JP3952761B2 - ガイドローラ - Google Patents

ガイドローラ Download PDF

Info

Publication number
JP3952761B2
JP3952761B2 JP2001375955A JP2001375955A JP3952761B2 JP 3952761 B2 JP3952761 B2 JP 3952761B2 JP 2001375955 A JP2001375955 A JP 2001375955A JP 2001375955 A JP2001375955 A JP 2001375955A JP 3952761 B2 JP3952761 B2 JP 3952761B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support shaft
peripheral surface
roller
roller body
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001375955A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003176661A (ja
Inventor
健二 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2001375955A priority Critical patent/JP3952761B2/ja
Publication of JP2003176661A publication Critical patent/JP2003176661A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3952761B2 publication Critical patent/JP3952761B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガイドローラに関し、特に車両のスライドドア等に用いて好適なガイドローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のスライドドアは、車体開口部の上縁部に設けたアッパレール、車体開口部に隣接する車体後部側壁の高さ方向中央部に設けたセンタレール及び車体開口部の下縁部に設けたロアレールに、ドア本体の前端上部に設けたアッパローラ、後端の高さ方向中央部に設けたセンタローラ及び前端下部に設けたロアローラをそれぞれ転動可能に係合させて、ドア本体を車体側壁に沿ってスライド可能に支持し、このドア本体のスライドにより開閉できるようになっている。
【0003】
ところで、車体に対するスライドドアの組み付けおよび車体に対するスライドドアの建付調整は、近年、塗膜の傷つけ防止の観点から、塗装工程前の板金工程(ボデー工程ともいう。)で行われている。
したがって、各ローラは車体とともにED塗料内に浸漬されてED塗装され、経済上及び環境上の理由から途中の工程で取り替えられずに最終製品ととしてそのまま使用される。
【0004】
上記各ローラとして用いられる従来のガイドローラ8100には、図6及び図7に示すガイドローラ8100がある。このガイドローラ8100は、支持軸880と、支持軸880を挿入する取付孔812を設けるとともに外周面811に半円形の案内溝を設けたリング状の内輪810と、該内輪810より大径で内周面821に半円形の案内溝を設けたリング状の外輪820と、前記内輪810と外輪820の案内溝間に配置し、前記外輪820を内輪810に対して回転自在に支持させた複数の転動体850と、外輪820の外周面を被覆する合成樹脂製の被覆部材830とを備えている。
【0005】
そして、通常このようなガイドローラでは内輪と外輪との間の空間の両側の開口をそれぞれシールリングにより密閉するが、図6に示すものは、前記内輪810と外輪820との間の空間の一方の開口をシールリング840により密閉し、他方の開口を、外輪820の外周に一体成形により設けた被覆部材830を該開口まで延在せしめて該延在部832により密閉している。
このような構造によれば、一方のシールリングが必要ないためその分コストダウンをすることができる。
なお、シールリング840は、内輪810と外輪820に対する摩擦抵抗を小さくするために低摩擦材によりコーティングされている。
【0006】
また、従来のガイドローラには、図8に示すガイドローラ9100がある。このガイドローラ9100は、外周面911に半円形の案内溝を設けた支持軸910と、該支持軸910より大径で内周面921に半円形の案内溝を設けたローラ芯体920と、前記支持軸910とローラ芯体920の案内溝間に配置し、前記ローラ芯体920を支持軸910に対して回転自在に支持させた複数の転動体950とローラ芯体920の外周面922に取り付けられた合成樹脂製のローラ本体930とから構成してある。
このような構造によれば、ガイドローラ8100で説明したような内輪810が必要ないため、その分コストダウンすることができる。
【0007】
なお、支持軸880は内輪810の取付孔812に挿入した後、その頭部882を押しつぶすことにより内輪810にカシメ固定してある。したがって、図7に示すように、押しつぶされた支持軸880の頭部882が内輪810の上面から突出し、その分ガイドレール8360の高さHが高くなっており、ガイドレール8360の高さHが高くなった分、車体のスライドドア開口部の高さが低くなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のガイドローラ8100では、被覆部材830で覆われた外輪820が内輪810に対して円滑に回転するためには、被覆部材830の延在部832先端と内輪810の前記開口となる角部との間に僅かな隙間kが必要であり、完全に密封されたものとすることはできない。したがってこのローラ8100を使用してスライドドアを支持した車体をED塗装すると、前記間隙kからED塗料が浸入し、回転不良が発生するという問題がある。
また、上記のガイドローラ9100でも同様に、ローラ芯体920と支持軸910の頭部との間に隙間が必要であり、完全に密封されたものとすることはできない。したがって、このガイドローラ9100をED塗料内に浸漬した場合は、転動体950に塗料が付着し、回転不良が発生するという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、部品点数を少なくでき、かつ転動体が配置された空間を密封できるガイドローラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る請求項1に記載のガイドローラは、支持軸の外周面を囲むようにリング状のローラ体を配置するとともに、前記支持軸の外周面と前記ローラ体の内周面との間に転動体を介在させて、前記ローラ体を前記支持軸に対して回転可能に支持し、前記ローラ体の外周面を合成樹脂製またはゴム製の被覆部材により覆ったガイドローラであって、前記ローラ体の前記支持軸の基部側の側面と前記支持軸の外周面との間の開口をシールリングにより密閉し、前記ローラ体の前記支持軸の頭部側の側面、該側面と支持軸の外周面との間の開口、および該支持軸の頭部を、前記被覆部材に一体成形されたシール部により覆うとともに、前記支持軸は、前記ローラ体が支持軸に支持された状態で被取付部材にカシメ固定するためのカシメ部と、カシメ固定する際に前記支持軸がその軸方向に移動するのを規制すべく、所定形状の移動規制部材を係合させることができる係合部とを備えることを特徴とする。
0011
よって、前記ローラ体の支持軸の基部側の側面と支持軸の外周面との間の開口をシールリングにより密閉し、また、前記ローラ体の支持軸の頭部側の側面、該側面と支持軸の外周面との間の開口、および該支持軸の頭部を、被覆部材に一体成形されたシール部により覆ったので、部品点数を少なくでき、かつ転動体が配置された空間を密閉することができる。
また、支持軸の頭部が前記被覆部材のシール部により覆われていても、移動規制部材を係合部に係合させることにより軸方向の移動を規制できるので、支持軸をカシメ部により被取付部材にカシメ固定することができる。
【001
また、本発明に係る請求項2に記載のガイドローラは、前記被覆部材が、前記ローラ体の単体時に該ローラ体を射出成形型内に配置し、該射出成形型内に材料を射出することにより成形されたものであることを特徴とする。
よって、被覆部材は成形時にローラ体と一体となるため、ガイドローラの組立が容易である。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るガイドローラの一の実施の形態を車両のスライドドアに適用した例で図面を参照して以下に説明する。
車両のスライドドアは、前述したように、車体開口部の上縁部に設けたアッパレール、車体開口部に隣接する車体後部側壁の高さ方向中央部に設けたセンタレール及び車体開口部の下縁部に設けたロアレールに、ドア本体の前端上部に設けたアッパローラ、後端の高さ方向中央部に設けたセンタローラ及び前端下部に設けたロアローラをそれぞれ転動可能に係合させて、ドア本体を車体側壁に沿ってスライド可能に支持されている。
本実施の形態は、本発明に係るガイドローラを上記のアッパローラに適用したものである。
【0014】
(構成)
アッパレール360は、図1に示すように、断面コ字状で開口が下方に開放するように車体開口部の上縁部に取り付けられている。
一方、スライドドアSは、スライドドアアウタパネル354とスライドドアインナパネル355とから中空状に組み立てられ、スライドドアインナパネル355の上端には、厚鋼板製のローラブラケット365が室内方向に突出するように取り付けられている。
そして、ローラブラケット365の先端には、図2にも示すように、本発明のガイドローラ100がその支持軸10を垂直方向に立設するように取り付けられている。
【0015】
ガイドローラ100は、図3に示すように、外周面11の頭部12に近い部分に設けた案内溝111を有する支持軸10と、該支持軸10の外周面11を囲むように配置し内周面21にガイド溝211を設けたリング状のローラ体20と、該支持軸10の外周面11に設けた案内溝111とローラ体20の内周面21に設けたガイド溝211との間に介在させた球状の複数の転動体50と、該転動体50を案内溝111に等間隔で配置しその位置を保持するリテーナ51と、前記ローラ体20の外周面22を覆う被覆部材30と、前記ローラ体20の前記支持軸10の基部13側の側面23と該支持軸10の外周面11との開口61を密閉するシールリング40とから構成されている。
【0016】
支持軸10には、後述するようにガイドローラ100をブラケット(被取付部材)365にカシメ固定するときにそのカシメ治具(移動規制部材)410を装着する凹溝状の係合部132が設けられている。係合部132はローラ体20よりも支持軸10の基部13側に位置している。
支持軸10の基部13は、ガイドローラ100をブラケット365にカシメ固定するときに傾斜押圧棒450により潰されるカシメ部131が形成されている。カシメ部131は隣接する他の部分の外径より細径となっている。
【0017】
ローラ体20の内周面21と基部側の側面23との角部には前記シールリング40を装着する凹溝25が設けられている。
被覆部材30は、後述するように、ローラ体20の単体時にローラ体20に一体成形されるもので、ローラ体20の外周面22を覆う被覆部31から連続して、ローラ体20の前記支持軸10の頭部側の側面24と、該側面24と支持軸10の外周面11との間の開口60および支持軸10の頭部12とを覆い、前記被覆部31と一体成形されたシール部32とからなっている。
【0018】
複数の転動体50は、前記支持軸10の外周面11とローラ体20の内周面21との間隙62で、前記支持軸10の外周面11に設けられた案内溝111とローラ体20の内周面21に設けられたガイド溝211に係合して、前記ローラ体20を支持軸10に対して回転自在に支持する鋼球である。
リテーナ51は、複数の転動体50を前記支持軸10の外周面11とローラ体20の内周面21との間隙62に円周上で等間隔の位置を保持するために、転動体50と同数の円形切欠を有する薄肉合成樹脂製のものである。
【0019】
シールリング40は、金属板製のリング41を低摩擦材例えばシリコン等の合成樹脂42でコーティングしたものである。
【0020】
(作用)
次に、上記のように構成したガイドローラ100の組立工程と作用について説明する。
まず、ローラ体20に被覆部材30を一体成形するために、図4に示すように、ローラ体20の内周面21で形成される孔に、成形型70の下型72の中央に設けた円柱部721を嵌入してローラ体20を挿入する。
そして、ローラ体20が挿入された下型72に上型71を被せ、上型71と下型72とローラ体20の外周面22とによりキャビティ73を形成するように型締めして保持する。
このキャビティ73内に射出成形機から射出された合成樹脂材料を射出口711、管路712を通って注入し、ローラ体20の外周面22の上に被覆部31およびシール部32を形成し、図3に示すローラ体20を完成する。
成形型70が冷えるのを待って型を開き、被覆部材30が形成されたローラ体20を取り出し、必要ならバリ取り等を行って、ローラ体20の製造を完了する。
【0021】
つぎに、上記のように被覆部材30で被覆されたローラ体20を、シール部32を設けた頭部側の側面24を下方に、その反対側の基部側の側面23を上方に向けて置き、内周面21のガイド溝211に所定の数の転動体50を仮置きし、そこに支持軸10の頭部12を下向きにして挿入し、該支持軸10の案内溝111に前記転動体50を係合させる。
なお、支持軸10をローラ体20内に挿入するときは、転動体50をローラ体20の案内溝211の一箇所に寄せた状態としておき、支持軸10をローラ体20内に挿入した後、支持軸10の外周面11とローラ体20の内周面21との間隙62内にリテーナ51を挿入して転動体50を等間隔に配置し保持する。これにより、ローラ体20は支持軸10に回転自在に支持されることとなる。
【0022】
そして、ローラ体20の支持軸10の基部側の側面23と前記支持軸10の外周面11との開口61にシールリング40を挿入して該開口61を密閉する。
なお、ローラ体20の支持軸10の頭部側の側面24、該側面24と支持軸10の外周面11との間の開口60、および該支持軸10の頭部12は、前記被覆部材30に一体成形されたシール部32により覆われている。
【0023】
上記のようにして組み立てられたガイドローラ100をブラケット365にカシメ固定するにあたって、図5に示すように、支持軸10がその軸方向に移動するのを規制すべく支持軸10の係合部132に、移動規制部材410を係合し、固定する。
そして、支持軸10のカシメ部131をブラケット365の取付孔に挿入し、該基部13の上部から、下端が断面半円形にえぐられ上端が支持軸10の軸心より偏心した位置にある傾斜押圧棒450により、該傾斜押圧棒450の下端の半円形のえぐり部をカシメ部131の上端にあてがい、上方から押圧しながらえぐり部を中心に回転させることにより、徐々にカシメ部131を押し潰し断面円弧状に形成して支持軸10ひいてはガイドローラ100をブラケット365に固着する。
【0024】
ガイドローラ100を取り付けたブラケット365をスライドドアSに取り付け、該スライドドアSを車体に臨ませ、アッパレール360にガイドローラ100を係合させてスライドドアSを車体にスライド可能に支持させる。
なお、スライドドアSはアッパレールだけではなく、センタレール、ロアレールにもそれぞれガイドローラを係合することにより、車体に支持されることは当然であるので説明は省略する。
【0025】
車両組立の板金工程で上記のようにスライドドアSを組み付けられた車体を、次工程の車体洗浄工程、ED塗装工程、中塗・上塗塗装工程等からなる塗装工程において洗浄・塗装すると、洗浄液や塗料がガイドローラ100にも付着する。
特に、ED塗装工程においては、車体全体がED塗料内に浸漬されるため、ガイドローラ100もED塗料内に浸漬されるが、ガイドローラ100のローラ体20の、支持軸10の基部側の側面23と支持軸10の外周面11との開口61はシールリング40により密閉され、ローラ体20の支持軸10の頭部側の側面24と支持軸10の外周面11との開口60は、ローラ体20の外周面22、ローラ体20の支持軸10の頭部側の側面24、および該支持軸10の頭部12とともに被覆部材30により覆われているので、ED塗料等が開口60内に浸入せず、したがって、ローラ体20は支持軸10に対して円滑に回転する。
【0026】
しかも、本実施の形態のガイドローラ100では、図6及び図7に示す従来のガイドローラ8100のように、カシメ部882がないため、その分アッパレール360の全体の高さhを低くできる。
【0027】
また、ガイドローラ100に内輪を用いずに、支持軸10とローラ体20により構成しているので、ガイドローラ100の外径を小さくすることができ、したがって、小径としたガイドローラ100が係合するアッパレール36の奥行き寸法を小さくできる。
前述したようにアッパレール360の高さ寸法を小さくすることにより、車体300のスライドドア開口部を大きくすることができ、また、奥行き寸法および高さ寸法を小さくすることにより、アッパレールの断面を小さくすることとなり、材料費の低減、重量の低減ができる。
【0028】
このように、支持軸10の外周面11を囲むようにリング状のローラ体20を配置し、支持軸10の外周面11とローラ体20の内周面21との間に転動体50を介在させて、ローラ体20を支持軸10に対して回転可能に支持し、ローラ体20の外周面22を合成樹脂製又はゴム製の被覆部材30により覆ったガイドローラであって、ローラ体20の支持軸10の基部側の側面23と支持軸10の外周面11との間の開口61をシールリング40により密閉し、ローラ体20の支持軸10の頭部側の側面24、該側面24と支持軸10の外周面11との間の開口60、および支持軸10の頭部12を、被覆部材30に一体成形されたシール部32により覆うとともに、前記支持軸は、前記ローラ体が支持軸に 支持された状態で被取付部材にカシメ固定するためのカシメ部と、カシメ固定する際に前記支持軸がその軸方向に移動するのを規制すべく、所定形状の移動規制部材を係合させることができる係合部とを備えるようにしたので、スライドドアSを車体に取り付けた状態で車体をED塗料内に浸漬しても支持軸10の外周面11とローラ体20の内周面21との間の間隙62内にED塗料が浸入せずローラ体20の支持軸10に対する回転性能を維持することができる。
【0029】
なお、本発明は前記実施の形態のものに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施の形態では、本発明のガイドローラを車両のスライドドアに適用した例で説明したが、これに限られず、住宅の雨戸や生産設備のローラとしても利用可能である。
また、支持軸10をブラケット365にカシメ固定する例を示したが、ネジ構造により締め付ける構造であってもよい。
また、被覆部材30は、ローラ体20と一体成形する構造で説明したが、被覆部材30を予め成形しておいて、ローラ体20に対して嵌合により取り付ける構造としてもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明のガイドローラは、支持軸の外周面を囲むようにリング状のローラ体を配置するとともに、前記支持軸の外周面と前記ローラ体の内周面との間に転動体を介在させて、前記ローラ体を前記支持軸に対して回転可能に支持し、前記ローラ体の外周面を合成樹脂製またはゴム製の被覆部材により覆ったガイドローラであって、前記ローラ体の前記支持軸の基部側の側面と前記支持軸の外周面との間の間隙をシールリングにより密閉し、前記ローラ体の前記支持軸の頭部側の側面、該側面と支持軸の外周面との間の間隙、および該支持軸の頭部を、前記被覆部材に一体成形されたシール部により覆うとともに、前記支持軸は、前記ローラ体が支持軸に支持された状態で被取付部材にカシメ固定するためのカシメ部と、カシメ固定する際に前記支持軸がその軸方向に移動するのを規制すべく、所定形状の移動規制部材を係合させることができる係合部とを備える構成したので、部品点数を少なくでき、かつ転動体が配置された空間を密閉することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一の実施の形態に係るガイドローラを適用した車両の要部を示す正面断面図である。
【図2】 図1の要部を示す図である。
【図3】 本発明の一の実施の形態に係るガイドローラを示す図である。
【図4】 本発明の一の実施の形態に係るガイドローラの被覆部材を成形する方法を示す図である。
【図5】 本発明の一の実施の形態に係るガイドローラをブラケットにカシメ固定する方法を示す図である。
【図6】 従来のガイドローラの一例を示す図である。
【図7】 従来のガイドローラを適用した車両の要部を示す図である。
【図8】 従来のガイドローラの他の例を示す図である。
【符号の説明】
100 ガイドローラ
10 支持軸
11 外周面
131 カシメ部
132 係合部
20 ローラ体
21 内周面
22 外周面
30 被覆部材
32 シール部
365 被取付部材
40 シールリング
50 転動体
70 成形型
0 移動規制部材
450 傾斜押圧棒
S スライドドア

Claims (2)

  1. 支持軸の外周面を囲むようにリング状のローラ体を配置するとともに、前記支持軸の外周面と前記ローラ体の内周面との間に転動体を介在させて、前記ローラ体を前記支持軸に対して回転可能に支持し、前記ローラ体の外周面を合成樹脂製またはゴム製の被覆部材により覆ったガイドローラであって、
    前記ローラ体の前記支持軸の基部側の側面と前記支持軸の外周面との間の開口をシールリングにより密閉し、
    前記ローラ体の前記支持軸の頭部側の側面、該側面と支持軸の外周面との間の開口、および該支持軸の頭部を、前記被覆部材に一体成形されたシール部により覆うとともに、
    前記支持軸は、前記ローラ体が支持軸に支持された状態で被取付部材にカシメ固定するためのカシメ部と、カシメ固定する際に前記支持軸がその軸方向に移動するのを規制すべく、所定形状の移動規制部材を係合させることができる係合部とを備えることを特徴とするガイドローラ。
  2. 前記被覆部材は、前記ローラ体の単体時に該ローラ体を射出成形型内に配置し、該射出成形型内に材料を射出することにより成形されたものであることを特徴とする請求項1に記載のガイドローラ。
JP2001375955A 2001-12-10 2001-12-10 ガイドローラ Expired - Fee Related JP3952761B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001375955A JP3952761B2 (ja) 2001-12-10 2001-12-10 ガイドローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001375955A JP3952761B2 (ja) 2001-12-10 2001-12-10 ガイドローラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003176661A JP2003176661A (ja) 2003-06-27
JP3952761B2 true JP3952761B2 (ja) 2007-08-01

Family

ID=19184242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001375955A Expired - Fee Related JP3952761B2 (ja) 2001-12-10 2001-12-10 ガイドローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3952761B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006200216A (ja) 2005-01-20 2006-08-03 Daido Metal Co Ltd 車両用スライドドアのガイドローラ
KR100584524B1 (ko) 2005-04-08 2006-05-30 이용인 기계식 주차설비의 파레트에 구비되는 이동바퀴의 제조방법
JP4262711B2 (ja) 2005-10-14 2009-05-13 大同メタル工業株式会社 樹脂被覆ベアリングの成形方法及び樹脂被膜ベアリングの製造方法並びにその成形方法で成形した樹脂被膜ベアリング
KR20200067002A (ko) * 2018-12-03 2020-06-11 세메스 주식회사 캐리어 이송 장치 및 이를 구비하는 캐리어 이송 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003176661A (ja) 2003-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090077766A1 (en) Roller support assemblies
US7895748B2 (en) Method of molding a resin coated bearing, method of manufacturing a resin coated bearing, and a resin coated bearing molded by the molding method
JP3952761B2 (ja) ガイドローラ
CN104089388A (zh) 空调器
EP1927771A2 (en) Roller, moving unit and method of producing roller
US20020162189A1 (en) Dual durometer roller guide member for track guided door
WO2009116700A1 (en) Worm internal gear and hinge apparatus having automatically closed and stopped door using the worm internal gear
US6561716B1 (en) Universal joint device and method of manufacturing the device
US5150595A (en) Process and apparatus for working an edge portion of a container flange
JP2003035565A (ja) 磁気エンコーダおよびこれを具備する車輪用軸受
CN210758774U (zh) 一种瑜伽柱的发泡成型装置
CN218760984U (zh) 一种带座轴承、过辊传动机构及烘箱
US8926439B2 (en) Suction tube arrangement with improved actuating shaft
JP2676504B2 (ja) 磁気記録装置用磁気ヘッドドラム及びその製造方法
CN115459547A (zh) 用于直线电机的导向机构
KR100718239B1 (ko) 도어용 경첩
JP4573855B2 (ja) ロータリーダンパ及びロータリーダンパの製造方法
CN110067471B (zh) 带隐形铰链的极简门系统及其安装方法
JP5003408B2 (ja) 車両のスライドドア用ガイドローラー
JP6668184B2 (ja) スライドドアのブラケット、車体の塗装方法、及びキャップカバー
CN110561675B (zh) 一种瑜伽柱的发泡成型装置
CN102641571A (zh) 哑铃头、包括其的哑铃及其加工方法
JP3468871B2 (ja) 樹脂成形品およびその製造方法
CN2333800Y (zh) 移动门的滑轮
JP6736970B2 (ja) 転がり軸受と、転がり軸受と塗装用キャップとの組合せ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140511

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees