JP3955535B2 - ワイヤーハーネス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線、コネクタ、等を備えたワイヤーハーネスの改良に関し、特に、容易に配索できるよう構成されたワイヤーハーネスに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両には、多数の電装部品が搭載されており、それらの電装部品は、車両内に複雑に配索された多数本の電線、複数のコネクタ、等から成るワイヤーハーネスにより電気的に接続されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−58230号公報(第3〜7頁、図1〜図2)
【0004】
図8は、特許文献1で開示されている自動車に配索されたワイヤーハーネスの模式図である。図8に示されるように、自動車1に搭載された種々の電装部品2は、複雑に配索された多数本の電線3によって電気的に接続されている。車体10は、フロントエンドブロック11、エンジンブロック12、フロアブロック13、ドアブロック14、リアブロック15、等、数ブロックに分割して考慮される。各ブロック11,12,13,14,15には必要な電装部品2が組み込まれ且つ、各電線3の端部に設けられたコネクタ4を介して電線3がそれぞれ電装部品2に電気的に接続されて、車体10全体へのワイヤーハーネスの配索がなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
車両内での電線の配索には様々な制約があるため、例えば図8において符号Xで示される箇所のように、配索部位によっては電線3を極端に曲げて配索が行なわれる。しかし、特に太い電線や硬い電線を曲げて配索することは、作業性が悪く、また困難である。そのような電線を極端に曲げた場合、その電線の曲げ部には常に強いストレスが作用した状態となり、好ましくない。
【0006】
尚、配索部位によっては、電線を完全に固定してしまうと不都合が生じる場合がある。例えば図8におけるドアブロック14等の可動部の電装部品2に配索された電線3には、開閉体であるドアの動作に伴なって電線3に曲げ力、張力、等といったストレスが作用することになる。そこで、このように電線にストレスが作用すると想定される部位には、予め僅かに余裕(即ち、たるみ)を持たせた状態で電線を配索して応力を吸収させる方法が従来から採られているが、特に太い電線や硬い電線へのストレスの軽減には必ずしも有効な方法とは言えない。
【0007】
ところで、近年、環境問題に配慮して、電機設備、車両、等、種々の装置には、リサイクルが容易に行なえるような設計を施すことが求められている。例えば前述したワイヤーハーネスの電線の導体には、主に銅を材料としたものが一般的に用いられているが、車両の主要な構成材料である鉄と電線の銅とを分別することが容易ではない等のリサイクル技術上の理由から、電線の導体に主にアルミニウムを材料としたものを採用する動向がある。銅よりも質量が低いアルミニウムを導体の材料として用いれば、車両総重量の軽量化にも寄与し、よって燃費向上にも資する利点がある。
【0008】
しかしながら、アルミニウム製電線(即ち、導体の主な材料としてアルミニウムを用いたもの)は、銅製電線(即ち、導体の主な材料として銅を用いたもの)と比較すると、一般に剛性が高く且つ曲げ強度が低い特性を有している。それ故、アルミニウム製電線を曲げて配索する場合、銅製電線と比較して大きな力が必要とされるため、作業性が悪く、特に電力線等の太いアルミニウム製電線を曲げて配索することは困難である。更に、アルミニウム製電線は曲げ強度が低いために極端に曲げると断線に至る可能性が銅製電線よりも高い。
【0009】
よって、アルミニウム製電線は曲げずに配索することが望ましいが、ワイヤーハーネスの使用において電線を曲げることなく配索することは実際には極めて困難である。
【0010】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易に屈曲可能でありながら電線へのストレスが極めて小さいワイヤーハーネスを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明に係るワイヤーハーネスは、請求項1に記載したように、屈曲機構を備えたワイヤーハーネスであって、
前記屈曲機構が、
ホルダと、
電線を接続した雌端子をそれぞれ収容し、前記ホルダにそれぞれ揺動可能に支持された一対の可動コネクタと、
両端が前記一対の可動コネクタ内の雌端子にそれぞれ接続され、前記可動コネクタの揺動に応じて撓み変形可能な雄端子と、
を有し、前記可動コネクタのそれぞれがピン状突起を備え、前記ホルダが前記ピン状突起を支承する孔部を備え、前記可動コネクタが、前記ホルダの前記孔部に支承された前記ピン状突起を支点として、前記ホルダに対して揺動可能であることを特徴としている。
また、本発明に係るワイヤーハーネスは、請求項2に記載したように、前記可動コネクタが前記ホルダに対して揺動するとき、前記雄端子が前記雌端子と摺接しながら前記雌端子に対して相対移動することを特徴としている。
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、電線を接続した雌端子をそれぞれ収容した一対の可動コネクタがホルダによりそれぞれ揺動可能に支持され且つ、該一対の可動コネクタ内の雌端子に両端をそれぞれ接続した雄端子が可動コネクタの少なくとも一方の揺動に応じて撓み変形可能なようにして構成された屈曲機構をワイヤーハーネスが備えているので、従来のワイヤーハーネスでは配索に係る制約のため曲げねばならなかった電線の曲げ部に前記屈曲機構を設けることで、容易に屈曲可能でありながら電線自体を曲げることなく容易に配索できるワイヤーハーネスを提供することができる。また、請求項1に記載の発明によれば、電線自体を曲げずに配索できる利点から、実際に電線へのストレスが極めて小さい。よって、特に、太い電線、硬い電線、曲げ強度の低い電線、等を備えたワイヤーハーネスの配索に非常に有利である。
請求項2に記載の発明によれば、可動コネクタがホルダに対して揺動しても、雄端子と雌端子との電気的接続が確保される。
【0013】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明の実施の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るワイヤーハーネスの好適な実施形態の斜視図である。図2は図1のワイヤーハーネスの分解斜視図である。図3(A)〜図3(C)はホルダの横断面図であり、図3(A)は図2のIIIA−IIIA矢視横断面図、図3(B)は図3(A)のホルダの変形例を示す横断面図、そして図3(C)は図3(A)のホルダの更なる変形例を示す横断面図である。図4(A)および図4(B)はホルダへの雄端子の組み付けを示す正面図であり、図4(A)は雄端子をホルダに挿入する前の状態を示す正面図、そして図4(B)は雄端子がホルダに挿入されて保持された状態を示す正面図である。図5は電線が接続された雌端子の斜視図である。図6は、雌端子をそれぞれ収容した一対の可動コネクタがホルダに揺動可能に支持されながら雄端子の両端が雌端子それぞれに挿入されて接続されている状態を示す屈曲機構の縦断面図である。図7(A)および図7(B)は可動コネクタが揺動して屈曲した状態を示し、図7(A)は一方の可動コネクタのみが揺動した状態を示す屈曲機構の縦断面図、そして図7(B)は両方の可動コネクタが揺動してワイヤーハーネスの屈曲部が略U字形とされた状態を示す屈曲機構の縦断面図である。
【0015】
図1〜図6に示されるように、本発明のワイヤーハーネス50は、曲げを要する曲げ部に設けられる屈曲機構50aと、該屈曲機構50aに電気的に接続された電線55と、を備えている。屈曲機構50aは、一対の可動コネクタ51、ホルダ52および雄端子53を有している。各可動コネクタ51は、電線55が接続された雌端子54を収容するハウジング51cを備えている。各可動コネクタ51のハウジング51cは、合成樹脂を射出成形して形成された箱状部材であり、その内部には雌端子54を収容するための端子収容室51bが雄端子53の可動コネクタ51への挿入方向(図1では上下方向)に貫通して形成され、該端子収容室51bと連通する雄端子53用の端子挿入孔51dがハウジング51cの前端面に形成されている。また、可動コネクタ51の端子挿入方向に延長する端子収容室51bを間に挟むように対向するハウジング51cの両側面上の前端側には、揺動支点となるピン状突起部51aが同一軸線上で反対方向に突出するように形成されている。
【0016】
図5に示されるように、雌端子54は、公知の構造の端子であり、可動コネクタ51の端子収容室51bにハウジング51cの後端側から挿入されて係止ランス等で端子収容室51bに係止される。雌端子54の前端部には、ハウジング51cの端子挿入孔51dを介して挿入された雄端子53と係合し且つ電気的に接続する端子接続部54aが形成されている。雌端子54の後端部には導体接続部54bおよび電線把持部54cが設けられており、導体接続部54bで電線55の導体55aが加締められて雌端子54と電気的に接続され、そして電線把持部54cで電線55の導体55aを覆う絶縁被覆55bが加締められて雌端子54に固定されている。
【0017】
図2および図3(A)に示されるように、ホルダ52は、一対の可動コネクタ51をそれぞれ揺動自在に保持するためのものであって、断面略コの字形に合成樹脂を射出成形して形成されている。ホルダ52の略中央には、両側壁52aを連結するように端子保持部52bが形成されている。端子保持部52bには、雄端子53を挿通させて保持する端子保持孔58が上下方向(図2参照)に貫通して設けられている。ホルダ52の両側壁52aには、端子保持部52bの両脇側に位置するように一対の貫通孔56がそれぞれ形成されている。また、両側壁52aのうち一方の貫通孔56と両側壁52aのうち他方の貫通孔56とは、それぞれ同一軸線上に設けられている。
【0018】
図2、図4(A)および図4(B)に示されるように、雄端子53は、雌端子54に挿入されて該雌端子54と電気的に接続されるものであって、高い可撓性を有する導電性金属板体を長方形に成形してなり、その中央側面には、両側方に突出した4つの係合突起部53aが形成されている。尚、雌端子54に接続された状態の雄端子53は、可動コネクタ51が揺動することにより、端子接続部54aの内側面に摺接しながら端子挿脱方向に雌端子54と相対移動するため、雌端子54との接続を確保するのに充分な長さを有している。
【0019】
ワイヤーハーネス50の組み付け(配索)は、先ず、雄端子53をホルダ52の端子保持孔58に矢印A方向に挿入して(図4(A)参照)、係合突起部53aを端子保持部52bと係合させる。これによって、雄端子53は、端子保持部52bの両側に雄端子53の両端53bを突出させた状態で組み付け固定される(図4(B)参照)。次いで、図2に示されるように、電線55付き雌端子54をそれぞれ収容した一対の可動コネクタ51を、ホルダ52の上下方向から両側壁52aの間にそれぞれ挿入し、可動コネクタ51のピン状突起部51aを、ホルダ52の貫通孔56に嵌合させる。これによって、一対の可動コネクタ51は、それぞれ、ホルダ52に対してピン状突起部51aを中心に揺動可能に支持される。このとき、図6に示されるように、雄端子53の両端部53bを、可動コネクタ51に収容された雌端子54の端子接続部54aに挿入することで、雄端子53と2個の雌端子54とを電気的に接続する。
【0020】
可動コネクタ51のホルダ52への組み付けは、両側壁52aの間隔を強制的に押し広げながらピン状突起部51aを貫通孔56に嵌合して行なわれる。尚、ホルダ52の内側面に上下端部から貫通孔56に向かって次第に側壁52aの厚さが厚くなるような傾斜面を形成し、ピン状突起部51aを該傾斜面に沿わせるようにして可動コネクタ51をホルダ52の両側壁52aの間に挿入し、ピン状突起部51aを貫通孔56に嵌合させるようにしてもよい。これによって、可動コネクタ51とホルダ52の組み付けが容易となる。
【0021】
ワイヤーハーネス50は、配索される装置(例えば、車両)における配索部位に応じて可動コネクタ51を屈曲機構50a内で揺動させることにより屈曲状態にされて、電線55自体を曲げることなく配索することができる。尚、ホルダ52は、ワイヤーハーネス50が配索される装置に固定しても、しなくともよく、固定/非固定については配索部位に応じて適宜決定すればよい。
【0022】
さて、上述したホルダ52の変形例である図3(B)に示されたホルダ62は、ホルダ52から後壁が削除された形状となっている以外は、ホルダ52と同様の形状となっているので、同一部分には同一符号又は相当符号を付して説明を省略する。
【0023】
また、ホルダ52の他の変形例である図3(C)に示されたホルダ72は、端子保持部72bに2つの端子保持孔58が形成されており、2つの雄端子53を挿入固定できるようになっている。ホルダ72との組合せで用いられる可動コネクタ(図示せず)は、雄端子53に対応する位置に2つの雌端子54をそれぞれ挿入できるように、2つの端子収容室(図示せず)が形成されているものを用いる。尚、2つの端子保持孔58は、2つの雄端子53それぞれの幅方向が同一軸線上となるように配置されていることが望ましく、このように配置することで、可動コネクタを揺動させて雄端子53を曲げる際に2つの雄端子53が同一の曲率半径で曲がり、小さな抵抗でワイヤーハーネスを容易に屈曲できるようになる。
【0024】
本実施形態の作用を説明する。
ワイヤーハーネス50の配索は、配索部位で要求される屈曲角度に応じて、ホルダ52に対して可動コネクタ51をピン状突起部51aを中心に回動させて行なわれる。図7(A)は、一方の可動コネクタ51を90°の角度が形成されるように屈曲してワイヤーハーネス50(即ち、電線55)を配索した例であり、この可動コネクタ51の回動に伴なって雌端子54は、端子保持部52bから離間する方向に移動する。このとき、雄端子53は、端子接続部54aに摺接しながら雌端子54から引き出されるので、雄端子53と雌端子54との電気的接続は確保されている。
【0025】
各雄端子53(各可動コネクタ51)の屈曲可能な最大角度は略90°であり、この角度範囲内においては、配索部位で要求される屈曲角度に対応して、一方の又は両方の可動コネクタ51をピン状突起部51aを中心に回動させてワイヤーハーネス50を配索することができる。従って、電線55自体を屈曲させることなく配索することが可能である。また、図7(B)に示されるように、両方の可動コネクタ51をそれぞれ90°の角度が形成されるように回動させると、180°ワイヤーハーネス50が屈曲することとなり、よって電線55自体を屈曲させることなくU字形に配索することが可能となり、ワイヤーハーネスの配索能力が大幅に向上する。電線55へのストレスを極めて小さくすることができるので、特に、太い電線、硬い電線、曲げ強度の低い電線、等を電線55として用いた場合でも、ワイヤーハーネス50の配索作業を容易に行なうことができ、また電線55の損傷も防止できる。
【0026】
また、ワイヤーハーネス50による配索の他の応用例としては、車両の走行に伴い、または、ドア部等のように操作部の操作に伴なって電線に幾度も曲げ力が作用するような部位に、ワイヤーハーネス50を用いれば効果的である。この例の場合、電線55を曲げようとする曲げ力が作用しても、屈曲機構50aが該曲げ力を吸収する。
【0027】
尚、本発明は、前述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した実施形態や変形例における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0028】
例えば、前述した実施形態では、ピン状突起部51aを可動コネクタ51に設け、貫通孔56をホルダ52に設けているが、ピン状突起部51aをホルダ52に設け、貫通孔56を可動コネクタ51に設けてもよい。また、可動コネクタ51をホルダ52に揺動可能に支持できる揺動機構であれば、ピン状突起部51aおよび貫通孔56といった形態に限定しなくともよいことは言うまでもない。尚、揺動機構を有する形態のコネクタを標準化して、ワイヤーハーネスで用いられる全てのコネクタに適用し、それらに応じた揺動機構を有する形態のホルダと雄端子を準備すれば、組み合わせによって様々な形状のワイヤーハーネスを作ることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、電線を接続した雌端子をそれぞれ収容した一対の可動コネクタがホルダによりそれぞれ揺動可能に支持され且つ、該一対の可動コネクタ内の雌端子に両端をそれぞれ接続した雄端子が可動コネクタの少なくとも一方の揺動に応じて撓み変形可能なようにして構成された屈曲機構をワイヤーハーネスが備えているので、従来のワイヤーハーネスでは配索に係る制約のため曲げねばならなかった電線の曲げ部に前記屈曲機構を設けることで、容易に屈曲可能でありながら電線自体を曲げることなく容易に配索できるワイヤーハーネスを提供することができる。また、本発明によれば、電線自体を曲げずに配索できる利点から、実際に電線へのストレスが極めて小さい。よって、特に、太い電線、硬い電線、曲げ強度の低い電線、等を備えたワイヤーハーネスの配索に非常に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤーハーネスの好適な実施形態の斜視図である。
【図2】図1のワイヤーハーネスの分解斜視図である。
【図3】(A)〜(C)はホルダの横断面図であり、(A)は図2のIIIA−IIIA矢視横断面図、(B)は図3(A)のホルダの変形例を示す横断面図、そして(C)は図3(A)のホルダの更なる変形例を示す横断面図である。
【図4】(A)および(B)はホルダへの雄端子の組み付けを示す正面図であり、(A)は雄端子をホルダに挿入する前の状態を示す正面図、そして(B)は雄端子がホルダに挿入されて保持された状態を示す正面図である。
【図5】電線が接続された雌端子の斜視図である。
【図6】雌端子をそれぞれ収容した一対の可動コネクタがホルダに揺動可能に支持されながら雄端子の両端が一対の可動コネクタ内の雌端子それぞれに挿入されて接続されている状態を示す屈曲機構の縦断面図である。
【図7】(A)および(B)は可動コネクタが揺動して屈曲した状態を示し、(A)は一方の可動コネクタのみが揺動した状態を示す屈曲機構の縦断面図、そして(B)は両方の可動コネクタが揺動してワイヤーハーネスの屈曲部が略U字形とされた状態を示す屈曲機構の縦断面図である。
【図8】特許文献1で開示されている自動車に配索されたワイヤーハーネスを示す模式図である。
【符号の説明】
50 ワイヤーハーネス
50a 屈曲機構
51 可動コネクタ
51a ピン状突起部(揺動機構)
52 ホルダ
53 雄端子
53b 雄端子の両端
54 雌端子
55 電線
56 貫通孔(揺動機構)

Claims (2)

  1. 屈曲機構を備えたワイヤーハーネスであって、
    前記屈曲機構が、
    ホルダと、
    電線を接続した雌端子をそれぞれ収容し、前記ホルダにそれぞれ揺動可能に支持された一対の可動コネクタと、
    両端が前記一対の可動コネクタ内の雌端子にそれぞれ接続され、前記可動コネクタの揺動に応じて撓み変形可能な雄端子と、
    を有し、前記可動コネクタのそれぞれがピン状突起を備え、前記ホルダが前記ピン状突起を支承する孔部を備え、前記可動コネクタが、前記ホルダの前記孔部に支承された前記ピン状突起を支点として、前記ホルダに対して揺動可能であることを特徴とするワイヤーハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネスであって、前記可動コネクタが前記ホルダに対して揺動するとき、前記雄端子が前記雌端子と摺接しながら前記雌端子に対して相対移動することを特徴とするワイヤーハーネス。
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