JP2012029261A - 端末装置、アドレス情報提供システム、および名前解決方法 - Google Patents

端末装置、アドレス情報提供システム、および名前解決方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来は、ネットワーク上のWebサーバ等へ接続する場合、原則は、常に特定のDNSサーバ等へ接続するようになっている。よって、端末からDNSサーバ等への接続について課金制御を行う場合には、DNSサーバ等への接続のすべてについて課金とするか非課金とするかを選択するしかなかった。また、特定のDNSサーバに名前解決のための接続が集中し、過大な負荷がかかるという問題があった。
【解決手段】ネットワーク上の電子装置の装置名から電子装置のアドレスを解決する名前解決装置に接続するためのアドレスと、名前解決装置への接続理由と、を関連付けたアドレス情報を保持しておき、ネットワークに接続する場合には、接続理由に応じて、その接続理由と関連付けられているアドレスを用いて名前解決装置に接続し、接続しようとしている電子装置の名前解決を要求する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークへの接続方法に関し、特に、端末装置からDNSサーバ等の名前解決装置への接続方法に関する。
従来、携帯電話機やパーソナルコンピュータ(以下、略して「パソコン」という)等の端末が、LAN(Local Area Network)やインターネット上のメールサーバやWebサーバ等へ接続する際には、まずDNS(Domain Name System)サーバ等の名前解決装置へ接続してホスト名やドメイン名に対応するIPアドレスを取得する。このため、端末側ではDNSサーバ等のIP(Internet Protocol)アドレスを手動で、もしくは加入者パケット交換機(SGSN:Serving GPRS Support Node)やDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ等から通知を受け取ることによってあらかじめ設定しておく。そして、端末は設定されたIPアドレスを用いてDNSサーバ等に接続する。
また、端末においては、例えばプライマリDNSサーバとセカンダリDNSサーバ等の複数のIPアドレスを設定しておくのが一般的である(例えば、特許文献1)。これにより、通常時はプライマリDNSサーバに接続し、プライマリDNSサーバが障害等によりアクセスできなくなった場合にはセカンダリDNSサーバに接続することで、ネットワーク上のサーバへ接続することができる。
特開2004−310194号公報
ところで、従来では、ネットワーク上のサーバ等へ接続する場合、原則は、常に特定のDNSサーバ等へ接続するようになっている。よって、端末からDNSサーバ等への接続について課金制御を行う場合には、DNSサーバ等への接続のすべてについて課金とするか非課金とするかを選択するしかなかった。また、端末は常に特定のDNSサーバ等(例えば、プライマリDNSサーバ)へ接続するため、加入者パケット交換機等が負荷分散を意識してDNSサーバのIPアドレスを端末に通知しておかないと、特定のDNSサーバに名前解決のための接続が集中し、過大な負荷がかかるという問題があった。
そこで本発明は、上記課題を解決するために、名前解決装置への接続の用途や目的等に応じて異なる名前解決装置へ接続することが可能な端末装置、アドレス情報提供システム、および名前解決方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ネットワーク上の電子装置の装置名から前記電子装置のアドレスを解決する複数の名前解決装置のいずれかに接続するためのアドレスと、前記名前解決装置への接続理由と、を関連付けたアドレス情報を保持するアドレス情報保持手段と、接続理由に応じて、その接続理由と関連付けられている前記アドレスを用いて前記名前解決装置に接続し、自装置が接続しようとしている電子装置の名前解決を要求する名前解決要求手段と、を有することを特徴とする端末装置を提案する。
この構成によれば、端末装置は接続理由に応じて異なる名前解決装置に接続して名前解決を要求する。これにより、例えばそれぞれの名前解決装置に対する接続について課金したり非課金としたりすることができる。また、特定の名前解決装置に負荷が集中しないというメリットもある。
また、ネットワーク上のアドレス情報提供装置に対して、前記アドレス情報を要求するアドレス情報要求手段と、前記アドレス情報要求手段における要求への応答として、前記アドレス情報を取得するアドレス情報取得手段と、を有し、前記アドレス情報保持手段は、前記アドレス情報取得手段において取得された前記アドレス情報を保持するようになっていてもよい。
この構成によれば、例えば加入者パケット交換機等で負荷分散を意識してDNSサーバ等のIPアドレスを端末装置に通知しなくとも、アドレス情報を端末装置に通知するだけで、特定の名前解決装置に負荷が集中しないようにすることができる。
また、前記接続理由は、前記名前解決要求手段における前記名前解決の要求に関して課金を行うか否かを示すものであってもよい。
この構成によれば、端末装置は、名前解決装置への接続について課金される場合と非課金となる場合で異なる名前解決装置に接続する。すなわち、それぞれの名前解決装置への名前解決要求について課金制御することができる。
また、前記接続理由は、前記名前解決要求手段における前記名前解決装置への接続を所定の規則で切り替えることを示すものであってもよい。
この構成によれば、端末装置から名前解決装置への接続が所定の規則で切り替わるため、特定の名前解決装置に負荷が集中することを回避することができる。
また、本発明は、端末装置と、アドレス情報提供装置とを有するアドレス情報提供システムであって、前記端末装置は、前記アドレス情報提供装置に対して、ネットワーク上の電子装置の装置名から前記電子装置のアドレスを解決する複数の名前解決装置のいずれかに接続するためのアドレスと、前記名前解決装置への接続理由と、を関連付けたアドレス情報を要求するアドレス情報要求手段と、前記アドレス情報要求手段における要求への応答として、前記アドレス情報を取得するアドレス情報取得手段と、前記アドレス情報取得手段において取得される前記アドレス情報を保持するアドレス情報保持手段と、接続理由に応じて、その接続理由と関連付けられている前記アドレスを用いて前記名前解決装置に接続し、自装置が接続しようとしている電子装置の名前解決を要求する名前解決要求手段と、を有し、前記アドレス情報提供装置は、前記アドレス情報要求手段における要求に応じて、自装置に保持している前記アドレス情報を前記端末装置に送信するアドレス情報送信手段、を有することを特徴とするアドレス情報提供システムを提案する。
この構成によれば、端末装置はアドレス情報提供装置から送信されるアドレス情報の接続理由に応じて、異なる名前解決装置に接続して名前解決を要求する。これにより、例えばそれぞれの名前解決装置に対する接続について課金したり非課金としたりすることができる。また、特定の名前解決装置に負荷が集中しないというメリットもある。
また、本発明は、ネットワークに接続可能であり、前記ネットワーク上の電子装置の装置名から前記電子装置のアドレスを解決する複数の名前解決装置のいずれかに接続するためのアドレスと、前記名前解決装置への接続理由と、を関連付けたアドレス情報を保持するアドレス情報保持手段を有する端末装置において実行される名前解決方法であって、接続理由に応じて、その接続理由と関連付けられている前記アドレスを用いて前記名前解決装置に接続し、前記端末装置が接続しようとしている電子装置の名前解決を要求することを特徴とする名前解決方法を提案する。
従来は、端末装置は特定のDNSサーバ等の名前解決装置に接続して、名前解決を要求していた。本発明のこの構成によれば、端末装置は接続理由に応じて異なる名前解決装置に接続して名前解決を要求する。これにより、例えばそれぞれの名前解決装置に対する接続について課金したり非課金としたりすることができる。また、特定の名前解決装置に負荷が集中しないというメリットもある。
以上説明したように、本発明によれば、端末装置は接続理由に応じて異なる名前解決装置に接続して名前解決を要求する。よって、例えばそれぞれの名前解決装置に対する接続について課金制御をしたり、特定の名前解決装置に負荷が集中しないようにすることができる。
アドレス情報提供システムの構成例を示す図である。 アドレス情報の具体例を示す図である。 アドレス情報提供システムの概要を示す図である。 アドレス情報提供システムにおける処理の流れを示すシーケンス図である。 アドレス情報提供システムの他の実施例を示す図である。 アドレス情報提供システムの他の実施例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、同等部分は同一符号によって示される。
(アドレス情報提供システムの構成)
本実施形態に係るアドレス情報提供システムの構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るアドレス情報提供システムの構成例を示す図である。
図1に示されるアドレス情報提供システムは、端末装置100と、アドレス情報提供装置200と、名前解決装置A300と、名前解決装置B400と、電子装置500と、から構成される。
端末装置100は、通信機能を有する端末装置であり、ネットワーク上のWebサーバやメールサーバ等の電子装置500に接続して、Webサイトを閲覧したり、メールを送受信する等の機能を有する端末装置である。具体的には、例えば携帯電話機やパソコン等である。本実施形態においては、端末装置100は携帯電話機であるとする。
アドレス情報提供装置200は、端末装置100に名前解決装置A300や名前解決装置B400の装置名に対応するアドレスを提供する装置である。具体的には、携帯電話網の加入者パケット交換機(SGSN)や、固定網などの有線通信におけるDHCPサーバ等と同様の機能を有する。なお、本実施形態においては、アドレス情報提供装置200は携帯電話網の加入者パケット交換機であるとする。また、後述するように、アドレス情報提供装置200はアドレス情報送信部210等を有しているが、これ以外の構成については一般的によく知られている加入者パケット交換機等の構成と同様の構成を有する。
名前解決装置A300および名前解決装置B400は、ネットワーク上のWebサーバやメールサーバ等の電子装置500の装置名から、電子装置500のアドレスを解決する装置である。ここで、「電子装置500のアドレス」とは、主に電子装置500のIPアドレスである。
具体的には、名前解決装置A300および名前解決装置B400は、ネットワーク上の電子装置500の装置名とIPアドレス等とを関連付けて保持している。そして、電子装置500の装置名が端末装置100から送信されて名前解決を要求されると、その装置名に対応するIPアドレス等を端末装置100に返信することで名前解決を行う装置である。名前解決装置A300等は、具体的にはDNSサーバ等が該当する。なお、DNSサーバ等の構成は一般的によく知られているので、ここでは詳述しない。なお、本実施形態においては名前解決装置A300と名前解決装置B400の2つの名前解決装置のみが挙げられているが、より多くの名前解決装置が存在していてもよい。
以下、端末装置100とアドレス情報提供装置200の構成について詳細に説明する。
(端末装置100の構成)
端末装置100は、アドレス情報保持部110と、アドレス情報要求部120と、アドレス情報取得部130と、名前解決要求部140と、接続部150と、を有する。
アドレス情報保持部110は、ネットワーク上の電子装置500の装置名から電子装置500のアドレスを解決する名前解決装置A300や名前解決装置B400等に接続するためのアドレスと、名前解決装置A300や名前解決装置B400等への接続理由と、を関連付けたアドレス情報を保持する。また、アドレス情報保持部110は、後述するアドレス情報取得部130において取得されたアドレス情報を保持する。すなわち、アドレス情報保持部110において保持されるアドレス情報は、後述するように、元々はアドレス情報提供装置200のハードディスク等の記憶装置220に保持されているものが、アドレス情報取得部130に送信されてくるものである。なお、アドレス情報保持部110は、より具体的には、例えば端末装置100のフラッシュメモリやハードディスク等の記憶装置(図示しない)にアドレス情報を記憶して保持する。
また、上記アドレス情報を構成する「アドレス」とは、主にはIPアドレスである。ただし、名前解決装置を特定可能なアドレスであればよく、例えば、MAC(Media Access Control)アドレス等であってもよい。また、上記アドレス情報を構成する「接続理由」とは、ネットワーク上の電子装置500に接続する目的や用途等を示すものや、接続方法等に関するものである。具体的には、例えば、後述する名前解決要求部140における名前解決の要求に対して課金を行うか否かを示すものや、名前解決要求部140における名前解決装置A300や名前解決装置B400等への接続を所定の規則で切り替えることを示すもの等がある。「所定の規則で切り替える」とは、具体的には、例えば複数の名前解決装置へ交互に接続することや、所定時間もしくは所定回数ごとに接続を切り替えること等が該当する。
図2は、アドレス情報の具体例を示す図である。図2に示されるアドレス情報において、「サーバ名」はDNSサーバ等の名前解決装置の装置名を表す。また、「IPアドレス」は名前解決装置のIPアドレスを表す。また、「使用用途」は接続理由に該当するものであり、本例では各DNSサーバへの接続が課金されるものか非課金であるものかを示す。
例えば本例においては、端末装置100がWebに接続する場合にはDNSサーバA(IPアドレス=“1.1.1.1”)にアクセスして名前解決を要求すべきことを示しており、この接続は課金対象であることを示している。また、端末装置100がメールを送受信する場合にはDNSサーバB(IPアドレス=“2.2.2.2”)にアクセスして名前解決を要求すべきことを示しており、この接続については非課金であることを示している。なお、本例におけるDNSサーバAとDNSサーバBは、図1における名前解決装置A300、名前解決装置B400に該当する装置である。
図1に戻り、アドレス情報要求部120は、ネットワーク上のアドレス情報提供装置200に対して、アドレス情報を要求する。具体的には、アドレス情報要求部120は、端末装置100のフラッシュメモリ等の記憶装置に記憶されているアドレス情報を要求するための特定のコマンドをアドレス情報提供装置200に送信する。
アドレス情報取得部130は、アドレス情報要求部120における要求への応答として、アドレス情報をアドレス情報提供装置200から取得する。
名前解決要求部140は、接続理由に応じて、その接続理由と関連付けられているアドレスを用いて名前解決装置A300又は名前解決装置B400に接続し、端末装置100が接続しようとしている電子装置500の名前解決を要求する。「名前解決を要求する」とは、名前解決装置A300等に電子装置500の装置名を送信し、その装置名に対応する電子装置500のIPアドレス等の返信を要求することである。
例えば、図2の例においては、端末装置100がWebに接続する場合には、名前解決要求部140は図2のアドレス情報を参照して、「使用用途」が“Web(課金)”であるDNSサーバAに接続し、Web閲覧のために接続するWebサーバ等の名前解決を要求する。また、端末装置100がメールを送受信する場合には、名前解決要求部140は図2のアドレス情報を参照して、「使用用途」が“メール(非課金)”であるDNSサーバBに接続し、メール送受信のために接続するメールサーバ等の名前解決を要求する。
接続部150は、名前解決要求部140における要求によって名前解決装置A300又は名前解決装置B400から取得するIPアドレス等のアドレスに基づいて、ネットワーク上の電子装置500に接続する。これにより、端末装置100は、Webの閲覧やメールの送受信等のサービスを利用することができる。
(アドレス情報提供装置200の構成)
アドレス情報提供装置200は、アドレス情報送信部210を有する。また、アドレス情報提供装置200はアドレス情報送信部210以外に、一般的な加入者パケット交換機等と同様の構成を有する。これらの構成については一般的によく知られているため、ここでは詳述しない。
(アドレス情報送信部210)
アドレス情報送信部210は、アドレス情報要求部120における要求に応じて、アドレス情報提供装置200に保持しているアドレス情報を端末装置100に送信する。具体的には、アドレス情報送信部210は、アドレス情報提供装置200のハードディスク等の記憶装置220に保持されているアドレス情報を読み出して、ネットワークインタフェース等を介して端末装置100に送信する。
なお、図1に示される端末装置100およびアドレス情報提供装置200は、図示されないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等のメモリ、フラッシュメモリやハードディスク等の記憶装置、ネットワークインタフェース等の一般的なコンピュータの構成と同様の構成により実現される。また、以上に説明した端末装置100およびアドレス情報提供装置200の各構成の機能は、例えば、CPUがハードディスク等に記憶されているプログラムをRAM等のメモリ上に読み出して実行することによって実現される機能である。
(アドレス情報提供システムの動作の概要)
図3は、本実施形態に係るアドレス情報提供システムの動作の概要を示す図である。本実施形態においては、端末装置100は携帯電話機であり、アドレス情報提供装置200は携帯電話網の加入者パケット交換機である。また、名前解決装置A300および名前解決装置B400は両者ともDNSサーバである(DNSサーバA300、DNSサーバB400)。
携帯電話機100では、携帯電話網10に接続する際、従来と同様に加入者パケット交換機200に対してアタッチ処理が実行される。その際、加入者パケット交換機200から携帯電話機100に対して、DNSサーバA300およびDNSサーバBのIPアドレスと使用用途とが関連付けられたアドレス情報50が送信される(SS1)。
その後、携帯電話機100では、アプリケーションが立ち上がる際にアドレス情報50が参照され、Webに接続する場合にはWebサーバの名前解決を行うためにDNSサーバA300への接続が実行される(SS2)。また、メールの送受信を行う場合にはメールサーバの名前解決を行うためにDNSサーバB400への接続が実行される(SS3)。
(アドレス情報提供システムの動作)
以下、本実施形態に係るアドレス情報提供システムの動作について説明する。図4は、アドレス情報提供システムにおける処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、携帯電話機100の電源がONになると、携帯電話機100から加入者パケット交換機200に対してアタッチ処理が実行される(ステップS101)。このアタッチ処理は、一般的に携帯電話機が携帯電話網に接続される際に実行される処理であり、携帯電話機100の認証処理等が実行される。
ステップS101におけるアタッチ処理が正常に終了すると、携帯電話機100から加入者パケット交換機200に対して接続要求が行われる(ステップS102)。この時、携帯電話機100のアドレス情報要求部120から加入者パケット交換機200に対してアドレス情報の要求が実行される。具体的には、携帯電話機100のフラッシュメモリ等に保存されているアドレス情報を要求するための特定のコマンドが、無線通信インタフェースを介して加入者パケット交換機200宛てに送信される。
また、これに応じて、加入者パケット交換機200のアドレス情報送信部210において、自装置のハードディスク等の記憶装置220に記憶されているアドレス情報が読み出されて、接続応答として、ネットワークインタフェースを介して携帯電話機100に送信される(ステップS103)。携帯電話機100では、アドレス情報取得部130において、無線通信インタフェースを介してこのアドレス情報が受信され、アドレス情報保持部110であるフラッシュメモリやハードディスク等の記憶装置に記憶して保持される(ステップS104)。
この後、携帯電話機100の名前解決要求部140においては、例えばWeb閲覧やメール送受信のためのアプリケーションが起動されると、ステップS104でフラッシュメモリ等に保持されたアドレス情報が参照される。そして、起動されたアプリケーションに応じてDNSサーバA300もしくはDNSサーバB400への接続が実行され、Webサーバやメールサーバ等の名前解決の要求が実行される(ステップS105、S106)。また、この時、加入者パケット交換機200では、携帯電話機100からDNSサーバA300およびDNSサーバB400のいずれ宛てのパケットが通過したかが監視される。本例では、携帯電話機100からDNSサーバA300に宛てたパケットが通過した場合にはその通信については課金処理が実行され、DNSサーバB400に宛てたパケットが通過した場合にはその通信については非課金とされる。このように、携帯電話機100においてアドレス情報が保持され、DNSサーバへの接続目的等に応じて異なるDNSサーバへアクセスがなされることで、DNSサーバへの通信に対して課金処理(または、非課金処理)を実行することができる。
また、この後、Webサーバやメールサーバ等の電子装置500のIPアドレスがDNSサーバA300又はDNSサーバB400から携帯電話機100に対して送信されると、携帯電話機100の接続部150において、電子装置500への接続が実行される。これにより、携帯電話機100においてWebの閲覧やメールの送受信等が実行される。
なお、携帯電話網において、本実施形態に係る携帯電話機100と本実施形態の構成を有していない一般的な携帯電話機とが混在する場合には、以下のような処理が実行されるようになっていてもよい。すなわち、ステップS101におけるアタッチ処理の際、加入者パケット交換機200において、アタッチしてきた携帯電話機がアドレス情報を保持する機能を有しているか否か(すなわち、本実施形態に係る携帯電話機であるか否か)の判定が実行されるようになっていてもよい(ステップS101’)。
また、その後、加入者パケット交換機200において、自交換機のハードディスク等に保持されているDNSサーバのIPアドレスについて使用用途等の接続目的が設定されているかが判断され、接続目的が設定されていない場合には、従来と同様に、携帯電話機に対してDNSサーバのIPアドレスが通知されるようになっていてもよい。また、接続目的が設定されている場合には、ステップS101’での判定結果に応じて、携帯電話機が本実施形態に係る携帯電話機100である場合には携帯電話機100にアドレス情報が通知され、携帯電話機が本実施形態に係る携帯電話機100ではない場合には携帯電話機にDNSサーバのIPアドレスのみが通知されるようになっていてもよい。
なお、本実施形態においては、ネットワークは携帯電話網であるが、固定網等の有線通信においては、DHCPサーバが本実施形態における加入者パケット交換機200と同様の役目を果たし、携帯電話機に代えて、パソコン等が端末装置100となる。この場合、以下のような処理が実行されてもよい。
まず、パソコンからDHCPサーバを探すためのDHCP DISCOVERメッセージがブロードキャスト送信される。このDHCP DISCOVERメッセージには、パソコンがアドレス情報を保持する機能を有しているか否か(すなわち、本実施形態に係るパソコンであるか否か)を示すパラメータが、例えば“Options”フィールドに含まれる。もしくはDHCP DISCOVERメッセージのバージョンによってパソコンがアドレス情報を保持する機能を有しているか否かが判断されるようになっていてもよい。
そして、DHCP DISCOVERメッセージを受信したDHCPサーバにおいては、自サーバのハードディスク等に保持されているDNSサーバのIPアドレスについて使用用途等の接続目的が設定されているかが判断され、接続目的が設定されていない場合には、従来と同様に、パソコンに対してDNSサーバのIPアドレスが通知される。また、接続目的が設定されている場合、受信したDHCP DISCOVERメッセージのパラメータやバージョン等が、パソコンが本実施形態に係る端末装置100であることを示すものである場合には、パソコンにアドレス情報がDHCP_OFFERメッセージ等によって通知される。受信したDHCP DISCOVERメッセージのパラメータやバージョン等が、パソコンが本実施形態に係る端末装置100であることを示すものではない場合には、パソコンにDNSサーバのIPアドレスのみが通知される。
また、パソコンからDHCP DISCOVERメッセージを送信する際に、パソコンがアドレス情報を保持する機能を有していること(すなわち、本実施形態に係るパソコンであること)を示すパラメータとともに、パソコンが必要とする使用用途等の接続理由を送信するようになっていてもよい。なお、これらの情報の送信は、例えば“Options”フィールドに含まれて送信される。
そして、DHCP DISCOVERメッセージを受信したDHCPサーバにおいては、DHCP DISCOVERメッセージに含まれているパラメータによってパソコンがアドレス情報を保持する機能を有していることが確認された後、パソコンから送信されてきた使用用途等の接続目的と、名前解決装置のアドレスとが関連付けられたアドレス情報が自サーバのハードディスク等に保持されているかが判断される。このアドレス情報が保持されていない場合には、従来と同様に、パソコンに対してDNSサーバのIPアドレスが通知される。また、パソコンが必要とするアドレス情報が保持されている場合には、このアドレス情報がDHCP_OFFERメッセージ等によってパソコンに通知される。
また、携帯電話網において、本実施形態に係る加入者パケット交換機200と本実施形態の構成を有していない一般的な加入者パケット交換機とが混在する場合には、以下のような処理が実行されるようになっていてもよい。すなわち、携帯電話機100では、ステップS102の接続要求に対して加入者パケット交換機からDNSサーバのIPアドレスのみが送信されてくる場合には、従来と同様に、常にそのDNSサーバへ接続して名前解決要求を実行する。もし、加入者パケット交換機200からアドレス情報が送信されてくる場合(すなわち、DNSサーバのIPアドレスとともに使用用途等の接続目的が送信されてくる場合)には、起動するアプリケーション等に応じてその接続目的に応じたDNSサーバへ名前解決要求を実行する(ステップS105、S106)。
(他の実施例)
(実施例1)
図5は、アドレス情報提供システムの他の実施例を示す図である。本実施例では、アドレス情報51においてIPアドレスと関連付けられている接続理由(使用用途)は、各DNSサーバがイントラネットに接続する際に利用すべきものかインターネットに接続する際に利用すべきものかを示すものである。
図3と同様に、携帯電話機100では、携帯電話網10へ接続する際に加入者パケット交換機200に対してアタッチ処理および接続要求(アドレス情報の要求)が実行され、加入者パケット交換機200から携帯電話機100に対してアドレス情報51が送信される(SS11)。また、このアドレス情報51は、携帯電話機100のフラッシュメモリ等に記憶して保持される。
その後、携帯電話機100では、ネットワーク接続を実行する際(より具体的には、例えばネットワーク接続を実行するためのアプリケーションが起動した際)にはアドレス情報51が参照される。そして、イントラネット11に接続する場合にはDNSサーバA300へ接続して名前解決が実行される(SS12)。また、インターネット12に接続する場合にはDNSサーバB400へ接続して名前解決が実行される(SS13)。
従来ではイントラネットに接続する場合でもインターネットに接続する場合でも、原則、一つのDNSサーバに接続して名前解決要求がなされていたが、本実施例によれば、携帯電話機100は、イントラネットに接続する場合とインターネットに接続する場合では異なるDNSサーバに接続する。よって、DNSサーバの負荷が分散されるというメリットがある。
また、従来では、原則、一つのDNSサーバへアクセスしていたため、このDNSサーバが障害等により接続できなくなるとイントラネットにもインターネットにも接続できなくなっていた。しかしながら、本実施例によれば、例えばインターネット用のDNSサーバ400に障害が発生して接続できなくなっても、イントラネット用のDNSサーバ300に接続可能であれば、携帯電話機100はイントラネットには接続することができる。
(実施例2)
図6は、アドレス情報提供システムの他の実施例を示す図である。本実施例では、アドレス情報52においてIPアドレスと関連付けられている接続理由(接続方法)は、各DNSサーバが負荷分散型であることを示すものである。本実施例においては、携帯電話機100がネットワークに接続するたびにDNSサーバA300およびDNSサーバB400に対して交互に接続すべきことを示すものであるとする。
図3と同様に、携帯電話機100では、携帯電話網13へ接続する際に加入者パケット交換機200に対してアタッチ処理および接続要求(アドレス情報の要求)が実行され、加入者パケット交換機200から携帯電話機100に対してアドレス情報52が送信される(SS21)。また、このアドレス情報52は、携帯電話機100のフラッシュメモリ等に記憶して保持される。
本実施例では、携帯電話機100においてアドレス情報52が参照され、DNSサーバA300およびDNSサーバB400は負荷分散型であることが認識される。
そして、ネットワークへ接続するたびに、接続したDNSサーバのサーバ名やIPアドレス等の情報が携帯電話機100のフラッシュメモリ等に記憶して保持される(もしくはDNSサーバを一意に識別可能な識別情報でもよい)。携帯電話機100が新たにネットワークに接続する際にはこの情報が参照され、前回接続したDNSサーバと異なるDNSサーバへ接続して名前解決が実行される(SS22、SS23)。
従来では、原則、一つのDNSサーバに接続して名前解決要求がなされていたが、本実施例によれば、携帯電話機100は二つのDNSサーバへ交互に接続する。よって、DNSサーバの負荷が分散されるというメリットがある。
(まとめ)
以上説明したように、本発明によれば、端末装置は接続理由に応じて異なる名前解決装置に接続して名前解決を要求する。よって、例えばそれぞれの名前解決装置に対する接続について課金制御をしたり、特定の名前解決装置に負荷が集中しないようにすることができる。
10、13 携帯電話網
11 イントラネット
12 インターネット
50、51、52 アドレス情報
100 端末装置(携帯電話機)
110 アドレス情報保持部
120 アドレス情報要求部
130 アドレス情報取得部
140 名前解決要求部
150 接続部
200 アドレス情報提供装置(加入者パケット交換機)
210 アドレス情報送信部
220 記憶装置
300、400 名前解決装置(DNSサーバ)
500 電子装置

Claims (6)

  1. ネットワーク上の電子装置の装置名から前記電子装置のアドレスを解決する複数の名前解決装置のいずれかに接続するためのアドレスと、前記名前解決装置への接続理由と、を関連付けたアドレス情報を保持するアドレス情報保持手段と、
    接続理由に応じて、その接続理由と関連付けられている前記アドレスを用いて前記名前解決装置に接続し、自装置が接続しようとしている電子装置の名前解決を要求する名前解決要求手段と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  2. ネットワーク上のアドレス情報提供装置に対して、前記アドレス情報を要求するアドレス情報要求手段と、
    前記アドレス情報要求手段における要求への応答として、前記アドレス情報を取得するアドレス情報取得手段と、
    を有し、
    前記アドレス情報保持手段は、前記アドレス情報取得手段において取得された前記アドレス情報を保持することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記接続理由は、前記名前解決要求手段における前記名前解決の要求に関して課金を行うか否かを示すものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の端末装置。
  4. 前記接続理由は、前記名前解決要求手段における前記名前解決装置への接続を所定の規則で切り替えることを示すものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の端末装置。
  5. 端末装置と、アドレス情報提供装置とを有するアドレス情報提供システムであって、
    前記端末装置は、
    前記アドレス情報提供装置に対して、ネットワーク上の電子装置の装置名から前記電子装置のアドレスを解決する複数の名前解決装置のいずれかに接続するためのアドレスと、前記名前解決装置への接続理由と、を関連付けたアドレス情報を要求するアドレス情報要求手段と、
    前記アドレス情報要求手段における要求への応答として、前記アドレス情報を取得するアドレス情報取得手段と、
    前記アドレス情報取得手段において取得される前記アドレス情報を保持するアドレス情報保持手段と、
    接続理由に応じて、その接続理由と関連付けられている前記アドレスを用いて前記名前解決装置に接続し、自装置が接続しようとしている電子装置の名前解決を要求する名前解決要求手段と、を有し、
    前記アドレス情報提供装置は、
    前記アドレス情報要求手段における要求に応じて、自装置に保持している前記アドレス情報を前記端末装置に送信するアドレス情報送信手段、
    を有することを特徴とするアドレス情報提供システム。
  6. ネットワークに接続可能であり、前記ネットワーク上の電子装置の装置名から前記電子装置のアドレスを解決する複数の名前解決装置のいずれかに接続するためのアドレスと、前記名前解決装置への接続理由と、を関連付けたアドレス情報を保持するアドレス情報保持手段を有する端末装置において実行される名前解決方法であって、
    接続理由に応じて、その接続理由と関連付けられている前記アドレスを用いて前記名前解決装置に接続し、前記端末装置が接続しようとしている電子装置の名前解決を要求することを特徴とする名前解決方法。
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