JP3943007B2 - 燃料電池システムの酸化剤圧力制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池自動車等に用いられる燃料電池システムの酸化剤圧力制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池自動車等に搭載される燃料電池には、固体高分子電解質膜の両側にアノードとカソードとを備え、アノードに燃料ガス(例えば水素ガス)を供給し、カソードに酸化剤ガス(例えば酸素あるいは空気)を供給して、これらガスの酸化還元反応にかかる化学エネルギを直接電気エネルギとして抽出するようにしたものがある。
【0003】
この種の燃料電池を用いた燃料電池システムとしては、燃料電池に供給される燃料ガスと酸化剤ガスとの圧力バランスを保つために、燃料ガスや酸化剤ガスの供給流路に圧力制御手段を設けたものがある(特許文献1参照)。
また、酸化剤ガスの流路の流路上であって燃料電池の下流の位置に背圧弁を設けて、背圧弁の開度をフィードバック制御により酸化剤ガスの圧力や流量を調整する技術が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−302603号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、燃料電池の発電電流値に基づいて酸化剤ガスの質量流量指令値を算出し、その質量流量指令値および圧力指令値に基づいて背圧弁のベース開度を決定する。さらに、圧力指令値と実測圧力値とが一致するようにフィードバック制御を行い、フィードバック制御による背圧弁の開度分をベース開度に加算して、背圧弁開度指令値を決定している。
しかしながら、燃料電池での発電電流は、酸化剤ガスの圧力や流量に加えて、酸化剤ガスの温度にも依存する。酸化剤ガスの温度は流路の部位により異なり、質量流量が一定でも体積流量が異なっている。そのため、特に酸化剤ガスの流量が変動するような過渡状態においては、要求される酸化剤圧力と検出される酸化剤ガス圧力との差が大きくなってしまう。このような場合に、フィードバックによる調圧の比重が大きくなり、背圧弁開度の変動が大きくなって、応答性が悪いという問題があった。
また背圧弁開度の変動が大きくなると、消費電力および騒音が増大するため、違和感や不快感を与える虞があるという問題があった。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、過渡状態において酸化剤圧力と流量とを適切かつ迅速に制御することができるとともに、定常状態において酸化剤圧力と流量とを安定させて制御することができ、燃料電池システムの機能や信頼性、快適性を維持することができる燃料電池システムの酸化剤圧力制御方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に係る発明は、燃料電池(例えば、実施の形態における燃料電池1)と、前記燃料電池に酸化剤を供給する酸化剤供給流路(例えば、実施の形態におけるエア供給流路10)と、前記燃料電池の酸化剤圧力を調整する背圧弁(例えば、実施の形態における背圧弁14)と、前記酸化剤供給流路の酸化剤流量を検出する供給酸化剤流量センサ(例えば、実施の形態におけるエア流量センサ12)と、前記燃料電池の発電電流を検出する電流センサ(例えば、後述する実施の形態における電流センサ13)と、前記燃料電池の温度を検出する温度センサ(例えば、後述する実施の形態における温度センサ6)と、前記燃料電池に出力の指令を行う燃料電池出力指令手段(例えば、後述する実施の形態におけるECU7)と、制御装置(例えば、実施の形態におけるECU7)と、を備え、該制御装置は、前記燃料電池出力指令手段からの信号を受けて前記燃料電池発電電流指令値を求め、前記酸化剤流量センサにて検出される酸化剤質量流量から、前記電流センサにて検出される電流値に基づいて算出される燃料電池消費酸化剤量を減算して、この減算値に、温度センサによる信号値を用いて求まる補正係数を乗じて補正酸化剤体積流量を決め、該補正酸化剤体積流量を用いて背圧弁の開度を調整することにより、供給酸化剤圧力を制御することを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、酸化剤質量流量から燃料電池消費酸化剤量(質量流量)を減算し、酸化剤温度に対応した補正係数をその減算値に乗算して補正酸化剤体積流量を決定するので、酸化剤温度に対応した補正酸化剤体積流量を精度良く求めることができる。さらに、その補正酸化剤体積流量を用いて背圧弁開度を調整することにより、要求される酸化剤圧力と検出される酸化剤圧力との差が小さくなるように、背圧弁開度を決定することができる。これにより、背圧弁開度の変動が小さくなって、圧力調整の精度が向上する。したがって、過渡状態であっても酸化剤圧力と流量とを適切かつ迅速に制御することができるとともに、定常状態であっても酸化剤圧力と流量とを安定させて制御することができ、燃料電池の信頼性を維持することができる。
【0009】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のものであって、前記燃料電池の上流に配され供給酸化剤の圧力を計測する圧力センサ(例えば、実施の形態における圧力センサ16)を備え、前記制御装置は、前記燃料電池発電電流指令値を用いて酸化剤圧力指令値を求め、該酸化剤圧力指令値と前記補正酸化剤体積流量とを用いて予め求められたマップ値により背圧弁開度を決め、該背圧弁開度に前記圧力センサからの信号を用いたフィードバックによる背圧弁開度値を加算することで、背圧弁開度を定めて供給酸化剤圧力を制御することを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、酸化剤圧力指令値と補正酸化剤体積流量とを用いて背圧弁開度を求めるので、要求される酸化剤圧力と検出される酸化剤圧力との差が小さくなるように、背圧弁のベース開度を精度良く決定することができる。これにより、フィードバックによる制御は微調整で済み、背圧弁開度の変動が小さくなって、圧力調整の精度が向上する。したがって、過渡状態であっても酸化剤圧力と流量とを適切かつ迅速に制御することができるとともに、定常状態であっても酸化剤圧力と流量とを安定させて制御することができ、燃料電池の信頼性を維持することができる。
【0011】
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載のものであって、前記制御装置は、前記酸化剤圧力指令値と、前記圧力センサからの実測圧力値とを比較して、その比較値が所定値以下の状態で所定時間継続した場合には、前記背圧弁開度を既に定められた背圧弁開度とすることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、必要調圧精度を確保しながら背圧弁開度の変動を制限することが可能になり、圧力調整に要する消費電力を低減させることができる。また、背圧弁開度の変動に伴う騒音を防止でき、システム使用者に対する快適性をさらに高めることができる。ここで、比較値は、前記指令値を圧力値から減算して算出してもよいし、前記指令値を圧力値で除算して算出してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る燃料電池システムの実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態における燃料電池システムの概略構成図である。
燃料電池1は、例えば固体ポリマーイオン交換膜等からなる固体高分子電解質膜をアノードとカソードとで両側から挟み込んで形成されたセルを複数積層して構成されたスタックからなる。
前記燃料電池1には、高圧水素供給システム(図示せず)が接続され、これにより燃料電池1のアノードに水素ガスを供給する。
【0014】
また、前記燃料電池1には、エア供給システム3がエア供給流路10を介して接続されている。前記エア供給システム3は、エアコンプレッサ等のエア供給源を備え、該エア供給源から前記エア供給流路10を介して燃料電池1のカソードにエア(酸化剤ガス)を供給する。
【0015】
前記燃料電池1は、アノードに燃料として水素ガスを供給され、カソードに酸化剤として酸素を含むエアを供給されると、アノードで触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過してカソードまで移動して、カソードで酸素と電気化学反応を起こして発電し、水が生成される。
前記エアは発電に供された後、燃料電池1のカソードから、燃料電池1の下流の位置に設けられたエア排出流路15にエアオフガスとして排出される。前記エア排出流路15には、圧力調整弁(背圧弁)14が設けられ、該背圧弁14により前記燃料電池1のエア圧力を調整する。
【0016】
なお、燃料電池1に供給された水素ガスは発電に供された後、未反応の水素ガスが水素オフガスとして燃料電池1のアノードから水素オフガス循環流路(図示せず)に排出され、再び燃料電池1のアノードに供給されるようになっている。
【0017】
前記エア供給システム3のエア供給流路10には、インタークーラー(熱交換器)4、加湿器8が設けられている。前記インタークーラー4は、エア供給システム3から供給されるエアの温度を燃料電池1に対して適正な温度となるように調整する。また、加湿器8は、燃料電池1の電解質の乾燥を防ぐため、燃料電池1に供給するエアを適度に加湿する。
【0018】
前記エア供給流路10のエア供給システム3上流側には、流量センサ12が設けられ、該センサ12によりエア流量QAを検出する。また、前記エア供給流路10の加湿器8下流側には、エア圧力センサ16が設けられ、該センサ16により燃料電池1に供給されるエア圧力PAを検出する。また、燃料電池1のエア排出流路には、温度センサ6が設けられ、該センサ6によりエアの温度TAを検出する。また、燃料電池1には電流センサ13が設けられ、該センサ13により発電電流IFCを検出する。
【0019】
本実施の形態における燃料電池システムは、制御装置(ECU:Electric Control Unit)7を備えている。ECU7は、上述した各センサ12、16、13、6での検出値(QA、PA、IFC、TA)に基づいて、エア供給システム3の制御を行う。これについて図2を用いて説明する。
【0020】
図2は図1に示した燃料電池システムの制御を示すフローチャートである。まず、ステップS12で、エア圧力指令値PCMDとエア実圧力PAの差分が、所定値(必要調圧精度)ΔP以内となる状態が一定時間ΔT(図3参照)継続したかどうかを判定する。この判定結果がYESの場合には、ステップS14に進み、判定結果がNOの場合にはステップS16に進む(図4の時刻0〜T1参照)。
【0021】
ステップS16では、エア圧力指令値PCMDを決定する。エア圧力指令値PCMDは、燃料電池1での発電電流が前記燃料電池1に要求される必要発電電流を満たすように算出される。
そして、ステップS20で、背圧弁14の開度を決定するためのエア体積流量値(補正酸化剤流量)QAを式(1)により算出する。
【0022】
式(1):QA=(MA−MAloss)×k
ここで、MAは流量センサ12で検出されるエア質量流量であり、MAlossは電流センサ13で検出される電流値IFCから得られる発電消費エア質量流量であり、kは前記温度センサ6で検出されるエア温度TAから求められる比例係数である。
【0023】
そして、ステップS22で、エア体積流量QAと、エア圧力指令値PCMDとを用いて予め求められたマップに基づいて、背圧弁14のベース開度を決定する。このように、前記燃料電池1の質量流量MAや温度TAを加味して決めた補正酸化剤流量QAを用いて背圧弁14のベース開度を調整することで、供給エア圧力PAが出力指令の変動に追従するように制御することが可能となる。
【0024】
そして、ステップS24で、前記圧力センサ16からの信号を用いたフィードバック制御(F/B)による開度分を算出し、ステップS26で、背圧弁14ベース開度とフィードバック開度とを合わせた値を背圧弁開度指令値として、一連の処理を終了する。
【0025】
このように、前記燃料電池出力指令を満足するように前記ベース開度を決めるとともに、前記ベース開度に、フィードバックによる背圧弁開度を加算することで、より精度の高い背圧弁開度に微調整を行うことができる。なお、前記ベース開度は前記燃料電池出力指令を満足するように決められているため、フィードバックによる制御は微調整で済み、従来と異なり迅速かつ確実な制御が可能となる。
【0026】
また、ステップS14では、フィードバック開度に既に定められた(この場合は前回の)フィードバック値をそのまま代入して、フィードバック開度を固定(ホールド)する。そして、ステップS18で、背圧弁開度指令値に前回の背圧弁開度指令値をそのまま代入して、背圧弁開度指令値を固定(ホールド)する(図4の時刻T1以降参照)。すなわちここでは、背圧弁開度を変更することなく、前回の処理で既に定められた背圧弁開度としている。そして、一連の処理を終了する。
これにより、圧力指令値の微妙な変動を防止することができ、安定させた状態で維持させることができる。また、エアを供給する機器(コンプレッサ)の回転数を一定に保持できるため、回転数の変動に伴う騒音を防止でき、システム使用者に対する快適性をさらに高めることができる。
【0027】
なお、本発明における燃料電池システムは、上述した実施の形態のみに限られるものではない。例えば、実施の形態においては、減算したが、除算してもよい。また、前記燃料電池システムは、燃料電池自動車に好適に用いることができるが、他の用途、例えば燃料電池搭載のオートバイやロボット、定置型やポータブル型の燃料電池システムにも適用することができるのはもちろんである。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、酸化剤温度に対応した補正酸化剤体積流量を精度良く求めることができる。さらに、その補正酸化剤体積流量を用いて背圧弁開度を調整することにより、要求される酸化剤圧力と検出される酸化剤圧力との差が小さくなるように、背圧弁開度を決定することができる。これにより、フィードバックによる制御は微調整で済み、背圧弁開度の変動が小さくなって、圧力調整の精度が向上する。したがって、過渡状態であっても酸化剤圧力と流量とを適切かつ迅速に制御することができるとともに、定常状態であっても酸化剤圧力と流量とを安定させて制御することができ、燃料電池の信頼性を維持することができる。
【0029】
請求項2に係る発明によれば、酸化剤圧力指令値と補正酸化剤体積流量とを用いて背圧弁開度を求めるので、要求される酸化剤圧力と検出される酸化剤圧力との差が小さくなるように、背圧弁のベース開度を精度良く決定することができる。これにより、フィードバックによる制御は微調整で済み、背圧弁開度の変動が小さくなって、圧力調整の精度が向上する。したがって、過渡状態であっても酸化剤圧力と流量とを適切かつ迅速に制御することができるとともに、定常状態であっても酸化剤圧力と流量とを安定させて制御することができ、燃料電池の信頼性を維持することができる。
【0030】
請求項3に係る発明によれば、必要調圧精度を確保しながら背圧弁開度の変動を制限することが可能になり、圧力調整に要する消費電力を低減させることができる。また、背圧弁開度の変動に伴う騒音を防止でき、システム使用者に対する快適性をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る燃料電池システムを示す概略構成図である。
【図2】 図1に示した燃料電池システムにおける酸化剤圧力制御を示すフローチャートである。
【図3】 圧力や背圧弁開度指令値の時間変化を示すタイムチャートである。
【図4】 体積変換係数とエア温度センサ値との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 燃料電池
3 エア供給システム
6 温度センサ
7 ECU
12 エア流量センサ
13 電流センサ
14 背圧弁
16 エア圧力センサ
Claims (3)
- 燃料電池と、
前記燃料電池に酸化剤を供給する酸化剤供給流路と、
前記燃料電池の酸化剤圧力を調整する背圧弁と、
前記酸化剤供給流路の酸化剤流量を検出する供給酸化剤流量センサと、
前記燃料電池の発電電流を検出する電流センサと、
前記燃料電池の温度を検出する温度センサと、
前記燃料電池に出力の指令を行う燃料電池出力指令手段と、
制御装置と、を備え、
該制御装置は、
前記燃料電池出力指令手段からの信号を受けて前記燃料電池発電電流指令値を求め、
前記酸化剤流量センサにて検出される酸化剤質量流量から、
前記電流センサにて検出される電流値に基づいて算出される燃料電池消費酸化剤量を減算して、この減算値に、
温度センサによる信号値を用いて求まる補正係数を乗じて補正酸化剤体積流量を決め、
該補正酸化剤体積流量を用いて背圧弁の開度を調整することにより、供給酸化剤圧力を制御することを特徴とする燃料電池システムの酸化剤圧力制御方法。 - 前記燃料電池の上流に配され供給酸化剤の圧力を計測する圧力センサを備え、
前記制御装置は、
前記燃料電池発電電流指令値を用いて酸化剤圧力指令値を求め、
該酸化剤圧力指令値と前記補正酸化剤体積流量とを用いて予め求められたマップ値により背圧弁開度を決め、
該背圧弁開度に前記圧力センサからの信号を用いたフィードバックによる背圧弁開度値を加算することで、背圧弁開度を定めて供給酸化剤圧力を制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの酸化剤圧力制御方法。 - 前記制御装置は、
前記酸化剤圧力指令値と、前記圧力センサからの実測圧力値とを比較して、その比較値が所定値以下の状態で所定時間継続した場合には、前記背圧弁開度を既に定められた背圧弁開度とすることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システムの酸化剤圧力制御方法。
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