JP3939959B2 - クランクシャフト加工機のピン径測定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばクランクシャフト研削盤等のクランクシャフト加工機において、ジャーナルの軸線を中心に回転するクランクピンの外径寸法を測定するためのピン径測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、クランクシャフト研削盤においては、クランクシャフトが両端にて一対の主軸台間に支持された状態で、そのジャーナルの軸線を中心に回転されながら、砥石車によりクランクピンの外周面が研削加工されるようになっている。この研削加工時には、クランクピンがジャーナルの軸線を中心に公転されるため、砥石車はクランクピンの公転運動に追随して進退移動されるようになっている。
【0003】
従来のこの種のクランクシャフト研削盤では、クランクピンの外径寸法を測定するためのピン径測定装置が装備されている。そして、クランクピンの研削加工中に、ゲージによりクランクピンの外径寸法が測定されて、その測定値が所定値に達したときに、研削加工が停止されるようになっている。この場合、ゲージはクランクピンの公転運動に追随して移動されて測定位置を変化させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来のピン径測定装置により、研削加工中のクランクピンの外径寸法を測定した場合には、例えば図7中に実測データM1で示すように、外径寸法の測定値に大きなバラツキが生じて、正確な測定値を得ることができなかった。また、この実測データM1を例えば最小二乗法の関数近似方法により解析して真のデータの中心を求めるようにした場合でも、同図に解析データM2で示すように、測定値に大きな振れ(うねり)が生じて、正確な測定値を得ることができなかった。この測定値に振れが生じる原因を調べたところ、クランクピンの公転に追従して砥石台に設けられたゲージが前後、上下に移動するため、ゲージの測定位置がジャーナルの軸線に対して相対的に回動移動して、ゲージに慣性モーメントが作用しているためであることが判明した。
【0005】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、クランクピンの公転に追随してゲージの測定位置が回動変化している場合でも、クランクピンの外径寸法を測定値に振れが生じることなく正確に測定することができるクランクシャフト加工機のピン径測定方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、主軸を回転させることにより、クランクシャフトをジャーナルの軸線を中心に回転させ、そのジャーナルの回転によって旋回されるクランクピンを加工する際に、加工と同時にクランクピンの外径寸法を測定するクランクシャフト加工機のピン径測定方法において、予めマスターワークをジャーナル軸線を中心に回転させて、その回転角度に対応したクランクピンの外径寸法をクランクピンの旋回に追従して移動するゲージにより測定して、そのマスターワークのピン径測定値から周波数スペクトラム分析を行い、ゲインの大きい順に複数の周波数を抽出し、抽出した周波数をフーリエ級数展開により振れ補正係数を算出することにより、ゲージの移動方向変換に伴う振れ量を求めておき、実際のクランクピンの加工時に、主軸の回転角度に対応したクランクピンの外径寸法をゲージにより測定して、そのピン径測定値から前記振れ量を除去することにより、クランクピンの正しい外径寸法を求めることを特徴とするものである。
【0007】
従って、この請求項1に記載の発明によれば、クランクピンの公転に追随してゲージの測定位置が回動変化している場合でも、クランクピンの外径寸法を測定値からゲージの振れ量を除去して正確に測定することができる。よって、その測定値に基づいてクランクピンを所定の外径寸法に高精度に加工することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記振れ量を、ゲインの大きい順に3〜7波までの周波数を抽出し、抽出した周波数をフーリエ級数展開により振れ補正係数を算出して求めることを特徴とするものである。
【0009】
従って、この請求項2に記載の発明によれば、ゲージの移動方向変換に伴う測定値の振れ量を一層容易に求めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明をクランクシャフト研削盤におけるピン径測定装置に具体化した一実施形態を、図1〜図6に基づいて説明する。
【0013】
図1に示すように、この研削盤においては、基台11上にはテーブル12が一対のガイドレール13を介してX方向へ移動可能に支持されている。基台11の一側部にはテーブル移動用モータ14が配設され、このモータ14により図示しないボールネジを介してテーブル12が前記Z軸方向へ移動されるようになっている。テーブル12の上面にはそれぞれ主軸15a,16aを載置した一対の主軸台15,16がガイドレール17,17を介してZ軸方向へ移動可能に支持されている。主軸台15,16の対向端部にはクランクシャフト18を両端にて支持するためのチャック15b,16bが設けられている。
【0014】
前記クランクシャフト18と対応するように、基台11上には砥石台19が一対のガイドレール20を介してX軸方向へ移動可能に支持され、その上面には加工ヘッド21が配設されている。加工ヘッド21には回転軸22が回転可能に支持され、その先端には砥石車23が取り付けられている。砥石台19上には砥石回転用モータ24が配設され、このモータ24により、プーリ25,26及びベルト27を介して砥石車23が回転されるようになっている。基台11の後端部には砥石台移動用モータ28が配設され、このモータ28により図示しないボールネジを介して砥石台19がX軸方向へ移動されるようになっている。
【0015】
そして、前記クランクシャフト18のクランクピン18aを研削加工する場合には、そのクランクシャフト18が一対の主軸台15,16間に装着された状態で、テーブル移動用モータ14によりテーブル12がZ軸方向に往復移動される。このZ軸方向移動により、クランクシャフト18上の所定のクランクピン18aが砥石車23と対応配置される。この状態で、図示しないシャフト回転用モータにより、クランクシャフト18がジャーナル18bの軸線L1を中心に一方向に回転される。
【0016】
それとともに、砥石車23が砥石回転用モータ24により回転されながら、砥石台移動用モータ28によりクランクピン18aに対する研削位置に向かってX軸方向に移動される。このX軸方向移動により、砥石車23がクランクピン18aに接触されて、そのクランクピン18aの外周面が研削される。この場合、図3に示すように、クランクピン18aがジャーナル18bの軸線L1を中心に公転されるため、その公転運動に追随して前記砥石台移動用モータ28により砥石車23の研削位置がX軸方向に往復移動されて変移されるようになっている。
【0017】
図1及び図2に示すように、前記砥石台19上にはピン径測定装置29が配設されている。そして、クランクシャフト18のクランクピン18aが研削加工される際に、そのクランクピン18aの外径寸法がこのピン径測定装置29により測定されるようになっている。
【0018】
すなわち、砥石台19上にはブラケット31が取り付けられ、そのブラケット31には支持アーム32が支軸33を介して回動可能に支持されている。支持アーム32の先端には取付部材34が支軸35を介して回動可能に支持され、その先端下部にはゲージ36が取り付けられている。このゲージ36には、クランクピン18aの外周面に接触可能な一対のガイド片36a及び測定子36bが設けられている。
【0019】
前記ブラケット31上にはゲージ用シリンダ37が配設され、そのピストンロッドが支持アーム32に作動連結されている。そして、このシリンダ37が出没動作されることにより、支持アーム32が支軸33を中心に回動されて、ゲージ36が図2に示す上方の退避位置と、図3に示す下方の測定位置とに移動配置される。また、ゲージ36が測定位置に移動配置された状態で、ガイド片36a及び測定子36bが研削加工中のクランクピン18aに砥石車23に干渉されない上方から接触され、測定子36bを介してクランクピン18aの外径寸法が測定されるようになっている。
【0020】
さらに、このゲージ36によるピン径測定時には、図3に示すように、クランクピン18aがジャーナル18bの軸線L1を中心に公転されるのに追随して、取付部材34が支軸35を中心に回動される。この回動により、ゲージ36の測定位置がクランクピン18aに対して常にほぼ定位置に保持されるようになっている。
【0021】
次に、前記のように構成されたピン径測定装置29を含むクランクシャフト研削盤の制御回路構成について説明する。図4に示すように、研削盤全体の動作を制御する制御装置41には、諸データを記憶するためのメモリ42が接続されている。また、制御装置41には、ゲージ36からのクランクピン18aの外径測定データや、キーボード等の入力装置43からの入力データが入力されるようになっている。さらに、制御装置41からは、前記テーブル移動用モータ14、砥石回転用モータ24、砥石台移動用モータ28及びゲージ用シリンダ37の切換バルブ44に対して、駆動信号が出力されるようになっている。
【0022】
次に、前記のように構成されたピン径測定装置29の動作を、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
さて、このクランクシャフト研削盤において、クランクシャフト18のクランクピン18aを研削する場合には、その研削加工に先立って、図示しないマスターワークが一対の主軸台15,16間に装着される。このマスターワークとしては、クランクシャフト18の各クランクピン18a及び各ジャーナル18bを高精度に研削したものが使用されてもよい。そして、主軸台15,16の主軸15a,16aの回転によりマスターワークがジャーナル18bの軸線L1を中心に回転される。この回転中には、ピン径測定装置29のゲージ36により、各クランクピン18aの外径寸法が測定されて、そのマスターワークのピン径測定値が制御装置41に入力される(ステップS1)。
【0023】
このマスターワークのピン径測定時には、クランクピン18aがジャーナル18bの軸線L1を中心に公転され、ゲージ36の測定位置が公転運動に追随して変移している。このため、ゲージ36に慣性モーメントが作用して、マスターワークのピン径測定値に大きな振れ(うねり)が生じている。制御装置41は、マスターワークのピン径測定値よりゲージ36の移動方向変換に伴う振れ量(振れ成分)を求めるために、周波数スペクトラム分析によりゲージ36の振れに含まれる周波数成分の影響度の大きいゲインの上位の複数波を抽出する。これは結果的に、周波数スペクトラム分析により周波数の低い順に第1波から第5波を抽出することになる。
【0024】
この場合、制御装置41は、次のフーリエ級数展開の演算式(1),(2),(3)に基づいて、マスターワークの回転角度θiに対応した振れ補正係数Ak,Bk,rkを算出する。
【0025】
Ak=(2/n)・Σ{xi・cos(k・θi)} …(1)
Bk=(2/n)・Σ{xi・sin(k・θi)} …(2)
rk=√(Ak^2+Bk^2) …(3)
すなわち、k=1からk=5までの5波分の振れ補正係数A1〜A5,B1〜B5,r1〜r5を次のようにフーリエ級数展開により算出して、それらの振れ補正係数をメモリ42に記憶させる(ステップS2)。
【0026】
A1=(2/n)・Σ{xi・cos(θi)}
B1=(2/n)・Σ{xi・sin(θi)}
r1=√(A1^2+B1^2)
A2=(2/n)・Σ{xi・cos(2・θi)}
B2=(2/n)・Σ{xi・sin(2・θi)}
r2=√(A2^2+B2^2)
A3=(2/n)・Σ{xi・cos(3・θi)}
B3=(2/n)・Σ{xi・sin(3・θi)}
r3=√(A3^2+B3^2)
(以下、k=4,5についても同様に算出する。)
また、この第1波から第5波までの振れ補正係数Ak,Bkから、研削加工中のクランクピン18aを測定する際のゲージ36の振れをリアルタイムで計算するために必要な位相αkを、次式(4)に基づいて算出する。
【0027】
αk=tan-1(Bk/Ak)/(k) …(4)
すなわち、k=1からk=5までの位相α1〜α5を次のように算出して、それらの位相をメモリ42に記憶させる。
【0028】
α1=tan-1(B1/A1)
α2=tan-1(B2/A2)/2・0
α3=tan-1(B3/A3)/3・0
(以下、k=4,5についても同様に算出する。)
なお、このマスターワークを使用した振れ補正係数Ak,Bk、rkの算出は、マスターワークを少なくとも1回転させて平均値を求めればよく、2〜3回転させて平均値を求めるのがより望ましい。
【0029】
続いて、ワークとしてのクランクシャフト18が一対の主軸台15,16間に装着されて、主軸15a,16aの回転によりジャーナル18bの軸線L1を中心に回転され、砥石車23によりクランクピン18aの研削加工が行われる。この研削加工中には、ピン径測定装置29のゲージ36により、クランクピン18aの外径寸法が測定されて、そのプロファイル角度θi及びピン径測定値xiが制御装置41に入力される(ステップS3)。このピン径測定値xiからなる実測データM1には、ゲージ36の移動方向変換に伴う振れ量が含まれているため、図6の実測データM1に示すように、データに大きなうねりが生じている。
【0030】
制御装置41は、前記メモリ42から振れ補正係数Ak,Bk,rkを読み出し、現在の振れ量(振れ成分)x´(θi)を、次式(5)の周波数の低い順に第1波から第5波の合成によって算出する。
【0031】
x´(θi)=Σ[rk・cos{(k)・(θi−αk)}]…(5)
そして、制御装置41は、次式(6)に基づいて前記ピン径測定値x(θi)から振れ量x´(θi)を差し引いて、補正ピン径測定値Xiを算出する(ステップS4)。
【0032】
Xi=x(θi)−x´(θi) …(6)
よって、この補正ピン径測定値Xiからなる振れ補正データM3としては、図6に示すように、大きなうねりのM2が除去されたデータを得ることができる。
【0033】
その後、制御装置41は、前記補正ピン径測定値Xiからなる振れ補正データM3を、最小二乗法の関数近似方法により解析して平均化し、図6に示すような外乱変動のない最終解析データM4を求める(ステップS5)。そして、この最終解析データM4が、クランクピン18aの研削された寸法として制御され、研削プログラムに基づいてクランクピン18aの外形寸法が所定値に達したとき、クランクピン18aの研削加工が停止される。
【0034】
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) このピン径測定方法においては、クランクシャフト18がジャーナル18bの軸線L1を中心に回転されながら、クランクピン18aが研削加工される際に、そのクランクピン18aの外径寸法がゲージ36により測定されるようになっている。この場合、予めマスターワークの外径寸法がゲージ36により測定されて、そのマスターワークのピン径測定値から周波数スペクトラム分析を行い、ゲインの大きい順に複数の周波数を抽出し、抽出した周波数をフーリエ級数展開により振れ補正係数を算出することによりゲージ36の移動方向変換に伴う振れ量が求められる。そして、実際のクランクピン18aの研削加工中に、クランクピン18aの外径寸法がゲージ36により測定されたとき、そのピン径測定値から前記振れ量が除去されて、振れ補正したピン径測定値が求められるようになっている。
【0035】
このため、クランクピン18aの公転に伴ってゲージ36の測定位置が回動変化している場合でも、クランクピン18aの外径寸法を測定値に振れが生じることなく正確に測定することができる。よって、その測定値に基づいてクランクピン18aを所定の外径寸法に高精度に研削加工することができる。
【0036】
(2) このピン径測定方法においては、前記振れに含まれる周波数成分から周波数の低い順に複数の周波数を、すなわち3〜7波の範囲内で例えば第1波から第5波までを抽出するようになっている。このため、ゲージ36の移動方向変換に伴う測定値の振れ量を容易に求めることができる。
【0037】
(3) このピン径測定方法においては、前記振れ量を数値化して求められるようになっている。このため、測定値の振れ量を演算式に基づいて容易に算出することができる。
【0038】
(4) このピン径測定方法においては、前記振れ量がメモリ42に記憶され、実際のクランクピン18aの研削加工時に、メモリ42から振れ量が読み出されてピン径測定値の振れ補正が行われるようになっている。このため、メモリ42に記憶された振れ量に基づいて、ピン径測定値の振れ補正を容易に行うことができる。
【0039】
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
【0040】
・ 前記実施形態においては、特定周波数成分の除去を演算により行っている。これに対し、特定周波数成分のデータを記憶しておき、クランクシャフトの加工に際してゲージ36の測定データから記憶されたデータを除く演算を行って特定周波数成分を除去すること。このように構成した場合でも、前記実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上、実施形態で例示したように、この発明においては、クランクピンの公転に追随してゲージの測定位置が回動変化している場合でも、クランクピンの外径寸法を測定値に振れが生じることなく正確に測定することができるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態のクランクシャフト研削盤を示す平面図。
【図2】 図1の研削盤におけるピン径測定装置を拡大して示す側面図。
【図3】 図2のピン径測定装置の動作状態を示す側面図。
【図4】 図1の研削盤の回路構成を示すブロック図。
【図5】 ピン径測定装置の測定動作を説明するフローチャート。
【図6】 ピン径測定装置による測定値の処理方法を説明する説明図。
【図7】 従来のピン径測定装置による測定値の処理方法を示す説明図。
【符号の説明】
12…テーブル、14…テーブル移動用モータ、15a…主軸、16a…主軸、18…クランクシャフト、18a…クランクピン、18b…ジャーナル、19…砥石台、21…加工ヘッド、23…砥石車、24…砥石回転用モータ、28…砥石台移動用モータ、29…ピン径測定装置、32…支持アーム、36…ゲージ、36b…測定子、37…ゲージ用シリンダ、41…制御装置、42…メモリ、L1…軸線。
Claims (2)
- 主軸を回転させることにより、クランクシャフトをジャーナルの軸線を中心に回転させ、そのジャーナルの回転によって旋回されるクランクピンを加工する際に、加工と同時にクランクピンの外径寸法を測定するクランクシャフト加工機のピン径測定方法において、
予めマスターワークをジャーナル軸線を中心に回転させて、その回転角度に対応したクランクピンの外径寸法をクランクピンの旋回に追従して移動するゲージにより測定して、そのマスターワークのピン径測定値から周波数スペクトラム分析を行い、ゲインの大きい順に複数の周波数を抽出し、抽出した周波数をフーリエ級数展開により振れ補正係数を算出することにより、ゲージの移動方向変換に伴う振れ量を求めておき、
実際のクランクピンの加工時に、主軸の回転角度に対応したクランクピンの外径寸法をゲージにより測定して、そのピン径測定値から前記振れ量を除去することにより、クランクピンの正しい外径寸法を求めることを特徴とするクランクシャフト加工機のピン径測定方法。 - 前記振れ量を、ゲインの大きい順に3〜7波までの周波数を抽出し、抽出した周波数をフーリエ級数展開により振れ補正係数を算出して求めることを特徴とする請求項1に記載のクランクシャフト加工機のピン径測定方法。
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