JP3948278B2 - 外部ネットワーク接続のための設定情報割当方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部ネットワークであるインターネットに接続可能なクライアントサーバシステムにおいて、ネットワーク通信の可用性の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13は、インターネットへのアクセスを可能にしたクライアントサーバシステムで構築されたネットワークシステムの基本的な構成図である。図13には、インターネット1に通信回線3を介して接続されたゲートウェイ(GW)4と、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ5と、インターネット1へアクセスする1乃至複数台のクライアント6とがLAN(Local Area Network)7に接続された構成が示されている。
【0003】
この構成において、クライアント6は、インターネット1へアクセスする際にDHCPサーバ5に対してIPアドレス割当要求を送信する。DHCPサーバ5では、そのIPアドレス割当要求に応じてそのクライアント6にIPアドレスを割り当て、既知であるゲートウェイ4のアドレスと共に返信する。クライアント6は、DHCPサーバ5により送られてきた情報をもとにインターネット1との接続を依頼するゲートウェイ2を特定し、DHCPサーバ5により割り当てられたIPアドレスを用いてそのゲートウェイ4、通信回線3を経由してインターネット1にアクセスすることになる。
【0004】
一般に、LAN7に接続されるクライアント6の台数は、増加する傾向にあるが、クライアント6の台数が増加するに連れ、各装置にかかる負荷は必然的に増加することになる。ネットワーク管理者は、通常、通信回線3を専用線にするなど通信能力を増強させたり、サーバ5、ゲートウェイ4の処理性能を向上させたり、種々のプロクシサーバを設置するなどして負荷の増大に対処しようとする。あるいは、LAN7をセグメント化し、分割したLAN毎に図5に示した通信回線3、ゲートウェイ4及びサーバ5を別途用意する。
【0005】
ここで、複数台のゲートウェイ4及びDHCPサーバ5がLAN7に接続されたシステム構成の場合について、クライアント6がIPアドレス及びゲートウェイ4のアドレスを獲得するまでの処理について詳述する。
【0006】
まだ、IPアドレスを獲得していないクライアント6は、DHCPDISCOVERメッセージをブロードキャストする。全てのDHCPサーバ5は、このメッセージを受信するが、このうち当該クライアント6に応答するようにプログラムされた1乃至複数台のDHCPサーバ5は、そのクライアント6にDHCPOFFERメッセージを返信する。このDHCPOFFERメッセージには、割り当てるIPアドレス、ゲートウェイ4のアドレス及びIPアドレスの貸出期間が含まれている。クライアント6は、DHCPサーバ5からの応答DHCPOFFERメッセージを集め、その中から一つを選択する。そして、該当するDHCPサーバ5へDHCPREQUESTメッセージを送信する。DHCPサーバ5は、送られてきたDHCPREQUESTメッセージに応じてIPアドレスの貸出しを開始するためにDHCPACKを送って応答する。このようにして、クライアント6は、割り当てられたIPアドレス及びゲートウェイ4を用いてインターネット1にアクセスすることができる。
【0007】
ところで、DHCPでは、IPアドレスの貸出期間(リース期間)というのがDHCPサーバ5によって設定されており、その貸出期間を過ぎてIPアドレスを使用することはできない。そして、貸出しの制御権はDHCPサーバ5にある。そのため、インターネット1へのアクセスを継続して行いたいクライアント6は、貸し出しをしたDHCPサーバ5に対してDHCPREQUESTメッセージを送信することにより延長を要求する。DHCPサーバ5は、送られてきたDHCPREQUESTメッセージに応じて使用の継続を承認する場合はDHCPACKを送信する。このようにして、クライアント6は、割り当てられたIPアドレス及びゲートウェイ4を継続使用してインターネット1にアクセスすることができる。
【0008】
もし、DHCPサーバ5がIPアドレスの継続使用を承認しない場合はDHCPNACKを送信する。DHCPNACKを受信したクライアント6は、貸出期間を過ぎてからは使用中のIPアドレスを使用することができないので、初期の状態、すなわちIPアドレスを獲得していない状態に戻る。従って、クライアント6は、前述したようにDHCPDISCOVERメッセージをブロードキャストしてIPアドレスの獲得を改めて行うことになる。
【0009】
また、送信したDHCPREQUESTメッセージに対して貸し出しをしたDHCPサーバ5から何ら応答がない場合、そのDHCPサーバ5は停止しているかと到達不可能な状態にあると仮定して、DHCPREQUESTメッセージをブロードキャストする。これにより、新たなDHCPサーバ5からIPアドレス及びゲートウェイのアドレスを獲得する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においてDHCPサーバが設定するリース期間は、最小の貸出期間が1時間と定められているので、通常は、1時間以上の値を全クライアント共通に、また、使用するゲートウェイに関係なく一律のリース期間が設定されていた。従って、あるゲートウェイに障害が発生して停止したときには、その停止したゲートウェイに代わって使用可能な他のゲートウェイがクライアントとインターネットとの接続を行うことになるが、この後に停止したゲートウェイが復旧したとしてもクライアントは使用するゲートウェイを元に戻すことができない。つまり、例えばDHCPサーバがIPアドレス割当時に負荷分散を考慮してクライアントを各ゲートウェイに均等に分散させたとすると、上記のように一旦停止してしまった後は停止したゲートウェイが復旧したとしても、クライアントがIPアドレスを継続使用する限りは代用されたゲートウェイに負荷が集中してしまっていた。
【0011】
本発明は以上のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、外部ネットワークとの接続の際に用いるゲートウェイにクライアントを適切に分散させることのできる設定情報割当方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明に係る外部ネットワーク接続のための設定情報割当方法は、DHCPサーバにより実行され、複数のゲートウェイのうちいずれかを経由して外部ネットワークと接続されるクライアントからの割当要求に応じて、少なくともゲートウェイの所在情報を含む設定情報を割り当てる設定情報割当方法において、受信したクライアントからの割当要求を解析する解析ステップと、割当要求を送信した当該クライアントに対して、通常用いるゲートウェイとして既に割り当てた基本ゲートウェイを経由して外部ネットワークへの接続ができない場合、基本ゲートウェイとは異なる代用ゲートウェイの特定情報と、基本ゲートウェイと共に設定した通信用アドレスの基本リース期間より短いリース期間とを含む設定情報を生成し、当該クライアントに対して割り当てる割当ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
また、割当要求を送信した当該クライアントが代用ゲートウェイを用いている場合であって当該クライアントに対して割り当てた基本ゲートウェイを経由して外部ネットワークへの接続ができるように復旧した場合、当該クライアントに対して基本ゲートウェイの特定情報と、基本リース期間を含む設定情報を生成し、当該クライアントに対して割り当てる再割当ステップと、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、当該クライアントに対して割り当てた設定情報を当該クライアントへ送信する送信ステップを含むことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同じ構成要素には、同じ符号を付ける。
【0016】
図1は、本発明に係る外部ネットワーク接続のための設定情報割当方法を実施するクライアントサーバシステムを示したブロック構成図である。本実施の形態におけるクライアントサーバシステムは、1台のサーバ10と2台のゲートウェイ18,28と複数台のクライアント6がLAN7に接続された構成を有している。サーバ10以外は従来例と同じ装置でよい。各クライアント6は、いずれかのゲートウェイ18,28を経由してインターネット1へアクセスすることができる。クライアント6は、汎用的なDHCPクライアントとしての機能を持っていればよく、本実施の形態特有の機能は不要である。
【0017】
サーバ10は、従来のDHCPサーバと同等の機能を有するサーバであってDHCPに相当するIPアドレスを動的に割り当てる処理機能を有する。ただし、後述する処理により明らかになるが、IPアドレスの割当処理の内容が異なっている。本実施の形態におけるサーバ10は、アドレス割当処理部11、通信経路監視部13及びアドレス対応テーブル14を有している。アドレス割当処理部11は、DHCPサーバ相当の機能を有し、クライアント6からのIPアドレス割当要求に応じて当該クライアント6にIPアドレス等を割り当てるアドレス割当処理を実行する。通信経路監視部13は、クライアント6がインターネット1へアクセスする際に経由するゲートウェイ18、通信回線19あるいはゲートウェイ28、通信回線29を経由して形成される各ネットワーク経路の状態(接続可/不可)を監視する。
【0018】
図2は、本実施の形態におけるアドレス対応テーブル14のデータ構成例を示した図である。アドレス対応テーブル14は、MACアドレスとIPアドレスと基本GWアドレスと使用GWアドレスとが対応づけられたアドレス対応情報を保持する。MACアドレスは、各クライアント6に固有に割り当てられたクライアント識別アドレスである。IPアドレスは、クライアント6に対して動的に割り当てた通信用アドレスである。基本GWアドレスは、IPアドレスを獲得していないクライアント6に対して新規に割り当てたゲートウェイ18,28のアドレスである。各クライアント6における初期値と言うことができる。使用GWアドレスは、当該クライアント6が実際に使用しているゲートウェイのアドレスである。
【0019】
本実施の形態において特徴的なことは、クライアント6が使用するIPアドレス及びゲートウェイ18,28をサーバ主導で決定できるようにしたことであるが、この特徴的なアドレス割当処理について図3に示したシーケンス図を用いて説明する。
【0020】
まず、図3には、サーバ10と2台のクライアント6との間での通信シーケンスが示されている。各クライアントA,BのMACアドレスは、それぞれX,Yとし、現時点では共にIPアドレスを獲得していないものとする。
【0021】
まず、クライアントAは、インターネット1へのアクセスをするためにIPアドレスを取得する必要があり、そのためにIPアドレス割当要求(DHCPDISCOVERメッセージ)をサーバ10へ送信する(S1)。正確にはブロードキャストするが、この例ではサーバは1台だけなのでサーバ10のみが受信することになる。サーバ10のアドレス割当処理部11は、IPアドレス割当要求に含まれているクライアントAのMACアドレスXに基づいてアドレス対応テーブル14を参照にクライアントAに対してIPアドレスを割り当てているかいないかを確認する。ここでは、IPアドレスを獲得していないときの説明なので、アドレス割当処理部11は、アドレス対応テーブル14に登録されていない未割当のIPアドレスを求めてそれをクライアントAのために割り当てる。更に、アドレス割当処理部11は、GW1,GW2のうちクライアントAが用いる一のゲートウェイを決定する。更に、アドレス割当処理部11は、IPアドレスのリース期間として基本リース期間(デフォルト値)を取得する。このようにして、取得したIPアドレス、接続情報としてGWアドレス、更にリース期間を含む設定情報を生成する。そして、その生成した設定情報(DHCPOFFERメッセージ)をクライアントAへ送信する(S2)。図3には、クライアントAに対してIPアドレスPを割り当て、GW1を使用させ、リース期間を12時間(基本リース期間)とする内容の設定情報を送信する例が示されている。なお、クライアント6に対して割り当てた設定情報が有効である期間(割当期間)というのは、その設定情報に設定したIPアドレスのリース期間と同義である。
【0022】
クライアントAは、サーバ10から送られてきたDHCPOFFERメッセージに応じてDHCPに従いサーバ10を特定するためにDHCPREQUESTメッセージを送信する(S3)。サーバ10は、送られてきたDHCPREQUESTメッセージに応じてIPアドレスの貸出しを開始するためにDHCPACKを返信する(S4)。このようにして、クライアントAは、割り当てられたIPアドレス及びゲートウェイ18を用いてインターネット1にアクセスすることができる。また、サーバ10は、DHCPACK送信後、上記処理により割り当てたゲートウェイ18のアドレスをアドレス対応テーブル14の基本GWアドレスと使用GWアドレスの双方に設定する(S5)。
【0023】
クライアントBに対しても、アドレス割当処理部11はクライアントAと全く同様の処理を行うことでクライアントBにインターネット1へのアクセスを開始させることができる(S6〜S10)。但し、クライアントAと異なる内容の設定情報を生成する。すなわち、異なるIPアドレスQを割り当てることは当然のことであるが、クライアントAに続いてIPアドレスの割当対象となったクライアントBには、使用するゲートウェイとしてGW2を割り当てる。これは、アドレス割当処理部11が各ゲートウェイ18,28を割当要求を発した各クライアント6に対して順番に割り振るように作用するからである。従って、クライアントBには、GW1に続くGW2が割り当てられる。このように、各ゲートウェイ18,28に対してクライアント6をほぼ均等に配分することができるので、各ゲートウェイ18,28にかかる負荷をほぼ均等にすることができる。なお、クライアントBに対するリース期間は、基本リース期間(12時間)である。
【0024】
ここで、サーバ10の通信経路監視部13がゲートウェイ18に障害が発生したことを検知したとする(S11)。より正確にいうと、通信経路監視部13は、ゲートウェイ18自体の故障、通信回線19の切断などの理由でゲートウェイ18を介してインターネット1への接続ができなくなったことを検知する。
【0025】
その後、クライアントAからIPアドレスの使用延長の要求のためにDHCPREQUESTメッセージが、あるいは図3には省略したが、いったん使用を終了した後に再度IPアドレスを獲得するためにDHCPDISCOVERメッセージが送られてくると(S12)、アドレス割当処理部11は、その割当要求に応じて設定情報を生成することになる。延長使用による割当要求の場合においてクライアントAに対して割り当てたゲートウェイ18が正常の場合は、アドレス対応テーブル14を参照することによってクライアントAに既に割り当てているIPアドレス及びゲートウェイ18のアドレスを取得し、そのIPアドレス、GWアドレス及びリース期間を含む設定情報を生成してクライアントAに送信すればよい。但し、この例のように、ゲートウェイ18が停止しているような場合、アドレス割当処理部11は、次のように情報を取得して設定情報を生成する。まず、IPアドレスに関しては、アドレス対応テーブル14から割当済みIPアドレスを取得する。また、インターネット1へのネットワーク経路となるゲートウェイとしては、正常に動作しているGW2のアドレスを取得する。そして、リース期間としては、基本リース期間より短い時間(1時間)を設定する。このような情報を含む設定情報を生成してクライアントAに送信する(S13)。これにより、クライアントAは、割り当てられたGW1に障害が発生したときでもにサーバ10が使用可能なGW2に切り替えてくれるので、インターネット1へのアクセスを継続して行うことができる。IPアドレスの再獲得の場合でも同様にGW1の障害の影響を受けることなくインターネット1へのアクセスを開始することができる。
【0026】
設定情報の送信が終了すると、アドレス割当処理部11は、アドレス対応テーブル14に設定されているクライアントAの使用GWアドレスをGW1からGW2のアドレスに更新する(S14)。
【0027】
その後、サーバ10の通信経路監視部13がゲートウェイ18が復旧したことを検知した後(S15)、クライアントAからIPアドレスの使用延長の要求のためにDHCPREQUESTメッセージが送られてくると(S16)、アドレス割当処理部11は、その割当要求に応じて次のようにして設定情報を生成することになる。すなわち、アドレス割当処理部11は、クライアントAに対して割り当てた基本GWアドレスであるゲートウェイ18が正常に稼動しているので、アドレス対応テーブル14を参照することによってIPアドレス及び基本GWアドレスを取得する。この取得したIPアドレス、GWアドレス及びリース期間として基本リース期間を含む設定情報を生成する。そして、設定情報をクライアントAに送信する(S17)。その後、アドレス割当処理部11は、アドレス対応テーブル14に設定されているクライアントAの使用GWアドレスをGW2からGW1のアドレスに更新する(S18)。
【0028】
以上のように、本実施の形態によれば、クライアントAに対して最初に割り当てたゲートウェイ18経由でインターネット1への接続ができないとき延長使用時にはGW2を割り当てることによって継続して使用できるようにし、GW1が復旧したとき延長使用時にはGW2を継続使用させるのではなくGW1を戻すようにした。サーバ10は、前述したように初期設定の際に負荷分散を考慮してクライアントAに対してGW1を割り当てている。従って、延長使用時にGW1が復旧しているのであれば元のGW1に戻すことによってゲートウェイ18,28にかかる負荷分散の維持を図ることができる。このように、本実施の形態においては、クライアント6に対して負荷分散を考慮して最初に割り当てたゲートウェイ18,28を通常使用する基本ゲートウェイとし、基本ゲートウェイが障害により使用できないときに使用するゲートウェイは、その障害発生期間における代用ゲートウェイという位置づけにしている。
【0029】
更に、本実施の形態においては、代用ゲートウェイと共に設定情報に設定するリース期間を基本リース期間より短い時間とした。これにより、基本ゲートウェイが復旧したときには使用するゲートウェイをより早く基本ゲートウェイに戻すことができ、負荷が不均等である時間をより短時間にすることができる。この効果をより得るためには、設定情報に代用ゲートウェイと共に設定するリース期間をより短く設定することが望ましいので、本実施の形態では、設定可能な最小時間である1時間を代用ゲートウェイの際のリース期間として設定したが、この設定時間を必ずしも1時間とする必要はない。
【0030】
実施の形態2.
図4は、本実施の形態においてサーバと2台のクライアントとの間での通信シーケンスを示した図である。図3と同じ処理には同じ符号を付け、説明を適宜省略する。
【0031】
上記実施の形態1においてGW1が故障等により使用できないとき、クライアントAは、リース期間に近づいて(正確にはリース期間の50%を経過した時点で)DHCPREQUESTメッセージ(割当要求)を送信することになる(S12)。それまでは、インターネット1へアクセスするとエラーが発生するので何らかの対応が要求される。そこで、本実施の形態では、通信経路監視部13がゲートウェイ18に障害が発生したことを検知したとすると(S11)、その時点でその旨をクライアント6へ通知するようにしたことを特徴としている。
【0032】
すなわち、アドレス割当処理部11は、ゲートウェイ18の障害が検知されると、その旨をクライアント6に対してブロードキャストする(S19)。このブロードキャストのためのメッセージはDHCPに用意されていないため、本実施の形態では、DHCPNOTICEメッセージを仮定してブロードキャストする。なお、本実施の形態では、DHCPNOTICEメッセージをブロードキャストするが、GW1を使用しているクライアント6は、アドレス対応テーブル14の使用GWアドレスから明らかなので、該当するクライアント6のみに個別に送信するようにしてもよい。
【0033】
GW1が割り当てられていたクライアントAは、DHCPNOTICEメッセージを受信すると、リース期間の経過時間に関係なくDHCPREQUESTメッセージ(割当要求)を送信する(S12)。これにより、実施の形態1において説明した手順にてGW2が割り当てられ、同一IPアドレスの使用延長前と同様にインターネット1へ継続してアクセスすることができる(S13)。
【0034】
その後、通信経路監視部13がゲートウェイ18が復旧したことを検知したとすると(S15)、アドレス割当処理部11は、その旨のDHCPNOTICEメッセージをブロードキャストする(S20)。障害発生のときと同様にアドレス対応テーブル14を参照して基本GWアドレスがGW1であって使用GWアドレスがGW1でないクライアント6に対してのみ個別に送信するようにしてもよい。
【0035】
基本GWアドレスがGW1であって使用GWアドレスがGW1でないクライアントAは、DHCPNOTICEメッセージを受信すると、リース期間の経過時間に関係なくDHCPREQUESTメッセージ(割当要求)を送信する(S16)。これにより、実施の形態1において説明した手順と同様にして使用するゲートウェイを基本GWアドレスであるGW1に戻すことができる(S17)。
【0036】
本実施の形態によれば、DHCPNOTICEメッセージを用いることにより使用中のゲートウェイ18,28を介してインターネット1へアクセスできなくなった時点で使用するゲートウェイ18,28を即座に切り替えることができる。また、基本ゲートウェイが復旧したときには即座に元に戻すことができる。
【0037】
実施の形態3.
図5は、本発明に係る外部ネットワーク接続のための設定情報割当方法を実施する他のクライアントサーバシステムを示したブロック構成図である。本実施の形態におけるクライアントサーバシステムは、上記各実施の形態と異なり、複数台のサーバ10,20,30を有している。各サーバ10,20,30は、同等の機能を有している。本実施の形態においては、図5に示したように3台のサーバ10,20,30によってサーバシステムを構成する場合を例にして説明する。もちろん、2台であっても4台以上であってもよい。ゲートウェイ18,28,38も便宜的に3台としたが、サーバの台数に一致させる必要はない。ゲートウェイ18,28,38自体は、実施の形態1,2と同様に既製品でよい。
【0038】
このサーバシステムと同じLAN7に接続された1乃至複数台のクライアント6は、いずれかのゲートウェイ18,28,38、通信回線19,29,39を介してインターネット1にアクセスすることになる。クライアント6は、汎用的なDHCPクライアントとしての機能を持っていればよく、本実施の形態特有の機能は不要である。
【0039】
ここで、サーバ10,20,30の機能の概要及び構成について説明するが、各サーバ10,20,30は、全て対等な構成を有しているためサーバ10を代表させて説明する。
【0040】
サーバ10は、アドレス割当処理部11、サーバ管理部12、通信経路監視部13、アドレス対応テーブル14及びコーディネータリストテーブル15を有している。アドレス割当処理部11は、クライアント6からのIPアドレス割当要求に応じて当該クライアント6にIPアドレス等を割り当てるアドレス割当処理を実行する。サーバ管理部12は、アドレス割当処理を実行させる唯一つのサーバ(以下、「コーディネータサーバ」と称する)を決定する。通信経路監視部13は、クライアント6がインターネット1へアクセスする際に経由するゲートウェイ18、通信回線19を通るネットワーク経路、ゲートウェイ28、通信回線29を通るネットワーク経路及びゲートウェイ38、通信回線39を通るネットワーク経路の状態(接続可/不可)を監視する。通信経路監視部に関しては、全てのサーバ10,20,30に設ける必要はなく、少なくとも1台のサーバに設けて、設けられていない他のサーバへネットワーク経路の状態を通知するようにしてよい。
【0041】
図6は、本実施の形態におけるアドレス対応テーブル14のデータ構成例を示した図である。本実施の形態におけるアドレス対応テーブル14は、実施の形態1において説明したデータ構成に加え、更にサーバアドレスがクライアント6毎に対応させて保持される。サーバアドレスは、対応するクライアント6のためにコーディネータサーバとして動作しIPアドレスを割り当てたサーバのアドレスである。
【0042】
図7は、本実施の形態におけるコーディネータリストテーブル15のデータ構成例を示した図である。詳細は後述するが、本実施の形態では、サーバシステムを構成するサーバ10,20,30のうちサーバ管理部12,22,32間の後述する所定の規則に従いコーディネータサーバを決定し、そのコーディネータサーバに搭載されたアドレス割当処理部にのみアドレス割当処理を実行させるようにしている。コーディネータリストテーブル15には、コーディネータサーバとなりうる候補のサーバアドレスが登録されている。図7に示した例では、サーバ10,20,30の各アドレスSA,SB,SCが登録されているので、全サーバ10,20,30がコーディネータサーバになることができる。なお、コーディネータリストテーブル15には、予め設定しておいてもよいし、稼働中のサーバのサーバ管理部12,22,32がリアルタイムに設定するようにしてもよい。
【0043】
なお、本実施の形態におけるサーバ10は、DHCPサーバが持つIPアドレスの動的割当機能に特徴を有しているので、DHCPサーバという位置づけで説明しているが、DHCPサーバに相当する機能に加えてDNS(Domain Name System)サーバ、DAP(Directory Access Protocol)の各機能を搭載してもよい。更に、ゲートウェイサーバを別途設けずにサーバ10にゲートウェイ機能を搭載することも可能である。
【0044】
次に、本実施の形態におけるクライアント6へのアドレス割当処理について図8に示したフローチャートを用いて説明する。この図8において説明するアドレス割当処理は、クライアント6がDHCPDISCOVERメッセージをブロードキャストして、IPアドレスを新規に獲得するときの処理である。DHCPREQUESTメッセージを送信してIPアドレスの貸出しを更新するときの割当処理については追って説明する。
【0045】
まず、クライアント6は、IPアドレスを新規に獲得するためにDHCPDISCOVERメッセージ(IPアドレス割当要求)をサーバ10,20,30へブロードキャストする。この要求の受取先となるサーバ10,20,30は特定されておらず、LAN7に接続された全てのサーバ10,20,30が受信することになる(ステップ101)。しかしながら、本実施の形態において実際にその要求に対応するのは、コーディネータサーバのみであり、それ以外のサーバはIPアドレス割当要求を受信したとしても原則何も処理しない(ステップ102)。つまり、DHCPOFFERメッセージで応答しない。図8には、その例外処理(ステップ121〜125)が示されているが、これについては後述する。以降の説明では、サーバ10が現時点においてコーディネータサーバであるものとして説明する。コーディネータサーバの決定方法については追って説明する。
【0046】
コーディネータサーバであることを認識しているサーバ10のアドレス割当処理部11は、IPアドレス割当要求の発信元であるクライアント6に対応するアドレス対応情報がアドレス対応テーブル14に登録されていないので、当該クライアント6に対してIPアドレス等を割り当てる(ステップ104)。この割当てにより設定情報を生成する処理は、実施の形態1,2と同じなので説明を省略する。但し、本実施の形態においては、アドレス対応テーブル14にコーディネータサーバのアドレスを設定する必要があるので、アドレス割当処理部11は、サーバ10のアドレスSAを当該クライアント6に対応付けてIPアドレス等と共に設定する。そして、当該クライアント6に対して割り当てたIPアドレス、使用GWアドレス及びサーバアドレスを含む設定情報を返答する(ステップ105)。そして、アドレス割当処理部11は、当該クライアント6のMACアドレスに、割り当てたIPアドレス、サーバアドレス、基本GWアドレス及び使用GWアドレスとしてゲートウェイのアドレスを対応付けしてアドレス対応情報を生成し、アドレス対応テーブル14に登録する(ステップ106)。
【0047】
以上のアドレス割当処理により、クライアント6は、IPアドレス等を取得したので、サーバ10により設定されたいずれかのゲートウェイ18,28,38を経由してインターネット1へアクセスすることができる。
【0048】
更に、アドレス割当処理部11は、クライアント6のみならず、アドレス対応情報を他のサーバ20,30にも同報送信にて通知する(ステップ107)。各サーバ20,30では、送られてきたアドレス対応情報により自己保有のアドレス対応テーブル24,34を更新することで、データ整合性の維持を図る。
【0049】
以上のようにして、アドレス割当処理部11による一連のアドレス割当処理が終了すると、各サーバ10,20,30のサーバ管理部12,22,32は、協調動作をして、コーディネータサーバローテーションを実行することでコーディネータ権(割当権)の移譲を行う(ステップ108)。この処理については追って詳述する。
【0050】
次に、クライアント6がにDHCPREQUESTメッセージを送信してIPアドレスの使用延長を要求するときのIPアドレス割当処理について図9を用いて説明する。
【0051】
クライアント6が使用延長の要求の場合に送信するDHCPREQUESTメッセージ(IPアドレス割当要求)は、ブロードキャストではなくIPアドレスを割り当てたサーバに対して送信される。そのサーバのアドレスは、IPアドレス獲得時に受け取った設定情報に含まれている。上記例に従うと、サーバ10がその要求を受信することになる(ステップ131)。
【0052】
サーバ10のアドレス割当処理部11は、クライアント6から送られてきたIPアドレス割当要求を受け取ると、その内容を解析して送信元を特定する。そして、アドレス対応テーブル14から当該クライアント6のアドレス対応情報を取得し(ステップ132)、そのクライアント6に対して割当済みのIPアドレスを再度割り当てる(ステップ133)。更に、アドレス割当処理部11は、通信経路監視部13にゲートウェイの動作状況を問い合わせて使用するゲートウェイを割り当てる(ステップ134)。この使用するゲートウェイを割り当てる処理については、実施の形態1と同じなので詳細な説明は省略する。端的に言うと、基本GWアドレスが正常に稼動しているのであれば、基本GWアドレスを割り当て、基本GWアドレスが使用できない状態であれば、代用GWアドレスを割り当てる。そして、設定情報を生成して(ステップ135)、当該クライアント6へ返信する(ステップ136)。なお、設定情報に設定するリース期間は、基本ゲートウェイの場合と代用ゲートウェイの場合とで異なるようにすることは上記実施の形態1と同様にする。そして、アドレス割当処理部11は、当該クライアント6のMACアドレスに、再度割り当てたIPアドレス等を対応付けしてアドレス対応情報を生成し、アドレス対応テーブル14を更新する(ステップ137)。そして、この更新した旨を他のサーバ20,30へ通知する(ステップ138)。この処理では、使用GWアドレスのみが変更されている可能性があり、他は単に同じデータで上書きされると言うことができる。
【0053】
このように、本実施の形態によれば、クライアント6は、いったん割り当てられたIPアドレスを何度も繰り返し利用することができるので、IPアドレスが動的に切り替わることにより発生しうる障害が発生しなくなる。
【0054】
ところで、クライアント6から送られてくるDHCPREQUESTメッセージ(IPアドレス割当要求)を受信すべきサーバが何らかの理由によりダウンしている可能性もある。この場合、クライアント6は、サーバからの応答がないことによりサーバがダウンしたなどの理由でメッセージの到達が不可能であると判断してDHCPREQUESTメッセージをブロードキャストする。
【0055】
このDHCPREQUESTメッセージに対して、コーディネータ権を取得している、又は取得したサーバが対応することになる。ここでは、サーバ20が対応することにすると、サーバ20は、サーバ10に代わってIPアドレスの再割り当て処理を実行する。この割当処理の内容は、前述した処理(ステップ132〜138)と同じなので詳細な説明は省略するが、アドレス対応テーブル14に設定するサーバアドレスをサーバ20のアドレスSBに書き換える。これは、再度のIPアドレスの延長使用のために送られてくるDHCPREQUESTメッセージに備えるためである。ただ、サーバアドレスの更新に関しては、GWアドレスと同様に基本と代用を設定できるようにしてもよい。
【0056】
ここで、図8を用いてコーディネータサーバの決定方法について説明する。
【0057】
図8において、コーディネータサーバであるサーバ10のサーバ管理部12は、コーディネータリストテーブル15を参照し、自己(この例ではサーバ10)の次(最後尾の場合は先頭)にリストされているサーバ(この例ではサーバ20)に対してコーディネートサーバであることを示すコーディネータ権を移譲する(ステップ108)。具体的には、その旨を示すメッセージを交換する。新たにコーディネータサーバとなったサーバ20は、図8に示したフローに従い改めてコーディネータサーバとして動作する。その処理内容は、前述したサーバ10における処理と同じである。一方、コーディネータサーバでなくなったサーバ10は、前述のサーバ20,30と同様に処理することになる。つまり、受信したDHCPDISCOVERメッセージ(IPアドレス割当要求)に対して、原則何も処理しない。
【0058】
前述したように、本実施の形態におけるアドレス割当処理では、コーディネートサーバによりIPアドレス割当処理が実行されると自己が当該クライアント6に対するコーディネートサーバとしてアドレス対応テーブル14に登録される。そして、処理終了の度にコーディネータ権をコーディネータリストテーブル15に従い順番に移譲していくので、各サーバ10,20,30が対応すべきクライアント6の数は、ほぼ同数になるはずである。すなわち、実施の形態1において説明したように、コーディネータサーバローテーションを実行することによって負荷分散を実現することができる。更に、コーディネータ権の送り側と受取側とが正常に動作していなければ正常に移譲することができないので、サーバアライブ機能も果たしている。ここで、コーディネータ権の送り側及び受取側で異常が発生したときの処理について説明する。
【0059】
まず、ステップ108において、受取側がダウンしているなどで所定時間内にコーディネータ権を受け取らなかったとすると(ステップ109)、コーディネータサーバにおけるサーバ管理部12は、サーバ20のアドレスをコーディネータリストテーブル15から削除すると共に(ステップ110)、サーバ20以外の他のサーバ30に対してその旨を同報送信にて通知する(ステップ111)。これを受けたサーバ30は、自己のコーディネータリストテーブル35からサーバ20のアドレスを削除することでデータ整合性を維持する。そして、サーバ管理部12は、更に次にリストされているサーバ(この例ではサーバ30)に対してコーディネートサーバであることを示すコーディネータ権が移譲される(ステップ112)。この処理を繰り返すことで次にコーディネータサーバとなるサーバを見つけだす。
【0060】
また、コーディネート権を受け取ったことによりコーディネートサーバとなったサーバ自体が何らかの理由によりダウンしてしまう可能性もある。この状態を放っておくと、クライアント6が発するDHCPDISCOVERメッセージを処理するサーバがいなくなってしまう。そこで、本実施の形態では、コーディネータサーバでなくても次にコーディネータサーバになる予定のサーバは、次のような処理を実行する。
【0061】
すなわち、図8において、次にコーディネータサーバになる予定のサーバは、コーディネータリストテーブル15を参照することによって事前に特定することができる(ステップ121)。従って、該当するサーバ(例えばサーバ20)は、DHCPDISCOVERメッセージを受信してから所定時間内に通常コーディネータサーバからステップ107における通知が送られてこないと(ステップ122)、コーディネートサーバに何らかの障害が発生したと判断する。
【0062】
サーバ20は、以上のようにコーディネートサーバが動作不能と判断すると、自らコーディネータ権を取得しにいくことによってコーディネートサーバとなり(ステップ123)、障害が発生したサーバ10をコーディネータリストテーブル15から削除すると共に(ステップ124)、サーバ10以外の他のサーバ30に対してその旨を同報送信にて通知する(ステップ125)。そして、コーディネートサーバとなったことで、サーバ20は、図8に示したフローに従い改めてコーディネータサーバとして動作する。
【0063】
以上のようにして、各クライアント6は、サーバ10により設定されたIPアドレス及びGWアドレスを使用してインターネット1へアクセスすることができる。クライアント6がインターネット1へのアクセスを終了するときには、DHCPに従いIPアドレスを回収する。
【0064】
ここで、図を用いてコーディネータ権の移譲に着目して更に詳述する。図10は、前述したIPアドレス割当処理実行の際に実行されるコーディネータ権(割当権)の移譲を表したシーケンス図である。図10では、MACアドレスX,Yである2台のクライアントA,Bと2台のサーバC,Dが示されている。この処理の開始時ではサーバCが割当権を獲得しているものとする。なお、処理の内容自体は、図8と重複している。
【0065】
クライアントAは、IPアドレス割当要求(DHCPDISCOVERメッセージ)をブロードキャストすると(S21)、この要求に応じて割当権を保持するサーバCが設定情報を生成し、その生成した設定情報(DHCPOFFERメッセージ)をクライアントAへ送信する(S22)。なお、設定情報の生成に関しては説明済みである。設定情報受信後にDHCPREQUESTメッセージとDHCPACKの情報が交換された後(S23,24)、クライアントAは、アドレス対応テーブルに登録する(S25)。そして、登録した旨を各サーバへ通知し(S26)、この通知を受けたサーバDは、自己が保持管理するアドレス対応テーブルを更新する(S27)。移譲のコーディネータサーバとしての割当処理が終了すると、クライアントAは、コーディネータリストテーブルを参照にサーバDへ割当権を移譲する(S28)。正常に動作しているサーバDは、サーバCから移譲された割当権を取得する(S29)。
【0066】
その後、サーバDは、クライアントBがブロードキャストしたIPアドレス割当要求(DHCPDISCOVERメッセージ)を受信すると、上記S21〜S24と同様の処理をしてIPアドレスを割り当てる(S30〜S33)。そして、S25〜27と同様に動作して各サーバC,Dのアドレス対応テーブルを更新し(S34〜S36)、S28,29と同様に動作して割当権を次のサーバへ移譲する(S37,38)。
【0067】
図11は、コーディネータサーバがダウンしたときの割当権の移譲を表したシーケンス図である。なお、設定情報の内容については上述したとおりなのでこの図からは省略している。図11において、クライアントは、IPアドレス割当要求(DHCPDISCOVERメッセージ)をブロードキャストすると(S41)、この要求に応じて割当権を保持するサーバAが設定情報(DHCPOFFERメッセージ)をクライアントへ送信するはずであるが、サーバAは割当権取得後に障害が発生してダウンしているので(S40)、応答できない。そこで、次のコーディネータサーバとなりうるサーバBがサーバAからの割当通知が所定時間内にないことにより自ら割当権を取得し(S42)、その旨を他のサーバへ通知し(S43)、クライアントAに応答する(S44)。そして、クライアントへの対応が終了したことを他のサーバへ通知し(S45)、割当権を次のサーバCへ移譲する(S46,47)。なお、IPアドレスの新規獲得時も基本的には同じであり、この場合は図8のS121〜S125で説明した。
【0068】
図12は、割当権を保持していたサーバAによる割当処理直後に次の割当権を取得するはずのサーバBがダウンしたときのシーケンス図である。この処理は、図8のS110〜S112に相当する。なお、クライアントからのIPアドレス割当要求(DHCPDISCOVERメッセージ)を受けて当該クライアントにIPアドレスを割り当てる間での処理(S51〜S58)については既に説明したのでその処理の詳細は省略する。
【0069】
サーバAは、コーディネータリストテーブルに従い割当権を移譲すべきサーバBに割当権を移譲しようとしたが(S60)、サーバBからの応答がないことによりサーバBに障害が発生したと判断してコーディネータリストテーブルから削除する(S61)。そして、コーディネータリストテーブルから次に割当権を受けるべきサーバCを特定し、そのサーバCへ割当権の移譲を試みる(S62)。この結果、サーバCは、割当権を取得すると、その旨を他のサーバへ通知する(S63)。
【0070】
本実施の形態によれば、クライアント6とインターネット1とを接続する通信経路を多重化し、また、各クライアント6が使用する通信経路を動的に決定し接続できるようにしたので、ネットワーク経路上のいずれかのゲートウェイ18,28,38に異常が発生したとしても、クライアント6は、通信経路を切り替えることによってインターネット1に継続してアクセスすることができる。
【0071】
なお、本実施の形態においては、サーバのキープアライブ機能を兼ねるためにコーディネータサーバローテーションを実行するようにしたが、ネットワーク接続処理に対する負荷分散だけに着目すれば、特定のサーバをコーディネータサーバとして全てのIPアドレス割当要求に対応するようにしてもよい。この場合、コーディネータサーバは、実際の割当処理を実行するサーバを指名する。もし、その特定のサーバがダウンしたときには、他のサーバにコーディネータサーバを切り替えればよい。すなわち、本実施の形態のように、必ずしもコーディネータサーバローテーションを採用する必要はない。
【0072】
また、本実施の形態では、サーバをローテーションさせて単純に負荷分散するようにしたが、各サーバ10,20,30の負荷を実際に計測、比較し、負荷の少ないサーバにクライアント6を割り振るようにしてもよい。
【0073】
また、本実施の形態では、アドレス対応テーブル14,24,34及びコーディネータリストテーブル15,25,35を各サーバ10,20,30個々に配設することによってデータ整合性を図るための通知をキープアライブとしても利用するようにした。もし、別の方法でキープアライブ機能を実現するのであれば、データベースサーバ等を設置して各テーブルを共有データベース化してもよい。
【0074】
また、上記においては、障害が発生したサーバをコーディネータリストテーブル15,25,35から削除することしか説明していないが、サーバ復旧後、サーバ管理部12,22,32は、自己のコーディネータリストテーブル15,25,35にアドレスを登録し、他のサーバに通知するようにすることで、コーディネータサーバとして復活することができる。
【0075】
また、ゲートウェイ18,28,38もコーディネータリストテーブル15と同様の管理テーブルを設けて、使用可不可を管理するようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、通常用いる基本ゲートウェイが使用できなくなったときにクライアントに対して代用ゲートウェイを割り当てるようにしたので、クライアントに外部ネットワークとの接続を継続して行わせることができる。
【0077】
また、基本ゲートウェイが復旧して再度使用できるようになったとき、クライアントが使用するゲートウェイを代用ゲートウェイから基本ゲートウェイに戻すようにしたので、基本ゲートウェイの割当をゲートウェイの負荷分散を考慮して行ったときには負荷分散を維持することができる。
【0078】
また、代用ゲートウェイを使用させる際に設定するリース期間を短く設定したので、基本ゲートウェイが復旧したときには使用するゲートウェイをより早く基本ゲートウェイに戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る外部ネットワーク接続のための設定情報割当方法を実施するクライアントサーバシステムを示したブロック構成図である。
【図2】 実施の形態1におけるアドレス対応テーブルのデータ構成例を示した図である。
【図3】 実施の形態1においてサーバと2台のクライアントとの間での通信シーケンスを示した図である。
【図4】 実施の形態2においてサーバと2台のクライアントとの間での通信シーケンスを示した図である。
【図5】 本発明に係る外部ネットワーク接続のための設定情報割当方法を実施する他のクライアントサーバシステムを示したブロック構成図である。
【図6】 実施の形態3におけるアドレス対応テーブルのデータ構成例を示した図である。
【図7】 実施の形態3におけるコーディネータリストテーブルのデータ構成例を示した図である。
【図8】 実施の形態3におけるクライアントへのアドレス割当処理(新規獲得時)を示したフローチャートである。
【図9】 実施の形態3におけるクライアントへのアドレス割当処理(延長使用時)を示したフローチャートである。
【図10】 実施の形態3において割当権の移譲を示したシーケンス図である。
【図11】 実施の形態3において割当権の移譲を示したシーケンス図である。
【図12】 実施の形態3において割当権の移譲を示したシーケンス図である。
【図13】 従来のサーバシステムを示したブロック構成図である。
【符号の説明】
1 インターネット、6 クライアント、7 LAN、10,20,30 サーバ、11,21,31 アドレス割当処理部、12,22,32 サーバ管理部、13,23,33 通信経路監視部、14,24,34 アドレス対応テーブル、15,25,35 コーディネータリストテーブル、18,28,38 ゲートウェイ、19,29,39 通信回線。
Claims (3)
- DHCPサーバにより実行され、複数のゲートウェイのうちいずれかを経由して外部ネットワークと接続されるクライアントからの割当要求に応じて、少なくともゲートウェイの所在情報を含む設定情報を割り当てる設定情報割当方法において、
受信したクライアントからの割当要求を解析する解析ステップと、
割当要求を送信した当該クライアントに対して、通常用いるゲートウェイとして既に割り当てた基本ゲートウェイを経由して外部ネットワークへの接続ができない場合、基本ゲートウェイとは異なる代用ゲートウェイの特定情報と、基本ゲートウェイと共に設定した通信用アドレスの基本リース期間より短いリース期間とを含む設定情報を生成し、当該クライアントに対して割り当てる割当ステップと、
を含むことを特徴とする外部ネットワーク接続のための設定情報割当方法。 - 請求項1に記載の外部ネットワーク接続のための設定情報割当方法において、
割当要求を送信した当該クライアントが代用ゲートウェイを用いている場合であって当該クライアントに対して割り当てた基本ゲートウェイを経由して外部ネットワークへの接続ができるように復旧した場合、当該クライアントに対して基本ゲートウェイの特定情報と、基本リース期間を含む設定情報を生成し、当該クライアントに対して割り当てる再割当ステップと、
を含むことを特徴とする外部ネットワーク接続のための設定情報割当方法。 - 請求項1又は2に記載の外部ネットワーク接続のための設定情報割当方法において、
当該クライアントに対して割り当てた設定情報を当該クライアントへ送信する送信ステップを含むことを特徴とする外部ネットワーク接続のための設定情報割当方法。
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