JP3954948B2 - ハンズフリーシステムおよび車載ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載ユニットにてハンズフリー通話が可能なハンズフリーシステム、車載ユニット、車載ユニットの着信音出力方法、制御プログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電話機及び車載ユニットを備え、この車載ユニットにより前記電話機のハンズフリーが可能なハンズフリーシステムが知られている。
【0003】
この種のシステムとして移動体電話機である電話機が着信すると、該電話機が鳴音すると同時に、電話機から車載ユニットに着信コマンド(電話機の着信を示す着信データ)を送るようにしているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
これら電話機と車載ユニットとの通信規格は、Bluetooth(登録商標)を用いるのが一般的となっている。Bluetooth(登録商標)は2.4GHz帯の電波を用い、半径数メートル程度の範囲内にある複数の機器を無線で接続してデータ送受信する近距離無線通信を行うものである。
【0005】
Bluetooth(登録商標)により電話機と車載ユニットとを無線接続した場合、データ(例えば、着信データ等)と音声信号(例えば、着信音信号、通話音声信号等)とは、別々のリンクにより接続される。
【0006】
電話機には、着信したときにデータ通信リンクを確立して着信データを車載ユニットに送信するとともに、音声リンクを確立して着信音信号を車載ユニットに送信する機能を有する電話機と、着信したときにデータ通信リンクを確立して着信データのみを送信する機能を有する電話機とがある。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−204293号公報(第4頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特許文献1におけるシステムでは、電話機に着信があっても、電話機の着信音量が小さかったり電話機において振動による着信通知が設定されていると、利用者は着信に気づかないことがあるので、車内環境においては車載ユニットにて着信音を出力するのが好ましく、着信したときにデータ通信リンクを確立して着信データを車載ユニットに送信するとともに、音声リンクを確立して着信音信号を車載ユニットに送信する機能を有する電話機を使用した場合は、車載ユニットはこの入力した着信音信号に基づいて着信音を出力することは可能であるが、例えば上述の特許文献1のように、着信したときに着信データのみを送信する機能を有する電話機を使用した場合は、音声リンクが確立せず着信音信号が車載ユニットに入力されないため、車載ユニットは着信音を出力せずに無音状態となり、利用者は車載ユニットにて着信を知ることができないという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、電話機に着信があるとき、車載ユニットの着信音にて着信を知ることができるハンズフリーシステム、車載ユニット、車載ユニットの着信音出力方法、制御プログラムおよび記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、電話機と、この電話機のハンズフリー通話を可能とする車載ユニットとを備えたハンズフリーシステムにおいて、前記電話機から着信を示す着信データを受信後、音声リンクが確立されたか否かを判別し、判別した結果、前記音声リンクが確立されていない場合に着信音を生成する着信音生成手段を備え、前記着信音生成手段は、着信音信号を発生する着信音信号発生手段と、前記電話機から着信を示す着信データを受信後、前記音声リンクが確立されたか否かを判別する判別手段と、この判別手段の結果、前記音声リンクが確立されていない場合は、音声パスを前記着信音信号発生手段に切り替え、前記音声リンクが確立されている場合は、音声パスを前記電話機に切り替える切替手段と、この切替手段にて切り替えられた音声パスからの着信音信号に基づいて着信音を出力する音声出力手段とを備えたことを特徴としている。
【0014】
また、前記電話機と前記車載ユニットとは、近距離無線通信を行うようにしてもよい。
【0015】
さらに、前記車載ユニットは、オーディオ機器を備えており、前記着信音は、前記オーディオ機器の音響出力を行っているときは音響出力を中断して出力されるようにしてもよい。
【0018】
また、電話機のハンズフリー通話を可能とする車載ユニットにおいて、前記電話機から着信を示す着信データを受信後、前記音声リンクが確立されたか否かを判別し、判別した結果、前記音声リンクが確立されていない場合に着信音を生成する着信音生成手段を備え、前記着信音生成手段は、着信音信号を発生する着信音信号発生手段と、前記電話機から着信を示す着信データを受信後、前記音声リンクが確立されたか否かを判別する判別手段と、この判別手段の結果、前記音声リンクが確立されていない場合は、音声パスを前記着信音信号発生手段に切り替え、前記音声リンクが確立している場合は、音声パスを前記電話機に切り替える切替手段と、この切替手段にて切り替えられた音声パスからの着信音信号に基づいて着信音を出力する音声出力手段とを備えたことを特徴としている
【0020】
また、前記電話機と近距離無線通信を行うようにしてもよい。
【0021】
さらに、オーディオ機器を備え、前記着信音は、前記オーディオ機器の音響出力を行っているときは音響出力を中断して出力されるようにしてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0026】
図1は、本発明に係るハンズフリーシステムの一実施の形態を示すブロック図である。
【0027】
図1中、1は、ハンズフリーシステムである。ハンズフリーシステム1は、電話機3と、車載ユニット5とを備えており、電話機3が、車載ユニット5に無線接続されることにより、車載ユニット5が、この電話機3のハンズフリー通話を可能としている。つまり、車載ユニット5にて、発着信・通話が可能である。このハンズフリーシステム1は、車両に搭載される。電話機3は、例えば携帯電話機である。
【0028】
電話機3は、公衆回線に対して発着信等を行う電話機部4と、車載ユニット5と通信を行う第1送受信機7とを備えている。なお、第1送受信機7は、電話機3に内蔵される場合であってもよいし、電話機3本体に外付けされる場合であってもよい。
【0029】
車載ユニット5は、電話機3の第1送受信機7と通信を行う第2送受信機9と、車載ユニット5全体を制御する車載制御部11と、着信音信号を発生する着信音信号発生部13と、オーディオ機器15としてのラジオ15a及びCDプレーヤ15bと、着信音や通話音、オーディオ機器15の音声等を出力する音声出力部17とを備えている。着信音信号発生部13は、例えば、音声合成して所定の着信音信号を発生する。車載制御部11には、コントロール部19が備えられている。なお、第2送受信機9は、車載ユニット9に内蔵される場合であってもよいし、車載ユニット9本体に外付けされる場合であってもよい。
【0030】
コントロール部19は、大別すると、CPU19aと、RAM19bと、ROM19cとを備えている。CPU19aは、ROM19c内に格納された制御プログラムに基づいて車載制御部11全体、ひいては、車載ユニット5全体を制御する。RAM19bは、着信データや着信音信号を含む各種データを一時的に格納し、作業領域として用いられる。ROM19cは、CPU19a、ひいては、車載ユニット5全体を制御するための制御プログラムをあらかじめ格納している。
【0031】
第1送受信機7と第2送受信機9とは、無線で接続される。第1送受信機7と第2送受信機9とが無線で接続されることにより、電話機3と車載ユニット5との通信が行われる。つまり、電話機3及び車載ユニット5は、第1送受信機7及び第2送受信機9を介して通信を行う。
【0032】
第1送受信機7と第2送受信機9とは近距離無線通信を行うのが好ましい。即ち、電話機3と車載ユニット5とは、車両内に搭載されるので、近距離無線通信を行うのが好ましい。
【0033】
この近距離無線通信として、例えば、Bluetooth(登録商標)の通信規格を用いて電話機3と車載ユニット5と(即ち、第1送受信機7と第2送受信機9と)が無線接続されて通信が行われる。
【0034】
このBluetooth(登録商標)により電話機3と車載ユニット5と(即ち、第1送受信機7と第2送受信機9と)を無線接続した場合、電話機3の着信を示す着信データ等のデータと着信音信号等の音声信号とは、別々のリンクにより接続されて通信される。
【0035】
つまり、着信データ等のデータは、データ通信リンクが確立しているときに通信され、着信音信号等の音声信号は、音声リンクが確立しているときに通信される。
【0036】
例えば、着信音信号等の音声信号は、同期接続であるSCO(Synchronous Connection Oriented)リンクが確立しているときに通信され、着信データ等のデータは、非同期接続であるACL(Asynchronous Connectionless)リンクが確立しているときに通信される。
【0037】
一般に、電話機には、公衆回線から着信したときに電話機の着信を示す着信データ、及び着信音信号を車載ユニット5に送信する機能を有するのものと、公衆回線から着信したときに着信データのみを車載ユニット5送信する機能を有するのものとがある。
【0038】
つまり、着信に基づいてデータ通信リンク(ACLリンク)を確立して着信データを車載ユニット5に送信するとともに、音声リンク(SCOリンク)を確立して着信音信号を車載ユニット5に送信する機能を有する電話機と、着信に基づいてデータ通信リンク(ACLリンク)を確立して着信データを車載ユニット5に送信する機能を有するが、着信に基づいて音声リンク(SCOリンク)を確立して着信音信号を車載ユニット5に送信する機能を有していない電話機とがある。
【0039】
例えば、着信に基づいてデータ通信リンク(ACLリンク)を確立して着信データを車載ユニット5に送信する機能を有するが、着信に基づいて音声リンク(SCOリンク)を確立して着信音信号を車載ユニット5に送信する機能を有していない電話機として、着信に基づいて音声リンク(SCOリンク)を確立して着信音信号を車載ユニット5に送信する機能を有しておらず、車載ユニット5においてオフフックされた場合に音声リンク(SCOリンク)を確立する機能を有する電話機3がある。
【0040】
本実施の形態では、電話機3が、着信に基づいてデータ通信リンク(ACLリンク)を確立して着信データを車載ユニット5に送信する機能を有するが、着信に基づいて音声リンク(SCOリンク)を確立して着信音信号を車載ユニット5に送信する機能を有していない場合に、車載ユニット5において着信音を出力させるようにしている。
【0041】
つまり、電話機3が、着信に基づいてデータ通信リンク(ACLリンク)を確立して着信データを車載ユニット5に送信する機能を有するが、着信に基づいて音声リンク(SCOリンク)を確立して着信音信号を車載ユニット5に送信する機能を有していない場合は、車載ユニット5において着信音信号を入力しておらず、入力した着信音信号に基づいて着信音を出力することはできないので、車載ユニット5において着信音を生成するようにしている。これによって、着信していても、車載ユニット5が無音状態となるのを防ぐことができる。
【0042】
図2は、音声パスの概略を示すブロック図である。
【0043】
図2において、コントロール部19は、音声出力する音声パスを切り替える制御を行う機能(切替手段)を有している。コントロール部19と音声出力部17との間には、音声信号を増幅する増幅器21が備えられている。
【0044】
具体的に、コントロール部9は、着信データを入力したとき、第2送受信機9(電話機3)からの着信音信号を入力した場合は、入力した着信音信号を音声出力部17へ伝送するように音声パスを切り替え、電話機3からの着信音信号を入力していない場合は、着信音信号発生部13にて発生した着信音信号を音声出力部17へ伝送するように音声パスを切り替える制御を行う。
【0045】
つまり、コントローラ部19は、音声リンク(SCOリンク)が確立されていない場合は、着信音信号発生部13にて発生した着信音信号を音声出力部17へ伝送するように音声パスを切り替え、音声リンク(SCOリンク)が確立されている場合は、電話機3にて送信された着信音信号を音声出力部17へ伝送するように音声パスを切り替える制御を行う。
【0046】
そして、音声リンク(SCOリンク)が確立されていない場合に車載ユニット5の着信音信号発生部13、車載制御部11及び音声出力部17によって着信音が生成される。
【0047】
尚、コントロール部19は、オーディオ機器15の音響信号を音声出力部17にて音響出力させる場合に、音響信号をオーディオ機器15(ラジオ15a又はCDプレイヤー15b)から音声出力部17に伝送するように音声パスを切り替える。
【0048】
以下、制御プログラムに基づく車載ユニット5のコントローラ部19の制御動作について図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0049】
まず、コントローラ部19は、電話機3に着信があるか否かを判別する(ステップS1)。
【0050】
このステップS1では、電話機3から着信を示す着信データを受信したか否かを判別する。
【0051】
電話機3の着信がない場合には(ステップS1;No)、ステップS1の処理に戻る。
【0052】
電話機3の着信がある場合は(ステップS1;Yes)、コントローラ部19は、音声リンク(SCOリンク)が確立されたか否かを判別する(ステップS2)。
【0053】
音声リンク(SCOリンク)が確立されていない場合、第2送受信機9からコントローラ部19へ音声リンク(SCOリンク)が確立していないことを示す通知が送信される。
【0054】
従って、コントローラ部19は、音声リンク(SCOリンク)が確立されていないことを示す通知を入力した場合は、音声リンク(SCOリンク)が確立されていないと判別できる。つまり、コントローラ部19は、音声リンク(SCOリンク)が確立していないことを示す通知を入力した場合は、着信音信号を入力していないと判別できる。また、コントローラ部19は、着信音信号を入力した場合、或いは音声リンク(SCOリンク)が確立されたことを示す通知を入力した場合は、音声リンク(SCOリンク)が確立していると判別できる。
【0055】
ステップS2の判別で、音声リンク(SCOリンク)が確立されていない場合、コントローラ部19は、音声パスを着信音信号発生部13へ切り替える処理を行い(ステップS3)、着信音信号信号部13にて発生した着信音信号を音声出力部17へ出力する(ステップS4)。この音声出力部17からは、切り替えられた音声パスからの着信音信号に基づいた着信音が出力される。このように、着信音信号発生部13にて発生した着信音信号に基づいて着信音を出力するようにしたことから、例えば、表示部(例えば液晶モニタ)に着信を示す表示を行う場合と比較して、車両運転中に着信を確認するために表示部を見る必要がなくなり、また、着信に気づかないようなことが減少するので、利用者はより効果的に着信したことを認識することができる。
【0056】
このとき、オーディオ機器15からの音響信号を音声出力部17にて音響出力している場合は、音声パスが切り替えられるので、音声出力部17からの音響出力が中断されて、着信音が出力される。このように、着信したときに音響出力が中断されて着信音が出力されるので、着信したときに単に無音状態になる場合と比較して、利用者はより効果的に着信したことを認識することができる。
【0057】
次に、コントローラ部19は、車載ユニット5においてオフフックの操作(通話開始の操作)がなされたか否かを判別する(ステップS5)。
【0058】
ステップS5の判別で、オフフックの操作がなされていない場合は(ステップS5;No)、ステップS4の処理に移行する。
【0059】
ステップS5の判別で、オフフックの操作がなされている場合は(ステップS5;Yes)、音声パスを第2送受信機9(電話機3)に切り替えて(ステップS6)、ハンズフリー通話が開始される。
【0060】
ステップS2の判別で、音声リンク(SCOリンク)が接続済みである場合、コントローラ部19は、音声パスを第2送受信機9(電話機3)へ切り替える処理を行い(ステップS7)、電話機3から流れてくる着信音信号をそのまま音声出力部17へ出力する(ステップS8)。この音声出力部17からは、切り替えられた音声パスからの着信音信号に基づいた着信音が出力される。
【0061】
このとき、オーディオ機器15からの音響信号を音声出力部17にて音響出力している場合は、音声パスが切り替えられるので、音声出力部17からの音響出力が中断されて、着信音が出力される。このように、着信したときに音響出力が中断されて着信音が出力されるので、着信したときに単に無音状態になる場合と比較して、利用者はより効果的に着信したことを認識することができる。
【0062】
次に、コントローラ部19は、車載ユニット5においてオフフックの操作(通話開始の操作)がなされたか否かを判別する(ステップS9)。
【0063】
ステップS9の判別で、オフフックの操作がなされていない場合は(ステップS9;No)、ステップS8の処理に移行する。
【0064】
ステップS9の判別で、オフフックの操作がなされている場合は(ステップS9;Yes)、ハンズフリー通話が開始される。
【0065】
次に、ハンズフリーシステム1の動作について図4及び図5に示すシーケンスチャートを参照しながら説明する。図4は、電話機3が、着信に基づいてデータ通信リンク(ACLリンク)を確立して着信データを車載ユニット5に送信する機能を有するが、着信に基づいて音声リンク(SCOリンク)を確立して着信音信号を車載ユニット5に送信する機能を有していない電話機の場合のシーケンスチャートであり、図5は、着信に基づいてデータ通信リンク(ACLリンク)を確立して着信データを車載ユニット5に送信するとともに、音声リンク(SCOリンク)を確立して着信音信号を車載ユニット5に送信する機能を有する電話機の場合のシーケンスチャートである。
【0066】
まず、図4を参照しながら、電話機3が、着信に基づいてデータ通信リンク(ACLリンク)を確立して着信データを車載ユニット5に送信する機能を有するが、着信に基づいて音声リンク(SCOリンク)を確立して着信音信号を車載ユニット5に送信する機能を有していない電話機の場合について説明する。
【0067】
電話機部4(即ち、電話機3)が公衆回線から着信した場合(ステップS11)、電話機部4は、第1送受信機7に着信データのみを出力する(ステップS12)。
【0068】
この第1送受信機7が着信データを入力した場合、第1送受信機7と第2送受信機9との間でデータ通信リンク(ACLリンク)を確立し、第1送受信機7は、着信データを第2送受信機9に送信する(ステップS13)。
【0069】
ここで、第1送受信機7と第2送受信機9との間のデータ通信リンク(ACLリンク)を確立は、例えば、第1送受信機7が第2送受信機9にデータ通信リンク要求を送信し、このデータ通信リンク要求を受信した第2送受信機9が第1送受信機7に応答することで行われる。
【0070】
そして、第2送受信機9は、受信した着信データを車載制御部11(即ち、コントロール部19)へ出力する(ステップS14)。
【0071】
第2送受信機9は、この着信データ受信後、所定時間内に音声リンク(SCOリンク)が確立されない場合、車載制御部11(即ち、コントロール部9)に音声リンク(SCOリンク)が確立していないことを示す通知を出力する(ステップS15)。
【0072】
この音声リンク(SCOリンク)が確立していないことを示す通知を入力した車載制御部11(即ち、コントロール部9)は、音声パスを切り替え、着信音信号発生部13により発生した着信音信号を音声出力部17に出力させ(ステップS16)、音声出力部17から着信音が出力される。
【0073】
次に、着信音出力中に、オフフックの操作がなされた場合、着信音信号発生部13により着信音信号の出力が停止され(ステップS17)、無音状態となる。
【0074】
車載制御部11(即ち、コントロール部9)は、オフフックの信号を第2送受信機9に出力し(ステップS18)、第2送受信機9は、オフフック信号を第1送受信機に送信する(ステップS19)。
【0075】
このオフフック信号を第1送受信機7が受信した時、第1送受信機7と第2送受信機9との音声リンク(SCOリンク)は確立しておらず、第1送受信機7が第2送受信機9(即ち車載ユニット5)から送信されたオフフック信号を入力した場合は、第1送受信機7と第2送受信機9との間で音声リンク(SCOリンク)を確立する(ステップS20)。
【0076】
このとき、車載制御部11(即ち、コントロール部9)は、音声パスを切り替え、音声リンク(SCOリンク)から流れてくる音声信号を音声出力部17へ出力する制御を行う。これによって音声出力部17からは音声が出力される。
【0077】
第1送受信機7と第2送受信機9との間の音声リンク(SCOリンク)の確立は、例えば、第1送受信機7が第2送受信機9に音声リンク要求を送信し、この音声リンク要求を受信した第2送受信機9が第1送受信機7に応答することで行われる。
【0078】
第1送受信機7は、第2送受信機9から受信したオフフック信号を電話機部4に出力し(ステップS21)、電話機3は、公衆回線に接続されてハンズフリー通話が開始される(ステップS22)。
【0079】
次に、図5を参照しながら、着信に基づいてデータ通信リンク(ACLリンク)を確立して着信データを車載ユニット5に送信するとともに、音声リンク(SCOリンク)を確立して着信音信号を車載ユニット5に送信する機能を有する電話機の場合について説明する。
【0080】
電話機部4(即ち、電話機3)が公衆回線から着信した場合(ステップS31)、電話機部4は、第1送受信機7に着信データ及び着信音信号を出力する(ステップS32)。
【0081】
この第1送受信機7が着信データを入力した場合、第1送受信機7と第2送受信機9との間でデータ通信リンク(ACLリンク)を確立し、第1送受信機7は、着信データを第2送受信機9に送信する(ステップS33)。
【0082】
更に、この第1送受信機7が着信音信号を入力した場合、第1送受信機7と第2送受信機9との間で音声リンク(SCOリンク)を確立し、第1送受信機7は、着信音信号を第2送受信機9に送信する(ステップS34)。
【0083】
ここで、第1送受信機7と第2送受信機9との間の音声リンク(SCOリンク)を確立は、例えば、第1送受信機7が第2送受信機9に音声リンク要求を送信し、この音声リンク要求を受信した第2送受信機9が第1送受信機7に応答することで行われる。
【0084】
そして、第2送受信機9は、受信した着信データを車載制御部11(即ち、コントロール部19)へ出力するとともに(ステップS35)、受信した着信音信号を車載制御部11(即ち、コントロール部19)へ出力する(ステップS36)。
【0085】
着信データ及び着信音信号を受信した車載制御部11(即ち、コントロール部9)は、音声パスを第2送受信機9に切り替えて、車載制御部11(即ち、コントロール部9)が入力した着信音信号を音声出力部17に出力し(ステップS37)、音声出力部17から着信音が出力される。
【0086】
次に、着信音出力中に、オフフックの操作がなされた場合、無音状態となる。尚、電話機3は、通話直前まで着信音を流し続ける。
【0087】
車載制御部11(即ち、コントロール部9)は、オフフックの信号を第2送受信機9に出力し(ステップS38)、第2送受信機9は、オフフック信号を第1送受信機7に送信する(ステップS39)。
【0088】
第1送受信機7は、第2送受信機9から受信したオフフック信号を電話機部4に出力し(ステップS40)、電話機3は、公衆回線に接続されてハンズフリー通話が開始される(ステップS41)。
【0089】
以上、本実施の形態によれば、電話機3が、電話機3の着信に基づいてデータ通信リンク(ACLリンク)を確立して着信データを車載ユニット5に送信する機能を有するが、電話機3の着信に基づいて音声リンク(SCOリンク)を確立して着信音信号を車載ユニット5に送信する機能を有していない場合に、車載ユニット5に着信音を出力させるようにしたことから、車載ユニット5が、着信音信号を電話機3から入力していなくても着信音を出力することができるので、車載ユニット5側で着信音により着信を通知することができる。
【0090】
また、本実施の形態によれば、車載ユニット5が着信音信号を発生する着信音信号発生部13を備え、電話機3が着信に基づいて音声リンク(SCOリンク)を確立して着信音信号を送信する機能を備えていない場合に、車載ユニット5が着信音信号発生部13にて発生した着信音信号に基づいて着信音を出力するようにしたことから、車載ユニット5が、着信音信号を電話機3から入力していなくても着信音を出力することができるので、車載ユニット5側で着信音により着信を通知することができる。
【0091】
以上の説明においては、電話機と車載ユニットと(第1送受信機と第2送受信機と)は、無線接続される場合であったが、有線接続される場合であってもよい。
【0092】
また、以上の説明においては、制御プログラムがあらかじめROMに格納されている場合であったが、ハードディスク、リムーバブル記録媒体、ICカードにあらかじめ制御プログラムを格納しておいて読み込んだり、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードして制御プログラムを実行するように構成することも可能である。
【0093】
【発明の効果】
本発明によれば、電話機からの着信音信号の送信の有無にかかわらず、電話機が着信したときに車載ユニット側で着信音により着信を通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハンズフリーシステムの第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】車載ユニットの音声パスの概略を示すブロック図である。
【図3】車載ユニットのコントロール部の制御動作を示すフローチャートである。
【図4】ハンズフリーシステムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図5】ハンズフリーシステムの動作を示すシーケンスチャートである。
【符号の説明】
1 ハンズフリーシステム
3 電話機
5 車載ユニット
11 車載制御部
13 着信音信号発生部
15 オーディオ機器
17 音声出力部
19 コントロール部

Claims (6)

  1. 電話機と、この電話機のハンズフリー通話を可能とする車載ユニットとを備えたハンズフリーシステムにおいて、
    前記電話機から着信を示す着信データを受信後、音声リンクが確立されたか否かを判別し、判別した結果、前記音声リンクが確立されていない場合に着信音を生成する着信音生成手段を備え、
    前記着信音生成手段は、着信音信号を発生する着信音信号発生手段と、前記電話機から着信を示す着信データを受信後、前記音声リンクが確立されたか否かを判別する判別手段と、この判別手段の結果、前記音声リンクが確立されていない場合は、音声パスを前記着信音信号発生手段に切り替え、前記音声リンクが確立されている場合は、音声パスを前記電話機に切り替える切替手段と、この切替手段にて切り替えられた音声パスからの着信音信号に基づいて着信音を出力する音声出力手段とを備えたことを特徴とするハンズフリーシステム。
  2. 請求項1項に記載のハンズフリーシステムにおいて、
    前記電話機と前記車載ユニットとは、近距離無線通信を行うことを特徴とするハンズフリーシステム
  3. 請求項1又は2に記載のハンズフリーシステムにおいて、
    前記車載ユニットは、オーディオ機器を備えており、
    前記着信音は、前記オーディオ機器の音響出力を行っているときは音響出力を中断して出力されることを特徴とするハンズフリーシステム。
  4. 電話機のハンズフリー通話を可能とする車載ユニットにおいて、
    前記電話機から着信を示す着信データを受信後、前記音声リンクが確立されたか否かを判別し、判別した結果、前記音声リンクが確立されていない場合に着信音を生成する着信音生成手段を備え、
    前記着信音生成手段は、着信音信号を発生する着信音信号発生手段と、前記電話機から着信を示す着信データを受信後、前記音声リンクが確立されたか否かを判別する判別手段と、この判別手段の結果、前記音声リンクが確立されていない場合は、音声パスを前記着信音信号発生手段に切り替え、前記音声リンクが確立している場合は、音声パスを前記電話機に切り替える切替手段と、この切替手段にて切り替えられた音声パスからの着信音信号に基づいて着信音を出力する音声出力手段とを備えたことを特徴とする車載ユニット
  5. 請求項4に記載の車載ユニットにおいて、
    前記電話機と近距離無線通信を行うことを特徴とする車載ユニット。
  6. 請求項4又は5に記載の車載ユニットにおいて、
    オーディオ機器を備え、前記着信音は、前記オーディオ機器の音響出力を行っているときは音響出力を中断して出力されることを特徴とする車載ユニット
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