳化物を200メッシュのナイロン紗にて濾過することによって固形分40%の水性樹脂組成物を得た。
【0038】
(比較例−1)
塩素化度60%の塩素化ポリプロピレンの30%トルエン溶液333gにメチルメタクリレート245g、ブチルアクリレート230g、メタクリル酸12gを加えさらにポリエチレンオキサイドノニルフェニルエーテル(エマルゲン920;花王製)6g、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルサルフェート塩(ハイテノールN−08;第一工業薬品製)4g、水200gを添加しホモジナイザー(TKオートホモミキサー:特殊機化工業製)を用いて9000rpm、30分かけて微粒化した。
【0039】
このとき微粒化物の粒子径を粒子径測定機(DLS−7000:大塚電子製)にて測定したところ、0.4μであった。
【0040】
容量2Lの攪拌機付き4つ口フラスコに水467gを仕込み系内の温度を80℃に昇温したのち過硫酸ソーダ3gを仕込み、窒素雰囲気下攪拌しながら上記微粒化物を3時間かけて一定の速度で添加しさらに2時間反応させた。得られた乳化物を200メッシュのナイロン紗にて濾過することによって固形分40%の水性樹脂組成物を得た。
【0041】
(比較例−2)
塩素化度26%の塩素化ポリプロピレンの30%トルエン溶液(ハードレン14ーML:東洋化成工業)333gにメチルメタクリレート50g、ブチルアクリレート46g、メタクリル酸2gを加えさらにポリエチレンオキサイドノニルフェニルエーテル(エマルゲン920;花王製)6g、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルサルフェート塩(ハイテノールN−08;第一工業薬品製)4g、水40gを添加しホモジナイザー(TKオートホモミキサー:特殊機化工業製)を用いて9000rpm、30分かけて微粒化した。
【0042】
このとき微粒化物の粒子径を粒子径測定機(DLS−7000:大塚電子製)にて測定したところ、0.4μであった。
【0043】
容量1Lの攪拌機付き4つ口フラスコに水45gを仕込み系内の温度を80℃に昇温したのち過硫酸ソーダ3gを仕込み、窒素雰囲気下攪拌しながら上記微粒化物を3時間かけて一定の速度で添加しさらに2時間反応させた。得られた乳化物を200メッシュのナイロン紗にて濾過することによって固形分40%の水性樹脂組成物を得た。
【0044】
(比較例−3)
塩素化度26%の塩素化ポリプロピレンの30%トルエン溶液(ハードレン14ーML:東洋化成工業)70gにメチルメタクリレート245g、ブチルアクリレート230g、メタクリル酸12gを加えさらにポリエチレンオキサイドノニルフェニルエーテル(エマルゲン920;花王製)6g、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルサルフェート塩(ハイテノールN−08;第一工業薬品製)4g、水200gを添加しホモジナイザー(TKオートホモミキサー:特殊機化工業製)を用いて9000rpm、30分かけて微粒化した。
【0045】
このとき微粒化物の粒子径を粒子径測定機(DLS−7000:大塚電子製)にて測定したところ、0.4μであった。
【0046】
容量2Lの攪拌機付き4つ口フラスコに水530gを仕込み系内の温度を80℃に昇温したのち過硫酸ソーダ3gを仕込み、窒素雰囲気下攪拌しながら上記微粒化物を3時間かけて一定の速度で添加しさらに2時間反応させた。得られた乳化物を200メッシュのナイロン紗にて濾過することによって固形分40%の水性樹脂組成物を得た。
【0047】
(比較例−4)
塩素化度26%の塩素化ポリプロピレンの30%トルエン溶液(ハードレン14ーML:東洋化成工業)333gにメチルメタクリレート220g、ブチルアクリレート217g、メタクリル酸50gを加えさらにポリエチレンオキサイドノニルフェニルエーテル(エマルゲン920;花王製)6g、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルサルフェート塩(ハイテノールN−08;第一工業薬品製)4g、水200gを添加しホモジナイザー(TKオートホモミキサー:特殊機化工業製)を用いて9000rpm、30分かけて微粒化した。
このとき微粒化物の粒子径を粒子径測定機(DLS−7000:大塚電子製)にて測定したところ、0.4μであった。
【0048】
容量2Lの攪拌機付き4つ口フラスコに水467gを仕込み系内の温度を80℃に昇温したのち過硫酸ソーダ3gを仕込み、窒素雰囲気下攪拌しながら上記微粒化物を3時間かけて一定の速度で添加しさらに2時間反応させた。得られた乳化物を200メッシュのナイロン紗にて濾過することによって固形分40%の水性樹脂組成物を得た。
【0049】
(比較例−5)
塩素化度26%の塩素化ポリプロピレンの30%トルエン溶液(ハードレン14ーML:東洋化成工業)333gにメチルメタクリレート245g、ブチルアクリレート230g、メタクリル酸12gを加えさらにポリエチレンオキサイドノニルフェニルエーテル(エマルゲン920;花王製)0.5g、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルサルフェート塩(ハイテノールN−08;第一工業薬品製)0.5g、水200gを添加しホモジナイザー(TKオートホモミキサー:特殊機化工業製)を用いて9000rpm、30分かけて微粒化した。
このとき微粒化物の粒子径を粒子径測定機(DLS−7000:大塚電子製)にて測定したところ、0.4μであった。
【0050】
容量2Lの攪拌機付き4つ口フラスコに水454gを仕込み系内の温度を80℃に昇温したのち過硫酸ソーダ3gを仕込み、窒素雰囲気下攪拌しながら上記微粒化物を3時間かけて一定の速度で添加しさらに2時間反応させた。得られた乳化物中に凝集物が多量発生し、水性樹脂組成物は得られなかった。
【0051】
(比較例−6)
塩素化度26%の塩素化ポリプロピレンの30%トルエン溶液(ハードレン14ーML:東洋化成工業)166gにメチルメタクリレート245g、ブチルアクリレート230g、メタクリル酸12gを加えさらにポリエチレンオキサイドノニルフェニルエーテル(エマルゲン920;花王製)30g、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルサルフェート塩(ハイテノールN−08;第一工業薬品製)25g、水200gを添加しホモジナイザー(TKオートホモミキサー:特殊機化工業製)を用いて9000rpm、30分かけて微粒化した。
【0052】
このとき微粒化物の粒子径を粒子径測定機(DLS−7000:大塚電子製)にて測定したところ、0.4μであった。
【0053】
容量2Lの攪拌機付き4つ口フラスコに水824gを仕込み系内の温度を80℃に昇温したのち過硫酸ソーダ3gを仕込み、窒素雰囲気下攪拌しながら上記微粒化物を3時間かけて一定の速度で添加しさらに2時間反応させた。得られた乳化物を200メッシュのナイロン紗にて濾過することによって固形分40%の水性樹脂組成物を得た。
【0054】
〈水性樹脂組成物評価方法〉
(分散安定性試験)
容量100mlのガラス容器に水性樹脂組成物試料(固形分40%)を入れ、50℃にてエマルジョン相からの水相の分離度合い、樹脂凝集物の生成度の経時変化を比較した。
【0055】
◎:1ヶ月変化なし ○:1週間変化なし △:1週間以内に変化あり
×:24H以内に変化あり
【0056】
《被膜評価方法》
(共試体作成方法)
黒に着色したポリプロピレン板に実施例1〜3、比較例1〜3、5の水性樹脂組成物をスプレーにて膜厚10〜15μmに調整しながら塗布した後、熱風乾燥基を用いて70℃で30分間乾燥を行った。得られた試験板を室温で1週間乾燥した後、被膜の試験を行った。
【0057】
《被膜試験方法》
(密着性試験)
被膜表面にカッターで素地に達する切れ目を入れて1ミリ間隔で100個の碁盤目を作り、その上にセロファン粘着テープを密着させて180゜方向に5回引き離し、残存する碁盤目の数を数えた。
【0058】
◎:100個 ○:85〜99個 △:65〜85個 ×:35〜65個 ××:35個以下
【0059】
(耐温水性試験)
40℃の温水に被膜板を48時間浸せきし、被膜の白化状況を調べた。
【0060】
○:変化なし △:白化したが下地の黒が確認可能 ×:白化がひどく下 地の黒が確認不可能
【0061】
(耐油性試験)被膜表面にグリスを15μm以上の膜厚で塗布した後、熱風乾燥機を用いて80℃で1時間加熱後、被膜の劣化(白化)状態を判定した。
○:変化なし △:白化したが下地の黒が確認可能 ×:白化がひどく下 地の黒が確認不可能
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【発明の効果】
本発明の樹脂は、分散安定性の低下の問題がなく、安全性に優れ基材特にポリオレフィン基材密着性、接着性を損なうことなく耐温水性、耐油性に優れる被膜及び接着層を形成できるので、ポリオレフィン基材への塗料、プライマー、インキ、接着剤、シーリング材として有用である。
Claims (4)
- 5〜50重量%までの塩素化度の塩素化ポリオレフィン(A)を有機溶剤(B)に溶解せしめたものと、ビニル系単量体(C)、界面活性剤(D)、水(E)からなる組成物を機械的に乳化分散せしめ、次いで重合開始剤を添加して、該単量体(C)を乳化重合した後、乳化重合物を減圧蒸留により脱溶剤する水性樹脂組成物の製造方法であって、かつ、塩素化ポリオレフィン (A) 100重量部に対して、有機溶剤 (B) が100〜900重量部、ビニル系単量体 (C) が100〜1900重量部、界面活性剤 (D) が2〜100重量部であり、しかも、ビニル系単量体 (C) がカルボキシル基含有ビニル単量体を0〜10重量%含有するものであることを特徴とする水性樹脂組成物の製造方法。
- 機械的に乳化分散せしめた(A)塩素化ポリオレフィン、(B)有機溶剤、(C)ビニル系単量体、(D)界面活性剤及び(E)水の分散体平均粒子径が、1μm以下であることを特徴とする請求項1記載の水性樹脂組成物の製造方法。
- 塩素化ポリオレフィン (A) が、塩素化度が10〜30重量%の塩素化ポリオレフィンであることを特徴とする請求項1又は2記載の水性樹脂組成物の製造方法。
- 温度30〜80℃、減圧度0.0008〜0.04MPa、減圧時間1〜4時間の条件で減圧蒸留することを特徴とする請求項1、2又は3記載の水性樹脂組成物の製造方法。
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