JP3949781B2 - 角度調節機能付き歯ブラシ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラシ部と把持部の角度調節が可能な歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、歯を磨く角度を調節できる歯ブラシとして、ブラシ部と把持部とを相対回動自在に連結して、ブラシ部と把持部の角度調節を可能にした歯ブラシが各種知られている。例えば、特開平2−234708号公報、実開平2−45023号公報および特開平6−165712号公報等で開示された歯ブラシがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来より、上記した公知の歯ブラシよりも、さらに角度の調節が簡単で、時間,手間がかからない歯ブラシが要請されていた。
また、調節された角度を固定して歯を磨いた場合に、歯ブラシがガタ付かないことも必要とされる。さらに、水に溶けた歯磨剤が徐々に歯ブラシの摺動部に付着し、故障の原因となるので分解掃除が簡単な構造も求められている。
【0004】
本発明は、上記課題に照らして、角度の調節が極めて簡単で、固定角度でガタ付きがなく、簡単に分解掃除ができる角度調節機能付き歯ブラシを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の歯ブラシは、ブラシ部と把持部とを備え、前記ブラシ部と把持部を相対回動自在に連結する角度調節機能付き歯ブラシであって、前記ブラシ部に形成された連結部と前記把持部に形成された連結部との間に位置して、前記両連結部の一方の回動に伴って回動するばね性を有する回動体と、他方に設けられて前記回動体が自身のばね力によって所定回動角度で係合する係合部とを有する角度設定機構と、前記把持部の長手方向に沿って進退自在に設けられたストッパと、前記ブラシ部の連結部に設けられ、進出した前記ストッパに係合されてブラシ部を複数の固定角度に固定する複数の係合孔とを有する角度固定機構とを備え、前記角度設定機構の係合部は、前記ブラシ部の回動角度に応じて設けられた複数の係合溝により構成され、前記ストッパは、ばね力によりストッパの先端を係合孔に押圧する圧縮用コイルばねを有し、前記角度固定機構は、さらに、使用者の操作により前記把持部の長手方向に沿って進退自在に移動するスライダーと、前記スライダーに係合されてスライダーに連動して前記ストッパを前記長手方向に移動させる遊動体と、前記遊動体が前進位置にあるとき遊動体に形成された係止壁に係止して前記圧縮用コイルばねのばね力により遊動体が後方へ移動することを阻止する係止体とを備え、前記係止体は、前記ストッパが前記係合孔に係合している状態で使用者の操作により前記遊動体の係止壁との係止が解除されて、前記圧縮用コイルばねのばね力による遊動体の後退を許す頭部を有する。ここで、回動体は、ブラシ部または把持部と別体であっても、一体であってもよい。上記構成によれば、ブラシ部の回動体と把持部の係合部が係合する角度設定機構により、ブラシ部と把持部の角度を複数の角度に設定でき、把持部のストッパ部とブラシ部の係合孔が係合する角度固定機構により、設定した角度に固定できる。また、ブラシ頭部の交換を簡単にできる。
【0006】
好ましくは、前記回動体は、ばね性を有する本体とその先端に形成されて前記係合溝に係合する突起とを有し、ブラシ部が回動して隣接する係合溝に移るとき、突起が本体のばね力に抗して内方へ押し込まれて、前記回動を許すものである。従って、回動体が円滑に回動するとともに、その突起が復帰ばね力により係合溝に押し込まれて係合するので、その節目のある回動の感触と音により、ブラシ部の回動を確認することができる。
【0008】
さらに、好ましくは、前記ブラシ部は、毛を植設してなるブラシ頭部と、このブラシ頭部を着脱自在に取り付けるブラシ支持部とを有している。従って、ブラシ頭部の交換を簡単にできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に、この発明の一実施形態に係る角度調節機能付き歯ブラシの斜視図を示す。この歯ブラシは、ブラシ部Aと把持部Bとを備え、ブラシ部Aと把持部BをR方向に相対回動自在に連結している。この歯ブラシは、角度設定機構Cによりブラシ部Aが把持部Bに対して複数の角度に設定されるとともに、角度固定機構Dによりその角度に固定される。
【0010】
図2に、図1の歯ブラシの分解斜視図を示す。
同図において、この歯ブラシは、ブラシ部Aの後端部に形成された連結部5と、把持部Bの前端部に形成された相対的に軸方向に長い連結軸(連結部)6と、これら連結部5,6を相対回動自在に軸支するねじ7とからなる連結機構とを有している。ブラシ部Aの連結部5は、その後端部の幅方向Xのほぼ中央に形成され、中心に貫通した連結孔8が設けられた円板からなり、把持部Bの連結軸6は、その前端部の幅方向Xの片側に形成され、中心に連結孔(ねじ孔)9が設けられている。ブラシ部Aと把持部Bは、前記円板5の連結孔8を連結軸6に挿入して、ねじ7をねじ孔9にねじ込むことにより相対回動自在に連結される。
【0011】
角度設定機構Cは、前記円板5に設けられ、ブラシ部Aの回動に伴って回動する角度設定ばねのような回動体12と、前記把持部Bのガイド面g2に設けられ、前記回動体12が所定回動角度で係合する係合部14とを有している。図4に示すように、この係合部14は、前記角度設定ばね12に対向して把持部Bのガイド面g2上に設けられた複数の係合溝により構成される。
【0012】
図3に示すように、角度設定ばね12は、ばね性を有する本体15と、その先端に形成されて前記係合溝14に係合する突起16とを有している。ばね部15はC形形状をなしており、C形に沿ってその中央部分に貫通溝17を形成することによりばね力を得ている。このばねには、例えば、高い耐疲労性を有するアセタール・コポリマー樹脂製のものが用いられる。
【0013】
前記円板5の一方の端面(図3では左端面)には、角度設定ばね12を嵌め込む凹部18が形成されており、この凹部18には、円板5の外周に沿って円周の一部を切り欠いた切欠部19が設けられている。角度設定ばね12をこの凹部18に嵌め込む際、本体15を径方向に縮めてばね力を発生させた状態で収納する。これにより、角度設定ばね12は、その復帰ばね力に基づいて凹部18にガタ付くことなくフィットする。図4に示すように、この凹部18に収納された角度設定ばね12は、突起16が上記切欠部19から突出する。
【0014】
図4に、角度設定ばね12が係合溝14に嵌まり込んだ状態を示す。この角度設定機構Cは、ブラシ部AがR方向に回動して隣接する上記係合溝14に移るとき、突起16が本体15のばね力に抗して本体15の径方向内方へ押し込まれて、前記回動を許すものである。したがって、ブラシ部Aを回動させて、突起16がつぎの係合溝14に係合するとき、節目のある回動の感触とともに「カチッ」という音が発生するので、使用者は、聴覚でも一定角度動いたことが確認できる。
【0015】
図2の角度固定機構Dは、前記把持部Bに設けられた貫通孔44(図10参照)に収納されており、スライダー25の一対の足26により係合溝39にて係合されて、把持部Bの長手方向Yに進退自在に移動する遊動体38と、この遊動体38を係止する係止体45と、この遊動体38に押されて前進するストッパ30と、前記ブラシ部Aの円板5に設けられ、進出した前記ストッパ30に係合されてブラシ部Aを複数の固定角度に固定する複数の係合孔22とを有している。把持部Bの貫通孔44の端部は栓状のテールエンド50で蓋されている。また、ストッパ30および遊動体38は、貫通孔44内を長手方向Yに沿って嵌合した状態で移動するので(図11参照)、ブラシ部Aの回動角度を固定するためにスライダー25を操作する際、ストッパ30をガタ付きなくスムーズに把持部Bの長手方向Yに沿って移動することができる。
【0016】
図7(a)にストッパ30の斜視図を、図7(b)にストッパ30の縦断面図を示す。図7(a)のように、ストッパ30は、前記係合孔22に係合される先端が円錐形に形成されたストッパピン32と、このストッパピン32を前記把持部Bの長手方向Yに移動自在に支持する中空管35とを備えている。また、図10に貫通孔44に角度固定機構Dを収納していない状態の把持部Bの縦断面図を示すように、把持部Bの前部を貫通するストッパピン32に嵌合する貫通孔34が設けられており、図7(a)のストッパピン32は、この貫通孔34に挿通され、その円錐状先端33がその前端部から突出して前記係合孔22に係合する。
【0017】
図8(a)に遊動体38の斜視図を、図8(b)に遊動体38の縦断面図を示す。同図に示した遊動体38は、図2のスライダー25と連動してストッパ30を長手方向Yに移動させる。図8(b)のように、遊動体38のほぼ中央部に貫通孔42が設けられており、この貫通孔42に図6に示すように側面視で略コの字形状をした係止体45が収納されている。この貫通孔42の長手方向Yの長さは係止体45のそれよりも長い。図11に貫通孔44に角度固定機構Dを収納した状態の把持部Bの縦断面図を示すように、係止体45の頭部46が把持部Bの外壁から内部の貫通孔42に通ずる略長円形のボタン部27で係止されて係止体45が貫通孔42に保持された状態で、遊動体38がその貫通孔42と係止体45間の空間を長手方向Yに移動するのを許すように設けられており、遊動体38が前方に所定量移動すると、係止体45のばね力によりその先端47が図8に示した遊動体38の係止壁41に阻止されて(図11(a))、遊動体38及びストッパ30が後退するのを防ぐ。このばねには、例えば、上記と同様にアセタール・コポリマー樹脂製のものが用いられる。
【0018】
図7のストッパ30は、小径のストッパピン32の前部と、大径の圧縮用の中空管35が段部37を介して連設されており、この段部37と中空管35の間には圧縮用コイルばね31が介装されており、ストッパピン32の後部にはねじ状の抜止め部材36がねじ止めされている。
【0019】
また、この中空管35はストッパピン32を挿通させるとともに、中空管35内に空間部S1が設けられているので、遊動体38を操作してストッパピン32を係止孔22に係止する時、この空間部S1分だけ圧縮用コイルばね31は縮む。つまり、このばね力によってストッパピン32と係合孔22の密着状態をスムーズに高める。さらに、このストッパピン32の前部には、図2のリターンコイル29が設けられているが、そのばね力は圧縮用コイルばね31より弱く作られているので、上記密着状態を妨げない。
【0020】
また、図9(a)に示すように、上記ブラシ部Aの円板5には、上記角度設定機構Cの切欠部19に隣接して、把持部Bに対向する外周面に、周方向に沿って複数の係合孔22を有する円弧状の角度固定金具24が埋設されている。角度固定の際、この係合孔22に、把持部Bのストッパピン32の先端33が係合する。
【0021】
この角度固定金具24の断面図を図9(b)に示す。
同図のように、係合孔22は外側が広く内側が狭い円錐形状をなしており、係合孔22の下部には、空間部S2が設けられている。
【0022】
また、ストッパピン32の先端33が角度固定金具24の円錐状の係合孔22に挿入されると、互いの円錐形状により、ガタ付きなく係合される。また、先端33は係合孔22を貫通してその先端が上記空間部S2に出るようにしているので、両者のより強固な固定が得られる。
【0023】
図2のブラシ部Aは、毛の植設部および支持軸2を有するブラシ頭部1と、前端部に図示しない嵌合孔が穿設されてこの嵌合孔で支持軸2と嵌合するブラシ支持部3とを備える。したがって、ブラシ頭部1をブラシ支持部3に着脱自在に取り付けることができ、ブラシ頭部1だけを容易に新しいものに交換できる。また、前記支持軸2の外周には長手方向Yに延びる一対の突起4が設けられ、この突起4が前記嵌合孔に設けられた同じく図示しない溝に嵌まり込むことにより、ブラシ頭部1のブラシ支持部3に対する相対回転が阻止される。
【0024】
また、図1のV −V 断面を示す図5において、ねじ7は把持部Bの連結軸6の中央に設けられためねじ9とねじ結合して、回動体12が作動する連結機構を構成する。
【0025】
この場合、連結軸6は相対的に軸方向に長く設けられているので、外接するブラシ部Aの円板5の貫通孔8と相対的に広い面積にて互いに接触するので、この連結部のガタ付きを防止できる。
【0026】
以下、図11により、この歯ブラシの動作を説明する。図11(a)は係合状態、(b)は係合解除状態を示す。
まず、図11(a)において、ここでは図示していないが、ブラシ部Aを所定角度に固定して、ストッパピン32の先端33を円板5の角度固定金具24の係合孔22に係合させるため、把持部Bのスライダー25を前方に移動させる。これとともに、係止体45の先端47がそのばね力によって遊動体38の係止壁41に係止される。このときストッパ30の圧縮用コイルばね31は最大限に圧縮されている。そのばね力は、係合した円錐形状の係合孔22を先端33との係合をより強固にする。
【0027】
次に、ストッパ30の係合を解除して、ブラシ部Aの回動角度をかえる。把持部Bの外壁から内部の貫通孔42に通ずる略長円形のボタン部27に、外部から操作可能にわずかに突出している係止体45の頭部46を押すと、係止体45は略コの字状のばね体であるので、図11(b)のように、その先端47が遊動体38の係止壁41を離れる。このとき、前部に設けたリターンコイル29の反発力と、圧縮用コイルばね31の反発力が共動して、ストッパ30と遊動体38を貫通孔42内の後方へ移動させる。この移動によって、ストッパピン32の先端33は係合孔22から抜けて、ブラシ部Aの再度の回動を許すに十分な図示した位置まで後退する。これらの一連の動作は瞬時に行われる。
【0028】
さらに、この係合解除状態で、ブラシ部AをR方向に回動させる。このとき、図4の角度設定ばね12が係合溝14に係合するときに手に伝わる節目のある回動の感触と「カチッ」という音により、使用者は、その回数で回動角度を知ることができる。例えば、係合溝14が15°間隔に設定されている場合、2回「カチッ」という音を聴けば30°回動したことがわかる。こうして、ブラシ部Aが任意の角度に設定されると、図11(a)のようにブラシ部Aはその角度で固定される。
【0029】
図2のねじ7を外せば、ブラシ部Aは把持部Bから外れる。また、スライダー25の一対の足26の片側にのみ係留凸部26aが付いているので、強く引き上げると外れる。さらに、テールエンド50を外せば、貫通孔44内のストッパ30,遊動体38および係止体45を簡単に脱着できる。従って、角度設定機構Cおよび角度固定機構Dの分解組立てが容易にできることから、水に溶けた歯磨剤が各機構に付着しても、歯ブラシの分解掃除が簡単にできる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、角度設定機構によりブラシ部と把持部の角度を複数の角度に設定でき、角度固定機構により設定した複数の角度に固定できる。したがって、角度の調節が極めて簡単で、固定角度でガタ付きがなく、分解掃除も簡単な角度調節機能付き歯ブラシを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る角度調節機能付き歯ブラシを示す斜視図である。
【図2】上記歯ブラシの分解斜視図である。
【図3】ブラシ部の連結部を示す斜視図である。
【図4】角度設定機構を示す側面図である。
【図5】上記歯ブラシの連結部を示す図1のV −V 線に沿った横断断面図である。
【図6】係止体を示す斜視図である。
【図7】(a)はストッパを示す斜視図、(b)は同縦断面図である。
【図8】(a)は遊動体を示す斜視図、(b)は同縦断面図である。
【図9】(a)はブラシ部の連結部を示す斜視図、(b)はその一部を示すIX−IX線に沿った縦断面図である。
【図10】上記把持部の貫通孔を示す縦断面図である。
【図11】(a),(b)は角度固定機構の動作を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…ブラシ頭部、3…ブラシ支持部、5,6…連結部、12…回動体、14…係合部、15…本体、16…突起、22…係合孔、30…ストッパ、A…ブラシ部、B…把持部、C…角度設定機構、D…角度固定機構。
Claims (3)
- ブラシ部Aと把持部Bとを備え、前記ブラシ部Aと把持部Bを相対回動自在に連結する角度調節機能付き歯ブラシであって、
前記ブラシ部Aに形成された連結部5と前記把持部Bに形成された連結部6との間に位置して、前記両連結部5,6の一方の回動に伴って回動するばね性を有する回動体12と、他方に設けられて前記回動体12が自身のばね力によって所定回動角度で係合する係合部14とを有する角度設定機構Cと、
前記把持部Bの長手方向に沿って進退自在に設けられたストッパ30と、前記ブラシ部Aの連結部5に設けられ、進出した前記ストッパ30に係合されてブラシ部Aを複数の固定角度に固定する複数の係合孔22とを有する角度固定機構Dとを備え、
前記角度設定機構Cの係合部14は、前記ブラシ部Aの回動角度に応じて設けられた複数の係合溝14により構成され、
前記ストッパ30は、ばね力によりストッパ30の先端33を係合孔22に押圧する圧縮用コイルばね31を有し、
前記角度固定機構Dは、さらに、使用者の操作により前記把持部Bの長手方向に沿って進退自在に移動するスライダー25と、前記スライダー25に係合されてスライダー25に連動して前記ストッパ30を前記長手方向に移動させる遊動体38と、前記遊動体38が前進位置にあるとき遊動体38に形成された係止壁41に係止して前記圧縮用コイルばね31のばね力により遊動体38が後方へ移動することを阻止する係止体45とを備え、
前記係止体45は、前記ストッパ30が前記係合孔22に係合している状態で使用者の操作により前記遊動体38の係止壁41との係止が解除されて、前記圧縮用コイルばね31のばね力による遊動体38の後退を許す頭部46を有する角度調節機能付き歯ブラシ。 - 請求項1において、
前記回動体12は、ばね性を有する本体15とその先端に形成されて前記係合溝14に係合する突起16とを有し、ブラシ部Aが回動して隣接する係合溝14に移るとき、突起16が本体のばね力に抗して内方へ押し込まれて、前記回動を許すものである角度調節機能付き歯ブラシ。 - 請求項1において、
前記ブラシ部Aは、毛を植設してなるブラシ頭部1と、このブラシ頭部1を着脱自在に取り付けるブラシ支持部3とを有している角度調節機能付き歯ブラシ。
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Publications (2)
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- 1997-07-10 JP JP18504297A patent/JP3949781B2/ja not_active Expired - Fee Related
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