JP3941291B2 - 肌の老廃物やしみ類の取除装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シミ、そばかす、ホクロ、イボの被除去部位を取除くための取除装置、取除装置用装具及び取除方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
シミ、そばかす、ホクロ、イボの被除去部位を取除くための取除装置は、金属製針状電極を使用して、該電極に高電圧のパルスを供給することにより該電極と被除去部位との間に放電を起こさせて被除去部位を除去していする。該装置によれば、被除去部位の種類や深さよっては、その周辺の正常な皮膚に傷等を付けずに被除去部位をきれいに、迅速に取り除くことは十分に出来ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した従来の欠点を解決するためになされたもので、本発明は、その周辺の正常な皮膚に傷等を付けずに被除去部位をきれいに、迅速に取り除くことできる新規な取除装置及び取除装置用装具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る肌の老廃物やしみ類の被除去部位を物理的な手段により除去するための取除装置は、放電用プローブと;前記プローブに設けられ、被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電を発生させるための材料を備える電極と;被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電強度を発生させるための放電強度制御手段と;前記電極から照射される放電光束の指向性を与えるための指向性付与手段と;を備え、前記電極と前記被除去部位との間で生じる放電に指向性をもたせて被除去部位を除去してなる。
【0005】
本発明に係る肌の老廃物やしみ類の被除去部位を物理的な手段により除去するための取除装置は、放電用プローブと;前記プローブに設けられ、被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電を発生させるための材料を備える電極と;被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電強度を発生させるための放電強度制御手段と;を備え、前記電極と前記被除去部位との間で放電を起こさせて被除去部位を除去してなる。
【0006】
本発明に係る肌の老廃物やしみ類の被除去部位を物理的な手段により除去するための取除装置は、沿面放電を利用してなり、かつ沿面放電は、被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電を発生させるための材料からなる電極と、被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電強度に制御するための放電強度制御手段とを備えてなる。
【0007】
本発明に係る取除装置の前記電極は、半導体、導電体、絶縁体、アモルファス金属の群から選ばれる1つの材料から作られることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る取除装置の前記電極は、先端を尖らして形成された絶縁体から作られることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る取除装置の前記電極は、絶縁体と、該絶縁体の表面に塗布された半導体又は導電体から作られることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る取除装置の前記電極は、絶縁体と、該絶縁体に取付られた針状半導体又は針状導電体から作られることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る取除装置の前記指向性付与手段は、前記電極に装着され、かつ外方に延出する口径約0.5mm〜約1mmの中空の突出部を備える絶縁性キャップ具であることを特徴とする。
【0012】
本発明に係る取除装置の前記指向性付与手段の前記絶縁性キャップの口径は、前記電極体の径より小さいことを特徴とする。
【0013】
本発明に係る取除装置の前記指向性付与手段は、被除去部位上に設置される径約0.5mm〜約1mmの貫通孔を備える絶縁性シート具であることを特徴とする。
【0014】
本発明に係る取除装置の前記指向性付与手段は、被除去部位上に設置される径約0.5mm〜約1mmの貫通孔に放電光を透過又は吸収する部材を備える絶縁性シート具であることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る取除装置の前記放電強度制御手段は、パルス発生電圧及び又は周波数の制御装置、及び又は沿面距離の長さであることを特徴とする。
【0016】
本発明に係る取除装置用装具は、放電用プローブと;被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電を発生させるように前記放電用プローブに設けられる複数種類の材料を備える複数の電極と;前記電極から照射される放電光束の指向性を与えるための複数の指向性付与手段と;前記プローブに接続される電源用コードと;前記放電用プローブ、前記複数の種類の電極及び前記電源用コードを収納するための収納体と;前記放電用プローブを駆動するための駆動装置と;を備える。
【0017】
本発明に係る取除装置用装具は、光ビームプローブと;放電用プローブと;被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電を発生させるように前記放電用プローブに設けられる複数種類の材料を備える複数の電極と、前記電極から照射される放電光束の指向性を与えるための複数の指向性付与手段と;ガス封入球を備える放電用プローブと;前記プローブに接続される電源用コードと;前記放電用プローブ、前記複数の種類の電極及び前記電源用コードを収納するための収納体と;前記放電用プローブを駆動するための駆動装置と;を備える。
【0018】
本発明に係る取除装置用装具の前記電極は、上述した前記電極を備えることを特徴とする。
【0019】
本発明に係る取除装置用装具の前記指向性付与手段は、上述した前記指向性付与手段を備えることを特徴とする。
【0020】
本発明に係る肌の老廃物やしみ類の被除去部位を物理的な手段により除去するための取除方法は、被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間でそれらに適合した最適な放電を発生させための材料を備える電極を選定する工程と;被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電強度に制御する工程と;前記電極と前記被除去部位との間で制御された放電を被除去部位に当て該被除去部位を除去する工程と;
を備える。
【0021】
本発明に係る取除方法の電極材料は、半導体、導電体、絶縁体、アモルファス金属の群から選ばれることを特徴とする。
【0022】
老廃物やしみ類の被除去部位を物理的な手段により効率良く、しかも患者に苦痛を与えることなく該被除去部位を除去するためには、被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間でそれらに適合した最適な放電を発生させ、かつ被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電強度を発生させることが重要である。そこで、各被除去部位の除去に適した放電を照射する電極の材料に着目をした。特に、絶縁体と導電体の中間である半導体やアモルファス金属を電極の材料に使用したことにより取除の治療をより確実なものにすることができる。
【0023】
被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間でそれらに適合した最適な放電を発生させための材料を備える電極を選定した後に、被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電強度に制御する。
【0024】
さらに、前記電極から照射される放電光束の指向性を与えるための指向性付与手段を設けたことにより、取除を望む被除去部位の位置に確実に放電光束をピンポイントで当てることができる。かくして、被除去部位の周辺の皮膚を傷付けることなしに短期間にきれいに被除去部位を除去できる。
【0025】
また、被除去部位の取除に沿面放電を適用したことにより電極と被除去部位である人体の皮膚の一部との間で確実に放電が起こり、よって取除を望む患者に痛みを伴うことなしに被除去部位をきれいに確実に除去することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る肌の老廃物やしみ類の取除装置の一実施例を図面を参照して詳述する。
【0027】
図1において、符号10は、取除装置の分解概略図である。取除装置10は、保持具12を取付け、放電駆動回路を内臓している放電用プローブ14と、該放電用プローブに取付られた放電用電極16を備える。さらに取除装置は、電極から放電される放電光束に指向性を与えるための指向性付与手段として該電極に装着される絶縁性キャップ具18を備える。
【0028】
前記放電用プローブ14は、放電駆動回路として昇圧回路、高周波回路及び制御回路等を内蔵している。そして、該駆動回路は、電源装置から高電圧が供給される。さらに、前記放電用プローブ14は、ステラコイルを内蔵している。該コイルは、一次コイルに電流を流すと二次コイル側で高電圧を出力する。なお、前記放電用プローブの先端に取付られた放電電極から放電を行う放電用パルスの電圧は、高圧パルス発生装置又は高出力電位発生装置20から得られる。
【0029】
放電用プローブ14は、先端に放電用電極16を備える。かくして、放電用プローブの先端に設けられた電極を人体の被除去部位に近づけることによって放電駆動回路から発生される高圧パルスによって放電が生じる。放電用電極16は、放電用プローブに着脱可能に取付けられている。
【0030】
図2(a)、図2(b)、図2(c)及び図2(d)は、前記放電用プローブに取付られる電極の概略図を示す。電極を構成する材料及び形状は、肌の老廃物やしみ類の被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電が得られるように選択される。図2(a)において、電極は、シリコン、ゲルマニウム、カルコゲナイド、GaAs、InP等の半導体、ステンレス、鋼等の金属、アモルファス金属の材料から作られている電極体22からなる。該電極体の先端は、所定の曲率半径を有する。
【0031】
図2(b)において、電極は、先端を尖らして形成された絶縁体、例えばガラス、カーボン材料から作られる電極体24からなる。図2(c)において、電極は、ガラス等の絶縁材料からなる基部26の表面にシリコン、ゲルマニウム等の半導体、又は鋼等の金属、アノルファス金属の薄膜28を塗布して作られる電極体30からなる。該電極体の先端は、所定の曲率半径を有する。図2(d)において、電極は、所定の曲率半径を有するガラス等の絶縁体からなる基部32の中央に凹所を備え、そして該凹所内にシリコン、ゲルマニウム、カルコゲナイド、GaAs、InP等の半導体、又はステンレス等の金属、アモルファス金属の針状体22からなる電極体36からなる。
【0032】
図3(a)、図3(b)及び図3(c)は、電極から照射される放電の光束の方向を所定の向きに向かせるための指向性付与手段18の概略図を示す。図3(a)において、指向性付与手段18は、前記電極に装着され、かつ外方に延出する径約0.5mm〜約1mmの中空の突出部38を備える絶縁性キャップ具40である。絶縁性キャップ具40は、耐熱性のガラスから作られる。なお、該キャップ具は、吸光性及び透光性を有しないで、かつ高温に耐える材料から作られることが好ましい。また、突出部の径及び長さは、上述した長さに限らずに被除去部位の形状や大きさ等に応じて任意の寸法を有する。
【0033】
該突出部38は、電極と皮膚の被除去部位との間で適切な放電を生じる距離と同じか又は短い長さを有する。該距離が短い場合、電極と皮膚の被除去部位との間で適切な放電を生じる距離を定める。そして突出部の先端は、該先端と被除去部位との間で照射される放電の光束の指向が失われない位置に設置される。かくして、電極から被除去部位に向けた照射された光束は、絶縁性キャップ具の外方に延出する径約0.5mm〜約1mmの中空の突出部を通り、そして、該突出部の先端から被除去部位に指向性を有する放電の光束が照射される。かくして、電極を備えるプローブを被除去部位の所望の位置に移動して放電を行う。
【0034】
図3(b)は、指向性付与手段18の他の手段を示す。該図において、前記指向性付与手段は、被除去部位上に設置される径約0.5mm〜約1mmの貫通孔42を備える高さ約5mmの絶縁性シート44からなる絶縁性シート具46からなる。なお、該絶縁性シート具は、吸光性及び透光性を有しないで、かつ高温に耐える材料から作られることが好ましい。該シートの面積は、被除去部位の大きさによって適宜定められる。例えば、大きな面積を有するシートを使用する被除去部位の大きさに合わせて切断して使用することもできる。また、予め所定の面積に作られているシートを使用してもよい。なお、前記貫通孔は、シートに1ヶ所、又は数ヶ所設けられている。かくして、該シートを使用する際、該シートを固定してシートに設けられた孔に向けて前記電極を備えるプローブを移動し又は前記電極位置を固定して前記シートに設けられた孔の位置を移動して放電を行う。なお、該シートは、被除去部位上に直接的に載置される、又は張り付けられる。
【0035】
図3(c)は、指向性付与手段18のさらに他の手段を示す。該図において、前記指向性付与手段は、前記図3(b)に記載の絶縁性シート44に形成された径約0.5mm〜約1mmの貫通孔42の中に放電光を透過又は吸収する部材48として、例えば石英ガラスや、光を吸収する物体としてすず、白金黒を設けて形成される。なお、絶縁性シート具50の高さ約5mmである。この場合、貫通孔内の該部材は、絶縁性シートの全高さに充填されても、被除去部位上から数ミリメートル上まで充填してもよい。なお、該絶縁性シート具は、吸光性及び透光性を有しないで、かつ高温に耐える材料から作られることが好ましい。該シートは、被除去部位上に直接的に載置される、又は張り付けられる。
【0036】
さらに、取除装置は、被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電強度を発生させるための放電強度制御手段を備える。該放電強度制御手段は、放電用パルスの電圧及び又は周波数を制御してなる。また該制御手段は、放電用電極と被除去部位との間の沿面距離を制御してなる。さらには、上述した前記電圧、周波数及び前記沿面距離の双方を制御してなる。
【0037】
かくして、使用者は、被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間でそれらに適合した最適な放電を発生させるための材料を備える電極を選定した後に、被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電強度に制御する。そして、該放電を用いて被除去部位を除去する。
【0038】
被除去部位の取除に沿面放電が適用される。図4は、沿面放電の原理図の概略を概略図を示す。該図において、先端に尖部を形成してなる第1の電極52と、該第1の電極の尖部と接触する上面を備える絶縁部材54と、該第1の電極に対向して設けられ、前記絶縁部材の下面に設けられた第2の電極56とからなり、該第1の電極に交流電圧が印加された時、該第1の電極の接触部から絶縁物の面上にコロナ放電が起こる。
【0039】
ここで、前記第1の電極は、放電用プローブに取付られ、かつ被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電を発生させるための材料として金属又は半導体からなる。
【0040】
図5及び図6を参照して、本発明に係る肌の老廃物やしみ類の取除装置用装具の実施例を図面を参照して詳述する。
【0041】
取除装置用装具1
図5において、符号60は、取除装置用装具である。取除装置用装具60は、収納ケース62内に以下の構成要素を収納する。該収納ケース62は、取除装置10用の放電用プローブ14と、放電用プローブに取付られる複数種類の電極16と、複数種類の指向性付与手段18と、1本の電源コード64とを収納する。前記電極16は、前記図2(a)、図2(b)、図2(c)及び図2(d)に記載された構成を備える。また、前記指向性付与手段18は、前記図3(a)及び図3(b)に記載された構成を備える。
【0042】
すなわち、シミ、そばかす、ホクロ、イボ、及びそれらの大きさや色の濃淡、深さ又は質等に応じて被除去部位との間で最適な放電が得られるような3種類、すなわちガラス、ステンレス等の金属、アモルファス金属及びシリコン、ゲルマニウム、カルコゲナイド、GaAs、InP等の半導体材料から作られてなる電極が、用意されている。
【0043】
また、収納ケースと別個に前記放電用プローブの先端に取付られた放電用電極から放電を行う上述の高圧パルス発生装置又は高出力電位発生装置が用意されている。
【0044】
かくして上述した、シミ、そばかす、ホクロ、イボ等の大きさや色の濃淡、深さ又は質等に応じて電極の材料の種類を適宜選択して使用し、かつ高圧パルスを制御して放電用電極から適切な放電強度の放電を肌に照射することによりシミ、そばかす、ホクロ、イボ等がきれいに取り除かれる。
【0045】
例えば、大きな寸法のイボを取り除く場合、まずガラス製電極を使用してイボの全体に放電を行う。これによりイボ全体が適度の加熱されてイボを構成している組織細胞が壊される。次に、金属製電極に指向性付与手段として径;1mmのキャップ具を電極に装着してイボの外郭に沿って、次第にイボの中心方向にピンポイントで放電を行う。かくして、イボが取除かれる状態が得られる。最後の半導体製電極用いて放電を行い、完全にイボを皮膚から取除く。
【0046】
これら一連の作業によりイボを皮膚から痛みを感じることなく、周囲の皮膚を傷付けることなく、清潔に、また短時間に取除を行うことができる。なお、上述した方法によらずに、上述した装置を患部の状態によって適宜選択して行うことにより、優れた取除を行うことができる。同様なことは、以下に述べる装具を使用しても可能である。
【0047】
取除装置用装具2
図6は、他の取除装置用装具70を示す。該装具70は、上述した取除装置10用の放電用プローブ14と、光ビームプローブ74及び放電式ガス封入球76を先端に取り付けた放電用プロー78を備えている。それ以外の構成は、前記装具1と同様であるので記載を省略する。
【0048】
ここで、前記光ビームプローブ74は、人体の肌に照射されることにより灸と同様の効能を得るためのものである。ここで、該プローブには、5V、1.8Aの出力を備えるハロゲンランプが使用されている。該プローブの先端部の内側に直径約5mmの球形レンズが内蔵されており、光ビーム発生装置から該プローブを通して発生される光が球形レンズで集束されて光ビームとして外部に照射される。
【0049】
さらに、放電式ガス封入球76を先端に取り付けた放電用プローブ78が用意されている。ここで、ガス封入球にはハロゲン、ネオン、アルゴン、窒素等の放電用ガスが封入されている。そして、電球の電極に高圧の交流電流が印加されると球体内のガスがイオン化し、放電して光を発生する。かくして、放電光を肌に当てることにより肌の漂白及び殺菌が行われる。
【0050】
【発明の効果】
シミ、そばかす、ホクロ、イボ等の大きさや色の濃淡、深さ又は質等に応じて被除去部位を患者に苦痛を与えることなしに簡単にかつ周辺の正常な皮膚に傷等を付けずに被除去部位をきれいに取り除くことできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る取除装置を示す概略図である。
【図2(a)】図2(a)は本発明に係る電極を示す断面図である。
【図2(b)】図2(b)は本発明に係る他の電極を示す断面図である。
【図2(c)】図2(c)は本発明に係る他の電極を示す断面図である。
【図2(d)】図2(d)は本発明に係る他の電極を示す断面図である。
【図3(a)】図3(a)は本発明に係る指向性付与手段を示す断面図である。
【図3(b)】図3(b)は本発明に係る他の指向性付与手段を示す断面図である。
【図3(c)】図3(c)は本発明に係る他の指向性付与手段を示す断面図である。
【図4】図4は本発明に係る沿面放電を利用した取除装置の原理を示す概略図である。
【図5】図5は本発明に係る取除装置用装具を示す平面図である。
【図6】図6は本発明に係る他の取除装置用装具を示す平面図である。
【符号の説明】
10;取除装置
12;保持具
14;放電用プローブ
16、22、24、30、36;電極
18、40、46、50;指向性付与手段
60、70;取除装置用装具
74;光ビームプローブ
78;放電式ガス封入球付き放電用プローブ
Claims (4)
- 肌の老廃物やしみ類の被除去部位を物理的な手段により除去するための取除装置を備える美容装置であって、前記取除装置は、放電用プローブと、前記放電用プローブに設けられ被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電を発生させるため半導体やアモルファス金属材料製の電極と、被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電強度に制御するため放電用パルスの電圧及び又は周波数を制御する放電強度制御手段と、前記電極から照射される放電光束の指向性を与えるための指向性付与手段とを備え、前記指向性付与手段は、前記電極に装着され、かつ外方に延出する径約0.5mm〜約1.0mmの中空の突出部を備え、吸光性及び透過性を有しないでかつ高温に耐えられる耐熱ガラス製の絶縁性キャップ具であり、前記電極と前記披除去部位との間で生じる放電に指向性をもたせて被除去部位を除去してなる美容装置。
- 肌の老廃物やしみ類の被除去部位を物理的な手段により除去するための取除装置を備える美容装置であって、前記取除装置は、放電用プローブと、前記放電用プローブに設けられ被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電を発生させるため半導体やアモルファス金属材料製の電極と、被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電強度に制御するため放電用パルスの電圧及び又は周波数を制御する放電強度制御手段と、前記電極から照射される放電光束の指向性を与えるための指向性付与手段とを備え、前記指向性付与手段は、被除去部位上に配置され、吸光性及び透過性を有しないでかつ高温に耐えられる耐熱ガラスから作られ、かつ径約0.5mm〜約1.0mmの貫通孔を1ヵ所又は数ヵ所設け、該孔に向けて前記電極を備えるプローブを移動し又は電極位置を固定して該孔の位置を移動して行うための絶縁性シート具であり、前記電極と前記披除去部位との間で生じる放電に指向性をもたせて被除去部位を除去してなる美容装置。
- 肌の老廃物やしみ類の被除去部位を物理的な手段により除去するための取除装置を備える美容装置であって、前記取除装置は、放電用プローブと、前記放電用プローブに設けられ被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電を発生させるため半導体やアモルファス金属材料製の電極と、被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電強度に制御するため放電用パルスの電圧及び又は周波数を制御する放電強度制御手段と、前記電極から照射される放電光束の指向性を与えるための指向性付与手段とを備え、前記指向性付与手段は、被除去部位上に設置される約0.5mm〜約1.0mmの貫通孔に放電光を透過又は吸収する材料を全高さに充填し、又は被除去部位から数mm以上まで充填し、かつ吸光性及び透光性を有しないでかつ高温に耐えられる材料から作られる絶縁性シート具であり、前記電極と前記披除去部位との間で生じる放電に指向性をもたせて被除去部位を除去してなる美容装置。
- 肌の老廃物やしみ類の被除去部位を物理的な手段により除去するための取除装置を備える美容装置であって、前記取除装置は、放電用プローブと、前記放電用プローブに設けられ被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電を発生させるための材料から作られ、かつ尖端を備える電極と、被除去部位の種類、形状、大きさ、深さ又は質に応じて被除去部位との間で最適な放電強度に制御するため放電用パルスの電圧及び又は周波数を制御する放電強度制御手段と、前記電極から照射される放電光束の指向性を与え、かつ突出部を備える指向性付与手段とを備え、ここで前記指向性付与手段は、前記電極に装着され、かつ外方に延出する径約0.5mm〜約1.0mmの中空の突出部を備える、吸光性及び透過性を有しないでかつ高温に耐えられる耐熱ガラス製の絶縁性キャップ具であり、前記電極と前記披除去部位との間で生じる放電に指向性をもたせて被除去部位を除去してなる美容装置。
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