JP3954463B2 - 気泡浴装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二次電池を電源として回転駆動される電動ポンプによって送給された空気を浴槽内に噴出させて気泡浴が得られるようにした気泡浴装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
温泉施設や公衆浴場などにおいて浴槽内から気泡を噴出させて所謂泡風呂と称される気泡浴が楽しめる設備が設けられていることは周知のところである。また、気泡浴は温熱作用に加えて気泡によるマッサージ作用により鎮静効果が得られるため、不眠、不安神経症などの治療にも用いられている。この種の気泡浴の装置は一般に大掛かりな設備を要するもので、家庭で気軽に楽しむことは困難である。そこで、家庭の浴室でも手軽に気泡浴を楽しめるようにした気泡浴装置が開発されている。
【0003】
例えば、実開昭61−88731号公報に開示された気泡噴出装置では、圧縮空気供給源から送給された空気を浴槽内に配置した空気箱から噴出させて家庭の浴槽でも気泡浴が行うことができるようにしている。この種の気泡浴装置は、実開昭63−114640号公報などにおいても開示されている。しかし、浴室内に空気供給源を配置するには防水機能を完備させる必要があるばかりでなく、電源コードを外部から扉を開けた間から浴室内に引き込むことになり、浴室の扉が閉じられないことや、感電、漏電の恐れがあるなどの問題点があった。
【0004】
上記問題点を解決すべく、蓄電池を電源として空気供給源を駆動する気泡浴装置が、特開昭59−151961号、実開平2−37627号公報等に開示されている。蓄電池を電源として空気供給源を構成することにより、電源コードを浴室内に引き込む必要がなく、浴室内の任意場所に設置して気泡浴を楽しむことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、家庭の浴室及び浴槽は一定の形状、サイズでなく、ユーザが使用する環境条件に対応させる調節機能が設けられていなかった。例えば、空気供給源となる本体部と浴槽内に配置した空気噴出部との間の接続管の長さは、浴室の広さや形状に合わせて長さ調節できないと、最も好ましい位置に空気噴出部を配置できなかったり、本体部の置き場所が限定されてしまうことになる。
【0006】
また、人それぞれの好みに合わせて空気の噴出圧力を調節する機能がなかったので、最適状態を得ることが困難であった。空気の噴出圧力は浴槽の深さや湯の量によっても変化するので、水位に対応する水圧に応じて空気の噴出圧力を変化させ、設定した空気の噴出圧力が得られるようにする必要がある。
【0007】
また、蓄電池を電源とした場合、電池電圧が変化すると、電動ポンプの回転数が変化して空気の噴出圧力に影響がでるので、電池電圧の変化に伴って噴出圧力に影響がでないようにすることが要求される。また、蓄電池を電源として場合、放電容量の低下は気泡浴装置の低下につながるので、蓄電池の残容量を知ることができる構成が望まれていた。
【0008】
本発明が目的とするところは、二次電池(蓄電池)を電源としてユーザの好みや使用環境に応じた気泡浴の調節を可能とした気泡浴装置とその制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本願発明に係る気泡浴装置は、二次電池を電源として駆動される電動ポンプ、この電動ポンプの回転を制御する制御手段、電動ポンプの負荷状態を検出する負荷状態検出手段、二次電池の電圧を検出する電池電圧検出手段及び電動ポンプの回転数を設定入力する操作手段を備えた本体部と、二次電池を内装して前記本体部に着脱自在に装着される電池部と、本体部から離脱させた前記電池部を装着して二次電池に対する充電を行う充電部と、前記本体部と可撓性パイプで接続されて浴槽内に空気を噴出する噴気部と、を備え、前記回転は、前記制御手段により、前記負荷状態に基づいて噴気の強さが変化しないように補正されると共に、前記二次電池の電圧の低下による回転数の低下を抑えるように補正されることを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、浴室内に配置される本体部は電池部を装着することにより電動ポンプを駆動して浴槽内に配置した噴気部から気泡を噴出させて気泡浴を行うことができる。電動ポンプは二次電池を電源として運転されるので、浴室内に電源コードを引き込む必要がなく、電源コードを引き込むために浴室の扉を閉じられない、漏電の恐れがあるなどの問題が解消される。二次電池の放電容量が低下したときには、電池部を充電部に装着すると二次電池に充電がなされるので、電池部を本体部に装着することにより繰り返し使用できる。
【0012】
また、上記構成によれば、操作手段により噴気部から好みの噴気強さが得られる電動ポンプの回転数を入力すると、制御手段により電動ポンプの回転が制御される。従って、人それぞれによってことなる噴気の強さを選択して最適の状態で気泡浴を楽しむことができる。
【0014】
更に、上記構成によれば、浴槽内の水位によって変動する電動ポンプの負荷状態を負荷状態検出手段によって検出し、検出出力に基づいて制御手段により電動ポンプを制御すると、負荷状態の変動にかかわらず操作手段から設定入力された噴気強さが得られる回転数に電動ポンプが制御される。
【0016】
更に、上記構成によれば、二次電池の電圧を電池電圧検出手段によって検出し、検出出力に基づいて制御手段により電動ポンプを制御すると、二次電池の電圧が変化しても制御手段により操作手段から設定入力された噴気強さが得られる回転数に電動ポンプが制御される。
【0018】
更に、上記構成によれば、負荷状態検出手段及び電池電圧検出手段が設けられているので、それぞれの検出出力を制御手段に入力することにより、負荷状態が変化した場合や電池電圧が変化した場合にも、操作手段から設定入力された噴気強さが維持されるように制御手段により電動ポンプの回転数が制御される。
【0019】
また、上記願発明に係る気泡浴装置は、前記本体部は、電動ポンプの運転時間を計時する計時手段、時間経過毎に設定入力値、負荷状態及び電池電圧を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されたデータから二次電池の残容量及びユーザの使用パターンを演算する演算手段とを更に備える構成とすることができる。
【0020】
上記構成によれば、記憶手段には時間経過毎に使用状態が記憶されるので、記憶されたデータから演算手段によりユーザが最も好む噴気強さや水位を求めることができ、それを制御手段による電動ポンプの回転数制御の標準値として設定することにより、標準値の上下に変化範囲を設定することができ、噴気強さの変化範囲を広げることができる。また、記憶されたデータから使用状態に対応する二次電池の消費電力を演算することができ、使用開始時の残容量から消費電力を減算して残容量を演算することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0028】
本実施形態に係る気泡浴装置は、図1に示すように、電動ポンプ及びその制御手段を備えた本体部1と、本体部1に着脱可能に装着された電池ユニット(電池部)2と、本体部1と給気ホース4によって接続された噴気盤(噴気部)3と、図2に示すように、本体部1から離脱させた電池ユニット2を装着して充電する充電器(充電部)5とを備えて構成されている。前記本体部1及び噴気盤3は浴室内に配置し、充電器5はACコンセントに接続できる任意場所に配置して、気泡浴装置を使用しない状態においては、電池ユニット2は充電器5に装着して充電を実施しておき、気泡浴装置の使用時に充電器5から電池ユニット2を離脱させて浴室内に持ち込み、本体部1に電池ユニット2を装着することにより気泡浴装置が使用できる状態となる。
【0029】
本体部1は、図3(a)に示すように、上面に操作パネル(操作手段)6が設けられ、側面に装着された電池ユニット2は、上面に設けられたロック解除レバー9によりロックを解除して上方に引き上げることにより本体部1から離脱させることができる。図3(b)に断面図として示すように、本体ケース10内には電動ポンプ7が縦置きに配設され、その上方に形成された吸込口7aから吸気された空気は電動ポンプ7の下方から圧縮空気として排気され、逆止弁13が設けられた給気口11に本体接続部29によって接続された給気ホース4を通じて噴気盤3に給気される。
【0030】
本体ケース10内への空気の取り入れは、電池ユニット2と間隔を隔てて対向する側面に形成された空気取り入れ口12からなされ、空気取り入れ口12に空気を導入するために、電池ユニット2の本体部1との対向面に外気導入経路が形成される。このように空気取り入れ口12の正面は電池ユニット2との対向面に形成され、空気取り入れ口12の正面は間隔を隔てて電池ユニット2によって覆われているので、空気取り入れ口12に直接水がかかることがなく、空気取り入れ口12から水が本体ケース10内に浸入することが防止できる。空気取り入れ口12への外気導入経路は、図5に示すように、電池ユニット2の本体部1との対向面に、側面に通じるように形成された空気導入凹部14及び両側の嵌合部24b、24bの間から底面に通じるように形成された凹部位からなされる。底面に通じる嵌合部24b、24bの間の凹部位は、流路断面積が大きいので主たる外気導入経路となるが、支持脚15が設けられているものの溜まった水によって塞がれることもあり得るので、仮に底面に通じる外気導入経路が塞がれた場合でも、底面より上の位置にある空気導入凹部14から外気の導入がなされる。また、空気取り入れ口12及び空気導入凹部14は底面より上の位置に設けられ、支持脚15が設けられていることにより水溜まりに本体部1が配置されても空気取り入れ口12から本体部1内に水が浸入することを防止できる。仮に本体部1内に水が侵入した場合でも、電動ポンプ7の吸込口7aは本体ケース10内の上方に設けられているので、電動ポンプ7内に水が浸入することはない。
【0031】
また、空気取り入れ口12を外表面に設けることなく、その正面に電池ユニット2を配した構成は、空気取り入れ口12から外気を吸入するときに発生する空気流入音が直接的に外部に放散されることがなく、気泡浴装置の静音性が向上する効果も得られる。
【0032】
本体ケース10の上方は、上面に操作パネル6を設け、内部に制御回路基板8を収容した制御部ケース16によって閉じられ、制御部ケース16の段差部16aには、図3(a)に示すように、本体部1を持ち運びする用に供する把手17が格納されており、この把手17は、図4に示すように、その回動軸17aから回動させて鉛直方向に立ち上げると、電池ユニット2を装着した本体部1を持ち運びでき、気泡浴装置としての使用時には前記段差部16a上に格納することができる。
【0033】
本体部1の電池ユニット2の装着側面には、図4(b)に示すように、前述した空気取り入れ口12、電池ユニット2に設けられた外部接続端子18a,18bに接続する電源入力端子19a,19b、電池ユニット2を嵌合保持する嵌合保持部21a,21b及びロック凹部22が設けられている。この装着側面に対応させて電池ユニット2の装着面には、図5(a)(b)に示すように、本体部1の嵌合保持部21a,21bに嵌合する嵌合部24a,24b、外部接続端子18a,18b,18c及びロック凸部23が設けられている。
【0034】
本体部1に電池ユニット2を装着するには、本体部1の嵌合保持部21a,21bのフランジ部位がない凹部位に、電池ユニット2の嵌合部24a,24bのフランジ部位を対応させた状態にして電池ユニット2を押し下げると、嵌合部24a,24bのフランジ部位に嵌合保持部21a,21bのフランジ部位が嵌入して本体部1に電池ユニット2が装着された状態となる。電池ユニット2を本体部1に装着する際の嵌合位置は、図6に示すように、本体部1及ぶ電池ユニット2の側面にそれぞれ設けられた合マーク27a,27bによって示されており、合マーク27a,27bの位置を合わせると、本体部1に電池ユニット2が密着した状態になるので、その位置から電池ユニット2を押し下げると両者は嵌合状態になって本体部1に電池ユニット2がの装着がなされる。
【0035】
電池ユニット2は本体部1又は充電器5に装着されない単独状態では、図5(a)に示すように、外部接続端子18a〜18c上はシャッタ25によって覆われた状態として、金属物の接触により端子間に短絡が生じることを防止している。前記シャッタ25はシャッタホルダ25a内に設けられた付勢手段(図示せず)により外部接続端子18a〜18cを覆う方向に付勢されており、本体部1又は充電器5への装着時にシャッタ25は外部接続端子18a〜18c上を開放する。本体部1への装着時には、本体部1の電源入力端子19a,19bが取り付けられた端子台26にシャッタ25が当接して押し上げられ、図5(b)に示すように、シャッタ25は開いて外部接続端子18a,18bと電源入力端子19a,19bとの接続がなされる。尚、電池ユニット2に設けられている3箇所の外部接続端子18a,18b,18cのうち、外部接続端子18cは充電器5に接続して充電する際に二次電池20の温度を検出するための温度検出端子で、本体部1への電源接続には使用する必要がなく、本体部1に対応する端子は設けられていない。
【0036】
また、電池ユニット2の上部に設けられたロック凸部23は、突出方向に付勢されており、本体部1に電池ユニット2が装着されたときに、本体部1に設けられたロック凹部22内に嵌入して電池ユニット2の本体部1への装着状態をロックする作用をなしている。本体部1から電池ユニット2を離脱させるときには、図5(b)に示すように、電池ユニット2の上面に設けられたロック解除レバー9を操作してロック凸部23をロック凹部22から引き出すと、ロックを解除することができるので、電池ユニット2に設けられた手掛かり凹部28に指を入れて電池ユニット2を引き上げると、本体部1から電池ユニット2を離脱させることができる。
【0037】
本体部1の給気口11には、図1に示すように、給気ホース4を構成するホース33の一端に設けられた本体接続部29が嵌合接続され、ホース33の他端に設けられた噴気接続部30が噴気盤3の連結管40に嵌合されることにより、電動ポンプ7から排気された圧縮空気は給気ホース4を通じて噴気盤3に給気される。噴気盤3は浴槽の底及び/又は側壁に吸盤31によって固定され、給気ホース4を通じて送給されてきた空気が多数の噴気口32から噴出することにより、噴気盤3上に乗った入浴者に気泡が当たる気泡浴を実施することができる。
【0038】
前記給気ホース4は長過ぎると余剰部分が邪魔になるので、気泡浴装置を使用する浴室の広さや形状あるいは本体部1の配置場所に応じて長さ調節できるように構成されている。ホース33は樹脂製のワイヤを一定間隔の螺旋状に巻着した内層及び外層を樹脂フィルムで被覆して形成され、外層には樹脂ワイヤの螺旋形状が表面に出た可撓性ホースに構成されて、本体接続部29側から任意の長さに切断することができる。ホース33の本体接続部29側には、図6に示すように硬質樹脂による内装管34が嵌入し、本体接続部29の内面にはホース33の外面に突出する樹脂ワイヤの螺旋に対応するネジ溝65が形成され、ホース33に本体接続部29が螺入されている。従って、ホース33の一端から本体接続部29及び内装管34を外し、ホース33を任意長さに切断した後、切断端に内装管34を挿入し、本体接続部29を螺入させると、使用環境に対応する給気ホース4の長さに調節することができる。
【0039】
また、前記噴気盤3は、複数列に列設した簀の子台35の間に多数の噴気口32が形成された噴気パイプ36を並列配置して形成された第1、第2の各噴気盤41、42を連結板38とフレキシブルパイプ37で接続して構成されている。第1の噴気盤41の一端に連結板38で連結され、各噴気パイプ36に接続された配管部39、39の間に回動可能に装着された連結管40には給気ホース4の他端側の噴気接続部30が嵌入している。第2の噴気盤42の各噴気パイプ36の一端は、第1の噴気盤41の各噴気パイプ36にそれぞれフレキシブルパイプ37で接続され、各噴気パイプ36の他端は管端キャップ43によって閉じられている。本体部1から給気ホース4を通じて連結管40に供給された圧縮空気は、配管部39から各噴気パイプ36に送られて多数の噴気口32から噴出する。
【0040】
上記構成により噴気盤3は、第1及び第2の各噴気盤41、42を連結板38及びフレキシブルパイプ37の部分で2つ折りにすることができ、商品としての梱包時や収納時の体積の削減を図ることができるばかりでなく、浴槽内への配置の自由度を向上させることができる。第1及び第2の各噴気盤41、42が図1に示すように同一平面上に位置するように浴槽の底面や側面に噴気盤3を配置するのが基本的な配置方法であるが、第2の噴気盤42を浴槽の底面に、第1の噴気盤41を傾斜した浴槽の側面に位置するように略L字状に折り曲げると、入浴者の臀部と背部とに気泡を当てることができる。
【0041】
また、上記構成になる噴気盤3は、水中に沈めて使用されるため湯垢などが付着しやすくなるので、清掃が容易にできるように構成されている。外表面の清掃はブラシ等により容易にできるが、従来は清掃ができなかった噴気パイプ36の中も清掃できるようにしている。フレキシブルパイプ37は噴気パイプ36に対して着脱可能であり、噴気パイプ36の終端も管端キャップ43を引き抜くことができるので、噴気パイプ36内に螺旋ブラシ等を出し入れしてパイプ内を清掃することができる。
【0042】
上記本体部1内に配設された電動ポンプ7を駆動する電源となる電池ユニット2は、複数の二次電池20(ここではニッケル−水素蓄電池)を直列接続して電動ポンプ7のモータが要求する電力を供給することができるように構成されている。また、過放電やメモリ効果の影響を受けないようにする充放電制御回路や、短絡や漏電等に対する安全機能が搭載されている。この電池ユニット2は前述したように、本体部1から離脱させて充電器5に装着し、二次電池20に対して充電し、繰り返し使用することができる。
【0043】
充電器5は、図2に示すように、電源コード44の先端の設けられた差込プラグ45をACコンセントに接続できる任意場所に配置し、本体部1から離脱させた電池ユニット2を装着することにより、二次電池20に対する充電を行うことができる。充電器5は電池ユニット2に設けられた嵌合部24a,24b(図4参照)のフランジ部位が嵌挿される装着部46と充電端子47a,47b,47cとが正面立壁に設けられているので、図8に示すように、充電器5に設けられた合マーク27cに電源ユニット2の合マーク27bを合わせて両者を対面させ、電池ユニット2をその嵌合部24a,24bを装着部46に嵌挿させながら押し込むと、充電端子47a〜47cによって電池ユニット2のシャッタ25が押し上げられて外部接続端子18a〜18cが露出し、外部接続端子18a〜18cと充電端子47a〜47cとがそれぞれ接続され、電池ユニット2の底面は充電器5の受け台48上の凹部内に受け止められて充電器5に電池ユニット2が装着される。
【0044】
充電器5は図示しない充電制御回路及び充電表示パネル49を備えており、電池ユニット2が装着されると充電を開始して、所定の満充電状態にまで充電されたときには自動的に充電を停止して、充電完了を充電表示パネル49上に表示する。充電端子47cは電池ユニット2の外部接続端子18cに接続して二次電池20の温度を検出し、二次電池20の温度に対応する充電を実施する。
【0045】
次に、上記構成になる気泡浴装置の取り扱い方法及び制御方法について、図9を参照して説明する。
【0046】
本体部1に充電器5により充電が完了した電池ユニット2を装着し、図3(a)に示すように、本体部1の上面に設けられた操作パネル6の電源ボタン50を押圧すると、電動ポンプ7への通電が開始され、給気ホース4を通じて噴気盤3に給気がなされる運転状態となる。再度電源ボタン50を押圧すると、電動ポンプ7への通電が切断されて停止状態となる。運転状態において、強弱選択ボタン52を押圧すると電動ポンプ7の回転速度を選択して噴気盤3からの噴気の強さを選択することができ、選択状態は表示部51に段階表示される。また、運転状態において、リズムボタン53を押圧すると、周期的に噴気の強さが変化するリズム気泡浴とすることができる。
【0047】
図9は、制御回路の構成を示すもので、本体部1内に配設された制御回路基板8上に構成されている。電動ポンプ7の駆動源であるモータ54は駆動部55によってPWM制御により運転され、PWM制御のデュ−ティ比は制御部(制御手段)60により決定される。前述の操作パネル6上に設けられた電源ボタン50、強弱選択ボタン52等の操作部59からの設定出力は制御部60に入力され、制御部60は設定出力に対応して駆動部55を制御する。例えば、強弱選択ボタン52による選択に応じた制御値(デューティ比)を記憶部61から読み出し、制御値に応じたPWM制御のデューティ比を駆動部55に指令し、表示部51に選択値を表示させる。
【0048】
電池ユニット2に設けられた二次電池20の電圧は、負荷状態や放電容量等によって変化し、電源電圧の変化はモータ54の回転数を変化させ、噴気の強さが設定された状態から変化してしまうことになる。この電圧変化による噴気設定値の変化を防止するために電圧検出部(電池電圧検出手段)57が設けられ、制御部60は電圧変化によるモータ54の回転数の変化を補正する制御動作を実行する。例えば、電圧検出部57が二次電池20の電圧が低下したことを検出したとき、制御部60は電圧の低下量に比例したPWM制御のONデューティを増加させて電圧低下による回転数の低下を補正する。
【0049】
また、浴槽内の水位が異なると噴気盤3に加わる水圧が変化して操作部59から指定された噴気の強さが変化することを防止するために、制御回路に電流検出部(負荷状態検出手段)56が設けられている。電流検出部56はモータ54に流れる電流を検出するので、水圧の変化に伴うモータ54の負荷変化を検出することができる。従って、電流検出部56による検出出力に応じて制御部60により駆動部55を制御して噴気の強さが変化しないように補正することができる。例えば、水位が増加して噴気盤3に対する水圧が増加した結果、モータ54の負荷が増加したことが電流検出部56により検出されたとき、負荷の増加によりモータ54の回転数が低下した状態を補正するように、制御部60はONデューティを増加させ、駆動部55への指令値を回転数が増加するように制御するので、水位の変化によって設定した噴気の強さが変化することが防止できる。
【0050】
また、計時部(計時手段)58を設け、所定の計時タイミング毎に電流検出部56により検出された電流値を記憶部(記憶手段)61に積算し、電圧検出部57により検出した二次電池20の電圧変化、望ましくは二次電池20の温度を検出して、電流検出部56により検出したモータ54の負荷状態及び操作部59から選択された噴気の強さを時間経過と共に記憶部(記憶手段)61に積算し、その電流値の積算値及び電圧及び温度から演算部(演算手段)62により二次電池20の残容量を演算して表示部51に表示するように構成することができる。この構成により水位や噴気の強さの変化によって二次電池20の消費電力が変わっても残容量の演算が正確になされる。従って、使用前に使用可能時間が予測でき、使用途中で残容量がなくなって停止してしまうことを防止できる。
【0051】
また、操作部59からの設定された噴気強さの選択値及び電流検出部56から検出された好みの水位を記憶部61に記憶し、記憶部61に記憶された複数回の使用記録からユーザの使用パターンを決定し、それを噴気強さの標準値として設定することにより、制御部60は標準値で自動運転を開始するように構成することができる。噴気の強さや浴槽の水位は人それぞれに好みの状態があるので、複数回の使用から標準値を求めることができ、制御部60は操作部59からの噴気強さの選択値を設定した標準値から上下に制御する。例えば、噴気強さが強めが好みであるユーザでは、標準値が高めに設定されることにより、噴気強さの調節範囲を広げることが可能となる。
【0052】
また、計時部58により電源ボタン50がON操作されたときから所定時間(例えば、5分)を計時し、所定時間が経過したとき制御部60に信号出力して、制御部60により気泡浴装置の運転を自動的に停止させるように構成することができる。気泡浴は血行を促進させるなどの効果があるが、長時間の使用は好ましくないので、最も効果的な時間で自動的に運転停止するように構成するのが好ましい。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明の通り本発明によれば、二次電池を電源として電動ポンプを駆動するので、浴室内に電源コードを引き込むことにより扉が閉じない、漏電や感電の恐れがあるなどの課題を解決することができる。また、噴気盤から噴出させる噴気の強さを調節する制御や二次電池の電圧変化、水位変化に伴う負荷状態変化に影響されない噴気制御などを備えてユーザが最も好ましい気泡浴を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る気泡浴装置の構成を示す(a)は平面図、(b)は側面図。
【図2】同上気泡浴装置を構成する充電器の(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図。
【図3】本体部及び電池ユニットの構成を示す(a)は平面図、(b)はA−A線矢視断面図。
【図4】電池ユニットを離脱させた状態の本体部を示す斜視図。
【図5】シャッタの開閉を示す電池ユニットの側面図。
【図6】本体部に対する電池ユニットの着脱方法を説明する斜視図。
【図7】給気ホースの長さ調節構造を説明する断面図。
【図8】充電器に対する電池ユニットの装着を説明する斜視図。
【図9】制御回路の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 本体部
2 電池ユニット(電池部)
3 噴気盤(噴気部)
4 給気ホース
5 充電器(充電部)
6 操作パネル
7 電動ポンプ
8 制御回路基板
12 空気取り入れ口
14 空気導入凹部
18a〜18c 外部接続端子
19a,19b 電源入力端子
20 二次電池
25 シャッタ
36 噴気パイプ
43 管端キャップ
47a〜47c 充電端子
54 モータ
56 電流検出部(負荷状態検出手段)
57 電圧検出部(電池電圧検出手段)
58 計時部(計時手段)
60 制御部(制御手段)
61 記憶部(記憶手段)
62 演算部(演算手段)

Claims (2)

  1. 二次電池を電源として駆動される電動ポンプ、この電動ポンプの回転を制御する制御手段、電動ポンプの負荷状態を検出する負荷状態検出手段、二次電池の電圧を検出する電池電圧検出手段及び電動ポンプの回転数を設定入力する操作手段を備えた本体部と、二次電池を内装して前記本体部に着脱自在に装着される電池部と、本体部から離脱させた前記電池部を装着して二次電池に対する充電を行う充電部と、前記本体部と可撓性パイプで接続されて浴槽内に空気を噴出する噴気部と、を備え、前記回転は、前記制御手段により、前記負荷状態に基づいて噴気の強さが変化しないように補正されると共に、前記二次電池の電圧の低下による回転数の低下を抑えるように補正されることを特徴とする気泡浴装置。
  2. 前記本体部は、電動ポンプの運転時間を計時する計時手段、時間経過毎に設定入力値、負荷状態及び電池電圧を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されたデータから二次電池の残容量及びユーザの使用パターンを演算する演算手段とを更に備える請求項1記載の気泡浴装置。
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