JP3943955B2 - 深部静脈血栓症判定装置 - Google Patents

深部静脈血栓症判定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3943955B2
JP3943955B2 JP2002047840A JP2002047840A JP3943955B2 JP 3943955 B2 JP3943955 B2 JP 3943955B2 JP 2002047840 A JP2002047840 A JP 2002047840A JP 2002047840 A JP2002047840 A JP 2002047840A JP 3943955 B2 JP3943955 B2 JP 3943955B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deep vein
vein thrombosis
determination
bioelectrical impedance
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002047840A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003245259A (ja
Inventor
努 三好
周一 和泉
克 竹原
好典 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanita Corp
Original Assignee
Tanita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanita Corp filed Critical Tanita Corp
Priority to JP2002047840A priority Critical patent/JP3943955B2/ja
Priority to US10/369,508 priority patent/US6980853B2/en
Priority to DE60304755T priority patent/DE60304755T2/de
Priority to EP03003277A priority patent/EP1338246B1/en
Publication of JP2003245259A publication Critical patent/JP2003245259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3943955B2 publication Critical patent/JP3943955B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/02Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
    • A61B5/026Measuring blood flow
    • A61B5/0295Measuring blood flow using plethysmography, i.e. measuring the variations in the volume of a body part as modified by the circulation of blood therethrough, e.g. impedance plethysmography
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/05Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves 
    • A61B5/053Measuring electrical impedance or conductance of a portion of the body
    • A61B5/0535Impedance plethysmography

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長時間に渡り椅子に座り続けた場合、下肢に生じる深部静脈血栓になり易い体質であるかを判定する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、「エコノミークラス症候群」と呼ばれる症状が重要視されている。この症状は、飛行機の狭い座席に長時間座り続け、足を動かさないことから血栓症等の血液循環障害を起こす。具体的には、血管周囲の筋肉の収縮によるポンプ作用が無くなることにより、静脈内においては血液の停滞(淀み)により凝固し易くなる。これにより生じる固まりを血栓と呼ぶ。特に太腿の奥にある静脈に血栓(深部静脈血栓)が生じた場合、その状態で歩き出した時に血栓が血流に乗り、肺の血管を閉塞してしまう肺血栓塞栓症を起こし、最悪の場合には死に至るケースもあるとされる。この症状は飛行機内でのみ発症するものではなく、長時間の車の運転や座業において発症した事例も報告されている。
【0003】
この下肢に発症する症状は、正しくは深部静脈血栓症と呼ばれるものであり、
予防策としては適度に筋肉を動かし足の血行を良くすることで防げるとされるが、足を動かさずに上半身だけを動かしても効果はないとされる。つまり適度に足を動かすことで、発症を防ぐことが可能とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、下肢の深部静脈血栓症は生命に係る重要な症状とされるが、従来は医師の主観による判断がなされるのみであり、この血栓症にかかり易い体質であるかを客観的に判定する方法、装置は無かった。
【0005】
また、下肢の深部静脈血栓症の発症が原因となる肺血栓塞栓症の診断では、酸素分圧、二酸化炭素分圧を求めるために血液検査、下肢の造影、血流測定、胸部X線、心電図などを用いている。これらの測定装置には専門の測定技術者が必要であり、簡単に診断を受けられるものではなかった。
【0006】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、深部静脈血栓症にかかり易い体質であるかを被験者個人で簡単に認識することができる装置を提供することであり、それにより、肺血栓塞栓症に至る下肢の深部静脈血栓症の発症を未然に予防することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の深部静脈血栓症判定装置は身体の両足に接触する電流供給電極と電圧測定電極とからなる複数の電極と、
電流供給電極間に交流電流を供給する電流供給手段と、
電圧測定電極間の電圧を測定する電圧測定手段と、
供給した交流電流と測定した電圧から生体電気インピーダンス値を演算する演算手段と、
基準値を記憶する記憶手段と、
演算された生体電気インピーダンス値と記憶された基準値との比較に基づいて下肢深部静脈血栓症に関する体質を判定する判定手段と、
判定された結果を報知する報知手段とからなり、簡単に下肢の深部静脈血栓症にかかり易い体質かを知ることができる。
【0008】
また本発明の深部静脈血栓症判定装置では、前記演算手段は、前記複数の電極と電流供給手段と電圧測定手段とを用いて生体電気インピーダンス値の演算を被験者の体勢の変化前と変化後の少なくとも2回行い、その測定された生体電気インピーダンス値の変化分を演算し、
前記判定手段は演算された生体電気インピーダンス値の変化分と記憶手段に記憶された基準値との比較に基づいて下肢の深部静脈血栓症に関する体質の判定を行うことで、被験者の筋ポンプ作用による血流の動きを捉えたより正確な判定が可能となる。
【0009】
また本発明の深部静脈血栓症判定装置では、前記演算手段は、前記複数の電極と電流供給手段と電圧測定手段とを用いて被験者が同一の体勢を保ち続けた時間とその体勢期間内の生体電気インピーダンス値の変化分から単位時間当たりの生体電気インピーダンスの傾きを演算し、
前記判定手段は演算された単位時間当たりの生体電気インピーダンスの傾きと記憶手段に記憶された基準値との比較に基づいて下肢の深部静脈血栓症に関する体質の判定を行うことで、被験者の下肢における血液の移動及び貯留能力に基づいた判定となる。
【0010】
また本発明の深部静脈血栓症判定装置は、更に被験者の身体に関する個人情報を入力する入力手段を備え、
前記記憶手段は、個人情報に応じた複数の基準値を記憶し、
前記判定手段は、入力された被験者の身体情報に基づいて記憶手段に記憶された判定に用いる基準値を選択するので、より正確に体質を判定することが可能となる。
【0011】
また本発明の深部静脈血栓症判定装置は、更に下肢の深部静脈血栓症に関与する要因の適合度合いについて入力する入力手段を備え、
前記判定手段は、入力された適合度合いに基づいて判定に用いる基準値を変更するので、より正確に体質を判定することが可能となる。
【0012】
また、本発明の深部静脈血栓症判定装置では、前記報知手段は、更に下肢の深部静脈血栓症の予防に関するアドバイスを行うので、被験者は予防法を知ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
深部静脈血栓症は下肢深部の静脈内に血液が貯留し易い体質の人に多い傾向にあるとされる。また姿勢変化による下肢深部静脈内の血液量の変化が少ない人は深部静脈血栓症になり易い体質であるとも考え、本発明の判定装置では、被験者をある体勢から別の体勢に変化させ、下肢の筋肉に負荷がかかるようにする。これは姿勢を変化させることで下肢深部静脈に貯留した血液が筋ポンプ作用により体内に循環するためである。この姿勢変化前後の生体電気インピーダンス値の差を測定することで、体内の体液(血液)の移動を捉えることが可能である。
【0014】
この姿勢変化としては屈伸運動、座位での膝の曲げ伸ばし、立ち座りの繰り返しといった動作が考えられ、それらの姿勢変化前後に測定された生体電気インピーダンス値の変化分と、基準値とを比較することにより下肢の深部静脈血栓症にかかり易い体質であるかの判定を行う。
【0015】
図1は、本発明者らが実際に複数の被験者に対して姿勢変化に伴う両足間の生体電気インピーダンスを一定時間測定し、その結果から得られた生体電気インピーダンスの変化の特徴を示す図である。
【0016】
ここでは一定時間(約20分)、横臥位のまま下肢を動かさないよう動作を強制的に拘束し、その後、被験者を立位に体勢を変更させ、そのまま立たせた状態を続け(約15分)、再度、横臥位として下肢の動きを拘束した(約20分)。
【0017】
これを見ると、最初の横臥位の前には、立位または座位であるため下肢に血液やリンパ液といった体水分が溜まっているが、横たわることにより特定の部位に体水分が貯留されることはなく、全身に拡散される。下肢について言えば体水分量は減少したことになり生体電気インピーダンス値も徐々に上昇している。
【0018】
次に立位に体勢が変化すると、その立ち上がった時の下肢筋肉の動き(筋ポンプ作用)により血液やリンパ液は循環し始め、また、立位のために全身に拡散していた血液やリンパ液は下肢に溜まり出し、生体電気インピーダンス値は一気に下降する。その後も下肢の体水分量は増加するため生体電気インピーダンス値は低下するが、次第に体水分を下肢に貯留できる許容量に近づくため、両足間の生体電気インピーダンス値は緩やかな低下となる。このインピーダンスの傾きは被験者の下肢における血液やリンパ液といった体水分の貯留能力の差によって変化すると考えられ、下肢に体水分が溜まり易い人はこの傾きが大きく、溜まり難い人は傾きが小さくなる。
【0019】
その後、再度、横臥位の姿勢で下肢の動きを拘束した時には、下肢に溜まった血液やリンパ液の貯留が拡散し始め、下肢に占める体水分量は少なくなるため、次第に生体電気インピーダンス値が上昇していく。
【0020】
このように、ある一定の姿勢から異なる姿勢へ変化を起こした時には生体電気インピーダンス値の変化が生じるが、それぞれの姿勢における生体電気インピーダンスの変化の傾きは被験者の下肢における血液やリンパ液の貯留能力や立位から横臥位といった姿勢変化において、体液がスムーズに移動しているかが関与していると言える。これは、下肢に多くの体水分を移動及び貯留し易い人程、横臥位から立位に姿勢を変化した時に生体電気インピーダンス値が急激に低下し続ける。つまり、下肢への体液移動能力が高い及び血液の貯留能力が高い被験者ほど、血液の停滞する機会も貯留期間も増加し、血液が溜まり易い体質であると言える。
【0021】
従って、本発明の判定装置では生体電気インピーダンスの傾きからも下肢深部静脈血栓症にかかり易い体質であるかを判定する。
【0022】
また、本発明の判定装置では、被験者の性別や年齢、あるいは深部静脈血栓症に関与すると言われる幾つかの要因の適合度合いを考慮して下肢の深部静脈血栓症にかかり易い体質かの判定を行う。
【0023】
また、本発明の判定装置では、深部静脈血栓症の予防法に関してアドバイスを行う。
【0024】
【実施例】
本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。図2は本発明の下肢の深部静脈血栓症判定装置の外観図である。
【0025】
この判定装置1は、被験者が座る座席部2と一体になっており、その前面には操作ボックス3を備える。
【0026】
操作ボックス3には、測定結果やアドバイスといった様々な情報を表示する報知手段である表示装置4が設けられ、その下側には複数のスイッチからなる入力手段である入力装置5が設けられている。入力装置5は左から、電源スイッチ5a、設定スイッチ5b、アップスイッチ5c、ダウンスイッチ5d、決定/終了スイッチ5e、印刷スイッチ5fからなる。
【0027】
更に、結果やアドバイスといった情報を図示しない印刷装置6で印刷した用紙を排出する排紙部6aが設けられている。
【0028】
また、操作ボックス3の左右側面には生体電気インピーダンスを測定するための電極を備える測定クリップ7a、7bがコード8a、8bを介して接続されてあり、このクリップ7a、7bは測定時に被験者の足首に取り付けられるものである。
【0029】
右足用の測定クリップ7aの内側には電流供給電極9a、電圧測定電極10aが設けられている。図には示さないが、左足用の測定クリップ7bも同様の構成である。
【0030】
また、操作ボックス3の側面には、未使用時に測定クリップを掛けておくクリップホルダーも設けられ、図2においては測定クリップ7aがクリップホルダー16aに掛けられた状態である。
【0031】
図3は判定装置1のブロック図である。
【0032】
電流供給電極9a、9bは電流供給手段である電流供給装置21に接続され、この電流供給装置21は各種の演算や各装置の制御を行う演算制御装置22に接続されている。また電圧測定電極10a、10bは電圧測定手段である電圧測定装置23に接続され、この電圧測定装置23も演算制御装置22に接続されている。
【0033】
演算制御装置22には結果を表示する表示装置4、複数のスイッチからなる入力装置5、結果を印刷する印刷装置6、入力されたデータや測定された生体電気インピーダンス値といった様々な情報を記憶しておく記憶手段である記憶装置24、一定時間を計測する時計装置25も接続されている。
【0034】
また、電源装置28は演算制御装置22やその他の各装置に電力を供給するものである。
【0035】
次に図4のフローチャートを用いて、本発明の判定装置1における動作の流れについて説明する。
【0036】
初めに電源スイッチ5aが押されると、判定装置1内の演算制御装置22や記憶装置24といった各装置は初期化され(ステップS1)、個人身体情報を設定するための設定スイッチ5bが押されたかを判断する状態となる(ステップS2)。設定スイッチ5bが押されるまではそのまま待機状態であり、表示装置4は初期画面を表示し続けることとなる。
【0037】
設定スイッチ5bが押されると、ステップS2でYESと判定され、被験者の身体情報を入力すべくステップS3乃至S5に進む。ここでは年齢、性別、身長に関して、アップスイッチ5c、ダウンスイッチ5dを押すことで、表示装置4に表示される初期数値や情報を変更し、決定/終了スイッチ5eを押すことで決定していく(ステップS3〜S5)。
【0038】
次にステップS6において、下肢の深部静脈血栓症を起こし易いとされる要因に関して被験者が適合するかについての入力を行う。
【0039】
ここでは要因の確認事項として、次の項目が表示される(ステップS6)。
・糖尿病、高脂血症、高血圧症といった慢性疾患はないか?
・癌などの悪性腫瘍はないか?
・最近、腹部または骨盤内の手術や骨折をしたか?
・経口避妊薬の使用、妊娠中または出産直後か?
この中で該当する項目がある場合には、その該当する個数を入力する。
【0040】
この個数の設定が終了すると、ステップS3〜S6までに設定された全ての項目が表示装置4に表示される(ステップS7)。
【0041】
次に測定クリップ7a、7bを両足に装着するように指示が表示装置4に表示される(ステップS8)。
【0042】
被験者は自分の両足の踝のやや上部に測定クリップ7a、7bをそれぞれ装着する。図5は測定クリップ7a、7bを足に装着した状態を示す図である。
【0043】
被験者は測定クリップ7a、7bの装着が完了したら、決定/終了スイッチ5eを押す(ステップS9)。
【0044】
ここで表示装置4には、「安静状態で足を動かさず、座り続けて下さい」と表示され、時計装置25が稼動し、一定時間の計測を開始する(ステップS10)。
【0045】
これは足の動きを制限することで強制的に足に血液が貯留する状態とする。そのために若干の拘束時間を必要とするため、ここでは5分間のインターバルを設けている。
【0046】
従って時計装置25で5分間の計時を行い、5分間が経過したら(ステップS11)、被験者の両足間における生体電気インピーダンスの測定を開始する。
【0047】
電流供給装置21から供給される交流電流は、電流供給電極9a、9bを介して被験者の体内に供給され、電圧測定電極10a、10b間の電圧を電圧測定装置23で測定し、演算制御装置22は測定者の生体電気インピーダンス値を交流電流値と電圧値から算出する(ステップS12)。算出された生体電気インピーダンス値は記憶装置24に記憶される(ステップS13)。
【0048】
ここで体勢変化を起こすために、屈伸を行うよう指示する表示が表示装置4に表示される。ここでは、屈伸運動を10回行うように指示する(ステップS14)。
【0049】
被験者は座席部2から立ち上がり、指示された運動を実施した後に再度、座席部2に座り、決定/終了スイッチ5eを押す(ステップS15)。ここで演算制御装置22は再度、生体電気インピーダンスの測定を行う(ステップS16)。
【0050】
ここで測定された生体電気インピーダンス値とステップS13で記憶装置24に記憶された生体電気インピーダンス値を用いて演算制御装置22は演算を行う。演算としては姿勢変化前の生体電気インピーダンス値と姿勢変化後の生体電気インピーダンス値との差(ΔBI)を次式で算出し、その値と基準値とを比較して、基準値を超えているかにより判定を行う。
ΔBI=(姿勢変化前のBI値)−(姿勢変化後のBI値) ・・・(1)
【0051】
尚、基準値とは一般健常者の姿勢変化前後におけるΔBI(基準BI)であり、この値は性別、年齢によって異なるもので記憶装置24に複数個記憶されている。これは一般に、男性に比べ女性の方が下肢深部静脈血栓症にかかりやすいとされ、また同様に高齢者程、発症しやすいとされる。従って、女性や高齢者であれば基準BIをより大きな値とし、その値と比較することとする。またステップS6で設定された下肢深部静脈血栓症に関与する要因の適合状況に応じて基準BIを変更する。ここでも適合度合いが高ければ、基準BIを大きな値とする(ステップS17)。
【0052】
ここで実際の数値を用いて判定方法について説明する。
【0053】
屈伸前に測定した両足間の生体電気インピーダンス値が500Ωであり、屈伸後に450Ωであったとする。基準BIは30Ωであった。ここで式(1)を用いて、
ΔBI=500−450=50
【0054】
この場合、ΔBIが基準BIを超えているため被験者は正常であるとする。これは屈伸運動による筋ポンプ作用により、下肢深部静脈に貯留した血液が体内に循環したため、生体電気インピーダンス値も低下したと考えられる。このようなインピーダンス値の変化は健常者において起きるものであり、下肢深部静脈血栓症の発症の可能性は低いと考えられるためである。
【0055】
ここではΔBIが基準BI(30Ω)以上の場合をレベル0として、発症の確立は低いものとする。基準BI(30Ω)以下の場合をレベル1、基準BIの2/3の値(20Ω)以下でレベル2とし、基準BIの1/3の値(10Ω)以下をレベル3とする。つまりレベルが上がる毎に、発症の可能性が高いことを意味する。前述したように女性や高齢者、下肢深部静脈血栓症に関与する要因の適合度合いが高い被験者は基準BIが高くなるために、その値を超え難く、測定結果が同じΔBIであっても判定レベルは高くなり、発症の可能性を示すレベルも上昇する。
【0056】
表示装置4には、判定された結果であるレベルを表示する(ステップS18)。
【0057】
更に、下肢深部静脈血栓症の予防に関するアドバイスも表示される(ステップS19)。このアドバイスとしては、次のような項目が表示される。
・適度に水分摂取をしましょう
・飲酒は避けましょう
・足の位置を頻繁に変えましょう
・足のストレッチ、マッサージを行いましょう
・キツメのベルト、ガードル、ストッキングは避け、ゆったりした服装にしましょう
【0058】
ここで判定結果及びアドバイスを用紙に印刷することができる。印刷スイッチ5fが押された場合には(ステップS20)、印刷装置6は印刷を行い印刷された用紙を排出する(ステップS21)。
【0059】
印刷終了後、あるいは印刷スイッチ5fが押されない場合には一定時間経過後に表示装置4の表示も消えて全ての動作は終了となり、電源もオフとなる。
【0060】
以上、本発明の第一実施例として、ここでは姿勢の変化前後における生体電気インピーダンス値の変化から体質の判定を行ったが、姿勢変化後のみの一回の生体電気インピーダンス値の測定から判定することも可能である。その場合には、一定時間の下肢動作拘束後、筋ポンプ作用が得られる動作を実施した後に生体電気インピーダンスの測定を行い、その値と一般健常者における同値を基準値として比較することにより判定を行うことが可能である。
【0061】
次に本発明の第二実施例として、上述したように、生体電気インピーダンスの傾きから血液の移動及び貯留能力に基づく深部静脈血栓症に関する体質の判定を行う装置について説明する。
【0062】
図6は図1に示した姿勢変化における生体電気インピーダンスの変化を用いて判定する原理を説明する図である。
【0063】
最初の横臥位期間における生体電気インピーダンスの傾きをθ1、この期間における最初の時点(A1)に測定された生体電気インピーダンス値ZA1、この期間における最後の時点(B1)に測定された生体電気インピーダンス値をZB1とし、A1からB1までに要した時間をT1とすると、
θ1=(ZB1−ZA1)/T1 ・・・(2)
【0064】
同様に、次の立位期間における生体電気インピーダンスの傾きをθ2、この期間における最初の時点(A2)に測定された生体電気インピーダンス値ZA2、この期間における最後の時点(B2)に測定された生体電気インピーダンス値をZB2とし、A2からB2までに要した時間をT2とすると、
θ2=(ZA2−ZB2)/T2 ・・・(3)
【0065】
同様に、最後の横臥位期間における生体電気インピーダンスの傾きをθ3、この期間における最初の時点(A3)に測定された生体電気インピーダンス値Z 、この期間における最後の時点(B3)に測定された生体電気インピーダンス値をZB3とし、A3からB3までに要した時間をT3とすると、
θ3=(ZB3−ZA3)/T3 ・・・(4)
【0066】
このようにして求められるθ1、θ3は単位時間当たりの下肢から体幹部へ流れる体液量を表し、逆にθ2は単位時間当たりの体幹部から下肢へ流れる体液量を表している。θ1、θ3の値が大きい被験者は下肢に体液が溜まり難い体質、すなわち血液が溜まり難い体質であると言え、逆にθ2の値が大きい被験者は下肢に体液が溜まり易い体質、すなわち深部静脈血栓症の発症の可能性は高いと言える。
【0067】
このような原理に基づき、第二実施例では生体電気インピーダンスを測定し、その変化の傾き加減によって判定を行う。
【0068】
この第二実施例における判定装置外観図は第一実施例に示した図2において、座席部を被験者が横臥位をとれるものに変えればよく、ブロック図も図3と同様であるのでここでは図面を省略し、各部は第一実施例と同じ符号を用いて説明する。
【0069】
図7は本発明の第二実施例における動作のフローを示す図である。ステップS51からS58までは、第一実施例におけるステップS1からS8までと同一であるため説明を省略する。
【0070】
被験者は測定クリップ7a、7bの装着が完了したら、決定/終了スイッチ5eを押す(ステップS59)。
【0071】
ここで表示装置4には、「安静状態で横たわったまま、足を動かさないで下さい」と表示され、時計装置25が稼動し、一定時間の計測を開始する。ここでは5分間の計時を行う(ステップS60)。その後、被験者の生体電気インピーダンスの測定を開始する(ステップS61)。算出された生体電気インピーダンス値は記憶装置24に記憶される(ステップS62)。
【0072】
ここで5分間が経過したかのチェックを行い(ステップS63)、経過していない場合にはステップS61に戻り、生体電気インピーダンスの測定を続けることとなる。被験者は立位または座位から横臥位に体勢が変化したため、この間、下肢に溜まっていた血液を含む体液は体幹部へ移動する。そのため測定される両足間の生体電気インピーダンス値は、図1の左側に示す曲線の如く徐々に上昇していく。これは血液はナトリウムイオン(Na)、カリウムイオン(K)といった電解質を多く含む成分なので電流が流れやすい性質であるが、この血液量が減れば、当然その部位のインピーダンス値は上昇する。
【0073】
ステップS63で5分間が経過した場合には、被験者に立ち上がるよう指示する表示が表示装置4に表示される(ステップS64)。ここで被験者は立位になり、決定/終了スイッチ5eを押す(ステップS65)。
【0074】
ここで表示装置4には、「その場に立ったまま、足を動かさないで下さい」と表示され、時計装置25が稼動し、再度、一定時間の計測を開始する。ここでは5分間の計時を行う(ステップS66)。その後、被験者の生体電気インピーダンスの測定を開始する(ステップS67)。算出された生体電気インピーダンス値は記憶装置24に記憶される(ステップS68)。
【0075】
ここで5分間が経過したかのチェックを行い(ステップS69)、経過していない場合にはステップS67に戻り、生体電気インピーダンスの測定を続けることとなる。被験者は横臥位から立位に体勢が変化したため、全身に循環していた血液を含む体液は下肢に溜まってくる。そのため測定される両足間の生体電気インピーダンス値は、図1の真中に示す曲線の如く徐々に下降していく。始めは急激に減少し、貯留能力の限界に近づいてくると緩やかな低下となる。
【0076】
ステップS69で5分間が経過した場合には、被験者に横たわるように指示する表示が表示装置4に表示される(ステップS70)。ここで被験者は横臥位になり、決定/終了スイッチ5eを押す(ステップS71)。
【0077】
ここで表示装置4には、「安静状態で横たわったまま、足を動かさないで下さい」と表示され、時計装置25が稼動し、一定時間の計測を開始する。ここでは5分間の計時を行う(ステップS72)。その後、被験者の生体電気インピーダンスの測定を開始する(ステップS73)。算出された生体電気インピーダンス値は記憶装置24に記憶される(ステップS74)。
【0078】
ここで5分間が経過したかのチェックを行い(ステップS75)、経過していない場合にはステップS74に戻り、生体電気インピーダンスの測定を続けることとなる。被験者は立位から横臥位に体勢が変化したため、この間、下肢に溜まっていた血液を含む体液は、再度、体幹部へ移動する。そのため測定される両足間の生体電気インピーダンス値は、図1の右側に示す曲線の如く徐々に上昇していく。
【0079】
ステップS75で5分間が経過した場合には、生体電気インピーダンスの測定は終了し演算を行う(ステップS76)。
【0080】
ここでの演算は上述したように、各体勢期間における単位時間当たりの生体電気インピーダンスの傾き求める。各体勢期間の最初に測定された生体電気インピーダンス値(ZA1,ZA2,ZA3)と最後に測定された生体電気インピーダンス値(ZB1,ZB2,ZB3)と測定時間(T1,T2,T3)から、上述の式(2)〜(4)を用いてθ1、θ2、θ3を算出する。
【0081】
ここで算出されたθ1、θ2、θ3とそれぞれに対応した記憶装置24に記憶されている基準値とを比較することで被験者の深部静脈血栓症にかかり易い体質であるかを判定する。ここでそれぞれに対応した基準値とは、各体勢期間での一般健常者における単位時間当たりのインピーダンスの傾きである。この基準値も第一実施例と同様に、性別や年齢、下肢深部静脈血栓症に関与する要因の適合状況に応じて変更されるものであり、記憶装置24には体勢期間毎に複数個記憶されている。
【0082】
ここで算出されたθ1、θ3が基準値より低い場合、θ2が基準値より大きな場合には下肢の貯留能力が高いため、深部静脈血栓症にかかりやすい体質であると言える。従って、θ1、θ3は基準値以下に収まっているか、θ2は基準値以上であるかの3つのインピーダンスの傾き比較でクリア状態を判断し、全てがクリアしている場合をレベル0とし、1つが不適合の場合をレベル1、2つが不適合の場合をレベル2、3つ全てが不適合の場合をレベル3とする。
【0083】
表示装置4には、判定された結果であるレベルを表示する(ステップS77)。
【0084】
更に、下肢深部静脈血栓症の予防に関するアドバイスも表示される(ステップS78)。このアドバイスとしては、第一実施例に示したため、ここでは省略する。
【0085】
ここで判定結果及びアドバイスを用紙に印刷することができる。印刷スイッチ5fが押された場合には(ステップS79)、印刷装置6は印刷を行い印刷された用紙を排出する(ステップS80)。
【0086】
印刷終了後、あるいは印刷スイッチ5fが押されない場合には一定時間経過後に表示装置4の表示も消えて全ての動作は終了となり、電源もオフとなる。
【0087】
以上、本発明の実施例を示したが、第一実施例の説明で示した生体電気インピーダンスの基準値(基準BI)は一例であり、性別や年齢の他に体脂肪率やBMI(体格指数)といった個人身体情報に基づいて、基準BIの値を適宜変更することは可能である。これは、脂肪の多い太り気味の被験者は一般的に筋肉量が少なく、そのために筋ポンプ作用を起こす能力も低いためである。
【0088】
また、基準値は記憶装置に複数記憶する形態としたが、入力された個人身体情報に応じて、一つの基準値を補正することで判定を行う形態としてもよいし、あるいは基準値を変更するのではなく、生体電気インピーダンスの測定値を補正して、補正された生体電気インピーダンス値と基準値とを比較することで体質の判定を行う形態としても同様の効果が得られる。
【0089】
また、ここでは測定前の足の動作拘束時間を5分間としたが、拘束時間を長くすることで、より血液が下肢に貯留する状態とでき、下肢の深部静脈血栓症にかかり易い体質かの判定を更に正確に行うことが可能である。しかし長時間の下肢の拘束により実際に血栓が生じては被験者の身体に対して良くないため、被験者の疲労や苦痛、利便性を考慮して適当な時間を設定する。
【0090】
また、ここでは生体電気インピーダンスの測定として、足首に取り付ける測定クリップに電極を備えた構成を示したが、電極を足首近辺の皮膚に直接貼り付ける形態の貼り付け電極でもよく、あるいは足の裏に接触する電極を測定装置の足が置かれる面に設けて生体電気インピーダンスの測定を行う構成としてもよい。
【0091】
また、ここでは判定結果として下肢の深部静脈血栓症にかかり易い体質をレベルで表したが、これに限らず、%で表したり、「正常」、「注意」、「要注意」といった言葉で判定結果を表す構成としてもよい。
【0092】
更に、第一実施例における姿勢変化前の生体電気インピーダンス測定を行うまでの待機時間、第二実施例における横臥位の期間は被験者にとって煩わしいため、その間に生体電気インピーダンス値から演算可能な体脂肪率や体水分量、筋肉量といった体組成に関する指標を演算・表示する形態とすれば、被験者にとっては待ち時間を意識しない形態となり便利なものとなる。
【0093】
また、第一実施例に示した姿勢変化前後の生体電気インピーダンス値の差による判定と、第二実施例に示した体勢期間内の生体電気インピーダンスの傾きによる判定の両方を組み合わせ、2つの指標を用いて判定を行う装置とすれば、深部静脈血栓症にかかり易い体質であるかの判定を、より正確に行うことが可能となる。
【0094】
【発明の効果】
本発明の深部静脈血栓症判定装置であれば、被験者の生体電気インピーダンス値から下肢の深部静脈血栓症にかかり易い体質であるかを判定する構成であるので、被験者は簡単に自分の体質で認識することができる。
【0095】
また本発明の深部静脈血栓症判定装置は、姿勢変化前後の生体電気インピーダンスを測定して、その変化から深部静脈血栓症になり易い体質であるかを判定するので、血栓の発生に影響する被験者の筋ポンプ作用に基づいた血流の動きを確実に起こした時点での判定となり、下肢の深部静脈血栓症にかかり易い体質であるかの判定がより正確なものとなる。
【0096】
また本発明の深部静脈血栓症判定装置は、被験者が横臥位や立位に体勢を変化した後での単位時間当たりの生体電気インピーダンスの傾きを求め、その値から深部静脈血栓症になり易い体質であるかを判定するので、血栓の発生に影響する被験者の下肢における血液貯留能力に基づいた判定となり、下肢の深部静脈血栓症にかかり易い体質であるかの判定がより正確なものとなる。
【0097】
また本発明の深部静脈血栓症判定装置は、被験者の身体情報に基づいて、判定を行うための基準値を選択するので、下肢の深部静脈血栓症にかかり易い体質であるかの判定をより正確より正確に行うことが可能となる。
【0098】
また本発明の深部静脈血栓症判定装置は、下肢の深部静脈血栓症に関与すると言われる要因の適合度合いに基づいて判定を行うための基準値を変更するので、下肢の深部静脈血栓症にかかり易い体質であるかの判定をより正確に行うことが可能となる。
【0099】
また、本発明の深部静脈血栓症判定装置は、下肢の深部静脈血栓症の予防に関するアドバイスも行うので、被験者は予防法を知ることができ、発症を未然に防ぐことが可能となる。
【0100】
このような装置を例えば、空港のロビーに設置し、飛行機利用者が搭乗前に測定できる環境とすれば、自分が下肢の深部静脈血栓症にかかりやすい体質であるかを事前に解り、また、発症の予防方法に関する情報についても知ることができ、飛行中、飛行後の発症を防ぐことに役立つものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各体勢期間の生体電気インピーダンスの変化の特徴を示す図
【図2】本発明の第一実施例における判定装置の外観斜視図
【図3】本発明の第一実施例における判定装置のブロック図
【図4】本発明の第一実施例における判定装置の動作フロー図
【図5】本発明の第一実施例における判定装置の測定状態を示す図
【図6】本発明の第二実施例における判定装置の測定原理を説明する図
【図7】本発明の第二実施例における判定装置の動作フロー図
【符号の説明】
1 判定装置
2 座席部
3 操作ボックス
4 表示装置
5 入力装置
5a 電源スイッチ
5b 設定スイッチ
5c アップスイッチ
5d ダウンスイッチ
5e 決定/終了スイッチ
5f 印刷スイッチ
6 印刷装置
6a 排紙部
7a、7b 測定クリップ
8a、8b コード
9a、9b 電流供給電極
10a、10b 電圧測定電極
16a フック
20 電流供給部
21 電圧測定部
22 演算制御装置
24 記憶装置
25 時計装置
28 電源装置

Claims (6)

  1. 身体の両足に接触する電流供給電極と電圧測定電極とからなる複数の電極と、
    電流供給電極間に交流電流を供給する電流供給手段と、
    電圧測定電極間の電圧を測定する電圧測定手段と、
    供給した交流電流と測定した電圧から生体電気インピーダンス値を演算する演算手段と、
    基準値を記憶する記憶手段と、
    演算された生体電気インピーダンス値と記憶された基準値との比較に基づいて下肢の深部静脈血栓症に関する体質を判定する判定手段と、
    判定された結果を報知する報知手段とからなる深部静脈血栓症判定装置。
  2. 前記演算手段は、前記複数の電極と電流供給手段と電圧測定手段とを用いて生体電気インピーダンス値の演算を被験者の体勢の変化前と変化後の少なくとも2回行い、その測定された生体電気インピーダンス値の変化分を演算し、
    前記判定手段は演算された生体電気インピーダンス値の変化分と記憶手段に記憶された基準値との比較に基づいて下肢の深部静脈血栓症に関する体質の判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の深部静脈血栓症判定装置。
  3. 前記演算手段は、前記複数の電極と電流供給手段と電圧測定手段とを用いて被験者が同一の体勢を保ち続けた時間とその体勢期間内の生体電気インピーダンス値の変化分から単位時間当たりの生体電気インピーダンスの傾きを演算し、
    前記判定手段は演算された単位時間当たりの生体電気インピーダンスの傾きと記憶手段に記憶された基準値との比較に基づいて下肢の深部静脈血栓症に関する体質の判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の深部静脈血栓症判定装置。
  4. 更に被験者の身体に関する個人情報を入力する入力手段を備え、
    前記記憶手段は、個人情報に応じた複数の基準値を記憶し、
    前記判定手段は、入力された被験者の身体情報に基づいて記憶手段に記憶された判定に用いる基準値を選択することを特徴とする請求項2または3に記載の深部静脈血栓症判定装置。
  5. 更に下肢の深部静脈血栓症に関与する要因の適合度合いについて入力する入力手段を備え、
    前記判定手段は、入力された適合度合いに基づいて判定に用いる基準値を変更することを特徴とする請求項2または3に記載の深部静脈血栓症判定装置。
  6. 前記報知手段は、更に下肢の深部静脈血栓症の予防に関するアドバイスを行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の深部静脈血栓症判定装置。
JP2002047840A 2002-02-25 2002-02-25 深部静脈血栓症判定装置 Expired - Fee Related JP3943955B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002047840A JP3943955B2 (ja) 2002-02-25 2002-02-25 深部静脈血栓症判定装置
US10/369,508 US6980853B2 (en) 2002-02-25 2003-02-21 Deep-vein thrombosis determination apparatus
DE60304755T DE60304755T2 (de) 2002-02-25 2003-02-24 Vorrichtung zur Bestimmung von Thrombosen tiefliegender Venen
EP03003277A EP1338246B1 (en) 2002-02-25 2003-02-24 Deep-vein thrombosis determination apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002047840A JP3943955B2 (ja) 2002-02-25 2002-02-25 深部静脈血栓症判定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003245259A JP2003245259A (ja) 2003-09-02
JP3943955B2 true JP3943955B2 (ja) 2007-07-11

Family

ID=27655429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002047840A Expired - Fee Related JP3943955B2 (ja) 2002-02-25 2002-02-25 深部静脈血栓症判定装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6980853B2 (ja)
EP (1) EP1338246B1 (ja)
JP (1) JP3943955B2 (ja)
DE (1) DE60304755T2 (ja)

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AUPQ113799A0 (en) 1999-06-22 1999-07-15 University Of Queensland, The A method and device for measuring lymphoedema
AU2005228117A1 (en) * 2004-03-24 2005-10-13 Noninvasive Medical Technologies, Llc Thoracic impedance monitor and electrode array and method of use
CA2578106C (en) 2004-06-18 2015-09-01 The University Of Queensland Oedema detection
JP2011002462A (ja) * 2004-11-09 2011-01-06 Tanita Corp デジタル測定装置
US8103337B2 (en) 2004-11-26 2012-01-24 Impedimed Limited Weighted gradient method and system for diagnosing disease
EP1903937B1 (en) * 2005-06-29 2008-12-03 St Jude Medical AB Medical device for determining the posture of patient
JP5607300B2 (ja) 2005-07-01 2014-10-15 インぺディメッド リミテッド 対象上でインピーダンス測定を実行するための装置および方法
JP2008544777A (ja) 2005-07-01 2008-12-11 インぺディメッド リミテッド 監視システム
JP5161772B2 (ja) 2005-08-02 2013-03-13 インぺディメッド リミテッド インピーダンスパラメータ値
EP1948017B1 (en) 2005-10-11 2014-04-02 Impedimed Limited Hydration status monitoring
US20070255270A1 (en) * 2006-04-27 2007-11-01 Medtronic Vascular, Inc. Intraluminal guidance system using bioelectric impedance
WO2007137333A1 (en) 2006-05-30 2007-12-06 The University Of Queensland Impedance measurements
JP5069878B2 (ja) * 2006-07-19 2012-11-07 フクダ電子株式会社 静脈検査装置
JP5372768B2 (ja) 2006-11-30 2013-12-18 インぺディメッド リミテッド 測定装置
AU2008207332B2 (en) 2007-01-15 2013-05-23 Impedimed Limited Monitoring system
ES2537077T3 (es) 2007-03-30 2015-06-02 Impedimed Limited Protección activa para reducción de carga de señal resistiva y capacitiva con control ajustable de nivel de compensación
AU2008241356B2 (en) 2007-04-20 2013-10-03 Impedimed Limited Monitoring system and probe
US8836345B2 (en) 2007-11-05 2014-09-16 Impedimed Limited Impedance determination
MX2010005977A (es) * 2007-11-30 2011-04-07 Ziehm Imaging Gmbh Aparato y metodo para medir, registrar y transmitir indicadores de salud primarios.
US9204449B2 (en) * 2008-01-22 2015-12-01 Alcatel Lucent Method of assigning an idle state access terminal to a carrier in a multiple carrier wireless communication system based on load on control channel resources
AU2009214826B2 (en) * 2008-02-15 2014-12-18 Impedimed Limited Analysing impedance measurements
AU2008207672B2 (en) * 2008-02-15 2013-10-31 Impedimed Limited Impedance Analysis
WO2009108329A2 (en) * 2008-02-25 2009-09-03 Ziehm Medical Llc Apparatus for measuring, recording and transmitting electrocardiogram measurements
US20090264771A1 (en) * 2008-04-22 2009-10-22 Medtronic Vascular, Inc. Ultrasonic Based Characterization of Plaque in Chronic Total Occlusions
US20090270756A1 (en) * 2008-04-23 2009-10-29 Gamache Ronald W Determining physiological characteristics of animal
AU2009321478B2 (en) 2008-11-28 2014-01-23 Impedimed Limited Impedance measurement process
US9050016B2 (en) * 2009-02-10 2015-06-09 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. System for heart performance characterization and abnormality detection
US20100292591A1 (en) * 2009-05-14 2010-11-18 Rooke Thom W Venous measurement system
AU2010259071B2 (en) 2009-06-09 2014-07-24 Biosensors, Inc. Non-invasive monitoring of blood metabolite levels
JP5431110B2 (ja) * 2009-10-21 2014-03-05 知大 白石 血栓形成をモニタリングするためのシステム
CA2777797A1 (en) 2009-10-26 2011-05-05 Impedimed Limited Fluid level indicator determination
AU2010321683B2 (en) 2009-11-18 2014-06-26 Impedimed Limited Signal distribution for patient-electrode measurements
AU2010336012B2 (en) * 2009-12-21 2015-11-05 Impedimed Limited Analysing impedance measurements
US9289593B1 (en) 2011-10-11 2016-03-22 A-Hamid Hakki Endovascular electrode system for tissue stimulation
JP5919742B2 (ja) * 2011-11-14 2016-05-18 セイコーエプソン株式会社 脈波信号処理装置、脈波測定装置およびプログラム
DE102013200806A1 (de) * 2013-01-18 2014-07-24 Anne Schardey System zur Früherkennung lebensbedrohlicher Zustände von Personen
US10448895B2 (en) 2013-03-11 2019-10-22 University Of Utah Research Foundation Sensor systems
EP3203909A4 (en) * 2014-10-17 2018-03-28 Epworth Research Institute A screening test for detection of deep vein thrombosis
CN108471986B (zh) 2016-01-21 2021-09-07 普莱西公司 用于使用身体部位的周长改变进行健康监测的装置、系统和方法
US9786148B2 (en) 2016-01-21 2017-10-10 Plethy, Inc. Devices, systems, and methods for health monitoring using circumferential changes of a body portion
WO2019075185A1 (en) 2017-10-11 2019-04-18 Plethy, Inc. DEVICES, SYSTEMS AND METHODS FOR ADAPTIVE HEALTH MONITORING USING BEHAVIORAL, PSYCHOLOGICAL AND PHYSIOLOGICAL CHANGES OF A BODY PART
US10842415B1 (en) 2019-10-25 2020-11-24 Plethy, Inc. Devices, systems, and methods for monitoring and assessing gait, stability, and/or balance of a user
KR20230054967A (ko) * 2021-10-18 2023-04-25 삼성전자주식회사 전자 장치 및 신체 임피던스 측정 방법

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4314563A (en) 1970-09-24 1982-02-09 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The Veterans Administration Apparatus for measuring relative changes in blood volume in a portion of an animal body to detect a venous occlusion
US3871359A (en) 1973-06-25 1975-03-18 Interscience Technology Corp Impedance measuring system
FI106529B (fi) * 1995-05-26 2001-02-28 Instrumentarium Oy Menetelmä potilaan hengityksen tarkkailemiseksi
US20010044588A1 (en) 1996-02-22 2001-11-22 Mault James R. Monitoring system
US5991654A (en) 1997-06-06 1999-11-23 Kci New Technologies, Inc. Apparatus and method for detecting deep vein thrombosis
US6122544A (en) * 1998-05-01 2000-09-19 Organ; Leslie William Electrical impedance method and apparatus for detecting and diagnosing diseases
US6963772B2 (en) * 2002-04-17 2005-11-08 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University User-retainable temperature and impedance monitoring methods and devices

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003245259A (ja) 2003-09-02
EP1338246B1 (en) 2006-04-26
US6980853B2 (en) 2005-12-27
US20030163061A1 (en) 2003-08-28
EP1338246A1 (en) 2003-08-27
DE60304755T2 (de) 2007-04-26
DE60304755D1 (de) 2006-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3943955B2 (ja) 深部静脈血栓症判定装置
AU757258B2 (en) Health condition judging/displaying device
JP6235535B2 (ja) 透析患者の断片的生体インピーダンスを測定するデバイスおよび方法
JP3792547B2 (ja) 生体測定装置
KR101649000B1 (ko) 혈관 건강 평가 방법 및 장치
JP4732527B2 (ja) 呼吸判定装置
JP3866943B2 (ja) 体重管理装置
US20040059242A1 (en) Body composition measurement method and apparatus
JP2002306439A (ja) 内臓脂肪測定装置
KR20030081188A (ko) 신체조성 측정장치
US20170042448A1 (en) Method and apparatus for estimating the fluid content of part of the body of a subject
JP2002345774A (ja) 測定者判定機能を備えた生体測定装置
JP4071979B2 (ja) 立位型身体組成測定装置
JP4393492B2 (ja) 立位型身体組成測定装置
JP4369855B2 (ja) 柔軟運動用器具
JP3844421B2 (ja) むくみ測定装置
JP4377611B2 (ja) 健脚判定装置
JP2009050539A (ja) 生体測定装置
JP6709462B2 (ja) 行動体力評価装置、行動体力評価装置の作動方法及びプログラム
Popa et al. The measurement of body composition by ioelectrical impedance
JP2008036449A (ja) 内臓脂肪測定装置
Zweers et al. Duration 15 minutes

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140413

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees