JP3947052B2

JP3947052B2 - Drip bag and drip bag manufacturing method

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Publication number: JP3947052B2
Application number: JP2002188233A
Authority: JP
Inventors: 一幸大森
Original assignee: Fuso Industries Co Ltd
Current assignee: Fuso Industries Co Ltd
Priority date: 2002-06-27
Filing date: 2002-06-27
Publication date: 2007-07-18
Anticipated expiration: 2022-06-27
Also published as: EP1375384A3; TWI270509B; JP2004024700A; TW200400145A; EP1375384A2

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドリップバッグに係り、特に、抽出原料を充填したフィルターバッグに厚紙製のホルダーが取り付けられていて、使用時はそのホルダーを起こしてカップに乗せる所謂カップオンタイプのドリップバッグに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
例えばレギュラーコーヒー等、湯を注いで成分を抽出する種類の抽出原料を１回分の量だけフィルターバッグに封入して分包形にする場合の形態の１つに、そのフィルターバッグをカップに掛けるためのホルダーを備えたドリップバッグがある。
このホルダーの具体的な形態には様々あるが、基本的には、フィルターバッグに貼り付けた部分とカップの口に乗せたり係合させたりする部分とが厚紙で一体に形成されており、これらの部分がフィルターバッグと共に平らに折り畳まれた形で提供され、使用時は、ホルダーの各部を立体的に起こすように構成されている。
【０００３】
そのようなドリップバッグの一例ａを図９に示す。同図（Ａ）はドリップバッグａを平らに畳まれている形で示し、同図（Ｂ）はカップに載せた使用状態で示す。
ｂはフィルターバッグを示し、ｃはホルダーを示す。フィルターバッグｂは、透液性を有する袋材シートによって逆さ台形様の平袋を為すように形成され、その上側端が易剥離性接着剤などによって容易に開封できる口になっていて、中には適量のレギュラーコーヒーが充填されている。
【０００４】
ホルダーｃは、横長で概ね逆さ台形様の２枚の側壁ｄを有すると共にこの側壁ｄの各端どうしは連続していて、同図（Ｂ）に示すように筒状に開くことができる形態になっている。この２枚の側壁ｄの左右両端部以外の部分がフィルターバッグｂを挟んでおり、フィルターバッグｂと側壁ｄの上端部どうしが接着されている。そして、２枚の側壁ｄには、フィルターバッグｂに重なった領域において上下２個所を横長に切り抜くことでほぼ逆さ「へ」字形の差込み片ｅが形成され、この差込み片ｅの左右両端に該差込み片ｅをその余の部分より内側へ撓み易くするための折れ線ｆが設けられている。
【０００５】
このドリップバッグａは次のように使用する。先ず、ホルダーｃの２枚の側壁ｄの上端部中央を摘んで互いに反対側へ引っ張ってフィルターバッグｂの口を開けながら、ホルダーｃを筒形に広げ、差込み片ｅを内側へ撓ませながらこれを目的のカップｈの中に入れて行くと、それと一緒にフィルターバッグｂのほぼ下半分が当該カップｈの中に収まると共に、側壁ｄの下端部ｇがカップｈの周壁上端部に外側から密着する。カップｈに対する高さ位置は、差込み片ｅの左右両端部がカップｈの口に乗ることで定まる。
ここで、フィルターバッグｂの中に湯を注いでコーヒーの成分を抽出する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
このドリップバッグａによると、ホルダーｃが２箇所でカップｈの開口部を内外両側からほぼぴったり挟むことになるため、カップｈにしっかり取り付けることができ、ホルダーｃの上端部が当該カップｈの口径とほぼ同じ幅サイズで開口するためにフィルターバッグｂの注湯口が大きく開いて湯を注ぎ易いなどの利点はあるが、その反面、次のような問題がある。
【０００７】
先ず、ホルダーｃが完全な筒形をしているので、このホルダーｃを袋材シートに貼り付けた状態で袋材シートを製袋加工しながらその途上でコーヒーを充填する、といった一般的な製袋充填方式での製造を行うことが事実上不可能になってしまい、フィルターバッグｂにコーヒーを充填する作業を給袋充填方式で行うことを余儀なくされる。
既知の通り、給袋充填方式による充填は、高速の充填機を使用したとしても、その処理能力は今のところ毎分３０乃至４０個程度が限度であり、製袋しながら充填を行う製袋充填方式に較べると、処理スピードが極めて遅くなってしまう。
しかも、給袋充填機は構造が複雑であることから価格が極めて高いので、この価格がドリップバッグ１個当りの製造単価を押し上げる原因になる。
【０００８】
また、コーヒーカップの直径は一般的には７〜８ｃｍ程度であるから、フィルターバッグｂの横幅は、通常、このサイズのカップに多少余裕を残して収まるサイズに形成され、ホルダーのサイズもこの程度の大きさのカップに丁度乗るぐらいの大きさで足りるのであるが、従来のドリップバッグａにあっては、ホルダーｃの横幅が、フィルターバッグｂの横幅の１．５倍程度あるため、フィルターバッグｂのサイズの割にホルダーｃのサイズがかなり大きくなってしまう。従って、ホルダーｃに用いる紙材料だけで無く外包装用の資材も大量に消費してしまうために製造コストが高く付き、嵩が大きいために輸送や保管に場所を取るという問題がある。
【０００９】
更に、カップオンタイプのドリップバッグでは、充填する抽出原料の種類や形態に応じて、カップに載せた状態でのフィルターバッグｂの高さ位置を選択的に設定することが行われ、大別すると、フィルターバッグｂがカップｈの中に深く沈む浸漬タイプにする場合と、そうはならない本来のドリップを行うドリップオンタイプにする場合がある。浸漬タイプにする場合は、フィルターバッグｂに対するホルダーｃの貼り付け位置を高めに設定してフィルターバッグｂの底部をホルダーｃのカップ乗載ラインより十分低くし、ドリップオンタイプにする場合は、フィルターバッグｂに対するホルダーｃの貼り付け位置を低めに設定してフィルターバッグｂの底部がホルダーｃのカップ乗載ラインよりあまり低くならないようにする。
【００１０】
この点、従来のドリップバッグａのように、給袋充填方式による製造を余儀なくされるドリップバッグの多くは、ホルダーｃとフィルターバッグｂとの貼り付け位置関係が固定してしまうため、一つのホルダーは一つのタイプに専用のものになってしまう。これでは、量産コストを下げることができない。
【００１１】
本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為されたものであり、フィルターバッグのサイズとほぼ同じかそれより小さいサイズの２つ折りしただけのホルダーでも、フィルターバッグを保持した状態でカップの内側に収まる部分とカップの口に乗る部分を作ることができて、カップに載せた状態を安定に保つことができ、且つ、フィルターバッグの口を開く力を持たせることができ、更には製袋充填が可能で、しかも、フィルターバッグに対するホルダーの貼り付け位置を選択的に設定することができる画期的なドリップバッグと、その製造方法を提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項１に記載したドリップバッグは、抽出原料が充填され上側縁沿いに開封用切取り線が設けられたフィルターバッグと、折り起こす前の状態では２つ折りに畳まれていてその２つ折り線が上記フィルターバッグの側縁のうち上側縁と直交する方向へ延びる別の側縁に重なる状態で該フィルターバッグを挟んだ紙製のホルダーとを備えており、該ホルダーは、反２つ折り線側へ偏寄した領域のうち少なくとも下部を残した部分であって２つ折り線側の端においてのみその余の部分と連続したアームと、上記２つ折り線の両脇に渡って延びる切れ線と該切れ線の両端から下へ延びる折れ線とで囲まれた折込み部とが設けられると共に、アーム以外の領域においてフィルターバッグに接着されたことを特徴とするものである。
【００１３】
このドリップバッグにあっては、折込み部を２枚のホルダーハーフの内側へ折りこむと、この折込み部が突っ張り部材として働いて、２枚のホルダーハーフ即ち２つ折り線の両側にある部分を互いに反対側へ反る形に湾曲させ、この湾曲に伴ってフィルターバッグに開き力が付勢されると共に２つのアームがほぼＶ字形に開き、それまで折込み部が在った位置の上側にはその余の部分に対してほぼ庇状に突出した張出し部が残る。ここで、フィルターバッグの上側縁部を切取り線から切り取って口を開けると、その口は湾曲したホルダーハーフに引っ張られて大きく開く。これが使用時の形である。
【００１４】
この使用時の形では、張出し部と２つのアームの合計３箇所がフィルターバッグを外側から囲うように位置するので、この３箇所を所望のカップの開口縁に着ければ、ドリップバッグを安定した姿勢でカップに乗せ置くことができる。しかも、ホルダーのうちアームと張出し部の下縁を結ぶカップ乗載ラインより下の部分はフィルターバッグを抱えた形で当該カップの中に収まるので、この部分がカップ上でのドリップバッグの横移動を防止する。
しかして、このドリップバッグによれば、筒形で無くしかもフィルターバッグのサイズとほぼ同じかそれより小さいサイズの２つ折りしただけのホルダーでも、フィルターバッグを保持した状態でカップの内側に収まる部分とカップの口に乗る３箇所を作ることができて、カップに載せた状態を安定に保つことができ、且つ、フィルターバッグの口をしっかり開くことができる。
【００１５】
ホルダーをフィルターバッグに接着する位置は特に限られることは無いが、この位置に、アームを除くホルダーの左右両端部を含めるのが望ましく、このようにすれば、ホルダーのアーム以外の部分が全体的にフィルターバッグを抱える形になる。
アームや折込み部の具体的な形についても特に制約されることは無いが、これらの下側縁は基本的に一直線上に位置させるのが望ましい。
【００１６】
請求項２に記載したドリップバッグは、請求項１に記載したドリップバッグにおいて、フィルターバッグは２つ折りされた矩形の袋材シートの折返し縁以外の３つの側縁がシールされた形をしており、ホルダーはその２つ折り線がフィルターバッグの折り返し縁に重なる状態で該フィルターバッグを挟んだことを特徴とするものである。
【００１７】
このようにすると、袋材シートの２つ折り方向とホルダーの２つ折り方向とが一致するので、２つ折りされる前のホルダーを袋材シートに貼り付けてこれらを一緒に２つ折りすることができ、そのように２つ折りした袋材シートの互いに重なった両側縁を先ずシールすることで当該袋材シートをスリーブ形に成形した後そのスリーブ形の先端の口をシールした状態で抽出原料を充填するという製袋充填が可能になる。
【００１８】
この製袋充填方式による充填を伴うドリップバッグの製造方法を具体化したものが請求項６に記載した製造方法である。
即ち、請求項６に記載したドリップバッグの製造方法は、透液性を有する長尺な袋材シートと、２つ折りするための折り線が設けられており反折り線側へ偏寄した領域にあって該折り線側の端においてのみその余の部分と連続したアームと上記折り線の両脇に渡って延びるように形成された切れ線と該切れ線の両端から下へ延びた折れ線とで囲まれた折込み部とを備えた紙製のホルダーを使用し、走行する袋材シートに対し、アーム以外の領域に接着剤が塗布された状態のホルダーをその折り線が袋材シートの幅方向中間ラインと重なるように一定間隔で貼り付け、このホルダーと共に袋材シートを幅方向で２つ折りし、この２つ折りされた袋材シートの互いに重なった両側縁をシールして該袋材シートをスリーブ形に成形して行き、この状態の袋材シートを隣接し合うホルダーの間で順次最終シールし、次の最終シールが実行される前に、袋材シートのシール先端側内部に抽出原料を充填することを特徴とするものである。
【００１９】
請求項３に記載したドリップバッグは、請求項２に記載したドリップバッグにおいて、ホルダーの上下幅をフィルターバッグの上下幅のほぼ半分又はそれ以下にしたことを特徴とするものである。
本発明においては、フィルターバッグの開封手段である切取り線がホルダーとは無関係になっているので、フィルターバッグに対するホルダーのサイズを請求項３のように設定しておくと、同じホルダーを使用しながら、これをフィルターバッグに貼り付ける位置を上下方向で変更するだけで、カップに溜まる抽出液にフィルターバッグが浸かる浸漬タイプのドリップバッグと、その抽出液にフィルターバッグが浸からない本来のドリップタイプのドリップバッグの両方を選択的に製作することができる。
【００２０】
即ち、ホルダーをフィルターバッグの底部寄り位置に貼り付ければアームや張出し部からフィルターバッグ底部までの距離が短くなって本来のドリップタイプになり、逆に、ホルダーをフィルターバッグの切取り線寄り位置に貼り付ければアームや張出し部からフィルターバッグ底部までの距離が長くなって浸漬タイプになるからである。
フィルターバッグに対するホルダーの貼付け位置を変更するには、袋材シートに対するホルダーの供給位相を変えるか、又は、最終シールの位置を変えれば良い。
【００２１】
請求項４に記載したドリップバッグは、請求項１から３のいずれかに記載したドリップバッグにおいて、ホルダーには、アームの自由端から下へ突出した引掛り爪を設けると共に、切れ線のうち２つ折り線を含む中間部をその両脇より下へ変位させたことを特徴とするものである。
従って、折込み部をホルダーハーフの内側へ折り込むと、切れ線の中間部に囲まれた部分が張出し部の角部から下へ突出した爪様の形で残るので、ドリップバッグをカップに載せた状態では、この爪様の部分とアームの引掛り爪がカップに外側から対向して当該ドリップバッグの脱落を防止する。
【００２２】
請求項５に記載したドリップバッグは、請求項１から４のいずれかに記載したドリップバッグにおいて、ホルダーのアームより低い領域に反２つ折り線側の端においてのみその余の部分と連続した繋ぎ片を設け、この繋ぎ片の自由端寄り位置に相手側繋ぎ片と相互に係止される係止手段を設けたことを特徴とするものである。
【００２３】
この繋ぎ片を互いに対向するように起こして、それぞれの係止手段を相互に係止させると、当該２枚の繋ぎ片の自由端どうしが繋がれるので、２枚のホルダーハーフがフィルターバッグを外側から完全に囲うループ形を為すように連結され、これにより、ホルダーによるフィルターバッグの保持が更に安定する。そして、自由端どうしが繋がれた繋ぎ片には互いに反対側へ反らされることでその根元に互いに開く方向への力が生じるため、ホルダーが全体的に丸みを増すことになり、それにより、フィルターバッグの注湯口が一層大きく開くことになる。
【００２４】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態に係るドリップバッグを図面に従って説明する。図面に示した各実施の形態は、本発明をコーヒーのドリップバッグに適用したものである。
【００２５】
〔１．第一の実施の形態〕（図１〜図５）
図１から図５は、第一の実施の形態に係るドリップバッグ１とその製造方法を示すものである。
このドリップバッグ１は、レギュラーコーヒーを１回分の量だけ充填したフィルターバッグ３と、これを保持したホルダー５とで構成され、ガスバリア性の図示しない外袋で密封された形で提供される。
ホルダー５は、これを折り起こす前の状態では２つ折りに畳まれた形をしており、この形のホルダー５がフィルターバッグ３を厚み方向で挟んだ状態になっていて、ホルダー５の２箇所がフィルターバッグ３に接着されている。
【００２６】
〔Ａ．構造〕（図１）
〔Ａ−１．フィルターバッグ〕
フィルターバッグ３は、左右方向（図１における左下方へ向かう方向を左側とし、上方へ向かう方向を上側とする。）に長い長方形の平袋状に形成されており、その右側縁を折返し縁３ａとして２つ折りした袋材シートのその余の３つの側縁をシールした形になっている。袋材シートとしては、柔軟で透液性を有し且つヒートシールや超音波シールなどの熱シール処理が可能なもの、例えば、坪量３０ｇ／平方ｍ程度のナイロン製不織布等を用いている。このフィルターバッグ３には、その上シール側縁３ｂに近接した位置を該シール側縁３ｂと平行に延びるミシン目様の切取り線３ｄが設けられている。この切取り線３ｄは開封用のもので、ここから上側を切り取ることでフィルターバッグ３に注湯口が開く。
フィルターバッグ３へのコーヒーの充填は製袋充填方式で行われる。これについては後述する。
【００２７】
〔Ａ−２．ホルダー〕
ホルダー５の外形は、左右方向に長い厚紙をその長手方向中間に刻設した２つ折り線６で２つ折りすることで、横長長方形状を為すホルダーハーフ７を２枚形成した形になっており、２枚のホルダーハーフ７の各部位は２つ折り線６を基準とした互いに線対称の形になっている。図１（Ｂ）はこのホルダー５を平らに展開して裏面側から示したものである。ホルダーハーフ７のサイズは、その左右長がフィルターバッグ３の左右長より多少短く、上下幅はフィルターバッグ３の上下幅の半分よりやや短くなっている。
以下の説明において、山折れの概念は、ホルダー５を２つ折り線６で２つ折りした状態で外側を向く表面に稜線ができる方向への折れを山折れとする概念である。
【００２８】
ホルダーハーフ７には、２つ折り線６から遠い方のほぼ半分を上下に概ね２分した切れ線８が設けられていて、この切れ線８から上の部分がアーム９になっている。従って、アーム９は２つ折り線６側の端においてのみその余の部分と連続している。
切れ線８は、大部分が左右方向へ真っ直ぐ延びているが、反２つ折り線６側の先端部だけが下に向かってＬ字形に屈曲して先端縁に達しており、このＬ字形の屈曲により、アーム９の先端部（自由端）に下へ向かってほぼ鈎形に突出した引掛り爪９ａが形成される。
【００２９】
また、ホルダー５には、２つ折り線６のほぼ中間位置の両脇に渡って延びる切れ線１０が設けられている。この切れ線１０は、全長がホルダー５の左右長の６分の１程度で、その中間部１０ａはその両脇よりある程度下に変位してコ字形に屈曲しており、この中間部１０ａ以外の部分は切れ線８と同じ高さで延びている。この切れ線１０の両端からは下方へ延びる山折れ線１１が設けられている。これら切れ線１０と山折れ線１１とで囲まれた領域が折込み部１３であり、この折込み部１３から上の部分が張出し部１５になる。この張出し部１５は、切れ線１０の中間部１０ａで囲まれた突出部を含み、この突出部が引掛り爪１５ａになる。
切れ線８と１０のうち左右方向へ真っ直ぐ延びる部分がカップ乗載ラインＬとなる。
【００３０】
このように形成されたホルダー５は、その２つ折り線６がフィルターバッグ３の折返し縁３ａに重なる状態で２枚のホルダーハーフ７がフィルターバッグ３を厚み方向で挟むと共に、アーム９以外の領域における裏面に塗布された接着剤１７によってフィルターバッグ３に接着されている。この接着剤１７が塗布された位置は、カップ乗載ラインＬより下の領域における反２つ折り線６側の先端部と、張出し部１５の各裏面である。
フィルターバッグ３にホルダー５を貼り付ける位置は、左右方向では２つ折り線６が折返し縁３ａに重なる位置に特定されるが、上下方向ではフィルターバッグ３の切取り線３ｄに重ならない範囲で選択的に設定される。図面では、ホルダー５を切取り線３ｄ寄りに偏寄した高い位置に貼り付けた例を示してある。
【００３１】
ホルダー５は以上のように構成されているので、アーム９はその余の部分に対して側方へ折り起こすことができ、折込み部１３は２枚のホルダーハーフ７の内側へ折り込むことができる。
ドリップバッグ１は以上のように構成されている。
【００３２】
〔Ｂ．製造方法〕（図２、図３）
次に、ドリップバッグ１の製造方法を図２及び図３で説明する。
２１は、フィルターバッグ３の材料である袋材シートを示す。この袋材シート２１は、フィルターバッグ３に必要な左右幅の２倍の幅寸法を有した長尺なテープ状をしており、図示しない供給リールから連続して引き出されて走行する。
【００３３】
ホルダー５は、その表面に所望の印刷が為されると共に、前記した２つ折り線６や切れ線８、１０、山折れ線１１を伴って所定の形に型抜きされた後、接着剤１７が塗布された状態で供給され、その接着剤１７によって、走行する袋材シート２１に一定間隔で貼り付けられて行く。図２はこの状態を示す。即ち、ホルダー５は、２つ折りされていない形で、その左右方向が袋材シート２１の幅方向と一致し且つその２つ折り線６が袋材シート２１の幅方向における仮想中間ライン２１ａに重なるように位置決めされて袋材シート２１に貼り付けられて行く。
【００３４】
そして、袋材シート２１は、ホルダー５が貼り付けられて行くポジションの先で図示しないスリーブ成形機構を通され、そのスリーブ成形機構のガイド部材によって、図３に示すように、ホルダー５と一緒に幅方向で２つ折りに畳まれて幅方向両側縁を重ね合わされると共に、その重ね合わされた両側縁が加熱ローラー２３でヒートシールされて行く。この２つ折りは前記仮想中間ライン２１ａで行われ、この仮想中間ライン２１ａがフィルターバッグ３の折返し縁３ａになる。そして、加熱ローラー２３によるシールがフィルターバッグ３の横シール側縁３ｃ（図１等参照）を形成する。このシールは、超音波シールなど、ヒートシール以外の方法でも良い。
【００３５】
このようにして袋材シート２１がスリーブ状に加工されて行き、スリーブ成形機構より先のホジションで図示しないシールアンドカット機構によってある程度の幅を有する帯状に最終シール２５が為されると共にそのシールされた領域における幅方向中間位置でカットされる。
この最終シール２５が為された領域のうちカット線から下の半分が上シール側縁３ｂになり上半分が下シール側縁３ｂ′になる。即ち、このシールアンドカットは、隣接する２つのホルダー５と５の間の位置に対して順次行われ、後続のホルダー５との間においてこのシールアンドカットが行われることにより、四方が閉じたフィルターバッグ３が１個完成し且つ後続部分から切り離され、その後続部分の先端に下シール側縁３ｂ′が残る。
ドリップバッグ１を連包形で得ようとする場合は、この最終シール２５を、カットを伴わない方法で行えば良い。
【００３６】
このシールアンドカットを行う処理ヘッドには袋材２１の走行方向先側の脇に位置したミシン目カッターが一体的に取り付けられており、そのミシン目カッターによって、フィルターバッグ３の前記切取り線３ｃが設けられる。
【００３７】
２７は図示しないコーヒーホッパーから延びた充填ノズルを示す。この充填ノズル２７は、スリーブ成形機構の手前の位置から、スリーブ状に成形されて行く袋材シート２１の内側に挿入されており、袋材シート２１に対するシールアンドカットが為された後、袋材シート２１のシール先端側内部にこの充填ノズル２７から一定量のコーヒーが投下され、次いで次のシールアンドカットが実行される。このようにして、コーヒーの充填が製袋途上で行われる。
しかして、一定量のコーヒーが充填されたフィルターバッグ３が製作されると同時に、このフィルターバッグ３に２つ折りされたホルダー５が接着剤１７で接着された形のドリップバッグ１が出来上がる。
【００３８】
〔Ｃ．使用方法〕（図４、図５）
次に、ドリップバッグ１の使用方法を説明する。
先ず、ホルダー５の折込み部１３を指先などで押して、該折込み部１３を図４に示すように２枚のホルダーハーフ７、７の内側へ折り込む。この作業は例えば、折込み部１３の脇辺りとフィルターバッグ３との間に指先を入れて折込み部１３をＶ字形に適度に開き、その状態から別の指で該折込み部１３の中間部（２つ折り線６が通っている位置）を押し込んでそのＶ字形の向きを左右反転させる、といったやり方で行う。このように折り込まれた折込み部１３は、これを平らに畳むような力を意図的に加えない限り、ホルダー５自体の剛性等によってＶ字形に開いた形を保持する。従って、この形の折込み部１３が突っ張り部材として働いて、２枚のホルダーハーフ７に互いに離れる方向への開き力を付勢し、それによって２枚のホルダーハーフ７が互いに反対側へ反る形に多少湾曲される。また、折込み部１３がこのように折り込まれることで、張り出し部１５がその余の部分に対して右側へ庇状に突出した形で残る。
【００３９】
ここで、フィルターバッグ３の上シール側縁３ｂ側の端部を、図４に二点鎖線で示すように切取り線３ｄで切り取って注湯口２９を作る。すると、それまでフィルターバッグ３を挟んで互いにほぼ畳まれていたホルダーハーフ７どうしが、折込み部１３によって付勢されている開き力によって、図５に示すように、互いに反対側へ大きく膨らむように湾曲すると共に、フィルターバッグ３の注湯口２９を大きく開く。このとき、アーム９はフィルターバッグ３に直接接着されてはいないので、ホルダーハーフ７が湾曲するのに従って互いにＶ字形に開く。
【００４０】
コーヒー抽出液を採るときは、図５に示すように、Ｖ字形に開いたホルダー５を適宜なカップ３０の開口縁に乗せる。即ち、フィルターバッグ３の下部をカップ３０の中に入れながら、そのカップ３０の開口縁に２つのアーム９と張り出し部１５を乗せる。これにより、フィルターバッグ３がホルダー５に吊持された形で当該カップ３０に上から臨み、ホルダー５のうち前記カップ乗載ラインＬから下の部分はフィルターバッグ３を抱えたままカップ３０の中に収まる。アーム９や張り出し部１５がカップに乗る位置はカップ３０の大きさによって多少変わるが、いずれにしてもアーム９と張り出し部１５の合計３箇所がカップ３０に乗るので、カップ３０上のホルダー５の姿勢は非常に安定する。そして、ホルダー５のうちカップ乗載ラインＬから下の部分がカップ３０の中に収まることと、アーム９の引掛り爪９ａと張り出し部１５の引掛り爪１５ａがカップ３０の縁に外側から対向又は係合することで、ドリップバッグ１の横移動や脱落はほぼ確実に防止される。
【００４１】
しかして、図５を見て分かるように、このドリップバッグ１をカップ３０に乗せた状態では、フィルターバッグ３は勿論、ホルダー５についても、当該カップ３０から側方へ出っ張る部分は殆ど無い。
【００４２】
尚、注湯口２９をより大きく開きたい場合や、２つのアーム９のＶ字形の開き角を大きくしたいときは、ホルダーハーフ７の左右方向中間辺りで折り癖が付くように意図的に撓めて、ホルダー５のカップ乗載ラインＬから下の部分を円形に近づけてやれば良い。
また、小さめのカップを使用するときは、カップ乗載ラインＬから下の部分における自由端側の部分どうしを重ねるようにするとこの部分がだいぶ小さく窄むので、内径５ｃｍ程度のカップにも使用することができる。
【００４３】
〔Ｄ．ホルダー貼付け位置とタイプの変更〕
図面に示したドリップバッグ１では、フィルターバッグ３にホルダー５が貼り付けられた位置を高い位置すなわち切取り線３ｄ寄りの位置にしてあるために、ホルダー５のカップ乗載ラインＬからフィルターバッグ３の下端までの距離が長くなって、多くの場合、ドリップを行う際にカップに溜まる抽出液にフィルターバッグ３の底部が浸かることになる。従って、図面に示したドリップバッグ１は浸漬法による抽出に向いたタイプになっている。
【００４４】
これを、カップに溜まる抽出液にフィルターバッグ３が浸からない本来のドリップを行うドリップオンタイプにするときは、フィルターバッグ３にホルダー５を貼り付ける位置を下げれば良い。例えば、カップ載置ラインＬが図１（Ａ）に二点鎖線で示す辺りに来るようにホルダー５の接着位置を変更すれば良い。
フィルターバッグ３に対するホルダー５の貼付け位置を変更する方法としては、袋材シート２１にホルダー５を貼り付けて行く際のこれら両者の走行方向での位相をずらせるか、又は、この位相は変えないでシールアンドカットする位置をホルダー５寄りに変更すれば良い。
【００４５】
〔２．第二の実施の形態〕（図６）
図６は、第二の実施の形態に係るドリップバッグ１Ａを示すものである。このドリップバッグ１Ａが前記ドリップバッグ１と相違するところは、ホルダーの上下幅を長めにしたことと、アームを切り起こし状に形成したことだけである。従って、説明はアームについてだけ行い、その余の部分については、図面の各部に前記ドリップバッグ１における同様の部位に付した符号と同じ符号、又はそれにダッシュ記号やアルファベット記号を付けた符号を付することで重複説明を避ける。このような符号の使い方とその意味は、後述する第三の実施の形態においても同様とする。
【００４６】
このドリップバッグ１Ａのホルダー５Ａは、上下幅がフィルターバッグ３の上下幅のほぼ３分の２程度あって、そのホルダーハーフ７の反２つ折り線６側の先端縁寄りの領域に、該２つ折り線６側に向かって開口したほぼコ字形の切れ線３５を設けてあり、この切れ線３５で囲まれた部分がアーム９Ａになっている。このアーム９Ａにも係合爪９ａ′が設けられている。ホルダー５Ａは、切れ線３５の外側領域における反２つ折り線６側の端部と張り出し部１５がフィルターバッグ３に接着されている。
このようにすると、フィルターバッグ３の大部分がホルダー５に抱えられるために、注湯口２９を開いたフィルターバッグ３の形がしっかり保持される。
【００４７】
〔３．第三の実施の形態〕（図７、図８）
図７及び図８は、第三の実施の形態に係るドリップバッグ１Ｂを示すものである。このドリップバッグ１Ｂが前記ドリップバッグ１と相違するところは、主として、ホルダーのカップ乗載ラインから下の部分を無端状に組み立てることができるようにしたことだけである。
【００４８】
このドリップバッグ１Ｂのホルダー５Ｂには、カップ乗載ラインＬから下の領域に、反２つ折り線６側に向かって開口した横長のコ字形に延びる切れ線４１を設けてあり、この切れ線４１で囲まれた部分が繋ぎ片４３になっている。従って、この繋ぎ片４３は反２つ折り線６側の端においてのみその余の部分と連続しており、その自由端寄りの位置に当該繋ぎ片４３の上下幅の半分程度の長さで切込み４３ａが設けられている。一方の繋ぎ片４３の切込み４３ａは該繋ぎ片４３の上側縁に達し、他方の繋ぎ片４３の切込み４３ａは該繋ぎ片４３の下側縁に達している。
【００４９】
このドリップバッグ１Ｂを使用するときは、図８に示すように、繋ぎ片４３を互いに対向するように起こして、その切込み４３ａの延長線上の部位を相手の繋ぎ片４３の切込み４３ａに差し込むことで、当該２枚の繋ぎ片４３の自由端どうしを繋ぐ。これにより、２枚のホルダーハーフ７どうしがループ形を為すように無端状に連結されて、フィルターバッグ３を外側から完全に囲う形に組み立てられるので、ホルダー５Ｂによるフィルターバッグ３の保持が非常に安定する。また、自由端どうしが繋がれた繋ぎ片４３には互いに反対側へ反らされることでその根元に互いに開く方向への力が生じるため、ホルダー５Ｂが全体的に丸みを増すことになり、それにより、フィルターバッグ３の注湯口２９が一層大きく開く。
【００５０】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の具体的構成がこの実施の形態に限定されるものでは無く、本発明の要旨から外れない範囲での設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、実施の形態においては、本発明をコーヒーのドリップバッグに適用したが、本発明はこのようなものに限らず、各種の抽出原料を包装するためのドリップバッグとして広く適用することができる。
【００５１】
【発明の効果】
以上のように、請求項１の発明によれば、筒形で無く２つ折りしただけのホルダーでありながら、フィルターバッグを保持した状態でカップの内側に収まる部分とカップの口に乗る３箇所を作ることができて、カップに載せた状態を安定に保つことができ、且つ、フィルターバッグの口をしっかり開くことができる。
【００５２】
請求項２の発明又は請求項６の発明によれば、製袋充填方式による充填を行うことができる。
【００５３】
請求項３の発明によれば、同じホルダーを使用しながら、カップに溜まる抽出液にフィルターバッグが浸かる浸漬タイプのドリップバッグと、その抽出液にフィルターバッグが浸からない本来のドリップタイプのドリップバッグの両方を選択的に製作することができる。
【００５４】
請求項４の発明によれば、ドリップバッグをカップに載せた状態では、張出し部の角部から下へ突出した爪様の部分とアームの引掛り爪がカップに外側から対向して当該ドリップバッグの脱落を防止する。
【００５５】
請求項５の発明によれば、ホルダーを、フィルターバッグを外側から完全に囲うループ形を為すように連結された形に組み立てることができるので、ホルダーによるフィルターバッグの保持が更に安定し、しかも、自由端どうしが繋がれた繋ぎ片には互いに反対側へ反らされることでその根元に互いに開く方向への力が生じるため、ホルダーが全体的に丸みを増すことになり、それによってフィルターバッグの注湯口が一層大きく開くことになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第一の実施の形態に係るドリップバッグを示すもので、（Ａ）は使用前の状態における斜視図、（Ｂ）はホルダーを平らに展開して裏面側から見た斜視図である。
【図２】図１に示すドリップバッグの製造方法を説明するためのもので、袋材シートにホルダーが貼り付けられて行く状態を示す斜視図である。
【図３】図２の状態からドリップバッグの製造完了までの工程を説明するための斜視図である。
【図４】図１のドリップバッグの使用方法を説明するためのもので、ホルダーの折込み部を折り込んだ状態を示す斜視図である。
【図５】図４の状態からフィルターバッグの口を開けてカップに乗せた状態を示す斜視図である。
【図６】本発明の第二の実施の形態に係るドリップバッグを示すもので、（Ａ）は使用前の状態における正面図、（Ｂ）は折込み部を折り込んだ状態の斜視図である。
【図７】本発明の第三の実施の形態に係るドリップバッグを示すもので、（Ａ）は使用前の状態における斜視図、（Ｂ）はホルダーを平らに展開して裏面側から見た斜視図である。
【図８】図７のドリップバッグを折り起こしてカップに乗せた状態を示す斜視図である。
【図９】従来のカップオンタイプのドリップバッグの一例を示すもので、（Ａ）は使用前の状態における正面図、（Ｂ）は使用状態の斜視図である。
【符号の説明】
１…ドリップバッグ３…フィルターバッグ３ａ…別の側縁（折返し縁）
３ｂ…上側縁３ｂ′…側縁３ｃ…側縁３ｄ…切取り線
５…ホルダー６…２つ折り線（折り線）９…アーム９ａ…引掛り爪
１０…切れ線１０ａ…（切れ線の）中間部１１…折れ線
１３…折込み部１７…接着剤２１…袋材シート
２１ａ…袋材シートの幅方向中間ライン２５…最終シール
１Ａ…ドリップバッグ５Ａ…ホルダー９Ａ…アーム
９ａ′…引掛り爪
１Ｂ…ドリップバッグ５Ｂ…ホルダー４３…繋ぎ片
４３ａ…係止手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a drip bag, and in particular, to a so-called cup-on type drip bag in which a cardboard holder is attached to a filter bag filled with an extraction raw material and the holder is raised and placed on a cup when used. is there.
[0002]
[Prior art]
To put the filter bag on a cup in one of the forms, such as regular coffee, in which the extraction raw material of a type that pours hot water to extract ingredients is enclosed in a filter bag in a single amount. There is a drip bag with a holder.
There are various specific forms of this holder, but basically, the part pasted on the filter bag and the part to be put on and engaged with the mouth of the cup are integrally formed of cardboard, and these This part is provided in a flat folded form together with the filter bag, and is configured to raise each part of the holder in three dimensions when in use.
[0003]
An example a of such a drip bag is shown in FIG. The figure (A) shows the drip bag a in the form folded up flat, and the figure (B) shows in the use condition put on the cup.
b represents a filter bag, and c represents a holder. The filter bag b is formed so as to form an inverted trapezoidal flat bag with a liquid-permeable bag material sheet, and its upper end is a mouth that can be easily opened with an easily peelable adhesive, etc. Is filled with an appropriate amount of regular coffee.
[0004]
The holder c has two side walls d that are horizontally long and generally upside-down trapezoidal, and the ends of the side walls d are continuous, and can be opened in a cylindrical shape as shown in FIG. It has become. Portions other than the left and right end portions of the two side walls d sandwich the filter bag b, and the upper end portions of the filter bag b and the side wall d are bonded to each other. The two side walls d are formed with substantially inverted “h” -shaped insertion pieces e by horizontally cutting out two upper and lower portions in the region overlapping the filter bag b, and the insertion pieces e are formed at the left and right ends of the insertion pieces e. A broken line f is provided to make the insertion piece e easier to bend inward than the remaining portion.
[0005]
This drip bag a is used as follows. First, while holding the center of the upper end of the two side walls d of the holder c and pulling them opposite to each other to open the mouth of the filter bag b, the holder c is expanded into a cylindrical shape, and the insertion piece e is bent inward. Is put into the target cup h, and almost the lower half of the filter bag b fits in the cup h, and the lower end g of the side wall d closely contacts the upper end of the peripheral wall of the cup h from the outside. To do. The height position with respect to the cup h is determined by the left and right ends of the insertion piece e getting on the mouth of the cup h.
Here, hot water is poured into the filter bag b to extract coffee components.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
According to this drip bag a, since the opening of the cup h is almost pinched between the inner and outer sides at two places, the holder c can be firmly attached to the cup h, and the upper end of the holder c is the caliber of the cup h. However, there is an advantage such as easy opening of the pouring port of the filter bag b and easy pouring of hot water. However, there are the following problems.
[0007]
First, since the holder c has a complete cylindrical shape, a general manufacturing method such as filling the bag material sheet while making the bag material sheet with the holder c attached to the bag material sheet is filled with coffee. It becomes practically impossible to manufacture by the bag filling method, and the work of filling the filter bag b with coffee is forced to be performed by the bag supply filling method.
As is well known, even if a high-speed filling machine is used for filling by the bag-feeding filling method, the processing capacity is currently limited to about 30 to 40 pieces per minute, and bag making is performed while making bags. Compared to the filling method, the processing speed is extremely slow.
In addition, the bag feeding and filling machine is extremely expensive because of its complicated structure, and this price increases the manufacturing unit price per drip bag.
[0008]
Moreover, since the diameter of the coffee cup is generally about 7 to 8 cm, the width of the filter bag b is usually formed to a size that can be accommodated in a cup of this size with some margin, and the size of the holder is also this level. However, in the conventional drip bag a, the width of the holder c is about 1.5 times the width of the filter bag b. The size of the holder c becomes considerably large for the size of b. Therefore, not only the paper material used for the holder c but also a large amount of materials for outer packaging are consumed, so that the manufacturing cost is high, and the bulk is large, and there is a problem that it takes a place for transportation and storage.
[0009]
Furthermore, in the cup-on type drip bag, depending on the type and form of the extraction raw material to be filled, the height position of the filter bag b in a state of being placed on the cup is selectively set. In some cases, the filter bag b is a dipping type in which the filter bag b sinks deeply in the cup h, and in other cases, a drip-on type in which the original drip that does not occur is performed. When the immersion type is used, the position where the holder c is attached to the filter bag b is set higher, and the bottom of the filter bag b is sufficiently lower than the cup mounting line of the holder c. The attachment position of the holder c with respect to the bag b is set to be low so that the bottom of the filter bag b does not become much lower than the cup mounting line of the holder c.
[0010]
In this respect, since many of the drip bags that are forced to be manufactured by the bag supply and filling method like the conventional drip bag a have a fixed positional relationship between the holder c and the filter bag b, one holder Will be dedicated to one type. This cannot reduce the mass production cost.
[0011]
The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and the inner side of the cup can be held inside the cup while holding the filter bag even with a holder that is almost the same as or smaller than the size of the filter bag. The part that fits in the cup and the part that gets on the mouth of the cup can be made, the state put on the cup can be kept stable, the force to open the mouth of the filter bag can be given, and the bag making An object of the present invention is to provide an epoch-making drip bag that can be filled and that can selectively set the attachment position of the holder to the filter bag, and a method for manufacturing the drip bag.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the drip bag according to claim 1 is folded in two in a state before the folding, and the filter bag filled with the extraction raw material and provided with the tear-off line along the upper edge. And a paper holder sandwiching the filter bag in a state in which the two fold lines overlap another side edge of the side edge of the filter bag extending in a direction orthogonal to the upper edge, The arm that is at least the lower part of the region that is biased toward the fold line side and that is continuous with the remaining part only at the end of the fold line side, and across both sides of the fold line. A fold portion surrounded by an extended cut line and a fold line extending downward from both ends of the cut line is provided, and is attached to the filter bag in a region other than the arm. It is.
[0013]
In this drip bag, when the folding part is folded inside the two holder halves, this folding part works as a tension member, and the two holder halves, ie, the parts on both sides of the folding line, are opposite to each other. It is curved to the side, and the opening force is urged to the filter bag along with this curve, and the two arms open in a V shape. The overhanging part that protrudes in a substantially bowl shape remains with respect to this part. Here, when the upper edge of the filter bag is cut off from the cut line and the mouth is opened, the mouth is pulled wide by the curved holder half. This is the shape at the time of use.
[0014]
In this form at the time of use, a total of three locations of the overhang portion and the two arms are positioned so as to surround the filter bag from the outside, and if these three locations are attached to the opening edge of the desired cup, the drip bag is stabilized. Can be placed on the cup in a posture. In addition, the part of the holder below the cup mounting line that connects the arm and the lower edge of the overhanging part fits in the cup with the filter bag in hand, so this part moves laterally on the cup. To prevent.
Therefore, according to this drip bag, a holder that is not cylindrical and is only folded in half with a size that is approximately the same as or smaller than the size of the filter bag can be fitted inside the cup while holding the filter bag. Three places on the cup mouth can be made, the state of being placed on the cup can be kept stable, and the mouth of the filter bag can be opened firmly.
[0015]
The position where the holder is bonded to the filter bag is not particularly limited, but it is desirable to include both the left and right ends of the holder excluding the arm at this position. It will be in the form of holding a filter bag.
There are no particular restrictions on the specific shape of the arm or the folded portion, but it is desirable that these lower edges are basically positioned on a straight line.
[0016]
The drip bag according to claim 2 is the drip bag according to claim 1, wherein the filter bag has a shape in which three side edges other than the folded edge of the folded rectangular bag material sheet are sealed. The holder is characterized in that the filter bag is sandwiched with the two fold lines overlapping the folded edge of the filter bag.
[0017]
In this case, the folding direction of the bag material sheet and the folding direction of the holder coincide with each other, so that the holder before being folded can be attached to the bag material sheet and folded together. The bag material sheet thus folded is first sealed on both side edges of the bag material sheet, and the bag material sheet is formed into a sleeve shape, and then the extraction raw material is filled in a state where the mouth of the sleeve shape is sealed. Bag-filling is possible.
[0018]
The manufacturing method according to the sixth aspect of the present invention embodies the manufacturing method of the drip bag with filling by the bag making and filling method.
That is, the manufacturing method of the drip bag according to claim 6 is provided in a region where a long bag material sheet having liquid permeability and a fold line for folding in two are provided and biased toward the anti-fold line side. An arm that is continuous with the remaining portion only at the end of the fold line side, a cut line formed so as to extend on both sides of the fold line, and a fold line extending downward from both ends of the cut line Using a paper holder with an enclosed folding part, the folding line is the width direction of the bag material sheet for the traveling bag material sheet with the adhesive applied to the area other than the arm Affixed at regular intervals so as to overlap with the intermediate line, the bag material sheet is folded in the width direction with the holder, and both side edges of the two folded bag material sheets are sealed to seal the bag material sheet Go into shape, this shape The bag material sheet is sequentially subjected to final sealing between adjacent holders, and the extraction raw material is filled in the inside of the front end of the seal of the bag material sheet before the next final sealing is performed. .
[0019]
The drip bag described in claim 3 is the drip bag described in claim 2, characterized in that the vertical width of the holder is approximately half or less than the vertical width of the filter bag.
In the present invention, since the tear line that is the opening means of the filter bag is independent of the holder, the size of the holder with respect to the filter bag is set as in claim 3 while using the same holder. By simply changing the position where this is attached to the filter bag in the vertical direction, an immersion drip bag in which the filter bag is immersed in the extract accumulated in the cup and an original drip type in which the filter bag is not immersed in the extract Both drip bags can be made selectively.
[0020]
That is, if the holder is affixed to the bottom of the filter bag, the distance from the arm or overhang to the bottom of the filter bag is shortened to the original drip type, and conversely, the holder is affixed to the filter bag near the cut line. If attached, the distance from the arm or overhanging part to the bottom of the filter bag becomes longer, resulting in an immersion type.
In order to change the attachment position of the holder with respect to the filter bag, the supply phase of the holder with respect to the bag material sheet may be changed, or the position of the final seal may be changed.
[0021]
The drip bag according to claim 4 is the drip bag according to any one of claims 1 to 3, wherein the holder is provided with a catching claw protruding downward from the free end of the arm, and 2 of the broken lines. The intermediate portion including the fold line is displaced downward from both sides thereof.
Therefore, when the folding part is folded inside the holder half, the part surrounded by the middle part of the cut line remains in a nail-like shape protruding downward from the corner of the overhanging part, so that the drip bag is placed on the cup Then, the claw-like portion and the hook claw of the arm face the cup from the outside to prevent the drip bag from falling off.
[0022]
The drip bag according to claim 5 is the drip bag according to any one of claims 1 to 4, wherein the drip bag is continuous with the remaining portion only at the end opposite to the fold line in the region lower than the arm of the holder. And a locking means for locking with the mating connecting piece is provided at a position near the free end of the connecting piece.
[0023]
When the connecting pieces are raised so as to oppose each other and the respective locking means are locked to each other, the free ends of the two connecting pieces are connected to each other. Are connected to form a completely enclosing loop shape, which further stabilizes the holding of the filter bag by the holder. And since the forces in the direction of opening each other are generated at the base of the connecting pieces where the free ends are connected to each other, the holders are rounded as a whole, The pouring spout of the filter bag will open further.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Below, the drip bag which concerns on embodiment of this invention is demonstrated according to drawing. In each of the embodiments shown in the drawings, the present invention is applied to a coffee drip bag.
[0025]
[1. First Embodiment] (FIGS. 1 to 5)
1 to 5 show a drip bag 1 according to a first embodiment and a manufacturing method thereof.
The drip bag 1 includes a filter bag 3 filled with regular coffee and a holder 5 that holds the filter bag 3, and is provided in a sealed form with an outer bag (not shown) having gas barrier properties.
The holder 5 is folded in half before it is folded, and the holder 5 in this shape sandwiches the filter bag 3 in the thickness direction. Is bonded to the filter bag 3.
[0026]
[A. Structure] (Fig. 1)
[A-1. Filter bag)
The filter bag 3 is formed in a rectangular flat bag shape that is long in the left-right direction (the direction toward the lower left in FIG. 1 is the left side and the direction toward the upper side is the upper side), and the right side edge is the folded edge 3a. The remaining three side edges of the folded bag material sheet are sealed. As the bag material sheet, a flexible and liquid-permeable material that can be heat-sealed such as heat sealing or ultrasonic sealing, for example, a nylon nonwoven fabric having a basis weight of about 30 g / square m is used. The filter bag 3 is provided with a perforated cut line 3d extending parallel to the seal side edge 3b at a position close to the upper seal side edge 3b. This cut line 3d is for opening, and a pouring opening is opened in the filter bag 3 by cutting the upper side from here.
The filter bag 3 is filled with coffee by a bag making filling method. This will be described later.
[0027]
[A-2. holder〕
The outer shape of the holder 5 is a shape in which two holder halves 7 each having a horizontally long rectangular shape are formed by folding a thick cardboard that is long in the left-right direction into two at a half-fold line 6 engraved in the middle in the longitudinal direction. The portions of the two holder halves 7 are symmetrical with respect to each other with respect to the folding line 6. FIG. 1 (B) shows the holder 5 flatly developed and shown from the back side. As for the size of the holder half 7, its left and right length is slightly shorter than the left and right length of the filter bag 3, and its vertical width is slightly shorter than half of the vertical width of the filter bag 3.
In the following description, the concept of mountain folding is a concept in which folding in a direction in which a ridge line is formed on the surface facing outward in a state where the holder 5 is folded in two by a folding line 6 is mountain folding.
[0028]
The holder half 7 is provided with a cut line 8 in which approximately half of the half far from the fold line 6 is vertically divided into two, and an upper part of the cut line 8 is an arm 9. Therefore, the arm 9 is continuous with the remaining portion only at the end on the side of the double fold line 6.
Most of the cut line 8 extends straight in the left-right direction, but only the tip part on the side opposite to the fold line 6 is bent in an L shape downward to reach the tip edge. As a result, a catching claw 9a is formed on the tip (free end) of the arm 9 so as to protrude downward in a substantially bowl shape.
[0029]
In addition, the holder 5 is provided with a cut line 10 extending over both sides of a substantially intermediate position of the double fold line 6. The cut line 10 has a total length of about one-sixth of the left and right length of the holder 5, and its intermediate portion 10a is displaced to some extent below both sides and bent into a U-shape. Other than this intermediate portion 10a The portion extends at the same height as the cut line 8. A broken line 11 extending downward from both ends of the broken line 10 is provided. A region surrounded by the broken line 10 and the mountain fold line 11 is a fold portion 13, and a portion above the fold portion 13 becomes an overhang portion 15. The protruding portion 15 includes a protruding portion surrounded by an intermediate portion 10a of the cut line 10, and this protruding portion becomes a catching claw 15a.
A portion of the cut lines 8 and 10 that extends straight in the left-right direction is a cup mounting line L.
[0030]
The holder 5 formed in this way has two fold lines 6 that overlap the folded edge 3a of the filter bag 3 so that the two holder halves 7 sandwich the filter bag 3 in the thickness direction, and in regions other than the arm 9 It is adhered to the filter bag 3 by an adhesive 17 applied to the back surface. The positions where the adhesive 17 is applied are the front end portion on the side opposite to the fold line 6 in the region below the cup mounting line L and the back surfaces of the overhang portions 15.
The position where the holder 5 is affixed to the filter bag 3 is specified as a position where the double fold line 6 overlaps the folding edge 3a in the left-right direction, but selectively within a range not overlapping the cut line 3d of the filter bag 3 in the vertical direction. Is set. In the drawing, an example is shown in which the holder 5 is attached at a high position that is biased toward the cutoff line 3d.
[0031]
Since the holder 5 is configured as described above, the arm 9 can be folded sideways with respect to the remaining portion, and the folding portion 13 can be folded inside the two holder halves 7.
The drip bag 1 is configured as described above.
[0032]
[B. Manufacturing method] (FIGS. 2 and 3)
Next, a method for manufacturing the drip bag 1 will be described with reference to FIGS.
Reference numeral 21 denotes a bag material sheet which is a material of the filter bag 3. The bag material sheet 21 is in the form of a long tape having a width that is twice the width required for the filter bag 3, and is continuously drawn out from a supply reel (not shown).
[0033]
The holder 5 is printed on the surface thereof in a desired manner, and after being punched into a predetermined shape with the above-described double fold lines 6, cut lines 8, 10 and mountain fold lines 11, an adhesive 17 is applied. In this state, the adhesive 17 is attached to the traveling bag material sheet 21 at regular intervals. FIG. 2 shows this state. That is, the holder 5 is not folded in two so that its left-right direction coincides with the width direction of the bag material sheet 21 and the two fold line 6 overlaps the virtual intermediate line 21 a in the width direction of the bag material sheet 21. And is attached to the bag material sheet 21.
[0034]
Then, the bag material sheet 21 is passed through a sleeve forming mechanism (not shown) at the tip of the position where the holder 5 is attached, and together with the holder 5 as shown in FIG. 3 by the guide member of the sleeve forming mechanism. The two side edges in the width direction are overlapped by being folded in the width direction, and the both side edges thus overlapped are heat-sealed by the heating roller 23. This two-folding is performed at the virtual intermediate line 21 a, and this virtual intermediate line 21 a becomes the folded edge 3 a of the filter bag 3. And the seal | sticker by the heating roller 23 forms the horizontal seal side edge 3c (refer FIG. 1 etc.) of the filter bag 3. FIG. This sealing may be a method other than heat sealing such as ultrasonic sealing.
[0035]
In this way, the bag material sheet 21 is processed into a sleeve shape, and a final seal 25 having a certain width is formed and sealed by a seal and cut mechanism (not shown) at a position ahead of the sleeve forming mechanism. It is cut at an intermediate position in the width direction in the area.
In the region where the final seal 25 is made, the lower half from the cut line becomes the upper seal side edge 3b and the upper half becomes the lower seal side edge 3b '. That is, this seal and cut is sequentially performed on the position between the two adjacent holders 5 and 5, and this seal and cut is performed between the subsequent holders 5, so that the filter is closed on all sides. One bag 3 is completed and cut off from the subsequent portion, and the lower seal side edge 3b 'remains at the tip of the subsequent portion.
When trying to obtain the drip bag 1 in a continuous form, the final seal 25 may be performed by a method that does not involve cutting.
[0036]
A perforation cutter located on the side of the bag material 21 on the front side in the traveling direction is integrally attached to the processing head for performing the sealing and cutting, and the cut line 3c of the filter bag 3 is formed by the perforation cutter. Provided.
[0037]
Reference numeral 27 denotes a filling nozzle extending from a coffee hopper (not shown). The filling nozzle 27 is inserted into the inside of the bag material sheet 21 which is formed into a sleeve shape from a position before the sleeve forming mechanism, and after the sealing and cutting of the bag material sheet 21 is performed, the bag material A predetermined amount of coffee is dropped from the filling nozzle 27 into the inside of the seal tip side of the sheet 21, and then the next seal and cut is executed. In this way, coffee is filled during bag making.
Thus, the filter bag 3 filled with a certain amount of coffee is manufactured, and at the same time, the drip bag 1 in the form in which the holder 5 folded in half with the filter bag 3 is bonded with the adhesive 17 is completed.
[0038]
[C. How to use] (FIGS. 4 and 5)
Next, how to use the drip bag 1 will be described.
First, the folding part 13 of the holder 5 is pushed with a fingertip or the like, and the folding part 13 is folded inside the two holder halves 7 and 7 as shown in FIG. For example, this operation is performed by inserting a fingertip between the side of the folding portion 13 and the filter bag 3 to appropriately open the folding portion 13 in a V-shape, and from that state, use another finger to connect the middle portion (2 The position where the fold line 6 passes is pushed in and the direction of the V-shape is reversed left and right. The folded portion 13 folded in this way maintains a V-shaped open shape due to the rigidity of the holder 5 itself, unless a force that folds the folded portion 13 is intentionally applied. Therefore, the folded portion 13 of this shape works as a tension member, and urges the opening force in the direction away from each other to the two holder halves 7 so that the two holder halves 7 warp to the opposite sides. Slightly curved. Further, since the folding portion 13 is folded in this way, the overhanging portion 15 remains in a shape protruding in a hook shape to the right side with respect to the remaining portion.
[0039]
Here, the end on the side of the upper seal side edge 3b of the filter bag 3 is cut off by a cutting line 3d as shown by a two-dot chain line in FIG. Then, the holder halves 7 that have been substantially folded with respect to each other with the filter bag 3 interposed therebetween are greatly expanded to the opposite sides as shown in FIG. 5 due to the opening force urged by the folding portion 13. While curving, the pouring gate 29 of the filter bag 3 is opened widely. At this time, since the arms 9 are not directly bonded to the filter bag 3, the arms 9 open in a V shape as the holder half 7 curves.
[0040]
When taking the coffee extract, as shown in FIG. 5, the holder 5 opened in a V shape is placed on the opening edge of an appropriate cup 30. That is, while putting the lower part of the filter bag 3 in the cup 30, the two arms 9 and the overhanging portion 15 are put on the opening edge of the cup 30. As a result, the filter bag 3 is suspended from the holder 5 so as to face the cup 30 from above, and the portion of the holder 5 below the cup mounting line L is held in the cup 30 while holding the filter bag 3. Fits in. The position at which the arm 9 and the overhanging portion 15 ride on the cup varies slightly depending on the size of the cup 30, but in any case, a total of three places of the arm 9 and the overhanging portion 15 ride on the cup 30, so the holder 5 on the cup 30 The posture is very stable. And the part below the cup mounting line L of the holder 5 fits in the cup 30, and the catching claw 9 a of the arm 9 and the catching claw 15 a of the overhanging portion 15 face the edge of the cup 30 from the outside. Alternatively, by engaging, the lateral movement and dropout of the drip bag 1 are almost certainly prevented.
[0041]
As can be seen from FIG. 5, in the state where the drip bag 1 is placed on the cup 30, the filter bag 3 as well as the holder 5 has almost no portion protruding sideways from the cup 30.
[0042]
In addition, when it is desired to open the pouring gate 29 larger, or when it is desired to increase the V-shaped opening angle of the two arms 9, it is intentionally bent so that a crease is attached around the middle of the holder half 7 in the horizontal direction. The lower part of the holder 5 from the cup mounting line L may be made close to a circle.
Further, when using a smaller cup, if the portions on the free end side in the portion below the cup mounting line L are overlapped, this portion is considerably narrowed, so that it is also used for a cup having an inner diameter of about 5 cm. be able to.
[0043]
[D. (Change holder attachment position and type)
In the drip bag 1 shown in the drawing, since the position where the holder 5 is attached to the filter bag 3 is set to a high position, that is, a position closer to the cut line 3d, the filter bag 3 is removed from the cup mounting line L of the holder 5. The distance to the lower end becomes longer, and in many cases, the bottom of the filter bag 3 is immersed in the extract that accumulates in the cup when drip. Accordingly, the drip bag 1 shown in the drawing is of a type suitable for extraction by the dipping method.
[0044]
In order to make this a drip-on type in which the drip-on type in which the filter bag 3 is not immersed in the extract accumulated in the cup, the position where the holder 5 is attached to the filter bag 3 may be lowered. For example, the bonding position of the holder 5 may be changed so that the cup placement line L comes to the vicinity indicated by the two-dot chain line in FIG.
As a method of changing the attachment position of the holder 5 with respect to the filter bag 3, the phase in the running direction of both of them when the holder 5 is attached to the bag material sheet 21 is shifted or this phase is not changed. The position for sealing and cutting may be changed closer to the holder 5.
[0045]
[2. Second Embodiment] (FIG. 6)
FIG. 6 shows a drip bag 1A according to the second embodiment. This drip bag 1A is different from the drip bag 1 only in that the vertical width of the holder is made longer and the arm is cut and raised. Therefore, the description will be given only for the arm, and the remaining parts will be denoted by the same reference numerals as those assigned to similar parts in the drip bag 1 or the reference numerals with dashes and alphabets attached to the respective parts of the drawing. This avoids duplicate explanations. The use and meaning of such symbols are the same in the third embodiment to be described later.
[0046]
The holder 5A of the drip bag 1A has a vertical width of about two-thirds of the vertical width of the filter bag 3, and the holder half 7 is folded in the region near the tip edge on the side opposite to the double fold line 6 of the holder half 7. A substantially U-shaped cut line 35 opened toward the line 6 side is provided, and a portion surrounded by the cut line 35 is an arm 9A. This arm 9A is also provided with an engaging claw 9a '. In the holder 5 </ b> A, the end portion on the side opposite to the double fold line 6 and the overhang portion 15 in the outer region of the cut line 35 are bonded to the filter bag 3.
In this way, since most of the filter bag 3 is held by the holder 5, the shape of the filter bag 3 with the pouring port 29 opened is firmly held.
[0047]
[3. Third Embodiment] (FIGS. 7 and 8)
7 and 8 show a drip bag 1B according to the third embodiment. The difference between the drip bag 1B and the drip bag 1 is mainly that the lower portion of the holder from the cup mounting line can be assembled endlessly.
[0048]
The holder 5B of the drip bag 1B is provided with a horizontally long U-shaped cut line 41 opened toward the side opposite to the fold line 6 in the region below the cup mounting line L. The part surrounded by is a connecting piece 43. Accordingly, the connecting piece 43 is continuous with the remaining portion only at the end on the side opposite to the double fold line 6, and is cut at a position near the free end with a length of about half the vertical width of the connecting piece 43. Is provided. The cut 43 a of one connecting piece 43 reaches the upper edge of the connecting piece 43, and the cut 43 a of the other connecting piece 43 reaches the lower edge of the connecting piece 43.
[0049]
When using this drip bag 1B, as shown in FIG. 8, the connecting pieces 43 are raised so as to face each other, and the portion on the extension line of the cut 43a is inserted into the cut 43a of the other connecting piece 43. The free ends of the two connecting pieces 43 are connected. As a result, the two holder halves 7 are endlessly connected so as to form a loop shape, and the filter bag 3 is completely enclosed from the outside, so that the holder 5B can hold the filter bag 3 very much. Stabilize. In addition, since the connecting pieces 43 to which the free ends are connected are warped to the opposite sides, a force in the direction of opening to each other is generated at the base thereof, so that the holder 5B is entirely rounded, Thereby, the pouring gate 29 of the filter bag 3 is further opened.
[0050]
Although the embodiment of the present invention has been described above, the specific configuration of the present invention is not limited to this embodiment, and even if there is a design change or the like without departing from the gist of the present invention. Included in the invention.
For example, in the embodiment, the present invention is applied to a coffee drip bag. However, the present invention is not limited to this, and can be widely applied as a drip bag for packaging various extraction raw materials.
[0051]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the holder that is not a cylindrical shape but is simply folded in half, the portion that fits inside the cup while holding the filter bag, and the three places that get on the mouth of the cup. It can be made, can be kept stable on the cup, and the mouth of the filter bag can be opened firmly.
[0052]
According to invention of Claim 2 or invention of Claim 6, filling by a bag making filling system can be performed.
[0053]
According to the invention of claim 3, the drip bag of the immersion type in which the filter bag is immersed in the extract liquid accumulated in the cup while using the same holder, and the original drip type drip bag in which the filter bag is not immersed in the extract liquid Both can be selectively produced.
[0054]
According to the invention of claim 4, when the drip bag is placed on the cup, the claw-like portion projecting downward from the corner of the overhanging portion and the hooking claw of the arm face the cup from the outside so that the drip bag Prevents falling off.
[0055]
According to the invention of claim 5, since the holder can be assembled in a looped shape that completely surrounds the filter bag from the outside, the holding of the filter bag by the holder is further stabilized, Since the connecting pieces with the free ends connected to each other are warped in the opposite directions, a force in the direction of opening to each other is generated at the base, so that the holder is rounded as a whole, thereby the filter bag The pouring gate will be opened further.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B show a drip bag according to a first embodiment of the present invention, in which FIG. 1A is a perspective view in a state before use, and FIG. It is a perspective view.
FIG. 2 is a perspective view for explaining a method of manufacturing the drip bag shown in FIG. 1 and showing a state in which a holder is attached to a bag material sheet.
3 is a perspective view for explaining a process from the state of FIG. 2 to the completion of the manufacture of the drip bag. FIG.
4 is a perspective view showing a state in which a folded portion of a holder is folded, for explaining a method of using the drip bag of FIG. 1. FIG.
5 is a perspective view showing a state in which the filter bag is opened from the state shown in FIG. 4 and placed on a cup. FIG.
6A and 6B show a drip bag according to a second embodiment of the present invention, in which FIG. 6A is a front view in a state before use, and FIG. 6B is a perspective view in a state in which a folding portion is folded.
7A and 7B show a drip bag according to a third embodiment of the present invention, in which FIG. 7A is a perspective view in a state before use, and FIG. It is a perspective view.
8 is a perspective view showing a state in which the drip bag of FIG. 7 is folded and placed on a cup. FIG.
9A and 9B show an example of a conventional cup-on type drip bag, where FIG. 9A is a front view in a state before use, and FIG. 9B is a perspective view in a use state.
[Explanation of symbols]
1 ... Drip bag 3 ... Filter bag 3a ... Another side edge (folded edge)
3b: Upper edge 3b ': Side edge 3c: Side edge 3d: Cut line
5 ... Holder 6 ... Folding line (folding line) 9 ... Arm 9a ... Hook
10 ... Broken line 10a ... Middle part (of broken line) 11 ... Broken line
13 ... Folding part 17 ... Adhesive 21 ... Bag material sheet
21a ... Intermediate line in the width direction of the bag material sheet 25 ... Final seal
1A ... Drip bag 5A ... Holder 9A ... Arm
9a '... catch nail
1B ... Drip bag 5B ... Holder 43 ... Tie piece
43a ... Locking means

Claims

A filter bag filled with the extraction material and provided with a tear-off line along the upper edge, and in the state before folding, it is folded in two, and the two fold line is the upper edge of the side edges of the filter bag. And a paper holder sandwiching the filter bag in a state of being overlapped with another side edge extending in a direction orthogonal to the holder, the holder leaving at least the lower part of the region offset toward the side opposite to the fold line An arm that is continuous with the remaining portion only at the end of the two-fold line, and is surrounded by a broken line extending on both sides of the two-fold line and a broken line extending downward from both ends of the broken line The drip bag is provided with a folded portion and bonded to the filter bag in a region other than the arm.

2. The drip bag according to claim 1, wherein the filter bag has a shape in which three side edges other than the folded edge of the rectangular bag material sheet folded in two are sealed, and the holder has a double fold line in the filter bag. A drip bag characterized by sandwiching the filter bag so as to overlap the folded edge.

3. The drip bag according to claim 2, wherein the vertical width of the holder is approximately half or less than the vertical width of the filter bag.

The drip bag according to any one of claims 1 to 3, wherein the holder is provided with a hooking claw protruding downward from the free end of the arm, and an intermediate portion including two folding lines among the cut lines is provided on both sides thereof. A drip bag characterized by being displaced downward.

The drip bag according to any one of claims 1 to 4, wherein a connecting piece that is continuous with the remaining portion is provided only at an end on the side opposite to the double fold line in a region lower than the arm of the holder, and close to the free end of the connecting piece. A drip bag characterized in that a locking means that is locked with a mating connecting piece is provided at a position.

A long bag material sheet having liquid permeability, a fold line for folding in half, and an area that is offset toward the anti-fold line side, and the remaining portion only at the end of the fold line side; Use a paper holder provided with a continuous arm, a cut line formed so as to extend on both sides of the fold line, and a fold portion surrounded by a fold line extending downward from both ends of the cut line Then, attach the holder with the adhesive applied to the area other than the arms to the traveling bag sheet at regular intervals so that the fold line overlaps the intermediate line in the width direction of the bag sheet. The bag material sheet is folded in two in the width direction, and both side edges of the folded bag material sheet are sealed to form the bag material sheet into a sleeve shape. Sequential final seal between holders And, before the next final seal is performed, the manufacturing method of the drip bag, characterized in that filling the extracted raw material to the internal seal the distal end side of the bag sheet.