JP3941948B2 - ボンディング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被ボンディング部品にボンディングを行うボンディング装置に関し、特に、カメラで撮像した画像の明るさを補正することが可能なボンディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ICチップ上のパッドと外部リードとを接続するボンディング装置としては、図8に示すようなワイヤボンディング装置が知られている。
【0003】
図8に示すように、ワイヤボンディング装置は、カメラ20と光学レンズ2と照明灯3からなる光学系と、照明灯3の光量を制御する照明コントローラ4と、キャピラリ21aが先端に装着されたボンディングアーム21と、ボンディングアーム21を上下に駆動するボンディングヘッド23と、光学系およびボンディングヘッド23を搭載してX方向及びY方向に二次元的に移動させて位置決めするXYテーブル10と、キャピラリ21a及びボンディングアーム21等からなるボンディングヘッド23によるボンディング作業が行なわれるボンディングステージ27を有する搬送装置25とを備えており、ボンディングステージ27は、複数のICチップが長手方向に並べて貼着されたリードフレーム、PCB等からなる基板を加熱するヒータ27aを有している。
【0004】
また、ワイヤボンディング装置は、カメラ20からの撮像信号を受ける画像処理装置28と、画像処理装置28からの出力を受けるモニタ29と、ボンディング装置の制御等を行う制御装置8と、XYテーブル10を手動にて移動させるための信号を制御装置8に出力するマニュピュレータ37と、制御装置8からの指令信号に応じてボンディングヘッド23及びXYテーブル10への駆動信号を発する駆動装置31とが設けられている。
【0005】
ボンディング作業に先立ち予め行われるセルフティーチに関して説明する。セルフティーチは、ボンディング対象たるパッド及びリード上の各ボンディング位置等に関する各種条件の設定を行うものである。
【0006】
図8に示すように、オペレータは、カメラ20からの撮像信号による画像をモニタ29にて目視しながらマニピュレータ37を操作してXYテーブル10を移動させて、モニタ29の画面上に設けられているクロスライン29aの交点OをICチップ上の2個所の定点に合わせる。このとき、照明コントローラ4により照明灯3の光量を調整して、ICチップ上の定点付近のモニタの画像が適切な明るさになるようにする。なお、照明灯の明るさは、制御装置8からの照度設定値により照明コントローラ4で可変できるようになっている。
【0007】
なお、クロスライン29aの交点Oをセルフティーチにより設定するICチップ上の2個所の定点に合わせたときのXYテーブル10の位置をICチップの第1基準位置及び第2基準位置と称する。また、オペレータがマニュピュレータ37を操作してXYテーブル10上のカメラ20を移動させて、モニタ29の画面上に設けられているクロスライン29aの交点OをICチップ上の定点、ボンディング位置としてのパッドの中心点、リードの中心点等に合わせる操作を、以後、目合わせと称する。
【0008】
そして、ICチップ上の定点におけるXYテーブル10の第1基準位置及び第2基準位置の位置座標が制御装置8内のメモリ(記憶装置)に記憶され、また、XYテーブル10の第1基準位置及び第2基準位置でのモニタ29上のウインド29b内のICチップの定点を中心とする画像が基準パターンとして画像処理装置28のメモリ(記憶装置)に記憶される。また、照明コントローラ4の照度設定値も制御装置8内のメモリ(記憶装置)に記憶される。
【0009】
次に、前述した定点2カ所おける目合わせは、ICチップの目合わせであるが、それに加えて基板上の1個所の定点に目合わせを行う必要がある。このとき、照明コントローラ4の照度設定値により照明灯の光量を調整して、リード上の定点付近のモニタの画像を適切な明るさになるようにする。セルフティーチにより基板上で設定する定点の位置を基板の第1基準位置とする。
【0010】
そして、XYテーブル10の基板の第1基準位置の位置座標が制御装置8内のメモリに記憶され、また、XYテーブル10の基板の第1基準位置でのモニタ29上のウインド29b内の基板上の定点を中心とする画像が基準パターンとして画像処理装置28のメモリに記憶される。また、照明コントローラ4の照度設定値も制御装置8内のメモリ(記憶装置)に記憶される。
【0011】
次に、全てのパッド及びリードの目合わせを行い、ボンディング点の位置座標を制御装置8内のメモリに記憶する。
【0012】
以上、セルフティーチにより設定したボンディング対象たるパッド及びリード上の各ボンディング位置等に関する各種条件はフロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体に記憶されて、他のボンディング装置でフロッピー(登録商標)ディスクより各種条件のデータを読み出して使用する。
【0013】
しかしながら、ボンディング装置には機差があるため、照明コントローラ4に同一の照度設定値を出力しても、照明灯3の明るさは装置によって異なってしまう。セルフティーチにより設定した各種条件を他のボンディング装置で使用するには、照明条件等を再設定する必要がある。
【0014】
このため、セルフティーチ時に照度計を用いて照明灯の照度を測定して、他の装置で照明灯の設定時に照度計を用いて所定の照度になるように照明灯の調整が行われている。
【0015】
また、マスターとなるボンダで設定した被ボンディング部品の位置検出を行うための基準画像(基準パターン)の照明条件を、スレーブボンダで再構築してセットアップ時のエラーを低減する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、スレーブボンダ上で、マスターボンダで設定した基準画像と同程度の画像が得られるように照明の明るさを調整して、最適な照明条件をスレーブボンダに設定するようにしている。
【0016】
【特許文献1】
US2001/0047366A1
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、ICチップおよびリード上の基準位置における基準パターンは照明灯からの反射光をレンズで集光してカメラで撮像した画像である。しかしながら、各ボンディング装置の照明灯の光量のバラツキにより所定の明るさが得られないため、セルフティーチ時に照度計を用いて照明灯の照度を測定して、他の装置でも照度計を用いて所定の照度になるように調整していた。照度計を使用した場合には、照明灯の明るさのみが補正され、カメラの感度やレンズの明るさのバラツキによる機差を補正することができない。このため、照度計を用いる方法では機差補正としては充分ではなかった。さらに、測定したデータを装置に入力する必要があり、操作性も悪かった。
【0018】
また、スレーブボンダ上で、マスターボンダで設定した基準画像と同程度の画像が得られるように照明の明るさを調整して、最適な照明条件をスレーブボンダに設定する方法では、最適な照明条件の選定が容易でないため、設定にバラツキが発生する恐れもある。
【0019】
さらに、照明灯のランプ、LED等は長時間の使用により経時変化で明るさのバラツキが発生することがあるため、定期的な照明灯の明るさの確認、ランプ交換等が必要となる。
【0020】
また、照明灯は明るさの設定値を変えた場合には、ランプの応答速度が遅いため、所定の明るさに達するまでに時間がかかってしまう。このため、照明灯の明るさの設定値を変更した直後のカメラによる撮像では、照明灯の明るさが安定していないために、所定の明るさの画像が得られないことがある。
【0021】
そこで本発明は、画像の明るさの基準モデルを前もって設定して、反射板を治具として使用して照明灯の外部設定値、カメラの露光時間に対する画像の明るさを測定して測定モデルを算出し、算出した測定モデルから、カメラで撮像した画像の明るさが基準モデルの基準値になるように補正することが可能なボンディング装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明によるボンディング装置は、対象物からの反射光を撮像手段の撮像面に結像する光学レンズと、撮像面の露光時間を外部から制御可能な撮像手段と、照明の明るさを外部から制御可能な照明手段と、該撮像手段からの信号をデジタル化してメモリに記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段から画像の明るさを演算する演算手段とを備えたボンディング装置であって、前記撮像手段の露光時間と前記照明手段の照度設定値に対する反射板の画像の明るさを基準モデルとして前もって設定して、前記撮像手段の露光時間と前記照明手段の照度設定値に対する前記反射板の画像の明るさを前記画像記憶手段及び前記演算手段で演算して測定モデルを算出し、前記測定モデルより画像の明るさが基準モデルの基準値になるように前記照明手段の照度設定値を補正するようにしたものである。
【0023】
また、本発明によるボンディング装置は、対象物からの反射光を撮像手段の撮像面に結像する光学レンズと、撮像面の露光時間を外部から制御可能な撮像手段と、照明の明るさを外部から制御可能な照明手段と、該撮像手段からの信号をデジタル化してメモリに記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段から画像の明るさを演算する演算手段とを備えたボンディング装置であって、前記撮像手段の露光時間と前記照明手段の照度設定値に対する反射板の画像の明るさを基準モデルとして前もって設定して、前記撮像手段の露光時間と前記照明手段の照度設定値に対する前記反射板の画像の明るさを前記画像記憶手段及び前記演算手段で演算して測定モデルを算出し、前記測定モデルより画像の明るさが基準モデルの基準値になるように前記撮像手段の露光時間を補正するようにしたものである。
【0024】
また、本発明によるボンディング装置は、対象物からの反射光を撮像手段の撮像面に結像する光学レンズと、撮像面の露光時間を外部から制御可能な撮像手段と、照明の明るさを外部から制御可能な照明手段と、前記光学レンズと前記撮像手段と前記照明手段とからなる光学系を被撮像対象物に対して二次元的に相対移動させて位置決めを行う位置決め手段と、該撮像手段からの信号をデジタル化してメモリに記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段から画像の明るさを演算する演算手段とを備えたボンディング装置であって、前記撮像手段の露光時間と前記照明手段の照度設定値に対する反射板の画像の明るさを基準モデルとして前もって設定して、前記撮像手段の露光時間と前記照明手段の照度設定値に対する前記反射板の画像の明るさを前記画像記憶手段及び前記演算手段で演算して測定モデルを算出し、前記位置決め手段の動作完了後に前記測定モデルより画像の明るさが基準モデルの基準値になるように前記撮像手段の露光時間を補正するようにしたものである。
【0025】
また、本発明によるボンディング装置の前記画像の明るさは、前記画像記憶手段に記憶された所定の画像エリア内の画素データの平均値としたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明によるボンディング装置について説明する。なお、本発明のボンディング装置は、ボンディング前のICチップおよびリードの基準位置のずれ量検出における画像の明るさを前もって設定した基準モデルの基準値となるように補正する機能を有するようにしたものである。
【0027】
図1は、本発明によるボンディング装置の光学系の構成を示す図、図2は、ボンディング装置の光学系の信号のデータ等の流れを示す図、図3は、ボンディング装置の光学系の補正を行うための測定モデルの処理の流れを示すフローチャート、図4は、カメラの各露光時間毎の照明灯の照度設定値に対する画像の明るさの変化を示す図、図5は、基準モデルと測定モデルによる照明灯の照度設定値の補正について示した図である。
【0028】
図1および図2に示すように、ボンディング装置は、被ボンディング部品または反射板15に光を照射するための照明灯3と、照明灯3を駆動する電源部を有し照明の明るさを制御する照明コントローラ4と、対象物からの反射光を撮像手段としてのカメラ1の撮像面に結像する光学レンズ2と、被ボンディング部品または反射板15を撮像する撮像手段としてのカメラ1と、カメラ1からの映像信号により被ボンディング部品の位置ずれを検出する画像処理装置7とを有している。
【0029】
照明灯3は、照明コントローラ4のハロゲンランプからの光を多数本の光ファイバで導入して先端を円筒状に分配したリング照明からなっている。照明コントローラ4は、照明灯3を駆動する電源部を有しており、図2に示す制御装置8からの照度設定値によりハロゲンランプへの印加電圧を可変してリング照明を調光するようになっている。
【0030】
撮像手段としてのカメラ1は、CCD型イメージセンサ等を使用しており、図2に示す画像処理装置7から露光時間を制御することできるシャッター機能を有している。カメラ1は、任意のタイミングで、設定された露光時間で被ボンディング部品等を撮像するようになっている。
【0031】
画像処理装置7は、図2に示すカメラ1の映像信号からの画像と基準パターンとのマッチングにより被ボンディング部品の位置ずれを検出するものである。画像処理装置7には、カメラ1からの映像信号をデジタル化してメモリに記憶する画像メモリ7a(図1に示す)および演算、制御を行うCPUが内蔵されており、画像メモリ7aに記憶されたデータをCPUで読み出して演算することが可能となっている。画像処理装置7は、図2に示す制御装置8からのコマンドに基づいて処理を行い、ずれ量データ等を制御装置8に出力するようになっている。
【0032】
図1に示す反射板15は、カメラ1の画像の明るさを補正するときに使用するものである。反射板15は、フロスト加工処理によりガラスの表面を薬液で溶かして半球状の細かいクレーターを設け、フロスト加工処理後にメッキ処理したものである。反射板15の微細なクレーターにより、リング照明からなる照明灯3の入射光を均質に拡散することができる。これにより均一なカメラ画像が得られるようになっている。なお、同軸照明を用いている場合には、表面を鏡状に形成した反射板15を使用するようにする。
【0033】
以上の構成からなるボンディング装置におけるカメラ1の画像の明るさの補正について説明する。なお、本実施例では、画像の明るさは0から255までの値で表され、照明灯3の照度設定値は0から255までの値とする。また、カメラの露光時間をTnとし、nは1からnまでの自然数を示す。最初に、カメラ1の露光時間Tn及び照明灯3の外部からの照度設定値に対する画像の明るさを示す基準モデルとしてのモデル関数を規定する。モデル関数は、カメラ1の露光時間及び照明灯3の照度設定値に対して、基準となる画像の明るさを表すものである。画像の明るさのモデル関数Fn(X)は、カメラ1の露光時間Tnにおける照明灯3の照度設定値を変数Xとした(1)式に示す一次関数で表される。
【0034】
Fn(X)=AnX+Bn (1)
ただし、An、Bnは、カメラ1の露光時間Tnにおける係数を示す。
なお、(1)式に示すモデル関数は一次関数であるが、ランプの特性により、二次関数などの他の関数でモデル関数を決めるようにする。また、照明灯3の照度設定値X及びカメラ1の露光時間Tnを変数としたモデル関数を規定してもよい。
【0035】
次に、図3に示すフローチャートを用いてボンディング装置の光学系の補正を行うための測定モデルの処理について述べる。なお、光学系の補正は、定期的な装置の保守点検時、ランプを交換したときなどに行うようにする。
【0036】
最初に、反射板15をボンディングステージ上にセットして、XYテーブル10(図8に示す)に搭載された光学レンズ2の中心軸が反射板15のほぼ中央に位置するようにする(図3に示すステップS1)。次に、カメラ1の露光時間Tnに初期値(T1)を設定し(ステップS2)、照明灯の照度設定値に初期値を設定する(ステップS3)。次に、カメラの所定の露光時間で反射板15の撮像を行う(ステップS4)。
【0037】
カメラからの映像信号は画像処理装置7に内蔵されたAD変換器によりデジタル値に変換されて画素単位で画像処理装置7の画像メモリ7aに記憶される。画像処理装置7のCPUは、画像エリアとしてのずれ量を検出する範囲である検出エリア内の画像メモリ7aのデータを読み出して、データの平均値を演算して、演算した平均値を記憶する。なお、演算した画素データの平均値を画像の明るさとする(ステップS5)。次に、照明灯の照度設定値が最終値であるかを判断して(ステップS6)、照明灯の照度設定値が最終値でないときは、照度設定値の設定値を例えば16ステップ毎に変化させて(ステップS7)、ステップS4に移行する。また、照明灯の照度設定値が最終値のときは、カメラ1の露光時間が最終値であるかを判断して(ステップS8)、カメラ1の露光時間が最終値でないときには、カメラ1の露光時間を長くして(ステップS9)、ステップS3に移行する。カメラ1の露光時間が最終値のときには、処理を終了する。以上の処理により、カメラ1の各露光時間における照明灯の照度設定値に対する画像の明るさのデータが得られる。
【0038】
図4は、カメラ1の各露光時間(T1からTn)毎の照明灯の照度設定値に対する画像の明るさの変化を示す図である。図4に示すように、カメラ1の露光時間がT1,T2、Tnと長くなるに伴い、画像の明るさは同一の照明灯の照度設定値に対して増加している。また、画像の明るさのデータが50未満では照明灯の照度設定値に対する変化がなく、200を越えると飽和状態になり照明灯の照度設定値に追従していない。このため、カメラ1が明るさを正常に検出できる範囲(図4では50から200まで)内の照明灯3の照度設定値を有効なデータとして選択するようにしている。
【0039】
次に、上記測定データに基づいて各露光時間毎に照明灯3の照度設定値に対するカメラ1の画像の明るさの測定モデルとしての補正式を算出する。画像の明るさの補正式は、例えば、照明灯3の照度設定値xを変数とした(2)式に示す一次関数で表される。
【0040】
fn(x)=anx+bn (2)
ただし、an、bnは、カメラ1の露光時間Tnにおける、照度設定値と画像の明るさのデータから最小二乗法より求めた係数を示す。
【0041】
(1)式より照明灯3の照度設定値がXのときには、基準値としての画像の明るさはFn(X)であり、(2)式のfn(x)と(1)式のFn(X)とを等しくするには、anx+bn=AnX+Bnより
x=(AnX+Bn−bn)/anを計算してxを算出する。照明灯3の照度設定値をxとすることにより、画像の明るさは基準値のFn(X)となる。
【0042】
これにより、ボンディング装置は、照明灯の外部設定値としての照度設定値と画像の明るさの関係を測定モデルとして算出し、予め設定した基準モデルの基準値となるように、照明灯の照度設定値を補正する。図5に示すように、例えば、照明灯3の照度設定値が150のとき、画像の明るさの基準値を120とする。測定モデルより補正対象のランプの照度設定値が150のときに、画像の明るさが110となる場合には、照明灯3の照度設定値を170に補正して出力することにより、基準モデルの基準値の画像の明るさが得られる。
【0043】
以上述べたように、前もって設定した画像の明るさの基準値となるように、照明灯の照度設定値を補正することにより、光学レンズの明るさ及びカメラの感度のバラツキに影響を受けずに補正することが可能となる。
【0044】
【実施例】
ボンディング作業では、最初に、ICチップ、基板のずれ量の検出が行われる。ずれ量の検出でのICチップに於ける照明灯3の照度設定値とリードに於ける照明灯3の照度設定値とが異なる場合には、XYテーブルがICチップの第2基準位置からリードの第1基準位置に移動中に照明灯の照度設定値を切り替えている。しかしながら、照明灯は、所定の明るさに達するまでに時間が掛かるためリードのずれ量検出時に所定の明るさが得られないことがある。
【0045】
以下に、照明灯3の明るさの照度設定値を一定にして基準位置毎にカメラの露光時間を変えて画像の明るさが基準モデルの基準値となるようにすることにより、照明灯の応答の遅れに影響されずにずれ量の検出を行うことができるボンディング装置について述べる。
【0046】
最初に、カメラ1の露光時間及び照明灯3の明るさの外部照度設定値に対する画像の明るさを示す基準モデルとしてのモデル関数を規定する。照明灯3の照度設定値をBmとし、mは1からmまでの自然数を示す。モデル関数は、カメラ1の露光時間及び照明灯3の照度設定値Bmに対して、基準となる画像の明るさを表すものである。画像の明るさのモデル関数Fm(T)は、照明灯3の照度設定値Bmにおける、カメラ1の露光時間を変数Tとした(3)式に示す一次関数で示される。
【0047】
Fm(T)=AmT+Bm (3)
ただし、Am、Bmは、照明灯の照度設定値Bmにおける係数を示す。
なお、(1)式に示すモデル関数は一次関数であるが、照明灯3の照度設定値Bm及びカメラ1の露光時間Tを変数としたモデル関数を規定してもよい。
【0048】
次に、図6に示すフローチャートを用いてボンディング装置の光学系の補正を行うための測定モデルの処理について述べる。最初に、反射板15をボンディングステージ上にセットして、XYテーブルに搭載された光学レンズ2の中心軸が反射板15のほぼ中央に位置するようにする(図6に示すステップS11)。照明灯の照度設定値Bmに初期値を設定し(ステップS12)、カメラ1の露光時間に初期値を設定する(ステップS13)。次に、照明灯3の照度設定値の明るさでカメラ1の所定の露光時間で画像の撮像を行う(ステップS14)。カメラ1からの映像信号は画像処理装置7に内蔵されたAD変換器によりデジタル値に変換して画素単位で画像処理装置7の画像メモリ7aに記憶される。画像処理装置7のCPUは、画像エリアとしてずれ量を検出する範囲である検出エリア内の画像メモリ7aのデータを読み出して、データの平均値を演算して、演算した平均値を記憶する。なお、演算した画素データの平均値を画像の明るさとする(ステップS15)。次に、カメラ1の露光時間が最終値であるかを判断して(ステップS16)、カメラ1の露光時間が最終値でないときは、カメラ1の露光時間を長くして(ステップS17)、ステップS14に移行する。また、カメラ1の露光時間が最終値のときは、照明灯の照度設定値が最終値であるかを判断して(ステップS18)、照明灯の照度設定値が最終値でないときには、照度設定値の設定値を例えば16ステップ毎に変化させて(ステップS19)、ステップS13に移行する。カメラ1の露光時間が最終値のときには、処理を終了する。以上の処理により、照明灯の各照度設定値におけるカメラ1の露光時間に対する画像の明るさのデータが得られる。
【0049】
次に、上記測定データに基づいて照明灯3の各照度設定値(B1からBm)毎のカメラ1の露光時間に対する画像の明るさの測定モデルとしての補正式を算出する。画像の明るさの補正式は、例えば、カメラ1の露光時間を変数tとした(4)式に示す一次関数で表される。
fm(t)=amt+bm (4)
ただし、am、bmは、照明灯3の各照度設定値Bmにおける、カメラ1の露光時間と画像の明るさのデータから最小二乗法より求めた係数を示す。
【0050】
(3)式よりカメラ1の露光時間設定値Tのときは、基準値としての画像の明るさはFm(T)であり、(4)式のfm(t)とFm(T)とを等しくするには、amt+bm=AmT+Bmより、t=(AmT+Bm−bm)/am を計算してtを算出する。カメラ1の露光時間の外部設定値をtとすることにより、画像の明るさは基準値のFm(t)となる。
【0051】
次に、ボンディング装置によるずれ量検出の動作を図7に示すタイミング図を用いて説明する。基板上に複数のICチップが長手方向に接合材で並べて貼着されたICチップの位置は、貼着されるべき所定の位置に対してずれた位置となっている場合がある。
【0052】
このためワイヤボンディング作業を行う前に、セルフティーチで設定されたICチップ上の2個所の定点の位置を検出して、ICチップの所定の基準位置に対するずれ量を算出する。
【0053】
ICチップのずれ量の算出は、図7に示すようにXYテーブル10上に搭載されたカメラ1をICチップの第1基準位置に移動して、XYテーブル10の移動完了後カメラ1で露光時間TaでICチップを撮像し、その撮像信号を画像処理装置7に入力してずれ量検出を行い、第1基準位置からのICチップ上の定点までの各ずれ量を求める。次に、XYテーブル10上に搭載されたカメラ1をICチップの第2基準位置に移動して、XYテーブル10の移動完了後カメラ1で露光時間TbでICチップを撮像し、その撮像信号を画像処理装置7に入力してずれ量検出を行い、第2基準位置からのICチップ上の定点までの各ずれ量を求める。前記ずれ量のデータに基づきICチップのオフセット量、回転量を算出して、予め記憶された各パッドのボンディングの位置座標と演算して、ICチップのボンディングすべきパッドのボンディング位置座標を算出する。なお、カメラ1の露光時間Ta,Tbは(4)式より算出されたものであり、露光時間Ta,Tbで撮像することにより、画像の明るさは前もって設定している基準値となるようになっている。
【0054】
次に、XYテーブル10上に搭載されたカメラ1を基板の第1基準位置に移動して、XYテーブル10の移動完了後カメラ1で露光時間Tcで基板を撮像する。なお、露光時間Tcで撮像することにより、画像の明るさは前もって設定している基準値となるようになっている。カメラ1からの撮像信号を画像処理装置7に入力してずれ量検出を行い、第1基準位置からの基板上の定点までの各ずれ量を求める。このずれ量に基づきリードのボンディング位置座標を演算してリードの位置を求める。図7に示すように、照明灯の照度設定値は各基準位置で一定しており、照明灯の明るさを変えることなく、カメラの露光時間で所定の画像の明るさが得られるようになっている。
【0055】
これにより、ボンディング装置は、照明灯の照度設定値を一定にして基準位置毎にカメラの撮像時間を変えて画像の明るさが基準値となるようにすることにより、照明灯の応答の遅れに影響されずに位置ずれの検出を行うことが可能となる。
【0056】
以上述べたように、前もって設定した画像の明るさの基準値となるように、照明灯の照度設定値またはカメラの露光時間を補正することにより、照明灯の光量、レンズの明るさ及びカメラの感度のバラツキに影響を受けない。
【0057】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によるボンディング装置によれば、前もって設定した画像の明るさの基準値となるように、照明灯の設定データまたはカメラの露光時間を補正するため、照明灯の明るさ、レンズの明るさ及びカメラの感度のバラツキに影響されない。これにより、すべてのボンディング装置で同じ画像の明るさを維持することができるため、装置の稼働率が向上してICの生産数を増やすことができる。
【0058】
また、光学系の補正は自動で行うことができるため、オペレータによる設定ミスや設定のバラツキを防ぐことができる。
【0059】
また、本発明によるボンディング装置によれば、照明灯の照度設定値を一定にして基準位置毎にカメラの露光時間を変えて画像の明るさが基準値となるようにしたため、照明灯の応答の遅れに影響されずにずれ量の検出を行うことが可能とり、ICの生産数を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明によるボンディング装置の光学系の構成を示す図である。
【図2】ボンディング装置の光学系の信号のデータ等の流れを示す図である。
【図3】ボンディング装置の光学系の補正を行うための測定モデルの処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】カメラの各露光時間毎の照明灯の照度設定値に対する画像の明るさの変化を示す図である。
【図5】基準モデルと測定モデルによる照明灯の照度設定値の補正について示した図である。
【図6】ボンディング装置の光学系の補正を行うための測定モデルの処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】ボンディング装置におけるずれ量検出時のXYテーブルの移動、カメラ1の撮像タイミング等を示すタイミング図である。
【図8】従来のボンディング装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1、20 カメラ
2 光学レンズ
3 照明灯
4 照明コントローラ
7、28 画像処理装置
7a 画像メモリ
8 制御装置
10 XYテーブル
15 反射板
21 ボンディングアーム
21a キャピラリ
23 ボンディングヘッド
25 搬送装置
27 ボンディングステージ
27a ヒータ
29 モニタ
29a クロスライン
29b ウインド
31 駆動装置
37 マニュピュレータ

Claims (4)

  1. 対象物からの反射光を撮像手段の撮像面に結像する光学レンズと、撮像面の露光時間を外部から制御可能な撮像手段と、照明の明るさを外部から制御可能な照明手段と、該撮像手段からの信号をデジタル化してメモリに記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段から画像の明るさを演算する演算手段とを備えたボンディング装置であって、
    前記撮像手段の露光時間と前記照明手段の照度設定値に対する反射板の画像の明るさを基準モデルとして前もって設定して、前記撮像手段の露光時間と前記照明手段の照度設定値に対する前記反射板の画像の明るさを前記画像記憶手段及び前記演算手段で演算して測定モデルを算出し、前記測定モデルより画像の明るさが基準モデルの基準値になるように前記照明手段の照度設定値を補正するようにしたことを特徴とするボンディング装置。
  2. 対象物からの反射光を撮像手段の撮像面に結像する光学レンズと、撮像面の露光時間を外部から制御可能な撮像手段と、照明の明るさを外部から制御可能な照明手段と、該撮像手段からの信号をデジタル化してメモリに記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段から画像の明るさを演算する演算手段とを備えたボンディング装置であって、
    前記撮像手段の露光時間と前記照明手段の照度設定値に対する反射板の画像の明るさを基準モデルとして前もって設定して、前記撮像手段の露光時間と前記照明手段の照度設定値に対する前記反射板の画像の明るさを前記画像記憶手段及び前記演算手段で演算して測定モデルを算出し、前記測定モデルより画像の明るさが基準モデルの基準値になるように前記撮像手段の露光時間を補正するようにしたことを特徴とするボンディング装置。
  3. 対象物からの反射光を撮像手段の撮像面に結像する光学レンズと、撮像面の露光時間を外部から制御可能な撮像手段と、照明の明るさを外部から制御可能な照明手段と、前記光学レンズと前記撮像手段と前記照明手段とからなる光学系を被撮像対象物に対して二次元的に相対移動させて位置決めを行う位置決め手段と、該撮像手段からの信号をデジタル化してメモリに記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段から画像の明るさを演算する演算手段とを備えたボンディング装置であって、
    前記撮像手段の露光時間と前記照明手段の照度設定値に対する反射板の画像の明るさを基準モデルとして前もって設定して、前記撮像手段の露光時間と前記照明手段の照度設定値に対する前記反射板の画像の明るさを前記画像記憶手段及び前記演算手段で演算して測定モデルを算出し、前記位置決め手段の動作完了後に前記測定モデルより画像の明るさが基準モデルの基準値になるように前記撮像手段の露光時間を補正するようにしたことを特徴とするボンディング装置。
  4. 前記画像の明るさは、前記画像記憶手段に記憶された所定の画像エリア内の画素データの平均値であることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載のボンディング装置。
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