JP3953176B2 - 柄付き調理具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理用途に使用される、ひしゃく、網杓子、すくい網、柄付き鍋、調理用大型フォ−ク等の柄付き調理具の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
食品調理に用いられていた従来の掬い網は、金網、竹網等の網状物を支持枠に取り付けたものであり、その支持枠の延長部分を木製や竹製の柄に細い線材で巻き付ける手段によって柄部と固定するものである。木柄や竹柄は、水分を吸収して乾燥しにくく不衛生になりがちであり、また、巻き付けた細い線材が欠落して食品中に混入する問題があった。更に、掬い網は、比較的耐久性がないので早期に廃棄されるが、頭部も柄も同時に廃棄されるため、不経済な上に環境的にも問題があった。また、調理用のひしゃくは、金属製、プラスチック製等の頭部に固着された円管状連結部に円柱状の木柄を挿入嵌合し、該連結部を通して木ネジ等で取り付けたものが知られている。連結部が円管状であるのは、頭部と柄部双方の製造の容易さと、これらを相互に連結挿入するのが容易であるためである。しかしながら、連結部が円管であると、道具の使用時において柄の軸回り方向にかかる回転力が、木ネジに掛かることになるため、使用中に木ネジに緩みを生じ、時として抜け落ち、木ネジが食材に混入したり、頭部が脱落するなどの問題があった。また、食材調理に際しては、嵌合部に食材がしみ込むため放置しておくと不衛生となるので洗浄のため頭部と柄部とを脱着する必要があるが、木ネジの脱着は不便である上に、脱着を繰り返すと木ネジが効かなくなり外れ易い、等々の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、頭部と柄部を着脱容易にすることによって洗浄を容易にし、頭部と柄部とを固着する部材を使用中に脱落して食材に混入する恐れのないものとし、柄をプラスチック被覆して耐久性と衛生性を向上させると共に、痛んだ頭部あるいは柄部のどちらか一方のみを廃棄交換可能として経済性も併せて向上させることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、上述の課題は以下の手段にて達成される。すなわち、第一の手段は、頭部と柄部とを連結する管状の連結部を有する柄付き調理具において、頭部が少なくとも周辺部及び/又は底面に骨材を設けた網状成形物で成り、該骨材の一部に管状連結部を固着されており、該管状連結部の頭部側の端面が洗浄容易に開放されており、当該管状連結部における柄部にその横断面を貫通して洗浄を容易とする貫通孔が設けられ、更に該貫通孔に雌ネジが形成されて、該雌ネジに対応し頭部と柄部とを固定するボルトを具備することを特徴とする柄付き調理具であり、第二の手段は、前記貫通孔にボルト対応のナットを埋設して雌ネジを形成した請求項1記載の柄付き調理具であり、第三の手段は、頭部と柄部とを連結する管状連結部の横断面形状が多角形もしくは楕円形である前記の柄付き調理具であり、第四の手段は、柄部は、木材を芯材としてその周囲をプラスチックで被覆されると共に、前記管状連結部における柄部に設けられた前記貫通孔周囲に水密を保つためのプラスチック壁を有する前記の柄付き調理具である。
【0006】
【作用】
請求項1の発明では、頭部と柄部を管状の連結部にて連結するため、従来の線材巻付け方式あるいは木ねじ方式などと比較して、その連結強度をより向上させると共に、繰り返し使用できるボルトを用いて固定するため、その着脱も遙かに容易なものとすることができる。更には柄部におけるネジ部として形成する凹みを貫通孔とするため、流し入れた洗浄水をそのまま排出することができ、内部洗浄が容易になる。しかも、洗浄水が溜ることなく流出するので非常に衛生的となる。また、請求項2の発明では、前述の貫通孔にナットを埋設することによって、ボルトによる固定力が更に高まることになる。また、請求項3の発明では、柄部の回転軸方向への回転力を防げるので、ボルト及びナットへの荷重が減少すると共に、連結部の形状をそのまま柄の形状とすれば、柄の操作性も向上する。また、請求項4の発明では、管状連結部における柄部の強度及び水密性が増し、かつ衛生性と耐久性が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に表した実施例に即して説明する。
【0008】
【実施例1】
図1は、請求項1の発明の一実施例を示す図であり、金属板を椀状に加工した頭部を持つひしゃく10の斜視図を表わしている。図示するように、ひしゃく10の頭部11は管状連結部12で柄部13に固着されている。管状連結部12には柄部13が挿入され、また、ボルト14が管状連結部12を通して柄部13にねじ込まれ、頭部11と柄部13とを連結固定している。ボルト14の着脱によって、頭部11と柄部13との着脱が簡便に行われる。
【0009】
図2は、図1の実施例における管状連結部12として適用可能な連結部の一例を示す縦断面図であり、ステンレス製の角パイプ24の連結部21に挿入される方向の先端に超高分子量ポリエチレン樹脂体23を充填して柄部22を構成し、該柄部22が、連結部21に挿入されて止めボルト27がねじ込まれる部位に柄部22の横断面を貫通する貫通孔25を穿ち、該貫通孔25にボルト27対応の雌ネジを形成するネジ26を切ってナット化した例である。
【0010】
この例では、貫通孔25の内側に形成されているネジ26は、貫通孔25の全長に及び、また、ボルト27も貫通孔25の全長に亘ってねじ込まれている。しかしながら、ボルト27の長さは任意とすることができ、また、貫通孔25に設けられるネジ26も貫通孔25全長に亘る必要はなく、例えば、少なくとも一方の端部、或いは中間部に有ればよい。もっとも、使用中のボルト27の緩みによる抜け落ちの危険を回避するには、双方とも長いほうが望ましい。また、超高分子量ポリエチレン樹脂体23に抗菌剤を配合すればより衛生的である。
【0011】
【実施例2】
図3は、請求項2の発明の一実施例を示す図であり、それぞれの柄部311,321,331,341,351の縦断面図を表しており、その他の部分は実施例1と同様である。図3−1は、連結部に挿入される柄部311に設けた貫通孔312の全長に亘って長ナット313が埋め込まれている例を示している。また、図3−2は、貫通孔322の一端部に短ナット323が埋め込まれている例を、図3−3は、貫通孔332の両端部に短ナット333,334が埋め込まれている例を、図3−4は、貫通孔342の中間部に長ナット343が埋設されている例をそれぞれ示している。それから、図3−5は、FRP製の中空管状体である柄部351に長ナット353を埋め込んだ例を示している。
【0012】
図3において、埋設するナット313,323,333,334,343,353の材質は、金属製、或いはプラスチック製等で成る、水を吸わず、錆びない性質のものが望ましい。また、ナットの長さ、位置は任意であるが、ボルトの緩みによる抜け落ちの危険を回避するためには、なるべく長いほうが望ましい。
【0013】
【実施例3】
図4は、貫通孔に埋設するナットのその他の実施例を示す図である。図中、図4−1〜4−5は、ナットの横断面図を示し、図4−6〜4−8は、ナットの側面図を示している。図4ー1は外形が6角形であり、図4ー2は外形が4角形であるナットを示すものであり、このほかの多角形も含め非円形の例を示すものである。 また図4ー3は外形を楕円形とした、非円形を示すものであり、前記ともに回転防止に効果がある。図4ー4は外周に凸部を設けたものであり、図4ー5は外周に凹部を設けたものの横断面を示し、具体的には図4ー6、図4ー7、のように不連続的に凹凸を設けたものあるいは、図4ー8のように連続的に凹凸を設けることの例であり、いずれも非円形でありナットの回転防止に効果がある。連結部を構成する柄部等に所望の孔を設け、該孔にこれらのナット41〜48を圧力を掛けて埋設せしめれば、ナット41〜48を固定することができる。この場合、ナット外周にエポキシ樹脂のような接着剤を塗布することが好ましく、接着剤がナットと柄部等との間に出来る僅かな隙間に充填し、水密性を高めるのでより衛生的となる。また、外周が円形のナットを使用した場合でも、接着剤の塗布によって柄部等への接着が強化されるので、ナットの回転を防ぎ、且つ水密性向上を図れる利点がある。
【0014】
【実施例4】
図5は、請求項3の発明の一実施例を示す図であり、網杓子の斜視図を表わしており、その他は前述の実施例と同様である。金属板を略鍋状に成形し、所望の開口部51を設けた網杓子頭部52は、管状連結部53において柄部54に固着されている。該管状連結部53には、横断面形状が管状連結部53に倣って四角形の柄部が挿入されて管状連結部53が形成されている。頭部52と柄部54とは、管状連結部53においてボルト55によって着脱自在に固定されている。当実施例においては、管状連結部53に挿入される柄部54の横断面形状が四角形であるため、管状連結部53における柄部54の軸方向への回転力が抑制され、ボルトとナットによる固定部分には柄部54の長さ方向の力しか作用しない。従って、ボルト、及びナットを含む管状連結部53の耐久性に貢献する利点がある。
【0015】
図6は、管状連結部における柄部の横断面形状のその他の実施例を示している。図示するように、横断面形状は、方形61、長方形62、六角形63、八角形64、楕円形65、66等、道具の種類によって任意に選択できる。このような形状とすれば、管状連結部の柄部の回転軸方向に掛かる力が抑制されるので、ボルト等の固定具に掛かる力が相対的に小さくなる。よって、固定部分の耐久性向上と、柄の操作性の良さを実現できる利点がある。また、連結部の柄部のみを、少なくとも上記のような形状とし、把持部(柄の操作側部)を円形の横断面とするなど、連結部と異なる断面形状とすることもできる。
【0016】
【実施例5】
図7は、止めボルトが連結部を通してねじ込まれる柄部の一実施例を示す縦断面図であり、本発明の各実施例に適用でき、図示するように、軽量木材71の連結部に挿入される方向の先端に超高分子量ポリエチレン樹脂体74を配しその長さ方向の周囲にFRP板72、ポリアミド系樹脂シート73を貼着して柄部70となし、該柄部70が連結部に挿入されて止めボルトがねじ込まれる部位に貫通孔75を穿ち、該貫通孔75にボルト対応のステンレス製長ナット76を埋設した例である。超高分子量ポリエチレン樹脂体74又はポリアミド系樹脂シート73に抗菌剤を混入すれば、該部分に水分が残っても雑菌の発生を防止でき、より衛生的となる。
【0017】
ここで図2、図7に示される如く、柄部22,70において、管状連結部における柄部に設けられる各貫通孔25,75は、いずれも貫通孔周囲にプラスチック壁を有する構造を持つ。そのため該貫通孔に直に雌ネジが形成されても(図2)、あるいはナットを埋設して雌ネジを形成する場合であっても(図7)、あるいはまた柄部が中空であっても、軽量木材を芯材として使用する場合であっても、該調理具使用の際あるいは洗浄の際における該貫通孔での、柄の内部への浸水を確実に防止することができ、水密を保てるので非常に衛生的なものとなる。
更にまた、ナット部を貫通孔とすることによって、内部の洗浄が容易になるので衛生的である。又、ねじ込まれるボルトは、簡単に抜け落ちて食品中に混入することと、ネジ溝に食材などが入り込むことを防ぐために、貫通孔の全長に及ぶほどに長いことが望ましい。
【0018】
【実施例6】
図8は、軽量木材を芯材としてその周囲をプラスチックで被覆した本発明のいずれにも適用できる柄部の実施例を示すものである。図8−1は、断面四角形の軽量木材811の四周にポリアミド系樹脂のシート812を貼着した例を、図8−2は、断面四角形の軽量木材821の四周に補強材としてFRP板823を貼着し、更にその外周に超高分子量ポリエチレンシート822を貼着した例を、図8−3は、断面円形の軽量木材831の周囲にポリプロピレンシート832を貼着した例をそれぞれ示している。何れも、長さ方向の両端面にもプラスチック層又はプラスチック体を設ければ、柄部の外面全面をプラスチックで被覆することができる。このようなプラスチック被覆により、柄部は貫通孔を含めて吸水性を持たず、極めて衛生的となる。
【0019】
図8において、芯材を軽量木材811,821,831とすることで、重量に比して比較的強い強度を得ている。また、被覆シート812,822,832の材質は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS,ナイロン、アクリル等の任意の樹脂とすることができるが、超高分子量ポリエチレンは耐熱性、耐磨耗性に富む点で望ましい。更に、被覆プラスチックに抗菌剤を配合すれば衛生性を向上できる。
【0020】
柄部が長い場合、若しくは細い場合などは、図8−2のようにFRP板823などの補強材を設けることが折損防止の面で望ましい。補強材は、ガラス繊維或いはカ−ボン繊維強化プラスチック板(FRP),アルミ等の金属板等とすることができるが、重量の面からするとFRP板が望ましい。また、補強材は、図8−2のように、芯材となる軽量木材821の四囲に配置するほうが強度の面から望ましいが、何れか対応する二辺に設けるだけでも、十分な強度を得ることができる場合がある。
【0021】
さて、上記各実施例において説明した柄部は、木製、金属製、プラスチック製、FRP製、木材を芯材としてプラスチック保護材を外周に配したもの、木芯とプラスチック保護材との中間に任意の補強材を配して補強したもの、また、これらの中空管状体等々、その材質を選ばない。また、管状の連結部及び柄部の横断面形状は、円形、楕円形、四角形等の多角形等、その形状も調理具の種類、用途に応じて任意である。また、管状連結部に挿入される柄部に設けられる貫通孔は、少なくとも一か所にあればよいが、連結部或いは柄の長さ方向に複数個設けることによって、連結部の強度を増したり、全体の長さ調節をしたりすることに役立たせることもできる。
【0022】
【実施例7】
図9は、本発明による掬い網の実施例を示す図であり、頭部以外は前述したものと同様であり、図(a)は掬い網の全体斜視図であり、図(b)は図(a)におけるa−a’断面図である。網状成形物の周辺部に骨材が設けられた頭部90は一枚の金網91を略鍋状に成形して形成され、且つ、該頭部90の周縁部においては、骨材92’に金網91の周縁端部が巻き付けられ、更にその外周に骨材92が被せられている。骨材92には、横断面の形状が略方形の管状連結部93の端部が固着されており、更に該連結部93には柄94が挿入嵌合され、止めボルト95によって固定されている。
【0023】
本実施例の如く、頭部が網状成形物より成る場合では、該網状成形物に対しての管状連結部の頭部への固着強度が十分なものとならないため、頭部の骨材の一部に固着するように取り付ければ、その強度を上げることができる。また、頭部90を構成する金網91、骨材92及び92’、管状連結部93、止めボルト95の材質は錆びない性質の金属であれば良く、強度の点からステンレス、チタン合金、銅等が適材である。また、プラスチックでも良く、硬度、強度、耐衝撃性、耐熱性、無毒性等々の点からポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系、ポリスチレン、ABS等のスチレン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリカ−ボネ−ト、ポリオキシメチレン等の樹脂が適している。
【0024】
管状連結部93、及び柄94の横断面の形状は、円形、楕円形、或いは3角形、四角形等の多角形の何れでも良いが、道具に掛かる柄の軸回りの回転方向に作用する力が連結部と柄の固定具であるネジやボルトに掛からない点で円形以外が望ましく、製造の容易さで方形がより好ましい。但し、柄94の横断面の形状は、その長さ全長に亘って同一である必要はなく、例えば、管状連結部93と柄の挿入される部分を円形とし、柄の握り部分を方形にするなどは任意である。
【0025】
管状連結部93の頭部側の端面96は、その全面を閉塞しても、一部を閉塞してもよいが、連結部内部の洗浄の容易さの点からは全面に亘り開放されていることが衛生管理上望ましい。
【0026】
柄94の材質は、木柄、プラスチック柄、プラスチック、FRP,アルミ、ステンレス等の管状柄でよいが、軽量木材を芯材として、その周囲と両端面をポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系、ポリスチレン、ABS等のスチレン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリカ−ボネ−ト、ポリオキシメチレン等の樹脂で被覆した柄が、耐久性、衛生性及び洗浄の容易さの点から好ましく、更に、一般に市販されている有機系、無機系の抗菌剤を該樹脂中に配合すればより望ましい。
【0027】
【実施例8】
図10は、本発明による掬い網の他の実施例を示す図であり、頭部以外は前述したものと同様であり、図(a)は該実施例における掬い網の俯瞰図であり(b)はその側面図である。網状成形物の周辺部及び底面に骨材が設けられた頭部101は一枚の金網102を略鍋状に成形して形成され、且つ、該頭部101の周縁部には図(c)に示すように、骨材103’に金網102の周縁端部を巻き付け、更にその外周に骨材103を被せている。本実施例では、骨材103’の両端部分を延長して断面長方形の管状連結部104に固着しており、更に該連結部に柄105を挿入し、止めボルト106によって固定している。
【0028】
また、頭部101の底面の外側には、頭部101を横断する補強骨材107が設けられ、更に、頭部の先端部分から底辺を通過して管状連結部104の底部に延長する補強骨材108が、連結部104の底面に固着されている。更に、連結部104に挿入された柄105の先端部109が、連結部104を貫通して先端に突き出ている。この事によって、連結部の先端部に食材が詰まることがなく、より衛生的に使用できる利点がある。
【0029】
頭部101、金網102、骨材103、103’、連結部104、の他、この例で使用される金属は、全てステンレス製で錆びないため衛生的であるが、特にステンレスに限ることはなく、また、プラスチック製でも良い。また、連結部およびそこに挿入される柄の横断面形状は方形に限ることはなく、円形、楕円形、或いは、他の多角形でもよい。更にまた、柄の材質、構成も任意であることは言うまでもない。
【0030】
本発明に用いられる頭部並びに連結部を形成する材料は,錆びない性質、或いは防錆加工を施した金属、若しくは硬度、強度、耐衝撃性、耐熱性、無毒性のプラスチックであれば良く、その材質を選ばない。また本発明において、頭部と管状の連結部との固着の方法は、それぞれの材質に応じた従来公知の方法で行うことができ、例えば溶接、スポット溶接、リベット打ち、かしめ、溶着、接着等であって、適宜に選択して行うことができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、脱着が簡単容易で、且つ頭部と柄部を固定するボルトがねじ込まれるナット部の洗浄が容易であり、しかも、長ボルトを使用することによってボルトが使用中に脱落して食材に混入する恐れのない、丈夫で衛生的で使い易い柄付き調理具を得ることが出来る。また、本発明は、頭部又は柄部のみの廃棄によって柄部又は頭部を繰り返し使用できるので非常に経済的で環境に優しい調理具といえる。
【符号の説明】
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例を示す図である。
【図2】管状連結部の一例を示す縦断面図である。
【図3】請求項2の発明の一実施例を示す図である。
【図4】貫通孔に埋設するナットのその他の実施例を示す図である。
【図5】請求項3の発明の一実施例を示す図である。
【図6】管状連結部における柄部の横断面形状のその他の実施例を示す図である。
【図7】柄部の一実施例を示す縦断面図である。
【図8】柄部のその他の実施例を示す横断面図である。
【図9】本発明による掬い網の実施例を示す図である。
【図10】本発明による掬い網の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
10 ひしゃく
11,52,90,101 頭部
12,21,53,93,104 管状連結部
13,22,94,105,311,321,331,341,351,54,70 柄部
14,27,55,95,106 ボルト
25,312,322,332,342,352,75 貫通孔
23,74 超高分子量ポリエチレン樹脂体
24 角パイプ
26 ネジ
313,323,333,334,343,353,41〜48,76 ナット
51 開口部
61,62,63,64 多角形
65,66 楕円形
71,811,821,831 軽量木材
72,823 FRP板
73,812 ポリアミド系樹脂シート
822 超高分子量ポリエチレンシート
823 FRP板
832 ポリプロピレンシート
91,102 金網
92,92’,103,103’,107,108 骨材
94,105 柄
96 端面
109 先端部

Claims (4)

  1. 頭部と柄部とを連結する管状の連結部を有する柄付き調理具において、頭部が少なくとも周辺部及び/又は底面に骨材を設けた網状成形物で成り、該骨材の一部に管状連結部を固着されており、該管状連結部の頭部側の端面が洗浄容易に開放されており、当該管状連結部における柄部にその横断面を貫通して洗浄を容易とする貫通孔が設けられ、更に該貫通孔に雌ネジが形成されて、該雌ネジに対応し頭部と柄部とを固定するボルトを具備することを特徴とする柄付き調理具。
  2. 前記貫通孔にボルト対応のナットを埋設して雌ネジを形成した請求項1記載の柄付き調理具。
  3. 頭部と柄部とを連結する管状連結部の横断面形状が多角形もしくは楕円形である請求項1又は2記載の柄付き調理具。
  4. 柄部は、木材を芯材としてその周囲をプラスチックで被覆されると共に、前記管状連結部における柄部に設けられた前記貫通孔周囲に水密を保つためのプラスチック壁を有する請求項1〜3いずれか1項に記載の柄付き調理具。
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