JP3936854B2 - Gearbox for work vehicle - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業車両の変速装置に関するものである。より詳しくは、油圧式無段変速装置(HST)及び遊星機構を有する、HMT式変速装置に関するものであり、駐車ブレーキと連動して制御される変速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、変速装置として、HSTと遊星機構を有するものが知られている。例えば、特開2001−108061号公報に示されるものである。これは、エンジンの動力を、一方は遊星歯車機構に伝え、他方はHSTを介して遊星歯車機構に伝えて合成する油圧−機械式変速装置において、走行速度が設定速度に達すると、HSTの斜板アクチュエータと電子ガバナとを連動させて設定速度を維持するよう構成したものである。また、この機構においては、後進及び低速前進域をHSTにより行い、中高速の前進時にはHSTの駆動力を遊星歯車機構に伝え合成された駆動力により車両を走行させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成においては、後進をHSTの駆動力により行うため、後進速度を大きくすることが困難である。さらに、車両の重量が大きい場合にはHSTにかかる負担が大きくなり、HSTにより走行可能な速度範囲が小さくなる。また、HSTの斜板制御が複雑になる。また、HSTの斜板が傾動した状態において、駐車ブレーキを作動させた場合に、駐車時においてもHSTに負荷が掛かり、燃料消費が大きくなるとともに、騒音が発生する可能性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、発明者等は以下のような課題解決手段を取るものである。
請求項1においては、エンジン(5)の出力を、油圧ポンプ(31)と油圧モータ(32)により構成されるHST(21)、及び遊星機構(22)により変速し、該変速後の出力を正逆転機構(23)により正逆転変速する作業車両の変速装置において、前記エンジン(5)のクランク軸(25)を延出し、前記油圧ポンプ(31)の駆動軸(67)に直結し、該駆動軸(67)の後端を伝動軸(51)に接続し、該伝動軸(51)の歯車(54)と、該遊星機構(22)の伝動軸(52)上に遊嵌した歯車(55)を噛合し、前記油圧モータ(32)の駆動軸(68)に固定した歯車(56)と、該遊星機構(22)の伝動軸(52)に遊嵌したの歯車(57)を噛合し、該歯車(56)よりHST(21)にて変速後の回転を遊星機構(22)の歯車(57)に導入し、前記歯車(55)は遊星歯車(58・58)を回動自在に枢支する保持体に接続され、該歯車(55)及び保持体を一体的に前記伝動軸(52)に枢支し、前記遊星歯車(58・58)は伝動軸(52)側において、太陽歯車(60)と噛合し、該太陽歯車(60)と前記歯車(57)とは一体的に構成され伝動軸(52)に遊嵌し、かつ、該遊星歯車(58・58)はリング歯車(59)の内側歯と噛合し、該リング歯車(59)は歯車(62)と一体的に構成され前記伝動軸(52)に遊嵌し、該歯車(62)は、前記正逆転機構(23)を構成する歯車(62・63・64・65・66)の中の1枚を構成し、該正逆転機構(23)は、一対の油圧クラッチ(61)により構成し、該一対の油圧クラッチ(61)を、前後進レバー(7)により切換操作することにより、正逆転制御する構成であって、作業車両の停車状態もしくは変速操作の無操作状態の一定時間継続を認識して、前記正逆転機構(23)のクラッチ(61)を切断し、HST(21)の油圧ポンプ(31)の斜板を中立位置に制御するものである。
【0005】
請求項2においては、エンジン(5)の出力を、油圧ポンプ(31)と油圧モータ(32)により構成されるHST(21)、及び遊星機構(22)により変速し、該変速後の出力を正逆転機構(23)により正逆転変速する作業車両の変速装置において、前記エンジン(5)のクランク軸(25)を延出し、前記油圧ポンプ(31)の駆動軸(67)に直結し、該駆動軸(67)の後端を伝動軸(51)に接続し、該伝動軸(51)の歯車(54)と、該遊星機構(22)の伝動軸(52)上に遊嵌した歯車(55)を噛合し、前記油圧モータ(32)の駆動軸(68)に固定した歯車(56)と、該遊星機構(22)の伝動軸(52)に遊嵌したの歯車(57)を噛合し、該歯車(56)よりHST(21)にて変速後の回転を遊星機構(22)の歯車(57)に導入し、前記歯車(55)は遊星歯車(58・58)を回動自在に枢支する保持体に接続され、該歯車(55)及び保持体を一体的に前記伝動軸(52)に枢支し、前記遊星歯車(58・58)は伝動軸(52)側において、太陽歯車(60)と噛合し、該太陽歯車(60)と前記歯車(57)とは一体的に構成され伝動軸(52)に遊嵌し、かつ、該遊星歯車(58・58)はリング歯車(59)の内側歯と噛合し、該リング歯車(59)は歯車(62)と一体的に構成され前記伝動軸(52)に遊嵌し、該歯車(62)は、前記正逆転機構(23)を構成する歯車(62・63・64・65・66)の中の1枚を構成し、該正逆転機構(23)は、一対の油圧クラッチ(61)により構成し、該一対の油圧クラッチ(61)を、前後進レバー(7)により切換操作することにより、正逆転制御する構成であって、駐車ブレーキ機構(102)の作動状態の一定時間継続を認識して、正逆転機構(23)の油圧クラッチ(61)を切断し、油圧式無段変速機の油圧ポンプ(31)の斜板を中立位置に制御するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明について、図を用いて説明する。図1は作業車両の全体側面図、図2は作業車両の変速構成を示す模式図、図3は作業車両の駆動構成を示すスケルトン図、図4はHMTの構成を示すスケルトン図、図5は遊星機構及び正逆転機構の構成を示す展開図、図6は油圧ポンプの吐出量と変速比の関係を示す図、図7は変速機構の制御構成を示す図、図8は駐車ブレーキ機構の構成を示す模式図、図9は斜板制御の構成を示す図である。
【0007】
図1において、作業車両をトラクタとした実施例について全体構成から説明する。本機の前後に、前輪1及び後輪2を支承し、前部のボンネット6内部にはエンジン5を配置し、該ボンネット6の後方には、ステアリングハンドル10を設けており、該ステアリングハンドル10の後方にはシート11を配設している。また、シート11の側部には主変速レバー3、副変速レバー4、高低切換レバー等が突設され、ステアリングハンドル10のハンドルコラム側部に前後進切換操作具として前後進切換レバー7が配置されている。これらステアリングハンドル10やシート11やレバー類等はキャビン12内の運転部に配置されている。
【0008】
また、エンジン5の後部に伝動ハウジングが配置され、該伝動ハウジングの後部にミッションケース9を配設し、エンジン5からの動力を後輪2に伝達して駆動し、4輪駆動切換機構を介して前輪1にも同時に駆動力を伝達することを可能としている。
【0009】
また、エンジン5の駆動力は、ミッションケース9後端から突出したPTO軸15に伝達されて、該PTO軸15から図示しないユニバーサルジョイント等を介して機体後端に作業機装着装置を介して装着した作業機を駆動するように構成している。そして、前記シート11前下方のステップ上にはブレーキペダルや主クラッチペダルやデフロックペダル等が配設されている。
【0010】
次に、変速機構について図2より説明する。本発明の変速機構においては、エンジン5の出力をHST21及び遊星機構22により変速するものである。そして、変速された出力の正逆転を正逆転機構23により制御し、その下流側に副変速機構24が配設されるものである。エンジン5の出力軸(クランク軸)25は機体後方に延出されて、HST21と遊星機構22に駆動力が伝達される。そして、HST21と遊星機構22により変速された駆動力は正逆転機構23及び副変速機構24に伝達されるものである。
【0011】
次に、作業車両の駆動機構について、図3を用いてより詳しく説明する。エンジン5の後方には、HST21及び遊星機構22、そして、正逆転機構23が配設されている。HST21の油圧ポンプ21は出力軸25により駆動されるものである。そして、出力軸25より延出される軸に挿嵌固定され、遊星機構に歯合した歯車も出力軸25よりの駆動力の伝達をうける。出力軸25はPTOクラッチ(もしくはダンパー)33を介して伝動軸41に接続されている。伝動軸41は出力軸25の駆動力をPTO変速機構34に伝達するものである。そして、出力軸25より伝達された駆動力は、前述したPTO変速機構34を介してPTO軸15を駆動するものである。
【0012】
HST21は油圧ポンプ31及び油圧モータ32により構成される。HST21により変速された駆動力は、遊星機構22に導入されるものである。油圧モータ32の軸に接続された駆動軸上に挿嵌固定された歯車は遊星機構22に接続している。そして、この歯車を介してHST21により変速された駆動力が遊星機構22に導入されるものである。遊星機構22よりの出力は、正逆転機構23を介して、伝動軸42に伝達される。伝動軸42は副変速機構24に接続されており、副変速機構24により前輪1及び後輪2に伝達される駆動力の変速を行うものである。副変速22には、デフ機構36を介して後輪2が接続されており、四輪駆動切換機構37を介して前輪1の駆動機構が接続されている。
【0013】
次に、図4及び図5を用いて、HMTの構成について説明する。作業車両に搭載されるHMT機構は、HST21及び遊星機構22により構成されるものである。HST21の油圧ポンプ31は駆動軸67により駆動されており、駆動軸67の後端は伝動軸51に接続されている。伝動軸51の前部には、歯車54が挿嵌固定されており、歯車54を介して遊星機構22に駆動力が伝達される。歯車54は歯車55に歯合しており、歯車55は伝動軸52に回動自在に挿嵌されている。さらに、歯車55は遊星歯車58・58を回動自在に枢支する保持体に接続されている。そして、歯車55及び保持体が一体的に伝動軸52に対して回動する。遊星歯車58・58は伝動軸52側において、太陽歯車60に歯合している。太陽歯車60は伝動軸52に回動自在に挿嵌されており、前述の歯車57と一体的に回動するものである。また、遊星歯車58・58はリング歯車59の内側歯に歯合している。リング歯車59は伝動軸52に回動自在に挿嵌されており、同様に伝動軸52に挿嵌された歯車62と一体的に回動する構成となっている。
【0014】
伝動軸51の中央部には、正逆転機構23の歯車63・64が伝動軸51に対して相対回動自在に挿嵌されている。なお、歯車63と歯車64は一体的に回動するものである。歯車63は歯車62に歯合しており、歯車63より駆動力が歯車64、歯車65を介して、伝動軸52に回動自在に挿嵌された歯車66に歯合するものである。なお、歯車65は支軸51に回動自在に枢支されている。歯車62及び歯車66は、伝動軸52に配設されたクラッチ61に接続している。そして、このクラッチ61により伝動軸52の正逆転を制御する。クラッチ61により歯車62と伝動軸52を接続することにより、伝動軸52を正転側に駆動するものである。また、歯車66と伝動軸52を接続することにより、伝動軸52を逆転側に駆動するものである。
【0015】
このような変速機構をとることにより、HST21を介した駆動力と、介さない駆動力を遊星機構22において合成することができるものである。このため、前進もしくは後進においては、HST21側の出力制御を行うことにより、円滑に速度制御を行うことができるものである。すなわち、油圧ポンプ31の斜板制御を行うことにより、作業車両の速度調整を行うことができるものである。さらに、HST21が故障した場合においても、油圧モータ32側駆動軸68を固定することにより、非常時の走行が可能となる。
【0016】
次に、HST21の油圧ポンプの作動油吐出量と作業車両の変速比の関係について説明する。図6において、油圧ポンプ31の吐出量がP0 である場合には、変速比が0となる。そして、吐出量を徐々に減少させることにより、変速比が大きくなり、車速が増してゆくものである。吐出量が0となる場合には、変速比V1 となる。さらに変速比を増す場合には、油圧ポンプ31の作動油吐出方向を逆転させて、吐出量を増してゆくものである。すなわち、前進もしくは後進において、(副変速の操作を除いて)クラッチの制御を必要としないものである。前進時もしくは後進時において、変速にともなうクラッチ断接を行わないので、ミッションオイルの劣化を防ぐとともに、変速操作を円滑に行うことができる。さらに、変速制御を簡便に行うことができ、変速機構の信頼性が向上する。なお、後進時には、正逆転機構23により前輪1及び後輪2の回転方向を逆にするので、油圧ポンプ31の制御は同様になる。後進時における吐出量と変速率は正逆転機構23における後進側の減速比により決定されるものである。
【0017】
次に、変速装置の制御構成について、図7を用いて説明する。変速機構の制御は、図7に示すごとく、コントローラ81により行われるものである。コントローラ81には、エンジン5に配設された電子ガバナ84、油圧ポンプ31の駆動軸回転速度を検出するピックアップ85、主変速レバー3の位置を認識するポテンションメータ88、前後進レバー7の位置を認識するポテンションメータ87、副変速レバー4の位置を認識するポテンションメータ90、伝動軸42の回転速度を検出するピックアップ89、油圧ポンプ31の斜板制御を行うアクチュエータ86、クラッチ61の接断を行う電磁弁82、83が接続されている。ポテンションメータ87・88により、コントローラ81において、主変速レバー3及び前後進レバー7の位置を認識可能である。そして、その位置に対応させて油圧ポンプ31の斜板制御を行い、クラッチ61の断接を行うものである。
【0018】
このように、作業車量の変速操作装置として、前後進レバー7と主変速レバー3とに分けることにより、従来の車両の操作構成を容易に受け継ぐことが可能である。そして、作業車両のユーザーが新たな操作方法を習得する必要がなく、従来の操作経験を生かすことができる。また、ローダなどの作業機を操作する場合にも、前後進レバー7が効果的である。ローダの操作と同時に前後進が可能であり、前後進の速度再現性を維持できる。
【0019】
次に、HST21における油圧ポンプ31の斜板制御構成について説明する。主変速レバー3の近傍には、主変速レバー3の位置もしくは回動角度を認識可能なセンサが配設されるものである。本実施例においては、主変速レバー3の基部にポテンションメータ88を配設し、このポテンションメータ88により主変速レバー3の位置を認識するものである。そして、コントローラ81において、主変速レバー3の位置が認識される。コントローラ81は、主変速レバー3の位置に対応して、変速制御を行うものである。コントローラ81の内部には、主変速レバー3の位置に対応した油圧ポンプの斜板角度が設定されており、この設定に基づき、アクチュエータ86により、斜板角を調節し、主変速レバー3に対応した変速制御を行うものである。
【0020】
コントローラ81には、前後進レバー7の位置を認識するポテンションメータ87及び、正逆転機構23のクラッチ断接を行う電磁バルブ82・83が接続されている。そして、前後進レバー7の前進(F)・中立(N)・後進(R)の各位置に対応して、電磁バルブ82・83を制御し、クラッチ61の制御を行うものである。前後進レバー7が前進位置にある場合には、前進側の歯車と伝動軸42を接続する。後進位置にある場合には、後進側の歯車と伝動軸42を接続するものである。そして、前後進レバー7が中立位置にある場合には、クラッチ61の接続が解除され、伝動軸42が駆動されない状態となる。すなわち、クラッチ61は、前後進レバー7に連動した構成となっており、前進(F)・中立(N)・後進(R)に対応して、前進側の接続、解除、後進側の接続が行われるものである。
【0021】
次に、駐車ブレーキレバーと連動した変速装置の制御構成について説明する。図8に示すごとく、駐車ブレーキレバー101は後輪2もしくは前輪1の駆動軸上に配設されたブレーキ機構102・102に接続している。そして、駐車ブレーキレバー101を作動させることにより、後輪2もしくは前輪1に接続した駆動軸を固定し、後輪2もしくは前輪1を固定するものである。なお、ブレーキ機構102は駆動力の伝動経路において、各クラッチより下流側に位置するものである。ブレーキ機構102と駐車ブレーキレバー101はワイヤにより接続され、駐車ブレーキレバー101を作動させることにより、ワイヤを摺動し、ブレーキ機構102が作動するものである。なを、ブレーキ機構102と駐車ブレーキレバー101を電気的に接続し、ブレーキ機構102を作動させることも可能である。
【0022】
駐車ブレーキレバー101の近傍には、センサ103が配設されており、駐車ブレーキレバー101の回動位置もしくは作動の有無を認識可能に構成されている。センサ103としては、駐車ブレーキレバー101の回動により入切されるスイッチもしくはポテンショメータを利用することができる。センサ103はコントローラ81に接続されており、駐車ブレーキレバー101の作動状態をコントローラ81において認識可能に構成されている。このような構成において、駐車ブレーキレバー101が引かれると、駐車ブレーキの作動がコントローラ81において認識され、前後輪に駆動力を伝達する各クラッチが切断される。本実施例においては、前述の電磁弁82・83によりクラッチ61が切断されるものである。なお、エンジン5とHST21間に配設されるメインクラッチを切断することも可能である。
【0023】
そして、クラッチ61など、各クラッチが切断された後に、一定時間が経過すると、アクチュエータ86により、斜板制御が行われ、HST21の油圧モータ32の駆動が停止するものである。すなわち、駐車ブレーキレバー101の回動により、駐車ブレーキの作動を認識し、クラッチを切断し、HST21の駆動を停止するものである。このように、駐車時にHST21の駆動を停止するので、停止時におけるHST21の負荷を軽減できる。さらに、駐車時における騒音を低減、燃費を向上できるものである。また、HST21などの油圧回路における油圧の上昇を低減でき、変速装置全体の耐久性を向上できるものである。
【0024】
上記構成において、駐車ブレーキレバー101が作動した状態が一定時間継続されることにより、車両が当面操作されないと推定し、騒音を下げ、油圧回路に掛かる負荷を軽減し、燃料消費を下げるものである。駐車ブレーキレバー101が作動すると、コントローラ81においてタイマーが作動し(もしくは無操作時間の積算を行い)、一定時間後に操作がされていなければ、クラッチが切断され、HST21の油圧モータの駆動が停止するものである。また、車両が当面操作されない状態であることを認識する手段として、図8に示すごとく、シート11にシートスイッチ104を配設し、操縦者の有無を認識し、HST21の油圧モータの駆動停止を行うことも可能である。シートスイッチ104はシート11に操縦者が着座するとスイッチの入り切りが行われるものである。
【0025】
シート11にシートスイッチ104を配設し、シートスイッチ104をコントローラ81に接続する。これにより、コントローラ81において、操縦者がシート11に着座しているか否かが認識される。そして、操縦者がシート11に着座しておらず、駐車ブレーキレバー101が作動した状態が一定時間継続されることにより、クラッチを切断し、HST21の油圧モータの駆動を停止するものである。もしくは、シートスイッチ104により、操縦者の居ない状態が一定時間継続していることをコントローラ81において認識した場合に、クラッチを切断し、HST21の油圧モータの駆動を停止することも可能である。同時に、ブレーキ機構102を作動させることも可能である。また、操縦者の有無を認識する手段として、シートスイッチ104の変わりに、赤外線センサをシート11近傍に配設することも可能である。
【0026】
この他に、前後進レバー7が中立位置(N)にある状態、もしくは主変速レバー3が停止位置(0)にある状態が一定時間継続した場合に、ブレーキ機構102・102を作動させ、クラッチを切断し、HST21の油圧モータの駆動を停止することも可能である。すなわち、停止状態の一定時間の継続、もしくは無操作状態の一定時間の継続を認識して、ブレーキ機構102・102を作動させ、クラッチを切断し、HST21の油圧ポンプ斜板を中立位置へと制御することも可能である。
【0027】
次に、駐車時におけるHSTの斜板制御構成について説明する。図9(a)は車両停止時における油圧ポンプの斜板位置を示す図、図9(b)は斜板を中立位置にもどす過程を示す図、図9(c)は駐車ブレーキ作動時における油圧ポンプの斜板位置を示す図である。図9(a)に示すごとく、車両を停止している状態において、HST21の油圧ポンプは作動油の吐出量P0 となる位置に保持されている。すなわち、油圧ポンプの斜板が一定角に保持され、HST21の油圧モータが駆動されている。この状態において、駐車ブレーキレバー101を引き、一定時間が経過すると、図9(b)に示すごとく、HST21の油圧ポンプ31の吐出量が少なくなるように、斜板が制御される。そして、図9(c)に示すごとく、油圧ポンプ31の吐出量が0となり、HST21の油圧モータの駆動が停止する。
【0028】
図9(c)に示す状態において、本来車両はV1 となる変速比で駆動される。しかし、HST21の斜板を制御する以前に、駆動力を伝達するクラッチを切断しているので、車輪は駆動されることはない。すなわち、HST21により変速された駆動力と、エンジンより遊星機構22に伝達される駆動力とを、遊星機構22において合成し、変速を行う変速機構を有する作業車両において、駐車時における駆動力の損失を低減し、騒音を少なくするとともに燃料消費を低減できる。さらに、油圧回路に掛かる負荷を軽減できるものである。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に記載のごとく、エンジン(5)の出力を、油圧ポンプ(31)と油圧モータ(32)により構成されるHST(21)、及び遊星機構(22)により変速し、該変速後の出力を正逆転機構(23)により正逆転変速する作業車両の変速装置において、前記エンジン(5)のクランク軸(25)を延出し、前記油圧ポンプ(31)の駆動軸(67)に直結し、該駆動軸(67)の後端を伝動軸(51)に接続し、該伝動軸(51)の歯車(54)と、該遊星機構(22)の伝動軸(52)上に遊嵌した歯車(55)を噛合し、前記油圧モータ(32)の駆動軸(68)に固定した歯車(56)と、該遊星機構(22)の伝動軸(52)に遊嵌したの歯車(57)を噛合し、該歯車(56)よりHST(21)にて変速後の回転を遊星機構(22)の歯車(57)に導入し、前記歯車(55)は遊星歯車(58・58)を回動自在に枢支する保持体に接続され、該歯車(55)及び保持体を一体的に前記伝動軸(52)に枢支し、前記遊星歯車(58・58)は伝動軸(52)側において、太陽歯車(60)と噛合し、該太陽歯車(60)と前記歯車(57)とは一体的に構成され伝動軸(52)に遊嵌し、かつ、該遊星歯車(58・58)はリング歯車(59)の内側歯と噛合し、該リング歯車(59)は歯車(62)と一体的に構成され前記伝動軸(52)に遊嵌し、該歯車(62)は、前記正逆転機構(23)を構成する歯車(62・63・64・65・66)の中の1枚を構成し、該正逆転機構(23)は、一対の油圧クラッチ(61)により構成し、該一対の油圧クラッチ(61)を、前後進レバー(7)により切換操作することにより、正逆転制御する構成であって、作業車両の停車状態もしくは変速操作の無操作状態の一定時間継続を認識して、前記正逆転機構(23)のクラッチ(61)を切断し、HST(21)の油圧ポンプ(31)の斜板を中立位置に制御するので、停車時における作業車両の騒音を低減できるとともに、変速装置に掛かる負荷を軽減できる。さらに、燃料消費量を低減できる。
【0030】
請求項2に記載のごとく、エンジン(5)の出力を、油圧ポンプ(31)と油圧モータ(32)により構成されるHST(21)、及び遊星機構(22)により変速し、該変速後の出力を正逆転機構(23)により正逆転変速する作業車両の変速装置において、前記エンジン(5)のクランク軸(25)を延出し、前記油圧ポンプ(31)の駆動軸(67)に直結し、該駆動軸(67)の後端を伝動軸(51)に接続し、該伝動軸(51)の歯車(54)と、該遊星機構(22)の伝動軸(52)上に遊嵌した歯車(55)を噛合し、前記油圧モータ(32)の駆動軸(68)に固定した歯車(56)と、該遊星機構(22)の伝動軸(52)に遊嵌したの歯車(57)を噛合し、該歯車(56)よりHST(21)にて変速後の回転を遊星機構(22)の歯車(57)に導入し、前記歯車(55)は遊星歯車(58・58)を回動自在に枢支する保持体に接続され、該歯車(55)及び保持体を一体的に前記伝動軸(52)に枢支し、前記遊星歯車(58・58)は伝動軸(52)側において、太陽歯車(60)と噛合し、該太陽歯車(60)と前記歯車(57)とは一体的に構成され伝動軸(52)に遊嵌し、かつ、該遊星歯車(58・58)はリング歯車(59)の内側歯と噛合し、該リング歯車(59)は歯車(62)と一体的に構成され前記伝動軸(52)に遊嵌し、該歯車(62)は、前記正逆転機構(23)を構成する歯車(62・63・64・65・66)の中の1枚を構成し、該正逆転機構(23)は、一対の油圧クラッチ(61)により構成し、該一対の油圧クラッチ(61)を、前後進レバー(7)により切換操作することにより、正逆転制御する構成であって、駐車ブレーキ機構(102)の作動状態の一定時間継続を認識して、正逆転機構(23)の油圧クラッチ(61)を切断し、油圧式無段変速機の油圧ポンプ(31)の斜板を中立位置に制御するので、駐車ブレーキの引きずりを解消できる。そして、停車時における作業車両の騒音を低減できるとともに、変速装置に掛かる負荷を軽減できる。さらに、燃料消費量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 作業車両の全体側面図。
【図2】 作業車両の変速構成を示す模式図。
【図3】 作業車両の駆動構成を示すスケルトン図。
【図4】 HMTの構成を示すスケルトン図。
【図5】 遊星機構及び正逆転機構の構成を示す展開図。
【図6】 油圧ポンプの吐出量と変速比の関係を示す図。
【図7】 変速機構の制御構成を示す図。
【図8】 駐車ブレーキ機構の構成を示す模式図。
【図9】 斜板制御の構成を示す図。
【符号の説明】
3 主変速レバー
7 前後進レバー
21 HST
22 遊星機構
23 正逆転機構
31 油圧ポンプ
32 油圧モータ
61 クラッチ
81 コントローラ
82 電磁弁
83 電磁弁
85 ピックアップ
86 アクチュエータ
89 ピックアップ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a transmission for a work vehicle. More specifically, the present invention relates to an HMT transmission having a hydraulic continuously variable transmission (HST) and a planetary mechanism, and to a transmission controlled in conjunction with a parking brake.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a transmission having an HST and a planetary mechanism is known. For example, it is shown by Unexamined-Japanese-Patent No. 2001-108061. This is because, in a hydraulic-mechanical transmission device that transmits engine power to the planetary gear mechanism on the one hand and to the planetary gear mechanism on the other side through the HST, the engine speed is increased when the traveling speed reaches the set speed. The plate actuator and the electronic governor are interlocked to maintain the set speed. Further, in this mechanism, the backward and low-speed forward regions are performed by HST, and the vehicle is driven by the combined driving force by transmitting the driving force of HST to the planetary gear mechanism when moving forward at medium and high speeds.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above configuration, it is difficult to increase the reverse speed because the reverse is performed by the driving force of the HST. Furthermore, when the weight of the vehicle is large, the burden on the HST increases, and the speed range that can be traveled by the HST decreases. In addition, swash plate control of HST becomes complicated. Further, when the parking brake is operated in a state where the swash plate of the HST is tilted, a load is applied to the HST even during parking, fuel consumption increases, and noise may be generated.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
That is, the inventors take the following problem solving means.
In claim 1, the output of the engine (5) is changed by the HST (21) constituted by the hydraulic pump (31) and the hydraulic motor (32) and the planetary mechanism (22), and the output after the change is obtained. In a transmission for a work vehicle that performs forward / reverse shifting by a forward / reverse rotation mechanism (23), a crankshaft (25) of the engine (5) is extended and directly connected to a drive shaft (67) of the hydraulic pump (31), The rear end of the drive shaft (67) is connected to the transmission shaft (51), and the gear (54) of the transmission shaft (51) and the gear (52) loosely fitted on the transmission shaft (52) of the planetary mechanism (22) ( 55) and the gear (56) fixed to the drive shaft (68) of the hydraulic motor (32) and the gear (57) loosely fitted to the transmission shaft (52) of the planetary mechanism (22). and, a planetary mechanism rotation after shifting at HST (21) from the gear (56) Was introduced to the gear (57) of 22), the gear (55) is connected to the holder for rotatably supported planet gears (58, 58), integrally with the gear (55) and the holding member The planetary gear (58, 58) is engaged with the sun gear (60) on the transmission shaft (52) side, and the sun gear (60) and the gear (57) Is integrally formed and is loosely fitted to the transmission shaft (52), and the planetary gears (58, 58) mesh with the inner teeth of the ring gear (59), and the ring gear (59) is a gear (62). And the gear (62) is one of the gears (62, 63, 64, 65, 66) constituting the forward / reverse rotation mechanism (23). The forward / reverse rotation mechanism (23) includes a pair of hydraulic clutches (61), and the pair of hydraulic clutches Ji (61), before by switching operating by reverse lever (7), a configuration of controlling forward and reverse rotation, by recognizing the predetermined time continuity of a stopped state or non-operating state of the speed change operation of the work vehicle, wherein The clutch (61) of the forward / reverse rotation mechanism (23) is disconnected, and the swash plate of the hydraulic pump (31) of the HST (21) is controlled to the neutral position.
[0005]
In
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described with reference to the drawings. 1 is an overall side view of the work vehicle, FIG. 2 is a schematic diagram showing a shift configuration of the work vehicle, FIG. 3 is a skeleton diagram showing a drive configuration of the work vehicle, FIG. 4 is a skeleton diagram showing a configuration of the HMT, and FIG. FIG. 6 is a diagram showing the relationship between the discharge amount of the hydraulic pump and the transmission gear ratio, FIG. 7 is a diagram showing the control configuration of the transmission mechanism, and FIG. 8 is the configuration of the parking brake mechanism. FIG. 9 is a diagram showing a configuration of swash plate control.
[0007]
In FIG. 1, an embodiment in which a work vehicle is a tractor will be described from the overall configuration. The front wheel 1 and the
[0008]
A transmission housing is disposed at the rear of the
[0009]
Further, the driving force of the
[0010]
Next, the speed change mechanism will be described with reference to FIG. In the speed change mechanism of the present invention, the output of the
[0011]
Next, the drive mechanism of the work vehicle will be described in more detail with reference to FIG. An
[0012]
The
[0013]
Next, the configuration of the HMT will be described with reference to FIGS. 4 and 5. The HMT mechanism mounted on the work vehicle is composed of the
[0014]
[0015]
By adopting such a speed change mechanism, the
[0016]
Next, the relationship between the hydraulic oil discharge amount of the hydraulic pump of the
[0017]
Next, the control configuration of the transmission will be described with reference to FIG. The transmission mechanism is controlled by a
[0018]
As described above, by dividing the forward /
[0019]
Next, the swash plate control configuration of the
[0020]
A
[0021]
Next, a description will be given of the control configuration of the transmission interlocked with the parking brake lever. As shown in FIG. 8, the
[0022]
A
[0023]
When a certain time elapses after each clutch such as the clutch 61 is disconnected, the swash plate is controlled by the
[0024]
In the above configuration, when the
[0025]
A
[0026]
In addition, when the state where the forward /
[0027]
Next, the HST swash plate control configuration during parking will be described. FIG. 9A is a diagram showing the swash plate position of the hydraulic pump when the vehicle is stopped, FIG. 9B is a diagram showing the process of returning the swash plate to the neutral position, and FIG. 9C is the hydraulic pressure when the parking brake is operated. It is a figure which shows the swash plate position of a pump. As shown in FIG. 9A, when the vehicle is stopped, the hydraulic pump of the
[0028]
In the state shown in FIG. 9C, the vehicle is originally driven at a gear ratio of V1. However, before the control of the swash plate of the
[0029]
【The invention's effect】
As described in claim 1, the output of the engine (5) is changed by the HST (21) constituted by the hydraulic pump (31) and the hydraulic motor (32) and the planetary mechanism (22), and after the shift, In a transmission for a work vehicle in which output is forward / reversely shifted by a forward / reverse rotation mechanism (23), a crankshaft (25) of the engine (5) is extended and directly connected to a drive shaft (67) of the hydraulic pump (31). The rear end of the drive shaft (67) is connected to the transmission shaft (51), and is loosely fitted on the gear (54) of the transmission shaft (51) and the transmission shaft (52) of the planetary mechanism (22). meshed gears (55), wherein a gear fixed to a drive shaft (68) of the hydraulic motor (32) (56), the loosely fitted to the transmission shaft of the planetary mechanism (22) (52) wheel (57) the meshes, planetary rotation after shifting at HST (21) from the gear (56) Was introduced to the gear (57) of the structure (22), said gear (55) is connected to the holder for rotatably supported planet gears (58, 58), integrally the gear (55) and the holding member The planetary gears (58, 58) are meshed with the sun gear (60) on the transmission shaft (52) side, and the sun gear (60) and the gear (57 ) And is integrally fitted to the transmission shaft (52), and the planetary gears (58, 58) mesh with the inner teeth of the ring gear (59), and the ring gear (59) 62) and is loosely fitted to the transmission shaft (52), and the gear (62) is a gear (62, 63, 64, 65, 66) constituting the forward / reverse rotation mechanism (23). The forward / reverse rotation mechanism (23) is composed of a pair of hydraulic clutches (61), and the pair of hydraulic clutches (61) A latch (61), before by switching operating by reverse lever (7), a configuration of controlling forward and reverse rotation, by recognizing the predetermined time continuity of a stopped state or non-operating state of the speed change operation of the work vehicle, wherein Since the clutch (61) of the forward / reverse rotation mechanism (23) is disengaged and the swash plate of the hydraulic pump (31) of the HST (21) is controlled to the neutral position, the noise of the work vehicle at the time of stopping can be reduced, and the transmission Can reduce the load. Furthermore, fuel consumption can be reduced.
[0030]
As described in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall side view of a work vehicle.
FIG. 2 is a schematic diagram showing a shift configuration of a work vehicle.
FIG. 3 is a skeleton diagram showing a drive configuration of a work vehicle.
FIG. 4 is a skeleton diagram showing the configuration of an HMT.
FIG. 5 is a development view showing configurations of a planetary mechanism and a forward / reverse mechanism.
FIG. 6 is a diagram showing a relationship between a discharge amount of a hydraulic pump and a gear ratio.
FIG. 7 is a diagram showing a control configuration of a transmission mechanism.
FIG. 8 is a schematic diagram showing a configuration of a parking brake mechanism.
FIG. 9 is a diagram showing a configuration of swash plate control.
[Explanation of symbols]
3
22
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