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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラックマスクにより黒を表現する自発光表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自発光素子を用いた表示装置としては、エレクトロルミネッセンス(以下、ELと称する)素子を用いたもの、特に複数の有機EL素子を用いたEL表示装置が知られている。 このEL表示装置においては、自発光するEL素子により多色発光カラー表示も可能であるが、EL表示装置の表示部においてEL素子を非発光状態としても、そのままでは、表示部のEL素子のカソード電極を含む各画素の構成要素が光りを反射するため、暗い色、特に黒を表現することが困難である。
そこで、このような自発光表示装置において、黒を表現する(ブラックレベルを確保する)手法として、光の透過率を制限するフィルタを表示装置の表示面に配置して表示面を覆ってしまう手法(透過率制限法)が、最も一般的に使用されている。
【0003】
すなわち、上述の手法によれば、表示装置の表示部に当たる光は、フィルタを透過してEL素子等に当たって反射し、反射光が再びフィルタを透過することになり、フィルタの光透過率が低ければ、反射光が極めて弱くなり、表示部に光りが吸収された状態となることで、黒を表現することができる。
しかし、上述のような手法は、技術的に容易であるが、フィルタの背面側に配置されたEL素子からの発光がフィルターを透過することで、EL素子からの光りがフィルタに妨げられることになる。
このようなフィルタとしては最もロスの少ない円偏光フィルタでも表示光の大幅なロスが避けられないという課題がある。
【0004】
そして、このようなフィルタを用いた表示装置においては、フィルタを透過した表示光を所望の輝度とするために、自発光素子の輝度を高く設定する必要があり、その分消費電力も高くなるので、フィルタにより黒を表現することが、低消費電力の表示装置を実現する際のネックになっている。
以上のことから、低消費電極の自発光表示装置において黒を表現するには、フィルタを使わない方法を採用する必要がある。
【0005】
そして、フィルタを使わないで黒を表現する方法としては、図17に示すように、画素の全面積に対する発光源1の面積率(以下、開口率と称する)を大幅に削減するとともに、空いた残面積に可視光の吸収率が高い素材、すなわち、ブラックマスク2を配置するブラックマスク開口率制限法がある。
ブラックマスク2を用いた場合には、図17に示すように、ガラス基板4上にブラックマスク2及びそれらの間隙に透明部材5を設け、透明部材5上に発光源1が設けられた構造となり、ブラックマスク2に当たった外光は、そのほとんどが吸収され、反射光が僅かなものとなるとともに、発光源に当たった外光は、その一部が反射することになるが、発光源自体の開口率が少ないので、全体としての反射光は僅かなものとなる。一方、発光源からの表示光3は、ほとんど妨げられることがなく、その多くを表示に利用することができる。
従って、ブラックマスク2を用いた黒の表現は、低消費電力の表示装置を実現するのに原理的に適している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ブラックマスクを用いた場合には、画素ピッチが有る程度長い場合に、一つの画素の発光源から上記画素に隣接する画素の発光源までのブラックマスクの幅が、人間の目に視認可能な幅と成ってしまい、表示を行った場合に、ブラックマスクが格子状に見えてしまうという課題があった。
図18は、有機EL素子を用いた多色発光カラー表示装置の表示部の一部を示す平面図である。
この表示装置においては、カラー配列が縦ストライプ、すなわち、各列毎にRGB(赤、緑、青)の各色の画素pが繰り返して配置された状態となっており、縦一列を見た場合には、各画素pが全て同じ色の画素となっているとともに、横一行を見た場合には、三つの画素p毎にRGB一組とされている。
【0007】
従って、横に三つ並んだ一組の画素pが、表示される画像上において、一つの色を示すことになり、三つ並んだ一組の画素の形状がほぼ正方形となるようになっているので、各画素は縦長の矩形状とされ、例えば、その縦横比が略3:1とされている。そして、各画素においては、EL素子の露出した発光領域6の周囲をブラックマスク2が囲むように配置されるとともに、発光領域6は、画素とほぼ同様の矩形状とされて、画素の中央部に配置されている。
【0008】
そして、上記表示装置においては、画素ピッチが198μmとされており、上述のように矩形状の画素の縦の長さが198μmとされ、横の長さが66μmとされている。そして、発光領域6のサイズは、縦の長さが62μm、横の長さが20μmとされている。
従って、縦方向の隣り合う発光領域6間に配置されたブラックマスク2の幅が136μmとなり、横方向に隣り合う発光領域6間に配置されたブラックマスク2の幅が46μmとなる。
【0009】
ここで、このようなディスプレイを携帯情報機器に適用したときの視認者とディスプレイとの一般的な視認距離を300[mm]程度とすると、通常視認できる最小間隔は、90μmであり、縦方向の隣り合う発光領域6間に配置されたブラックマスク2の線幅が136μmとされた場合に、少なくとも30cmの距離から十分に視認できる線幅となる。一方、横方向に隣り合う発光領域6間に配置されたブラックマスク2は、その線幅が46μmなので、30cmの距離からは視認できない。
【0010】
従って、この表示装置においては、画像を表示した際に横方向のストライブ(格子)状にブラックマスク2が見えてしまうことになる。
また、単色発光表示の表示装置においては、上述のカラーの表示装置の横に並んだ三つの画素が一つの画素となるので、この場合には、横方向に隣り合う発光領域6間に配置されたブラックマスクの幅も広くなり、画像を表示した際に縦横の格子状にブラックマスク2が見えてしまうことになる。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ブラックマスクを用いて黒を表現することで消費電力の低減を図るとともに、表示中にブラックマスクが視認されるのを抑制することができ、また、さらに消費電力の低減を図ることができる表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の表示装置は、各画素の複数の表示領域にそれぞれ、互いに離間した状態で縦方向に配置された自発光素子が設けられ、かつ、前記自発光素子が、各画素毎に設けられたアクティブ素子により発光を制御されるとともに、前記自発光素子が上記アクティブ素子に並列に接続され、前記自発光素子間には遮光膜が設けられており、前記自発光素子は各画素の複数の表示領域ごとに同じ色に発光し、横方向に三つ並んだ画素にRGB各色の画素が一つずつ配置され、縦に隣接して並んだ画素間の前記自発光素子の間隔は、同一画素内の縦に並んだ前記自発光素子の間隔に等しいことを特徴とする。
【0013】
上記構成によれば、画素ピッチがある程度長く、かつ、表示領域の開口率、すなわち、最も暗い輝度階調をより暗くしてコントラスト比を高くするために画素の全面積に対する発光領域の面積率を極めて小さく設定した場合に、隣り合う表示領域間に配置されるスペース(例えば遮光膜)の幅が長くなり、遮光膜が視認可能な幅となってしまうような場合に、各画素に複数の表示領域を互いに離間して配置すること、すなわち、各画素内に複数の表示領域を分散して配置することにより、各表示領域間の幅を狭くすることができるので、遮光膜の幅を狭くして、遮光膜が視認される状態となるのを抑制することができる。
【0014】
なお、一つの自発光素子を備えるとともに、一画素内の遮光膜に複数の開口を設け、これらの開口から自発光素子がそれぞれ露出するようにすれば、一画素内に複数の表示領域を設けることも可能であり、これによって遮光膜が視認される状態となるようにすることが可能であるが、消費電力を考慮した場合に、自発光素子の多くの部分が遮光膜と重なった状態となるような構成は好ましくなく、一画素に複数の表示領域に対応する複数の自発光素子を配置することが好ましい。
【0015】
また、上記自発光素子とは、例えば、有機EL素子であるが、自発光素子が有機EL素子でなくとも、上述の効果を奏することが可能であり、自発光素子として機能するものであれば、本発明に用いることができる。
また、遮光膜は、可視光を反射しずらい素材、すなわち、可視光吸収の高い素材からなるものであれば黒色でなくてもよい。
また、一画素内の複数の表示領域は、互いに離間するとともに、少なくとも一部の表示領域が画素の中央部ではなく、隣接する画素に近接する位置、すなわち、画素の周縁部に配置され、隣接する画素の表示領域に近づくように配置されていることが好ましい。
【0016】
本発明の請求項2記載の表示装置は、請求項1に記載の表示装置において、前記複数の表示領域の離間距離は90μmより短いことを特徴とする。このため空間周波数の観点から複数の表示領域間のスペースを視認しにくくなり、良好な表示特性を得ることができる。
本発明の請求項3記載の表示装置は、請求項1または2に記載の表示装置において、前記複数の表示領域は等間隔に離間されていることを特徴とする。このため、表示領域間のスペースの距離を最も効率的に短くすることができる。
【0017】
上記構成によれば、請求項1記載の構成と同様の効果を奏する。
【0018】
なお、上記自発光素子には、上述のように、例えば、有機EL素子があるが、アクティブ素子により流れる電流を制御することで発光を制御することができる自発光素子であれば、有機EL素子以外であっても良い。
また、上記アクティブ素子は、例えば、TFTであるが、上記有機EL素子は、電流が流れている間だけ発光し、アクティブ素子は基本的に外部からデータとなる信号が入力された間だけ電流を出力するので、一フレーム分の表示データを各画素のアクティブ素子に入力している間、所定期間だけ自発光素子が発光状態を保てるように。データ信号が入力され終わった後も僅かな時間だけ、EL素子に電流が流れるようになった機構を有する必要がある。
また、アクティブ素子として、入力されたデータ信号を記憶するメモリ性を有するダブルゲートメモリ薄膜トランジスタ(以後、DGメモリTFTと称する)のような素子を用いた場合には、記憶されたデータに基づいて1フレーム分の時間の間に多数回、EL素子を光らせるようにして、1フレーム分の間ほぼ連続した表示を行うものとしても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態の第一例の表示装置を図面を参照して説明する。図1は第一例の自発光表示装置の一画素の構成を説明するための回路図であり、図2は表示装置の一画素のカソードを除く平面構造を示すものであり、図3は上記一画素の断面構造を示すものであり、図4は表示装置の表示画面の一部を示すものである。
【0022】
なお、第一例の表示装置は、本発明を有機EL表示装置に応用したものであり、図1〜3に示されるような画素pが、その一部を図4に示すように、マトリクス状に多数整列された状態で配設されることにより表示装置の表示部分が構成されるものである。そして、表示装置の表示部分の各画素pのアクティブ素子に信号を出力するためのドライバや電源等が接続されることにより画像が表示可能なものであり、単色発光表示、多色発光カラー表示が可能な画像表示装置とすることができる。
【0023】
図1に示すように、第一例の自発光表示装置の一画素pにおいては、選択ライン11(ゲートライン)にゲート電極13aが接続され、データライン12(ドレインライン)にドレイン電極13bが接続された選択トランジスタ13と、該選択トランジスタ13のソース電極13cにゲート電極14aを接続され、ドレイン電極14bにEL用電源から電圧が供給されるEL電源ライン15が接続された駆動トランジスタ14とを備えている。 また、選択トランジスタ13のソース電極13cと駆動トランジスタ14のゲート電極14aとを繋ぐ接続ライン16には付加容量17が設けられている。
【0024】
そして、第一例においては、駆動トランジスタ14のソース電極14cに第一EL素子18と、第二EL素子19と、第三EL素子20とが並列に接続されている。また、第一〜第三EL素子18,19,20のアノード22(図2,3に図示)が駆動トランジスタ14のソース電極14cに接続され、カソード23(図3に図示)が接地されている。
そして、図2及び図3の一画素pの平面構造及び断面構造を参照して、一画素pの構造をより具体的に説明すると、例えば、図2に示すように、画素pの横の各行毎に選択ライン11が左右に延在して配置され、画素pの縦の各列毎にデータライン12が上下に延在して配置されている。また、画素pの縦の列毎にEL用の電源に接続されたEL電源ライン15が上下に延在して配置されている。
【0025】
そして、上述のように選択トランジスタ13のドレイン電極13bがデータライン12に接続され、選択トランジスタ13のゲート電極13aが選択ライン11に接続されている。また、選択トランジスタ13のソース電極13cは、接続ライン16を介して駆動トランジスタ14に接続されている。
また、接続ライン16には、付加容量17が設けられており、該付加容量17は、EL電源ライン15に沿った接続ライン16とその上に設けられたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けられたキャパシタ電極17aとから構成されている。
なお、キャパシタ電極17aは、例えば、後述する各画素p共通のカソード23に接続されている。また、付加容量17は、上述のものに限られるものではなく、どのような形でも静電容量を有し、選択ライン11もしくはデータライン12の電圧がしきい値未満となった後も所定の間、駆動トランジスタ14のゲート電極に印加する所定の電圧を保持できるものならば良い。
【0026】
また、駆動トランジスタ14は、上述のように、そのゲート電極14aが接続ライン16を介して選択トランジスタ13のソース電極13cに接続されるとともに、そのドレイン電極14bがEL電源ライン15に接続されている。
そして、駆動トランジスタ14のソース電極14cに、第一〜第三EL素子18、19、20共通のアノード22が接続されている。
【0027】
また、アノード22に対向するように全画素p共通のカソード23(図3に図示)が設けられている。そして、第一〜第三EL素子18、19、20は、それら共通のアノード22と全画素p共通のカソード23との間に、三つの発光部18a、19a、20aを配置することにより形成されている。また、カソード23は接地された状態となっている。 なお、アノード22は、例えば、ITOからなる透明電極であり、カソード23は、望ましくは仕事関数の低い金属等の元素からなるものであり、発光部18a、19a、20aは、周知の有機EL層として、例えば、正孔輸送層、発光層、電子輸送層等からなるものである。
【0028】
また、第一〜第三EL素子18、19、20は、アノード22とカソード23とが共通となっており、見方を変えれば、一つのEL素子に三つの有機EL層が互いに離間した状態で配置されたものとみなすこともできる(すなわち、一つのEL素子に三つの発光領域が有るとみなすこともできる)が、ここでは、三つの発光部18a、19a、20aと、これら発光部18a、19a、20aにそれぞれちょうど重なるアノード22及びカソード23の部分とをそれぞれ第一〜第三EL素子18、19、20とみなし、三つの発光部18a、19a、20aの位置を第一〜第三EL素子18、19、20の位置とみなすものとする。
【0029】
そして、第一例においては、画素pの形状を縦横比がほぼ3:1とされた縦長の矩形状とし、第一〜第三EL素子18、19、20が縦に一列に並んだ状態とするとともに、第一〜第三EL素子18、19、20が互いにほぼ等間隔で配置されているものとする。さらに、縦一列の画素pにおいて、上側の画素pの一番下側の第三EL素子20と、下側の画素pの一番上側の第一EL素子18との間隔が、一画素p内の各EL素子18、19、20同士の間隔とほぼ等しいものとされている。すなわち、一列の画素p中に設けられた各EL素子18、19、20は、一列に並んだ状態に配置されるとともに、一列の全ての画素p内のEL素子18、19、20がほぼ等間隔で配置されている。
【0030】
また、図3の断面構造に示すように、表示装置の各画素pは、ガラス基板24上に形成されるものであり、ガラス基板24上には、発光部18a、19a、20aの発光領域(図3においては18aだけを図示)を除く部分にブラックマスク25(例えば、反射防止膜(遮光幕)としての酸化クロム)が形成されている。そして、このブラックマスク25の層上に、絶縁膜26が形成されている。この絶縁膜26上の選択トランジスタ13及び駆動トランジスタ14となる部分に、表面に陽極酸化膜を有するゲート電極13a、14aが形成されている。
【0031】
そして、上述のようにゲート電極13a、14aが形成された絶縁膜26上を、ゲート電極13a、15aも覆ってしまうようにゲート絶縁膜27(例えば、SiN)が形成されている。また、ゲート絶縁膜27の下には、選択トランジスタ13のゲート電極13aに接続される選択ライン11(図3において図示略)や、選択トランジスタ13のソース電極13cと駆動トランジスタ14のゲート電極14aとを繋ぐ接続ライン16(ゲート配線となる、例えば、Al合金)が形成されている。なお、図3において、接続ライン16とゲート電極14aとは離れているが、これらは図2に示すように接続されている。
【0032】
そして、ゲート絶縁膜27上に、選択トランジスタ13及び駆動トランジスタ14のチャネルが形成される領域となるi−Si層13d、14d(真性半導体層)が形成され、その上に絶縁材料からなるブロッキング層13e、14eが形成され、該ブロッキング層13e、14eの左右にドレイン領域13f、14f(n+Si)とソース領域13g、14g(n+Si)とがそれぞれ形成されている。また、ドレイン領域13f、14f上にドレイン電極13b、14b(例えば、Al合金)が設けられ、ソース領域13g、14g上にソース電極13c、14cが設けられている。
【0033】
また、上記ゲート絶縁膜27上には、第一〜第三EL素子18、19、20共通のアノード22が形成されるとともに、アノード22に接続された駆動トランジスタ14のソース電極14cが形成されている。ゲート絶縁膜27上には、さらにドレイン電極13b、14bやソース電極13c、14cと同時に一括してパターニング形成して得られるEL電源ライン15及びデータライン12が設けられている。
そして、上記ゲート絶縁膜27上に形成された選択トランジスタ13、駆動トランジスタ14及びアノード22上には、オーバーコート層28(例えば、SiN)が形成されている。なお、オーバーコード層28は、選択トランジスタ13及び駆動トランジスタ14を保護するとともに、アノード22とカソード23との間の上記層間絶縁膜となるものである。
【0034】
そして、上記オーバーコート層28には、発光部18a、19a、20aとなる有機EL層がアノード22に接合する部分(発光領域、なお、図3においては、アノード22に一つの発光部18aが接続する部分だけを図示)にそれぞれ開口部が形成され、この開口部において、アノード22と、有機EL層である発光部18a、19a、20aと、カソード23とが重なって有機EL素子を構成するようになっている。
そして、カソード23上には、パッシベーション層29が形成され、該パッシベーション層29が、その下の各層を保護するようになっている。
【0035】
以上のような構造の画素pを有する第一例の表示装置においては、図4に一部が示されるように上記画素pが配列されている。
そして、上述のように、画素pの形状を縦横比がほぼ3:1とされた縦長の矩形状とし、横に三つ並んだ画素pを一組とするとともに、この一組の画素に、RGB各色の画素pが一つずつ配置されるようになっている。
すなわち、三つの画素pからなる一組の画素で画像の一つの最小部分の色をカラーで表示できるようになっている。
【0036】
そして、上述のように縦一列の各画素の各EL素子18,19,20が(図4においては実際にはEL素子18,19,20の露出した発光領域が図示されている)上下に互いに等間隔に配置された状態となっている。また、左右に並んだ画素において、それぞれ三つのEL素子18,19,20の上下位置が等しくされているとともに、画素pの形状が縦横比3:1とされて、横に並んだ三つの画素pを合わせた形状がほぼ正方形とされているので、横に並んだ各EL素子18、19、20も等間隔に配置されるとともに、この間隔が縦に並んだ各EL素子18、19、20の間隔とほぼ等しくなっている。
【0037】
また、ここで、第一例の表示装置における画素ピッチを198μmとし、矩形状の画素の縦の長さを198μm、横の長さを66μmとし、各EL素子(発光領域)の形状を横の幅が20μm、縦の幅が21μmとされたほぼ正方形とすると、各EL素子18、19、20同士の縦横の間隔は45μmとなり、上述のようにEL素子18,19、20を配置した場合に、縦横の格子状に配置されるブラックマスク25の線幅は、46μmとほぼ同程度の長さになる。
また、各EL素子18,19,20の縦横のピッチは(空間周波数は)、66μmとなる。
【0038】
従って、このようなディスプレイを携帯情報機器に適用したときの視認者とディスプレイと一般的な視認距離を300[mm]程度とすると、最小間隔90μmより小さいので、ブラックマスク25を明確に視認できないとともに、各EL素子18,19,20を一つずつ点として明確に視認することができないことになり、表示装置に画像を表示した場合に、なめらかな画像を表示することができる。すなわち、ブラックマスク25が格子状に見えたり、各画素が点として認識されて粗い画像となったりすることがない。
【0039】
また、一画素pのサイズと各発光領域のサイズとを上述のようにした場合には、一画素p中に示す発光領域の開口率がほぼ10%となり、ブラックマスク25の面積率が90%となるので、十分にブラックレベルを確保することができる。
すなわち、本発明は、発光領域の開口率を10%以下とすることにより、ブラックマスク25の線幅が太くなってしまった場合に、特に有効である。
例えば、ブラックマスク25を視認できないように、一画素pの開口率を大きくして、ブラックマスク25の線幅を狭くすることも可能であるが、この場合には、十分なブラックレベルを確保することができなくなる可能性があり、ブラックレベルを確保しながらブラックマスク25の線幅を細くするには、上述のように、一画素p中の発光領域を複数とするとともに、各発光領域を離間するように配置することが有効である。
【0040】
なお、画素ピッチが、例えば、66μm未満とされていれば、一画素中の発光領域を複数とするとともに、各発光領域を離間して配置しなくとも、30cmの距離からブラックマスク25や各画素pが視認されることがなく、必ずしも、一画素中の発光領域を複数とする必要はない。従って、本発明は、画素ピッチが66μm以上とされた表示装置に有効であり、特に画素ピッチが100μm以上とされた表示装置に有効である。
しかし、表示装置をもっと近づいて見た場合にも、ブラックマスク25や各画素を視認できないようにしたい場合などには、画素ピッチが66μm未満でも、一画素中の発光領域を複数とするとともに、各発光領域を離間して配置することが有効である。
【0041】
また、一画素p中における発光領域の数は、三つに限定されるものではなく、画素ピッチや開口率等に基づいて、ブラックマスク25が視認されたり、発光領域が点として視認されたりしないように決められるものである。
例えば、画素ピッチが長く、開口率が小さければ、一画素p中の発光領域の数を多くする必要があり、画素ピッチが短く、開口率が大きければ、一画素p中の発光領域の数は、少なくとも良い。
また、発光領域の縦横のサイズ及びブラックマスクの線幅は、上述の30cmから視認できる長さである90μmの半分、すなわち、45μm程度からそれ以下とされることが好ましい。
【0042】
また、第一例では、RGBのカラー配列を縦ストライプとしたが、他の配列(例えばデルタ配置など)にも、本発明を応用可能である。また、一画素の形状が例えば、矩形状ではなく、単色発光表示などの場合のようにほぼ正方形状の場合には、画素が矩形状の場合のように、複数の発光領域を一列に並べるのではなく、縦方向と横方向で一辺に同じ数だけ配列する方が望ましい。例えば、画素ピッチが198μm程度の単色発光表示装置の場合には、画素p内の発光領域を縦横に3×3で配置することが有効である。
【0043】
また、第一例では、アクティブ素子を用いた例を示したが、単純マトリックスの表示装置にも応用可能である。なお、一般に、TFT等のアクティブ素子を集積した基板は、比較的高温で作成されるために、最下層にカラーフィルタを導入することが難しく、有機EL素子自体の多色発光によるカラー表示を行うことが望ましいが、カラーフィルタを用いない場合、最も暗い輝度階調レベルは、ブラックマスクのみに依存されることになり、上述のように発光領域の開口率が低くなるような構造では、相対的にブラックマスクの面積割合が高くなるので、特に有効である。
【0044】
一方、単純マトリックスの場合には、カラーフィルタを用いることが容易なので、カラーフィルタを用いるものとすれば、カラーフィルタにより反射光が制限され、ブラックマスクを用いるものとしても、発光領域の開口率を大きくすることが可能であり、必ずしも、本発明を適用しなくとも良いが、画素ピッチが大きい場合などには、単純マトリックスで、かつ、カラーフィルタを用いた場合でも、本発明が有効となる。
【0045】
次に、図5〜図9を参照して、本発明の実施の形態の第二例の表示装置を説明する。
図5は第二例の表示装置の一画素の構成を説明するための回路図であり、図6は上記一画素のEL素子のカソード及びキャパシタ電極を除いた平面構造を示すものであり、図7は上記一画素の平面構造を示すものであり、図8は第一例と第二例とでの駆動トランジスタにおける電位損失の違いを示すグラフであり、図9は従来例と第二例とでのEL素子の電流特性の違いを示すグラフである。
【0046】
なお、第二例の表示装置は、第一例の表示装置が、一画素p内の三つの第一〜第三EL素子18、19、20において、アノード22とカソード23とを共通とすることにより、第一〜第三EL素子18、19、20を並列にアクティブ素子に接続していたの対して、第一〜第三EL素子31、32、33を直列にアクティブ素子に接続するようにしたものであり、その他の点については、第一例の表示装置とほぼ同様の構成を有するものである。
また、第二例の表示装置において、第一例の表示装置と同様の構成要素には、同一の符号を付すとともに、その説明を一部省略する。
【0047】
図5に示すように、第二例の表示装置の一画素においては、第一例と同様に、選択ライン11にゲート電極13aが接続され、データライン12にドレイン電極13bが接続された選択トランジスタ13と、該選択トランジスタ13のソース電極13cにゲート電極14aを接続され、ドレイン電極14bにEL用電源が接続された駆動トランジスタ14とを備えている。また、選択トランジスタ13のソース電極13cと駆動トランジスタ14のゲート電極14aとの間には付加容量17が介在されている。
【0048】
そして、第二例においては、駆動トランジスタ14のソース電極14cに第一EL素子31と、第二EL素子32と、第三EL素子33とが直列に接続されている。
そして、図6及び図7の一画素pの平面構造を参照して、一画素pの構造を説明すると、第一例と同様に、選択ライン11と、データライン12と、EL電源ライン15とが配置されるとともに、第二例においては、画素pの横の行毎に、GNDライン34が左右に延在して配置されている。これは、後述するように第一例において各EL素子18,19,20のカソード23が全画素p共通となっていたのに、第二例においては、各画素p毎にカソード31b、32b、33bがパターニングされるので、各画素p毎のカソード31b、32b、33bを接地するためにGNDライン34が必要となる。
【0049】
また、第一例と同様に選択トランジスタ13と駆動トランジスタ14とが配置されている。
そして、駆動トランジスタ14のソース電極14cに、第一EL素子31のアノード31aが接続され、第二EL素子32のアノード32aが第一EL素子31のカソード31bに接続され、第三EL素子33のアノード33aが第二EL素子32のカソード32bに接続され、第三EL素子33のカソード33bがGNDライン34に接続されている。
【0050】
そして、第一EL素子31のアノード31aとカソード31bとの間に有機EL層である発光部31cが配置され、第二EL素子32のアノード32aとカソード32bとの間に有機EL層である発光部32cが配置され、第三EL素子33のアノード33aとカソード33bとの間に有機EL層である発光部33cが配置されている。
なお、第二例においても、付加容量17は、EL電源ライン15に沿った接続ライン16とその上に設けられたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けられたキャパシタ電極17aとから構成されるが。キャパシタ電極17aは、例えば、GNDライン34の引き出し線部34aに接続されている。
【0051】
また、第二例の表示装置の一画素pの断面構造は、以下に記載する部分を除いて、第一例の表示装置の一画素pの断面構造とほぼ同様の構造となる。
すなわち、第一例の表示装置において、アノード22とカソード23との間の層間絶縁膜となるオーバーコート層28の開口部には、アノード22に接合する部分に発光部18a、19a、20aとなる有機EL層が形成され、この開口部において、アノード22と、有機EL層である発光部18a、19a、20aと、カソード23とが重なって有機EL素子を構成するようになっていたが、第二例においては、オーバーコート層28の発光部31c、32c、33cの位置に開口部が形成されるとともに、第二EL素子32のアノード32aと第一EL素子31のカソード31bとが接続され部分と、第三EL素子33のアノード33aと第二EL素子32のカソード32bとが接続される部分に開口部が形成されている。
【0052】
また、上述のように第二例においては、カソード31b、32b、33bがパターニングされ、第三EL素子33のカソード33bがGNDライン34と接続されている。
なお、第二例において、第一〜第三EL素子31,32,33や、その他の部位の素材は、第一例とほぼ同様なものとなっている。
【0053】
そして、第二例においても、ブラックマスク25が用いられており、第一例の図4に示す画素配列と同様の画素配列を有するとともに、各画素pのサイズ及び第一〜第三EL素子31、32、33のブラックマスク25から露出する発光部31c、32c、33cのサイズ及び配置が同様のものとなっており、第一例と同様の作用効果を得ることができるようになっている。
【0054】
そして、以上のように一つの画素における一つのEL素子を三つに分割した状態に第一〜第三EL素子31、32、33を設け、これら第一〜第三EL素子31、32、33を直列に駆動トランジスタ14に接続した場合には、従来のEL素子を用いた表示装置や第一例の表示装置に対して、以下のような作用効果を得ることができる。
【0055】
まず、第一例の表示装置の図1に示すような回路において、第一〜第三EL素子18,19,20を所定輝度で発光するための駆動条件をそれぞれ電圧7[V]と、電流i/3(三つを並列に繋いだ場合に合わせてiの電流)とし、駆動トランジスタ14が図8に示されるような特性を有するものとする。なお、駆動トランジスタ14は、例えば、図8に示すような特性を有するものとした場合に、並列に繋がれた三つのEL素子18,19,20を駆動するための所望のドレイン電流iを確保して定電流特性を得るためには、ゲート電圧Vg=20[V]が必要となり、このときの定電流領域は、ソース・ドレイン間の電圧であるドレイン電圧Vdが10[V]以上の場合となる。
すなわち、駆動トランジスタ14となるTFTのドレイン−ソース間において、最低10[V]の電位損失が必要となる。
【0056】
以上のことから、駆動トランジスタ14における損失電力は、電流iが流れるとともに電位損失が10[V]以上であることから約10iとなる。
また、三つのEL素子18,19、20においては、7iの電力が消費されることになる。
そして、駆動トランジスタ14と三つのEL素子18,19、20とで消費される消費電力は、10i+7iとなる。
【0057】
そして、この消費電力における駆動トランジスタ14の損失電力の割合は、10i/17i=10/17、すなわち58.8%となる。
なお、第一例のように三つのEL素子18,19、20を並列に繋ぐのではなく、これら三つのEL素子18,19,20を一つにまとめて一画素pに一つのEL素子を配置した場合、すなわち、従来のEL素子を用いた表示装置の場合においては、一つのEL素子の駆動条件を電圧7[V]と、電流iとすれば、第一例の場合とほぼ同様の結果となる。
【0058】
それに対して第二例においては、第一〜第三EL素子31,32,33の駆動条件を第一例と同じに電圧7[V]と、電流i/3とした場合に、これら第一〜第三EL素子31、32、33が直列に接続されているので、合計21[V]の駆動電圧が必要となる。一方駆動電流は、第一〜第三EL素子31、32、33が直列に接続されているので、i/3となる。
【0059】
そして、駆動トランジスタ14の電流−電圧特性を図8に示すようなものと設定した場合に、第二例においては、駆動トランジスタ14から三つのEL素子31、32、33に流すための電流i/3を確保して定電流特性を得るためには、ゲート電圧がVg=11.5[V]必要であり、また、この時の定電流領域は、Vdが5[V]以上であり、駆動トランジスタ14において最低5[V]の電位損失が必要となる。
すなわち、従来及び第一例においては、駆動トランジスタ14における電位損失が10[V]であったものを第二例においては5[V]に減少させることができる。
【0060】
従って、駆動トランジスタ14における損失電力は、(5/3)i=約1.67iとなり、従来の10iに比較して約1/6に軽減できることになる。
また、駆動トランジスタ14と三つのEL素子31、32、33とで消費される消費電力中における駆動トランジスタ14の損失電力の割合は、駆動トランジスタ14における損失電力(5/3)iを駆動トランジスタの損失電力(5/3)iと三つのEL素子31、32、33における消費電力7[V]×(i/3)[A]×3との和で割った値、すなわち、(5×(i/3)/(5+21)/(i/3)となり、全消費電力の約19%となる。
また、第一例の駆動トランジスタ14と三つのEL素子18、19、20との消費電力が17iに対し第一例の駆動トランジスタ14と三つのEL素子31、32、33との消費電力は8.7iとなり、さらに駆動トランジスタ14へのゲート電圧も第一例の方が高いため、選択トランジスタ13を駆動するための消費電力も第二例の方が小さく、全体の消費電力も第二例の方が小さい。
以上により、表示装置の各画素の三つの第一〜第三EL素子31、32、33を直列に接続することにより、従来の一つの画素に一つだけEL素子を配置した場合や、第一例のように一つの画素に複数のEL素子を配置し、これを並列に接続した場合に比較して、駆動トランジスタ14における損失電力を大幅に削減し、表示装置における消費電力の低減を図ることができる。
【0061】
また、上述のように、画素に一つだけ設けられた従来のEL素子をほぼ三分割したのとほぼ同様のEL素子を三つ設け、これを直列に接続した場合には、EL素子における静電容量成分Celが以下のように大幅に減少することになる。
まず、従来、画素に一つだけEL素子を設けた場合のEL素子の静電容量をC1とし、第二例の三つのEL素子の静電容量を合わせた合成容量をC3とし、第二例の三つのEL素子のうちの一個のEL素子の静電容量をC2とする。
【0062】
そして、EL素子1個当たりの静電容量C2は、従来のEL素子を三分割したのと同様の構成、すなわち、EL素子の面積を従来のほぼ1/3としているので、C2=C1/3となる。
そして、この第二例のEL素子を直列三段で合成した場合の合成容量C3は、
となり、従来の1/9の静電容量となる。
【0063】
そして、三つのEL素子からなるEL部における蓄積電荷Q3は、EL素子一つにかけられる電圧をV(上述のように従来の一つのEL素子にかけられる電圧と同じ)とした場合に、
となり、従来の1/3となる。
【0064】
そして、一般に、静電容量による充電/放電現象により、EL素子の発光に寄与する実行電流は減少する。
特に、立ち上がり/立ち下がりにおいて、その減少率が極めて大きくなり、結果として、EL素子の発光応答性を著しく悪化させる。
第二例においては、上述のように従来に比較して、例えば、静電容量を1/9に減少させることが可能であり、EL素子の応答特性を大きく改善できる。
【0065】
すなわち、このように静電容量を減少させた場合に、図9(A)に示す従来のEL素子においては、立ち上がり時に電流がすぐにピークに至らずになだらかに立ち上がり、立ち下がり時に電流がすぐに低下せずに尾を引いた状態となるのに対して、図9(B)に示す第二例の三段直列のEL素子においては、立ち上がり時に、電流がすぐにピークに至り、立ち下がり時もほとんど尾を引かない状態とすることができる。
従って、第二例の三段直列のEL素子においては、高速応答・正確な輝度制御が実現でき、高品位表示に有用である。
【0066】
次に、、図10〜図13を参照して、本発明の実施の形態の第三例の表示装置を説明する。
図10は第三例の表示装置の一画素の構成を説明するための回路図であり、図11は上記一画素のEL素子のカソード及びキャパシタ電極を除いた平面構造を示すものであり、図12は上記一画素の平面構造を示すものであり、図13は上記一画素の一部の断面構造を示すものである。
【0067】
なお、第三例の表示装置は、第二例の表示装置が、EL素子のアノードをアクティブ素子に接続していたの対して、EL素子のカソードをアクティブ素子に接続したものであり、その他の点については、第二例の表示装置とほぼ同様の構成を有するものである。
また、第三例の表示装置において、第二例の表示装置と同様の構成要素及び第一例の表示装置と同様の構成要素には、同一の符号を付すとともに、その説明を一部省略する。
【0068】
図10に示すように、第三例の表示装置においては、第二例と同様に、選択トランジスタ13と、駆動トランジスタ14とを備えている。
そして、第三例においては、駆動トランジスタ14のソース電極14cが接地され、ドレイン電極14bに第一EL素子31と、第二EL素子32と、第三EL素子33とが直列に接続され、さらに、第一EL素子31と、第二EL素子32と、第三EL素子33とが直列にEL用電源に接続されている。
また、図11及び図12の一画素pの平面構造を参照して、一画素pの構造をより具体的に説明すると、例えば、第二例と同様に、選択ライン11と、データライン12と、EL電源ライン15と、GNDライン34とが配置されている。なお、第三例においては、EL電源ライン15の位置と、GNDライン34の位置とが第二例の場合と比べて互いに入れ替わった状態となっている。
【0069】
そして、駆動トランジスタ14は、そのゲート電極14aが第二例と同様に、選択トランジスタ13のソース電極13cに接続ライン16を介して接続され、ソース電極14cが第二例と異なりGNDライン34が接続されている。そして、駆動トランジスタ14のドレイン電極14bに、第一EL素子31のカソード31bが接続され、第二EL素子32のカソード32bが第一EL素子31のアノード31aに接続され、第三EL素子33のカソード33bが第二EL素子32のアノード32aに接続され、第三EL素子33のアノード33aがEL電源ライン15に接続されている。また、付加容量17のキャパシタ電極17aは、ゲート絶縁膜27に設けられたコンタクトホールを介してEL電源ライン15の引き出し線15aに接続されている。
【0070】
また、図13の断面構造に示すように、第三例の表示装置は、第一例の表示装置と同様に、ガラス基板24上に、ブラックマスク25、絶縁膜26が形成されている。また、絶縁膜26上に、選択トランジスタ13及び駆動トランジスタ14(ゲート絶縁膜27を含む)が形成されている。
また、ゲート絶縁膜27上には、第一例と異なり、かつ、第二例と同様に、三つのアノード31a、32a、33aが形成されている(図13には一つのアノード31aだけを図示)。
【0071】
そして、ゲート絶縁膜27上の選択トランジスタ13及び駆動トランジスタ14の部分と、透明なアノード31a、32a、33a上には、絶縁物からなるオーバーコート層28が形成されている。
そして、上記オーバーコート層28には、上記駆動トランジスタ14のドレイン電極14bと、第一EL素子31のカソード31bとを接合する部分、発光部31c、32c、33cとなる有機EL層がアノード31a、32a、33aに接合する部分(発光領域、なお、図13においては、一つのアノード31aに発光部31cが接続する部分だけを図示)、アノード31a、32aがそれぞれカソード32b、33bに接続する部分(図13において図示略)にそれぞれ開口部が形成されている。
【0072】
また、オーバーコート層28(層間絶縁膜)の開口部の周縁部は、開口部が上に向かうにつれて広くなるようにテーパ状に形成されている。
そして、上記アノード31a、32a、33a上のオーバーコート層28(層間絶縁膜)の開口部の部分に開口部より広い範囲に渡って発光部31c、32c、33cとなる有機EL層が形成されている。
【0073】
そして、この有機EL層である発光部31c、32c、33c上にそれぞれ発光部31c、32c、33cより広い範囲に渡ってカソード31b、32b、33bが形成されている。なお、第一EL素子31のカソード31bは駆動トランジスタ14のドレイン電極14bに接続され、第二EL素子32のカソード32bは第一EL素子31のアノード31aに至るように形成されてアノード31aに接続され、第三EL素子33のカソード33bは第二EL素子32のアノード32aに至るように形成されてアノード32aに接続される。
【0074】
また、上述のようにオーバーコート層28(層間絶縁膜)のアノード31a、32a、33a上の開口部の周縁部がテーパとなっているので、この周縁部上に形成された発光部31c、32c、33c及びカソード31b、32b、33bは、上記テーパの角度に沿ってアノード31a、32a、33aに至り、オーバーコード層28の開口部で、アノード31a、32a、33aに対向するようになっている。
そして、上記開口部の周縁部のテーパの角度、すなわちアノード31a、32a、33aが形成された平面と、オーバーコート層28の開口部の周縁部の内面とがなす角度θは、20度〜50度となっている。
【0075】
従って、オーバーコート層28が形成された後に形成される上記発光部31c、32c、33c及びカソード31b、32b、33bは、上記20度〜50度の角度でアノード31a、32a、33aに至り、アノード31a、32a、33aに対向する部分でアノード31a、32a、33aと平行となる。
そして、カソード31b、32b、33b及びオーバーコート層28上には、パッシベーション層29が形成され、該パッシベーション層29が、その下の各層を保護するようになっている。
【0076】
このような構成を有する第三例の表示装置によれば、第一例及び第二例の表示装置と同様の作用効果を奏することができるとともに、さらに、直列に繋がれた複数の第一〜第三EL素子31、32、33のうちの一端側の第一EL素子31のカソード31bが駆動トランジスタ14のドレイン電極14bに接続され、他端側の第三EL素子33のアノード33aがEL電源ライン15に接続され、駆動トランジスタ14のソース電極14cがGNDライン34に接続されて接地されているので、駆動トランジスタ14のゲート電位が直接GNDレベルに対して定まるので、コントロール性、応答速度に優れたものとすることができる。
【0077】
次に、図14〜図16を参照して、本発明の実施の形態の第四例の表示装置を説明する。
図14は第四例の表示装置の一画素の構成を説明するための回路図であり、図15及び図16は第四例の表示装置の駆動方法を説明するための複数画素を含む回路図である。
【0078】
なお、第四例の表示装置は、第二例の表示装置の選択トランジスタ13と駆動トランジスタ14と付加容量17とに代えて、一つのDGメモリTFT41を用いたものであり、その他の点については、第二例の表示装置とほぼ同様の構成を有するものである。
また、第四例の表示装置において、第二例の表示装置と同様の構成要素には、同一の符号を付すとともに、その説明を一部省略する。
【0079】
図14に示すように、第四例の表示装置においては、選択ライン11(Select)に第一ゲート電極41aが接続され、データライン12(Data)に第二ゲート電極41bが接続され、EL電源ライン15にドレイン電極41cが接続され、第一EL素子31にソース電極41dが接続されたDGメモリTFT41を備えている。そして、駆動トランジスタ14とDGメモリTFT41とが異なる以外は、第二例と同様に、三つの第一〜第三EL素子31、32、33がソース電極41dに直列に接続されている。
【0080】
すなわち、ソース電極41dに、第二例と同様に、第一EL素子31のアノード31aが接続され、第二EL素子32のアノード32aが第一EL素子31のカソード31bに接続され、第三EL素子33のアノード33aが第二EL素子32のカソード32bに接続され、第三EL素子33のカソード33bが接地され、すなわち、GNDライン34に接続されている。
【0081】
上記DGメモリTFT41は、ゲートを二つ有するとともに、キャリアをトラップすることにより、メモリ性を有するものとなっている。
そして、DGメモリTFT41においては、例えば、可視光が入射されると電子−正孔を内部に発生させるチャネル領域(i−a−Si)と、該チャネル領域上の左右側部にそれぞれ形成されたソース領域及びドレイン領域(n+Si)と、ソース領域、ドレイン領域にそれぞれ接続されたソース電極41d、ドレイン電極41cと、上記チャネル領域より基板側にチャネル領域との間に下部ゲート絶縁膜を介して設けられた透明な下部ゲート電極(第一ゲート電極41a)と、上記チャネル領域の上方側、すなわち、基板の反対側に、チャネル領域との間に上部ゲート絶縁膜を介して設けられた上部ゲート電極(第二ゲート電極41b)を備えたものである。なお、下部ゲート電極と上下ゲート電極とは、図14〜16上で上下逆になっている。
【0082】
そして、上記下部ゲート絶縁膜は、SiNからなるとともに、その表層部(チャネル領域に接する側)に、ストイオキメトリなSiとNとの比が3:4なのに対して、SiとNとの比をストイオキメトリからずらして、1:1程度としたSiリッチなトラップ領域が形成されている。
そして、このトラップ領域は、キャリア(正孔、電子)をトラップすることができるようになっている。
【0083】
このようなnチャネル型DGメモリTFT41は、例えば、第二ゲート電極41bのゲート電圧を0Vとするとともに、ソース−ドレイン間に電圧を印加した状態で、例えば、第一ゲート電極41aのゲート電圧を上げていった場合のドレイン電流の変化と、次いで、第一ゲート電極41aのゲート電圧を下げっていった場合のドレイン電流の変化とが異なるヒステリシス特性を有するものとなっている。
そして、このようなDGメモリTFT41においては、トラップ領域にトラップされたキャリアの有無やキャリアの極性等により、第一ゲート電極41aのゲート電圧が同じでも、ドレイン電流が流れる場合と流れない場合が生じるようになっている。
【0084】
例えば、DGメモリTFT41をnチャネルとし、トラップ領域に電子が蓄積している場合には、トラップ領域に蓄積された電子の電界によりチャネル領域に正孔が誘起され、第一ゲート電極41aに正のゲート電圧を印加した場合に、このゲート電圧がチャネル形成が可能なしきい値電圧より僅かに高くても、トラップ領域に蓄積している電子の電界に相殺されて、チャネル領域にドレイン電流を流すことが可能な連続したチャネルが形成されず、ドレイン電流が流れないことになる。
【0085】
一方、トラップ領域に正孔が蓄積している場合には、トラップ領域に蓄積した正孔の電界によりチャネル領域に電子が誘起され、第一ゲート電極41aにゲート電圧を印加した場合に、このゲート電圧がチャネル形成が可能なしきい値電圧より僅かに低くくても、トラップ領域に蓄積した正孔との相互作用により、チャネル領域にドレイン電流を流すことが可能な連続したチャネルが形成され、ドレイン電流が流れることになる。
従って、トラップ領域における蓄積されたキャリアの有無及び極性により、第一ゲート電極41aに同じレベルのゲート電圧を印加しても、ドレイン電流が流れてEL素子が発光する場合と、ドレイン電流が流れずにEL素子が発光しない場合とがある。
【0086】
また、トラップ領域へのキャリアの蓄積方法は、例えば、ソース・ドレイン間に+10Vの電位差の状態で第一ゲート電極41aを0Vとして、第二ゲート電極41bに正のゲート電圧を印加した場合に、nチャネルが形成され、ソース領域及びドレイン領域を形成するn+層からキャリア領域に電子が移動し、該電子がトラップ領域にトラップされる。この場合、可視光の入射にかかわらず、比較的短時間で電子は蓄積される。
また、この状態でキャリア領域に光を照射するとともに、第二ゲート電極41bに負のゲート電圧を印加した場合に、キャリア領域に光の照射により正孔−電子対が生じるとともに、この正孔−電子対の電子が上記n+層からなるソース領域及びドレイン電極に移動し、正孔がトラップ領域に取り込まれて上述の電子と置換され、さらに、正孔が蓄積する。
また、トラップ領域への電子の蓄積に際しては、キャリア領域に光を照射するものとしても良い。
上記第一例〜第四例では、表示装置として自発光素子である有機EL素子を適用したが、これに限らず、反射型液晶表示素子やバックライトを備えた液晶表示装置のようなものにも適用できる。
【0087】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の表示装置によれば、画素ピッチがある程度長く、かつ、自発光素子の発光領域の開口率、すなわち、画素の全面積に対する発光領域の面積率が極めて小さい場合に、隣り合う発光領域間に配置されるブラックマスク等のスペースの幅が長くなり、ブラックマスクが視認可能な幅となってしまうような場合に、各画素に複数の発光領域を互いに離間して配置すること、すなわち、各画素内に複数の発光領域を分散して配置することにより、各発光領域間の幅を狭くすることができるので、ブラックマスクの幅を狭くして、ブラックマスクが視認される状態となるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第一例の表示装置の一画素の構成を説明するための回路図である。
【図2】第一例の表示装置の一画素の平面構造を説明するための図面である。
【図3】第一例の表示装置の一画素の断面構造を説明するための図面である。
【図4】第一例の表示装置の表示画面におけるブラックマスクと発光領域との関係を説明するための図面である。
【図5】本発明の実施の形態の第二例の表示装置の一画素の構成を説明するための回路図である。
【図6】第二例の表示装置の一画素の平面構造を説明するための図面である。
【図7】第二例の表示装置の一画素の平面構造を説明するための図面である。
【図8】第二例の表示装置の駆動トランジスタにおける損失電位と第一例(従来)のEL表示装置の駆動トランジスタにおける損失電位との違いを説明するためのグラフである。
【図9】第二例の表示装置のEL素子における電流特性と、従来例のEL表示装置のEL素子における電流特性との違いを説明するためのグラフである。
【図10】本発明の実施の形態の第三例の表示装置の一画素の構成を説明するための回路図である。
【図11】第三例の表示装置の一画素の平面構造を説明するための図面である。
【図12】第三例の表示装置の一画素の平面構造を説明するための図面である。
【図13】第三例の表示装置の一画素の断面構造を説明するための図面である。
【図14】本発明の実施の形態の第四例の表示装置の一画素の構成を説明するための回路図である。
【図15】第四例の表示装置における駆動方法を説明するための回路図である。
【図16】第四例の表示装置における駆動方法を説明するための回路図である。
【図17】従来例のEL表示装置のブラックマスクの機能を説明するための図面である。
【図18】従来例のEL表示装置の表示画面におけるブラックマスクと発光領域との関係を説明するための図面である。
【符号の説明】
13 選択トランジスタ(アクティブ素子)
14 駆動トランジスタ(アクティブ素子)
18 第一EL素子(自発光素子、発光領域)
19 第二EL素子(自発光素子、発光領域)
20 第三EL素子(自発光素子、発光領域)
25 ブラックマスク
31 第一EL素子(自発光素子、発光領域)
32 第二EL素子(自発光素子、発光領域)
33 第三EL素子(自発光素子、発光領域)
41 DGメモリTFT(メモリ性を有するトランジスタ)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a self-luminous display device that expresses black using a black mask.
[0002]
[Prior art]
As a display device using a self-light emitting element, an EL display device using an electroluminescence (hereinafter referred to as EL) element, particularly an EL display device using a plurality of organic EL elements is known. In this EL display device, multicolor emission color display is possible by the EL element that emits light. However, even if the EL element is in a non-light-emitting state in the display unit of the EL display device, the cathode of the EL element of the display unit is not changed. Since the components of each pixel including the electrodes reflect light, it is difficult to express a dark color, particularly black.
Therefore, in such a self-luminous display device, as a method of expressing black (securing black level), a method of covering the display surface by arranging a filter for limiting light transmittance on the display surface of the display device. (Transmittance limiting method) is most commonly used.
[0003]
That is, according to the above-described method, the light that hits the display unit of the display device passes through the filter and is reflected by the EL element or the like, and the reflected light passes through the filter again. If the light transmittance of the filter is low Since the reflected light becomes extremely weak and the light is absorbed by the display portion, black can be expressed.
However, the technique as described above is technically easy, but the light emitted from the EL element disposed on the back side of the filter passes through the filter, so that the light from the EL element is blocked by the filter. Become.
As such a filter, there is a problem that a large loss of display light cannot be avoided even with a circularly polarizing filter with the least loss.
[0004]
In a display device using such a filter, it is necessary to set the luminance of the light-emitting element high in order to make the display light transmitted through the filter have a desired luminance, and the power consumption increases accordingly. Therefore, expressing black by a filter is a bottleneck when realizing a display device with low power consumption.
From the above, it is necessary to adopt a method that does not use a filter in order to express black in a self-luminous display device with a low consumption electrode.
[0005]
As a method of expressing black without using a filter, as shown in FIG. 17, the area ratio (hereinafter referred to as an aperture ratio) of the
When the
Therefore, the black expression using the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when a black mask is used, when the pixel pitch is long enough, the width of the black mask from the light source of one pixel to the light source of the pixel adjacent to the pixel is visible to the human eye. When the display is performed, there is a problem that the black mask looks like a lattice.
FIG. 18 is a plan view showing a part of a display unit of a multicolor light emitting color display device using organic EL elements.
In this display device, the color arrangement is vertical stripes, that is, pixels p of each color of RGB (red, green, blue) are repeatedly arranged for each column. Each pixel p is a pixel of the same color, and when one horizontal row is viewed, a set of RGB is set for every three pixels p.
[0007]
Accordingly, a set of three pixels p arranged side by side indicates one color on the displayed image, and the shape of the set of three pixels arranged in a row is substantially square. Therefore, each pixel has a vertically long rectangular shape. For example, the aspect ratio is approximately 3: 1. In each pixel, the
[0008]
In the display device, the pixel pitch is 198 μm, and as described above, the vertical length of the rectangular pixel is 198 μm and the horizontal length is 66 μm. The
Therefore, the width of the
[0009]
Here, when the general viewing distance between the viewer and the display when such a display is applied to a portable information device is about 300 [mm], the minimum distance that can be normally viewed is 90 μm, When the line width of the
[0010]
Therefore, in this display device, when the image is displayed, the
In the display device for monochromatic light emission display, the three pixels arranged side by side in the color display device described above become one pixel. In this case, the pixels are arranged between the
[0011]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and it is possible to reduce power consumption by expressing black using a black mask and to suppress the black mask from being visually recognized during display. It is another object of the present invention to provide a display device that can further reduce power consumption.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The display device according to
[0013]
According to the above configuration, the aperture ratio of the display area, that is, the area ratio of the light-emitting area to the entire area of the pixel in order to darken the darkest luminance gradation and increase the contrast ratio is set. If the width of a space (for example, a light shielding film) disposed between adjacent display areas becomes long when it is set to be extremely small and the light shielding film becomes a visible width, a plurality of displays are displayed on each pixel. By arranging the regions apart from each other, that is, by disposing a plurality of display regions in each pixel, the width between the display regions can be reduced, so that the width of the light shielding film is reduced. Thus, the state in which the light shielding film is visually recognized can be suppressed.
[0014]
If one light-emitting element is provided and a plurality of openings are provided in the light-shielding film in one pixel and the self-light-emitting elements are respectively exposed from these openings, a plurality of display areas are provided in one pixel. It is also possible to make the light-shielding film visible, and when considering power consumption, a large part of the self-light-emitting element overlaps the light-shielding film. Such a configuration is not preferable, and it is preferable to arrange a plurality of self-luminous elements corresponding to a plurality of display areas in one pixel.
[0015]
Moreover, although the said self-light-emitting element is an organic EL element, for example, even if a self-light-emitting element is not an organic EL element, if the said effect can be show | played and it functions as a self-light-emitting element, Can be used in the present invention.
The light shielding film may not be black as long as it is made of a material that hardly reflects visible light, that is, a material that absorbs visible light.
In addition, a plurality of display areas in one pixel are separated from each other, and at least a part of the display area is not located at the center of the pixel but at a position close to the adjacent pixel, that is, at the peripheral edge of the pixel. It is preferable that they are arranged so as to approach the display area of the pixel to be processed.
[0016]
Claims of the invention2The display device according to claim1In the display device described in (1), a separation distance between the plurality of display areas is shorter than 90 μm. For this reason, it becomes difficult to visually recognize the space between the plurality of display areas from the viewpoint of spatial frequency, and good display characteristics can be obtained.
Claims of the invention3The display device according to claim 1.Or 2In the display device described in (1), the plurality of display regions are spaced apart at equal intervals. For this reason, the distance of the space between display areas can be shortened most efficiently..
[0017]
According to the said structure, there exists an effect similar to the structure of
[0018]
As described above, the self-emitting element includes, for example, an organic EL element. However, as long as the self-emitting element can control light emission by controlling a current flowing through the active element, the organic EL element is used. Other than that.
The active element is, for example, a TFT, but the organic EL element emits light only while a current is flowing, and the active element basically receives a current only while a signal serving as data is input from the outside. Since the data is output, while the display data for one frame is being input to the active element of each pixel, the self-luminous element can be kept in a light emitting state for a predetermined period. It is necessary to have a mechanism that allows a current to flow through the EL element for a short time after the data signal has been input.
Further, when an element such as a double gate memory thin film transistor (hereinafter referred to as DG memory TFT) having a memory property for storing an input data signal is used as an active element, 1 is determined based on the stored data. The EL element may be illuminated many times during the time corresponding to the frame, so that substantially continuous display for one frame may be performed.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A display device according to a first example of an embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a circuit diagram for explaining the configuration of one pixel of the self-luminous display device of the first example, FIG. 2 shows a planar structure excluding the cathode of one pixel of the display device, and FIG. FIG. 4 shows a cross-sectional structure of one pixel, and FIG. 4 shows a part of a display screen of a display device.
[0022]
Note that the display device of the first example is an application of the present invention to an organic EL display device, and pixels p as shown in FIGS. 1 to 3 are part of a matrix as shown in FIG. The display portion of the display device is configured by being arranged in a state of being arranged in large numbers. An image can be displayed by connecting a driver or a power source for outputting a signal to the active element of each pixel p in the display portion of the display device, and single color light emission display and multicolor light emission color display are possible. A possible image display device can be obtained.
[0023]
As shown in FIG. 1, in one pixel p of the self-luminous display device of the first example, a gate electrode 13a is connected to the selection line 11 (gate line), and a drain electrode 13b is connected to the data line 12 (drain line). And a driving
[0024]
In the first example, the
The structure of one pixel p will be described more specifically with reference to the planar structure and the cross-sectional structure of one pixel p in FIGS. 2 and 3. For example, as shown in FIG. Each time, the selection line 11 extends in the left-right direction, and the
[0025]
As described above, the drain electrode 13 b of the
The
The capacitor electrode 17a is connected to, for example, a cathode 23 common to each pixel p described later. Further, the
[0026]
Further, as described above, the gate electrode 14 a of the driving
The
[0027]
Further, a common cathode 23 (shown in FIG. 3) is provided so as to face the
[0028]
In addition, the first to
[0029]
In the first example, the shape of the pixel p is a vertically long rectangular shape with an aspect ratio of approximately 3: 1, and the first to
[0030]
Further, as shown in the cross-sectional structure of FIG. 3, each pixel p of the display device is formed on the
[0031]
A gate insulating film 27 (for example, SiN) is formed on the insulating
[0032]
Then, on the
[0033]
On the
An overcoat layer 28 (for example, SiN) is formed on the
[0034]
The
A
[0035]
In the display device of the first example having the pixels p having the above structure, the pixels p are arranged as shown in part in FIG.
Then, as described above, the shape of the pixel p is a vertically long rectangular shape having an aspect ratio of approximately 3: 1, and a set of three pixels p arranged horizontally is set as one set. One RGB pixel p is arranged one by one.
That is, the color of one minimum part of the image can be displayed in color by a set of pixels composed of three pixels p.
[0036]
Then, as described above, the
[0037]
Here, the pixel pitch in the display device of the first example is 198 μm, the vertical length of the rectangular pixel is 198 μm, the horizontal length is 66 μm, and the shape of each EL element (light emitting region) is horizontal. Assuming that the width is 20 μm and the vertical width is approximately 21 μm, the vertical and horizontal intervals between the
The vertical and horizontal pitches of each
[0038]
Therefore, when the general viewing distance between the viewer and the display when such a display is applied to a portable information device is about 300 [mm], the minimum distance is less than 90 μm, and the
[0039]
Further, when the size of one pixel p and the size of each light emitting region are as described above, the aperture ratio of the light emitting region shown in one pixel p is approximately 10%, and the area ratio of the
That is, the present invention is particularly effective when the line width of the
For example, the aperture ratio of one pixel p can be increased and the line width of the
[0040]
If the pixel pitch is, for example, less than 66 μm, a plurality of light emitting regions in one pixel are provided, and the
However, when it is desired to make the
[0041]
Further, the number of light emitting regions in one pixel p is not limited to three, and the
For example, if the pixel pitch is long and the aperture ratio is small, it is necessary to increase the number of light emitting regions in one pixel p. If the pixel pitch is short and the aperture ratio is large, the number of light emitting regions in one pixel p is At least good.
The vertical and horizontal sizes of the light emitting region and the line width of the black mask are preferably half of 90 μm, which is the length visible from the above-mentioned 30 cm, that is, about 45 μm or less.
[0042]
In the first example, the RGB color array is a vertical stripe, but the present invention can be applied to other arrays (for example, a delta arrangement). In addition, when the shape of one pixel is not rectangular, for example, in the case of a substantially square shape as in the case of monochromatic light emitting display, a plurality of light emitting regions are arranged in a line as in the case where the pixel is rectangular. Rather, it is desirable to arrange the same number on one side in the vertical and horizontal directions. For example, in the case of a monochromatic light emitting display device with a pixel pitch of about 198 μm, it is effective to arrange the light emitting regions in the pixel p in 3 × 3 in the vertical and horizontal directions.
[0043]
In the first example, an example using an active element is shown, but the present invention can also be applied to a simple matrix display device. In general, since a substrate on which active elements such as TFTs are integrated is produced at a relatively high temperature, it is difficult to introduce a color filter in the lowermost layer, and color display by multicolor emission of the organic EL element itself is performed. However, when no color filter is used, the darkest luminance gradation level depends only on the black mask, and in the structure in which the aperture ratio of the light emitting region is low as described above, In particular, the area ratio of the black mask is increased, which is particularly effective.
[0044]
On the other hand, in the case of a simple matrix, since it is easy to use a color filter, if a color filter is used, the reflected light is limited by the color filter, and even if a black mask is used, the aperture ratio of the light emitting region is reduced. Although the present invention is not necessarily applied, the present invention is effective even when the pixel pitch is large, even when a simple matrix and a color filter are used.
[0045]
Next, a second example of the display device according to the embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 5 is a circuit diagram for explaining the configuration of one pixel of the display device of the second example, and FIG. 6 shows a planar structure excluding the cathode and capacitor electrode of the EL element of the one pixel. 7 shows the planar structure of one pixel, FIG. 8 is a graph showing the difference in potential loss in the drive transistor between the first example and the second example, and FIG. 9 shows the difference between the conventional example and the second example. It is a graph which shows the difference in the electric current characteristic of EL element in FIG.
[0046]
In the display device of the second example, the display device of the first example shares the
In the display device of the second example, the same components as those of the display device of the first example are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is partially omitted.
[0047]
As shown in FIG. 5, in one pixel of the display device of the second example, as in the first example, a selection transistor in which the gate electrode 13 a is connected to the selection line 11 and the drain electrode 13 b is connected to the
[0048]
In the second example, the
The structure of one pixel p will be described with reference to the planar structure of one pixel p in FIGS. 6 and 7. As in the first example, the selection line 11, the
[0049]
Further, similarly to the first example, the
The anode 31 a of the
[0050]
A light emitting portion 31c that is an organic EL layer is disposed between the anode 31a and the cathode 31b of the
In the second example, the
[0051]
Further, the cross-sectional structure of one pixel p of the display device of the second example is substantially the same as the cross-sectional structure of one pixel p of the display device of the first example, except for the portions described below.
That is, in the display device of the first example, light emitting portions 18 a, 19 a, and 20 a are formed in the openings of the
[0052]
Further, as described above, in the second example, the cathodes 31b, 32b, and 33b are patterned, and the cathode 33b of the
In the second example, the first to
[0053]
Also in the second example, the
[0054]
Then, as described above, the first to
[0055]
First, in the circuit as shown in FIG. 1 of the display device of the first example, the driving conditions for causing the first to
That is, a potential loss of at least 10 [V] is required between the drain and source of the TFT serving as the driving
[0056]
From the above, the loss power in the driving
In addition, 7i of power is consumed in the three
The power consumption consumed by the
[0057]
The ratio of the power loss of the
Instead of connecting the three
[0058]
On the other hand, in the second example, when the driving conditions of the first to
[0059]
When the current-voltage characteristic of the
That is, in the conventional example and the first example, the potential loss in the
[0060]
Therefore, the power loss in the driving
The ratio of the power loss of the
The power consumption of the
As described above, when the three first to
[0061]
Further, as described above, when three EL elements that are substantially the same as those obtained by dividing a conventional EL element provided only by one pixel into three parts are provided and connected in series, the static electricity in the EL element is reduced. The capacitance component Cel is greatly reduced as follows.
First, conventionally, when only one EL element is provided in a pixel, the capacitance of the EL element is C1, and the combined capacitance of the three EL elements in the second example is C3. The capacitance of one of the three EL elements is C2.
[0062]
The capacitance C2 per EL element is the same as that obtained by dividing the conventional EL element into three parts, that is, the area of the EL element is approximately 1/3 of that of the conventional EL element, so that C2 = C1 / 3. It becomes.
The combined capacitance C3 when the EL element of the second example is combined in three stages in series is:
Thus, the conventional capacitance becomes 1/9.
[0063]
Then, the accumulated charge Q3 in the EL section composed of three EL elements is obtained when the voltage applied to one EL element is V (same as the voltage applied to one conventional EL element as described above).
It becomes 1/3 of the conventional.
[0064]
In general, due to the charge / discharge phenomenon due to capacitance, the effective current that contributes to the light emission of the EL element decreases.
In particular, at the rise / fall, the reduction rate becomes extremely large, and as a result, the light emission response of the EL element is remarkably deteriorated.
In the second example, as described above, for example, the capacitance can be reduced to 1/9 compared to the conventional case, and the response characteristics of the EL element can be greatly improved.
[0065]
That is, when the capacitance is reduced in this way, in the conventional EL element shown in FIG. 9 (A), the current rises gently without immediately reaching the peak at the rise, and the current immediately at the fall. In contrast, in the second example of the three-stage series EL element shown in FIG. 9B, the current immediately reaches a peak at the time of rising and falls. It can be in a state where the tail is hardly pulled even at times.
Accordingly, the three-stage series EL element of the second example can realize high-speed response and accurate luminance control, and is useful for high-quality display.
[0066]
Next, a display device of a third example of the embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 10 is a circuit diagram for explaining the configuration of one pixel of the display device of the third example, and FIG. 11 shows a planar structure excluding the cathode and capacitor electrode of the EL element of the one pixel. 12 shows the planar structure of the one pixel, and FIG. 13 shows a partial cross-sectional structure of the one pixel.
[0067]
The display device of the third example is such that the display device of the second example has the anode of the EL element connected to the active element, whereas the cathode of the EL element is connected to the active element. About a point, it has the structure substantially the same as the display apparatus of a 2nd example.
In the display device of the third example, the same components as those of the display device of the second example and the same components as those of the display device of the first example are denoted by the same reference numerals, and a part of the description is omitted. .
[0068]
As shown in FIG. 10, the display device of the third example includes a
In the third example, the source electrode 14c of the
The structure of one pixel p will be described more specifically with reference to the planar structure of one pixel p in FIGS. 11 and 12. For example, as in the second example, the selection line 11, the
[0069]
The
[0070]
As shown in the cross-sectional structure of FIG. 13, in the display device of the third example, a
Further, on the
[0071]
An
The
[0072]
Further, the peripheral edge portion of the opening of the overcoat layer 28 (interlayer insulating film) is formed in a tapered shape so that the opening becomes wider as it goes upward.
Then, an organic EL layer to be the light emitting portions 31c, 32c, and 33c is formed in the opening portion of the overcoat layer 28 (interlayer insulating film) on the anodes 31a, 32a, and 33a over a range wider than the opening portion. Yes.
[0073]
Cathodes 31b, 32b, and 33b are formed on the light emitting portions 31c, 32c, and 33c, which are organic EL layers, over a wider range than the light emitting portions 31c, 32c, and 33c, respectively. The cathode 31b of the
[0074]
Moreover, since the peripheral part of the opening part on anode 31a, 32a, 33a of overcoat layer 28 (interlayer insulation film) is taper as mentioned above, light emission part 31c, 32c formed on this peripheral part , 33c and the cathodes 31b, 32b, 33b reach the anodes 31a, 32a, 33a along the taper angle, and face the anodes 31a, 32a, 33a at the openings of the
The taper angle of the peripheral edge of the opening, that is, the angle θ formed by the plane on which the anodes 31a, 32a, 33a are formed and the inner surface of the peripheral edge of the opening of the
[0075]
Accordingly, the light emitting portions 31c, 32c, 33c and the cathodes 31b, 32b, 33b formed after the
A
[0076]
According to the display device of the third example having such a configuration, the same effects as the display devices of the first example and the second example can be obtained, and a plurality of first to third devices connected in series are also provided. Among the
[0077]
Next, with reference to FIGS. 14-16, the display apparatus of the 4th example of embodiment of this invention is demonstrated.
FIG. 14 is a circuit diagram for explaining a configuration of one pixel of the display device of the fourth example, and FIGS. 15 and 16 are circuit diagrams including a plurality of pixels for explaining a driving method of the display device of the fourth example. It is.
[0078]
Note that the display device of the fourth example uses one
In the display device of the fourth example, the same components as those of the display device of the second example are denoted by the same reference numerals, and a part of the description is omitted.
[0079]
As shown in FIG. 14, in the display device of the fourth example, the first gate electrode 41a is connected to the selection line 11 (Select), the second gate electrode 41b is connected to the data line 12 (Data), and the EL power source A
[0080]
That is, as in the second example, the anode 31a of the
[0081]
The
In the
[0082]
The lower gate insulating film is made of SiN, and the surface layer portion (side contacting the channel region) has a stoichiometric ratio of Si and N of 3: 4, whereas the ratio of Si and N is stoichiometric. A Si-rich trap region having a ratio of about 1: 1 is formed.
The trap region can trap carriers (holes, electrons).
[0083]
In such an n-channel
In such a
[0084]
For example, when the
[0085]
On the other hand, when holes are accumulated in the trap region, electrons are induced in the channel region by the electric field of the holes accumulated in the trap region, and this gate is applied when a gate voltage is applied to the first gate electrode 41a. Even if the voltage is slightly lower than the threshold voltage at which channel formation is possible, a continuous channel capable of allowing a drain current to flow in the channel region is formed by the interaction with holes accumulated in the trap region, and the drain Current will flow.
Therefore, even if a gate voltage of the same level is applied to the first gate electrode 41a depending on the presence and polarity of accumulated carriers in the trap region, the drain current flows and the EL element emits light, and the drain current does not flow. In some cases, the EL element does not emit light.
[0086]
Further, the carrier accumulation method in the trap region is, for example, when the first gate electrode 41a is set to 0V with a potential difference of + 10V between the source and drain, and a positive gate voltage is applied to the second gate electrode 41b. An n-channel is formed, electrons move from the n + layer forming the source region and the drain region to the carrier region, and the electrons are trapped in the trap region. In this case, electrons are accumulated in a relatively short time regardless of the incidence of visible light.
In addition, when the carrier region is irradiated with light in this state and a negative gate voltage is applied to the second gate electrode 41b, a hole-electron pair is generated in the carrier region due to light irradiation. Electrons of the electron pair move to the source region and drain electrode made of the n + layer, holes are taken into the trap region and replaced with the above electrons, and holes are accumulated.
In addition, when electrons are accumulated in the trap region, the carrier region may be irradiated with light.
In the first to fourth examples, the organic EL element, which is a self-luminous element, is applied as the display device. However, the present invention is not limited to this, and the display device is a liquid crystal display device having a reflective liquid crystal display element or a backlight. Is also applicable.
[0087]
【The invention's effect】
According to the display device of the first aspect of the present invention, when the pixel pitch is long to some extent and the aperture ratio of the light emitting region of the self light emitting element, that is, the area ratio of the light emitting region with respect to the entire area of the pixel is extremely small, When the width of a space such as a black mask arranged between adjacent light emitting regions becomes long and the black mask becomes a visible width, a plurality of light emitting regions are arranged apart from each other in each pixel. That is, by dispersing and arranging a plurality of light emitting regions in each pixel, the width between the light emitting regions can be reduced, so that the black mask can be visually recognized by reducing the width of the black mask. It can suppress becoming a state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram for explaining a configuration of one pixel of a display device according to a first example of an embodiment of the present invention;
FIG. 2 is a drawing for explaining a planar structure of one pixel of the display device of the first example.
FIG. 3 is a drawing for explaining a cross-sectional structure of one pixel of the display device of the first example.
FIG. 4 is a diagram for explaining a relationship between a black mask and a light emitting region on the display screen of the display device of the first example.
FIG. 5 is a circuit diagram for explaining a configuration of one pixel of a display device according to a second example of the embodiment of the present invention;
FIG. 6 is a drawing for explaining a planar structure of one pixel of a display device of a second example.
FIG. 7 is a drawing for explaining a planar structure of one pixel of a display device of a second example.
FIG. 8 is a graph for explaining a difference between a loss potential in the drive transistor of the display device of the second example and a loss potential of the drive transistor of the EL display device of the first example (conventional).
FIG. 9 is a graph for explaining a difference between current characteristics of an EL element of a display device of a second example and current characteristics of an EL element of an EL display device of a conventional example.
FIG. 10 is a circuit diagram for explaining a configuration of one pixel of the display device of the third example of the embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a drawing for explaining a planar structure of one pixel of a display device of a third example.
FIG. 12 is a drawing for explaining a planar structure of one pixel of a display device of a third example.
FIG. 13 is a drawing for explaining a cross-sectional structure of one pixel of a display device of a third example.
FIG. 14 is a circuit diagram for explaining a configuration of one pixel of a display device according to a fourth example of the embodiment of the present invention;
FIG. 15 is a circuit diagram for explaining a driving method in the display device of the fourth example;
FIG. 16 is a circuit diagram for explaining a driving method in the display device of the fourth example;
FIG. 17 is a diagram for explaining the function of a black mask of a conventional EL display device;
FIG. 18 is a diagram for explaining a relationship between a black mask and a light emitting region on a display screen of a conventional EL display device.
[Explanation of symbols]
13 Select transistor (active element)
14 Drive transistor (active element)
18 First EL element (self-emitting element, light emitting region)
19 Second EL element (self-emitting element, light emitting region)
20 Third EL element (self-emitting element, light emitting region)
25 black mask
31 First EL element (self-emitting element, light emitting region)
32 Second EL element (self-emitting element, light emitting region)
33 Third EL element (self-emitting element, light-emitting region)
41 DG memory TFT (transistor with memory characteristics)
Claims (3)
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