JP3952543B2 - 車両用燃料タンク - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用燃料タンクに関し、特にタンク内部に樹脂製箱型形状の旋回槽を有する車両用燃料タンクの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図15に示すように車両に搭載される平型のガソリンタンク1にあっては、車両旋回時にタンク1内のガソリンが片寄ったとしてもエンジン側に安定してガソリンを供給するために、タンク本体2内部に旋回槽3が設置される(特開平7−4135号公報参照)。
【0003】
そして、タンク本体2および旋回槽3がともに樹脂製のものである場合、そのタンク本体2に形成されるフューエルゲージユニット取付穴4から旋回槽3を内部に挿入することが困難であることから、一般的には図16に示すように、タンク本体2をブロー成形する際に、押出ヘッド5から押し出されたパリソン6の内部に、支持ロッド7に支持された旋回槽3を挿入した状態で型締めし、タンク本体2の成形完了後に支持ロッド7を引き抜くようにしている。なお、8はブロー成形用の金型である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の構造では、支持ロッド7を動かすための機構や支持ロッド7に旋回槽3を供給するための機構が必要不可欠で、これらの機構をブロー成形機に付帯させるためには設備の大改造を行う必要があり、設備費の高騰を招く結果となって好ましくない。
【0005】
また、成形完了後のタンク本体2から支持ロッド7を引き抜くことによってそのタンク本体2には穴があいてしまうことから、後処理としてその穴を埋める作業が必要となり、製品のコストアップにつながるという問題がある。
【0006】
一方、成形完了後に図15に示すタンク本体2のフューエルゲージユニット取付穴4からの旋回槽3の挿入を可能にするべくフューエルゲージユニット取付穴4の径を大型化することも可能ではあるが、フューエルゲージユニット取付穴4の径が大きくなればなるほどフューエルゲージユニット取付後の取付穴4での気密性確保が難しくなり、実用化の上でなおも問題を残している。
【0007】
本発明は以上のような課題に着目してなされたもので、タンク本体の成形完了後にそのフューエルゲージユニット取付穴から旋回槽を挿入することを前提としつつも、フューエルゲージユニット取付穴の径を大径化することなく既存の大きさのままで旋回槽をスムーズにタンク本体内に挿入することができるようにした構造を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、樹脂製のタンク本体の内部に同じく樹脂製で且つ箱型の上部が開口した有底形状の旋回槽を収容配置してなる車両用燃料タンクの構造であって、旋回槽の側壁面に、当該側壁面の面直角方向視においてタンク本体に形成された円形のフューエルゲージユニット取付穴から旋回槽を挿入できる大きさに折り畳み可能な折曲部を形成しておき、前記折曲部をもって折り畳んだ旋回槽をタンク本体内に挿入した上で、上記フューエルゲージユニット取付穴からの取り出しが不能な大きさに展開させ、前記旋回槽自体に付設された形状保持手段をもってその展開後の箱形形状を維持しつつ旋回槽をタンク本体に固定してある。そして、前記折曲部は、相互に対向する二つの側壁面にそれぞれに形成されて底壁面側を頂角とするV字状の第1の折曲溝と、V字状の第1の折曲溝の頂角を二分する位置に形成された第2の折曲溝と、底壁面のうち二つの第1の折曲溝の頂部同士を結ぶ位置に形成された第3の折曲溝とから形成されていて、第1,第2の折曲溝が形成された二つの側壁面が中折れ可能に形成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明における形状保持手段は、側壁面のうち第2の折曲溝をはさんでその両側にまたがるように一体に形成された補助ヒンジであって、この補助ヒンジは、第2の折曲溝をもって側壁面が中折れ状態となったときに、その補助ヒンジ自体の張力をもって側壁面を元の展開状態に復元保持させるはたらきをするものであることを特徴としている。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明における補助ヒンジに代わる形状保持手段は、旋回槽の上部開口縁部に一体に形成されたクリップであって、このクリップは、旋回槽をタンク本体内で展開させた後に側壁面の上縁部に嵌合させることで当該側壁面とそれに隣接する側壁面とのなす角度を90°に規制して、旋回槽を展開形状に自己保持する機能を有するものであることを特徴としている。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明における補助ヒンジに代わる形状保持手段は、側壁面の上縁部であって且つ第2の折曲溝をはさんでその両側にまたがる位置に一体に形成されたフランジ部であって、このフランジ部は、旋回槽をタンク本体内で展開させた後に折り返して側壁部に重合させることにより旋回槽の展開形状を自己保持するものであることを特徴としている。
【0012】
したがって、請求項1に記載の発明では、旋回槽がそのままの形状ではタンク本体のフューエルゲージユニット取付穴から内部に入り得ない大きさであったとしても、これを折り畳むことによりフューエルゲージユニット取付穴からの挿入が可能となる。そして、タンク本体内への挿入後に旋回槽をそのタンク本体内部で展開させることにより、旋回槽は箱型形状のものとして本来の機能を発揮することが可能となる。
【0013】
そして、旋回槽の壁面に予め折曲部を形成しておくことにより、この折曲部をもって旋回槽を常に決まった形状に折り畳むことができる。
【0014】
より詳しくは、旋回槽を形成している壁面のうち相互に対向する二つの側壁面が中折れ可能な構造であるため、折り畳み時には上記の相対向する二つの側壁面の投影面積が減ぜられるようなかたちで折り畳まれて、前記フューエルゲージユニット取付穴からの挿入が可能となる。そして、タンク本体内への挿入後は上記中折れ部が自己復元力により復元して、箱型形状に展開する。
【0015】
そして、展開後の箱型形状を維持するための形状保持手段が機能することにより、旋回槽の展開形状を長期にわたって維持することが可能となる。
【0016】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、樹脂製の旋回槽が折り畳み可能に形成されているため、樹脂製のタンク本体のブロー成形時に旋回槽をセットする必要がなく、設備の複雑化やコストアップを招くことがないのに加えて、上記のように旋回槽を折り畳んだ状態でフューエルゲージユニット取付穴から挿入することができるために、フューエルゲージユニット取付穴の径を大径化する必要もなく、そのフューエルゲージユニット取付穴での気密性も十分に確保できる効果がある。
【0017】
また、旋回槽に予め折り畳み用の折曲部を形成したため、常に一定した形状に旋回槽を折り畳むことができ、フューエルゲージユニット取付穴からの旋回槽の挿入作業をスムーズに行える効果がある。
【0018】
すなわち、旋回槽のうち相互に対向する二つの側壁面が中折れ可能な構造となっているため、最小限の折曲溝の設定でフューエルゲージユニット取付穴に入り得る大きさに旋回槽を折り畳むことができるとともに、タンク本体内では元の形状に容易に展開する効果がある。
【0019】
さらに、旋回槽には展開後の箱型形状を維持するための形状保持手段が設けられているため、旋回槽の展開形状を長期にわたって維持できる効果がある。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1の(A),(B)は本発明の好ましい実施の形態を示す図であって、高密度ポリエチレン等の樹脂材料で箱型形状に形成された旋回槽11は、上部が開口した有底形状のものとなっている。
【0021】
前記旋回槽11の四周の壁面のうち相互に対向する短辺側の二つの側壁面12には、底壁面13側を頂部として上部開口部側に向かって漸次拡幅するV字状の第1の折曲溝14が形成されているとともに、そのV字状の第1の折曲溝14の頂角を二分する第2の折曲溝15が形成されている。同様に、旋回槽11の底壁面13にはV字状をなす双方の第1の折曲溝14,14の頂部同士を結ぶようなかたちで第3の折曲溝16が形成されている。
【0022】
これら第1〜第3の折曲溝14〜16は、図1の(B)に示すように旋回槽11自体を折り畳み可能な構造とするために形成されているものであって、同図から明らかなように第1,第3の折曲溝14,16が山折り部となる一方で、第2の折曲溝15が谷折り部となるように設定されていることによって、実質的に相互に対向する二つの側壁面12がいわゆる中折れ可能な構造となっている。
【0023】
そして、上記の第1〜第3の折曲溝14〜16はその屈曲変形を容易にするためにいずれも凹状の溝形状として形成されているものであって、山折り部となる第1,第3の折曲溝14,16は側壁面12もしくは底壁面13の内周面側が凹形状となるように形成されているのに対して、谷折り部となる第2の折曲溝15は図2に示すように側壁面12の外周面側が凹形状となるように形成されている。
【0024】
したがって、本実施例の形態によれば、旋回槽11は図1の(A)に示すように箱型形状に展開した状態で成形されるものの、この旋回槽11を図15に示したガソリンタンク1の内部に挿入するにあたっては、そのガソリンタンク1のフューエルゲージユニット取付穴4に入り得る大きさに折り畳んだ上でフューエルゲージユニット取付穴4からタンク本体2内に挿入する。
【0025】
すなわち、図1の(B)に示すように、V字状の第1の折曲溝14と底壁面13の第3の折曲溝16とを山折り部とするとともに、第2の折曲溝15を谷折り部として、相対向する二つの側壁面12を中折れさせるべく旋回槽11を折り畳む。
【0026】
そして、折り畳んだ旋回槽11を図15に示すガソリンタンク1のフューエルゲージユニット取付穴4からタンク本体2の内部に挿入して折り畳み状態を解除する。
【0027】
すると、図1の(A)に示したように、第1〜第3の折曲溝14〜16のそれぞれに自己復元力がはたらき、相対向する二つの側壁面12が元の状態に復帰しようとする。そのため、旋回槽11は図1の(A)に示す元の箱型形状に展開・復帰して、以降はその展開形状を自己保持する。そののち、旋回槽11は溶着等の手段によってタンク本体2内の底壁面に固定される。
【0028】
すなわち、図3に示すように、旋回槽11の底部には、第3の折曲溝16をはさんでその両側にまたがるように左右一対のレール部17が予め設定されていて、タンク本体2内に旋回槽11を固定する際には、タンク本体2側に予め図示外のブラケットを溶着固定し、そのブラケットと旋回槽11とを上記のレール部17にて固定する。したがって、レール部17が第3の折曲溝16をはさんでその両側にまたがっているために、旋回槽11の固定後はその第3の折曲溝16での折り畳み方向への復元が阻止されることになる。
【0029】
ここで、図4に示すように、谷折り部となる第2の折曲溝15の内側面側すなわち凹状の第2の折曲溝15と反対側の面に、形状保持手段たる補助ヒンジ18を一体に形成するのが望ましい。この補助ヒンジ18は、同図に示すように、第2の折曲溝15をもって二つの側壁面12が中折れ状態となったときに、その補助ヒンジ18自体の張力をもって二つの側壁面を展開状態に復元保持させるはたらきをし、結果的に、旋回槽11をよりスムーズに元の箱型形状に展開・復帰させることができる。
【0030】
次に、タンク本体2のフューエルゲージユニット取付穴4に挿入可能な大きさに旋回槽11を折り畳むのに必要な第1〜第3の折曲溝14〜16の設定方法について説明する。
【0031】
図5に示すように、円Qをフューエルゲージユニット取付穴4の内径とすると、円Qに中折れ可能な側壁面12を重ね合わせたときにその短辺部の両側の稜線A,Bが円Qに内接するように設定する。同時に、円Q内に位置する点Eを側壁面12の長辺部BC上に設定し、点Eと稜線Dとを直線で結ぶ。点Eを中心として線ECを半径とする円を描き、その円が円Q内において線EDと交差する点をFとする。交点Fを通りながら線EDに対して垂直となる線FGを引き、さらに∠DEGの二等分線EHを引く。そして、線DEGを第1の折曲溝14とするとともに、線EHを第2の折曲溝15とする。このように第1,第2の折曲溝14,15を設定することにより、旋回槽11を折り畳むことで該旋回槽11をフューエルゲージユニット取付穴4から内部に挿入することが可能となる。
【0032】
図6は本発明の第2の実施の形態を示す図で、形状保持手段として、第1の実施の形態における補助ヒンジ18に代えてクリップ19を設けた点で異なっている。
【0033】
より詳しくは、旋回槽11の上部開口縁部に薄肉状の連設片20をもってクリップ19を予め一体に成形するとともに、クリップ19自体には中折れ式の側壁面12の上縁に嵌合可能な溝部21を形成してある。
【0034】
したがって、第1の実施の形態と同様に、双方の側壁面12を中折れさせることにより旋回槽11を折り畳んで図15のフューエルゲージユニット取付穴4からタンク本体2内部に挿入した上で、折り畳み力を解除して旋回槽11を復元・展開させる。
【0035】
その後に、図6に示すように、クリップ19を連設片20から折り曲げることにより180°反転させて、その溝部21を側壁面12の上縁部に嵌合させる。その結果、クリップ19を嵌合させたことによって、側壁面12とそれに隣接する長辺側の側壁面とのなす開き角度が90°に規制され、側壁面12の中折れ方向への復元を防止して旋回槽11を展開状態に自己保持することができる。
【0036】
図7〜10は本発明の第3の実施の形態を示す図で、形状保持手段のさらに他の例を示してる。
【0037】
この実施の形態では、中折れ式の側壁面12の上縁部であって且つ第2の折曲溝15をはさんでその両側にまたがるような位置に、形状保持手段たるフランジ部22を折曲溝23をもって予め一体に成形する一方、そのフランジ部22には一対のボス部24を突設するとともに、側壁面12側にはそれらのボス部24に対応するボス穴25を形成してある。
【0038】
したがって、本実施の形態によれば、折り畳んだ旋回槽11を図15のフューエルゲージユニット取付穴4からタンク本体2内部に挿入した上でその旋回槽11を元の形状に復帰・展開させる。そして、図8〜10に示すように、フランジ部22を折曲線23から折り返してボス部24をボス穴25に嵌合させる。これにより、第2の折曲溝15での谷折れが阻止されて、旋回槽11の展開形状が自己保持されることになる。
【0039】
このように各実施の形態によれば、旋回槽11を折り畳み可能としたことによりタンク本体2に形成されたフューエルゲージユニット取付穴4を使ってこのフューエルゲージユニット取付穴4よりも大きな旋回槽11をタンク本体2内部に挿入することができるとともに、挿入後に元の形状に復帰・展開させれば形状保持手段たる補助ヒンジ18やクリップ19あるいはフランジ部22が形状保持効果を発揮し、旋回槽11本来の箱型形状を自己保持することができる。
【0040】
図11〜14は本発明の第4〜第7の実施の形態を示す図であって、いずれも形状保持手段の変形例を示している。
【0041】
図11に示す第4の実施の形態では、旋回槽11の上部開口縁のうち長辺部に相当する部分の左右二箇所に、形状保持手段として短辺部の長さに相当するブリッジ部26を折り曲げ可能に予め一体に形成し、そのブリッジ部26の先端の係止片27をスリット28に係止させて、旋回槽11の展開形状を自己保持させるようにしたものである。
【0042】
図12,13に示す第5,第6の実施の形態では、形状保持手段たるブリッジ部29または30を短辺部側に設定し、また図14に示す第7の実施の形態では、形状保持手段たるブリッジ部31が係止されるスリット32を側壁面12に設定したものである。
【0043】
これら第4〜第7の各実施の形態においても、先に述べた各実施の形態と同様の効果が得られることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施の形態を示す図で、(A)は旋回槽の展開状態での斜視図、(B)は同じく折り畳み状態での斜視図。
【図2】図1の要部拡大斜視図。
【図3】図1に示す旋回槽を底面側から見た斜視図。
【図4】図2の変形例を示す要部説明図。
【図5】フューエルゲージユニット取付穴からの旋回槽の挿入を可能にするための第1,第2の折曲溝の設定方法の説明図。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す旋回槽の要部斜視図。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す旋回槽の概略斜視図。
【図8】図7のa部拡大図。
【図9】図8のフランジ部を折り曲げた状態を示す斜視図。
【図10】図9のb−b線に沿う断面図。
【図11】本発明の第4の実施の形態を示す旋回槽の概略斜視図。
【図12】本発明の第5の実施の形態を示す旋回槽の概略斜視図。
【図13】本発明の第6の実施の形態を示す旋回槽の概略斜視図。
【図14】本発明の第7の実施の形態を示す旋回槽の概略斜視図。
【図15】旋回槽を備えたガソリンタンクの概略斜視図。
【図16】従来のガソリンタンクの成形法の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1…ガソリンタンク
2…タンク本体
4…フューエルゲージユニット取付穴
11…旋回槽
12…側壁面
13…底壁面
14…第1の折曲溝
15…第2の折曲溝
16…第3の折曲溝
18…補助ヒンジ(形状保持手段)
19…クリップ(形状保持手段)
22…フランジ部(形状保持手段)
24…ボス部
25…ボス穴
26…ブリッジ部(形状保持手段)
29…ブリッジ部(形状保持手段)
30…ブリッジ部(形状保持手段)
31…ブリッジ部(形状保持手段)
Claims (4)
- 樹脂製のタンク本体の内部に同じく樹脂製で且つ箱型の上部が開口した有底形状の旋回槽を収容配置してなる車両用燃料タンクの構造であって、
旋回槽の側壁面に、当該側壁面の面直角方向視においてタンク本体に形成された円形のフューエルゲージユニット取付穴から旋回槽を挿入できる大きさに折り畳み可能な折曲部を形成しておき、
前記折曲部をもって折り畳んだ旋回槽をタンク本体内に挿入した上で、上記フューエルゲージユニット取付穴からの取り出しが不能な大きさに展開させ、
前記旋回槽自体に付設された形状保持手段をもってその展開後の箱形形状を維持しつつ旋回槽をタンク本体に固定してあり、
前記折曲部は、相互に対向する二つの側壁面にそれぞれに形成されて底壁面側を頂角とするV字状の第1の折曲溝と、V字状の第1の折曲溝の頂角を二分する位置に形成された第2の折曲溝と、底壁面のうち二つの第1の折曲溝の頂部同士を結ぶ位置に形成された第3の折曲溝とから形成されていて、第1,第2の折曲溝が形成された二つの側壁面が中折れ可能に形成されていることを特徴とする車両用燃料タンク。 - 前記形状保持手段は、側壁面のうち第2の折曲溝をはさんでその両側にまたがるように一体に形成された補助ヒンジであって、
この補助ヒンジは、第2の折曲溝をもって側壁面が中折れ状態となったときに、その補助ヒンジ自体の張力をもって側壁面を元の展開状態に復元保持させるはたらきをするものであることを特徴とする請求項1に記載の車両用燃料タンク。 - 請求項2に記載の補助ヒンジに代わる形状保持手段は、旋回槽の上部開口縁部に一体に形成されたクリップであって、
このクリップは、旋回槽をタンク本体内で展開させた後に側壁面の上縁部に嵌合させることで当該側壁面とそれに隣接する側壁面とのなす角度を90°に規制して、旋回槽を展開形状に自己保持する機能を有するものであることを特徴とする車両用燃料タンク。 - 請求項2に記載の補助ヒンジに代わる形状保持手段は、側壁面の上縁部であって且つ第2の折曲溝をはさんでその両側にまたがる位置に一体に形成されたフランジ部であって、
このフランジ部は、旋回槽をタンク本体内で展開させた後に折り返して側壁部に重合させることにより旋回槽の展開形状を自己保持するものであることを特徴とする車両用燃料タンク。
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