JP3943979B2 - 自動車用ドアチェッカ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用ドアチェッカに関し,特に,自動車のボディ及びそれに回動可能に軸支されるドアの一方に固着されるケースと,このケースを移動可能に貫通して前記ボディ及びドアの他方に連結されるチェックプレートとを備えてなり,ケース内にチェックプレートをその板厚方向に摺動可能に挟圧し得る第1デテント部材と,この第1デテント部材にチェックプレートに対する挟圧力を付与する第1付勢手段とを収容し,チェックプレートの板厚方向両側面には,第1デテント部材と協働してドアを所定の半開位置に保持する第1デテント部を形成してなるものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
かゝる自動車用ドアチェッカは,例えば実開昭62−201271号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,自動車の製造工場における,例えば自動車ボディの塗装前処理及び塗装工程を含む化成ラインでは,ボディに連結したドアを,前記半開よりも充分に小さい微小開度に保持することを要求されることがある。
【0004】
そこで,従来では,自動車の製造ラインでのみ,ドアの微小開度の保持に使用する特殊なドアチェッカを自動車に取り付け,自動車の完成後,特殊なドアチェッカを通常のドアチェッカと交換するようにしているが,そのようなドアチェッカの交換作業は面倒であり,自動車の生産能率の向上の障害となる。
【0005】
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,自動車に製造ラインでは,ドアを微小開度に保持し得るが,自動車の完成後は,部品の交換をせずとも,ドアの微小開度を抵抗なく通過して,ドアを所定の半開位置に保持し得るようにした,前記自動車用ドアチェッカを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために,本発明は,自動車のボディ及びそれに回動可能に軸支されるドアの一方に固着されるケースと,このケースを移動可能に貫通して前記ボディ及びドアの他方に連結されるチェックプレートとを備えてなり,ケース内にチェックプレートをその板厚方向に摺動可能に挟圧し得る第1デテント部材と,この第1デテント部材にチェックプレートに対する挟圧力を付与する第1付勢手段とを収容し,チェックプレートの板厚方向両側面には,第1デテント部材と協働してドアを所定の半開位置に保持する第1デテント部を形成してなる,自動車用ドアチェッカにおいて,チェックプレートの幅方向一側面を摺動可能に押圧し得る第2デテント部材と,この第2デテント部材にチェックプレートに対する押圧力を付与する第2付勢手段とをケースに収納し,チェックプレートの幅方向一側面には,自動車の製造ラインにおいて第2デテント部材と協働してドアを前記半開位置より閉鎖位置側に寄った微小開度位置に保持する第2デテント部を形成し,自動車の完成後に第2付勢手段の第2デテント部材に対する付勢機能を無能化させるための無能化手段を備えることを第1の特徴とする。
【0007】
尚,前記第1及び第2付勢手段は,上述する本発明の実施例中の第1及び第2ゴムスプリング20,23にそれぞれ対応し,また前記第1及び第2デテント部は,同実施例中の半開デテントノッチ9a及び微小開度デテント突起13にそれぞれ対応し,また前記無能化手段は同実施例中のスペーサ部材27に対応する。
【0008】
この第1の特徴によれば,無能化手段の使用,不使用の選択により,同一のドアチェッカに,自動車の製造ラインで要求される,ドアを微小開度位置に保持するという特殊なチェック特性と,通常使用時に要求される通常のチェック特性とを選択的に与えることができ,自動車の製造ラインにおいて特殊なドアチェッカを取り付けたり,それを通常のドアチェッカと交換したりする必要がなくなり,生産性の向上に寄与し得る。
【0009】
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記無能化手段を,ケースへの挿入時には第2付勢手段を作動状態にするが,ケースからの離脱時には同付勢手段を無能化させるスペーサ部材で構成したことを第2の特徴とする。
【0010】
この第2の特徴によれば,スペーサ部材をケースに挿入したり,ケースから離脱するという,極めて簡単な操作により,同一のドアチェッカに,自動車の製造ラインで要求される特殊なチェック特性と,通常使用時に要求される通常のチェック特性とを選択的に与えることができる。
【0011】
さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加えて,第1デテント部材には,第2デテント部材と反対側でチェックプレートを摺動可能に支承する支承壁を形成したことを第3の特徴とする。
【0012】
この第3の特徴によれば,第1デテント部材が,第2デテント部材と協働してチェックプレートを幅方向で挟圧する支承部材を兼ねることになり,部品点数の増加を抑えて,コストの低減に寄与し得る。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0014】
図1は本発明のドアチェッカを取付けた自動車の要部斜視図,図2は上記ドアチェッカの一部縦断側面図,図3はスペーサ部材の装着状態で示す,図2の3−3線断面図,図4は図2の4−4線断面図,図5は上記ドアチェッカの一部分解斜視図,図6はスペーサ部材の離脱状態で示す上記ドアチェッカの一部横断平面図,図7は図6の7−7線断面図である。
【0015】
先ず,図1において,自動車のボディBに,その乗降口を開閉すべくドアDがヒンジHを介して回動可能に取付けられており,これらボディB及びドアD間に,ドアDに本発明のドアチェッカCが取付けられる。
【0016】
図1ないし図3に示すように,上記ドアチェッカCは,ドアDの端壁内面にボルト2により固着されるケース1を有する。このケース1は,一端を開放した箱形のケース本体1aと,その開放端を覆いながらケース本体1aとドアDの端壁内面との間に挟止されるカバー1bとからなっている。このカバー1b及びケース本体1aには,ドアDの端壁に開口する透孔3と同軸に並ぶ透孔4,5が穿設されており,これら三つの透孔3,4,5を貫通するチェックプレート6の基端がブラケット7に枢軸8を介して相互に回動可能に連結され,このブラケット7は,枢軸8を前記ヒンジHのピボット軸と平行に配置して,ボディDにボルト11により固着される。
【0017】
チェックプレート6は,ブラケット7と直接連結される鋼板製のプレート本体6aと,このプレート本体6aの両端部を除いてその周面にモールド結合される合成樹脂製の被覆体6bとから構成される。この被覆体6bは,チェックプレート6の板厚がその基端側(ブラケット7側)から遊端側に向って漸増するように形成され,且つその中間域の板厚方向両側面には,枢軸8側から順に半開デテントノッチ9a及び全開デテントノッチ9bが形成され,全開デテントノッチ9bに隣接する全開ストッパ12がプレート本体6aに設けられる。この全開ストッパ12は,プレート本体6aにピン15で固着される鋼板製のストッパプレート16と,このストッパプレート16に装着されて全開デテントノッチ9bに臨むストッパゴム17とからなっており,そのストッパゴム17の全開デテントノッチ9bに臨む端面に多数のクッション突起17aが隆起している。
【0018】
チェックプレート6の幅はその両端部を除き略一定であり,その幅方向一側面には,枢軸8に比較的近い位置で微小開度デテント突起13が被覆体6bと一体に形成される。
【0019】
図2〜図5において,前記ケース1内には,チェックプレート6をその板厚方向へ摺動可能に挟圧し得る合成樹脂製の一対の第1デテント部材19,19と,これら第1デテント部材19,19をそれぞれチェックプレート6に対して付勢する一対の第1ゴムスプリング20,20とが収納される。これら第1ゴムスプリング20,20は,第1デテント部材19,19の背面の位置決め凹部21,21と,これに対向するケース1内壁との間に圧縮状態で装着される。
【0020】
一対の第1デテント部材19,19は,前記半開デテントノッチ9a及び全開デテントノッチ9bに係合し得る半円筒状の係合部19aを備える。また両第1デテント部材19,19は,チェックプレート6の,前記微小開度デテント突起13と反対側の側面を摺動可能に支承する支承壁19b,19bを備える。
【0021】
ケース1には,第1デテント部材19,19の支承壁19b,19bと反対側で補助収容室18が形成されており,該室18にチェックプレート6を前記支承壁19b,19bに対して押圧し得る第2デテント部材22と,この第2デテント部材22をチェックプレート6に対して押圧し得る第2ゴムスプリング23とが収容される。第2デテント部材22が前面に有する半円筒状の係合部22aは,チェックプレート6を前記支承壁19b,19b側に押圧すべく,両第1デテント部材19,19の他端部間を通してチェックプレート6の,前記微小開度デテント突起13を持つ側面に摺接するようになっており,この係合部22aが前記微小開度デテント突起13の,前記枢軸8側の斜面13aに当接したとき,ドアDが自動車の製造ラインにおいて要求される所定の微小開度となるように,前記微小開度デテント突起13の位置は設定される。上記所定の微小開度は,自動車の通常使用時,第1デテント部材19,19の係合部19a,19aがチェックプレート6の半開デテントノッチ9a,9aに係合することで保持されるドアDの半開位置の開度より充分に小さい。
【0022】
また前記微小開度デテント突起13の,前記枢軸8側の斜面13aの勾配は,それと反対側の斜面13bの勾配よりも大きく設定される。
【0023】
第2デテント部材22の背面には,第2ゴムスプリング23の一部が嵌合する位置決め凹部24が形成され,またこの第2ゴムスプリング23の背面にも位置決め溝25が形成され,この位置決め溝25と,それに対向する補助収容室18の内側面との間にスペーサ部材27が挿入されたときのみ,第2ゴムスプリング23は圧縮され,第2デテント部材22をチェックプレート6に対して押圧する機能を発揮するようになっている。したがって,スペーサ部材27を第2ゴムスプリング23の位置決め溝25と補助収容室18内面との間から離脱させると,補助収容室18には,第2ゴムスプリング23及び第2デテント部材22をチェックプレート6に対して自由にする充分なスペースができ,したがって第2ゴムスプリング23は,第2デテント部材22に対する付勢機能を失い,無能化されることになる。
【0024】
上記スペーサ部材27は,ケース1のカバー1bに穿設される抜き差し孔28を通して第2ゴムスプリング23の位置決め溝25と補助収容室18内面との間に挿入されるものであって,その挿入状態では,その外端部がケース1外に長く突出していて,ケース1をドアDの端壁内面に取り付けたとき,該端壁に設けられた大径孔29を貫通するようになっている。したがって,ドアDの端壁外方からこのスペーサ部材27の外端部をプライヤ等の工具により把持して,これを外部に引く抜くことが可能である。
【0025】
次に,この実施例の作用について説明する。
【0026】
自動車の製造ラインにおいて,自動車のボディBが化成ラインに達する前に,そのボディBにドアDがヒンジHを介して連結されると共に,それらボディB及びドアD間に本発明のドアチェッカCが取り付けられる。その際,ドアチェッカCには予めスペーサ部材27が前述のように装着され,第2ゴムスプリング23の位置決め溝25と補助収容室18内面との間に挿入されたスペーサ部材27により第2ゴムスプリング23が圧縮され,その反発力で第2デテント部材22をチェックプレート6に対して付勢している。
【0027】
したがって,自動車のボディBが化成ラインに達し,ドアDを所定の微小開度に保持する必要が生じた場合には,ドアDを全閉位置から開き方向に回動すると,第2デテント部材22の係合部22aがチェックプレート6の微小開度デテント突起13の,枢軸8側の急な斜面13aに当接して,該突起13の大なる乗り上げ抵抗が発生することにより,ドアDを所定の微小開度に保持することができる。
【0028】
またドアDを上記微小開度以上に開放する必要が生じたときは,上記乗り上げ抵抗に抗する開放力をドアDに加えれば,第2デテント部材22が第2ゴムスプリング23を圧縮しながら微小開度デテント突起13を乗り越すので,ドアDを所望の開度に開くことができる。
【0029】
ドアDを,微小開度以上の開放位置から全閉状態に戻すときは,第2デテント部材22の係合部22aが微小開度デテント突起13の比較的緩やかな斜面13bを登ることになるから,該突起13の大なる乗り上げ抵抗の急増が抑えられ,ドアDを比較的スムーズに閉じることができる。以上が自動車の製造ラインで要求される特殊なチェック特性である。
【0030】
自動車の完成後は,図6及び図7に示すように,ドアDの外側からスペーサ部材27をケース1から引き抜く。すると,第2ゴムスプリング23及び第2デテント部材22はチェックプレート6に対して自由となり,第2ゴムスプリング23は第2デテント部材22に対する付勢力を失うので,ドアDの開閉に際して,第2デテント部材22の係合部22aが微小開度デテント突起13の斜面13a,13bに当接しても,その斜面13a,13bに沿って第2デテント部材22は抵抗なく自由に進退することができ,したがってドアDは,使用者に違和感を与えることなく前記微小開度位置を通過することができる。
【0031】
而して,ドアDを閉鎖状態から開放していくと,それに応じて第1デテント部材19,19の係合部19a,19aがチェックプレート6の板厚方向両側面を板厚増加方向へ滑っていき,それに伴い第1ゴムスプリング20,20は圧縮されるので,その反発力の増加により第1デテント部材19,19のチェックプレート6に対する挟圧力を増大させていき,これによってドアDの開放トルクが適度に増大していく。
【0032】
そして,ドアDが所定の半開位置まで開かれると,第1デテント部材19,19の係合部19a,19aがチェックプレート6の半開デテントノッチ9a,9aに落ち込んで,ドアDを所定の半開位置に保持することができる。
【0033】
またドアDに更なる開放力を加えて,第1デテント部材19,19の係合部19a,19aを半開デテントノッチ9a,9aからから脱出させ,今度は係合部19a,19aが全開デテントノッチ9b,9bに落ち込み,同時にストッパゴム17にケース1が弾力的に受止められることによりドアDの全開位置が規定される。以上が自動車の使用時に要求される通常のチェック特性である。
【0034】
このように,スペーサ部材27を第2ゴムスプリング23とケース1内面との間に挿入したり,その間から離脱したりすることにより,同一のドアチェッカCに,自動車の製造ラインで要求される,ドアDを微小開度位置に保持するという特殊なチェック特性と,通常使用時に要求される通常のチェック特性とを選択的に与えることができるので,自動車の製造ラインにおいて特殊なドアチェッカを取り付けたり,それを通常のドアチェッカと交換したりする必要がなくなり,生産性の向上を大いに図ることができる。
【0035】
また両第1デテント部材19,19の各一端部には,第2デテント部材22と反対側でチェックプレート6を摺動可能に支承する支承壁19b,19bが一体に形成されるので,第1デテント部材19が,第2デテント部材22と協働してチェックプレート6を幅方向で挟圧する支承部材を兼ねることになり,部品点数の増加を抑えて,コストの低減に寄与し得る。
【0036】
本発明は,上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,ケース1をボディB側に固着し,チェックプレート6のブラケット7をドアD側に取付けることもできる。また第1及び第2デテント部材19,22の係合部19a,22aとして第1及び第2デテント部材19,22にローラを装着することもでき,また第1及び第2ゴムスプリング20,22に代えて金属スプリングを用いることもできる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば,自動車のボディ及びそれに回動可能に軸支されるドアの一方に固着されるケースと,このケースを移動可能に貫通して前記ボディ及びドアの他方に連結されるチェックプレートとを備えてなり,ケース内にチェックプレートをその板厚方向に摺動可能に挟圧し得る第1デテント部材と,この第1デテント部材にチェックプレートに対する挟圧力を付与する第1付勢手段とを収容し,チェックプレートの板厚方向両側面には,第1デテント部材と協働してドアを所定の半開位置に保持する第1デテント部を形成してなる,自動車用ドアチェッカにおいて,チェックプレートの幅方向一側面を摺動可能に押圧し得る第2デテント部材と,この第2デテント部材にチェックプレートに対する押圧力を付与する第2付勢手段とをケースに収納し,チェックプレートの幅方向一側面には,自動車の製造ラインにおいて第2デテント部材と協働してドアを前記半開位置より閉鎖位置側に寄った微小開度位置に保持する第2デテント部を形成し,自動車の完成後に第2付勢手段の第2デテント部材に対する付勢機能を無能化させるための無能化手段を備えるので,無能化手段の使用,不使用の選択により,同一のドアチェッカに,自動車の製造ラインで要求される,ドアを微小開度位置に保持するという特殊なチェック特性と,通常使用時に要求される通常のチェック特性とを選択的に与えることができ,自動車の製造ラインにおいて特殊なドアチェッカを取り付けたり,それを通常のドアチェッカと交換したりする必要がなくなり,生産性の向上に寄与し得る。
【0038】
また本発明の第2の特徴によれば,第1の特徴に加えて,前記無能化手段を,ケースへの挿入時には第2付勢手段を作動状態にするが,ケースからの離脱時には同付勢手段を無能化させるスペーサ部材で構成したので,スペーサ部材をケースに挿入したり,ケースから離脱するという,極めて簡単な操作により,同一のドアチェッカに,自動車の製造ラインで要求される特殊なチェック特性と,通常使用時に要求される通常のチェック特性とを選択的に与えることができる。
【0039】
さらに本発明の第3の特徴によれば,第1又は第2の特徴に加えて,第1デテント部材には,第2デテント部材と反対側でチェックプレートを摺動可能に支承する支承壁を形成したので,第1デテント部材が,第2デテント部材と協働してチェックプレートを幅方向で挟圧する支承部材を兼ねることになり,部品点数の増加を抑えて,コストの低減に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドアチェッカを取付けた自動車の要部斜視図
【図2】 上記ドアチェッカの一部縦断側面図
【図3】 スペーサ部材の装着状態で示す,図2の3−3線断面図
【図4】 図2の4−4線断面図
【図5】 上記ドアチェッカの一部分解斜視図
【図6】 スペーサ部材の離脱状態で示す上記ドアチェッカの一部横断平面図
【図7】 図6の7−7線断面図
【符号の説明】
B・・・・ボディ
C・・・・ドアチェッカ
D・・・・ドア
1・・・・ケース
6・・・・チェックプレート
9a・・・第1デテント部(半開デテントノッチ)
13・・・第2デテント部(微小開度デテント突起)
19・・・第1デテント部材
19b・・支承壁
20・・・第1付勢手段(第1ゴムスプリング)
22・・・第2デテント部材
23・・・第2付勢手段(第2ゴムスプリング)
27・・・無能化手段(キー部材)
Claims (4)
- 自動車のボディ(B)及びそれに回動可能に軸支されるドア(D)の一方に固着されるケース(1)と,このケース(1)を移動可能に貫通して前記ボディ(B)及びドア(D)の他方に連結されるチェックプレート(6)とを備えてなり,ケース(1)内にチェックプレート(6)をその板厚方向に摺動可能に挟圧し得る第1デテント部材(19a,19a)と,この第1デテント部材(19)にチェックプレート(6)に対する挟圧力を付与する第1付勢手段(20)とを収容し,チェックプレート(6)の板厚方向両側面には,第1デテント部材(19a,19a)と協働してドア(D)を所定の半開位置に保持する第1デテント部(9a)を形成してなる,自動車用ドアチェッカにおいて,
チェックプレート(6)の幅方向一側面を摺動可能に押圧し得る第2デテント部材(22)と,この第2デテント部材(22)にチェックプレート(6)に対する押圧力を付与する第2付勢手段(23)とをケース(1)に収納し,チェックプレート(6)の幅方向一側面には,自動車の製造ラインにおいて第2デテント部材(22)と協働してドア(D)を前記半開位置より閉鎖位置側に寄った微小開度位置に保持する第2デテント部(13)を形成し,自動車の完成後に第2付勢手段(23)の第2デテント部材(22)に対する付勢機能を無能化させるための無能化手段(27)を備えることを特徴とする,自動車用ドアチェッカ。 - 請求項1記載の自動車用ドアチェッカにおいて,
前記無能化手段を,ケース(1)への挿入時には第2付勢手段(23)を作動状態にするが,ケース(1)からの離脱時には同付勢手段(23)を無能化させるスペーサ部材(27)で構成したことを特徴とする,自動車用ドアチェッカ。 - 請求項1又は2記載の自動車用ドアチェッカにおいて,
第2デテント部(13)を,これと第2デテント部材(22)との協働により,ドア(D)を微小開度に保持するように形成したことを特徴とする,自動車用ドアチェッカ。 - 請求項1〜3の何れかに記載の自動車用ドアチェッカにおいて,
第1デテント部材(19)には,第2デテント部材(22)と反対側でチェックプレート(6)を摺動可能に支承する支承壁(19b)を形成したことを特徴とする,自動車用ドアチェッカ。
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