JP3942496B2 - 樹脂製カード型ダミー部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、例えば、ダミーPCカード等として利用される樹脂製カード型ダミー部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダミーPCカードは、例えばノート型パーソナルコンピュータのカードスロットに装填される実際のPCカードの代わりに、当該コンピュータの例えば出荷時などにおいてカードスロットに仮装填されて用いられるものであり、仮装填された状態で側面外方向に幾分突出させた嵌合当たり部がカードスロットのレール部に圧接することでカードスロットに保持されるようになっている。図5及び図6は、それぞれ従来のダミーPCカードを示した平面図である。
【0003】
図5のダミーPCカード11は板形状を成すものであり、嵌合当たり部11aが形成される箇所11bにおいて弾性変形可能となるように、長穴11cを形成している。そして、図5の上部側が前面部(可視部)11dとなり、この前面部11dの近傍に樹脂注入口とされたゲート部11eが存在している。かかるダミーPCカード11においては、前記長穴11cの図の下側(ゲート部11eから遠い側)において溶融樹脂の合流が生じ、いわゆるウエルドライン11fが発生する。このウエルドライン11fは成型品の見栄えを悪くするので、前面部11dから遠い位置に形成されるのがよい。
【0004】
図6のダミーPCカード12は側面フレーム部12a・12a及び前面フレーム部(可視部)12bを有する枠形状を成すものであり、外周部形状は前記のダミーPCカード11と同様であるが、枠形状としつつ強度を確保するために、左右の側面フレーム部12a・12aを連結する連結部12c・12cが当該側面フレーム部12aに直交して存在している。かかる形状においては、連結部12c・12c間に対応する側面フレーム部12a及び連結部12cと前面フレーム部12bとの間に対応する側面フレーム部12aにおいて弾性が得られる。そして、嵌合当たり部12d・12dが形成される箇所で上記弾性が得られるように、連結部12c・12cの位置が決定される。また、前面フレーム部12bに樹脂注入口とされたゲート部12fが存在している。かかるダミーPCカード12においては、前記連結部12cの中央部において溶融樹脂の合流が生じ、いわゆるウエルドライン12gが発生する。このウエルドライン12gは成型品の見栄えを悪くするので、前面フレーム部12bから遠い位置に形成されるのがよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、カードスロットの寸法精度は各社でばらつきがあり、どのカードスロットにも対応できるダミーPCカードとなるためには、幾分大きめの外形状を有しつつ、嵌合当たり部において十分な弾性が確保されているものでなければならない。しかしながら、上記従来のダミーPCカード11・12はいずれも嵌合当たり部11a・12dにおいて十分な弾性を得ることはできない。
【0006】
この発明は、上記の事情に鑑み、側面部(嵌合当たり部)において十分な弾性を確保できる樹脂製カード型ダミー部材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の樹脂製カード型ダミー部材は、上記の課題を解決するために、側面フレーム部及び前面フレーム部を有する枠状の樹脂製カード型ダミー部材であって、左右の側面フレーム部を連結する連結部が当該側面フレーム部に対して直交せずに傾斜して存在することを特徴とする。
【0008】
上記の構成であれば、側面フレーム部に側面外方向からの力が加わるとき、前記連結部は当該力を真っ直ぐに受けることができずに斜めからの力として受けることになり、この斜めからの力に対して連結部は撓みを生じ、この撓みは側面フレーム部の移動自由度(すなわち、弾性変形)を高めることになり、側面フレーム部に設ける嵌合当たり部において十分な弾性を確保することができる。
【0009】
左右の側面フレーム部間の中間位置に中央フレーム部が存在しており、この中央フレーム部は前面フレーム部及び連結部に接続されているのがよい。前記中央フレーム部が無い場合には、側面フレーム部に側面外方向からの力が加わるときに連結部の中央において厚み方向の撓みが生じてしまうおそれがあるが、前記中央フレーム部が有る構造ではこのような厚み方向の撓みは生じにくく、連結部は面内方向での撓みのみが許容されることになり、カードスロット内での引っ掛かりといった不具合を防止することができる。
【0010】
中央フレーム部の端面部が樹脂注入のゲートとされて成型されるのがよい。中央フレーム部の端面部は樹脂製カード型ダミー部材における内部側に位置することになり、内部位置にゲートを存在させることで、樹脂製カード型ダミー部材の成型金型の小型化がしやすくなる。
【0011】
中央フレーム部から側面フレーム部に至る連結部の傾斜方向は、中央フレーム部を成す箇所の樹脂流れ方向とは逆側となる方向とされるのがよい。これによれば、中央フレーム部となる箇所を通じて樹脂(溶融樹脂)は直ちに前面フレーム部となる箇所に充填されると共に、連結部となる箇所では前記逆方向とされた分だけ充填が遅れることになり、前面フレーム部となる箇所での樹脂合流(ウエルドライン発生)が回避され、見栄えを良くすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態における樹脂製カード型ダミー部材をダミーPCカードに適用した例を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0013】
図1及び図2に示すダミーPCカード1は、側面フレーム部1a・1a及び前面フレーム部1bを有する枠形状を成し、左右の側面フレーム部1a・1a間の中間位置には中央フレーム部1cを有する。中央フレーム部1cは、前面フレーム部1b及び連結部1d…に接続されており、中央フレーム部1cの端面部が樹脂注入のゲートとされる。連結部1d…は、中央フレーム部1cを介して左右の側面フレーム部1a・1aを連結しており、側面フレーム部1a・1aに対して直交せずに傾斜して存在する。連結部1d…の傾斜方向は、中央フレーム部1cを成す箇所の樹脂流れ方向とは逆側となる方向とされている。側面フレーム部1a・1aの外周側面には、低めの凸形状を成す嵌合当たり部1eが二カ所ずつ形成されている。このダミーPCカード1が図示しないカードスロットに装填されると、嵌合当たり部1e…がカードスロットのレール部に圧接され、ダミーPCカード1がカードスロットに保持される。
【0014】
図3に示すダミーPCカード2は、側面フレーム部2a・2a及び前面フレーム部2bを有する枠形状を成し、左右の側面フレーム部2a・2a間の中間位置には中央フレーム部2cを有する。中央フレーム部2cは、前面フレーム部2b及び連結部2d…に接続されており、中央フレーム部2cの端面部が樹脂注入のゲートとされる。連結部2d…は、中央フレーム部2cを介して左右の側面フレーム部2a・2aを連結しており、側面フレーム部2a・2aに対して直交せずに傾斜して存在する。連結部2d…の傾斜方向は、中央フレーム部2cを成す箇所の樹脂流れ方向と同方向とされている。側面フレーム部2a・2aの外周側面には、低めの凸形状を成す嵌合当たり部2eが2カ所ずつ形成されている。
【0015】
図4に示すダミーPCカード3は、側面フレーム部3a・3a及び前面フレーム部3bを有する枠形状を成す。左右の側面フレーム部3a・3aを連結する連結部3d・3dは略V字形状を有し、側面フレーム部3aに対して直交せずに傾斜して存在する。かかる構造においては、樹脂注入のゲートは前面フレーム部3bに形成すればよい。また、側面フレーム部3a・3aの外周側面には、低めの凸形状を成す嵌合当たり部3eが2カ所ずつ形成されている。このダミーPCカード3においては、従来項の図6に示したダミーPCカードと同様、前面フレーム部3bに樹脂注入口とされるゲート部3fを存在させればよい。
【0016】
上述したダミーPCカード1,2,3に共通していえるのは、側面フレーム部(1a,2a,3a)に側面外方向からの力が加わるとき、前記連結部(1d,2d,3d)は当該力を真っ直ぐに受けることができずに斜めからの力として受けることになり、この斜めからの力に対して連結部(1d,2d,3d)は撓みを生じ、この撓みは側面フレーム部(1a,2a,3a)の移動自由度(すなわち、弾性変形)を高めることになり、側面フレーム部(1a,2a,3a)に存在する嵌合当たり部(1e,2e,3e)において十分な弾性を確保することができる。
【0017】
中央フレーム部を有しないダミーPCカード3においては、側面フレーム部3aに側面外方向からの力が加わるときに連結部3dの中央において厚み方向の撓みが生じてしまうおそれがあるが、中央フレーム部(1c,2c)を有するダミーPCカード1,2においては、このような厚み方向の撓みは生じにくく、連結部1d,2dは面内方向での撓みのみが許容されることになり、カードスロット内での引っ掛かりといった不具合を防止することができる。
【0018】
また、中央フレーム部(1c,2c)を有するダミーPCカード1,2では、中央フレーム部(1c,2c)の端面部を樹脂注入のゲートとしている。中央フレーム部(1c,2c)の端面部はダミーPCカード1,2における内部側に位置することになり、内部位置にゲートを存在させることで、ダミーPCカード1,2の成型金型の小型化がしやすくなる。
【0019】
ダミーPCカード2においては、連結部2d…の傾斜方向は、中央フレーム部2cを成す箇所の樹脂流れ方向と同方向とされているのに対し、ダミーPCカード1においては、連結部1d…の傾斜方向は、中央フレーム部1cを成す箇所の樹脂流れ方向と逆になる方向とされている。このため、ダミーPCカード1であれば、樹脂(溶融樹脂)は直ちに前面フレーム部1bとなる箇所に充填されると共に、連結部1d…となる箇所では前記逆方向とされた分だけ充填が遅れることになり、前面フレーム部1bとなる箇所から幾分離れた箇所においてウエルドライン1fが発生し、見栄えを良くすることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のカード型ダミー部材であれば、例えばダミーPCカードとして利用する場合において、幾分大きめの外周形状としつつ、嵌合当たり部において十分な弾性を確保し、カードスロットにしっかりと装着させることができるという効果を奏する。中央フレーム部を有する構成では、連結部の中央における厚み方向の撓みを防止できる。中央フレーム部の端面部が樹脂注入のゲートとされる構造であれば、カード型ダミー部材の成型金型の小型化がしやすくなる。また、連結部の傾斜方向が中央フレーム部を成す箇所の樹脂流れ方向とは逆側となる構成であれば、前面フレーム部となる箇所での樹脂合流(ウエルドライン発生)が回避され、見栄えを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態のダミーPCカードを示した斜視図である。
【図2】この発明の第1の実施形態のダミーPCカードを示した平面図である。
【図3】この発明の第2の実施形態のダミーPCカードを示した平面図である。
【図4】この発明の第3の実施形態のダミーPCカードを示した平面図である。
【図5】従来のダミーPCカードを示した平面図である。
【図6】従来のダミーPCカードを示した平面図である。
【符号の説明】
1,2,3 ダミーPCカード
1a,2a,3a 側面フレーム部
1b,2b,3b 前面フレーム部
1c,2c 中央フレーム部
1d,2d,3d 連結部
1e,2e,3e 嵌合当たり部
1f ウエルドライン

Claims (4)

  1. 側面フレーム部及び前面フレーム部を有する枠状の樹脂製カード型ダミー部材であって、左右の側面フレーム部を連結する連結部が当該側面フレーム部に対して直交せずに傾斜して存在することを特徴とする樹脂製カード型ダミー部材。
  2. 請求項1に記載の樹脂製カード型ダミー部材において、左右の側面フレーム部間の中間位置に中央フレーム部が存在しており、この中央フレーム部は前面フレーム部及び連結部に接続されていることを特徴とする樹脂製カード型ダミー部材。
  3. 請求項2に記載の樹脂製カード型ダミー部材において、中央フレーム部の端面部が樹脂注入のゲートとされて成型されたことを特徴とする樹脂製カード型ダミー部材。
  4. 請求項3に記載の樹脂製カード型ダミー部材において、中央フレーム部から側面フレーム部に至る連結部の傾斜方向は、中央フレーム部を成す箇所の樹脂流れ方向とは逆側となる方向とされたことを特徴とする樹脂製カード型ダミー部材。
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