JP3938628B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンピュータ、ファクシミリ、複写機等の入力装置として、原稿等の画像を読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像読取装置は画像の入力装置として、操作性、汎用性に優れ、近年OA機器、情報機器等の分野で広く用いられている。これらに用いられる画像読取装置としては、その光学系の構造から、縮小結像光学系方式と等倍結像光学系方式(又は密着型)に分かれる。縮小結像光学系方式のものは例えば図15に示すような構成のものであり、蛍光灯等の線状の光源105により原稿129を照射し、原稿129の読み取りラインL上の反射光を縮小レンズ106を介してCCD101上に結像して、原稿面の画像データを読み取るものである。この方式は、部品コストが安く、焦点深度は深いが、小型化が困難であり、組立調整に手間を要し、結像の周辺部でのボケが大きいという欠点がある。これに対し、密着型のものは小型化が容易であり、近年、家庭用ファクシミリ装置、小型の複写機等の需要が高まり、これに用いられる画像読取装置としてとしては、小型に適した密着型(等倍結像光学系方式)の画像読取装置が普及しつつある。図16は例えば特開平6ー342131号公報にも記載されている従来のかかる密着型の画像読取装置の断面図であり、その概要を説明する。
【0003】
図16に示す画像読取密装置は光電変換を行うセンサ画素が複数配列された原稿読取受光素子121と、保護膜122と、これが実装された基板123とからなる成る受光素子アレイ124と、原稿を照射する線状光源である複数の発光ダイオード(以下LEDという。)よりなるLEDアレイ125と、原稿129の像を受光部である前記受光素子アレイ124に結像するレンズアレイ126と、原稿129を載置する透明板127と、これらの部材を支持する外装ケース128より構成されている。
【0004】
上記画像読取装置における動作は、LEDアレイ125により原稿面を照射し、前記原稿面の読み取りライン上の拡散反射光をレンズアレイ126により受光素子アレイ124上に結像し、前記反射光のもつ原稿129の濃淡情報、即ち光の強弱を受光素子アレイ124における個々の原稿読取受光素子121のセンサ画素が電気信号に変換し、シリアル又はパラレルの信号出力として読み取りラインごとに送り出す。そして、前記原稿129とセンサ画素列との相対位置をラインと垂直方向に移動させて、前記ラインごとのデータ送出を繰り返すことにより、2次元画像情報を時系列電気信号に変換する。
【0005】
しかしながら、前述の密着型の画像読取装置には次のような問題がある。前記レンズアレイ126は図面と垂直方向に配列された個々に集光性を有する複数のロッドレンズよりなる複眼レンズであり、このため、受光側において像の重なりが発生し、合成開口角が大きくなるので、被写界深度が浅く、原稿が折れていたり、切り貼りなど原稿に凹凸がある場合に画質が劣化するという問題があった。また、本の見開き部分等の読み取りをすることができず、かかる画像読取装置の用途が限定されていた。
【0006】
前記のロッドレンズを用いたレンズアレイ126における結像の様子を図17を用いて説明する。図16に示すレンズアレイ126はロッドレンズ126aが前記ライン方向に整列してなり、各ロッドレンズ126aは光軸に直交する方向に屈折率分布を持った透光材よりなっている。個々のロッドレンズ126aは図17(a)に示すように原稿面上の直径X0の範囲を前記センサ画素の配置されたセンサ面上に正立等倍結像する。ある一点の発光点pとその結像qを考える。pが基準位置にあるとき、丁度センサ面上に集光点があり、結像qにボケは生じないものとする。図17(b)に示すように、発光点pがp´へxだけ移動すると、集光点もセンサ面の後方にxだけ移動し、センサ面における結像qはHの量のぼけを生ずる。ぼけの量Hはロッドレンズ126aが単独の場合は、ほぼH=Θxとなり、開口角Θに依存する。図17(c)に示すようにロッドレンズ126aが複数個配列しているときには、開口角はΘより大きいΘ′となり、ぼけの量はHよりも大きいH´となり、略H´=Θ´xとなる。そしてロッドレンズ126aの配列数が増えるほど、結像範囲X0の重なりにより開口角は大となり、ボケも大となって行く。このように、開口角が広く、比写界深度が浅くなり、発光点pの移動に対し結像qのボケの量の割合が大きいことが問題となっていた。
【0007】
このような欠点を除去するために個々のロッドレンズの開口角Θを小さくしようとすると、pからqに至る光路長が長くなり、密着型の画像読取装置に使用する場合、装置の大型化を招く。また、開口角Θを小さくしようとして径の小さなロッドレンズを多数用いようとするとこのようなロッドレンズ自体が高価となる。上記のこれらの欠点を改善することを目的に改良された図18に示す密着型の画像読取装置が特開平6ー342131号公報に記載されている。図18において、110は開口制限部材であり、個々の前記ロッドレンズ126aに対応してその出射側に配置されている。他の点に関しては図16に示した画像読取装置と同様である。本例においては、開口制限部材110により個々のロッドレンズ126aの開口角を制限するとともに、各ロッドレンズ間の像の重なりを制限し、ぼけの量を減少しようとしている。
【0008】
しかしながら、この場合個々のロッドレンズ126aに対し開口制限部材110の位置関係を精度良く合わせなければならず、組立性の上で不利となる。その上、開口制限部材110により、通過光量が制限され、前記受光素子アレイ124への入射光の強度が弱くなり、光電変換におけるS/N比が低下し発生信号の雑音を増加させる傾向を生ずる。
【0009】
本発明は従来の画像読取装置における上記の問題点、すなわち、装置を小型化にするために、複眼レンズを用いた等倍結像方式を採用しようとすると、一般に、開口角が広く被写界深度が浅いと言う問題、これを改善しようとして被写界深度を深いロッドレンズを用いると、装置の大型化、部品コストの上昇等を招くという問題、ロッドレンズに対し開口制限部材を設けると組立上不利となり、受光素子の信号の雑音を増加させるという問題を解決すべき課題とするものである。そして、本発明はこれらの課題を解決し、折れ曲がり、凹凸、見開き等各種の原稿に対応でき、精度良く原稿の画像を読み取ることができるとともに、組立も容易な画像読取装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために1の手段として本発明は、原稿面を照射する照明手段、前記照射された原稿面からの反射光を結像する集光手段、前記結像された光を受光して光電変換する受光手段を備えた画像読取装置において、前記集光手段は互いに焦点距離の異なるすくなくとも2種類の焦点距離を有する複数のレンズを配置して構成され、隣り合うレンズ同士が互いに焦点距離が異なるレンズとなるようにレンズが配列されていることを特徴とする。
【0011】
上記課題を解決するための第2の手段として本発明は、前記第1の手段において、前記受光手段において略同一面にそれぞれの焦点が一致するように前記複数のレンズが配置されていることを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決するための第3の手段として本発明は、前記第1の手段又は第2の手段において、前記集光手段における焦点距離の異なるレンズは光軸に直交する方向に屈折率の変化するロッドレンズであり、光軸方向に互いにずれた位置に配置されることを特徴とする。
【0013】
上記課題を解決するために第4の手段として本発明は、原稿面を照射する照明手段、前記照射された原稿面からの反射光を結像する集光手段、前記結像された光を受光して光電変換する受光手段を備えた画像読取装置において、前記集光手段は互いに焦点距離の異なるすくなくとも 2 種類の焦点距離を有する複数のレンズを接触又は近接するようにして配置して構成し、前記複数のレンズを互いに半ピッチずらして複数列に配置するとともに、互いに焦点距離の異なるレンズを異なる列に配列することにより2焦点レンズ系を構成することを特徴とする。
【0014】
上記課題を解決するために第5の手段として本発明は、前記第1の手段乃至第4の手段のいずれかの前記集光手段において、前記受光手段において、略同一面にそれぞれの焦点が一致するように前記複数のレンズが配置されていることを特徴とする。また、前記集光手段における焦点距離の異なるレンズは光軸に直交する方向に屈折率の変化するロッドレンズであり、光軸方向に互いにずれた位置に配置されることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために第6の手段として本発明は、前記集光手段における焦点距離の異なるレンズが光軸に直交する方向に屈折率の変化するロッドレンズであり、光軸方向に互いにずれた位置に配置されることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明の好適な実施の形態の一つである実施例について説明する。図1は本実施例に係る密着型の画像読取装置の構成を示す断面図であり、図2は図1のAーA断面図である。図1に示すように、本例の密着型の画像読取装置は光電変換を行うセンサ画素が複数配列された原稿読取受光素子21と、保護膜22と、これが実装された基板23とからなる成る受光素子アレイ24と、原稿を照射する線状光源であるLEDアレイ25と、原稿29の像を受光部である前記受光素子アレイ24に結像するレンズアレイ26と、レンズアレイ26を保持する支持枠37と原稿29を載置する透明板27と、これらの部材を支持する外装ケース28より構成されている。
【0016】
上記密着型の画像読取装置における動作は、LEDアレイ25により原稿面を照射し、前記原稿面の読み取りライン上の拡散反射光をレンズアレイ26により受光素子アレイ24に結像し、前記反射光のもつ原稿29の濃淡情報、即ち光の強弱を受光素子アレイ24における個々の原稿読取受光素子21のセンサ画素が電気信号に変換し、シリアル又はパラレルの信号出力として読み取りラインごとに送り出す。そして、前記原稿29とセンサ画素列との相対位置をラインと垂直方向に移動させて、前記ラインごとのデータ送出を繰り返すことにより、2次元画像情報を時系列電気信号に変換する。
【0017】
レンズアレイ26は図1および図2に示すように、前記原稿面の読み取りラインに平行な方向に焦点距離TCが互いに異なる2種類のロッドレンズすなわち第1ロッドレンズ36aと第2ロッドレンズ36bが交互に配列されてなり、保持枠37により保持されている。
【0018】
第1ロッドレンズ36aおよび第2ロッドレンズ36bは共に図17に示して説明した従来のロッドレンズ126aと同様に光軸に直交する方向に屈折率分布を持った透光材よりなっており、第1ロッドレンズ36aの焦点距離TC1と第2ロッドレンズ36bの焦点距離TC2の間にはTC1<TC2の関係がある。Sは受光素子アレイ24における原稿読取受光素子21が配置されているセンサ面である。図2に示すように第1ロッドレンズ36aの透明板27側の焦点A1の位置する第1焦点面Saは、第2ロッドレンズ36bの透明板27側の焦点A2の位置する第2焦点面Sbaよりオフセット量dc=TC2ーTC1の距離だけ後方に位置し、第1ロッドレンズ36aの受光素子アレイ24側の焦点B1と第2ロッドレンズ36bの受光素子アレイ24側の焦点B2とは共に前記センサ面Sに位置するように、第1ロッドレンズ36aと第2ロッドレンズ36bは光軸方向にも互いにずれて配置されている。なお、図2においては図1に示した透明板27および原稿29は表示を省いているが、透明板27の上面が第1焦点面Saの近傍となるように配置されている。
【0019】
ところで、本例に用いられるようなロッドレンズに関しては、一方の焦点面上の一点から発した光はこれと焦点距離(TC)だけ離れた他方の焦点面において正立対称の位置の一点に集光する。しかし、発光点が焦点面から離れているときは、一般には等倍正立の位置に集光するとは限らない。なぜならば、発光点が焦点面から離れても常に等倍正立の位置に集光するとするならば、そもそも固有の焦点距離(TC)または焦点というものを特定し得ないと考えられているからである。発光点が焦点面から離れている場合の集光作用については、従来より、ロッドレンズの屈折率の分布または寸法により、二通りの場合が考えられている。第1の場合は、発光点に対し非等倍(縮小または拡大)正立の位置にある点に集光する場合である。第2の場合は、発光点が焦点面からあまり離れていなければ、近似的に発光点に対し等倍正立の位置にある点に集光する場合である。以下に本例における集光作用に関し前記第1の場合および第2の場合を想定し、順次説明する。
【0020】
図3は前記第1の場合の集光を想定したときの、本実施例の画像読取装置の集光作用の原理を示す断面図である。(a)は全体を示すライン方向(ロッドレンズの配列方向)に平行な断面図、(b)は(a)におけるB部の詳細図、(c)は(b)のCーC矢視図である。説明の都合上、互いに隣接するそれぞれ1個の第1ロッドレンズ36aおよび第2ロッドレンズ36bによる集光作用について説明する。前記第1焦点面Saに発光点A01が位置するとき、その発光のうち、第1ロッドレンズ36aに入射した光線は出射光s1として第1ロッドレンズ36に関し等倍正立の位置にある第1集光点B01点に集光する。ここでB01はセンサ面Sに一致している。一方、発光点A01からの発光のうち第2ロッドレンズ36bに入射した光は出射光s2として出射するが、センサ面Sにおいては一点に集光せず、後述するように前記焦点面のオフセット量dcに略比例したの範囲のボケを有する結像を生ずる。すなわち、前記の第2ロッドレンズ36bの通過光s2はセンサ面Sから略dcだけ後方の正立の位置にある第2集光点B02に向かって出射し、センザ面Sに入射する。
【0021】
焦点A1から第1ロッドレンズ36aを見た開口角をΘ1、焦点A2から第2ロッドレンズ36bを見た開口角をΘ2とする。第1ロッドレンズ36aからの出射光s1によるセンサ面Sにおける結像をq1、第2ロッドレンズ36bからの出射光s2によるセンサ面Sにおける結像をq2とすると、図3(b)および図3(c)に示すようにq1とq2は一部が重なった位置に生ずるが、q1のぼけH1はH1=0であり、q2のぼけH2は略H2=Θ2・dcである。
【0022】
次に、図4は発光点の移動とぼけの関係示す図であり、(a)は全体を示す断面図、(b)は(a)におけるD部の拡大図、(c)は(b)のEーE矢視図である。図4(a)に示すように発光点A01が第1焦点面Saにあるもとの位置からxだけ前方のA01′点に移動すると、第1集光点B01はもとの位置よりxだけ前方のB01′点に移動し、第2集光点B02はもとの位置よりxだけ前方のB02′点に移動し、B01′およびB02′のセンサ面Sからの距離の絶対値はそれぞれ|x|および|dcーx|となる。このとき第1ロッドレンズ36aの通過光による結像q1のぼけの量H1は略、H1=Θ1|x|となり、第2ロッドレンズ36bの通過光による結像q2のぼけの量H2は略、H2=Θ2|dcーx|となる。
【0023】
次に前記第2の場合の集光を想定し、焦点面外の発光点からの入射光に対してもロッドレンズに関し近似的に等倍正立の位置に集光する場合を図5に示す。第1焦点面Saからxだけ前方のA01′点からの発光のうち第1ロッドレンズ36aに入射した光線は出射光s11としてセンサ面Sからxだけ後方の第1集光点B011点に集光する方向に出射する。一方、A01′点からの発光のうち第2ロッドレンズ36bに入射した光線は出射光s12としてセンサ面Sからdcーxだけ前方(x>dcのときはxーdcだけ後方)にある第2集光点B012点に集光する方向に出射する。このとき第1ロッドレンズ36aの通過光s11による結像q1のぼけの量H1は略、H1=Θ1|x|となり、第2ロッドレンズ36bの通過光s12による結像q2のぼけの量H2は略、H2=Θ2|dcーx|となる。従って、図4に示した集光作用の場合も図5に示した集光作用の場合も、発光点の移動と結像のぼけの関係については、同様の結果となる。
【0024】
図6は発光点A0の基準位置からの移動量xと、第1ロッドレンズ36aの通過光による結像q1のぼけの量H1および第2ロッドレンズ36bの通過光による結像q2のぼけの量H2の関係を示す図である。ここで、いずれか1の結像についてボケの量が所定値以下であれば、受光面に配置した前記原稿読取受光素子21を正常に動作させることができる。
【0025】
そこで、図6に示すH1、H2のうちいずれか小なる方の値をとって、実効的なボケ量HEとし、図17(b)に示した従来のロッドレンズのぼけ量Hと対比させたグラフを図7に示す。ただし、この場合、図17(b)に示したΘと図4に示したΘ1は等しいものとする。実線はHEを破線はHを示す。図2に示す本実施例の第1ロッドレンズ36aおよび第2ロッドレンズbよりなる集光手段の場合は、発光点の移動に対する実効的なボケの量を従来よりも広い範囲にわたり小さく維持することができる。例えばxが(3/2)dcの場合はぼけの量を従来の1/3以下とすることができる。
【0026】
このようにして、2つの結像を重ねて、いずれかぼけの小なる方の1つの結像による受光作用に着目すれば、発光点が移動しても前記の小なる方のぼけをとれば、ぼけを小さく抑えることができるので、開口角を小さくすることなしに、実質的に焦点深度が深くなった結果となる。このようにして実効的なぼけ(いずれか小なる方の結像のぼけ)を減小させることができ、原稿読取受光素子21を精度よく動作させることができる。この効果は複数のロッドレンズ36が整列してなるレンズアレイにおいても、同様であり、図17(c)のΘ′に相当する合成的な開口角を小さくすることなしに、実質的に焦点深度を深くして、実効的なぼけを減小させることができる。従って、本例においては、開口を制限する部材を設けたり、開口角を小さくするために、ロッドの径を小さくしたり、発光点と受光点の距離を長くする必要はない。
【0027】
このように、焦点距離TCの異なる2種類ロッドレンズを組み合わせて用いることにより、1の発光点からの光が2の異なる位置に集光する2焦点レンズが構成され、基準点から移動したことによる結像の実効的なぼけ(いずれか小なる方の結像のぼけ)を効果的に低減することができる。しかも、上記のように制限部材がなく、開口角も広くとれるので、装置を小型にし、受光面における光量も十分にとれる。これにより、図1に示した本実施例に係る密着型の画像読取装置において、原稿29の折れ曲がりや、見開き等により透明板27と原稿29の間に隙間を生じ、原稿面における反射光の発光点が透明板27の表面の位置から前方にずれた場合に、このずれに起因して受光面に配置した前記原稿読取受光素子21における結像に発生するぼけの量を従来より大幅に低減することができ、また、小型装置において、受光面の光量の確保により、原稿面のデータを精度よく読み取ることができる。
【0028】
なお、本例については、図3、図4に示したように発光点A0(A0′)が第1ロッドレンズ36aと第2ロッドレンズ36bの境界の延長上にある場合について説明したが、発光点A0′がこの境界の延長上からいずれか一方の側にずれて位置する場合も、同様の原理により反対側の正立の位置に第1集光点B01′および第1集光点B02′を生じ、2焦点レンズ系が形成され、すでに説明したのと同様の作用効果を生ずる。
【0029】
以下図面に基づいて本発明の好適な実施の形態の他の一つである画像読取装置の実施例について説明する。図8は本実施例に係る画像読取装置のの構成を示す図であり、(a)は断面図、(b)は上面図である。(b)においては原稿29と透明板27の表示は省いてある。図8に示すように、本例の密着型の画像読取装置は光電変換を行うセンサ画素が複数配列された原稿読取受光素子21と、保護膜22と、これが実装された基板23とからなる成る受光素子アレイ24と、原稿を照射する線状光源であるLEDアレイ25と、原稿29の像を受光部である前記受光素子アレイ24に結像するレンズアレイ26と、レンズアレイ26を保持する支持枠37と原稿29を載置する透明板27と、これらの部材を支持する外装ケース28より構成されている。
【0030】
ここで、レンズアレイ26は図8(b)に示すように、前記LEDアレイ25に照射される原稿面の読み取りラインLに平行な方向に、焦点距離TCが互いに異なる2種類のロッドレンズすなわち第1ロッドレンズ36aと第2ロッドレンズ36bがそれぞれ列に分かれて2列に配列されてなり、保持枠37により保持されている。第1ロッドレンズ36aおよび第2ロッドレンズ36bは個々には図2に示したものと同様であり、これらの光軸方向における位置関係も図2に示したものと同様である。しかし、平面的な位置関係については以下のように異なっている。
【0031】
第1ロッドレンズ36aと第2ロッドレンズ36bの平面的な配列について説明すると、図8(b)に示すように、第1ロッドレンズ36a同士は互いに接触または近接して読み取りラインLと平行に一方の列に配列され、第2ロッドレンズ36b同士も互いに接触または近接して前記の読み取りラインBに平行に他方の列に配列されている。そして、隣り合う2個の第1ロッドレンズ36aに対して共通に1個の第2ロッドレンズ36bが接触又は近接し、隣り合う2個の第2ロッドレンズ36bに対して共通に1個の第1ロッドレンズ36bが接触又は近接するように、互いに半ピッチずつずれて配列されている。第1ロッドレンズ36aの中心軸36ac軸と第2ロッドレンズ36bの中心軸36bcにより軸に垂直な面において、正三角形又形又は略正三角形が構成される。
【0032】
前記中心軸36acと36bcを共に含む断面の断面図(図8(b)のAーA断面図)は図示を省くが、図4に示したものと同様である。従って、本実施例のレンズアレイ26の集光作用の原理は図1に示した実施例におけるレンズアレイ26の集光作用と基本的には同様であり、2焦点レンズ系が構成されることにより、センサ面での結像のぼけ(前記実効的なぼけ)を減少させる効果を有する。ただし、本例の場合は、読み取りラインL上の任意に1点に対応する3個のロッドレンズ(2個の第1ロッドレンズ36aと1個の第2ロッドレンズ36b、または1個の第1ロッドレンズ36aと2個の第2ロッドレンズ36b)の光軸が互いに近接しており、光軸の離隔に起因する収差よる結像のぼけに関しては、更にこれを低減する効果が得られる。
【0033】
以下図面に基づいて図8に示した画像読取装置の変形例について説明する。図9は本例に係る画像読取装置の構成を示す断面図である。本例は非接触型で等倍結像方式の画像読取装置であり、図9に示すように光電変換を行うセンサ画素が複数配列された原稿読取受光素子21と、保護膜22と、これが実装された基板23とからなる成る受光素子アレイ24と、原稿を照射する線状光源であるLEDアレイ25と、原稿29の像を受光部である前記受光素子アレイ24に結像するレンズアレイ26と、レンズアレイ26を保持する支持枠37と、これらの部材を支持する外装ケース28より構成される読取ユニット部10と、該読取ユニット部10の下方に配置され、原稿29を載置し矢印の方向に読み取りユニット部10に対し相対移動する載置台12および図示しない載置台駆動手段とよりなっている。
【0034】
読み取りユニット部10の構成は図8に示した画像読取装置から透明板27を除いたのと同様の構成であるが、外装ケース28の底部が上になり、載置台12との間に所定の隙間が確保できるような位置に載置台12に対向して倒立して保持されている。本例の画像読取装置の作用原理および効果は基本的には図8に示した画像読取の場合と同様であるが、原稿29の面を上にした状態で画像の読み取りができるので、冊子状の原稿を順次見開き状態で画像読み取りする等の場合には取扱いが容易となるという長所を有する。
【0035】
以下図面に基づいて本発明の好適な実施の形態の他の一つである実施例について説明する。図10は本例に係るカラー画像読取用の密着型の画像読取装置の構成を示す図であり、(a)はその断面図、(b)は(a)におけるDーD断面図である。本例の密着型の画像読取装置は光電変換を行うセンサ画素が複数配列された原稿読取受光素子21と、保護膜22と、これが実装された基板23とからなる成る受光素子アレイ24と、原稿を照射するカラー線状光源である後述するLEDアレイ25と、原稿29の像を受光部である前記受光素子アレイ24に結像するレンズアレイ26とレンズアレイを保持する支持枠37と原稿29を載置する透明板27と、これらの部材を支持する外装ケース28より構成されている。ここでレンズアレイ26の構成は図1に示した画像読取装置の場合と同様である。
【0036】
図10に示したカラー画像読取用の密着型の画像読取装置の動作につき説明する。原稿を照射する線状光源であるLEDアレイ25は図10(b)に示すように、LED基板25cの上に略赤色の発光をするLED(RのLED)25R、略緑色の発光をするLED(GのLED)25Gおよび略青色の発光をするLED(BのLED)25Bの3種類のLEDが入り交じって読み取りラインの方向に一列に配列されている。これらのLEDは図示しない光源駆動回路により図示しない駆動電極間に駆動電圧が印加されることにより、色毎に時分割で点灯され、原稿面の読み取りラインを照射し、R、G、Bの色毎に原稿面における対応する色の成分の反射光を生じさせる。
【0037】
原稿面における反射光も略R、G、Bの色毎に時分割で反射点に対応するレンズアレイ26の部分に入射する。図11は本例のレンズアレイ26における集光作用を示す図である。発光点A01′が第1焦点面Saからxだけ前方にある場合、RG、Bの光ごとに図4に示した実施例の場合と同様にして、第1ロッドレンズ36aと第2ロッドレンズ36bの通過光によりそれぞれ第1集光点B01′および第2集光点B02′を生ずるのであるが、第1ロッドレンズ36aと第2ロッドレンズ36bの屈折率は光の波長が短くなるほど増加する傾向があるので、一般には集光点は色別にずれて行く傾向があり、第1ロッドレンズ36aのR、G、Bの出射光s11R、s11G、s11Bおよび第2ロッドレンズ36bのR、G、Bの出射光s12R、s12G、s12に応じて、図に示すように第1集光点としてB01r′、B01g′、B01b′を、第2集光点としてB02r′、B02g′、B02b′をそれぞれ生ずる。
【0038】
ただし、ロッドレンズ内における光路は波状にうねる性質があるので、色収差は補正され、色別の集光点のずれは比較的小とすることができる。第1ロッドレンズ36aと第2ロッドレンズ36bとしてこのように色周差の少ないロッドレンズを用いれば、前記の色別の第1集光点B01r′、B01g′、B01b′を色にかかわりなく互いにほぼ一致させ、色別の第2集光点としてB02r′、B02g′、B02b′も色にかかわりなく互いにほぼ一致させることができる。これにより、原稿のカラー画像の各色の読み取りに関し、図1に示した密着型の画像読取装置と同様の原理により同様の作用効果を有し、精度よくカラー画像を読み取ることができる。又、コストやサイズの関係で色収差の少ないロッドレンズを用いることができない場合であっても、R、G、Bの各色ごとに2焦点が形成され、従来に比べれば、各色ごとのセンサ面における前記実効的なボケを減少させることができる。
【0039】
更に、本発明の好適な実施の形態としては、図12に示すように、レンズアレイ26を焦点距離TC1の第1ロッドレンズ36a、焦点距離TC2の第2ロッドレンズ36b、焦点距離TC3の第3ロッドレンズ36cを読み取りラインの方向に順次周期的に配列して構成したものがある。図12(a)はレンズアレイ26の配列方向に平行な断面図、図12(b)は図12(a)に示すF部の拡大図である。ここで、前記焦点距離については、TC1<TC2<TC3の関係がある。
【0040】
A1、A2、A3はそれぞれ第1ロッドレンズ36a、第2ロッドレンズ36b、第3ロッドレンズ36cのセンサ面Sと反対側の焦点であり、B1、B2、B3はそれぞれ第1ロッドレンズ36a、第2ロッドレンズ36b、第3ロッドレンズ36cのセンサ面S側の焦点である。Saは前記焦点A1の位置する第1焦点面、Sbは前記焦点A2の位置する第2焦点面、Scは前記焦点A3の位置する第3焦点面である。そして、第1焦点面Saの前方にはオフセット量dc1=TC2ーTC1の距離だけ離れて第2焦点面Sbが位置し、第2焦点面Sbの前方にはオフセット量dc2=TC3ーTC2の距離だけ離れて第3焦点面Saが位置し、前記焦点B1、B2、B3は共にセンサ面Sに位置するように、第1ロッドレンズ36a、第2ロッドレンズ36b、は順次光軸方向にずらして配置されている。本例においては、オフセット量に関し略dc1=dc2=dcの関係にある。
【0041】
本例のレンズアレイ26の集光作用につき説明する。第1焦点面Saからxだけ前方に位置する発光点A0´からの発光のうち第1ロッドレンズ36aを通過した光はセンサ面Sよりも略xだけ離れた第1集光点B01´に集光し、第2ロッドレンズ36bを通過した光はセンサ面Sよりも略|dcーx|だけ離れた第2集光点B02´に向けて集光し、第3ロッドレンズ36cを通過した光はセンサ面Sよりも略|2dcーx|だけ離れた第3集光点B01´に向けて集光し、それぞれセンサ面Sにおいて結像図q1、q2、q3生ずる。焦点A1、A2、A3がそれぞれ第1ロッドレンズ36a、第2ロッドレンズ36b、第3ロッドレンズ36cに対してなす開口角をそれぞれΘ1、Θ2、Θ3とするとし、結像q1、q2、q3のぼけの量をそれぞれ、H1、H2、H3とすると、すでに説明したのと同様の原理により、H1=Θ1|x|、H2=Θ2|xーdc|、H3=Θ3|xー2dc|の関係が成り立つ。
【0042】
図13は発光点A0´の基準位置からの移動量xと、前記結像q1、q2、q3のボケの量H1、H2、H3の関係を示す図である。ここで、重なりあった前記3つの結像のボケうち最小のもののボケの量(H1、H2、H3のうち最小のもの)が所定値以下であれば、受光センサ面に配置した前記原稿読取受光素子を正常に動作させることができる。
【0043】
そこで、図13に示すH1、H2、H3のうちいずれか小なる方の値をとって、実効的なボケ量のHEとし、図13に示す。この実効的なボケの量は図6に示した実効的なボケの量HEよりも更に低減している。例えばxが(5/2)dcの場合はぼけの量を従来の1/5とすることができる。これは本例のレンズアレイ26においては3焦点のレンズ系が構成されるからである。
【0044】
更に、本発明の好適な実施の形態としては、図12に示したレンズアレイ26の変形として、図14に示すレンズアレイ26用いた画像読取装置がある。図14(a)は本例のレンズアイの構成を示す側面図、図13(b)は上面図である。本例のレンズアレイ26は、図12に示したのと同様の第1ロッドレンズ36a、第2ロッドレンズ36b、第3ロッドレンズ36cにより構成され、光軸方向におけるこれらのロッドレンズの位置関係は、図12に示したレンズアレイ26の場合と同様である。
【0045】
しかし、平面的な配置については、図8(b)に示して説明したのと類似の位置関係により、読み取りラインLと平行な方向に2列に配列されており、いずれの列も図の左側から右側に向かって第1ロッドレンズ36a、第2ロッドレンズ36b、第3ロッドレンズ36cの順に周期的に配列されているが、一方の列と他方の列とではこの周期の位相がずれれており、平面的にみれば近接する第1ロッドレンズ36a、第2ロッドレンズ36b、第3ロッドレンズ36cにより、常に略正三角形が形成されるようになっている。このような配置により、本例のレンズアレイ26は上記の3焦点による効果のほかに、すでに説明したような光軸接近による収差低下の効果が加わり、センサ面における結像のボケを効果的に低減することができる。
【0046】
以上に本発明の実施の形態を各実施例により説明してきたが、本発明はこれらに限られるものではなく、同様の効果を有する構成のものについて広く適用されるものである。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複眼レンズよりなる集光手段を有する画像読取装置において、開口角を制限せずに、原稿の浮きによる受光部の結像ぼけを低減し、小型で読み取り精度の高い装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一つである画像読取装置の構成を示す断面図である。
【図2】図1のAーA断面図である。
【図3】図1に示す画像読取装置の作用を示す図である。
【図4】図1に示す画像読取装置の作用を示す図である。
【図5】図1に示す画像読取装置の作用を示す図である。
【図6】図1に示す画像読取装置の作用を示す図である。
【図7】図1に示す画像読取装置の作用を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態の一つである画像読取装置の構成を示す図でり、(a)は断面図、(b)は上面図である。
【図9】本発明の実施の形態の一つである画像読取装置の構成を示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態の一つである画像読取装置の構成を示す断面図である。
【図11】図10示す画像読取装置の作用を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態の一つである画像読取装置の要部の作用を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態の一つである画像読取装置の要部の作用を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態の一つである画像読取装置の要部の構成を示す図である。
【図15】従来の画像読取装置の構成を示す斜視図である。
【図16】従来の画像読取装置の構成を示す断面図である。
【図17】図16に示す画像読取装置の作用を示す図である。
【図18】従来の画像読取装置の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
24 受光素子アレイ
25 LEDアレイ
26 レンズアレイ
27 透明板
28 外装ケース
29 原稿
36 ロッドレンズ

Claims (6)

  1. 原稿面を照射する照明手段、前記照射された原稿面からの反射光を結像する集光手段、前記結像された光を受光して光電変換する受光手段を備えた画像読取装置において、前記集光手段は互いに焦点距離の異なるすくなくとも2種類の焦点距離を有する複数のレンズを配置して構成され、隣り合うレンズ同士が互いに焦点距離が異なるレンズとなるようにレンズが配列されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記受光手段において、略同一面にそれぞれの焦点が一致するように前記複数のレンズが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記集光手段における焦点距離の異なるレンズは光軸に直交する方向に屈折率の変化するロッドレンズであり、光軸方向に互いにずれた位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 原稿面を照射する照明手段、前記照射された原稿面からの反射光を結像する集光手段、前記結像された光を受光して光電変換する受光手段を備えた画像読取装置において、前記集光手段は互いに焦点距離の異なるすくなくとも 2 種類の焦点距離を有する複数のレンズを接触又は近接するようにして配置して構成し、前記複数のレンズを互いに半ピッチずらして複数列に配置するとともに、互いに焦点距離の異なるレンズを異なる列に配列することにより2焦点レンズ系を構成することを特徴とする画像読取装置。
  5. 前記受光手段において、略同一面にそれぞれの焦点が一致するように前記複数のレンズが配置されていることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記集光手段における焦点距離の異なるレンズは光軸に直交する方向に屈折率の変化するロッドレンズであり、光軸方向に互いにずれた位置に配置されることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
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