JP3952128B2 - 折り畳まれた段ボールの堆積山の荷崩れを防止できる段ボール箱 - Google Patents

折り畳まれた段ボールの堆積山の荷崩れを防止できる段ボール箱 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は折り畳まれた状態の段ボールの堆積山の荷崩れを防止する方法に関し、特に、内フラップ及び/又は外フラップの一部を厚さ方向に潰した段ボール箱を用いて箱束の荷崩れ防止方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
JIS−Z−1507の規定によると段ボール箱の形式は、コード番号0200形から0771形までの39種に分類されている。その中で、内フラップ2枚が突合せにならない形態、即ち2枚の内フラップの長さの合計が箱の長さより短い段ボール箱形式としては、0201形、0202形、0212形、0215形、0216形、0320形、0401形、0511形、0601形、0605形、0608形、0748形などがある。
これらの箱は、包装時に箱内部の天面及び/又は底面全域が平らにならず、要するに一平面を形成させることが出来ない構造である。換言すれば、前記形式の箱は、箱長さの半分未満の長さの内フラップを有する形態であるが、このものは、汎用の外装用段ボール箱として極めて多くの分野で利用されている。
【0003】
これら段ボール箱は、通常、所定の罫線及び切断線を入れたワンピース乃至はスリーピースのシート状で供給され、若しくは継ぎ代を接着剤等で接合した角筒状(サック状ともいう)の形態で供給される。例えば一般的な0201形段ボール箱は、図1の展開図に示されるように、1枚の段ボールシート4上に長さ方向に平行な罫線5a、5b及び幅方向に平行な罫線6a、6b、6cを設けた上で、さらに各幅方向の罫線6a〜6cの端部に切断線7を入れ、次いで、胴部8に外フラップ2a、2b、2c、2dと、それより狭幅の内フラップ3a、3b、3c、3dを形成した構造が用いられている。
【0004】
このワンピースからなる段ボ−ルシートで内容物を包装するには、以下の工程が必要となる。まず、継ぎ代9を接着剤等で対になる面に接着した後、箱を拡げ底部の内フラップ3c、3dを箱の内側に折り込む。さらに底部の外フラップ2c、2dを内側に折り込み、次いで、この外フラップ2c、2dの合わせ目を外側よりテープで封緘したり、或いはホットメルト又はステッチ等で閉塞することにより底面を形成する。内容物は天面側より入れ、天面のフラップを底面と同様に折り込み、封緘することで段ボール包装が完成する。
【0005】
なお、図2に示すように、外フラップ2a、2b等は段ボール箱1を組み立てたときに天面、底面ともに前記外フラップ2a、2bの各々の幅(W/2)を足したものと箱幅Wがほぼ一致し、それにより天面、底面ともにぴったり蓋をすることができるように作られている。
【0006】
一方、内フラップ3a,3b等は、図2に示すように、2枚の内フラップ3a、3bの各々の長さl(小文字のエル)を足したものが、箱長さLより短くなるように作られているので、この個所における内フラップの厚さ分だけ外フラップ2a、2b等が形成する平面(底面又は天面)よりも高さ方向に突出している関係となる。この段差を埋めるためにJIS−Z−1507にはコード番号0900として図3に示すような埋め板10を装着すべきことが規定されている。
【0007】
段ボール箱は、一般的にコルゲータで所定の幅及び長さにカットされた段ボールシートを、一例としてフレキソフォルダーグルア(以下、FFGと呼ぶ)等の製函機で打ち抜いた上で、印刷と継ぎ代部とを接合するか、または印刷した後に継ぎ代部の接合を行っている。
【0008】
ところで、内容物を入れた後に封緘された段ボール箱は、倉庫内で積み上げられた状態で保管されるが、このとき、外装用段ボール箱にあっては、原紙構成及びフルート構成については、通常2〜5倍程度の安全率が得られるように品質設計されている。安全率が低い場合には、外気温や湿度の変化及び/又は保管時の経時変化により外装箱の強度が低下することがあり、その結果、箱の積み上げ状態における下段積みの箱は、箱潰れ現象を起こすことがある。反対に、安全率を高く設定すると、箱潰れは起こり難くなるが、強度の高い原紙構成とする必要があるため、省資源の観点からも好ましいとはいえず、またコスト的にも不利とならざるを得なかった。
【0009】
特開昭63−218039公報には、図1〜2に示す形式の箱のコーナ部と内容物Pとの間に、図4に示すように、クッション性を有する緩衝部材11をセットすることにより、胴膨れを抑制し、それによって箱潰れを防止する手段が開示されている。このような箱潰れ防止手段にあっては、箱のコーナ部と内容物との間に緩衝部材をセットするため、予め緩衝部材のサイズを箱の内フラップの厚さ分だけマイナスして設計する必要があった。すなわち、前記先行発明によれば、前記形式の箱においては内フラップの厚さをマイナスした間隙分だけ段ボール箱全体が押し下げられてしまうことにより胴膨れが発生するから、これを抑制するため図5に示すように、内フラップ3aを外フラップ2aより薄くすることで箱潰れを防止しようとしたものである。
【0010】
しかしながら、前記先行発明の手段は、前記形式の段ボール箱1内に内容物Pを収納する際に、図4に示すように箱の内面コーナ部と前記内容物との間に緩衝部材11をセットした後、内フラップ及び外フラップの順で内側に折り曲げて、段ボール箱の開口部を閉塞する方法であるから、例えば、菓子やティシュペーパー等、緩衝部材を使用せずに包装する形態の箱には採用できない構成であった。その上、包装箱以外に、別途、緩衝部材を併用しなければならないのでコスト高につながり、さらに使用済みの緩衝部材は余分なゴミと化してゴミの減量化に逆行するという不具合も伴っていた。
【0011】
通常、重量物である家電製品などを包装する場合には、発泡スチロールや段ボール製のアングルコーナーなどを外装段ボール箱との間に挿入し、落下時における緩衝性能を高めているが、個装された菓子や、ティシュペーパー等、紙器箱などの内装箱で包装された軽量品は、その必要がないため、外装用段ボール箱のみの包装形態となっている。
【0012】
しかしながら、前記軽量品も、倉庫保管時には重量物保管時と同様に、3〜15段程度に積み上げられて保管されるため、場合によっては下段積みの段ボール箱が潰れたり、また内容物が変形したりすることで商品価値が失われてしまうことがあった。
【0013】
以下、このことにつき図6、7に基づき具体的に説明する。図6は、前記従来型の段ボール箱の底板側における箱の断面図で、同図からも明らかなように、内フラップ3c、(3d)と外フラップ2c、(2d)とが重なりあって底板の厚みが高くなっている部位(イ)と、内フラップが存在せずに、1枚の外フラップのみが存在するだけの、高さの低い部位(ロ)とが並存している状態となっている。内フラップと外フラップとの重なり部(イ)と非重なり部(ロ)とが並存するので、その関係から段ボール箱に収納された内容物P,C等は箱の底面から浮き上がってしまったり(図6)、或いは内容物の一部が落ち込んでしまったり(図7)することがある。何れの場合も、前記(イ)と(ロ)との間には段ボールシートの見かけの厚み分だけの段差が生じ、この段差が段ボール箱を積み上げたときに、箱潰れを惹起して内容物の変形をもたらすことになる。図7は、前記のような段差のある段ボール箱内に、内容物としてティシュペーパーのカートンC(ボックスティシュ)を収納した状態の断面図で、非重なり部(ロ)の部位に一部のカートンCが落ち込んで、高さに不揃いが生じている場合を示した。かかる場合には、段ボール箱を多数積み重ねて下積みの段ボール箱にかかる荷重が大きくなって行くと、重なり部(イ)に収納されているカートンに荷重が集中し、この部位のカートンが潰れ、カートンが損傷して商品価値を損ねてしまうのである。
【0014】
ところで、段ボール箱を製造するのに用いられる原紙の材質や坪量、フルート構成などを段ボール箱の圧縮強度が向上するように設定することで、安全率を上げ、箱潰れや内容物の変形等を抑制することはできる。しかし、これらの方法では、使用する原紙の量が増えるか、又は原紙強度を向上させるために配合されるバージンパルプ量が増えるなど、近年問題となっている省資源化や、環境問題に逆行することになってしまう。
【0015】
従って、原紙の使用量を増やしたり、使用材質の強度を向上させたり、フルート構成を変えることなく、箱強度を向上させ、しかも倉庫保管時に箱潰れや内容物の変形等を抑制することができる外装用段ボール箱が求められていた。
【0016】
さらに、近年の省資源化の流れからも、古紙配合量が多く強度的に劣る原紙や、米坪を下げた原紙を用いたとしても箱の強度が維持される新規な段ボール箱の開発が急務となっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、使用する原紙の米坪や紙質を上げて強度を向上させたり、フルート構成を変更したりすることなく、圧縮強度を向上させ、倉庫保管時の箱潰れや内容物の変形を抑制することができ、または、使用する原紙の米坪や紙質など材質構成を下げても箱強度が維持できる段ボール箱と、その製造方法を提供するものである。すなわち、本発明者は、従来型の段ボール箱が天面または底面において何れの面も一様な平面とならず、前記内フラップが短いために外フラップとの間で段差が生じ、その結果、この箱に内容物を詰めて輸送/保管する際、当該内容物を変形させてしまうことに気付いたので、その段差を解消する手段について鋭意、研究したものである。さらに付言すると、元来は、段ボール箱を構成するフラップの段(フルート)を潰すと、それに伴って箱の強度は低下するが、その低下を最小限に抑え、かつ強度低下を凌駕するだけの新規な効果を生むべく工夫したものである。
【0018】
なお、前記のように、段ボール箱におけるフラップの段を潰すと、それにより段ボール箱に組み立てる前の、シート状または折り畳まれた状態の段ボールの厚さが部分的に異なることになり、その結果、前記した各状態の段ボールを堆積して搬送する場合に堆積山が不安定となる問題が生じるので、本発明は、このような不具合をも解消するように工夫を施したものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記の課題を解決するための手段について、種々考究したところ、前記外フラップと内フラップとの重なり面での段差をなくすには、当該重なり面の何れか一方のフラップにおける段ボールのフルートを重なり面のみ圧潰することにより解決し得ることを見出した。かくして、第一に、本発明は、内フラップ2枚が突合せにならない段ボール箱において、天面及び/又は底面側に位置する内フラップの一部分を厚さ方向に潰し、更に、該内フラップの潰していない部分と相対する外フラップの対応部分をその厚さ方向に潰してなることを特徴とする折り畳まれた段ボールの堆積山の荷崩れを防止できる段ボール箱である。
【0020】
第二に、本発明は、請求項 1 の段ボール箱であって、内フラップをその厚さ方向に潰さない部分が、段ボール箱組み立て前の平板状シートを角筒状にしてから扁平に折畳んだ状態において、該折り畳まれた段ボールの隅部または隅部近傍に位置していることを特徴とする折り畳まれた段ボールの堆積山の荷崩れを防止できる段ボール箱である。
【0021】
第三に、本発明は、請求項2の段ボール箱であって、段ボール箱組立前の折り畳まれた矩形状段ボールの四隅に位置する内フラップの部分を厚さ方向に潰さずに残し、その非押し潰し部分が折り畳まれた段ボールを積み重ねたときに足として突出するようにしたことを特徴とする折り畳まれた段ボールの堆積山の荷崩れを防止できる段ボール箱である。
【0026】
本発明者らは、内容物として箱入りティシュペーパー(ボックスティシュ)のような軽量品を収納した段ボール箱において、該箱の天面及び/又は底面全域を一様にカバーすることが出来ない形式の箱、すなわち、内フラップ2枚の長さの合計が箱長さより短い段ボール箱において、このような箱が倉庫保管時に箱潰れを起こしたり、内容物が変形したりするメカニズムについて考察をすすめた結果、段ボール箱に荷重がかかった場合、箱の天面や底面のフラップの厚みにより生じる段差により、箱内部にほぼ隙間無く収納されている内容物に対しての荷重に偏りが発生し、一部の内容物に荷重が集中する結果としてその部分の内容物の変形がまず起こり、このような内容物の変形によって、さらに偏荷重が助長されることによって、ますます内容物が変形しやすくなることを見出した。
【0027】
本発明者らは、この知見に基づき、鋭意研究をした結果、段ボール箱の内フラップを厚さ方向に潰し、箱内面における天面及び/又は底面をできるだけ平坦にすることで、前記偏荷重が発生しにくくなることを見出した。また、外フラップの内フラップとの重なり面を、厚さ方向に潰すことによっても、同様に偏荷重が解消されることを見出した。さらに、内フラップと、外フラップの内フラップとの重なり面を、両方潰すことによっても同様に偏荷重が解消されることを確認した。
このように、段ボール箱のフラップを潰しておけば、それによって、段ボール箱内の内容物全体に均一に荷重がかかるために、内容物の変形が起こりにくくなることを見出して本発明を完成するに至った。
【0028】
ところで、段ボール箱におけるフラップの段を潰したときには、段ボール箱に組み立てる前の、シート状態または折畳み状態にある段ボールの厚さが部分的に異なる結果となる。したがって、シート状態または折畳み状態にある段ボールを堆積して搬送する場合には、堆積山が不安定となると云う問題が生じた。この問題に対しては、内フラップと外フラップの段を潰す位置を対応づけて部分的に潰す手段を開発することにより、前記のような不具合を解消させた。この点が本発明の特徴である。なお、前記フラップを厚さ方向に潰す方法としては、FFG等の製函機で製函と同時に行うことができることを確認したものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明で用いられる段ボールの原紙構成については特に制限はない。通常、段ボールの表側及び裏側にはライナ原紙が使用され、ライナに挟まれたフルート部分には中芯原紙が用いられる。ライナ原紙としては、A級ライナからジュートライナ、中芯としては強化中芯からD級中芯まで幅広いグレードがあるが、必要な箱圧縮強度が得られるように、ケリカットの式、ウォルフの式、又はマッキーの式等を用いて原紙構成が決定される。
【0030】
本発明において、フルートの種類は特に限定されず、どのようなフルートを用いてもよい。なお前述のように、箱のフラップを厚さ方向に潰すことで、設定荷重向上効果が得られるが、特にフルート高さが高いAフルートを用いたときに最も大きな効果が得られる。
【0031】
本発明が適用される段ボール箱の形状は、内フラップがあり、かつ内フラップ2枚の長さの合計が箱長さより短い段ボール箱でなければならない。すなわち、天面及び/又は底面における内フラップが天面及び/又は底面の全体をカバーする構造になっていないことが必要である。他の形状、例えばJIS−Z−1507に規定される0203形、0204形、0206形では天面及び底面が内フラップ、外フラップともにぴったり閉塞する形態であるため偏荷重は発生せず、したがって設定荷重向上効果は全く生じない。また、JIS−Z−1507に規定される03形は0320形を除いて、蓋に内フラップがないため、これも設定荷重向上効果が全く出ない。ちなみに、個装された菓子や箱入りティシュペーパー等の軽量内容物の外装用段ボール箱としては、コスト及び強度面からほとんど0201形が用いられている。
【0034】
請求項1の本発明は、内フラップ2枚が突合せにならない段ボール箱において、天面及び/又は底面側に位置する内フラップの一部分を厚さ方向に潰し、更に、段ボールを組み立てたときに、該内フラップの潰していない部分と相対応する(互いに重なる)外フラップの部分を厚さ方向に潰したことを特徴とする段ボール箱である。このような構成とすることにより、組み立て前の折り畳まれた状態の段ボールを堆積して搬送する場合に堆積山が不安定で崩れやすいという問題が解決出来る。
【0035】
さらに請求項2の発明は、請求項1の発明における段ボール箱において、内フラップをその厚さ方向に潰さない部分が、段ボール箱組み立て前の平板状シート状段ボールを角筒状にして矩形状に折畳んだ状態において、該折り畳まれた矩形状段ボールの隅部または隅部近傍に位置していることを特徴とする段ボール箱である。請求項3に示す発明は、請求項2の段ボール箱であって、段ボール箱組立前の折畳まれた矩形状段ボールの四隅に位置する部分を厚さ方向に潰さずに残し、その非押し潰し部分が折り畳まれた段ボールを積み重ねたときに足として突出するようにしたことを特徴とする段ボール箱である。このような構成とすることにより、段ボール箱組立前の角筒状のものを矩形状に折畳んだ段ボールシートを積重ねたときの段ボール堆積山の安定効果がより良く発揮される。
【0037】
既に述べたように、本発明にあっては、内フラップと外フラップとが重なり合う面の段を潰して、重なり合うことによる段差の発生を可及的に少なくして損傷を防止しようと意図したものであるが、その際のフラップ潰しに付帯して発生する段ボール箱組立て前の段ボールシートの積み重ね時における傾きによる荷くずれをも未然に防止しようとしたものである。以下、その点を図に即して説明する。
【0038】
図8は、本発明にしたがって内フラップ3a、3c等を潰し、胴部8を潰さない状態の段ボールシートを、製函に先立って平板状のまま複数積み重ねた場合を示した概念図である。図面の記載からも明らかなとおり、潰されていない胴部8の厚みは、潰されている内フラップ部分3a、3c……等の厚みに較べ、約2倍程も厚いので、それを何枚も積み重ねると、積み重ねた山が不安定となり次に述べるような不具合が生ずる。
【0039】
すなわち、例えば、図9に示すような展開図の段ボールシート4(この場合、符号20の部分も斜線部同様に潰されているものと仮定する)を、継ぎ代9を介して角筒状(サック状)に接合したのち、これを折り畳み状態にして積み重ねると、図10に示すような状態となる。すなわち、潰されている内フラップ部分が片方に寄り(図において左側に片より)、反対側には、潰されていない外フラップ部分2a、2c等と箱の胴部8が偏った状態で位置することになる。そうすると、潰されて薄くなっている部分の積み重ね高さが低くなるのに対し、潰されていない側の積み重ね高さが大きくなって、全体の堆積山は平坦にならず、勢い傾いてしまって、荷崩れを起こすことになる。荷崩れが生ずるような積み方では、作業性も悪く、多数枚を整然と積重ねて搬送できないので、効率が悪い。
この解決方法として図9〜11、特に図10に示すように、内フラップ3a、3b等の全面を潰さずに、その一部(図中、符号20または20a参照)を潰さずに残しておいて、これをシートの積み重ね時における「足」として利用するのである。すなわち、図中、符号20または20aで示される白枠部分は、それ以外の部分(斜線で表示)がすべて平たく潰されているのに対し、白枠部分のみが外フラップと同じ厚み(=高さ)を維持していることになる。その結果、白枠部分は段ボールシートの積み重ね時に「足」として残るようになるから、前記した積み重ねシートの堆積山の傾きや荷崩れが生じないことになる。
【0040】
【実施例】
以下、本発明をさらに具体的に説明する。
参考例1>ライナとして両面にNRK180(王子製紙製)、中芯としてSCP160(高崎三興製)からなるAフルートの両面段ボールを用い、内寸590mm×335mm×490mm(高さ)、内フラップ長さ175mm、側面に手かけ穴を有する(100mm×30mmの穴/図1〜2の符号12参照)0201形段ボール箱を、FFG(SUMMIT−X、三菱重工業製)にて作製した。このとき、FFGのダイカッタ部にて内フラップ全面を潰し、各内フラップの厚さを1.5〜2mmとした。なお、潰す前のフラップ厚さは、約5mmであった。上記のようにして作製した段ボール箱を試料として評価試験を行った。
【0041】
参考例2>外フラップの内フラップとの重なり面(長さ175mm)も内フラップと同様に潰したこと以外は、参考例1と同様に試料を作製して評価試験を行った。
【0042】
実施例1>ライナとして両面にNRK180(王子製紙製、坪量180g/m)、中芯としてSCP150(高崎三興製、坪量150g/m)からなるAフルートの両面段ボールを用い、内寸590mm×335mm×490mm(高さ)、内フラップ長さ175mm、側面に手かけ穴を有する(100mm×30mmの穴/図1〜2及び図9の符号12参照)0201形段ボール箱を、FFG(SUMMIT−X、三菱重工業製)にて作製した。このとき、FFGのダイカッタ部において、図9に斜線部として示したように、内フラップ及び外フラップを部分的に潰し、各フラップの厚さを4.3mmとした。なお、潰す前のフラップ厚さは、約5.4mmであった。また、この段ボール箱の組立て前の矩形状に折畳んだ状態を図10に、組立てた状態を図11に示す。
【0043】
本実施例の場合、段ボールシートの「足」として残す部分20は、図10に示すように、段ボール箱組立前の折り畳まれた矩形状段ボールの繋ぎ代9でサック貼りした後に折畳んだ平板状段ボールの左両隅にくるように形成されているが、必ずしも両隅でなくともよい。しかし、隅部または隅部近傍に来るようにすると、折り畳まれた矩形状段ボールの隅部に、潰さずに残しておいた部分がバランス良く足として作用する。すなわち、潰しによって生じた空隙により段ボールシートの積み重ね時における堆積山の傾きが生じにくく、傾きによる荷崩れを未然に防止しうる。
なお、段ボール箱組立前の折畳み状態、すなわち角筒状(サック状)のものを矩形状に折畳んだ段ボールシートは、折畳み時には足として残す非押し潰し部分が、図10に示すように、上下両面が表裏(上下)対称の位置にくる。従って、この場合にあっては、シートの四隅に、非押し潰し部分である足が配設されることとなる。
【0044】
なお、前記足の部分20が、潰れた領域との比較において単に突出しているだけだと、箱を組み立てたときに、その部分のみが厚くなって不具合である。そこで、箱の組み立て時に前記足の部分に対応する位置にくる外フラップの該当部分を潰すようにしたものである。その部分は、図9に符号21で示す個所で、図中、互いに交差する斜線で示した。そして、この交叉斜線部分は前記突出状態に保持されている足部分20がスッポリと嵌まり込むように構成させるのがよい。図示の実施例では、突出状態にある足の部分20の寸法を、図示の箱サイズにおいて、70mm×70mmとすると共に、この足が嵌り込む局部潰しの寸法を90mm×80mmとして、両者が相対向したときは、スッポリと嵌合しあうようにしたものである。このようにすると、段ボールメーカから出荷された折り畳み状態にある段ボールの荷扱い、特にフォークリフト等によるハンドリングが極めて円滑に行われる。
因みに図10に黒色で塗り潰した部分(ハ)は、フラップが潰された結果、空隙を形成している部分である。
尚、図9のようなブランクシートを折畳まないで、積み重ねる必要が場合には、足20を図9の20aの位置とすることが出来る。
上記のようにして作製した段ボール箱を試料として評価試験を行った。
【0045】
<比較例1>内フラップを潰さないで箱を作製した以外は、参考例1と同様にして試料を作製して評価試験を行った。
【0046】
<比較例2>内フラップと外フラップを潰さないで、箱を作成した以外は、実施例1と同様にして試料を作製して評価試験を行った。
【0047】
評価試験としては、下記方法に従って圧縮試験を行った。試験結果を表1〜3に示す。
<空箱圧縮試験>
20℃、65%の条件で48時間調湿した試料の天地面をホットメルトで封緘し、箱圧縮試験機(CTM−1325、A&D製)にて圧縮し、最大圧縮荷重(箱が潰れるまでに生じる最大荷重、圧縮強さとも称する)を測定した。結果を表1に示す。
【0048】
<内容物入り箱圧縮試験>参考例1、2、比較例1については、20℃、65%の条件で48時間調湿した試料に、ティシュペーパー入りカートン(ホクシーティシュホワイトL200W、ホクシー製)5個入りパックを10パック、カートンの長手方向が上下方向となるように収納し(図7参照)、天地面をホットメルトで封緘し、箱圧縮試験機(CTM−1325、A&D製)にて圧縮して、内容物のティシュペーパー入りカートンが潰れ始める時に生じる変曲点の荷重(図12の圧縮荷重−歪曲線において、1次ピーク(以下第1変曲点ともいう)の荷重)、及び最大圧縮荷重(内容物のカートンと段ボール箱の両方が潰れるまでに生じる最大荷重)を測定した。尚、実施例1、比較例2については、ティシュペーパー入りカートン(ネピアティシュホワイト、コンパクト、BF200、ネピア製)の5個入りパックを10パック収納して上記と同様に測定した。結果を表2に示す。
【0049】
<設定荷重圧縮試験>
前述の内容物入り箱圧縮試験と全く同様に内容物を入れた試料を調製し、内容物入り箱圧縮試験で得られた第1変曲点応力を目安に負荷係数を設定して、設定荷重圧縮試験を行った。最下段のケースにかかる荷重は、(12ケース/段×3段)/パレットの4パレット積み、即ちケース12段積で、ケース質量16kg/ケース、パレット質量80kg/パレットの条件としたことから、1922Nと設定した。負荷係数は、設定荷重(N)/1922(N)とした。
なお、設定荷重圧縮試験後、内容物の変形を目視評価し、商品価値を失う程度に変形が発生した製品の内容物の個数を数え、その割合を調べた。結果を表3に示す。
【0050】
【表1】
Figure 0003952128
【0051】
【表2】
Figure 0003952128
【0052】
【表3】
Figure 0003952128
【0053】
次に試験結果について考察する。前述したように、表1は空箱の試験結果であり、表2、表3は内容物入りの箱の試験結果である。表1に示すように、外装段ボール箱そのものの箱圧縮強度は、参考例1、2及び実施例1と比較例1、2ではほぼ同等であることがわかる。一方、表2より、内容物入りの圧縮試験では、箱圧縮強度自体は実施例と比較例でほぼ同等であるが、第1変曲点の応力が、実施例は比較例の2倍以上になっている。即ち、実施例は比較例よりはるかに内容物の変形が起こりにくくなっていることがわかる。また、表3から分かるように一定の荷重を設定した設定荷重圧縮試験結果によれば、比較例1の設定荷重及び負荷係数と比べて、実施例1、の設定荷重及び負荷係数は極めて高く、実施例についての設定荷重範囲においては第1変曲点が存在しない。これは、設定荷重範囲において内装箱が変形したりする不具合の発生がほぼ完全に防止できることを意味する。即ち、同一素材の段ボールを使用していながら、設定荷重及び負荷係数は大きく向上可能であり、また試験後の状況からも、倉庫保管時等の内容物の変形を抑制することができると判断できる。換言すれば、原紙の材質等を下げても同一レベルの第1変曲点応力を有する外装箱が得られることを意味している。
【0055】
図12は、縦軸に圧縮荷重(N)を、横軸に変位すなわち歪(mm)をとった圧縮荷重−歪曲線を示す図であり、実施例1と比較例2の段ボール箱について、<内容物入り箱圧縮試験>を実施した時のデータを基に作成した概念図である。図中、実線で示すカーブが本発明の実施品(実施例1)を用いたときのデータ、図中、点線で示すものが、従来品(比較例2に示すもの)のデータである。同グラフからも明らかなように、従来品を用いたときには、圧縮荷重が4000N付近で一部のカートン潰れが生じて第1変曲点が現れ、8300N付近で、残りのカートンと段ボール箱が潰れて最大荷重点が生ずるという特性であるのに対し、本発明品によれば、箱内における一部の特定のカートンが先に潰れることがなく、8700N付近で、初めて第1変曲点と最大荷重点が現れるという優れた効果を生むことが確認された。
【0056】
なお、図13は、本発明の段ボール箱を得るに当たって、段ボールシートの製函工程でなされる印刷及び打抜き過程を示すもので、内フラップと外フラップとを同時に潰すことのできるプリンタスロッタの一例を示す説明図である。図において、給紙部30より供給される段ボールシートは、図中31で示される印刷ユニット部において、圧胴と版胴からなる印刷ユニットの間を通ってダイカット部32に送り込まれ、該ダイカット部32において対応する上下1組のシリンダロールにより罫線を入れ、さらに切断線の切りこみ及び手孔加工などが順次施された後排出される。なお、図の例は、印刷胴が3セット設けられているが、そのうちの最終段の印刷ユニットは空胴として用いて、フラップを厚さ方向に潰すためのみに使用する。すなわち図13の印刷ユニットのうち、最終段のAロールとBロールは、図の欄外に拡大して示したように、Bロール側に樹脂板などより形成したプレスボード40を局部的にセットしておき、このプレスボード40により内フラップを全面または一部を局部的に潰すことができるようにしている。
また、同様にダイカット部32の最終段のCロールとDロールは、図の欄外に拡大して示したように、Cロール側にコルク板などより形成したプレスボード41を局部的にセットしておき、このプレスボード41により外フラップを全面または一部を局部的につぶすことができるようにしている。このように、図13に示した方法によれば、印刷過程及び/またはダイカッタでの打ち抜き時にフラップを同時に潰すことができるので、最も効率的にフラップを潰すことができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、段ボール箱における天面または底面側における内外両フラップの重なり面のみを対象として、局部的にフルートを圧潰するように構成したから、フルートを圧潰に伴う強度低下を凌駕する平面化効果が生ずる。すなわち、段ボール箱の天面または底面においてフラップが重り合わない面が残ると、前述のように箱の内容物に変形が生ずることがあるが、荷重の加わる面が一様な平面であると、そうした偏荷重の加わることが少ないので、内容物の変形が防げる。このように、本発明によれば、原紙の材質を特別に良くしたり、フルート構成を変更したりせずに設定荷重を維持させ、かつまた、倉庫保管時等の内容物の変形を抑制することの可能な段ボール箱が得られる。さらに従来の製函機を若干アレンジするだけで、前記段ボール箱を容易かつ安価に提供することができる。
さらに云えば、段ボール箱において互いに重なり合う内外両フラップの重なり面を圧潰することによって平面化したので、箱の内容物に偏荷重を与えることがなく、したがって、たとえ輸送、保管に際して上からの荷重が大きくなる下積みの内容物も変形することがない。
さらに、段ボール箱のフラップの段を潰すことにより、段ボール箱組み立て前の折り畳まれた状態の段ボールの厚さが部分的に異なることにより、折り畳まれた状態の段ボールを堆積して搬送する場合に堆積山が不安定となる問題が生じるが、このような不具合も内フラップと外フラップの両方を対応させて潰すことにより解消することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】JISコード番号0201形の段ボール箱の展開図。
【図2】同上組立図。
【図3】同上組立箱に埋め板を装着する場合の斜視図。
【図4】従来型の重量物包装形態を示す斜視図。
【図5】先行発明に開示されている段ボール箱のコーナ部分の略図。
【図6】段ボール箱に包装品の小箱を収納した状態の断面図。
【図7】段ボール箱にティシュペーパー入りのカートン(ボックスティシュ)を収納した状態を示す断面図。
【図8】本発明の段ボール箱の組立てに先だって折畳み状態となして、3枚積重ねた状態を示した概念図。
【図9】本発明の段ボール箱の組立前のシート状態(ブランクの状態)の展開図。
【図10】同上箱を角筒状(サック状)に接合した後、折り畳んだ状態を示した概念図。
【図11】同上箱の組立図。
【図12】段ボール箱内にティシュペーパー入りカートンを収納して圧縮して行った場合の圧縮荷重−歪曲線を示す図。
【図13】段ボールシートの製函工程でなされる印刷及び打抜き工程を示す略図で、内フラップと外フラップとを潰すことのできる装置の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 段ボール箱 2a、2b、2c、2d 外フラップ
3a、3b、3c、3d 内フラップ 4 段ボールシート
5a、5b 罫線 6a、6b、6c 罫線
7 切断線 8 胴部 9 継ぎ代
10 埋め板 11 緩衝部材 12 手かけ穴
20 足部分(白枠部) 21 潰し部(斜線部と交差斜線部)
31 印刷ユニット 32 ダイカット部
40 プレスボード 41 プレスボード

Claims (3)

  1. 内フラップ2枚が突合せにならない段ボール箱において、天面及び/又は底面側に位置する内フラップの一部分を厚さ方向に潰し、更に、該内フラップの潰していない部分と相対する外フラップの対応部分をその厚さ方向に潰してなることを特徴とする折り畳まれた段ボールの堆積山の荷崩れを防止できる段ボール箱。
  2. 請求項 1の段ボール箱であって、内フラップをその厚さ方向に潰さない部分が、段ボール箱組み立て前の平板状シートを角筒状にしてから扁平状に折畳んだ状態において、該折り畳まれた段ボールの隅部または隅部近傍に位置していることを特徴とする折り畳まれた段ボールの堆積山の荷崩れを防止できる段ボール箱。
  3. 請求項2の段ボール箱であって、段ボール箱組立前の折り畳まれた矩形状段ボールの四隅に位置する内フラップの部分を厚さ方向に潰さずに残し、その非押し潰し部分が折り畳まれた段ボールを積み重ねたときに足として突出するようにしたことを特徴とする折り畳まれた段ボールの堆積山の荷崩れを防止できる段ボール箱。
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