JP3940405B2 - 屋根構造 - Google Patents

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Description

本発明は新築或いは改修に有用な屋根構造に関する。
既存の屋根を剥がさないで新設屋根を重ね葺きするものとして様々なものが提案されている。
例えば、特許文献1には、既設の瓦棒屋根材の上にこれを被覆する金属板屋根材を設置する屋根補修工法において、断面ほぼ逆U字形で相対向する両側壁の脚端を内側に屈曲させた金属板のフレームと、両側壁を貫通し締め込みにより両側壁を対向方向に押し込むねじ部材とよりなるクランプ金具を用い、クランプ金具を既設の瓦棒屋根材の瓦棒部の上にこれを跨ぐように配し、上記ねじ部材を締め込んで上記脚端で瓦棒屋根材の瓦棒部を両側面から挟み付けてクランプ金具を瓦棒部に固定し、固定されたクランプ金具の上に金属板屋根材の山部を重ね合わせ、これをクランプ金具のフレームにねじ締め固定するようにした屋根補修工法が記載されている。
この補修工法では、既設の瓦棒屋根材の瓦棒部にビス等の固定具のための孔を開けないで済むため、雨仕舞の面から非常に好ましい工法である。
ところで、瓦棒部にクランプ金具を固定する際、屋根面と平行状のねじ部材を締め込み操作するのであるが、この締め込み用の工具を取り回しするには瓦棒部の高さが十分でないため、手間・暇がかかって効率的でない問題を抱えている。
特許第2907423号
解決しようとする課題は、第1には、下側屋根にビス等の固定具のための孔を開けたり傷付けたりすることによる雨仕舞の不安が無く、しかも、下側屋根に対する上側屋根の取り付け作業が簡単で、効率良く施工することが可能である屋根構造を、第2には、さらに、下側屋根に対する上側屋根の取り付け媒体の組み付け強度が堅牢である屋根構造を、第3には、さらに、下側屋根に対する上側屋根の取り付け媒体の組み付けを迅速に行なえる屋根構造を、第4には、さらに、高い断熱性を有する屋根構造を提供することにある。
本発明の屋根構造では前記した課題を達成するため、以下の構成にしたことを特徴とする。
1.下側屋根上に取付部材を経て上側屋根を敷設する屋根構造において、前記下側屋根は、幅方向に突出するはぜ部を有する縦桟を有し、前記取付部材は、前記縦桟に被嵌可能で、上面部と内側に突出する係止部を有する対向状の側面部からなり、前記取付部材の上面部との間に引き上げ空間を残して対向状の吊り部を有する支持部材を、下側屋根側に載乗した状態に配設し、前記吊り部上から螺合手段で取付部材を引き上げることで、取付部材の係止部を縦桟のはぜ部に下側から係止し、この取付部材を経て下側屋根に固定した前記支持部材上に上側屋根を葺いてあることを特徴とする。
2.前記した1の屋根構造において、支持部材が、取付部材の係止部を外側から押えて、当該係止部を縦桟のはぜ部に係止状態に保持可能な押え保持部を有していることを特徴とする。
3.前記した1または2の屋根構造において、支持部材が、縦桟の長手方向に沿う取付部材の移動を阻止可能なストッパーを有していることを特徴とする。
4.前記した1〜3のいずれか1項記載の屋根構造において、下側屋根と上側屋根の間に断熱材を配したことを特徴とする。
本発明における螺合手段は、ビスを支持部材上から取付部材のねじ孔に螺合する態様、ボルトを支持部材上から取付部材を通してナットに螺合する態様、タッピングネジ或いはタッピングボルト等を支持部材上から取付部材にねじ切りして螺合する態様、取付部材に溶接ボルトを立設して、この溶接ボルトの支持部材上に貫出しているねじ部分にナットを螺合する態様等を指し、ビス或いはボルト若しくはナット等を締めつけ操作することで取付部材を引き上げ可能な態様のものであれば良い。
取付部材はピース材或いは長尺材で、側面部の下端が下側屋根から離間する態様、当接する態様、近接する態様等が想定されるが、当接若しくは近接するほうが作業性は良い。すなわち、支持部材上からビス、タッピングネジ、ナット等の螺合手段を締つけする場合に、取付部材が逃げ動かずに確実に螺合できることになる。
取付部材の係止部は、側面部下端を内側上方に屈曲させて形成した態様であっても、側面部途中に打ち出し或いは止着して形成した突起状の係止爪であっても良く、既設屋根の突縁状はぜ部に下側から係止可能な形状であればよい。
取付部材と支持部材の関係は、螺合手段の締めつけ前にあっては、取付部材の上面部と支持部材の吊り部は上下に離間していて、下側屋根側に載乗して固定状の支持部材の吊り部に向けて取付部材を引き上げ可能な間隔すなわち引き上げ空間が確保されている上下関係であれば良い。
支持部材は、長尺材或いはピース材で、この支持部材は、下方の取付部材の上面部と上下に対向する吊り部を有し且つ下側屋根側(下側屋根および/または縦桟)に載乗可能な態様であれば、その他の形状は特に問わない。例えば、下方が開放した断面コ字状であっても良いし、断面ハット型等であっても良い。また、支持部材は、取付部材の係止部を外側から押えて、当該係止部を縦桟のはぜ部に係止状態に保持可能な押え保持部を有していても良いし、有していなくても良い。また、支持部材は、縦桟の長手方向に沿う取付部材の移動を阻止可能なストッパーを有していても良いし、有していなくとも良い。
支持部材は、縦桟の長手方向(流れ方向)に沿う方向に配しても、縦桟と交差する方向(桁行き方向)に配しても良い。前者では支持部材および取付部材の長さは問われず、長尺材或いはピース材のいずれであっても良いが、後者では支持部材は長尺材になり、取付部材はピース材となる。
支持部材は、縦桟の長手方向に沿って配設される場合、下側屋根面に接地すると共に縦桟に載乗して取付部材および縦桟を内包する態様、または、下側屋根面にのみ接地して取付部材および縦桟を内包する態様、或いは、縦桟にのみ載乗して取付部材および縦桟上部を内包する態様、若しくは、縦桟にのみ載乗して取付部材を内包する態様のいずれかになり、縦桟と交差する方向に配設される場合には、支持部材下端が縦桟上縁に当接して載乗して取付部材の少なくとも上面部を内包する態様になる。
また、支持部材は、縦桟に載乗した状態で、外側の押え保持部と内側のストッパー間に縦桟のはぜ部を把持(弾性的な把持関係を含む)可能に形成しても良く、この場合、縦桟のはぜ部に係止部を係止状態に保持可能であることに加えて、縦桟に対する支持部材の据わりが安定することになり、組み付け施工しやすくなる。
断熱材は、隣接する取付部材間に配する態様、隣接する支持部材間に配する態様、取付部材間および支持部材間に配する態様(2層となる)が想定される。
A.請求項1により、下側屋根にビス等の固定具のための孔を開けたり傷付けたりすることによる雨仕舞の不安が無く、しかも、下側屋根に対する上側屋根の取り付け作業が簡単で、効率良く施工することできる。
また、支持部材上面の吊り部における螺合手段を締めつけ操作することにより、工具の取りまわしスペースが十分に確保され、既設屋根面を傷つけることも無い。
B.請求項2により、さらに、係止部がはぜ部に確実に係止して同状態に保持されるため、下側屋根に対する上側屋根の取り付け媒体すなわち取付部材および支持部材の組み付け強度が堅牢で強固である。
C.請求項3により、さらに、上側屋根が取り付けられる支持部材を下側屋根の縦桟に接続固定する取り付け媒体としての取付部材は、縦桟および支持部材のストッパーによって縦桟方向および同方向と交差する方向への動きを阻止されて、仮固定された状態で組み付けられるため、タッピングビス或いはボルト・ナット等の螺合手段による組み付け作業が容易であり、迅速且つ確実に行える。
D.請求項4により、さらに、高い断熱性を有する屋根構造に改修・施工できる。
図1〜図3には本発明の屋根構造における実施の1形態として、屋根改修構造を例示しており、既設屋根1は、下地2上にアスファルトルーフィング等の防水部材3を経て既設屋根材4を流れ方向に沿い敷設して左右平行状に配設してあると共に、既設屋根材4左右側縁の立ち上げ部4a上端部と、この左右に隣り合う立ち上げ部4a間における下地2に敷設固定された吊子5の左右起立部5a上端部と、この左右起立部5a上端部間に亘り被嵌されたキャップ材6左右上端部とを三者一体状にはぜ締めすることで、外方へ突出状の左右の突縁状はぜ部1bおよびキャップ材6上面部による上面部1c並びに凹部1dが形成された縦桟1aを有する屋根面意匠に葺かれている。
この既設屋根1の縦桟1aには、取付具7を左右の係止部7cが左右の突縁状はぜ部1bの下側に達するまで押し込むことにより流れ方向に適宜間隔をおいて配設してあると共に、かかる取付具7を内包するようにして隣り合う縦桟1aに亘り支持部材8を載乗させて桁行き方向(左右方向)に配設し、取付具7が流れ方向および桁行き方向の動きを阻止された仮固定状態にしてある。
取付具7は、下方が開放したコ字状の金属製のピース材で、上面部7a中央を段違い状に高くして面強度アップしてあると共に、上面部7a左右を縦桟1aの左右はぜ部1b上縁に載乗可能な乗り面部7a1として形成してあり、垂下状の左右側面部7b下端には係止部7cを内方斜め上向きに突設してある。この左右の係止部7cは、タッピングビス9による取付具7の引き上げ操作にともない縦桟1aの左右の突縁状はぜ部1b下縁に下側から係止している。
支持部材8は、取付具7の上面部7aおよび側面部7b上半に被さって内包可能な態様の下方が開放した断面ハット状の金属製の長尺材で、隣り合う縦桟1a上に亘り配設して、両側壁部8a下端の水平状当接部8bを縦桟1a上縁に当接させて載乗している。また支持部材8内には取付具7を双方の上下対向状の吊り部8cと上面部7a間に引き上げ空間Sを確保して内包してあると共に、対向状の両側壁部8a間に位置する取付具7の流れ方向の動きを阻止してある。
そして、縦桟1aとの交差部位である支持部材8の吊り部8c部分にはタッピングビス9を貫通させて、支持部材8内の桁行き方向および流れ方向の動きを阻止されて定位置に収まった取付具7の上面部7aに螺合せしめてあると共に、このタッピングビス9を締めつけることで取付具7を引き上げて、左右側面部7bの係止部7cを縦桟1aの左右の突縁状はぜ部1b下縁に下側から係止せしめることにより、支持部材8を桁行き方向に隣り合う縦桟1a上に亘り取付具7を経て固定状態に取り付けてある。
かかる既設屋根1の桁行き方向に隣り合う縦桟1a間における既設屋根材4上面部には断熱材10を配設してあると共に、支持部材8の吊り部8cには保持部材11をその固定部11aをタッピングボルト12で取り付けて立設してある。
この保持部材11は、断面略上下二段傘状の金属製のもので、上側の第1被係止部11bと下側の第2被係止部11cを左右対称状に形成してあり、第1被係止部11bに新設屋根材14側縁の第1係止部14bが、第2被係止部11cに新設屋根材14側縁の第2係止部14cが、それぞれ係止可能に形成してある。
新設屋根材14は、支持部材8上の左右に隣り合う保持部材11間における支持部材8上に亘り流れ方向に敷設すると共に、新設屋根材14における左右に隣り合う立ち上がり部14a上側の第1係止部14bを保持部材11上側の第1被係止部11bに、立ち上がり部14a下側の第2係止部14cを下側の第2被係止部11cに、それぞれ係止してある。
そして、左右の第1係止部14bと第1被係止部11bとの係止部分には内カバー15を被嵌して、第1被係止部11bに対して第1係止部14bを係止状態に保持してある。また、この内カバー15を含めて、左右の新設屋根材14の隣り合う立ち上がり部14aには外カバー16を被嵌して雨仕舞することで、既設屋根1上に新設屋根13を葺いてある。
図4〜図6には本発明の屋根構造における実施の他の1形態として、他の屋根改修構造を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
既設屋根1の縦桟1aには、取付具17を左右の係止部17cが左右の突縁状はぜ部1bを乗り越えて、側面部17b下端が既設屋根材4上面部に接地するまで押し込むことにより流れ方向に適宜間隔をおいて配設してあると共に、かかる取付具17を内包するようにして縦桟1aに支持部材18を被せて流れ方向に配設してある。
取付具17は、下方が開放したコ字状の金属製のピース材で、上面部17aの前縁および後縁に補強部17dを折下げ形成して面強度アップしてあると共に、上面部17aから垂下状の左右側面部17bを縦桟1aよりも若干高くし、この左右側面部17bにおける下端内縁には係止部17cを内方斜め上向きに突設してある。この左右の係止部17cは、タッピングビス9による取付具17の引き上げ操作にともなって左右側面部17b下端が既設屋根材4上面部から離間することにより、縦桟1aの左右の突縁状はぜ部1b下縁に下側から係止している。
支持部材18は、取付具17を内包して縦桟1aに跨って被嵌可能な態様の下方が開放した断面コ字状の金属製の長尺材で、縦桟1aおよびこの縦桟1aに被嵌状の取付具17に跨った状態に配設して、両側壁部18a下端の水平状接地部18bを既設屋根材4上面部に当接させ載乗している。また支持部材18内には取付具17を双方の上面部18c、17a間に引き上げ空間Sを確保して内包してある。
そして、支持部材18の上面部18cにはタッピングビス9を貫通させて、支持部材18内の取付具17の上面部17aに螺合せしめてあると共に、このタッピングビス9を締めつけることで取付具17を引き上げて、左右側面部17bの係止部17cを縦桟1aの左右の突縁状はぜ部1b下縁に下側から係止せしめることにより、支持部材18を縦桟1aに取付具17を経て固定状態に取り付けてある。
かかる既設屋根1の桁行き方向に隣り合う縦桟1a間における既設屋根材4上面部には断熱材10を配設してあると共に、支持部材18の上面部18cには保持部材11をその固定部11aをタッピングボルト12で取り付けて立設してある。
この保持部材11には新設屋根材14を係止して敷設してあると共に、内カバー15および外カバー16を被嵌して雨仕舞することで、既設屋根1上に新設屋根13を葺いてある。
図7〜図9には本発明の屋根構造における実施の他の1形態として、他の屋根改修構造を例示しており、構成は前記した図4の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
既設屋根1の縦桟1aには、取付具19を左右の係止部19cが左右の突縁状はぜ部1bの下側に達するまで押し込むことにより流れ方向に適宜間隔をおいて配設してあると共に、かかる取付具19を個別にそれぞれ内包するようにして縦桟1aおよび既設屋根材4上面に支持部材22を載乗・接地させて流れ方向に配設し、取付具19が流れ方向および桁行き方向の動きを阻止された仮固定状態にセットしてある。
取付具19は、下方が開放したコ字状の金属製のピース材で、上面部19a中央に溶接ボルト20を立設してあると共に、上面部19a左右縁部分を縦桟1aの左右はぜ部1b上縁に載乗可能な乗り面部19a1として形成してあり、垂下状の左右側面部19b下端には係止部19cを内方斜め上向きに突設してある。この左右の係止部19cは、溶接ボルト20に螺合しているナット21による取付具19の引き上げ操作にともない縦桟1aの左右の突縁状はぜ部1b下縁に下側から係止している。
支持部材22は、取付具19の上面部19aおよび側面部19bに被さって内包可能な態様の下方が開放した断面ハット状の金属製のピース材で、上面の吊り部22cの前後側縁から垂下状の前後両側壁部22aにおける左右の載乗部22dを縦桟1a上縁に当接させて載乗している。
また前後の側壁部22aには左右幅Lが縦桟1の凹部1dの幅L1よりも若干幅狭いストッパー22fを対向状に垂設してあり、凹部1d内に緩嵌状の前後のストッパー22f間に取付具19を内包することで縦桟1aの長手方向に沿う移動を阻止してある。この前後のストッパー22fの下端には水平部22gを延設してあり、この水平部22gは縦桟1aの凹部1d内における上面部1cに当接して載乗している。
そして、吊り部22cの左右側縁には押え保持部22eを垂設してあり、この左右の押え保持部22eは、前後のストッパー22fとの間にはぜ部1bおよび係止部19cを把持していると共に取付具19の係止部19cを外側から押えて、当該係止部19cを縦桟1aのはぜ部1bに係止状態に保持している。
左右の押え保持部22e下端には水平状接地部22bを延設してあり、この左右の水平状接地部22bは既設屋根材4上面部に当接し載乗している。
また支持部材22内には取付具19を双方の吊り部22cと上面部19a間に引き上げ空間Sを確保して内包してあると共に、対向状の前後両ストッパー22f間に位置する取付具19の流れ方向の動きを阻止してある。
そして、支持部材22における吊り部22cの通孔22hには取付具19側の溶接ボルト20を貫通させて、吊り部22c上の溶接ボルト20にナット21を螺合し、このナット21を締めつけることで、支持部材22内における桁行き方向および流れ方向の動きを阻止されて定位置に収まった取付具19を引き上げて、左右側面部19bの係止部19cを縦桟1aの左右の突縁状はぜ部1b下縁に下側から係止せしめることにより、支持部材22を縦桟1a上に取付具19を経て固定状態に取り付けてある。
かかる既設屋根1の桁行き方向に隣り合う縦桟1a間における既設屋根材4上面部には断熱材10を配設してあると共に、支持部材22の吊り部22cには保持部材11をその固定部11aに貫通している溶接ボルト20にナット23を螺合させて締めつけることにより取り付けて立設してある。
この保持部材11には新設屋根材14側縁を係止して、既設屋根1上に新設屋根13を葺いてある。
図10〜図12には本発明の屋根構造における実施の他の1形態として、他の屋根改修構造を例示しており、構成は前記した図7の態様のものと支持部材の構成を除いて基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
支持部材24は、取付具19の上面部19aおよび側面部19bに被さって内包可能な態様の下方が開放した断面ハット状の金属製のピース材で、上面の吊り部24cの前後側縁から垂下状の前後両側壁部24aにおける左右の載乗部24dを縦桟1a上縁に当接させて載乗している。
また前後の側壁部24aには左右幅Lが縦桟1の凹部1dの幅L1よりも若干幅狭いストッパー24fを対向状に垂設してあり、凹部1d内に緩嵌状の前後のストッパー24f間に取付具19を内包することで縦桟1の長手方向に沿う移動を阻止してある。この前後のストッパー24fの下端には水平部24gを延設してあり、この水平部24gは縦桟1aの凹部1d内における上面部1cに当接して載乗している。
そして、吊り部24cの左右側縁には押え保持部24eを垂設してあり、この左右の押え保持部24eは、既設屋根材4上面部から離間する一方で取付具19の左右側面部19b下端まで達する高さ比に形成してあり、この左右の押え保持部24eは、前後のストッパー24fとの間にはぜ部1bおよび係止部19cを把持していると共に取付具19の係止部19cを外側から押えて、当該係止部19cを縦桟1aのはぜ部1bに係止状態に保持している。
支持部材24における吊り部24cの通孔24hには取付具19側の溶接ボルト20を貫通させて、吊り部24c上の溶接ボルト20にナット21を螺合し、このナット21を締めつけることで、支持部材24内における桁行き方向および流れ方向の動きを阻止されて定位置に収まった取付具19を引き上げて、左右側面部19bの係止部19cを縦桟1aの左右の突縁状はぜ部1b下縁に下側から係止せしめることにより、支持部材24を縦桟1a上に取付具19を経て固定状態に取り付けてある。
この支持部材24の吊り部24cには保持部材11をその固定部11aに貫通している溶接ボルト20にナット23を螺合させて締めつけることにより取り付けて立設し、保持部材11には新設屋根材14側縁を係止して、既設屋根1上に新設屋根13を葺いてある。
図13〜図15には本発明の屋根構造における実施の他の1形態として、他の屋根改修構造を例示しており、構成は前記した図7の態様のものと支持部材の構成を除いて基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
支持部材25は、取付具19の上面部19aに被さって内包可能な態様の下方が開放した断面ハット状の金属製のピース材で、上面の吊り部25cの前後側縁から垂下状の前後両側壁部25aにおける左右の載乗部25dを縦桟1a上縁に当接させて載乗している。
また前後の側壁部25aには左右幅Lが縦桟1の凹部1dの幅L1よりも若干幅狭いストッパー25fを対向状に垂設してあり、凹部1d内に緩嵌状の前後のストッパー25f間に取付具19を内包することで縦桟1の長手方向に沿う移動を阻止してある。この前後のストッパー25fの下端には水平部25gを延設してあり、この水平部25gは縦桟1aの凹部1d内における上面部1cに当接して載乗している。
そして、支持部材25における吊り部25cの通孔25hには取付具19側の溶接ボルト20を貫通させて、吊り部25c上の溶接ボルト20にナット21を螺合し、このナット21を締めつけることで、支持部材25内における桁行き方向および流れ方向の動きを阻止されて定位置に収まった取付具19を引き上げて、左右側面部19bの係止部19cを縦桟1aの左右の突縁状はぜ部1b下縁に下側から係止せしめることにより、支持部材25を縦桟1a上に取付具19を経て固定状態に取り付けてある。
この支持部材25の吊り部25cには保持部材11をその固定部11aに貫通している溶接ボルト20にナット23を螺合させて締めつけることにより取り付けて立設し、保持部材11には新設屋根材14側縁を係止して、既設屋根1上に新設屋根13を葺いてある。
図16〜図18には本発明の屋根構造における実施の他の1形態として、他の屋根改修構造を例示しており、構成は前記した図7の態様のものと支持部材の構成を除いて基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
支持部材26は、取付具19の上面部19aに被さる態様の下方が開放した断面ハット状の金属製のピース材で、上面の吊り部26cの前後側縁から垂下状の前後両側壁部26aには左右幅Lが縦桟1の凹部1dの幅L1よりも若干幅狭いストッパー26fを対向状に垂設してあり、凹部1d内に緩嵌状の前後のストッパー26f間に取付具19を内包することで縦桟1の長手方向に沿う移動を阻止してある。この前後のストッパー26fの下端には水平部26gを延設してあり、この水平部26gは縦桟1aの凹部1d内における上面部1cに当接して載乗している。
そして、支持部材26における吊り部26cの通孔26hには取付具19側の溶接ボルト20を貫通させて、吊り部26c上の溶接ボルト20にナット21を螺合し、このナット21を締めつけることで、支持部材26内における桁行き方向および流れ方向の動きを阻止されて定位置に収まった取付具19を引き上げて、左右側面部19bの係止部19cを縦桟1aの左右の突縁状はぜ部1b下縁に下側から係止せしめることにより、支持部材26を縦桟1a上に取付具19を経て固定状態に取り付けてある。
この支持部材26の吊り部26cには保持部材11をその固定部11aに貫通している溶接ボルト20にナット23を螺合させて締めつけることにより取り付けて立設し、保持部材11には新設屋根材14側縁を係止して、既設屋根1上に新設屋根13を葺いてある。
前記した図1、図4、図7、図10、図13、図16の屋根構造では、改修構造について説明したが、同構造を新築の屋根構造としても構築できることは言うまでもなく、この場合、既設屋根1は下側屋根として、新設屋根13は上側屋根として構築することになる。また、図7に例示した屋根構造のものにおいて、載乗部22dが縦桟1a上縁に載乗し、水平部22gが上面部1cに載乗し、接地部22bが既設屋根材4上面に接地しているが、これに限定されず、載乗部22d、水平部22g、接地部22bの少なくともいずれかが載乗或いは接地している態様のものであっても良い。同様に、図10の屋根構造のもので、載乗部24d、水平部24gのいずれかが載乗している態様のものであっても良い。また、図13の屋根構造のものにおいても、載乗部25d、水平部25gのいずれかが載乗している態様であっても良い。さらに、図7の屋根構造では、左右の押え保持部22e下端が既設屋根材4上面部に接地して載乗している態様であっても良く、この場合、水平状接地部22bは設けていなくとも良い。
本発明の屋根構造における実施の1形態として、屋根改修構造を例示している縦断面図。 図1の(2)−(2)縦断面図。 取付部材の斜視図。 本発明の屋根構造における実施の1形態として、他の屋根改修構造を例示している図5の(4)−(4)縦断面図。 縦断面図。 取付部材の斜視図。 本発明の屋根構造における実施の1形態として、他の屋根改修構造を例示している図8の(7)−(7)縦断面図。 縦断面図。 取付部材の斜視図。 本発明の屋根構造における実施の1形態として、他の屋根改修構造を例示している図11の(10)−(10)縦断面図。 縦断面図。 取付部材の斜視図。 本発明の屋根構造における実施の1形態として、他の屋根改修構造を例示している図14の(13)−(13)縦断面図。 縦断面図。 取付部材の斜視図。 本発明の屋根構造における実施の1形態として、他の屋根改修構造を例示している図17の(16)−(16)縦断面図。 縦断面図。 取付部材の斜視図。
符号の説明
1 既設屋根(下側屋根)
1a 縦桟
1b 突縁状はぜ部
1c 上面部
1d 凹部
2 下地
3 防水部材
4 既設屋根材
4a 立ち上げ部
5 吊子
5a 起立部
6 キャップ材
7、17、19 取付具(取付部材)
7a、17a、19a 上面部
7a1、19a1 乗り面部
7b、17b、19b 側面部
7c、17c、19c 係止部
17d 補強部
8、18、22、24、25、26 支持部材
8a、18a、22a、24a、25a、26a 側壁部
8b 当接部
8c、18c、22c、24c、25c、26c 吊り部
18b、22b 接地部
9 タッピングビス(螺合手段)
10 断熱材
11 保持部材
11a 固定部
11b 第1被係止部
11c 第2被係止部
12 タッピングボルト
13 新設屋根(上側屋根)
14 新設屋根材
14a 立ち上がり部
14b 第1係止部
14c 第2係止部
15 内カバー
16 外カバー
20 溶接ボルト(螺合手段)
21、23 ナット(螺合手段)
22d、24d、25d 載乗部
22e、24e 押え保持部
22f、24f、25f、26f ストッパー
22g、24g、25g、26g 水平部
22h、24h、25h、26h 通孔
S 引き上げ空間
L 左右幅
L1 幅

Claims (4)

  1. 下側屋根上に取付部材を経て上側屋根を敷設する屋根構造において、前記下側屋根は、幅方向に突出するはぜ部を有する縦桟を有し、前記取付部材は、前記縦桟に被嵌可能で、上面部と内側に突出する係止部を有する対向状の側面部からなり、前記取付部材の上面部との間に引き上げ空間を残して対向状の吊り部を有する支持部材を、下側屋根側に載乗した状態に配設し、前記吊り部上から螺合手段で取付部材を引き上げることで、取付部材の係止部を縦桟のはぜ部に下側から係止し、この取付部材を経て下側屋根に固定した前記支持部材上に上側屋根を葺いてあることを特徴とする屋根構造。
  2. 支持部材が、取付部材の係止部を外側から押えて、当該係止部を縦桟のはぜ部に係止状態に保持可能な押え保持部を有していることを特徴とする請求項1記載の屋根構造。
  3. 支持部材が、縦桟の長手方向に沿う取付部材の移動を阻止可能なストッパーを有していることを特徴とする請求項1または2記載の屋根構造。
  4. 下側屋根と上側屋根の間に断熱材を配したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の屋根構造。
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