JP3481825B2 - ネットワーク接続方法およびゲートウェイ - Google Patents

ネットワーク接続方法およびゲートウェイ

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JP3481825B2
JP3481825B2 JP20932497A JP20932497A JP3481825B2 JP 3481825 B2 JP3481825 B2 JP 3481825B2 JP 20932497 A JP20932497 A JP 20932497A JP 20932497 A JP20932497 A JP 20932497A JP 3481825 B2 JP3481825 B2 JP 3481825B2
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弦一 西尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は異なるネットワーク
に収容される端末相互間の接続に利用する。本発明はイ
ンターネットに収容される端末とプライベートネットワ
ークに収容される端末との接続に利用するに適する。特
に、異なるネットワーク間のアドレス変換技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インターネット上でTCP/IP(Trans
mission Control Protocol/InternetProtocol) を用い
て通信を行うとき、各端末がそれぞれ異なるIPアドレ
スを持っていることが必要となる。しかし、IPアドレ
ス空間は限られており、世界中の全ての端末にそれぞれ
一意なIPアドレスを割当てることは困難である。以
降、このIPアドレスを外部アドレスという。インター
ネットのような広域のネットワークを広域ネットワーク
という。また、この広域ネットワークに収容される端末
を外部端末という。
【0003】そのため、企業の内部のようなある程度閉
じたネットワークにおいては、広域ネットワーク上の外
部アドレスとは別に、端末にプライベートアドレスを割
当て、通信を行うことが行われる。以降、このプライベ
ートアドレスを内部アドレスという。企業内部のネット
ワークのような狭域のネットワークを内部ネットワーク
という。また、この内部ネットワークに収容される端末
を内部端末という。
【0004】内部アドレスは、広域ネットワークとパケ
ットのやり取りのない、切り離された閉域の内部ネット
ワーク内でのみ利用可能なアドレスで、他の内部ネット
ワークと重複しても構わない。
【0005】このように内部アドレスを内部端末に割当
てた場合に、内部アドレスを持つ内部端末は同じ内部ネ
ットワーク内の内部端末としかパケットのやり取りが行
えず、広域ネットワークに収容される外部端末と直接通
信することができない。これは、広域ネットワーク上に
送出されるパケットは外部アドレスに基づいていなけれ
ばならないためである。このため内部ネットワークで
は、広域ネットワークと接続するためのゲートウェイに
おいて、内部アドレスを持つパケットを外部アドレスを
持つパケットにアドレス変換を行う方法が用いられてい
る。
【0006】この従来技術によって内部ネットワークを
広域ネットワークと接続する場合の構成例を図9を参照
して説明する。図9は広域ネットワークと内部ネットワ
ークとを相互に接続するための構成を示す図である。内
部ネットワークと広域ネットワークとがアドレス変換を
行うゲートウェイ2−2により接続されている。内部ネ
ットワーク内の内部端末2−11が広域ネットワーク上
の外部端末1−11と通信する際には、まず内部端末2
−11に対応する外部アドレスを用意し、内部端末2−
11の内部アドレスと対応付けてゲートウェイ2−2に
登録しておく。ゲートウェイ2−2では、内部ネットワ
ーク内から内部端末2−11の内部アドレスを発アドレ
スに持つパケットを受け取った場合にはこれを内部端末
2−11の外部アドレスに書き換えて広域ネットワーク
側へと送出し、逆に広域ネットワーク側から内部端末2
−11の外部アドレスを着アドレスに持つパケットを受
け取った場合にはこれを内部端末2−11の内部アドレ
スに書き換えて内部ネットワーク側へと送出する。これ
によって、外部端末1−11と内部端末2−11との間
で通信が可能となる。
【0007】図9の構成例における通信時のパケットの
流れを図10および図11に示す。図10は内部ネット
ワークに収容される内部端末2−11〜2−13から広
域ネットワークに収容される外部端末1−11〜1−1
3へのパケットの流れを示す図である。図11は広域ネ
ットワークに収容される外部端末1−11〜1−13か
ら内部ネットワークに収容される内部端末2−11〜2
−13へのパケットの流れを示す図である。また、図1
2は従来例のアドレス変換テーブルを示す図である。
【0008】外部ネットワーク上の外部端末1−11、
1−12、1−13にはそれぞれ外部アドレスG11
1、G112、G113が設定されており、内部ネット
ワーク内の内部端末2−11、2−12、2−13には
それぞれ内部アドレスP211、P212、P213が
設定されている。さらにゲートウェイ2−2には、図1
2に示すアドレス変換テーブルTが登録されており、内
部アドレスと外部アドレスとの変換を行う。
【0009】内部ネットワーク内の内部端末2−11お
よび2−12から外部ネットワーク上の外部端末1−1
1、1−12宛に送出されたパケットは、図10に示す
ように、内部端末2−11、2−12の内部アドレスで
あるP211、P212を発アドレスとしている。ゲー
トウェイ2−2は、この発アドレスを内部端末2−11
および2−12に対応した外部アドレスG211、G2
12に書き換える。この書き換えられたパケットが外部
端末1−11および1−12に届くために通信が成立す
る。
【0010】逆に広域ネットワーク側から内部アドレス
内にパケットを送る際には、図11に示すとおり、外部
アドレスG211、G212宛に送出されたパケット
が、ゲートウェイ2−2によって着アドレスをP21
1、P212に変換され、内部端末2−11、2−12
に届けられるため、やはり通信が成立する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにアドレス
変換を行って内部ネットワークと広域ネットワークとを
接続する場合に、外部アドレスと内部アドレスとの対応
を固定的に行うと、最初に外部アドレスを割当てられた
端末以外は外部と通信不可能となる。全ての端末を外部
と通信可能にしようとすると、端末台数と同じ数の外部
アドレスを用意しなくてはならず、内部アドレスを用い
る意味が無い。
【0012】そこで、利用可能な外部アドレスの個数よ
りも多い台数の端末を外部と通信可能とするために、通
信中の端末にのみ動的に外部アドレスを割当てる方法が
取られている(特願平8−164644号、特願平9−
048181号、いずれも本願出願時に未公開)。
【0013】例えば、内部ネットワーク内の内部端末2
−11が広域ネットワーク上の外部端末1−11と通信
を開始する際に、ゲートウェイ2−2にDHCPなどの
プロトコルによってアドレス割当て要求を出し、これに
よって外部アドレスと内部アドレスとの動的対応付けを
行うという方法を取る。あるいは、内部端末2−11か
ら外部端末1−11宛のパケットをゲートウェイ2−2
が検出した時点でアドレスを割当てるという方法でも可
能である。これらの方法によって、少ない個数の外部ア
ドレスを内部ネットワーク内の端末が共有し、外部と通
信することが可能となる。
【0014】このように、内部ネットワーク内の端末に
外部アドレスを動的に割当てる場合でも、その内部ネッ
トワークに割当てられた外部アドレスの個数を超える数
の内部端末が同時に外部端末と通信することはできな
い。ある外部アドレスが一つの内部端末によって使われ
ている間、他の内部端末はその外部アドレスを使うこと
ができないためである。例えば、図10および図11に
おいては、内部ネットワークに対して外部アドレスがG
211、G212の二個しか用意されていないため、同
時に広域ネットワークと通信できる内部端末は二台に限
られる。内部端末2−11および2−12が二台とも通
信中の場合は、内部端末2−13は通信できなくなる。
【0015】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、広域ネットワークとの接続用に割当てられた
外部アドレスの数に比較して多くの内部端末が外部端末
と同時に通信を行うことができるネットワーク接続方法
およびゲートウェイを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に、本発明では、一つの内部端末に一つの外部アドレス
を占有して割り当てるのではなく、発着信両側の外部ア
ドレスの組に対して一つの内部端末をマッピングする。
これによって、同時に通信可能な内部端末の台数は、内
部ネットワークの持っている外部アドレスの数と、外部
に存在する通信相手の外部アドレスの数との積となる。
【0017】図10および図11のように、ある内部ネ
ットワークに二個の外部アドレスが割当てられており、
広域ネットワーク上に3個の外部アドレスを持つ端末が
存在したとする。このとき従来であれば、内部ネットワ
ーク内の内部端末一台、すなわち内部アドレス1個に対
して1個の外部アドレスを結び付けることにより、二台
が同時に通信可能となる。この状態で三台目を通信させ
ようとすると、すでに外部アドレスが二個とも使われて
いるため、これは不可能となる。よって二台が最大の同
時通信内部端末数である。
【0018】これに対して本発明では、発着信両側の外
部アドレスの組に対して一つの内部端末を割当てる。内
部ネットワーク用に二個、広域ネットワーク上に3個の
外部アドレスがあるため、2×3=6通りの組合せが考
えられる。この組合わせの一つ一つに対して内部アドレ
スを割り当てることによって、最大で六台の内部端末が
同時に通信可能となる。
【0019】この割当てを可能とするため、本発明で
は、パケットのアドレス変換を行うゲートウェイに、発
着信両側の外部アドレスの組と内部アドレスとを対応さ
せるアドレス変換テーブルを用意する。従来のゲートウ
ェイでは、アドレス変換テーブルが図12に示したよう
に一次元となるが、本発明においては図3に示すように
二次元の形式をとる。なお、図3は本発明のアドレス変
換テーブルの構成を示す図である。本発明のアドレス変
換テーブルは、縦軸に発(通信相手)側外部アドレスを
とり、横軸に着(自己のゲートウェイ)側外部アドレス
を取り、この格子点のそれぞれに内部端末の内部アドレ
スを対応させる。
【0020】このように、一つの発側外部アドレスに対
して複数の着側外部アドレスとの対応を可能とし、発側
外部アドレスと着側外部アドレスとの複数の組合わせの
それぞれに、内部アドレスを対応させるのは、ネットワ
ーク間通信における1対多の形態の通信を可能とするた
めである。
【0021】すなわち、本発明の第一の観点はネットワ
ーク接続方法であって、広域ネットワークと内部ネット
ワークとが接続され、この広域ネットワークに収容され
る外部端末毎に外部アドレスが割当てられ、前記内部ネ
ットワークに収容される内部端末毎に内部アドレスが割
当てられ、この内部端末と前記外部端末とが相互に通信
を行うとき、内部ネットワークに備えられたゲートウェ
イが前記広域ネットワークとの接続用にこのゲートウェ
イに割当てられた外部アドレスを基に前記内部アドレス
に対応する外部アドレスを設定し、前記ゲートウェイ
は、前記内部端末と前記外部端末との間で送受信される
パケットの宛先情報をこの設定された外部アドレスにし
たがって相互に変換するネットワーク接続方法である。
本発明の特徴とするところは、前記内部アドレスに対応
する外部アドレスは、前記外部端末に割当てられた外部
アドレスと前記ゲートウェイに割当てられた外部アドレ
スとの組合せにしたがって設定されるところにある。
【0022】あるいは、複数の異なる内部ネットワーク
が一つの広域ネットワークに接続され、この異なる内部
ネットワークに収容される内部端末毎にそれぞれ内部ア
ドレスが割当てられ、この異なる内部ネットワークにそ
れぞれ収容される内部端末が相互に通信を行うとき、異
なる内部ネットワークにそれぞれ備えられたゲートウェ
イが前記広域ネットワークとの接続用にこのゲートウェ
イに割当てられた外部アドレスを基に前記内部アドレス
に対応する外部アドレスをそれぞれ設定し、前記異なる
内部ネットワークにそれぞれ収容される内部端末相互間
で送受信されるパケットを前記広域ネットワークに通過
させるとき、前記ゲートウェイは、その宛先情報をこの
設定された外部アドレスにしたがって相互に変換するネ
ットワーク接続方法である。本発明の特徴とするところ
は、前記内部アドレスに対応する外部アドレスは、着側
のゲートウェイに割当てられた外部アドレスと発側のゲ
ートウェイに割当てられた外部アドレスとの組合せにし
たがって設定されるところにある。
【0023】本発明の第二の観点はゲートウェイであっ
て、広域ネットワークに接続された内部ネットワークに
備えられ、この広域ネットワークとの接続用に自己に割
当てられた外部アドレスを基にこの内部ネットワークに
収容される内部端末に割当てられた内部アドレスに対応
する外部アドレスを設定する手段と、この内部ネットワ
ークが接続される前記広域ネットワークに収容される通
信相手とこの内部端末との間で送受信されるパケットの
宛先情報をこの設定された外部アドレスにしたがって相
互に変換する手段とを備えたゲートウェイである。本発
明の特徴とするところは、前記設定する手段は、前記広
域ネットワークに収容される通信相手の外部アドレスと
前記自己に割当てられた外部アドレスとの組合せにした
がって前記内部アドレスに対応する外部アドレスを設定
する手段を含むところにある。各ゲートウェイには、前
記組合せが記録されたテーブルを備えることが望まし
い。
【0024】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1ないし図
8を参照して説明する。図1は本発明第一実施例の内部
端末から外部端末へのパケットの流れを示す図である。
図2は本発明第一実施例の外部端末から内部端末へのパ
ケットの流れを示す図である。図3は本発明のアドレス
変換テーブルの構成を示す図である。図4は本発明第一
実施例のアドレス変換テーブルの構成を示す図である。
図5は二つの内部ネットワークが広域ネットワークを介
して接続された構成を示す図である。図6は地域Aの内
部端末から地域Bの内部端末へのパケットの流れを示す
図である。図7は地域Bの内部端末から地域Aの内部端
末へのパケットの流れを示す図である。図8は本発明第
二実施例のアドレス変換テーブルを示す図である。
【0025】本発明は、広域ネットワークに接続された
内部ネットワークに備えられ、この広域ネットワークと
の接続用に自己に割当てられた外部アドレスを基にこの
内部ネットワークに収容される内部端末2−11〜2−
13に割当てられた内部アドレスP211〜P213に
対応する外部アドレスG211およびG212を設定
し、この内部ネットワークが接続される前記広域ネット
ワークに収容される通信相手としての他のゲートウェイ
1−2または外部端末20−11〜20−13とこの内
部端末2−11〜2−13との間で送受信されるパケッ
トの宛先情報をこの設定された外部アドレスG211お
よびG212にしたがって相互に変換するゲートウェイ
2−2である。
【0026】ここで、本発明の特徴とすることろは、ゲ
ートウェイ2−2は、前記広域ネットワークに収容され
る通信相手としての他のゲートウェイ1−2または外部
端末20−11〜20−13に割当てられた外部アドレ
スと前記自己に割当てられた外部アドレスとの組合せに
したがって前記設定された外部アドレスを設定するとこ
ろにある。前記組合せが記録されたアドレス変換テーブ
ルt、t1、t2を備えている。
【0027】
【実施例】
(第一実施例)本発明第一実施例を図1ないし図4を参
照して説明する。本発明第一実施例では、内部ネットワ
ークに収容される内部端末2−11〜2−13と広域ネ
ットワークに収容される外部端末1−11〜1−13と
の間を接続する場合の構成例を示す。
【0028】図1に示すように、内部ネットワーク内に
三台の内部端末2−11〜13があり、それぞれ広域ネ
ットワーク上の外部端末1−11〜13と通信してお
り、ゲートウェイ2−2を用いて接続されている場合の
構成を考える。本発明第一実施例における全体構成は図
9に示した構成と共通であるが、ゲートウェイ2−2に
おけるアドレスの割当てとアドレス変換方法が異なる。
本発明第一実施例におけるアドレス変換テーブルtは、
図4のように二次元のテーブルとなる。
【0029】この構成例におけるパケットの流れを図1
および図2を参照して説明する。内部ネットワーク内の
内部端末2−11〜2−13から広域ネットワークに向
かってパケットが送出される場合には、従来と同様にゲ
ートウェイ2−2が発側の内部端末2−1i(i=1〜
3のいずれか)の内部アドレスP21iを外部アドレス
G211またはG212へと変換する。ここでは、二つ
以上の内部アドレスP21iに対して同じ外部アドレス
G211またはG212が割当てられることも有り得
る。例えば、図1では、内部アドレスP211およびP
213の両方が外部アドレスG211に変換されてい
る。
【0030】一方、広域ネットワーク上の外部端末1−
11〜1−13から内部ネットワークに向かってパケッ
トを送る場合には、やはりゲートウェイ2−2が宛先ア
ドレスを書き換える。このとき、外部端末1−11から
のパケットと外部端末1−13からのパケットは、それ
ぞれ内部端末2−11および2−13と異なる内部端末
を宛先としているにも関わらず、同じグローバルアドレ
スG211を宛先アドレスとしている。
【0031】従来のゲートウェイであれば、この二つの
宛先を区別できないためパケットの配送が混乱する。し
かし本発明においては、着アドレスだけでなく発アドレ
スとの組によって変換すべき内部アドレスを決定する。
【0032】外部端末1−11からのパケットは、〔発
アドレス、着アドレス〕の組が〔G111、G211〕
であり、外部端末1−13からのパケットは〔G11
3、G211〕となっているため、この二つを区別する
ことが可能である。このアドレスの組をキーにして図4
のアドレス変換テーブルtから検索すると、〔G11
1、G211〕に対してはP211が宛先、〔G11
3、G211〕に対してはP213が宛先、と決定でき
る。ゲートウェイ2−2は、この検索結果に基づいてパ
ケットのアドレス書き換えを行い、パケットを正しい宛
先に配送する。これによって通信が成立する。
【0033】(第二実施例)本発明第二実施例を図5な
いし図8を参照して説明する。本発明第二実施例は、二
つの内部ネットワークが一つの広域ネットワークを介し
て接続された構成例を示す。地域Aおよび地域Bの二つ
の内部ネットワークに、それぞれゲートウェイ1−2お
よび2−2が用意される。各内部ネットワークは、それ
ぞれG111およびG112、G211およびG212
の二つずつの外部アドレスが利用可能となっている。こ
こでは、内部端末20−11が内部2−11と、内部端
末20−12が内部端末2−12と、内部端末20−1
3が内部端末2−13と通信を行うことを想定する。
【0034】地域Aのゲートウェイ1−2には図8
(a)に示すアドレス変換テーブルt1を、地域Bのゲ
ートウェイ2−2には図8(b)に示すアドレス変換テ
ーブルt2を登録する。
【0035】この本発明第二実施例におけるパケットの
流れを図6および図7に示す。内部端末20−11〜2
0−13、2−11〜2−13から送出されたパケット
は、まず発側地域のゲートウェイ1−2、2−2におい
て発アドレスを内部アドレスから外部アドレスに書き換
えられる。そして発着アドレス両方が外部アドレスにな
った状態で、転送系を通じて着側地域に送られる。着側
地域のゲートウェイ2−2、1−2は、このパケットの
宛先アドレスを外部アドレスから内部アドレスに書き換
え、宛先の内部端末2−11〜2−13、20−11〜
20−13へと配送する。
【0036】地域A内の内部端末20−11〜20−1
3から地域B内の内部端末2−11〜2−13に宛てパ
ケットを送る場合、内部端末2−11宛は外部アドレス
G211を、内部端末2−12宛は外部アドレスG21
2を、内部端末2−13宛は外部アドレスG211をそ
れぞれ着アドレスとして指定する。また、逆に地域B内
の内部端末2−11〜2−13から地域A内の内部端末
20−11〜20−13に宛てパケットを送る場合に
は、内部端末20−11宛は外部アドレスG111を、
内部端末20−12宛は外部アドレスG111を、内部
端末20−13宛は外部アドレスG112をそれぞれ着
アドレスとして指定する。
【0037】外部アドレスG111が内部端末20−1
1および20−12に、外部アドレスG211が内部端
末2−11、2−13に、それぞれ重複して割当てられ
ているため、従来であれば宛先を識別できずにパケット
配送が混乱する。しかし本発明第二実施例においては、
前述の通り、発アドレスおよび着アドレスの組によって
変換すべきアドレスを決定する。内部端末20−11か
ら内部端末2−11に送られるパケットは〔G111、
G211〕、内部端末20−12から内部端末2−12
に送られるパケットは〔G112、G211〕、内部端
末20−13から内部端末2−13宛に送られるパケッ
トは〔G112、G212〕と、それぞれ異なってい
る。図8に示したアドレス変換テーブルは、この発アド
レスおよび着アドレスの組と内部アドレスとの対応を示
しており、発アドレスおよび着アドレスの組からこのテ
ーブルを検索することによりパケットを正しい相手に配
送することができる。これによって通信が成立する。
【0038】図6および図7では地域A、Bそれぞれ三
台ずつの内部端末20−11〜20−13、2−11〜
2−13が通信を行っているが、この例では地域A、B
ともに二つずつの外部アドレスが利用可能であるため、
最大には(2×2=4)四台ずつの内部端末が両地域で
同時に通信可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
広域ネットワークとの接続用に割当てられた外部アドレ
スの数に比較して多くの内部端末が外部端末と同時に通
信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の内部端末から外部端末への
パケットの流れを示す図。
【図2】本発明第一実施例の外部端末から内部端末への
パケットの流れを示す図。
【図3】本発明のアドレス変換テーブルの構成を示す
図。
【図4】本発明第一実施例のアドレス変換テーブルの構
成を示す図。
【図5】二つの内部ネットワークが広域ネットワークを
介して接続された構成を示す図。
【図6】地域Aの内部端末から地域Bの内部端末へのパ
ケットの流れを示す図。
【図7】地域Bの内部端末から地域Aの内部端末へのパ
ケットの流れを示す図。
【図8】本発明第二実施例のアドレス変換テーブルを示
す図。
【図9】広域ネットワークと内部ネットワークとを相互
に接続するための構成を示す図。
【図10】内部ネットワークに収容される内部端末から
広域ネットワークに収容される外部端末へのパケットの
流れを示す図。
【図11】広域ネットワークに収容される外部端末から
内部ネットワークに収容される内部端末へのパケットの
流れを示す図。
【図12】従来例のアドレス変換テーブルを示す図。
【符号の説明】
1−11〜1−13 外部端末 2−11〜2−13、20−11〜20−13 内部端
末 1−2、2−2 ゲートウェイ T、t、t1、t2 アドレス変換テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−70575(JP,A) 特開 平5−344122(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広域ネットワークと内部ネットワークと
    が接続され、この広域ネットワークに収容される外部端
    末毎に外部アドレスが割当てられ、前記内部ネットワー
    クに収容される内部端末毎に内部アドレスが割当てら
    れ、この内部端末と前記外部端末とが相互に通信を行う
    とき、内部ネットワークに備えられたゲートウェイが前
    記広域ネットワークとの接続用にこのゲートウェイに割
    当てられた外部アドレスを基に前記内部アドレスに対応
    する外部アドレスを設定し、前記ゲートウェイは、前記
    内部端末と前記外部端末との間で送受信されるパケット
    の宛先情報をこの設定された外部アドレスにしたがって
    相互に変換するネットワーク接続方法であって、 前記内部アドレスに対応する外部アドレスは、前記外部
    端末に割当てられた外部アドレスと前記ゲートウェイに
    割当てられた外部アドレスとの組合せにしたがって設定
    されることを特徴とするネットワーク接続方法。
  2. 【請求項2】 複数の異なる内部ネットワークが一つの
    広域ネットワークに接続され、この異なる内部ネットワ
    ークに収容される内部端末毎にそれぞれ内部アドレスが
    割当てられ、この異なる内部ネットワークにそれぞれ収
    容される内部端末が相互に通信を行うとき、異なる内部
    ネットワークにそれぞれ備えられたゲートウェイが前記
    広域ネットワークとの接続用にこのゲートウェイに割当
    てられた外部アドレスを基に前記内部アドレスに対応す
    る外部アドレスをそれぞれ設定し、前記異なる内部ネッ
    トワークにそれぞれ収容される内部端末相互間で送受信
    されるパケットを前記広域ネットワークに通過させると
    き、前記ゲートウェイは、その宛先情報をこの設定され
    た外部アドレスにしたがって相互に変換するネットワー
    ク接続方法であって、 前記内部アドレスに対応する外部アドレスは、着側のゲ
    ートウェイに割当てられた外部アドレスと発側のゲート
    ウェイに割当てられた外部アドレスとの組合せにしたが
    って設定されることを特徴とするネットワーク接続方
    法。
  3. 【請求項3】 広域ネットワークに接続された内部ネッ
    トワークに備えられ、この広域ネットワークとの接続用
    に自己に割当てられた外部アドレスを基にこの内部ネッ
    トワークに収容される内部端末に割当てられた内部アド
    レスに対応する外部アドレスを設定する手段と、この内
    部ネットワークが接続される前記広域ネットワークに収
    容される通信相手とこの内部端末との間で送受信される
    パケットの宛先情報をこの設定された外部アドレスにし
    たがって相互に変換する手段とを備えたゲートウェイで
    あって、 前記設定する手段は、前記広域ネットワークに収容され
    る通信相手の外部アドレスと前記自己に割当てられた外
    部アドレスとの組合せにしたがって前記内部アドレスに
    対応する外部アドレスを設定する手段を含むことを特徴
    とするゲートウェイ。
  4. 【請求項4】 前記組合せとこの組合せに対応する内部
    アドレスとが記録されたテーブルを備えた請求項3記載
    のゲートウェイ。
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