JP3955004B2 - 振動発生装置及びこの振動発生装置を用いた電子機器 - Google Patents

振動発生装置及びこの振動発生装置を用いた電子機器 Download PDF

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本発明は、携帯電話機、ゲーム機器及びゲーム機器のコントローラなど小型の電子機器に搭載可能な振動発生装置及びこの振動発生装置が搭載された電子機器に係り、特に小型化に適し、少ないエネルギーで効率よく振動を発生することのできる振動発生装置及びこの振動発生装置を用いた電子機器に関する。
図9は従来の振動発生装置の構成を示す断面図である。この振動発生装置ではケース1内に、支持台2が設けられており、この支持台2の上面に板ばねによって形成された弾性支持部材3の一端が固定されている。弾性支持部材3の支持台2の上面に固定された部分が固定部3aであり、固定部3a以外の部分が図示上下方向に揺動可能な揺動部位3bである。揺動部位3bの先部には、鉄やタングステンなどで形成された錘4と硬磁性材料からなる磁石5からなる可動部6が設けられている。磁石5の下方には磁石5の磁力線と交叉する方向に巻回されたコイル7がケース1に固定された状態で設けられている。
コイル7に電流を流すと、図10に示されるように、電磁力によって磁石5が図示下方向あるいは上方向に動かされ、電流の供給を停止すると、弾性力によって弾性支持部材3の揺動部位3bがもとの位置に戻ろうとする。
コイル7に流す電流を、矩形波や正弦波等の一定周期を有する交流信号8とすることにより、弾性支持部材3及び可動部6を一定の周期で振動させることができる。
また、弾性支持部材の先部にコイルまたは磁石を有する可動部が設けられた、いわゆる片持ち型の振動発生装置は、例えば特許文献1に記載されている。
特開平3−156269号公報(第4頁、第1図)
図9に示されるような、弾性支持部材の先部にコイルまたは磁石を有する可動部が設けられた、片持ち型の振動発生装置は以下に示される問題点を有する。
弾性支持部材3は板ばねによって形成されているため、可動部6に上下方向の力が加わると、弾性支持部材3は図10に示されるように湾曲する。すると、弾性支持部材3の変位量は、先端部3cで最も大きくなり、固定端3aに近づくにつれて小さくなる。例えば、弾性支持部材3と可動部6の結合部9における変位量x1は、弾性支持部材3の結合部9と固定端3aの間の領域10における変位量x2より大きい。
従って、振動時における弾性支持部材3の変位量は先端部3cで最大となり、可動部6の重心Cの変位量は先端部3cより小さくなる。このように振動時に可動部6が傾くように変動するために、可動部6の上下方向の振動スペースが広く必要となって小型化が妨げられていた。
また、可動部6の変位量を必要なだけ大きくするためには、弾性支持部材3の固定端3aから先端部3cまでの長さ距離を大きくする必要があり、これによっても振動発生装置の小型化が妨げられていた。
また、振動開始前には、可動部6の重心Cと、コイル7の巻回中心7aが鉛直方向で重なっている(図9)。しかし、振動を開始すると、可動部6の重心Cと、コイル7の巻回中心7aが鉛直方向で重ならなくなる(図10)。従って、可動部6の重心Cと、磁石5から発生する磁界とコイル7に流れる電流との相互作用によって発生する電磁力の中心も変動し、エネルギーの損失が大きくなる。 本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、小型化に適し、少ないエネルギーで効率よく振動を発生することのできる振動発生装置及びこの振動発生装置を用いた電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、基部が固定部で先部が結合部とされた弾性支持部材と、前記弾性支持部材の前記結合部に結合された所定質量の可動部とを有し、前記弾性支持部材は、前記固定部が固定されて片持ち支持されるとともに、前記固定部の端部である固定端と前記結合部の端部である結合端との間で撓み変形可能とされており、前記可動部に振動駆動力を与える駆動手段が設けられた振動発生装置において、
前記可動部の重心と、前記可動部に対する前記振動駆動力の作用中心の双方が、前記弾性支持部材の前記固定端と前記結合端との間に位置していることを特徴とするものである。
本発明では、前記弾性支持部材が振動したときに、前記結合端を支点とする前記可動部の回転のモーメントと、前記固定端を支点とする前記弾性支持部材のたわみのモーメントとが、互いを相殺するようにできるので、前記弾性支持部材の湾曲が低減し、前記弾性支持部材が平面に近い状態を維持したまま振動できる。この結果、前記固定端に近いところにおける前記可動部の振動変位量が大きくなるので、前記弾性支持部材の固定端から先端部までの長さ寸法を小さくすることかでき、振動発生装置の小型化が容易になる。
また、振動時における前記可動部の重心の振動変位量を大きくすることができるので、振動発生装置の前記可動部の振動方向の寸法の小型化も容易になる。
なお、前記可動部に作用する重力と前記振動駆動力との合力が作用する作用点と、前記結合端と前記固定端との中心点が、振動方向に延びる同一の直線上に位置していることが好ましい。
これにより、前記可動部を直進するように運動させることができ、前記可動部の重心の振動変位量を大きくすることができる。
特に、前記可動部の重心と、前記結合端と前記固定端との中心点が、振動方向に延びる同一の直線上に位置していることが好ましい。
また、本発明では、前記可動部の重心と、前記可動部に与えられる前記振動駆動力の作用中心とが、共に振動方向に延びる同一の直線上に位置していると、前記可動部を効率よく振動させることができるので好ましい。
なお、本発明では、前記弾性支持部材は、前記結合端の部分で折り曲げられており、前記可動部に前記振動駆動力が作用していないときに、前記弾性支持部材の前記固定部と前記結合部とが、互いに並行であることが好ましい。
特に、前記弾性支持部材の前記結合部は、前記可動部の表面に固定されており、前記結合部と前記表面とが並行であるとことが好ましい。
また、本発明の電子機器は、本発明の振動発生装置が設けられ、外部から信号が入力されたときに、前記振動発生装置を振動させて筐体を振動させることを特徴とするものである。
本発明の電子機器は、低消費電力化、小型化が容易である。
本発明では、前記可動部の重心と、前記可動部に対する前記振動駆動力の作用中心の双方が、前記弾性支持部材の前記固定端と前記結合端との間に位置している。
これにより、前記弾性支持部材が振動したときに、前記結合端を支点とする前記可動部の回転のモーメントと、前記固定端を支点とする前記弾性支持部材のたわみのモーメントとが、互いを相殺するようにできるので、前記弾性支持部材の湾曲が低減し、前記弾性支持部材が平面に近い状態を維持したまま振動できる。この結果、前記固定端に近いところにおける前記可動部の振動変位量が大きくなるので、前記弾性支持部材の固定端から先端部までの長さ寸法を小さくすることかでき、振動発生装置の小型化が容易になる。
また、振動時における前記可動部の重心の振動変位量を大きくすることができるので、振動発生装置の前記可動部の振動方向の寸法の小型化も容易になる。
また、本発明では前記可動部に作用する重力と前記振動駆動力との合力が作用する作用点と、前記結合端と前記固定端との中心点を、振動方向に延びる同一の直線上に位置させることにより、前記可動部を直進するように運動させることができ、前記可動部の重心の振動変位量を大きくすることができる。
また、本発明の振動発生装置を有する本発明の電子機器は、低消費電力化、小型化が容易である。
図1は本発明の振動発生装置の第1の実施の形態を示す断面図であり、図2は図1に示された振動発生装置を図示Y方向から見た断面図である。
筐体11の天板11aには板ばね(弾性部材)によって形成された弾性支持部材12が取り付けられている。弾性支持部材12は、一方の端部が固定部12aであり、弾性支持部材12は、前記固定部12aが前記天板11aに固定されて片持ち支持されている。この固定部12aの端部が、固定端12cである。弾性支持部材12の先部は結合部14となっている。弾性支持部材12は、結合端14aの部分で前記結合部14が折り曲げられており、この結合部14が可動部13の表面13bに接着固定されている。
したがって、弾性支持部材12は、前記固定端12cが片持ち側の端部となり、固定端12cと結合端14aとの間の部分が撓み変形部12dである。
可動部13は、前記結合端14aを挟んで固定部12a側と、固定部12a側と逆側の双方に延び、質量は結合端14aを挟んで図1の左右双方に分布している。ただし、可動部13の質量分布は、結合端14aよりも図示左側部分が図示右側部分よりも多くなっており、可動部13の重心Cは、固定端12cと結合端14aとの間の領域Mに位置している。
なお、図1に示されるように、可動部13に振動駆動力が作用していない釣合い状態のとき、弾性支持部材12の固定部12aと結合部14は、互いに並行になっており、結合部14と可動部13の表面13bとが並行になっている。
可動部13の下面には、おもり18とコイル15が固定されている。おもり18は鉄やタングステンを用いて形成されている。コイル15はエナメル線などの被覆導線を円筒状に巻回することによって形成されており、本実施例では、可動部13の重心Cからの鉛直線(図1では一点鎖線で示している)を巻回中心としている。
筐体11には、硬磁性材料からなる磁石16,16が筐体11の側壁11b,11bに沿って設けられている。筐体11の側壁11b,11b及び底部11cは磁性材料によって形成されている。磁石16は、筐体11の側壁11bに接する端面16aと、コイル15に対向する端面16bとが逆の磁極となるように着磁されている。磁石16とコイル15が、可動部13に振動駆動力を与える駆動手段を構成している。
また、筐体11の底部11c上に、磁石16,16と対向するヨーク部材17が設けられている。ヨーク部材17も磁性材料によって形成されている。
図2に示されるように、本実施の形態では、端面16bがN極で端面16aがS極である。この場合、磁石16で発生した磁束は、磁石16からヨーク部材17に向かい、ヨーク部材17、筐体11の底部11c、側壁11bを経て磁石16のS極に達するという磁路を形成している。
図1及び図2は、コイル15に通電されていない状態を示している。このとき、コイル15はヨーク部材17と磁石16の間に位置し、磁石16で発生した前記磁束は、コイル15を垂直に横切ってヨーク部材17に達する。
図1及び図2に示す状態において、コイル15に図2に示す方向の電流が与えられると、磁束と電流とによって電磁力FがZ方向に発生し、可動部13に対してZ方向への駆動力を与えることができる。
可動部13の側方には、第1接点19aと第2接点19bを有する機械式のスイッチ19が設置されている。第1接点19aは台座20上に固定されており、配線21を介してコイル15の一方の端部に接続されている。第2接点19bは配線22を介してパルス発生回路(電流供給回路)23に接続されている。パルス発生回路23は、コイル15の他方の端部に接続されている。
図1に示された状態では、第1接点19aと第2接点19bが接触しており、スイッチ19が接続状態になっている。
パルス発生回路23には、振動発生装置に振動開始を指示する信号を入力する入力部24が接続されている。スイッチ19が接続状態のときに、入力部24から信号が入力されるとパルス発生回路23で発生するパルス電圧に同期して、コイル15に電流が流される。このとき、コイル15に図2に示す方向の電流が与えると、磁束と電流とによって電磁力FがZ方向に発生し、可動部13がZ方向に移動する。
図1に示される振動発生装置では、可動部13に切り欠き部13aが形成されており、スイッチ19の第2接点19bの先部19b1が、切り欠き部13a内に差し込まれている。可動部13が図示Z方向に移動すると、第2接点19bが図示Z方向に押し下げられてスイッチ19の接続状態が維持される。
パルス発生回路23で発生するパルス電圧の電圧変化に同期して、コイル15に電流が流れなくなると、電磁力Fが作用しなくなる。電磁力Fが作用しなくなると、可動部13は弾性支持部材12の弾性力によって付勢されて振動し、可動部13が図示Z方向と反対方向に移動してスイッチ19の第1接点19aと第2接点19bが、図3に示されるように、非接続状態になる。スイッチ19が非接続状態になると、パルス発生回路23にパルス電圧が発生する。このパルス電圧に同期してコイル15に電流が流れ、電磁力FがZ方向に発生し(図2参照)、可動部13が再度Z方向に移動する。パルス発生回路23で発生するパルス電圧の電圧変化に同期して、コイル15に電流が流れなくなると、電磁力Fが作用しなくなり、可動部13が図示Z方向と反対方向に移動してスイッチ19が非接続状態になる。
これら一連の動作を繰り返すことによって、振動発生装置から一定周期の振動が発生する。
このように、スイッチ19は、可動部13の往復移動力によって非接続状態と接続状態とに切り替えられている。本実施の形態では、可動部13が振動していない中立姿勢のときに、前記スイッチは接続状態を維持し、可動部が前記中立姿勢から図示上方へ動いたときに、前記スイッチが切り替えられる。従って、スイッチ19の非接続状態と接続状態の切り替えは、可動部13の往復運動に同期している。また、本実施の形態では、スイッチ19が可動部13の位置を直接検出して接続状態と非接続状態を切り替えている。
可動部13がある一定の位置を通過して、再びその位置に戻るまでの時間(振動の周期T)は弾性支持部材12のバネ定数並びに可動部13及び弾性支持部材の質量によって決まる一定の値である。なお、可動部13の振動周波数(振動の周期Tの逆数)は共振周波数である。
従って、可動部13の往復移動力によってスイッチ19の非接続状態と接続状態とを切り替えれば、可動部13の周期Tに合わせて、駆動手段を制御することが正確にできる。
すなわち、本実施の形態では、コイル15を周期的に駆動し、この駆動周期に合わせて可動部13が往復運動するのではなく、共振周波数で往復運動する可動部13の周期に合わせて、コイル15に電流を供給する。
従って、本実施の振動発生装置は弾性支持部材12及び可動部13を共振周波数で振動させることが容易であり、少ないエネルギーで効率よく振動を発生させることができる。しかも、接触/非接触切替型の機械式スイッチを用いることにより、スイッチの構造が単純になり装置の小型化も容易である。
図4にパルス発生回路(電流供給回路)23の一例を示す。このパルス発生回路23は、コイル15に接続された能動素子であるトランジスタTr2及びトランジスタTr1と、スイッチ19が接続状態から非接続状態に切り替わったとき、トランジスタTr1のベースに駆動信号(放電電流)を供給する蓄電手段30を有するものである。
また、蓄電手段30とトランジスタTr2の下流にはトランジスタTr3が接続されている。このトランジスタTr3は、可動部13が振動していない中立姿勢のときに、始動電流が与えられることで蓄電手段30を放電させるための他の能動素子である。本実施の形態では、トランジスタTr3のベースに入力部24から始動電流が供給されると、蓄電手段30が放電するようになっている。
図4に示された回路図のA点、B点、C点、D点における電圧のタイミングチャートを図5に示す。
可動部13が振動していない中立姿勢にあり、入力部24から始動電流が供給される前の状態では、トランジスタTr3のベース電圧AがLowになっており、トランジスタTr3がOFF状態になっている。この状態で、スイッチ19が接続状態にあるとき、蓄電手段30のC1は充電状態になっている。
入力部24から始動電流が供給されトランジスタTr3のベース電圧AがHighになりトランジスタTr3がON状態になると、D点の電位が減少して、コンデンサーC1に蓄積された電荷が放電され放電電流が流れる。コンデンサーC1からの放電電流は抵抗R1及び抵抗R2に流れ、抵抗R2の電圧降下によってC点の電位が上昇する。C点の電位がトランジスタTr1のスレッショルド電位以上になると、トランジスタTr1及びトランジスタTr2がON状態になってコイル15に電流が流れ図1に示される可動部13が釣合い点から下方に移動する。
コンデンサーC1に蓄積された電荷が放電されたのち、コンデンサーC1はダイオードDを介して充電され、抵抗R1及び抵抗R2に電流が流れなくなってC点の電位が下降する。C点の電圧は、コンデンサーC1の容量と抵抗R2の抵抗値で規定される時定数に応じて減少する。
C点の電位がトランジスタTr1のスレッショルド電位以下になると、トランジスタTr1及びトランジスタTr2がOFF状態になってコイル15に電流が流れなくなり、可動部13が弾性力によって上方向に移動する。
可動部13が上方向に移動すると、スイッチ19がOFFになり、B点及びD点の電位が下がり、コンデンサーC1に蓄積された電荷が放電され、放電電流が流れる。この放電電流が抵抗R1及び抵抗R2に流れてC点の電位が上昇し、トランジスタTr1及びトランジスタTr2がON状態になってコイル15に電流が流れる。コイル15に電流が流れると可動部13が下方に移動して、スイッチ19がONになる。スイッチ19がONになると、コンデンサーC1がダイオードDを介して充電される。
コンデンサーC1に蓄えられていた電荷が放電されつくされるか、またはコンデンサーC1が充電されると、抵抗R1及び抵抗R2に電流が流れなくなってC点の電位が下降し、トランジスタTr1及びトランジスタTr2がOFF状態になってコイル15に電流が流れなくなり、可動部13は振動の最下点に達したのち弾性力によって上方向に移動する。可動部13が上方向に移動すると、スイッチ19がOFFになる。
このように、可動部の弾性力による振動と、駆動コイルに電流を流す駆動回路の動作が同期する。
なお、図4に示す回路とは逆に、スイッチ19が非接続状態から接続状態が切り替わったとき、トランジスタTr1のベースに駆動信号(放電電流)を供給する蓄電手段30を有してもよい。
なお、図1ないし図3に示された振動発生装置のスイッチ19は、可動部13が中立姿勢の時に接続状態を維持しているが、反対に可動部13が中立姿勢の時に非接続状態を維持し、可動部13が移動した時に接続状態に切り替わるスイッチを設けてもよい。
すなわち、本発明では、可動部13の移動にともなって接続状態と非接続状態が切り替わるスイッチが設けられ、このスイッチの接続状態と非接続状態の切り替わりに同期して、コイル15に一定時間電流が供給されればよい。
また、本実施の形態では、コイル15に作用する電磁力Fの中心が、弾性支持部材12の結合端14aと、弾性支持部材12の固定端12cの間の領域Mにある。従って、可動部13に対する振動駆動力の作用中心が、結合端14aと固定端12cの間の領域Mに位置している。また、可動部13の重心Cも結合端14aと固定端12cの間の領域Mに位置している。
本実施の形態では、まず、図1と図2に示すように、可動部13に振動駆動力が作用していないときに、弾性支持部材12の固定端12cと結合端14aとが並行であり、且つ重力方向(振動方向)と直交する方向へ延びている。したがって、可動部13も水平姿勢である。
本実施の形態では、弾性支持部材12が振動したときに、結合端14aを支点とする可動部13の回転のモーメントと、固定端12cを支点とする弾性支持部材12のたわみのモーメントとが、互いを相殺するようにできる。
従って、弾性支持部材12の湾曲が低減し、弾性支持部材12が平面に近い状態を維持したまま振動できる。この結果、固定端12cに近いところにおける可動部13の振動変位量が大きくなるので、弾性支持部材12の固定端12cから先端部12bまでの長さ寸法を小さくすることかでき、振動発生装置の小型化が容易になる。
また、可動部13の重心Cの振動変位量を大きくすることができ、振動発生装置の可動部13の振動方向(図示Z方向に平行又は反平行方向)の寸法の小型化も容易になる。
また、可動部13の質量分布は、結合端14aよりも図示左側部分が図示右側部分よりも多くなっているので、可動部13の体積を大きくして、可動部13の質量を大きくすることができる。
また、本実施の形態では可動部13の重心Cと、結合端14aと固定端12cの中心点C1が重力方向(図示Z方向;振動方向)に延びる同一の直線上に位置している。
これにより、可動部13を水平姿勢を保ちながら振動させて、その重心Cを直進運動させることができ、可動部13の重心Cの振動変位量を大きくすることができる。
また、本実施の形態では、可動部13の重心Cと、可動部13に与えられる電磁力(振動駆動力)Fの作用中心とが、共に重力方向(振動方向)に延びる同一の直線上に位置しており、可動部13を効率よく振動させることができる。
なお、本発明としては、コイル15に作用する電磁力Fの作用中心と可動部13の重心Cが、結合端14aと固定端12cの間に位置していればよい。また、可動部13に作用する重力と電磁力(振動駆動力)Fとの合力が作用する作用点と、結合端14aと固定端12cとの中心点C1が、重力方向(振動方向)に延びる同一の直線上に位置していれば、可動部13を水平姿勢を保ちながら振動させて、その重心Cを直進運動させることができる。
図6は本発明の振動発生装置の第2の実施の形態を示す断面図であり、図7は図6に示された振動発生装置を図示Y方向から見た断面図である。
本実施の形態が図1及び図2に示された第1の実施の形態と異なっている点は、弾性支持部材12の先端部12b側に連結された可動部33に硬磁性材料からなる磁石36,36が設けられ、筐体31側にコイル35が固定されている点である。
図1及び図2に示された振動発生装置と同様に、筐体31の天板31aには板ばね(弾性部材)によって形成された弾性支持部材12が取り付けられている。弾性支持部材12は、一方の端部が固定部12aであり、弾性支持部材12は、前記固定部12aが前記天板31aに固定されて片持ち支持されている。この固定部12aの端部が、固定端12cである。弾性支持部材12の先部は結合部14となっている。弾性支持部材12は、結合端14aの部分で前記結合部14が折り曲げられており、この結合部14が可動部33の表面33bに接着固定されている。
可動部33の下面には、おもり38、硬磁性材料からなる磁石36,36及び磁石36,36と対向するヨーク部材37が設けられている。おもり38は鉄やタングステンのよって形成されている。ヨーク部材37は磁性材料によって形成されている。
筐体31側には、コイル35が固定されている。コイル35はエナメル線などの被覆導線を円筒状に巻回することによって形成された空芯コイルであり、本実施例では、可動部33の重心Cからの鉛直線(図6では一点鎖線で示している)を巻回中心としている。磁石36とコイル35が、可動部33に振動駆動力を与える本発明の駆動手段を構成している。
磁石36は、筐体31の側壁31bに接する端面36aと、コイル35に対向する端面36bとが逆の磁極となるように着磁されている。
なお、本実施の形態でも、筐体31の側壁31b,31b及び底部31cは磁性材料によって形成されている。
また、図7に示されるように、本実施の形態では、端面36bがN極で端面36aがS極である。この場合、磁石36で発生した磁束は、磁石36からヨーク部材37に向かい、ヨーク部材37、筐体31の底部31c、側壁31bを経て磁石36のS極に達するという磁路を形成している。
図6及び図7は、コイル35に通電されていない状態を示している。このとき、コイル35はヨーク部材37と磁石35の間に位置し、磁石36で発生した前記磁束は、コイル35を垂直に横切ってヨーク部材37に達する。
図6及び図7に示す状態において、コイル35に図7に示す方向の電流が与えられると、磁束と電流とによって電磁力FがZ方向に発生し、可動部33に対してZ方向への振動駆動力を与えることができる。
本実施の形態の振動発生装置も図1及び図2に示された振動発生装置と同様に、弾性支持部材12及び可動部33を共振周波数で振動させることが容易であり、少ないエネルギーで効率よく振動を発生させることができる。しかも、接触/非接触切替型の機械式スイッチを用いることにより、スイッチ19の構造が単純になり装置の小型化も容易である。
本実施の形態でも、可動部33に振動駆動力が作用していないときに、弾性支持部材12の固定端12cと結合端14aとが並行であり、且つ重力方向(振動方向)と直交する方向へ延びている。したがって、可動部33も水平姿勢である。
また、弾性支持部材12が振動したときに、結合端14aを支点とする可動部33の回転のモーメントと、固定端12cを支点とする弾性支持部材12のたわみのモーメントとが、互いを相殺するようにできる。
従って、弾性支持部材12の湾曲が低減し、弾性支持部材12が平面に近い状態を維持したまま振動できる。この結果、固定端12cに近いところにおける可動部33の振動変位量が大きくなるので、弾性支持部材12の固定端12cから結合端14までの長さ寸法を小さくすることかでき、振動発生装置の小型化が容易になる。
また、可動部33の重心Cの振動変位量を大きくすることができ、振動発生装置の可動部33の振動方向(図示Z方向に平行又は反平行方向)の寸法の小型化も容易になる。
また、可動部33の質量分布は、結合端14aよりも図示左側部分が図示右側部分よりも多くなっているので、可動部33の体積を大きくして、可動部33の質量を大きくすることができる。
また、本実施の形態では可動部33の重心Cと、結合端14aと固定端12cの中心点C1が重力方向(図示Z方向;振動方向)に延びる同一の直線上に位置している。
これにより、可動部33を水平姿勢を保ちながら振動させて、その重心Cを直進運動させることができ、可動部33の重心Cの振動変位量を大きくすることができる。
また、本実施の形態では、可動部33の重心Cと、可動部33に与えられる電磁力(振動駆動力)Fの作用中心とが、共に重力方向(振動方向)に延びる同一の直線上に位置しており、可動部33を効率よく振動させることができる。
なお、本発明では、スイッチ19とパルス発生回路23を設けず、コイル15またはコイル35に、矩形波や正弦波等の一定周期を有する交流信号を供給することによって。弾性支持部材12及び可動部13または可動部33を一定の周期で振動させてもよい。
この場合には、弾性支持部材12及び可動部13または可動部33を共振周波数で振動させることか難しくなる。しかし、弾性支持部材12の固定端12cに近いところにおける可動部13または可動部33の振動変位量を大きくして、弾性支持部材12の固定端12cから結合端14aまでの長さ寸法を小さくすることかでき、振動発生装置の小型化が容易になる効果、及び、可動部13または可動部33の重心Cの振動変位量を大きくして、振動発生装置の可動部33の振動方向(図示Z方向に平行又は反平行方向)の寸法の小型化か容易になる効果を奏することができる。
また、図1、図2、図6、図7に示された振動発生装置を、携帯電話端末などの電子機器の筐体内に組み込み、受信電波などの外部信号が入力されたときに、振動発生装置を振動させて筐体を振動させることができる。
図8は本発明の振動発生装置が搭載された携帯電話端末の外観を示す斜視図である。
図8に示すように、本実施の形態の携帯電話端末60は、第1のケース61aと第2のケース61bが軸63を支点として回動可能に連結されたケース(筐体)61を有している。第1のケース61aには複数個の押釦式のキー入力部62aが配列された操作部62が設けられ、また第2のケース61bには液晶パネルで形成された表示部64が設けられている。携帯電話端末60では、操作部62の面と表示部64の面とが対向して2つに折り畳まれて非使用状態(第2のケース61bを1点鎖線で示している)となり、第1のケース61aと第2のケース61bとがほぼ180度に近い角度まで拡開したときに使用状態となるように設定されている。
携帯電話端末60に対して送られた電波信号を、アンテナ65で受信すると信号処理が行われて、図1または図6に示される入力部24からパルス発生回路23に入力信号が入力される。そして、前述した振動発生装置の動作原理に基づいて振動発生装置66が振動し、携帯電話端末60のケース61を振動させ、携帯電話端末60の使用者に着信状態になったことを知らせる。
本発明の振動発生装置は、弾性支持部材と可動部の共振周波数で振動させるので、本発明の振動発生装置を組み込んだ電子機器は、立ち上がりが早く、細かい振動を発生させることができる。
また、本発明の振動発生装置は、回転軸に分銅が取り付けられた回転モータを用いた振動発生装置や従来技術として説明した振動発生装置よりも、少ないエネルギーで効率よく振動を発生させることができ、小型化が容易であるので、電子機器の低消費電力化、小型化を促進することができる。
なお、本発明の振動発生装置を用いた電子機器の例として、携帯電話端末の他に、ゲームの進行状態にあわせて振動を発生するゲーム用コントローラなどがある。
以上本発明をその好ましい実施例に関して述べたが、本発明の範囲から逸脱しない範囲で様々な変更を加えることができる。
例えば、上述した実施の形態では、可動部13及び可動部33の振動方向と重力方向を同一の方向として説明したが、振動発生装置の向きを変えて使用するときには、可動部13及び可動部33の振動方向と重力方向が異なってもよい。
なお、上述した実施例はあくまでも例示であり、本発明の特許請求の範囲を限定するものではない。
本発明の振動発生装置の第1の実施の形態を示す断面図、 図1に示された振動発生装置を図示Y方向から見た断面図、 図1に示された振動発生装置の弾性支持部材及び可動部が上昇し、スイッチが非接続状態になっている状態を示す断面図、 パルス発生回路の一例を示す回路図、 図4に示されるパルス発生回路のタイミング図、 本発明の振動発生装置の第2の実施の形態を示す断面図、 図6に示された振動発生装置を図示Y方向から見た断面図、 本発明の振動発生装置が搭載された携帯電話端末の外観を示す斜視図、 従来の振動発生装置を示す断面図、 図9に示された振動発生装置の弾性支持部材及び可動部が上昇している状態を示す断面図、
符号の説明
11、31 筐体
12 弾性支持部材
12a 固定部
12b 先端部
12c 固定端
13、33 可動部
14 結合部
14a 結合端
15、35 コイル
16、36 磁石
17、37 ヨーク
19 スイッチ
23 パルス発生回路
24 入力部
C 重心

Claims (7)

  1. 基部が固定部で先部が結合部とされた弾性支持部材と、前記弾性支持部材の前記結合部に結合された所定質量の可動部とを有し、前記弾性支持部材は、前記固定部が固定されて片持ち支持されるとともに、前記固定部の端部である固定端と前記結合部の端部である結合端との間で撓み変形可能とされており、前記可動部に振動駆動力を与える駆動手段が設けられた振動発生装置において、
    前記可動部の重心と、前記可動部に対する前記振動駆動力の作用中心の双方が、前記弾性支持部材の前記固定端と前記結合端との間に位置していることを特徴とする振動発生装置。
  2. 前記可動部に作用する重力と前記振動駆動力との合力が作用する作用点と、前記結合端と前記固定端との中心点が、振動方向に延びる同一の直線上に位置している請求項1記載の振動発生装置。
  3. 前記可動部の重心と、前記結合端と前記固定端との中心点が、振動方向に延びる同一の直線上に位置している請求項1記載の振動発生装置。
  4. 前記可動部の重心と、前記可動部に与えられる前記振動駆動力の作用中心とが、共に振動方向に延びる同一の直線上に位置している請求項2または3記載の振動発生装置。
  5. 前記弾性支持部材は、前記結合端の部分で折り曲げられており、前記可動部に前記振動駆動力が作用していないときに、前記弾性支持部材の前記固定部と前記結合部とが、互いに並行である請求項1ないし4のいずれかに記載の振動発生装置。
  6. 前記弾性支持部材の前記結合部は、前記可動部の表面に固定されており、前記結合部と前記表面とが並行である請求項5記載の振動発生装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の振動発生装置が設けられ、外部から信号が入力されたときに、前記振動発生装置を振動させて筐体を振動させることを特徴とする電子機器。
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