JP3940380B2 - ブローノズル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数枚積層された板材を1枚ずつ分離するための気体流を噴射するブローノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
薄板状のアルミ板や鋼板等の板材が複数枚積層されてストックされる場合、その積層された板材を最上位のものから一枚ずつ分離して、次工程へ搬送する必要がある。ところが、板材表面には切断時や洗浄時に油膜が付着することがあり、かかる油膜が付着した板材は、積層状態で重ね合わせると油膜の介在により密着して剥がれにくい状態となってしまう。そこで、本願出願人は、かかる場合に有用な板材の分離方法を特開2000−313525公報にて提案している。この板材の分離方法では、まず、板材の長手方向中央部がバキュームカップにより押圧され、更に、その板材の長手方向両側が別のバキュームカップにより吊り上げられる。
【0003】
この状態で、引掻板及びエアブローは、板材の長手方向両縁の外側斜め上方から板材の長手方向両縁へ向けて下降させられ、その下降時にエアブローから空気が板材の縁側面へ噴射されると共に、引掻板が板材の両縁に接触させられる。すると、エアブローの噴流の圧力により密着した板材間の油膜が分散され、引掻板の斜め上方からの下降により下方の板材が掻き落とされて、バキュームカップに吸着された最上位の板材から下方の板材が分離される。ここで、エアブロー用のノズルは、空気の噴流を高圧に維持するためにノズル口を可能な限り小径にする必要があり、その結果、ノズル口径が略2mm程度とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したエアブローノズルでは、ノズル口径が略2mmと小径であるために、噴射される空気流の衝突面積も極小範囲に限定されてしまい、結果、ノズル口の狙い位置の調節が難しいという問題点があった。また一方で、エアブローノズルのノズル口が小径であるため、板材間の油膜を分散破壊させるために充分な流量の空気流を板材間へ噴射させることができず、板材を分離させ難いという問題点があった。
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、噴射される気体流の衝突面積を拡大させることができ、且つ、噴射される気体流量の増大を図ることができるブローノズルを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載のブローノズルは、複数枚積層された板材を1枚ずつ分離するための気体流を噴射するものであり、一端から他端に貫通する内空間が内部に形成された筒状部材と、その筒状部材の内空間の内径より外径が小さく形成され、その筒状部材の一端側から前記内空間へ遊挿され、先端にノズル口が開口形成された噴射ノズルと、その噴射ノズルの外周と前記筒状部材の一端側の内周との間に設けられる吸気口と、その吸気口と連通して前記筒状部材の内空間に設けられ、前記噴射ノズルのノズル口付近から前記筒状部材の他端側へ向けて前記内空間の断面積を漸増させることで形成されるディフューザ部とを備えている。
【0007】
この請求項1記載のブローノズルによれば、圧縮機等によって気体が噴射ノズルに圧送されると、その気体がノズル口から噴射される。気体がノズル口から噴射されると、その噴射に伴うノズル口付近の気圧低下により吸気口から外気が吸入される。この吸気口から吸入された外気は、ノズル口から高速で噴射される気体と混合され一体となる。この混合噴流は、ディフューザ部により速度エネルギーが圧力エネルギーに漸次変換され筒状部材の他端側、即ち、ディフューザ部の末端から積層された板材へ目掛けて噴射される。
【0008】
請求項2記載のブローノズルは、請求項1記載のブローノズルにおいて、前記筒状部材は、前記吸気口から前記噴射ノズルのノズル口付近まで前記内空間の断面積が漸減される吸気ノズル部と、その吸気ノズル部と前記ディフューザ部とを連結するため前記内空間の断面積が最小とされるスロート部とを備えている。
【0009】
この請求項2記載のブローノズルによれば、請求項1記載のブローノズルと同様に作用する上、吸気口から吸入された外気は、吸気ノズル部を通過することにより、圧力エネルギーが速度エネルギーに漸次変換されて流速が増速され、スロート部で、或いは、そのスロート部より若干上流側又は下流側で噴射ノズルのノズル口から噴射される気体と混合される。
【0010】
請求項3記載のブローノズルは、請求項1又は2に記載のブローノズルにおいて、前記噴射ノズル及び筒状部材は、互いに別体に形成されており、その噴射ノズルは、その噴射ノズルの外周から外方へ延出され前記筒状部材の一端面に留め具を介して当着される取付部材を備えている。
【0011】
この請求項3記載のブローノズルによれば、請求項1又は2に記載のブローノズルと同様に作用する上、噴射ノズルと筒状部材とは互いに別体に形成され、噴射ノズルは、筒状部材の一端側の内空間へ遊挿される場合、その筒状部材の一端面に取付部材が留め具によって当着される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1(a)は、本発明の一実施例であるブローノズル1の噴射ノズル2の断面図であり、図1(b)は、図1(a)の右側面図である。図1(a)に示すように、噴射ノズル2は、略円筒状に形成されており、その一端側(右端側)が供給部2aとされ、その他端側(左端側)が噴射部2bとされている。噴射ノズル2の供給部2aは、コンプレッサー等の圧縮機に接続される供給パイプが接続される管継手であり、供給パイプが外周に外嵌可能に形成されている。
【0013】
噴射ノズル2の噴射部2bは、供給部2aを介して供給される気体(空気、その他の気体)を噴射するものであり、供給部2aと連設部分から先端(図1(a)左方)へ向けて外径が縮径されている。噴射ノズル2の内部には、供給部2aの端面から噴射部2bの先端面まで貫通する通孔2cが設けられており、この通孔2cは噴射部2bの先端面に開口形成されるノズル口2dと連通されている。また、供給部2aと噴射部2bとの連設部分の外周には、リブ2eが外方へ向けて延出されている。
【0014】
図1(b)に示すように、噴射ノズル2の外周には3本のリブ2eが略等角間隔で延出されており、各リブ2eと噴射ノズル2の外周面とが成す角部は略凹状の円弧面に形成されている。各リブ2eの先端部には、その厚み方向に貫通する通孔2fが穿設されており、この各通穴2fにはボルト5(図3参照)の軸部が挿通可能とされている。
【0015】
図2(a)は、ブローノズル1の筒状部材3の断面図であり、図2(b)は、図2(a)の右側面図である。図2(a)に示すように、筒状部材3は、略円筒状に形成されており、その一端面(右端面)から他端面(左端面)に貫通する内空間3aが形成されている。この内空間3aは、筒状部材3の一端側(右端側)に設けられるノズル部3bと、筒状部材3の中間部に設けられるスロート部3cと、筒状部材3の他端側(左端側)に設けられるディフューザ部3dとから構成されている。なお、内空間3aの各部3b〜3dの内径は噴射ノズル2の噴射部2bの外径より大きくされている。
【0016】
ノズル部3bは、筒状部材3の一端面から中間部(図2(a)左方)へ向けて内径が漸減される部位であり、そのノズル部3bの内径が最小となる箇所でスロート部3cと連設されている。スロート部3cは、ノズル部3bの最小内径と略等しい内径が一定区間連続する部位であって、ノズル部3bとディフューザ部3dとを連結するものである。ディフューザ部3dは、スロート部3cから筒状部材3の他端面(左端面)へ向けて内径が漸増される部位であり、そのディフューザ部3dの内径が最小となる箇所でスロート部3cと連設されている。また、筒状部材3の一端面には、図2(b)に示すように、筒状部材3の外周面よりに略等角間隔で3つのめねじ穴3eが凹設されている。
【0017】
図3(a)は、ブローノズル1の断面図であり、図3(b)は、図3(a)の右側面図である。上記した噴射ノズル2及び筒状部材3は、それぞれ別々に製造され、かかる製造後に互いに組合わせて使用される。具体的には、図3(a)に示すように、噴射ノズル2の噴射部2bが筒状部材3の一端側(右端側)から内空間3a、即ち、ノズル部3b内へ遊挿される。この遊挿後、噴射ノズル2の各リブ2eの通孔2fが筒状部材3の各めねじ穴3eに合わせられ、各通孔2fへボルト5が挿通されて各めねじ穴3eにねじ込まれる。
【0018】
図3(b)に示すように、噴射ノズル2の各リブ2eは各めねじ穴3eへのボルト5のねじ込みによって筒状部材3の一端面に当着され、この結果、噴射ノズル2は筒状部材3の一端面における3点で支持される。このようにして噴射ノズル2と筒状部材3とを組み立てることによって、3本のリブ2eと、噴射ノズル2の外周面と、筒状部材3のノズル部2bの内周面とにより囲まれた部分には、略楕円形状の3つの導入口4,4,4が設けられる。これらの導入口4,4,4は、筒状部材3の内空間3a内へ外気を吸入するための開口である。
【0019】
噴射ノズル2の供給部2aは、筒状部材3の一端面(右端側)から外方(右方)に突出され、かかる供給部2aに圧縮機(図示せず)と接続される供給パイプPが接続される。噴射ノズル2の噴射部2bは筒状部材3のノズル部3bを貫通して、その噴射部2bの先端は筒状部材3のスロート部3cにまで達し、ディフューザ部3dの始端(右端)に近接されている。噴射部2bの外周面とノズル部3b及びスロート部3cの内周面との間には、上記した導入口4,4,4から吸入された外気が通過する流路が形成されている。
【0020】
筒状部材3のノズル部3bのテーパは、噴射ノズル2の噴射部2のテーパより大きくされており、噴射部2bの外周面とノズル部3bの内周面との間に設けられる流路は導入口4側からスロート部3cへ向かうに従って狭窄するように形成されている。また、噴射ノズル2の噴射部2bの先端の外周面と筒状部材3のスロート部3cとの内周面との間には、筒状部材3のノズル部3bを通過した外気をディフューザ部3dへ導く流路が設けられている。
【0021】
筒状部材3のディフューザ部3dの始端から終端(末端)までの距離、即ち、ディフューザ部3dの長さLは、そのディフューザ部3dの最小内径部分を通過する気流が層流となるようにレイノズル数に基づいて設定されている。よって、ディフューザ部3dを通過する気流を層流にできるので、気流がディフューザ3dを通過する際に発生する騒音を低減でき、ブローノズル1全体としてエネルギー損失を更に低減できる。また、筒状部材3のディフューザ部3dの開口角αは略8°〜10°の範囲に設定することで気流のエネルギー損失を最小限に抑制できる。
【0022】
なお、本実施例では、噴射ノズル2のノズル口2dの口径が略5mm、筒状部材3のノズル部3bの最大内径が略16.26mm、スロート部3cの内径が略15mm、ディフューザ部3dの長さLが略90mm、ディフューザ部3dの開口角αが略8°とされている。
【0023】
次に上記のように構成されたブローノズル1の動作について説明する。まず、噴射ノズル2の供給部2aに供給パイプPが接続され、ブローノズル1のディフューザ部3dの終端側の開口が複数枚積層された板材(図示せず)へ向けられる。かかる状態で、供給パイプPを介して圧縮機から気体、例えば、圧縮空気が圧送されると、その圧縮空気は通孔2cを通過してノズル口2dから筒状部材3のディフューザ3d内へ向けて噴射される。この噴射によって、ディフューザ3dの始端側(右端側)やスロート部3cの空気は、ノズル口2dから噴射される気流によりディフューザ3dの終端側(左端側)へ連れ出される。
【0024】
この結果、ディフューザ3dの始端側やスロート部3cの気圧が低下すると、導入口4,4,4から外気がノズル部3b内へ吸入される。この導入口4,4,4から吸入された外気は、ノズル部3bを通過してスロート部3cへ至る間に増速され、ディフューザ3dへ流入する際に噴射ノズル2のノズル口3dから噴射される高速の気流と衝突混合される。この衝突混合された気流である混合噴流は、ディフューザ3dを通過する間に速度が減速される一方、圧力が上昇され、ディフューザ3dの終端から噴射される。
【0025】
以上説明したように本実施例のブローノズル1によれば、噴射ノズル2に筒状部材3を組合わせることによって、実質的には、筒状部材3のスロート部3cが気流の噴射口となるので、筒状部材3を用いずにノズル口2dから気流の噴射させる場合に比べて、気流の噴射口を拡径することができる。しかも、噴射ノズル2のノズル口2dから噴射される空気には導入口4,4,4から吸入される外気が混合されるので、圧縮機から供給される気体流量を増加させることなく、噴射される気体の流量を増加できる。従って、ブローノズル1によれば、噴射ノズル2単体では分離不可能に強く密着した板材であっても、噴射ノズル2を単体で使用する場合と同量の圧縮空気を圧縮機により供給するだけで、分離させることができるのである。
【0026】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0027】
本実施例では、噴射ノズル2のノズル口2dを、筒状部材3のスロート部3cにおけるディフューザ3d側(図3(a)左側)に位置させたが、かかる噴射ノズルのノズル口の位置は、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、スロート部3cの始端(左端)から終端(右端)までの範囲内の何れの位置でも良く、また、スロート部3cの始端より僅かにノズル部3b側(図3(a)右側)にずれ込んだ位置や、スロート部3cの終端から僅かにディフューザ部3d側(図3(a)左側)へずれ込んだ位置であっても良い。
【0028】
また、本実施例では、噴射ノズル2を筒状部材3に取り付けるリブ2eを3本としたが、かかるリブの本数は必ずしもこれに限定されるものではなく、噴射ノズル2を筒状部材3に強固に固定でき且つノズル部3bへ通ずる導入口を確保できれば、1本や2本、又は4本以上であっても良い。更に、噴射ノズル2を筒状部材3に取り付けるための取付部材は、必ずしも噴射ノズル2の外周に設けられるリブである必要はない。
【0029】
例えば、上記実施例のブローノズル1のリブ2eに代替して、図4に示した第2実施例のブローノズル20のように、噴射ノズル21の外周にフランジ22を周設し、このフランジ22の厚み方向に貫通する複数の導入口23を穿設しても良い。また、ブローノズル1のリブ2eに代替して、図5に示した第3実施例のブローノズル30ように、噴射ノズル31の外周にフランジ32を周設し、このフランジ32に近接する筒状部材3の外周にノズル部3bへ連通する複数の導入口33を穿設しても良い。
【0030】
【発明の効果】
請求項1記載のブローノズルによれば、筒状部材の内空間の内径は噴射ノズルの外径より大きく形成されるので、当然に筒状部材のディフューザ部の最小内径部分も噴射ノズルの外径より大きくなる。ここで、このディフューザ部の最小内径部分の付近には噴射ノズルのノズル口が位置するので、ノズル口から噴射される気体と吸気口から吸入された外気との混合噴流は、実質上、ディフューザ部の最小内径部分から噴射される構成となる。従って、かかる混合噴流は、噴射ノズルのノズル口より大径のディフューザ部の最小内径部分から噴射されるので、噴射される混合噴流の衝突面積を噴射ノズルの口径より更に大きくでき、混合噴流の狙い位置の調節を容易できるという効果がある。
【0031】
また、噴射ノズルのノズル口から噴射される気体には吸気口から吸入される外気が混合されるので、圧縮機から供給される気体流量を増加させることなく、ブローノズル自体が噴射する混合噴流の流量を増加させることができるという効果がある。更に、噴射ノズルのノズル口から噴射された気体は、吸気口から吸入された外気と共にディフューザ部によって徐々に速度エネルギーが圧力エネルギーに変換されるので、ノズル口から噴射された直後の噴射気体の圧力エネルギー損失を最小限に抑制して、ディフューザ部の末端から噴射される混合噴流の板材への衝突力を充分に確保できるという効果がある。
【0032】
請求項2記載のブローノズルによれば、請求項1記載のブローノズルの奏する効果に加え、筒状部材の内空間へ吸入される外気は、吸気口から吸気ノズル部を通過する過程で徐々に流速を増した後に噴射ノズルから高速で噴射される気体と衝突して混合されるので、その流速の異なる気流の合流損失エネルギーを最小限に抑制することができるという効果がある。しかも、吸気ノズル部は、噴射ノズルのノズル口付近まで断面積が漸減される構造であるので、吸気口から噴射ノズルのノズル口付近へ向かう外気の流路抵抗を少なくでき、その分、吸気ノズル部を通過する外気のエネルギー損失を更に低減でき、外気吸入に伴う吸入音も低減できるという効果がある。
【0033】
請求項3記載のブローノズルによれば、請求項1又は2に記載のブローノズルの奏する効果に加え、噴射ノズルと筒状部材とは互いに別体に形成されるので、それぞれ個別に製造することができ、かかる個別の製造後に、噴射ノズルの取付部材が留め具によって筒状部材の一端面に当着されるので、筒状部材の内空間に噴射ノズルが遊挿された複雑な構造を容易に製造できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本発明の一実施例であるブローノズルに使用される噴射ノズルの断面図であり、(b)は、(a)の右側面図である。
【図2】 (a)は、ブローノズルの筒状部材の断面図であり、(b)は、(a)の右側面図である。
【図3】 (a)は、ブローノズルの断面図であり、(b)は、(a)の右側面図である。
【図4】 (a)は、第2実施例のブローノズルの断面図であり、(b)は、(a)の右側面図である。
【図5】 (a)は、第3実施例のブローノズルの断面図であり、(b)は、(a)の右側面図である。
【符号の説明】
1,20,30 ブローノズル
2,21,32 噴射ノズル
2d ノズル口
2e リブ(取付部材)
3 筒状部材
3a 内空間
3b ノズル部(吸気ノズル部、吸気口の一部)
3c スロート部(スロート部、吸気口の一部)
3d ディフューザ部
4,23,33 導入口(吸気口の一部)
5 ボルト(留め具)
22,32 フランジ(取付部材)
P 供給パイプ
Claims (3)
- 複数枚積層された板材を1枚ずつ分離するための気体流を噴射するブローノズルにおいて、
一端から他端に貫通する内空間が内部に形成された筒状部材と、
その筒状部材の内空間の内径より外径が小さく形成され、その筒状部材の一端側から前記内空間へ遊挿され、先端にノズル口が開口形成された噴射ノズルと、
その噴射ノズルの外周と前記筒状部材の一端側の内周との間に設けられる吸気口と、
その吸気口と連通して前記筒状部材の内空間に設けられ、前記噴射ノズルのノズル口付近から前記筒状部材の他端側へ向けて前記内空間の断面積を漸増させることで形成されるディフューザ部とを備えていることを特徴とするブローノズル。 - 前記筒状部材は、前記吸気口から前記噴射ノズルのノズル口付近まで前記内空間の断面積が漸減される吸気ノズル部と、その吸気ノズル部と前記ディフューザ部とを連結するため前記内空間の断面積が最小とされるスロート部とを備えていることを特徴とする請求項1記載のブローノズル。
- 前記噴射ノズル及び筒状部材は、互いに別体に形成されており、
その噴射ノズルは、その噴射ノズルの外周から外方へ延出され前記筒状部材の一端面に留め具を介して当着される取付部材を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のブローノズル。
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