JP3943989B2 - 光スイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロマシニング技術を用いた光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在の光通信網の主流は、1本の光ファイバに多波長の信号を重ね合わせて伝送するWDM(Wavelength Division Multiplexing)である。光通信網の高度化には、WDMによる情報容量の拡大の技術と共に、その情報を的確に切替え処理する光スイッチの技術が必要不可欠である。WDM普及のために光スイッチは欠かせない重要な要素であり、その開発が急がれている。その中で、マイクロマシニング技術を用いたミラー型の光スイッチは、優れた光学特性(低損失、低クロストーク)に加えて、波長や偏波に対して無依存、小型高密度、大規模化、非閉塞型、低電力型(自己保持型)であること等で期待されている。
【0003】
これらの長所を意図した非閉塞型マトリクス光スイッチが提案されている(特願2000−221066号参照。)
図9は本発明の前提となった光スイッチの平面図であり、図10は図9に示した光スイッチの正面図である。
【0004】
基板1にマイクロマシニングの微細加工技術を用いて製作した小型のミラー部2を複数有する2列のミラーベース3が基板1に対して垂直に固定されている。ミラー部2は、1枚のミラーベース材(Si)に複数の略コの字形状の溝孔をエッチングすることによりトーションバー5で回動自在に支持されるようにミラー4を形成し、各ミラー4の周辺部に図には示されていないコイルを形成したものである。ミラー4の数は合計8枚(4枚×2)である。
【0005】
基板1上には4心の光ファイバブロックにマイクロレンズアレイを接着した光入力ポート6と光出力ポート7とがミラーベース3を挟んでアライメントされている。基板1上にはミラー部2の列に対して平行な磁場がかかるように一対の永久磁石8がアライメントされている。ミラー部2のミラー4を所定の角度に回動された状態を保持するためのラッチ機構9がミラー部2と基板1との間に設けられている。図中10はミラーベース留め具であり、11は光路である。
【0006】
図11は図9に示した光スイッチに用いられるラッチ機構近傍の拡大斜視図である。
【0007】
図11にはミラーが駆動された状態のもの(図では右側)と、駆動されていない状態のもの(図では左側)とが示されている。両ミラー4の下部にはラッチ機構9が配置されている。ラッチ機構9は、略L字形状に折り曲げられ先端に凹凸が形成されたバイメタル12と、バイメタル12を加熱して先端部がミラー4に接触することによりミラー4を保持するためのヒータ13とで構成されている。すなわち、ヒータ13の通電加熱によりバイメタル12が矢印14方向に変形してバイメタル12の凹凸がミラー4と嵌合することでミラー4がラッチされる。これとは逆にヒータ13の通電加熱を停止することによりバイメタル12が矢印15方向に戻り、ラッチが解除されるようになっている。なお、16はミラー4を回動させるためのコイルである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9〜図11に示した従来の光スイッチのラッチ機構9は、ミラー4を一方向(矢印14方向)から押さえ付けてラッチするため、トーションバー5に負担がかかってミラー4が傾斜、すなわち回動軸が傾斜するという問題があった。また、ミラー4の回動角度が微小であるため、ラッチ機構9のバイメタル12の溝間隔(先端の凹凸の間隔)も細かくなり、エッチング等のプロセスで形成するのが困難であり、かつ壊れやすいという問題があった。さらに、ミラー4を所定の角度でラッチするためにはラッチ機構9を常に通電状態にする必要があり、自己保持することができないという問題があった。さらに、信頼性や歩留まりの問題で製作時間がかかり、製作コストの増大という問題があった。
【0009】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、ラッチ時にミラーが傾斜することがなく、自己保持が可能で、歩留まりが高く、信頼性に優れた光スイッチを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の光スイッチは、ミラーと、一対のトーションバーで該ミラーを開口部内で回動自在に支持するミラーベースと、上記ミラーを回動させる回動手段と、上記ミラーに外部から入力した信号光を照射する光入力ポートと、上記ミラーで反射された信号光を受光して外部へ出力する光出力ポートと、上記ミラーベースに非通電時に上記ミラーを保持し、通電時に上記ミラーの保持を解除するラッチ機構とを備えた光スイッチにおいて、上記ラッチ機構は、上記ミラーベースの開口部内で上記トーションバーと対向する位置から上記ミラーに沿って上記トーションバーに向かって延びると共に上記ミラー側の断面積が上記ミラーと反対側の断面積より小さくなる抵抗体からなる少なくとも一対の突起部と、一方の突起部の先端から上記ミラーベースを経て他方の突起部の先端にわたって形成された略コの字形状の溝孔と、該溝孔のうち上記ミラーベース内に充填された後で乾燥収縮して両突起部を上記ミラーと接触するように歪ませる収縮性樹脂と、上記突起部に電流を供給して上記ミラー側を発熱膨張させることで上記突起部を上記ミラーから離すための電極とで構成されているものである。
【0011】
請求項2に記載の発明は、ミラーと、一対のトーションバーで該ミラーを開口部内で回動自在に支持するミラーベースと、上記ミラーを回動させる回動手段と、上記ミラーに外部から入力した信号光を照射する光入力ポートと、上記ミラーで反射された信号光を受光して外部へ出力する光出力ポートと、上記ミラーベースに非通電時に上記ミラーを保持し、通電時に上記ミラーの保持を解除するラッチ機構とを備えた光スイッチにおいて、上記ラッチ機構は、上記ミラーベースの開口部内で上記トーションバーと対向する位置から上記ミラーに沿って上記トーションバーに向かって延びると共に長手方向に複数の溝が形成された少なくとも一対の突起部と、一方の突起部の基部から上記ミラーベースを経て他方の突起部の基部まで始め大括弧形状の溝孔と、該溝孔内に充填された後で乾燥収縮して上記突起部を上記ミラーと接触するように歪ませる収縮性樹脂と、両突起部の上記ミラー側に設けられ通電加熱して膨張させることで上記突起部を上記ミラーから離すための発熱体とで構成されているものである。
【0012】
請求項3に記載の発明は、ミラーと、一対の内側トーションバーで該ミラーを回動自在に支持する支持枠と、該支持枠を開口部内で上記内側トーションバーと直交する方向に一対の外側トーションバーで回動自在に支持するミラーベースと、上記ミラーを回動させる第1の回動手段と、上記支持枠を回動させる第2の回動手段と、上記ミラーに外部から入力した信号光を照射する光入力ポートと、上記ミラーで反射された信号光を受光して外部へ出力する光出力ポートと、上記支持枠に非通電時に上記ミラーを保持し、通電時に上記ミラーの保持を解除する第1のラッチ機構と、上記ミラーベースに非通電時に上記支持枠を保持し、通電時に上記支持枠の保持を解除する第2のラッチ機構とを備えた光スイッチにおいて、上記第1のラッチ機構は、上記支持枠の開口部内で上記内側トーションバーと対向する位置から上記ミラーに沿って上記内側トーションバーに向かって延びると共に上記ミラー側の断面積が上記ミラーと反対側の断面積より小さくなる抵抗体からなる少なくとも一対の支持枠側突起部と、一方の支持枠側突起部の先端から上記支持枠を経て他方の支持枠側突起部の先端にわたって形成された略コの字形状の溝孔と、該溝孔のうち上記支持枠内に充填された後で乾燥収縮して両突起部を上記ミラーと接触するように歪ませる収縮性樹脂と、上記突起部に電流を供給して上記ミラー側を発熱膨張させることで上記突起部を上記ミラーから離すための電極とで構成され、第2のラッチ機構は、上記ミラーベースの開口部内で上記外側トーションバーと対向する位置から上記支持枠に沿って上記外側トーションバーに向かって延びると共に上記ミラー側の断面積が上記ミラーと反対側の断面積より小さくなる抵抗体からなる少なくとも一対のミラーベース側突起部と、一方のミラーベース側突起部の先端から上記ミラーベースを経て他方のミラーベース側突起部の先端にわたって形成された略コの字形状の他の溝孔と、該他の溝孔のうち上記ミラーベース内に充填された後で乾燥収縮して両ミラーベース側突起部を上記支持枠と接触するように歪ませる収縮性樹脂と、上記ミラーベース側突起部に電流を供給して上記ミラー側を発熱膨張させることで上記突起部を上記支持枠から離すための他の電極とで構成されているものである。
【0013】
請求項4に記載の発明は、ミラーと、一対の内側トーションバーで該ミラーを回動自在に支持する支持枠と、該支持枠を開口部内で上記内側トーションバーと直交する方向に一対の外側トーションバーで回動自在に支持するミラーベースと、上記ミラーを回動させる第1の回動手段と、上記支持枠を回動させる第2の回動手段と、上記ミラーに外部から入力した信号光を照射する光入力ポートと、上記ミラーで反射された信号光を受光して外部へ出力する光出力ポートと、上記支持枠に非通電時に上記ミラーを保持し、通電時に上記ミラーの保持を解除する第1のラッチ機構と、上記ミラーベースに非通電時に上記支持枠を保持し、通電時に上記支持枠の保持を解除する第2のラッチ機構とを備えた光スイッチにおいて、上記第1のラッチ機構は、上記支持枠の開口部内で上記内側トーションバーと対向する位置から上記ミラーに沿って上記内側トーションバーに向かって延びると共に長手方向に複数の溝が形成された少なくとも一対の支持枠側突起部と、一方の支持枠側突起部の基部から上記支持枠を経て他方の支持枠側突起部の基部まで始め大括弧形状の溝孔と、該溝孔内に充填された後で乾燥収縮して上記支持枠側突起部を上記ミラーと接触するように歪ませる収縮性樹脂と、両支持枠側突起部の上記ミラー側に設けられ通電加熱して膨張させることで上記支持枠側突起部を上記ミラーから離すための発熱体とで構成され、第2のラッチ機構は、上記ミラーベースの開口部内で上記外側トーションバーと対向する位置から上記支持枠に沿って上記外側トーションバーに向かって延びると共に長手方向に複数の溝が形成された少なくとも一対のミラーベース側突起部と、一方のミラーベース側突起部の基部から上記ミラーベースを経て他方のミラーベース側突起部の基部まで始め大括弧形状の溝孔と、該溝孔の内に充填された後で乾燥収縮して上記ミラーベース側突起部を上記支持枠と接触するように歪ませる収縮性樹脂と、両ミラーベース側突起部の上記ミラー側に設けられ通電加熱して膨張させることで上記ミラーベース側突起部を上記支持枠から離すための他の発熱体とで構成されているものである。
【0016】
請求項に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の構成に加え、トーションバーは非導電性物質からなり、ミラー、支持枠及びミラーベースは導電性物質からなるのが好ましい。
【0017】
請求項に記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の構成に加え、ミラー、支持枠及びミラーベースはSiウェハのエッチングにより形成され、トーションバーはSiウェハ上に形成されSiウェハのバックサイドエッチングにより残されたポリイミドからなるのが好ましい。
【0018】
本発明によれば、ミラーのラッチ時にはミラーを少なくとも一対の突起部で両側から挟むのでミラーが傾くことがなくなる。また、本発明によれば、支持枠のラッチ時には支持枠を少なくとも一対の突起部で両側から挟むのでミラーが傾くことがなくなる。このため、光スイッチの信頼性が向上する。ラッチを作動させるときは非通電状態であり、ラッチの解除するときだけ通電状態であるため、自己保持が可能となる。
【0019】
ここで、トーションバーとして樹脂を用いるとしているが、例えばマイクロマシニング技術、すなわち半導体プロセスでは絶縁素材としてポリイミドが使用される。ポリイミドは機械強度や薬品耐性も比較的強く、またフォトリソグラフィが可能な感光性ポリイミドも多用されている。このポリイミドのねじり剛性は、一般的にトーションバーとして用いられるSiと比べて小さいので、Siよりも少ない力でトーションバーをねじることができ、小型ミラーの角度操作の自由度が大きくとれるという利点がある。
【0020】
また、ラッチ機構に直接通電する場合、トーションバーが導電性材料からなっていると、ラッチ機構がミラーに接触することにより、ミラーとミラー周辺の構造体とが電気的にショートしてしまう。そこで、ラッチ機構がミラーと接触してもショートしないようにミラーと周辺の構造体とを接続するトーションバーを絶縁物質にする必要があるが、ポリイミドの抵抗率で十分絶縁することができる。
【0021】
ミラーベースやミラー部の製造プロセスにおいては、通常行われるSiのトーションバー製作の時には、例えば基板となるSi上に形成したSiO2等の犠牲層の上にポリSiでトーションバー等の構造を製作してから犠牲層を除去することでポリSi製のトーションバーを製作するサーフェスマイクロマシニング技術を用いるものや、SOIウェハを用いて同様に犠牲層(SiO2)を除去する方法でSi製のトーションバーを製作をする技術が用いられている。
【0022】
これに対し、トーションバーにポリイミドを用いる場合は、Siウェハの表面にポリイミドでトーションバーを形成しておき、Siのバックサイドエッチングで表面のポリイミドを残すだけでよいので、高価なSOIウェハを用いなくてもミラーを容易に形成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0024】
図1は本発明の光スイッチの一実施の形態を示す外観斜視図であり、図2は図1に示した光スイッチの平面図である。図3は図1に示した光スイッチの正面図である(但し、手前側のミラーベースは省略されている。)。図4は図1に示した光スイッチに用いられるミラーベースのミラー部の拡大図である(但し、収縮性樹脂の充填直後を示す。)。
【0025】
図1に示すように複数(図では4個であるが限定されない。)の小型のミラー部20を有するミラーベース21と、複数(図では4個であるが限定されない。)の小型のミラー部22を有するミラーベース23とが互いに平行で、かつミラー部20、22の略矩形状(円形若しくは多角形でもよい。)のミラー24、25同士が対向するように基板(例えばSi基板)26の表面上に垂直に固定されている。ミラー部20、22は例えばマイクロマシニング技術を用いてSi基板に形成されたものである。
【0026】
コリメートされた光27を出射する複数(図では4個であるが限定されない。)の光出射窓(マイクロレンズアレイ)28を有する光入力ポート29と、複数(図では4個であるが限定されない。)の光入射窓(マイクロレンズアレイ)30を有する光出力ポート31とが互いに平行になるように基板26の表面上に垂直に固定されている。基板26の近傍には磁界が基板26の表面に対して垂直(Y軸方向)になるように一対の永久磁石32、33が配置され、磁界がミラーベース21、23及び基板26の表面に対して平行(X軸方向)になるように一対の永久磁石34、35が配置されている。
【0027】
図2に示すようにミラーベース21、23、光入力ポート29及び光出力ポート31の位置関係は、略平行四辺形状となっている。すなわち、光入力ポート29の光出射窓28からの出射光27の光路上に一方(図では上側)のミラーベース21のミラー24の中心が位置し、そのミラーベース21と対向する側に他方(図では下側)のミラーベース23が平行に配置されており、一方のミラーベース21のミラー24で反射した光の光路27上には他方のミラーベース23のミラー25の中心が位置し、そのミラー25で反射した光の光路27上には光出力ポート31の入射窓30が位置するようになっている。
【0028】
図3に示すようにミラーベース21に形成されたミラー部20は、ミラー24が形成されたミラー板24aと、一対の内側トーションバー37a、37bでミラー板24aを回動自在に支持する支持枠38と、支持枠38を開口部39内で内側トーションバー37と直交する方向に一対の外側トーションバー40a、40bで回動自在に支持するミラーベース21とを有する。すなわち、ミラー部20はX方向及びY方向に回動可能なジンバル構造になっている。ミラー部22もミラー部20と同様にジンバル構造となっている。
【0029】
図4に示すミラー部20のミラー板24aは中央にミラー(例えばAu薄膜)24が形成され、ミラー24の周囲には矩形状の微細な内側コイル(巻き数は5回であるが限定されない。)41が形成されており、支持枠38には矩形状の微細な外側コイル(巻き数は5回であるが限定されない。)42が形成されている。内側コイル41と前述の永久磁石34、35とで第1の回動手段が構成され、外側コイル42と永久磁石32、33とで第2の回動手段が構成されている。
【0030】
両コイル41、42は例えばSiの構造体の上に形成したポリイミド上にCuめっきで形成されている。内側コイル41の一端(図では上側)は一方(図では上側)の内側トーションバー37aを経て支持枠38に形成されたコンタクトホール43に接続されており、内側コイル41の他端(図では下側)は内側コイル41とミラー24との間に形成されたコンタクトホール44に接続されている。支持枠38の外側コイル42の外側のコンタクトホール43の近傍にはコンタクトホール45が形成され、両コンタクトホール44、45間はポリイミドの下層にある接続用の配線で結ばれている。コンタクトホール45は支持枠38に形成された配線パターン46の一端に接続されている。配線パターン46は一方(図では右側)の外側トーションバー40bを経てミラーベース21に形成され他端は図示しないコイル駆動回路へ接続されるようになっている。
【0031】
ミラー板24aの内側コイル41の外側のコンタクトホール44の近傍にはコンタクトホール47が形成され、コンタクトホール44、47はポリイミドの下層にある接続用の配線で結ばれている。コンタクトホール47は他方(図では下側)の内側トーションバー37bに形成された配線パターン48の一端に接続され、配線パターンの他端は支持枠38に形成されたコンタクトホール49に接続されている。支持枠38の外側コイル42の外側のコンタクトホール49の近傍にはコンタクトホール50が形成されている。両コンタクトホール49、50間はポリイミドの下層にある接続用の配線で結ばれている。コンタクトホール50には配線パターン51の一端が接続されており、配線パターンは支持枠38、他方(図では左側)の外側トーションバー40aを経てミラーベース21に形成され、他端は図示しないコイル駆動回路へ接続されるようになっている。
【0032】
支持枠38の外側コイル42の一端(図では左側)は直接配線パターン52に接続され、外側トーションバー40aを経てミラーベース21に形成され、他端は図示しないコイル駆動回路へ接続されるようになっている。支持枠38の外側コイル42の他端は支持枠38の外側コイル42の内側に形成されたコンタクトホール53に接続されている。支持枠38の外側コイル42の外側のコンタクトホール53の近傍にはコンタクトホール54が形成されており、両コンタクトホール53、54はポリイミドの下層にある接続用の配線で結ばれている。コンタクトホール54には配線パターン55の一端が接続され、配線パターン55は外側トーションバー40bを経てミラーベース21に形成され、図示しないコイル駆動回路へ接続されるようになっている。
【0033】
支持枠38の内側トーションバー37a、37bで左右2つ仕切られた開口部内のうち一方(図では左側)の開口部内には、内側トーションバー37a、37bと対向する位置からミラー24に沿って内側トーションバー37a、37bに向かって延びると共にミラー24側の断面積がミラー24と反対側の断面積より小さくなる抵抗体(例えばP++Si)からなる一対の支持枠側突起部56a、56bが形成されている。一方(図では上側)の支持枠側突起部56aの先端から支持枠38を経て他方(図では下側)の支持枠側突起部56bの先端にわたって略コの字形状の溝孔57が形成されている。この溝孔57のうち支持枠38側には充填された後で乾燥収縮して両突起部56a、56bをミラー板24aと接触するように歪ませる収縮性樹脂58が充填されている。支持枠38には、両突起部56a、56bに電流を供給してミラー側を発熱膨張させることで両突起部56a、56bをミラー板24aから離すための電極59が形成されている。
【0034】
支持枠38の内側トーションバー37a、37bで左右2つに仕切られた開口部内のうち他方(図では右側)の開口部内にも同様の支持枠側突起部60a、60b、溝孔61及び電極62が形成され、溝孔61内には収縮性樹脂63が充填されている。
【0035】
これら支持枠側突起部56a、56b、60a、60b、溝孔57、61、収縮性樹脂58、63及び電極59、62で第1のラッチ機構が構成されている。
【0036】
両電極59、62は支持枠38に形成された配線パターン64で接続され、かつコンタクトホール65に接続されている。支持枠38の外側コイル42の外側のコンタクトホール65の近傍にはコンタクトホール66が形成され、両コンタクトホール65、66間はポリイミドの下層にある接続用の配線で結ばれている。コンタクトホール66には配線パターン67の一端が接続されており、配線パターン67は外側トーションバー40aを経てミラーベース21に形成され、図示しない駆動回路に接続されるようになっている。なお、コンタクトホール54の近傍にコンタクトホール68が形成されているが、これは両電極59、62と各支持枠側突起部56a、56b、60a、60bとの間に電流を供給するためのものであり、コンタクトホール54には配線パターン69の一端が接続され、配線パターン69は外側トーションバー40bを経てミラーベース21に形成され、図示しない駆動回路に接続されるようになっている。
【0037】
ミラーベース21の外側トーションバー40a、40bで上下2つに仕切られた開口部のうち一方(図では上側)の開口部内には、外側トーションバー40a、40bと対向する位置から支持枠38に沿って外側トーションバー40a、40bに向かって延びると共にミラー24側の断面積がミラー24と反対側の断面積より小さくなる抵抗体(例えばP++Si)からなる一対のミラーベース側突起部70a、70bが形成されている。一方(図では左側)のミラーベース側突起部70aの先端からミラーベース21を経て他方(図では右側)のミラーベース側突起部70bの先端にわたって略コの字形状の溝孔71が形成されている。この溝孔71のうちミラーベース21側には充填された後で乾燥収縮して両ミラーベース側突起部70a、70bを支持枠38と接触するように歪ませる収縮性樹脂72が充填されている。ミラーベース38には、側突起部70a、70bに電流を供給してミラー側を発熱膨張させることで両突起部70a、70bを支持枠38から離すための電極73が形成されている。
【0038】
ミラーベース21の外側トーションバー40a、40bで上下2つに仕切られた開口部のうち他方(図では下側)の開口部内にも同様のミラーベース側突起部74a、74b、溝孔75及び電極76が形成され、溝孔75内には収縮性樹脂77が充填されている。
【0039】
これらミラーベース側突起部70a、70b、74a、74b、溝孔71、75、電極73、76及び収縮性樹脂72、77で第2のラッチ機構が形成されている。電極73はミラーベース21に形成された配線パターン78の一端に接続されている。配線パターン78は2つに分岐されており、分岐された一方(図では下側)はミラーベース21に形成されたコンタクトホール79に接続されている。コンタクトホール79の配線パターン46の反対側にはコンタクトホール80が形成されている。コンタクトホール80には配線パターン81の一端が接続されており、配線パターン81はミラーベース21に形成されており、その他端は電極76に接続されている。配線パターン78の分岐された他方は(図では右側)、図示しない駆動回路に接続されるようになっている。ミラーベース21にはコンタクトホール82が形成されているが、これは両電極73、76と各ミラーベース側突起部70a、70b、74a、74bとの間に電流を供給するためのものであり、コンタクトホール82には配線パターン83の一端が接続され、図示しない駆動回路に接続されるようになっている。
【0040】
これらミラーベース21、支持枠38及びミラー板24a等のSiの上には酸化膜が形成されており、その酸化膜の上にポリイミド、例えばAu/Crのめっき用シードレイヤが形成され、そのめっき用シードレイヤの上にCuめっきからなるコイル41、42や配線パターン46、51、52、67、69、83等が形成されているのである。
【0041】
次に本光スイッチのラッチ機構の動作について説明する。
【0042】
図5は図4に示したミラー部の略コの字形状の貫通孔に収縮性樹脂が封止された直後のミラー板周辺の部分拡大図であり、図6は図4に示したミラー部のラッチ機構のラッチ状態を示す図であり、図7は図4に示したミラー部のラッチ機構のラッチ解除状態を示す図である。なお、説明を簡単にするため、一方の支持枠側突起部についてのみ説明するが、他方の支持枠側突起部やミラーベース側突起部についても同様である。
【0043】
図5に示す支持枠側突起部56a、56bのミラー24側はミラー24と反対側に比べて細くなっている。略コの字形状の溝孔57の支持枠38側には収縮性樹脂としてのポリイミド57が充填されている。
【0044】
光スイッチの製造中にポリイミド57は乾燥固化するが、そのときの揮発性物質の揮発により図6に示すようにポリイミド57が収縮する。このポリイミド57の収縮により一対の支持枠側突起部56a、56bがミラー24側に矢印84方向に歪む。この歪みにより支持枠側突起部56a、56bの先端が矢印85、86方向に歪んでミラー板24aを挟む。これが支持枠側突起部56a、56bの初期位置となり、ミラー24をラッチした状態となっている。すなわち、無通電状態でミラー24を固定保持することができる。
【0045】
このような支持枠側突起部56a、56bに通電すると、支持枠側突起部56a、56bの細い方は太い方に比べて抵抗が高いため、発熱量が異なり、細い方の温度が上昇する。この温度差により支持枠側突起部56a、56bの細い方が太い方よりも大きく膨張して支持枠側突起部56a、56bの先端は太い方へ、すなわちミラー24から離れる方向(矢印87、88方向)に変位する。この結果、ミラー24の保持が解除される。なお、変位量は数十μmである。
【0046】
このようなラッチ機構を有する光スイッチを用いて4×4の閉塞型マトリクス光スイッチを製作し、小型ミラーの角度を制御し、ラッチさせ、光路の切替が再現性よく行えたことを確認することができた。
【0047】
図8(a)は本発明の光スイッチに用いられるラッチ機構の変形例のラッチ状態を示す図であり、図8(b)は図8(a)に示したラッチ機構のラッチ解除状態を示す図である。
【0048】
図6、図7に示した実施の形態との相違点は支持枠側突起部89a、89bに長手方向の複数の溝孔90a、90bが形成され、支持枠側突起部89a、89bのミラー24側に発熱体91a、91bがそれぞれ設けられている点である。
【0049】
すなわち、発熱体91a、91bを通電加熱させることにより支持枠側突起部89a、89bがミラー24から離れる方向(矢印92、93)に歪むことでラッチを解除するようにしたものである。このようなラッチ機構を有していても図6、図7に示した実施の形態と同様の効果が得られる。なお、94は収縮性樹脂58が充填される始め大括弧形状の溝である。
【0050】
なお、本実施例ではジンバル構造のミラーベースを有する光スイッチの場合で説明したが、ミラーベース内に支持枠を設けずにミラーをX軸方向或いはY軸方向のまわりにのみ回動させるように構成してもよい。
【0051】
以上において本発明によれば、ラッチ時に小型ミラーを安定に固定保持でき、ラッチを自己保持でき、プロセスを簡易化でき、歩留まりが向上した。
【0052】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、ラッチ時にミラーが傾斜することがなく、自己保持が可能で、歩留まりが高く、信頼性に優れた光スイッチの提供を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光スイッチの一実施の形態を示す外観斜視図である。
【図2】図1に示した光スイッチの平面図である。
【図3】図1に示した光スイッチの正面図である。
【図4】図1に示した光スイッチに用いられるミラーベースのミラー部の拡大図である。
【図5】図4に示したミラー部の略コの字形状の貫通孔に収縮性樹脂が封止された直後のミラー板周辺の部分拡大図である。
【図6】図4に示したミラー部のラッチ機構のラッチ状態を示す図である。
【図7】図4に示したミラー部のラッチ機構のラッチ解除状態を示す図である。
【図8】(a)は本発明の光スイッチに用いられるラッチ機構の変形例のラッチ状態を示す図であり、(b)は(a)に示したラッチ機構のラッチ解除状態を示す図である。
【図9】本発明の前提となった光スイッチの平面図である。
【図10】図9に示した光スイッチの正面図である。
【図11】図9に示した光スイッチに用いられるラッチ機構近傍の拡大斜視図である。
【符号の説明】
20 ミラー部
21、23 ミラーベース
24、25 ミラー
26 基板
29 光入力ポート
31 光出力ポート
32、33、32、35 永久磁石

Claims (6)

  1. ミラーと、一対のトーションバーで該ミラーを開口部内で回動自在に支持するミラーベースと、上記ミラーを回動させる回動手段と、上記ミラーに外部から入力した信号光を照射する光入力ポートと、上記ミラーで反射された信号光を受光して外部へ出力する光出力ポートと、上記ミラーベースに非通電時に上記ミラーを保持し、通電時に上記ミラーの保持を解除するラッチ機構とを備えた光スイッチにおいて、上記ラッチ機構は、上記ミラーベースの開口部内で上記トーションバーと対向する位置から上記ミラーに沿って上記トーションバーに向かって延びると共に上記ミラー側の断面積が上記ミラーと反対側の断面積より小さくなる抵抗体からなる少なくとも一対の突起部と、一方の突起部の先端から上記ミラーベースを経て他方の突起部の先端にわたって形成された略コの字形状の溝孔と、該溝孔のうち上記ミラーベース内に充填された後で乾燥収縮して両突起部を上記ミラーと接触するように歪ませる収縮性樹脂と、上記突起部に電流を供給して上記ミラー側を発熱膨張させることで上記突起部を上記ミラーから離すための電極とで構成されていることを特徴とする光スイッチ。
  2. ミラーと、一対のトーションバーで該ミラーを開口部内で回動自在に支持するミラーベースと、上記ミラーを回動させる回動手段と、上記ミラーに外部から入力した信号光を照射する光入力ポートと、上記ミラーで反射された信号光を受光して外部へ出力する光出力ポートと、上記ミラーベースに非通電時に上記ミラーを保持し、通電時に上記ミラーの保持を解除するラッチ機構とを備えた光スイッチにおいて、上記ラッチ機構は、上記ミラーベースの開口部内で上記トーションバーと対向する位置から上記ミラーに沿って上記トーションバーに向かって延びると共に長手方向に複数の溝が形成された少なくとも一対の突起部と、一方の突起部の基部から上記ミラーベースを経て他方の突起部の基部まで始め大括弧形状の溝孔と、該溝孔内に充填された後で乾燥収縮して上記突起部を上記ミラーと接触するように歪ませる収縮性樹脂と、両突起部の上記ミラー側に設けられ通電加熱して膨張させることで上記突起部を上記ミラーから離すための発熱体とで構成されていることを特徴とする光スイッチ。
  3. ミラーと、一対の内側トーションバーで該ミラーを回動自在に支持する支持枠と、該支持枠を開口部内で上記内側トーションバーと直交する方向に一対の外側トーションバーで回動自在に支持するミラーベースと、上記ミラーを回動させる第1の回動手段と、上記支持枠を回動させる第2の回動手段と、上記ミラーに外部から入力した信号光を照射する光入力ポートと、上記ミラーで反射された信号光を受光して外部へ出力する光出力ポートと、上記支持枠に非通電時に上記ミラーを保持し、通電時に上記ミラーの保持を解除する第1のラッチ機構と、上記ミラーベースに非通電時に上記支持枠を保持し、通電時に上記支持枠の保持を解除する第2のラッチ機構とを備えた光スイッチにおいて、上記第1のラッチ機構は、上記支持枠の開口部内で上記内側トーションバーと対向する位置から上記ミラーに沿って上記内側トーションバーに向かって延びると共に上記ミラー側の断面積が上記ミラーと反対側の断面積より小さくなる抵抗体からなる少なくとも一対の支持枠側突起部と、一方の支持枠側突起部の先端から上記支持枠を経て他方の支持枠側突起部の先端にわたって形成された略コの字形状の溝孔と、該溝孔のうち上記支持枠内に充填された後で乾燥収縮して両突起部を上記ミラーと接触するように歪ませる収縮性樹脂と、上記突起部に電流を供給して上記ミラー側を発熱膨張させることで上記突起部を上記ミラーから離すための電極とで構成され、第2のラッチ機構は、上記ミラーベースの開口部内で上記外側トーションバーと対向する位置から上記支持枠に沿って上記外側トーションバーに向かって延びると共に上記ミラー側の断面積が上記ミラーと反対側の断面積より小さくなる抵抗体からなる少なくとも一対のミラーベース側突起部と、一方のミラーベース側突起部の先端から上記ミラーベースを経て他方のミラーベース側突起部の先端にわたって形成された略コの字形状の他の溝孔と、該他の溝孔のうち上記ミラーベース内に充填された後で乾燥収縮して両ミラーベース側突起部を上記支持枠と接触するように歪ませる収縮性樹脂と、上記ミラーベース側突起部に電流を供給して上記ミラー側を発熱膨張させることで上記突起部を上記支持枠から離すための他の電極とで構成されていることを特徴 とする光スイッチ。
  4. ミラーと、一対の内側トーションバーで該ミラーを回動自在に支持する支持枠と、該支持枠を開口部内で上記内側トーションバーと直交する方向に一対の外側トーションバーで回動自在に支持するミラーベースと、上記ミラーを回動させる第1の回動手段と、上記支持枠を回動させる第2の回動手段と、上記ミラーに外部から入力した信号光を照射する光入力ポートと、上記ミラーで反射された信号光を受光して外部へ出力する光出力ポートと、上記支持枠に非通電時に上記ミラーを保持し、通電時に上記ミラーの保持を解除する第1のラッチ機構と、上記ミラーベースに非通電時に上記支持枠を保持し、通電時に上記支持枠の保持を解除する第2のラッチ機構とを備えた光スイッチにおいて、上記第1のラッチ機構は、上記支持枠の開口部内で上記内側トーションバーと対向する位置から上記ミラーに沿って上記内側トーションバーに向かって延びると共に長手方向に複数の溝が形成された少なくとも一対の支持枠側突起部と、一方の支持枠側突起部の基部から上記支持枠を経て他方の支持枠側突起部の基部まで始め大括弧形状の溝孔と、該溝孔内に充填された後で乾燥収縮して上記支持枠側突起部を上記ミラーと接触するように歪ませる収縮性樹脂と、両支持枠側突起部の上記ミラー側に設けられ通電加熱して膨張させることで上記支持枠側突起部を上記ミラーから離すための発熱体とで構成され、第2のラッチ機構は、上記ミラーベースの開口部内で上記外側トーションバーと対向する位置から上記支持枠に沿って上記外側トーションバーに向かって延びると共に長手方向に複数の溝が形成された少なくとも一対のミラーベース側突起部と、一方のミラーベース側突起部の基部から上記ミラーベースを経て他方のミラーベース側突起部の基部まで始め大括弧形状の溝孔と、該溝孔の内に充填された後で乾燥収縮して上記ミラーベース側突起部を上記支持枠と接触するように歪ませる収縮性樹脂と、両ミラーベース側突起部の上記ミラー側に設けられ通電加熱して膨張させることで上記ミラーベース側突起部を上記支持枠から離すための他の発熱体とで構成されていることを特徴とする光スイッチ。
  5. 上記トーションバーは非導電性物質からなり、上記ミラー、上記支持枠及び上記ミラーベースは導電性物質からなる請求項1からのいずれかに記載の光スイッチ。
  6. 上記ミラー、上記支持枠及び上記ミラーベースはSiウェハのエッチングにより形成され、上記トーションバーは上記Siウェハ上に形成され上記Siウェハのバックサイドエッチングにより残されたポリイミドからなる請求項1からのいずれかに記載の光スイッチ。
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