JP4962451B2 - 負荷分散方法およびdhcpサーバ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、DHCPサーバで通信端末のネットワーク設定を管理するIPネットワークにおける負荷分散方法に関し、特にDHCPサーバによるサービス提供機器の負荷分散方法およびDHCPサーバ装置に関する。
TCP/IPに基づくインターネット等のIPネットワークには、IPパケットの送受信を行う多数の通信端末に加えて、これらの通信端末に各種のサービスを提供する機器が接続されている。代表的なサービス提供機器に、DNS(Domain Name System)サーバ、デフォルトルータがある。DNSサーバは、IPアドレスとドメイン名との間の変換サービスを提供する。また、デフォルトルータは、ネットワークと他のネットワークとの間に設けられ、一方のネットワークのIPパケットを他方のネットワークへ中継するサービスを提供する。
このようなサービス提供機器は、多数の通信端末で共有されるために、サービス提供機器自身の性能がボトルネックとなる可能性がある。そこで、負荷分散を目的に、サービス提供機器を多重化することがしばしば行われている。
サービス提供機器を多重化して負荷分散を行う方法の一つに、ロードバランサーというネットワーク機器を用いる方法がある。しかし、ロードバランサー自身の処理能力がボトルネックになる上、ネットワーク機器が増加し管理コストが高くなる。そこで、ロードバランサーを使わずに、多重化されたサービス提供機器の負荷分散を行う方法が、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載される負荷分散方法(以下、関連技術と言う)は、デフォルトルータを負荷分散の対象とし、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバを用いて複数のデフォルトルータの負荷分散を行う。具体的には、まず、ネットワーク間を接続する複数のルータは互いに負荷情報を交換することによって最も負荷の低いルータを検出する。通信端末が、起動時または再設定時に、自アドレスおよびデフォルトルータのアドレスを含む設定パラメータを獲得するためのDHCPメッセージを、当該通信端末が接続されたネットワークへブロードキャストすると、複数のルータのうちの所定のルータが、DHCPメッセージに、検出された最も負荷の低いルータを識別する情報を付加してDHCPサーバへ転送する。DHCPサーバは、受信したDHCPサーバに付加された最も負荷の低いルータを識別する情報に基づいて、最も負荷の低いルータをデフォルトルータとする設定パラメータを通信端末に割り当てる。
特許第3896897号公報
上述した関連技術によれば、既存のDHCPサーバの機能を変更することなく、通信端末において、ルータの負荷を反映したデフォルトルータの分散による負荷分散が可能になる。
しかしながら、上述した関連技術では、通信端末から送信されたDHCPメッセージがルータを経由してDHCPサーバに転送されるネットワーク構成であることが前提になるため、通信端末とDHCPサーバとが同じネットワークに接続される構成のネットワークへの適用は困難であり、適用可能なネットワーク構成に制限が多い。
また、上述した関連技術は、デフォルトルータの負荷分散に関する技術であり、デフォルトルータ以外のサービス提供機器の負荷分散には適用が困難である。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたものであり、その目的は、適用可能なネットワーク構成およびサービス提供機器の種類に対する制限が少なく、汎用的に利用可能な、DHCPサーバを用いたサービス提供機器の負荷分散方法およびDHCPサーバ装置を提供することにある。
本発明の第1のDHCPサーバ装置は、通信端末に通知するサービス提供機器のアドレスを記憶する記憶手段であって、同種のサービス提供機器について、複数のサービス提供機器のアドレスを記憶する記憶手段と、通信端末が送信した、自通信端末のアドレス及びサービス提供機器のアドレスを含む設定情報を獲得するためのDHCPメッセージの受信時、均等に選択する選択アルゴリズムを用いて、同種のサービス提供機器について記憶手段に記憶された複数のサービス提供機器のアドレスのうちから通信端末に通知するサービス提供機器のアドレスを選択し、選択したサービス提供機器のアドレスを含む設定情報を、DHCPメッセージを送信した通信端末に送信するデータ処理手段とを備える。
本発明によれば、適用可能なネットワーク構成およびサービス提供機器の種類に対する制限が少なく、汎用的に利用可能な、DHCPサーバを用いたサービス提供機器の負荷分散方法およびDHCPサーバ装置が得られる。
[第1の実施の形態]
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態は、DHCPサーバ1と、ネットワーク上のサービスを使用する通信端末2、3と、ネットワーク上の通信端末2、3へDNSのサービスを提供するDNSサーバ4、5と、それらを接続するネットワーク機器で構成されたネットワーク、例えばLAN6とを含む。
図2を参照すると、DHCPサーバ1は、DHCPの処理を実行するデータ処理装置11と、DHCPの設定情報を記憶する記憶装置12とから構成される。
記憶装置12は、通知情報記憶部121とDNSサーバアドレス記憶部122とを有する。
通知情報記憶部121は、通信端末自身に割り当てるIPアドレスの情報をあらかじめ記憶する。図3を参照すると、通知情報記憶部121に記憶されている端末アドレス管理テーブル1210の一例は、それぞれ異なるIPアドレスを記憶する複数のエントリ1211、1212、…から構成され、各エントリは、割り当て済みフラグ、通信端末に割り当てるIPアドレス、サブネットマスクから構成される。割り当て済みフラグは、当該エントリ中のIPアドレスが何れかの通信端末に既に割り当てられているか否かを示し、例えば値0で未割り当て、値1で割り当て済みを示す。
DNSサーバアドレス記憶部122は、通信端末に通知するサービス提供機器のアドレスをあらかじめ記憶する。本実施の形態において、通信端末にアドレスを通知するサービス提供機器の種類は1種類であり、その種類はDNSサーバである。また、本実施の形態は、優先的に使用するDNSサーバのアドレスと、そのDNSサーバからサービスの提供を受けることができない場合にその代替として使用するDNSサーバのアドレスとの組を通信端末に通知する。図4を参照すると、DNSサーバアドレス記憶部122に記憶されているDNSサーバアドレス管理テーブル1220の一例は、2つのエントリ1221、1222から構成され、各エントリには、優先DNSサーバおよび代替DNSサーバのアドレスが記憶される。具体的には、一方のエントリ1221には、優先DNSサーバとしてDNSサーバ4のアドレスが記憶され、代替DNSサーバとしてDNSサーバ5のアドレスが記憶されている。他方のエントリ1222には、エントリ1221とは反対に、優先DNSサーバとしてDNSサーバ5のアドレスが記憶され、代替DNSサーバとしてDNSサーバ4のアドレスが記憶されている。
再び図2を参照すると、データ処理装置11は、通知情報決定手段111とDNSサーバアドレス決定手段112とを有する。
通知情報決定手段111は、通信端末自身に設定するIPアドレスおよびサブネットマスクの情報を、通知情報記憶部122に記憶された図3の端末アドレス管理テーブル1210に基づいて決定する機能を有する。具体的には、割り当て済みフラグが未割り当ての値0を示すエントリを1つ選択し、その選択したエントリ中のIPアドレスとサブネットマスクを通信端末自身に設定するIPアドレスおよびサブネットマスクとして決定する。なお、通知情報決定手段111は、割り当てたIPアドレスに対応する割り当て済みフラグは、値1に更新する。
DNSサーバアドレス決定手段112は、通信端末に設定するDNSサーバアドレスの情報を、DNSサーバアドレス記憶部122の図4のDNSサーバアドレス管理テーブル1220に基づいて決定する機能を有する。具体的には、均等に選択する選択アルゴリズムを用いて、エントリ1221とエントリ1222を均等に選択し、この選択したエントリ中の優先DNSサーバおよび代替DNSサーバのアドレスを、通信端末に設定するDNSサーバアドレスとして決定する。選択アルゴリズムとしては、例えば、ラウンドロビン方式、ランダム選択方式などを使用することができる。
ラウンドロビン方式は、選択するエントリを順番に変えていく方法である。図4のDNSサーバアドレス管理テーブル1220の場合、前回にエントリ1221を選択したならば、今回はエントリ1222を選択し、その次は再びエントリ1221を選択する。
ランダム選択方式は、選択するエントリを毎回、無作為に決定する方法である。無作為にエントリを選択する具体例としては、乱数を用いる方法がある。図4のDNSサーバアドレス管理テーブル1220の場合、発生した乱数が例えば奇数ならばエントリ1221を選択し、偶数ならばエントリ1222を選択する。また、乱数の代わりに、通知情報決定手段11で通信端末に割り当てることが決定した端末アドレスを用いて、端末アドレスが例えば奇数ならばエントリ1221を選択し、偶数ならばエントリ1222を選択する如く、端末に割り当てることになるIPアドレスを元に演算で、選択するエントリを決定するようにしてもよい。
次に本実施の形態の動作を説明する。
通信端末2が自身のネットワーク設定を行うためにDHCPリクエストメッセージをLAN6にブロードキャストすると(図5の501)、このDHCPリクエストメッセージを受信識別したDHCPサーバ1のデータ処理装置11がメッセージの処理を開始する。
最初にDHCPサーバ1のデータ処理装置11は、通知情報決定手段111の機能を利用して、通知情報記憶部121に記憶された情報の中から通信端末2自身に割り当てるIPアドレスとサブネットマスクを決定する(図5の502)。ここでは、図3の1行目のエントリ1211が選択され、IPアドレスとして(10.0.0.11)、サブネットマスクとして(255.0.0.0)が決定されたものとする。
次にデータ処理装置11は、DNSサーバアドレス決定手段112の機能を利用して、DNSサーバアドレス記憶部122に記憶された情報の中から通信端末2に割り当てるDNSサーバのアドレスを決定する(図5の503)。ここでは、ラウンドロビン方式によって、図4の1行目のエントリ1221が選択され、優先DNSサーバのIPアドレスとしてDNSサーバ4のIPアドレスが決定され、代替DNSサーバのIPアドレスとしてDNSサーバ5のIPアドレスが決定されたものとする。
次にDHCPサーバ1のデータ処理装置11は、ここまでの処理で決定した通信端末2自身に割り当てるIPアドレスとサブネットマスク、通信端末2に割り当てる優先DNSサーバおよび代替DNSサーバのIPアドレスをネットワーク設定内容としてDHCPリプライメッセージに格納し、通信端末2へ送信する(図5の504)。
通信端末2は、DHCPサーバ1から送信されたDHCPリプライメッセージを受信し、このメッセージに基づいて自通信端末のネットワーク設定を行う(図5の505)。具体的には、自通信端末2のIPアドレスとして(10.0.0.11)を設定し、サブネットマスクとして(255.0.0.0)を設定する。また、自通信端末2が使用する優先DNSサーバのIPアドレスとして、DNSサーバ4のIPアドレスを設定し、代替DNSサーバのIPアドレスとして、DNSサーバ5のIPを設定する。これにより、通信端末2がDNSのサービスを利用する際には、図5の506に示すように、優先DNSサーバとして設定されたDNSサーバ4を最初にアクセスすることになる。
その後、通信端末3が自身のネットワーク設定を行うためにDHCPリクエストメッセージをLAN6にブロードキャストすると(図5の511)、このDHCPリクエストメッセージを受信識別したDHCPサーバ1のデータ処理装置11がメッセージの処理を再び開始する。
最初にDHCPサーバ1のデータ処理装置11は、通知情報決定手段111の機能を利用して、通知情報記憶部121に記憶された情報の中から通信端末3自身に割り当てるIPアドレスとサブネットマスクを決定する(図5の512)。ここでは、図3の2行目のエントリ1212が選択され、IPアドレスとして(10.0.0.12)、サブネットマスクとして(255.0.0.0)が決定されたものとする。
次にデータ処理装置11は、DNSサーバアドレス決定手段112の機能を利用して、DNSサーバアドレス記憶部122に記憶された情報の中から通信端末3に割り当てるDNSサーバのアドレスを決定する(図5の513)。ここでは、ラウンドロビン方式によって、図4の2行目のエントリ1221が選択され、優先DNSサーバのIPアドレスとしてDNSサーバ5のIPアドレスが決定され、代替DNSサーバのIPアドレスとしてDNSサーバ4のIPアドレスが決定されたものとする。
次にDHCPサーバ1のデータ処理装置11は、ここまでの処理で決定した通信端末3自身に割り当てるIPアドレスとサブネットマスク、通信端末3に割り当てる優先DNSサーバおよび代替DNSサーバのIPアドレスをネットワーク設定内容としてDHCPリプライメッセージに格納し、通信端末3へ送信する(図5の514)。
通信端末3は、DHCPサーバ1から送信されたDHCPリプライメッセージを受信し、このメッセージに基づいて自通信端末3のネットワーク設定を行う(図5の515)。具体的には、自通信端末3のIPアドレスとして(10.0.0.12)を設定し、サブネットマスクとして(255.0.0.0)を設定する。また、自通信端末3が使用する優先DNSサーバのIPアドレスとして、DNSサーバ5のIPアドレスを設定し、代替DNSサーバのIPアドレスとして、DNSサーバ4のIPアドレスを設定する。これにより、通信端末3がDNSのサービスを利用する際には、図5の516に示すように、優先DNSサーバとして設定されたDNSサーバ5を最初にアクセスすることになる。
以上のようにして、DNSのサービスを利用する際は通信端末2、3毎に異なるDNSサーバが利用されることになり、DNSサーバの負荷分散が実現される。
次に本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態によれば、DHCPサーバ1を用いてDNSサーバの負荷分散を実現することができる。
また本実施の形態によれば、通信端末とDHCPサーバ間でメッセージの授受が可能であればネットワークの構成は任意で良いため、通信端末が接続されたネットワークとDHCPサーバが接続されるネットワークとがルータで接続されているネットワークや、通信端末とDHCPサーバとが同じネットワークに接続される構成のネットワークなど、任意のネットワークに対して汎用的に適用可能である。
また本実施の形態によれば、各通信端末が優先的に使用するDNSサーバの負荷分散を図りつつ、優先DNSサーバの代替となるDNSサーバのIPアドレスのネットワーク設定も同時に行うことが可能である。但し、別の実施の形態として、優先DNSサーバのアドレスだけを通信端末に通知するようにしてもよい。この場合、図4のDNSサーバアドレス管理テーブル1220から代替DNSサーバの項目を削除した図6に示すようなDNSサーバアドレス管理テーブル1220Aを使用するようにしてもよい。
なお、本実施の形態は、通信端末にアドレスを通知するサービス提供機器の種類を1種類とし、その種類をDNSサーバとした。しかし、DNSサーバに限定されず、他の種類のサービス提供機器の負荷分散に対しても適用可能である。他の種類のサービス提供機器としては、NTPサーバ、デフォルトルータ、ディレクトリサーバ、ベンダーオプションとして定義されるサービスを提供する機器などが挙げられる。
[第2の実施の形態]
図7を参照すると、本発明の第2の実施の形態は、LAN6に4台のルータ7A〜7Dを介して別のネットワーク8が接続されており、DHCPサーバ1を用いて、DNSサーバとデフォルトルータの2種類のサービス提供機器の負荷分散を同時に行うようにしている点で、図1の第1の実施の形態と相違する。
図8を参照すると、第2の実施の形態におけるDHCPサーバ1は、第1の実施の形態におけるDHCPサーバ1と比較して、DNSサーバアドレス決定手段112およびDNSサーバアドレス記憶部123の代わりに、サービス提供機器アドレス決定手段113およびサービス提供機器アドレス記憶部123を有する点で相違する。
サービス提供機器アドレス記憶部123は、通信端末に通知するサービス提供機器のアドレスをあらかじめ記憶する。本実施の形態において、通信端末にアドレスを通知するサービス提供機器の種類は2種類であり、その種類はDNSサーバとデフォルトルータである。また、本実施の形態は、優先的に使用するDNSサーバのアドレスと、そのDNSサーバからサービスの提供を受けることができない場合にその代替として使用するDNSサーバのアドレスとの組を通信端末に通知する。
図9を参照すると、サービス提供機器アドレス記憶部123に記憶されているサービス提供機器アドレス管理テーブル1230の一例は、4つのエントリ1231〜1234から構成され、各エントリには、優先DNSサーバおよび代替DNSサーバのIPアドレス、デフォルトルータのIPアドレスが記憶される。具体的には、1行目のエントリ1231には、優先DNSサーバとしてDNSサーバ4のアドレスが記憶され、代替DNSサーバとしてDNSサーバ5のアドレスが記憶され、デフォルトルータとしてルータ7Aのアドレスが記憶されている。2行目のエントリ1232には、優先DNSサーバとしてDNSサーバ5のアドレスが記憶され、代替DNSサーバとしてDNSサーバ4のアドレスが記憶され、デフォルトルータとしてルータ7Bのアドレスが記憶されている。3行目のエントリ1233には、優先DNSサーバおよび代替DNSサーバに関しては1行目のエントリと同じ内容が重複して記憶され、デフォルトルータとしてはルータ7Cのアドレスが記憶されている。4行目のエントリ1234には、優先DNSサーバおよび代替DNSサーバに関しては2行目のエントリと同じ内容が重複して記憶され、デフォルトルータとしてはルータ7Dのアドレスが記憶されている。
サービス提供機器アドレス決定手段113は、通信端末に設定するDNSサーバおよびデフォルトルータのアドレスの情報を、サービス提供機器アドレス記憶部123の図9のサービス提供機器アドレス管理テーブル1230に基づいて決定する機能を有する。具体的には、均等に選択する選択アルゴリズムを用いて、エントリ1231〜1234から1つのエントリを選択し、この選択したエントリ中の優先DNSサーバおよび代替DNSサーバのアドレスならびにデフォルトルータのアドレスを、通信端末に設定するDNSサーバアドレスならびにデフォルトルータアドレスとして決定する。選択アルゴリズムとしては、第1の実施の形態と同様にラウンドロビン方式、ランダム選択方式などを使用することができる。
次に本実施の形態の動作を説明する。
何れかの通信端末、例えば通信端末2が自身のネットワーク設定を行うためにDHCPリクエストメッセージをLAN6にブロードキャストすると(図10の1001)、このDHCPリクエストメッセージを受信識別したDHCPサーバ1のデータ処理装置11がメッセージの処理を開始する。
最初にDHCPサーバ1のデータ処理装置11は、通知情報決定手段111の機能を利用して、通知情報記憶部121に記憶された情報の中から通信端末2自身に割り当てるIPアドレスとサブネットマスクを決定する(図10の1002)。ここでは、図3の1行目のエントリ1211が選択され、IPアドレスとして(10.0.0.11)、サブネットマスクとして(255.0.0.0)が決定されたものとする。
次にデータ処理装置11は、サービス提供機器アドレス決定手段113の機能を利用して、サービス提供機器アドレス記憶部123に記憶された情報の中から通信端末2に割り当てるDNSサーバおよびデフォルトルータのアドレスを決定する(図10の1003)。ここでは、ラウンドロビン方式によって、図10のサービス提供機器アドレス管理テーブル1230の4つのエントリ1231〜1234から1つのエントリを選択するものとする。この場合、前回にエントリ1231を選択していたのであれば、今回はエントリ1232を選択する。また、前回にエントリ1232を選択していたのであれば、今回はエントリ1233を選択する。また、前回にエントリ1233を選択していたのであれば、今回はエントリ1234を選択する。また、前回にエントリ1234を選択していたのであれば、今回はエントリ1231を選択する。ここでは、1行目のエントリ1231が選択され、優先DNSサーバのIPアドレスとしてDNSサーバ4のIPアドレスが決定され、代替DNSサーバのIPアドレスとしてDNSサーバ5のIPアドレスが決定され、デフォルトルータのIPアドレスとしてルータ7AのIPアドレスが決定されたものとする。
次にDHCPサーバ1のデータ処理装置11は、ここまでの処理で決定した通信端末2自身に割り当てるIPアドレスとサブネットマスク、通信端末2に割り当てる優先DNSサーバおよび代替DNSサーバのIPアドレス、ならびにデフォルトルータのIPアドレスをネットワーク設定内容としてDHCPリプライメッセージに格納し、通信端末2へ送信する(図10の1004)。
通信端末2は、DHCPサーバ1から送信されたDHCPリプライメッセージを受信し、このメッセージに基づいて自通信端末2のネットワーク設定を行う(図10の1005)。具体的には、自通信端末2のIPアドレスとして(10.0.0.11)を設定し、サブネットマスクとして(255.0.0.0)を設定する。また、自通信端末2が使用する優先DNSサーバのIPアドレスとして、DNSサーバ4のIPアドレスを設定し、代替DNSサーバのIPアドレスとして、DNSサーバ5のIPアドレスを設定する。さらに、自通信端末2が使用するデフォルトルータとしてルータ7AのIPアドレスを設定する。これにより、通信端末2がDNSのサービスを利用する際には、優先DNSサーバとして設定されたDNSサーバ4を最初にアクセスすることになる。また、通信端末2がネットワーク8に接続された図示しない通信端末をアクセスする際には、ルータ7Aがデフォルトルータとして使用されることになる。
通信端末2以外の通信端末が自身のネットワーク設定を行うためにDHCPリクエストメッセージをLAN6にブロードキャストした場合、通信端末2がDHCPリクエストメッセージを送信したときと同様の動作が行われる。但し、サービス提供機器アドレス管理テーブル1230におけるエントリの選択がラウンドロビン方式で行われるため、2番目の通信端末にはエントリ1232に記憶されている内容が、3番目の通信端末にはエントリ1233に記憶されている内容が、4番目の通信端末にはエントリ1234に記憶されている内容が、それぞれ通知されることになる。これにより、DNSのサービスを利用する際は使用するDNSサーバが分散され、また、ネットワーク8に接続された通信端末と通信する際に使用するデフォルトルータが分散されることになる。
次に本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態によれば、DHCPサーバ1を用いてDNSサーバおよびデフォルトルータの負荷分散を実現することができる。
また本実施の形態によれば、通信端末とDHCPサーバ間でメッセージの授受が可能であればネットワークの構成は任意で良いため、通信端末が接続されたネットワークとDHCPサーバが接続されるネットワークとがルータで接続されているネットワークや、通信端末とDHCPサーバとが同じネットワークに接続される構成のネットワークなど、任意のネットワークに対して汎用的に適用可能である。
また本実施の形態によれば、各通信端末が優先的に使用するDNSサーバの負荷分散を図りつつ、優先DNSサーバの代替となるDNSサーバのIPアドレスのネットワーク設定も同時に行うことが可能である。但し、別の実施の形態として、優先DNSサーバのアドレスだけを通信端末に通知するようにしてもよい。この場合、図9のサービス提供機器アドレス管理テーブル1230から代替DNSサーバの項目を削除した図11に示すようなサービス提供機器アドレス管理テーブル1230Aを使用するようにしてもよい。
さらに本実施の形態によれば、図9に示したようなサービス提供機器アドレス管理テーブル1230を用いることにより、DNSサーバとデフォルトルータという2種類のサービス提供機器のアドレスを均等に選択する処理をまとめて一度に行うことができ、DHCPサーバ1における処理効率を高めることができる。
なお、本実施の形態は、通信端末にアドレスを通知するサービス提供機器の種類を2種類とし、その種類をDNSサーバとデフォルトルータとした。しかし、通信端末にアドレスを通知するサービス提供機器の種類は、DNSサーバ、デフォルトルータ、NTPサーバ、デフォルトルータ、ディレクトリサーバ、ベンダーオプションとして定義されるサービスを提供する機器などから任意に選択した2つ或いは3つ以上の任意の組み合わせとすることができる。この場合、サービス提供機器アドレス管理テーブル1230は一般的に次にように構成すればよい。
まず、テーブルのエントリ数は、各種類のサービス提供機器のアドレス数の最小公倍数に等しい数とする。例えば、サービス提供機器を3種類とし、それぞれの種類のサービス提供機器の台数が2台、3台、4台の場合、エントリ数は12になる。次に、各エントリに、サービス提供機器の種類に1対1に対応する領域を割り当て、各種類のサービス提供機器ごとに、先頭のエントリから最後のエントリまで順に、そのサービス提供機器の種類に対応する領域に複数のサービス提供機器のアドレスを記憶していく。このとき、エントリ数がサービス提供機器のアドレス数の倍数となる種類のサービス提供機器については、複数のサービス提供機器のアドレスを重複して記憶する。例えば、前記の例で台数が2台のサービス提供機器については、同じアドレスの並びのパターンが6回繰り返し記憶される。
以上、本発明を幾つかの実施の形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施の形態にのみ限定されず、その他各種の付加変更が可能である。また、前述した通知情報決定手段111、DNSサーバアドレス決定手段112およびサービス提供機器アドレス決定手段113は、その有する機能をハードウェア的に実現することは勿論、コンピュータとプログラムとで実現することができる。プログラムは、磁気ディスクや半導体メモリ等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータを前述した通知情報決定手段111、DNSサーバアドレス決定手段112およびサービス提供機器アドレス決定手段113として機能させる。
本発明の第1の実施の形態のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるDHCPサーバのブロック図である。 本発明の第1の実施の形態で使用する端末アドレス管理テーブルの構成図である。 本発明の第1の実施の形態で使用するDNSサーバアドレス管理テーブルの構成図である。 本発明の第1の実施の形態の動作シーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態で使用する端末アドレス管理テーブルの別の構成図である。 本発明の第2の実施の形態のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるDHCPサーバのブロック図である。 本発明の第2の実施の形態で使用するサービス提供機器アドレス管理テーブルの構成図である。 本発明の第2の実施の形態の動作シーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態で使用するサービス提供機器アドレス管理テーブルの別の構成図である。
符号の説明
1…DHCPサーバ
2、3…通信端末
4、5…DNSサーバ
6…LAN
7A〜7D…ルータ
8…ネットワーク
11…データ処理装置
12…記憶装置
111…通知情報決定手段
112…DNSサーバアドレス決定手段
113…サービス提供機器アドレス決定手段
121…通知情報記憶部
122…DNSサーバアドレス記憶部
123…サービス提供機器アドレス記憶部

Claims (1)

  1. 通信端末に通知するサービス提供機器のアドレスを記憶する記憶手段であって、同種のサービス提供機器について、複数のサービス提供機器のアドレスを記憶する記憶手段と、
    前記通信端末が送信した、自通信端末のアドレス及び前記サービス提供機器のアドレスを含む設定情報を獲得するためのDHCPメッセージの受信時、均等に選択する選択アルゴリズムを用いて、同種のサービス提供機器について前記記憶手段に記憶された複数のサービス提供機器のアドレスのうちから前記通信端末に通知するサービス提供機器のアドレスを選択し、該選択したサービス提供機器のアドレスを含む設定情報を、前記DHCPメッセージを送信した前記通信端末に送信するデータ処理手段とを備え、
    前記記憶手段は、同種のサービス提供機器について、優先的に使用するサービス提供機器とその代替として使用するサービス提供機器のアドレスの組を複数記憶し、
    前記データ処理手段は、同種のサービス提供機器について前記記憶手段に記憶された複数のアドレスの組のうちから前記通信端末に通知するアドレスの組を選択し、該選択したアドレスの組を含む設定情報を、前記DHCPメッセージを送信した前記通信端末に送信し、
    前記記憶手段は、複数種類のサービス提供機器のそれぞれについてのサービス提供機器のアドレス数の最小公倍数に等しい数のエントリを有し、各エントリはサービス提供機器の種類数に等しい分割領域を有し、各種類のサービス提供機器ごとに、先頭のエントリから最後のエントリまで順に、そのサービス提供機器の種類に対応する分割領域に複数のサービス提供機器のアドレスが記憶されており、エントリ数がサービス提供機器のアドレス数の倍数となる種類のサービス提供機器については、複数のサービス提供機器のアドレスが重複して記憶されているサービス提供機器アドレス管理テーブルを有し、
    前記データ処理手段は、前記選択アルゴリズムとして、選択するエントリを順番に変えていくラウンドロビン方式を用いて、前記サービス提供機器アドレス管理テーブルの複数のエントリから1つのエントリを選択することを特徴とするDHCPサーバ装置。
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