JP3949639B2 - 半導体装置の作製方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、通常、加熱温度として600℃以上、結晶成長をさらに高めるためには640℃以上の高温にすることが必要であり、基板が熱的な影響を受けることが問題であり、また、結晶化に要する加熱時間が数十時間以上にも及ぶので、量産性が低かった。そのため、加熱温度を低下させ、また、加熱時間を短くすることが求められていた。
第1の工程と第2の工程の間に、第2の工程で用いる光を10%以上は吸収しない絶縁性の被膜を珪素膜上に形成してもよい。
また、第2の工程の前に、前記珪素膜をパターニング・エッチングして島状に分離・分断する工程を設けてもよい。
上記の第1の工程において、結晶化を熱アニールによっておこなう場合、その温度、時間は半導体薄膜の膜厚、組成等によって異なるが、実質的に真性な珪素半導体の場合には、520〜620℃、例えば、550〜600℃、1〜4時間が適当である。また、熱アニールの温度はガラス基板の歪点よりも低い温度でなされることが好ましい。
本発明の上記第1の工程において得られる、珪素膜中にニッケル等の結晶化を助長せしめる金属元素が含有されていてもよい。このような結晶化を助長せしめる金属元素としては、他にFe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Cu、Zn、Au、Agが知られているが、これらの元素が添加された非晶質珪素膜は、520〜620℃、1〜4時間の低温・短時間の熱アニールによっても結晶化が十分に進行する。
これらの金属元素を含有させると、その後のRTAの工程においても、より低い温度で結晶化させることが可能である。また、これらの金属元素は熱アニールの際の非晶質珪素膜からの水素離脱を促進せしめる効果も有する。このような金属元素の添加に際しては、熱アニール工程の前に上述のように珪素イオンを注入しておくと、熱アニール工程における結晶成長を抑制できるので好ましい。
上記に示す回路は、PTFTとNTFTとを相補型に設けたCMOS構造であるが、上記工程において、2つのTFTを同時に作り、中央で切断することにより、独立したTFTを2つ同時に作製することも可能である。
まず基板301上に下地膜302を形成し、さらに、プラズマCVD法によって厚さ300〜800Åの非晶質珪素膜303と、厚さ200Åの酸化珪素膜304を成膜した。
次に、珪素膜303をパターニング・エッチングして、島状の活性層領域306および307を形成した。活性層のエッチングは垂直方向に異方性を有するRIE法によっておこなった。(図3(B))
さらに、層間絶縁物311を形成して、これにコンタクトホールを形成し、メタル配線312、313、314を形成した。(図3(E))
102 下地膜(酸化珪素膜)
103 珪素膜
104 酸化珪素膜
105 島状珪素膜(活性層)
106 ゲイト絶縁膜(酸化珪素膜)
107、109 ゲイト電極(アルミニウム)
108、110 陽極酸化層(酸化アルミニウム)
111、114 ソース(ドレイン)領域
112、115 チャネル形成領域
113、116 ドレイン(ソース)領域
117 層間絶縁物
118〜120 電極
Claims (11)
- ガラス基板上に下地絶縁膜を形成し、
前記下地絶縁膜上に非晶質珪素膜を形成し、
熱アニールによって、前記非晶質珪素膜を結晶化して1〜50%の結晶化度を有する珪素膜を形成し、
ラピッド・サーマル・アニール法によって、波長が0.6〜4μmである光を前記1〜50%の結晶化度を有する珪素膜に照射して、前記1〜50%の結晶化度を有する珪素膜の結晶化を助長させる半導体装置の作製方法であって、
前記波長が0.6〜4μmである光の照射によって、400〜700℃のプレヒートを行い、次に800〜1300℃に温度を上昇させ、次に400〜700℃のポストヒートを行うことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - ガラス基板上に下地絶縁膜を形成し、
前記下地絶縁膜上に非晶質珪素膜を形成し、
520〜620℃の温度で熱アニールを1〜4時間行うことによって、前記非晶質珪素膜を結晶化して1〜50%の結晶化度を有する珪素膜を形成し、
ラピッド・サーマル・アニール法によって、波長が0.6〜4μmである光を前記1〜50%の結晶化度を有する珪素膜に照射して、前記1〜50%の結晶化度を有する珪素膜の結晶化を助長させる半導体装置の作製方法であって、
前記波長が0.6〜4μmである光の照射によって、400〜700℃のプレヒートを行い、次に800〜1300℃に温度を上昇させ、次に400〜700℃のポストヒートを行うことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - ガラス基板上に下地絶縁膜を形成し、
前記下地絶縁膜上に非晶質珪素膜を形成し、
前記非晶質珪素膜に珪素の結晶化を助長する金属元素を添加し、
熱アニールによって、前記金属が添加された前記非晶質珪素膜を結晶化して1〜50%の結晶化度を有する珪素膜を形成し、
ラピッド・サーマル・アニール法によって、波長が0.6〜4μmである光を前記1〜50%の結晶化度を有する珪素膜に照射して、前記1〜50%の結晶化度を有する珪素膜の結晶化を助長させる半導体装置の作製方法であって、
前記波長が0.6〜4μmである光の照射によって、400〜700℃のプレヒートを行い、次に800〜1300℃に温度を上昇させ、次に400〜700℃のポストヒートを行うことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - ガラス基板上に下地絶縁膜を形成し、
前記下地絶縁膜上に非晶質珪素膜を形成し、
熱アニールによって、前記非晶質珪素膜を結晶化して1〜50%の結晶化度を有する珪素膜を形成し、
前記珪素膜をパターニングして島状珪素膜とし、
ラピッド・サーマル・アニール法によって、波長が0.6〜4μmである光を前記島状珪素膜に照射して、前記島状珪素膜の結晶化を助長させ、
前記島状珪素膜上にゲイト絶縁膜を形成し、
前記ゲイト絶縁膜上にゲイト電極を形成し、
前記島状珪素膜に不純物を添加し、ソース領域、ドレイン領域、及びチャネル形成領域を形成し、
前記島状珪素膜、前記ゲイト絶縁膜、及び前記ゲイト電極を覆って、絶縁膜を形成し、
前記絶縁膜上に画素電極を形成し、
前記絶縁膜にコンタクトホールを形成し、
前記コンタクトホールに、前記ソース領域及び前記ドレイン領域のいずれか一方と前記画素電極とを電気的に接続する電極を形成する半導体装置の作製方法であって、
前記波長が0.6〜4μmである光の照射によって、400〜700℃のプレヒートを行い、次に800〜1300℃に温度を上昇させ、次に400〜700℃のポストヒートを行うことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - ガラス基板上に下地絶縁膜を形成し、
前記下地絶縁膜上に非晶質珪素膜を形成し、
520〜620℃の温度で熱アニールを1〜4時間行うことによって、前記非晶質珪素膜を結晶化して1〜50%の結晶化度を有する珪素膜を形成し、
前記珪素膜をパターニングして島状珪素膜とし、
ラピッド・サーマル・アニール法によって、波長が0.6〜4μmである光を前記島状珪素膜に照射して、前記島状珪素膜の結晶化を助長させ、
前記島状珪素膜上にゲイト絶縁膜を形成し、
前記ゲイト絶縁膜上にゲイト電極を形成し、
前記島状珪素膜に不純物を添加し、ソース領域、ドレイン領域、及びチャネル形成領域を形成し、
前記島状珪素膜、前記ゲイト絶縁膜、及び前記ゲイト電極を覆って、絶縁膜を形成し、
前記絶縁膜上に画素電極を形成し、
前記絶縁膜にコンタクトホールを形成し、
前記コンタクトホールに、前記ソース領域及び前記ドレイン領域のいずれか一方と前記画素電極とを電気的に接続する電極を形成する半導体装置の作製方法であって、
前記波長が0.6〜4μmである光の照射によって、400〜700℃のプレヒートを行い、次に800〜1300℃に温度を上昇させ、次に400〜700℃のポストヒートを行うことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - ガラス基板上に下地絶縁膜を形成し、
前記下地絶縁膜上に非晶質珪素膜を形成し、
前記非晶質珪素膜に珪素の結晶化を助長させる金属元素を添加し、
熱アニールによって、前記金属が添加された前記非晶質珪素膜を結晶化して1〜50%の結晶化度を有する珪素膜を形成し、
前記珪素膜をパターニングして島状珪素膜とし、
ラピッド・サーマル・アニール法によって、波長が0.6〜4μmである光を前記島状珪素膜に照射して、前記島状珪素膜の結晶化を助長させ、
前記島状珪素膜上にゲイト絶縁膜を形成し、
前記ゲイト絶縁膜上にゲイト電極を形成し、
前記島状珪素膜に不純物を添加し、ソース領域、ドレイン領域、及びチャネル形成領域を形成し、
前記島状珪素膜、前記ゲイト絶縁膜、及び前記ゲイト電極を覆って、絶縁膜を形成し、
前記絶縁膜上に画素電極を形成し、
前記絶縁膜にコンタクトホールを形成し、
前記コンタクトホールに、前記ソース領域及び前記ドレイン領域のいずれか一方と前記画素電極とを電気的に接続する電極を形成する半導体装置の作製方法であって、
前記波長が0.6〜4μmである光の照射によって、400〜700℃のプレヒートを行い、次に800〜1300℃に温度を上昇させ、次に400〜700℃のポストヒートを行うことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項3または6において、
前記珪素の結晶化を助長する金属元素は、Ni、Fe、Co、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Cu、Zn、Au、Agのいずれかであることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項4乃至7のいずれか一において、
前記ゲイト絶縁膜を形成した後に、波長が0.6〜4μmである光を照射することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項4乃至7のいずれか一において、
TEOSを原料ガスとして用いたプラズマCVD法によって、前記ゲイト絶縁膜を形成した後に、波長が0.6〜4μmである光を照射することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至9のいずれか一において、
前記熱アニール前に、前記非晶質珪素膜に珪素イオンを注入することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至10のいずれか一において、
前記非晶質珪素膜を形成する前に、前記ガラス基板を前記ガラス基板の歪点よりも高い温度でアニールし、0.1〜1.0℃/分で前記ガラス基板の歪点以下まで徐冷することを特徴とする半導体装置の作製方法。
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