JP3943447B2 - データ送信装置、データ受信装置、データ符号化方法、及びデータ復号化方法、 - Google Patents

データ送信装置、データ受信装置、データ符号化方法、及びデータ復号化方法、 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタルデータを符号化して送信するデータ送信装置、符号化された信号を受信し元のディジタルデータに復号するデータ受信装置、ディジタルデータを伝送する際のデータ符号化方法、及びデータ復号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタルデータを符号化して伝送する従来のデータ伝送システムとして、たとえば、伝送するディジタルデータを、一定の単位周期であるシンボルタイミング毎に上記ディジタルデータに割り当てたシンボル値に相当する電気信号や光信号の信号レベル(電圧値や強度など)に変換して伝送するものがある。電気信号の電圧値を信号レベルとしてデータ通信を行うようなデータ伝送システムの場合、データ受信装置側で、受信した伝送路信号よりシンボルタイミングを再生する必要があるが、このときデータ受信装置側におけるシンボルタイミングの再生を容易とするために、データ送信装置側でクロック成分を足しこんだ符号化を行うことが行われている。
【0003】
図18は、データ送信装置側でクロック成分を足しこんだ符号化を行う従来のデータ伝送システムの構成を示す図である。図において、5000はデータ送信装置、7000はデータ受信装置、6000は伝送路である。また、5100はシリアル/パラレル(S/P)変換器、5200は多値マッピング部5210,及びクロック成分多重部5220からなる符号化部、5300はディジタル/アナログ(D/A)変換器、5400は伝送路信号送信部である。また、7100は伝送路信号受信部、7200アナログ/ディジタル(A/D)変換器、7300は逆マッピング部、7400はパラレル/シリアル(P/S)変換器である。
【0004】
次に、この従来のデータ伝送システムの動作について説明する。S/P変換器5100に入力されたシリアルデータは2bitパラレルデータに変換され、符号化部5200に出力される。多値マッピング部5210は一定の単位周期であるシンボルタイミング毎に2bitデータに割り当てたシンボルに相当する信号レベルに変換して出力する。ここで、多値マッピング部5210は、1つ前のシンボルタイミングに出力した信号レベル値と送信するディジタルデータに基づいて、1つ前のシンボルタイミングとの差分が送信するディジタルデータを一意に示す値となるように、現シンボルタイミングで送信する信号レベルを決定する。クロック成分多重部5220は多値マッピング部5210が出力する信号に、所定のクロック成分量と、該所定のクロック成分量にマイナス1をかけた値とを交互に足しこみ、D/A変換器5300に送出する。D/A変換器5300は受け取った信号をアナログの電圧信号に変換し、伝送路信号送信部5400に送出する。伝送路信号送信部5400はD/A変換器5300より受け取った電圧信号を伝送路6000に送出できるようなスペクトルを持つ電圧信号に波形整形を行い、伝送路6000に送出する。
【0005】
データ受信装置7000の伝送路信号受信部7100は伝送路6000より受信した電圧信号から信号帯域以外のノイズを除去するような波形整形を行う。シンボルタイミング再生部7500は、伝送路信号受信部7100からの電圧信号より、極大値,極小値をシンボルタイミングとするタイミングを再生する。A/D変換器7200は、伝送路信号受信部7100からの電圧信号を、シンボルタイミング再生部7500が再生するシンボルタイミングでディジタル値にサンプリングして、逆マッピング部7300に出力する。逆マッピング部7300は1つ前のシンボルタイミングでサンプリングされたシンボル値と現シンボル値との差分を検出し、該差分によって一意に示される元のディジタルデータを、P/S変換器7400に送出する。ここで、各シンボルタイミングでサンプリングされるディジタル値は、所定のクロック成分と該クロック成分にマイナス1をかけた値とが交互に足しこまれたものであるので、受信装置側で1つ前のシンボルタイミングでサンプリングされたシンボル値と現シンボル値との差分を求めるためには、データ送信装置で足しこまれる所定のクロック成分の量がデータ受信装置側でわかっている必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来のデータ伝送装置においては、受信機側で復号化する際に1つ前のシンボルタイミングの信号レベルと現シンボルタイミングの信号レベルとの差分値に応じてディジタルデータを復号化するため、データ送信装置で符号化時に足しこむクロック成分の量の情報をデータ受信装置が持っている必要があり、伝送路の状態に応じて変化する通信状態に応じて符号化時に足しこむクロック成分の量を動的に変化させることを容易に行うことができない、という問題があった。
【0007】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、伝送路の状態に応じて変化する通信状態に応じて符号化時に足しこむクロック成分の量を動的に変化させることを容易とできる、データ送信装置、データ受信装置、データ符号化方法、及びデータ復号化方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明(請求項1)は、ディジタルデータである伝送情報を、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに上記ディジタルデータに割り当てたシンボル値に相当する信号レベルに変換して出力する符号化手段と、該符号化手段が順次出力する信号レベルに所定のクロック成分量、及び該クロック成分量にマイナス1をかけた値を交互に足しこむクロック成分多重化手段と、を有するデータ送信装置において、前記符号化手段が、2n(nは1以上の整数)シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて出力した信号レベルと、信号レベルに変換する伝送情報のディジタルデータの値とに基づいて、シンボル値に相当する信号レベルを決定する、ものである。
【0009】
また、本発明(請求項2)は、請求項1記載のデータ送信装置において、前記符号化手段が、前記伝送情報を2ビットごとに1つのシンボル値に相当する信号レベルに変換する、ものである。
【0010】
また、本発明(請求項3)は、請求項1または請求項2に記載のデータ送信装置において、前記符号化手段が、伝送情報の変換後の信号レベルと2nシンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて出力した信号レベルとの差分が、該伝送情報のディジタルデータの値を一意に示すように、該伝送情報の変換後の信号レベルを決定する、ものである。
【0011】
また、本発明(請求項4)は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のデータ送信装置において、前記クロック成分量を通信状態に応じて動的に変更するクロック成分量調整手段を備えた、ものである。
【0012】
また、本発明(請求項5)は、ディジタルデータである伝送情報を、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに上記ディジタルデータに割り当てたシンボル値に相当する信号レベルに変換した信号を含む伝送信号を受信するデータ受信装置において、受信した伝送信号から、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに信号レベルを検出する信号レベル検出手段と、2n(nは1以上の整数)シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて検出した信号レベルを記憶する信号レベル記憶手段と、前記信号レベル記憶手段が記憶する信号レベルと前記信号レベル検出手段によって検出された信号レベルに基づき伝送情報を再生する伝送情報再生手段とを備えた、ものである。
【0013】
また、本発明(請求項6)は、ディジタルデータである伝送情報を、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに上記ディジタルデータに割り当てたシンボル値に相当する信号レベルに変換する符号化ステップと、該変換後の信号レベルに所定のクロック成分量、及び該クロック成分量にマイナス1をかけた値を交互に足しこむクロック成分多重化ステップと、を含むデータ符号化方法において、前記符号化ステップにおいて、2n(nは1以上の整数)シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて出力した信号レベルと、信号レベルに変換する伝送情報のディジタルデータの値に応じて、シンボル値に相当する信号レベルを決定する、ものである。
【0014】
また、本発明(請求項7)は、請求項6記載のデータ符号化方法において、前記符号化ステップにおいて、前記伝送情報を2ビットごとに1つのシンボル値に相当する信号レベルに変換する、ものである。
【0015】
また、本発明(請求項8)は、請求項6または請求項7に記載のデータ符号化方法において、前記符号化ステップにおいて、伝送情報の変換後の信号レベルと2nシンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて出力した信号レベルとの差分が、該伝送情報のディジタルデータの値を一意に示すように、該伝送情報の変換後の信号レベルを決定する、ものである。
【0016】
また、本発明(請求項9)は、ディジタルデータである伝送情報を、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに上記ディジタルデータに割り当てたシンボル値に相当する信号レベルに変換した信号を復号化するデータ復号化方法において、現シンボルタイミングで検出した信号レベルと、2n(nは1以上の整数)シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて検出した信号レベルの差分値に基づいて、現シンボルタイミングで検出した信号レベルを対応する伝送信号に復号する、ものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態1によるデータ送信装置およびデータ受信装置を用いて構成されたデータ伝送システムを示す図であり、図において1000はデータ送信装置、3000はデータ受信装置、2000,2100は伝送路である。
また、1100はシリアル/パラレル(S/P)変換器、1200は多値マッピング部、1300はクロック成分多重部、1400はクロック成分量調整手段、1500はディジタル/アナログ(D/A)変換器、1600は伝送路信号送信部、1700はトレーニングパターン発生部である。また、3100は伝送路信号受信部、3200アナログ/ディジタル(A/D)変換器、3300は逆マッピング部、3400はパラレル/シリアル(P/S)変換器、3500はシンボルタイミング再生部である。
【0018】
図2は多値マッピング部1200の構成を示す図である。図において、1210はマッピングテーブル、1220は多値マッピング処理部、1230は2シンボルタイミング前のシンボル値を保持する2シンボル前シンボル値保持部である。
【0019】
図5はクロック成分多重部1300の構成を示す図である。図において、1320はクロック成分量調整手段1400が出力するクロック成分に−1を乗算する負乗算器、1330はクロック成分量調整手段1400が出力するクロック成分に1を乗算する正乗算器、1340は負乗算器1320の出力と正乗算器1330の出力をシンボルタイミング毎に交互に切り替えて出力するスイッチ、1310は多値マッピング部1200から入力されるシンボル値と、スイッチ1340が選択した乗算器の出力とを加算する加算器である。
【0020】
また、図6は、データ受信装置3000の逆マッピング部3300の構成を示す図である。図において、3330は逆マッピングテーブル、3320は逆マッピング処理部、3310は2シンボルタイミング前に入力されたシンボル値を保持する2シンボル前シンボル値保持部、3340は現シンボルタイミングのシンボル値と2シンボルタイミング前に入力されたシンボル値との差分値を求める減算器である。
【0021】
以上のように構成されたデータ伝送システムについて以下、その動作を述べる。
本実施の形態によるデータ伝送システムでは、まずデータの伝送に先立って、データ受信装置3000の逆マッピング部3300内にある逆マッピングテーブル3330の閾値T1,T2,…,T6を、トレーニングモードによって設定する初期化動作を行なう。
【0022】
以下トレーニングモード動作について説明する。
トレーニングモードでは、トレーニングパターン発生部1700は+300にクロック成分量調整手段1400が出力する値αを足した+300+αと、−300にクロック成分量調整手段1400が出力する値αを引いた−300−αを交互にD/A変換器1500に送出する。この+300+α、−300−αを繰り返す信号を正弦波信号と呼ぶ。図8はこのときのトレーニングパターン発生部1700の出力を示す図である。図8では、クロック成分量調整手段1400が出力するクロック成分量αが400であるときの例を示している。D/A変換器1500は受け取った正弦波信号をアナログの電圧信号に変換し、伝送路信号送信部1600に送出する。図9はこのときのD/A変換器1500の出力を示す図である。伝送路信号送信部1600はD/A変換器1500より受け取った電圧信号を伝送路2000に送出できるようなスペクトルを持つ電圧信号に波形整形を行い、伝送路2000に送出する。図10はこのときの伝送路信号送信部1600の出力を示す図である。データ受信装置3000の伝送路信号受信部3100は伝送路2000より受信した電圧信号から信号帯域以外のノイズを除去するような波形整形を行う。シンボルタイミング再生部3500は、伝送路信号受信部3100からの電圧信号より、極大値,極小値をシンボルタイミングとするタイミングを再生する。
【0023】
トレーニングパターン発生部1700は、データ受信装置3000の伝送路信号送信部3600,伝送路2100,データ送信装置1000の伝送路信号受信部1800を介して、シンボルタイミング再生部3500によるシンボルタイミングの再生を認知すると、所定の正弦波信号終了パターンを送出した後、−100+α、−300−α、−300+α、+100−α、+300+α、+300−α、−100+α、−300−αの8個の値がこの順序で並んだトレーニング信号を、例えば10000回繰り返しD/A変換器1500に送出する。この信号をトレーニング信号と呼ぶ。図11はこのときのトレーニングパターン発生部1700の出力を示す図、図12はこのときのD/A変換器1500の出力を示す図、図13はこのときの伝送路信号送信部1600の出力を示す図である。その後、トレーニングパターン発生部1700は所定のトレーニング信号終了パターンをD/A変換器1500に送出し、トレーニングモードを終える。トレーニング信号は上述の正弦波信号と同様、伝送路2000を介してデータ受信装置3000に伝送される。データ受信装置3000の伝送路信号受信部3100は受信したトレーニング信号を、A/D変換器3200に対し電圧信号として与える。A/D変換器3200は、伝送路信号受信部3100からの電圧信号を、シンボルタイミング再生部3500が再生するシンボルタイミングでディジタル値にサンプリングして、逆マッピング部3300に出力する。
【0024】
図6において、逆マッピング部3300の2シンボル前シンボル値保持部3310には2シンボルタイミング前のシンボル値が保持される。逆マッピング処理部3320は、データ送信装置1000のD/A変換器1500より送出されたディジタル値の2シンボルタイミング間の差分±600、±400、±200、±0に対するA/D変換器3200からのディジタル値の差分をトレーニング信号から計算し、図7に示す逆マッピングテーブルの閾値T1からT6の値を初期化し、その後、トレーニングモード終了パターンを受けることで、トレーニングモードを終了する。なお、トレーニング信号のパターンは上記に示すものに限られるものではなく、2シンボルタイミング間の差分±600、±400、±200、±0に対するディジタル値の差分を伝えることができるものであれば、いかなるパターンの信号であってもよい。
【0025】
次に、通常動作について説明する。
データ送信装置1000はシリアルデータを電圧信号に変換して伝送路2000に送信する。
S/P変換器1100は送信すべきシリアルデータを2bitのパラレルデータに変換し、多値マッピング部1200にデータを送る。多値マッピング部1200はS/P変換器1100より2bitのパラレルデータを受け取り、受け取ったデータに対応するシンボルを−300,−100,+100,+300の4種類のシンボルより選択し、クロック成分多重部1300に送る。
【0026】
ここで、多値マッピング部1200がどのように受け取ったデータに対応するシンボルを選択するかを説明する。多値マッピング部1200は、図2に示すように、マッピングテーブル1210、多値マッピング処理部1220、2シンボル前シンボル値保持部1230から構成される。多値マッピング処理部1200はS/P変換器1100から2bitパラレルデータを受け取り、2シンボル前シンボル値保持部1230より2シンボルタイミング前に出力したシンボル値を受け取り、マッピングテーブル1210を参照して、2bitパラレルデータと2シンボルタイミング前に出力したシンボル値の両データに対応するシンボル値を選択してクロック成分多重部1300に送出する。
【0027】
図3にマッピングテーブルの例を示す。
例えばS/P変換部1100より2bitパラレルデータ“01”が届いた場合、2シンボル前シンボル値保持部1230に保持された値が+300であれば、多値マッピング処理部1220は−300をクロック成分多重部1300に送出する。同様に2シンボル前シンボル値保持部1230に+100が保持されている場合は+300を、−100が保持されている場合は+100を、−300が保持されている場合は−100を送出する。S/P変換器1100より2bitパラレルデータ“00”, “10”, “11”が届いた場合も同様に、マッピングテーブル1210を参照して送出するシンボル値を決定し、クロック成分多重部1300に送出する。
【0028】
図14は通常動作時における多値マッピング部の出力の例を示す図である。図14では、シンボルタイミングt3に届いた2bitパラレルデータ“10”に対し、このシンボルタイミングよりも2シンボルタイミング前のシンボルタイミングt1に出力したシンボル値が+300であるので+100を送出し、シンボルタイミングt4に届いた2bitパラレルデータ“11”に対し、このシンボルタイミングよりも2シンボルタイミング前のシンボルタイミングt2に出力したシンボル値が+100であるので−300を送出し、シンボルタイミングt5に届いた2bitパラレルデータ“10”に対し、このシンボルタイミングよりも2シンボルタイミング前のシンボルタイミングt3に出力したシンボル値が+100であるので−100を送出し、シンボルタイミングt6に届いた2bitパラレルデータ“00”に対し、このシンボルタイミングよりも2シンボルタイミング前のシンボルタイミングt4に出力したシンボル値が−300であるので−300を送出している。
【0029】
図3に示したマッピングテーブル1210にしたがって2bitパラレルデータのシンボル値へのマッピングを行うと、2bitパラレルデータは図4に示すように2シンボルタイミング前にマッピングしたシンボル値との差分にマッピングされることになる。すなわち、2bitパラレルデータ“00”は2シンボルタイミング前にマッピングしたシンボル値と必ず同じ値を取るようにマッピングされ、2bitパラレルデータ“01”は2シンボルタイミング前にマッピングされたシンボル値との差分が+200か−600かどちらかの値になるようなシンボル値にマッピングされる。また、2bitパラレルデータ“10”は2シンボルタイミング前にマッピングされたシンボル値との差分が+600か−200かどちらかの値になるようなシンボル値にマッピングされ、2bitパラレルデータ“11”は2シンボルタイミング前にマッピングされたシンボル値との差分が+400か−400かどちらかの値になるようなシンボル値にマッピングされる。ここで“00”,“01”,“10”,“11”のどの2bitパラレルデータにおいても、取り得るシンボル値が2つ以上あることがないようにマッピングされる。
【0030】
次にクロック成分多重部1300の動作について図5を用いて説明する。
クロック成分多重部1300は、スイッチ1340をシンボルタイミング毎に切り替えることにより、多値マッピング部1200から受け取ったシンボル値にクロック成分量調整手段1400から受け取った調整量αを乗算器1330を介してそのまま足してD/A変換器1500に出力するシンボルタイミングと、多値マッピング部1200から受け取ったシンボル値にクロック成分量調整手段1400から受け取った調整量αを乗算器1320により−1倍した値を加えてD/A変換器1500に出力するシンボルタイミングとを交互に取る。その結果、クロック成分多重部1300は+300+α、+100+α、−100+α、−300+αのシンボル値を出力するシンボルタイミングと、+300−α、+100−α、−100−α、−300−αのシンボル値を出力するシンボルタイミングとを交互に取ることになる。
【0031】
図15は、クロック成分量αが400であるときに、多値マッピング部1200から、図14に示す出力を受け取ったときのクロック成分多重部1300の出力を示す図である。
このようにしてクロック成分多重部1300は多値マッピング部1200から受け取ったシンボル値にクロック成分を多重化して、D/A変換器1500に送出する。
D/A変換器1500はクロック成分多重部1300より受け取ったクロック成分が多重化されたシンボル値を電圧値に変換して伝送路信号送信部1600に送出する。
【0032】
図16は、クロック成分多重部1300から、図15に示す出力を受け取ったときのD/A変換器1500の出力を示す図である。
伝送路信号送信部1600はD/A変換器1500より受け取った電圧信号の時間変化を伝送路2000に送出できるスペクトルに波形整形を行い、伝送路2000に送出する。
【0033】
図17は、D/A変換器1500から、図16に示す出力を受け取ったときの伝送路信号送信部1600の出力を示す図である。
以上のようにしてデータ送信装置1000は送信するシリアルデータを意味する電圧信号を伝送路2000に送出する。
【0034】
次にデータ受信装置3000の動作について説明する。データ受信装置3000は伝送路2000を通じて受信した電圧信号からデータ送信装置1000によって変換されたシリアルデータを取り出す。
図1に示すように、データ受信装置3000は、伝送路信号受信部3100、A/D変換器3200、逆マッピング部3300、P/S変換器3400、及びシンボルタイミング再生部3500を備えている。
【0035】
伝送路信号受信部3100は、伝送路2000を通じて電圧信号を受信し、ノイズを除去するなどの波形整形を行ってA/D変換器3200に送出する。A/D変換器3200は伝送路信号受信部3100より受け取った電圧信号をシンボルタイミング再生部3500が出力するタイミング信号が示すシンボルタイミング時にサンプリングすることで、シンボル値を取り出して逆マッピング部3300に送出する。
【0036】
逆マッピング部3300はA/D変換器3200より受け取ったシンボル値を2bitパラレルデータに復号し、P/S変換器3400に送出する。
【0037】
図6を用いて逆マッピング部3300の動作を説明する。
図6に示すように、逆マッピング部3300は2シンボル前シンボル値保持部3310と、2シンボル前シンボル値保持部3310が保持する値と現シンボル値との差分を検出する減算回路と、逆マッピングテーブル3330と、逆マッピング処理部3320とを備えている。2シンボル前シンボル値保持部3310では2シンボルタイミング前のシンボル値が保持される。逆マッピング処理部3320は、現シンボル値と2シンボル前シンボル値保持部3310に保持されている2シンボルタイミング前のシンボル値との差分から、逆マッピングテーブル3330を参照して、P/S変換器3400に送出する2bitパラレルデータを決定する。
【0038】
逆マッピングテーブルの例を図7に示す。現シンボル値と2シンボルタイミング前のシンボル値との差分によって、一意に2bitのパラレルデータが選択されるようなテーブルになっている。
P/S変換器3400は逆マッピング部3300より届いた2bitパラレルデータをシリアルデータに変換する。
以上のようにして、データ送信装置1000とデータ受信装置3000間でディジタルのシリアルデータを通信することができる。
【0039】
ここで、上述したように、データ送信装置1000のクロック成分多重部1300は、+300+α、+100+α、−100+α、−300+αのシンボル値を出力するシンボルタイミングと、+300−α、+100−α、−100−α、−300−αのシンボル値を出力するシンボルタイミングとを交互に取るので、逆マッピング処理部3320で、現シンボル値と2シンボル前シンボル値保持部3310に保持されている2シンボルタイミング前のシンボル値との差分を求めるときに、差分値がクロック成分量αの項を含まない値となる。即ち、データ受信装置3000は、データ送信装置1000で符号化時に足しこむクロック成分の量の情報を持っていなくても、データ送信装置1000からの伝送情報を再生することができる。従って、データ送信装置1000は、データ受信装置3000に通知することなく、符号化時に足しこむクロック成分の量を変化させることができ、伝送路の状態に応じて変化する通信状態に応じて符号化時に足しこむクロック成分の量を動的に変化させることを容易に行うことができる。
【0040】
例えば、シンボルタイミング再生部3500によって再生されたシンボルタイミングの精度が十分に得られない場合には、クロック成分多重量調整手段1400を用いてαの値を大きくすることにより、シンボルタイミング再生の精度を向上させることができ、また、シンボルタイミング再生の精度は十分であるが、A/D変換器3200の精度があまり高くないような場合には、クロック成分多重量調整手段1400を用いてαの値を小さくすることにより、A/D変換器の精度を実質的に向上させることができる。また、クロック成分多重量調整手段1400からの出力αを、信号の通信状態、伝送路の状態に応じて最適な値になるようにデータ受信装置3000から受信状態に関する情報をフィードバックして動的に変化させるようにしてもよい。
【0041】
このように本実施の形態では、データ送信装置の多値マッピング部が、2シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて出力した信号レベルと、信号レベルに変換する伝送情報のディジタルデータの値とに基づいて、シンボル値に相当する信号レベルを決定し、データ受信装置の逆マッピング部が、現シンボル値と2シンボルタイミング前のシンボル値との差分に基づいて伝送情報のディジタルデータの値を再生する構成としたから、データ受信装置が、データ送信装置で符号化時に足しこむクロック成分の量の情報を持っていなくても、データ送信装置からの伝送情報を再生することができ、データ送信装置1000が、伝送路の状態に応じて変化する通信状態に応じて符号化時に足しこむクロック成分の量を動的に変化させることを容易に行うことができるデータ伝送システムを実現できる。
【0042】
なお、上記実施の形態では、逆マッピングテーブル3330内の閾値T1〜T6をトレーニングモード動作で初期化しているが、初期化した値をデータ伝送システムの非動作時においても保持できる記憶手段に記憶しておくようにすれば、システムの起動時ごとにトレーニングモード動作を行なう必要がなく、システムの起動を高速に行なうことが可能である。
【0043】
また、逆マッピングテーブル3330内の閾値はトレーニングモード動作終了後においても受信するデータと閾値とのずれに基づいて動的に更新するような構成としてもよく、このような構成とすることにより、より信頼性の高いデータ伝送を実現できる。
【0044】
また、上記実施の形態では、データ送信装置の多値マッピング部が、2シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて出力した信号レベルと、信号レベルに変換する伝送情報のディジタルデータの値とに基づいて、シンボル値に相当する信号レベルを決定し、データ受信装置の逆マッピング部が、現シンボル値と2シンボルタイミング前のシンボル値との差分に基づいて伝送情報のディジタルデータの値を再生する構成としたが、データ送信装置の多値マッピング部が、2n(nは1以上の整数)シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて出力した信号レベルと、信号レベルに変換する伝送情報のディジタルデータの値とに基づいて、シンボル値に相当する信号レベルを決定し、データ受信装置の逆マッピング部が、現シンボル値と2n(nは1以上の整数)シンボルタイミング前のシンボル値との差分に基づいて伝送情報のディジタルデータの値を再生するようにすれば、データ受信装置の逆マッピング部で求める差分値がクロック成分量の項を含まない値となるので、上記実施の形態と同様の効果を奏するものである。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明(請求項1)によれば、ディジタルデータである伝送情報を、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに上記ディジタルデータに割り当てたシンボル値に相当する信号レベルに変換して出力する符号化手段と、該符号化手段が順次出力する信号レベルに所定のクロック成分量、及び該クロック成分量にマイナス1をかけた値を交互に足しこむクロック成分多重化手段と、を有するデータ送信装置において、前記符号化手段が、2n(nは1以上の整数)シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて出力した信号レベルと、信号レベルに変換する伝送情報のディジタルデータの値とに基づいて、シンボル値に相当する信号レベルを決定する、ものとしたから、データ送信装置で符号化時に足しこむクロック成分の量の情報をデータ受信装置が持っていなくても、データ受信装置側において上記伝送情報を再生することのできるデータ伝送システムを実現でき、伝送路の状態に応じて変化する通信状態に応じて符号化時に足しこむクロック成分の量を動的に変化させることを容易に行うことができるデータ伝送システムを実現できる効果がある。
【0046】
また、本発明(請求項5)は、ディジタルデータである伝送情報を、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに上記ディジタルデータに割り当てたシンボル値に相当する信号レベルに変換した信号を含む伝送信号を受信するデータ受信装置において、受信した伝送信号から、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに信号レベルを検出する信号レベル検出手段と、2n(nは1以上の整数)シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて検出した信号レベルを記憶する信号レベル記憶手段と、前記信号レベル記憶手段が記憶する信号レベルと前記信号レベル検出手段によって検出された信号レベルに基づき伝送情報を再生する伝送情報再生手段とを備えた、ものとしたから、データ送信装置で符号化時に足しこむクロック成分の量の情報をデータ受信装置が持っていなくても、データ受信装置側において上記伝送情報を再生することのできるデータ伝送システムを実現でき、伝送路の状態に応じて変化する通信状態に応じて符号化時に足しこむクロック成分の量を動的に変化させることを容易に行うことができるデータ伝送システムを実現できる効果がある。
【0047】
また、本発明(請求項6)は、ディジタルデータである伝送情報を、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに上記ディジタルデータに割り当てたシンボル値に相当する信号レベルに変換する符号化ステップと、該変換後の信号レベルに所定のクロック成分量、及び該クロック成分量にマイナス1をかけた値を交互に足しこむクロック成分多重化ステップと、を含むデータ符号化方法において、前記符号化ステップにおいて、2n(nは1以上の整数)シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて出力した信号レベルと、信号レベルに変換する伝送情報のディジタルデータの値に応じて、シンボル値に相当する信号レベルを決定する、ものとしたから、データ送信装置で符号化時に足しこむクロック成分の量の情報をデータ受信装置が持っていなくても、データ受信装置側において上記伝送情報を再生することのできるデータ伝送システムを実現でき、伝送路の状態に応じて変化する通信状態に応じて符号化時に足しこむクロック成分の量を動的に変化させることを容易に行うことができるデータ伝送システムを実現できる効果がある。
【0048】
また、本発明(請求項9)は、ディジタルデータである伝送情報を、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに上記ディジタルデータに割り当てたシンボル値に相当する信号レベルに変換した信号を復号化するデータ復号化方法において、現シンボルタイミングで検出した信号レベルと、2n(nは1以上の整数)シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて検出した信号レベルの差分値に基づいて、現シンボルタイミングで検出した信号レベルを対応する伝送信号に復号する、ものとしたから、データ送信装置で符号化時に足しこむクロック成分の量の情報をデータ受信装置が持っていなくても、データ受信装置側において上記伝送情報を再生することのできるデータ伝送システムを実現でき、伝送路の状態に応じて変化する通信状態に応じて符号化時に足しこむクロック成分の量を動的に変化させることを容易に行うことができるデータ伝送システムを実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるデータ送信装置、及びデータ受信装置からなるデータ伝送システムを示す図。
【図2】本発明の実施の形態によるデータ送信装置の多値マッピング部の構成を示す図。
【図3】本発明の実施の形態によるデータ送信装置の多値マッピング部が備えるマッピングテーブルの一例を示す図。
【図4】本発明の実施の形態によるデータ送信装置の多値マッピング部による多値マッピングを説明するための図。
【図5】本発明の実施の形態によるデータ送信装置のクロック成分多重部の構成を示す図。
【図6】本発明の実施の形態によるデータ受信装置の逆マッピング部の構成を示す図。
【図7】本発明の実施の形態によるデータ受信装置の逆マッピング部が備える逆マッピングテーブルの一例を示す図。
【図8】トレーニングモードの初期動作におけるトレーニングパターン発生部からの出力を示す図。
【図9】トレーニングモードの初期動作におけるD/A変換器からの出力を示す図。
【図10】トレーニングモードの初期動作における伝送路信号送信部からの出力を示す図。
【図11】トレーニング信号送出時におけるトレーニングパターン発生部からの出力を示す図。
【図12】トレーニング信号送出時におけるD/A変換器からの出力を示す図。
【図13】トレーニング信号送出時における伝送路信号送信部からの出力を示す図。
【図14】通常のデータ伝送動作時の多値マッピング部からの出力を示す図。
【図15】通常のデータ伝送動作時のクロック成分多重部からの出力を示す図。
【図16】通常のデータ伝送動作時のD/A変換器からの出力を示す図。
【図17】通常のデータ伝送動作時の伝送路信号送信部からの出力を示す図。
【図18】従来のデータ伝送システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1000 データ送信装置
1100 SP変換器
1200 多値マッピング部
1210 マッピングテーブル
1220 多値マッピング処理部
1230 2シンボル前シンボル値保持部
1300 クロック成分多重部
1310 加算器
1320,1330 乗算器
1340 スイッチ
1400 クロック成分量調整手段
1500 DA変換器
1600 伝送路信号送信部
1700 トレーニングパターン発生部
2000,2100 伝送路
3000 データ受信装置
3100 伝送路信号受信部
3200 AD変換器
3300 逆マッピング部
3310 2シンボル前シンボル値保持部
3320 逆マッピング処理部
3330 逆マッピングテーブル
3340 減算器
3400 PS変換器
3500 シンボルタイミング再生部

Claims (9)

  1. ディジタルデータである伝送情報を、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに上記ディジタルデータに割り当てたシンボル値に相当する信号レベルに変換して出力する符号化手段と、該符号化手段が順次出力する信号レベルに所定のクロック成分量、及び該クロック成分量にマイナス1をかけた値を交互に足しこむクロック成分多重化手段と、を有するデータ送信装置において、
    前記符号化手段は、2n(nは1以上の整数)シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて出力した信号レベルと、信号レベルに変換する伝送情報のディジタルデータの値とに基づいて、シンボル値に相当する信号レベルを決定する、
    ことを特徴とするデータ送信装置。
  2. 請求項1記載のデータ送信装置において、
    前記符号化手段は、前記伝送情報を2ビットごとに1つのシンボル値に相当する信号レベルに変換する、
    ことを特徴とするデータ送信装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のデータ送信装置において、
    前記符号化手段は、伝送情報の変換後の信号レベルと2nシンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて出力した信号レベルとの差分が、該伝送情報のディジタルデータの値を一意に示すように、該伝送情報の変換後の信号レベルを決定する、
    ことを特徴とするデータ送信装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のデータ送信装置において、
    前記クロック成分量を通信状態に応じて動的に変更するクロック成分量調整手段を備えた、
    ことを特徴とするデータ送信装置。
  5. ディジタルデータである伝送情報を、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに上記ディジタルデータに割り当てたシンボル値に相当する信号レベルに変換した信号を含む伝送信号を受信するデータ受信装置において、
    受信した伝送信号から、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに信号レベルを検出する信号レベル検出手段と、
    2n(nは1以上の整数)シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて検出した信号レベルを記憶する信号レベル記憶手段と、
    前記信号レベル記憶手段が記憶する信号レベルと前記信号レベル検出手段によって検出された信号レベルに基づき伝送情報を再生する伝送情報再生手段とを備えた、
    ことを特徴とするデータ受信装置。
  6. ディジタルデータである伝送情報を、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに上記ディジタルデータに割り当てたシンボル値に相当する信号レベルに変換する符号化ステップと、該変換後の信号レベルに所定のクロック成分量、及び該クロック成分量にマイナス1をかけた値を交互に足しこむクロック成分多重化ステップと、を含むデータ符号化方法において、
    前記符号化ステップにおいて、2n(nは1以上の整数)シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて出力した信号レベルと、信号レベルに変換する伝送情報のディジタルデータの値に応じて、シンボル値に相当する信号レベルを決定する、
    ことを特徴とするデータ符号化方法。
  7. 請求項6記載のデータ符号化方法において、
    前記符号化ステップにおいて、前記伝送情報を2ビットごとに1つのシンボル値に相当する信号レベルに変換する、
    ことを特徴とするデータ符号化方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載のデータ符号化方法において、
    前記符号化ステップにおいて、伝送情報の変換後の信号レベルと2nシンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて出力した信号レベルとの差分が、該伝送情報のディジタルデータの値を一意に示すように、該伝送情報の変換後の信号レベルを決定する、
    ことを特徴とするデータ符号化方法。
  9. ディジタルデータである伝送情報を、一定の単位周期であるシンボルタイミングごとに上記ディジタルデータに割り当てたシンボル値に相当する信号レベルに変換した信号を復号化するデータ復号化方法において、
    現シンボルタイミングで検出した信号レベルと、2n(nは1以上の整数)シンボルタイミング前のシンボルタイミングにおいて検出した信号レベルの差分値に基づいて、現シンボルタイミングで検出した信号レベルを対応する伝送信号に復号する、
    ことを特徴とするデータ復号化方法。
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