JP3934882B2 - プランジャポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プランジャが往復ストローク運動を行うのに伴って吸入・吐出を行うプランジャポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プランジャポンプとしては、特開2000−213468号公報に記載されているものが知られている。
この従来のプランジャポンプは、ハウジングにポンプ用穴が形成され、このポンプ用穴にシリンダが挿入され、このシリンダにプランジャが軸方向に往復ストローク可能に収納され、かつ、シリンダの基端とプランジャ基端との間に圧力室が形成され、この圧力室が、ポンプ用穴に開口された吸入回路および吐出回路に対して吸入用流路および吐出用流路を介して接続され、プランジャが往復ストロークするのに伴って、圧力室の容積が拡大・縮小を繰り返すのに伴って、吸入回路から流体を吸入し、吐出回路から流体を吐出する構成となっている。
【0003】
また、シリンダとプランジャとの摺動部分に異物が混入するのを防止するために、シリンダにフィルタ部材が、基端側をシリンダに装着する一方、先端側をプランジャに装着して設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のプランジャポンプにあっては、このフィルタ部材は、異物を濾過するメッシュ部を迂回して装着部から異物が浸入するのを防止するために、シリンダおよびプランジャに対して異物の浸入を防止できるだけの小さなクリアランスで装着されており、したがって、プランジャに対して摺動可能な支持構造を有して装着されていた。
そのため、プランジャに装着するカラー部分を含むフィルタ部材の本体は、摺動性に優れる材料、例えばPTFE(テフロン)を添加した材料などを選択しなければならない。したがって、フィルタ部材の本体の成型性が難化するとともに材料費の増大を招いて、製造コストが増大するという問題があった。
【0005】
また、ポンプ用穴は、異径の穴を複数組み合わせて形成されているため、その加工工程において、複数の穴の軸心が加工公差の範囲内でずれることがある。ところが、従来技術のように、プランジャの基端部のみをシリンダで支持する構成では、上述のようにバルブ穴の軸心がずれた場合、プランジャがストロークしたときに軸方向に力が掛かりることになり、フィルタ部材との擦れが大きくなって抵抗が大きくなることがある。そして、このように抵抗が大きくなった場合、プランジャの摺動が円滑に成されなくなり、プランジャの下死点および上死点が正規の位置からずれてしまって、所期の吐出量が得られなくなるおそれもある。
そのため、特に、上記のようにフィルタ部材の素材として摺動性に優れる素材を用いる必要がある。
【0006】
本発明は、上述の従来の問題に着目してなされたもので、フィルタ部材の素材として安価な素材を用いることができるようにして、プランジャポンプのコストダウンを達成することを目的とするものであり、さらに、その目的を達成するのにあたり、組付時に不純物の発生を防止するとともに組付作業性を確保し、加えて、耐久性に優れるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明は、ハウジングに形成されたポンプ用穴と、このポンプ用穴に挿入されたシリンダと、このシリンダの内側を摺動することでシリンダの内周との間に形成された圧力室の容積を変化させるプランジャと、前記ポンプ用穴の内周においてプランジャの径方向に開口された吸入回路からプランジャの内部を通って前記圧力室に至る吸入用流路と、前記圧力室からシリンダを貫通してポンプ用穴の内周に開口された吐出回路に至る吐出用流路と、前記吸入用流路を遮断してシリンダに装着され、流体を濾過するフィルタ部材と、を備え、前記プランジャの往復ストローク運動に応じて吸入用流路から圧力室内に流体を吸入し、圧力室から吐出用流路へ吐出するとともに、流体に含まれる不純物をフィルタ部材で除去するように構成されたプランジャポンプにおいて、前記フィルタ部材は、その基端側装着部の内周がシリンダの外周に装着されているとともに、その先端側装着部が前記ポンプ用穴に装着されて、両装着部の内周が前記プランジャとは間隔を有して設置されていることを特徴とする手段とした。また、前記基端側装着部のシリンダへの装着は、流体中のフィルタ部材を通過できない不純物がフィルタ部材を迂回してシリンダ外周と基端側装着部内周との間から吸入用流路へ侵入するのを規制する基端側シール部を形成した装着とされ、一方、前記先端側装着部のポンプ用穴への装着は、流体中のフィルタ部材を通過できない不純物がフィルタ部材を迂回して先端側装着部とポンプ用穴との間から吸入用流路へ侵入するのを規制する先端側シール部を形成した装着とされていることを特徴とする。
【0008】
また、前記先端側装着部を装着する部位のポンプ用穴には、先端側装着部の先端面に対向する突当面が形成され、前記先端側シール部は、先端側装着部の外周面とポンプ用穴の内周との間と、先端側装着部の先端面と突当面との間と、のいずれか一方に形成されることを特徴とする。
【0009】
また、前記先端側シール部は、この先端側シール部を形成する2つの面の間に、フィルタ部材を通過できない不純物は通過させないだけの微少なクリアランスであるクリアランスシールを設けることで形成されていることを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプランジャポンプにおいて、前記プランジャは、吸入用流路の吸入上流側の開口が設けられている部位よりも基端側のみがシリンダに摺動自在に支持されている一方、先端側はポンプ用穴に摺動自在に支持され、前記フィルタ部材の先端側装着部の内周面がプランジャに十分なクリアランスを有して対向されていることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のプランジャポンプにおいて、前記フィルタ部材は、環状の基端側カラー部と先端側カラー部との間にメッシュ部を支持し、かつ、前記基端側カラー部が基端側装着部としてシリンダの外周に装着されている一方、前記先端側カラー部が先端側装着部としてハウジングに装着されていることを特徴とする。また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3に記載のプランジャポンプにおいて、前記フィルタ部材は、環状の基端側カラー部と先端側カラー部との間にメッシュ部を支持し、かつ、前記基端側および先端側カラー部が、シリンダの外周に支持されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の作用および効果】
プランジャポンプは、プランジャがシリンダに対して往復ストローク運動するのに応じて吸入用流路から圧力室内に流体を吸入し、圧力室から吐出用流路へ吐出する。また、流体が吸入用流路を流れる際に流体に含まれる不純物はフィルタ部材で除去される。
また、フィルタ部材の基端側先端側の各装着部にあっては、フィルタ部材を迂回して各装着部分から吸入用流路に浸入する流体の流れである迂回路が生じ得る。しかしながら、この迂回路の途中の、基端側装着部とシリンダ外周との間に形成された基端側シール部と、先端側装着部とポンプ用穴との間に形成された先端側シール部とにより、異物が浸入するのを防止する。
【0013】
以上のように、プランジャポンプが作動するにあたり、フィルタ部材は、プランジャとは内周が接することなく設置され、プランジャの摺動を支持することがないため、本体を形成する材料として摺動性に優れる材料を選択する必要が無くなり、素材として成形性に優れた安価な素材を用いて製造コストを低減させることができる。
【0014】
また、請求項1に記載の発明にあっては、フィルタ部材において、基端側と先端側の両装着部に、それぞれ基端側シール部と先端側シール部とを形成しているため、フィルタ部材を迂回して異物が侵入することもない。また、フィルタ部材は、基端側装着部がシリンダの外周に装着され、一方、先端側装着部がポンプ用穴に装着されている構成としたため、シリンダがプランジャの全長を収容している構造のプランジャポンプおよびシリンダがプランジャの基端側のみを支持している構造のいずれにも適用することができる。
【0015】
さらに、請求項1に記載の発明にあっては、先端側装着部は、ポンプ用穴の内周に設けられた段部に装着し、その際、先端側装着部の外周面とポンプ用穴の内周との間、および先端側装着部の先端面と段部の突当面との間、のいずれか一方に先端側シール部を形成し、他方にはクリアランス部を確保する。
【0016】
したがって、先端側装着部の外周面とポンプ用穴の内周との間に先端側シール部を形成し、先端側装着部の先端面と段部の突当面との間にクリアランス部を設けた場合には、フィルタ部材をシリンダに装着してポンプ用穴に差し込んで組み付ける際に、先端側装着部は、その先端面がハウジングの段部の突当面に突き当たることが無く、よって、先端側装着部の先端面が突当面に突き当たって、フィルタ部材のシリンダに対する装着位置が正規の位置からずれるという不具合や、このように装着位置がずれることがなくても突当面に突き当たって入力される荷重によりフィルタ部材に応力集中が生じ、経年劣化が早まるという不具合が生じるのを防止できる。
一方、上記とは逆に、先端側装着部の外周面とポンプ用穴の内周との間にクリアランス部を形成し、先端側装着部の先端面と段部の突当面との間に先端側シール部を設けた場合には、フィルタ部材をポンプ用穴に組み付ける際に、先端側装着部の外周面がポンプ用穴の内周面とが強くこすれることで先端側装着部が削れるという不具合が生じないようにすることができる。したがって、フィルタ部材の装着時に不純物(コンタミ)が生じることの無いようにすることができる。
【0017】
請求項1に記載の発明では、先端側シール部を形成するにあたり、このシール部を形成する面の間に、不純物を通過させない範囲の微少なクリアランスシールを設けたため、先端側装着部の外周面とポンプ用穴の内周との間に先端側シール部を形成した場合でも、フィルタ部材の組付時に先端側装着部の外周面がポンプ用穴に擦れないようにでき、上述のように組付時にコンタミが生じるのを防止することができ、また、先端側装着部の先端面と段部の突当面との間に先端側シール部を形成した場合でも、フィルタ部材の組付時に先端側装着部の先端面が段部の突当面に突き当たることが無く、フィルタ部材の組付位置がずれたり、フィルタ部材に応力集中が生じて経年劣化を早めたりする不具合を防止できる。
【0018】
請求項2に記載の発明にあっては、シリンダはプランジャの基端側のみを摺動自在に支持しているため、シリンダの軸長寸法を短く形成することができ、冷間鍛造による成形が可能となる製造コストを低く抑えることができるとともに、シリンダ側面に吸入用流路の一部を形成する穴を穿設させる必要が無くなり、加工コストを低く抑えることができる。さらに、請求項5に記載の発明では、フィルタ部材をシリンダにアッセンブリしたときには基端側装着部のみにより片持ち状態で支持されることになる。したがって、ポンプ用穴への組付時に先端側装着部に軸方向に荷重が入力された場合、先端と基端の両装着部で支持されているものに比べると、装着位置がずれる可能性が高くなる。そこで、請求項1に記載の発明のように、先端側装着部がポンプ用穴と段部の突当部との一方にクリアランス部を設け、他方にクリアランスシールによる先端側シールを設けた構成として、先端側装着部がポンプ用穴の内周と擦れたり、段部の突当面に突き当たったりしない発明では、先端側装着部に荷重が入力され難く、この請求項5に記載の発明において、より有効性が高いものとなる。
【0019】
また、請求項4に記載の発明では、フィルタ部材がシリンダの外周に支持されているため、フィルタ部材が確実にプランジャから離間して支持され、これにより、フィルタ部材の本体を形成する材料として摺動性に優れる材料を選択する必要が無くなり、素材として成形性に優れた安価な素材を用いて製造コストを低減させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1のプランジャポンプについて説明する。この実施の形態1のプランジャポンプは、請求項1〜3に記載した発明に対応したものであり、この実施の形態1を説明するにあたり、アンチスキッド制御を実行するブレーキ装置に適用した例について説明する。そこで、まず、ブレーキ装置の構成について説明する。図4においてM/Cは、マスタシリンダを示しており、このマスタシリンダM/Cは、4輪のホイールシリンダW/Cに2系統のブレーキ回路1,1を介して接続されている。
【0021】
各ブレーキ回路1は、分岐点1dにおいてそれぞれ2つのホイールシリンダW/Cに分岐され、また、この分岐点1dの下流(ホイールシリンダW/C側)に流入弁5,5が設けられている。これら流入弁5は、非作動時にスプリング力により開弁状態となり、作動時(通電時)に閉弁状態となる常開の2ポート2ポジションの電磁切替弁により構成されている。また、各流入弁5には、制動操作を終了したときにホイールシリンダW/Cから円滑にブレーキ液を戻すためのバイパス路1hが並列に設けられ、このバイパス路1hに、下流(ホイールシリンダW/C側)から上流(マスタシリンダM/C側)への戻りのみを許す一方弁1gが設けられている。
【0022】
また、各流入弁5の下流には、ブレーキ回路1とリザーバ7とを連通させるドレーン回路10が接続されている。そして、これらドレーン回路10に流出弁6が設けられている。これら流出弁6は、非作動時に閉弁し、作動時に開弁する常閉の2ポート2ポジションの電磁切替弁により構成されている。
【0023】
前記ドレーン回路10は、還流回路11を介して、各ブレーキ回路1において分岐点1dよりも上流位置に接続されている。そして、前記還流回路11の途中にリザーバ7に貯留されているブレーキ液をブレーキ回路1に戻す実施の形態のプランジャポンプ4が設けられている。よって、前記還流回路11は、吸入回路11aと吐出回路11bとで構成されるものである。
【0024】
前記プランジャポンプ4は、モータMにより回転されるカム4cにより対向して配置された1組のプランジャ41が往復ストロークすることで、吸入回路11aからブレーキ液を吸入し、吐出回路11bへブレーキ液を吐出させる構成であり、逆流防止用の吸入弁4aおよび吐出弁4bが設けられ、吸入側にはフィルタ部材42が設けられている一方、吐出側に脈動吸収用のダンパ4dが設けられている。
【0025】
したがって、このブレーキ装置では、制動時に車輪がロック傾向になったときには、そのロック傾向となった車輪のホイールシリンダW/Cに接続されている回路中の流入弁5を閉弁させる一方、流出弁6を開弁させてホイールシリンダW/Cのブレーキ液をリザーバ7に抜いて制動液圧を低下させる減圧制御と、流入弁5を開弁状態に戻すとともに流出弁6を閉弁状態に戻してマスタシリンダ圧をホイールシリンダW/Cに供給する増圧制御とを適宜繰り返し、あるいは必要に応じて流入弁5と流出弁6との両方を閉弁させる保持制御を加えて、車輪のロックを防止しつつ制動を行うアンチスキッド制御を実行することができる。
【0026】
次に、実施の形態1のプランジャポンプ4の構成について説明する。
図2はプランジャポンプ4の要部を示す断面図である。
図においてHはハウジングである。このハウジングHは、例えばアルミなどの金属により形成され、その内部には、前記カム4cを回転可能に収納する収納室43が設けられ、かつ、ハウジングHの端面から収納室43に連通してポンプ用穴44が穿設されている。なお、ポンプ用穴44は、収納室43を挟んで一対設けられているが、両者は同一の構成であるからその一方のみを図示する。
【0027】
前記ポンプ用穴44は、最も小径で収納室43に開口された先端小径部44aと、その基端側に隣接された中間拡径部44bと、その基端側の中間小径部44cと、その基端側の基端大径部44dとから構成されている。さらに、先端小径部44aと中間拡径部44bとの間には、径差に基づく第1段部44fが形成され、また、中間小径部44cと基端大径部44dとの間にも、径差に基づく第2段部44gが形成されている。そして、中間小径部44cの内径は、第1段部44fの内周面44hにおける内径よりも僅かに大径に形成されている。また、前記中間拡径部44bには前記吸入回路11aが連通され、基端大径部44dに前記吐出回路11bが接続されている。
【0028】
前記ポンプ用穴44には、シリンダ45が嵌合されている。このシリンダ45は、例えば鉄を素材として冷間鍛造成型により形成されており、前記ポンプ用穴44の略半分ほどの長さの略有底円筒形状を成し、基端部に大径のフランジ部45fおよび底部45bを有し、開口側の先端部には、傾斜面45cと支持面45dが形成され、傾斜面45cにおいて外径が徐々に小さくなり、支持面45dで外径が最も小径となった形状に形成されている。そして、このシリンダ45は、前記フランジ部45fを前記第2段部44gに付き当てた状態でポンプ用穴44の中間小径部44cに嵌合されている。
【0029】
また、シリンダ45の底部45bには、吐出孔45eが穿設され、さらに、この吐出孔45eを開閉する前記吐出弁4bが設けられている。
すなわち、シリンダ45のフランジ部45fには、プラグ46が嵌合されてかしめられている。このプラグ46の内周部には、バルブ収容室46bが形成され、このバルブ収容室46bに、吐出弁4bを構成する球状の弁体4fおよび弁体4fを閉弁方向に付勢するスプリング4gが収納されている。弁体4fは、前記吐出孔45eの開口端部に着座され、吐出孔45eからバルブ収容室46b側への流体の流通のみを許しその逆流は規制する。なお、プラグ46あるいはシリンダ45には、バルブ収容室46bとポンプ用穴44の基端大径部44dおよび吐出回路11bとを連通させる連通路(図示省略)が形成されている。
【0030】
前記シリンダ45には略円柱状のプランジャ41が軸方向に往復ストローク自在に設けられ、プランジャ41とシリンダ45との間に、プランジャ41のストロークに伴って容積が変化する圧力室47が形成されている。
前記プランジャ41は、その基端部が前記シリンダ45の内周に軸方向に往復ストローク自在に支持され、かつ、プランジャ41の先端部はポンプ用穴44の先端小径部44aに軸方向に往復ストローク自在に支持されている。また、プランジャ41の基端部と先端部には、それぞれシール部材41t,41sが装着されてシリンダ45との間ならびに先端小径部44aとの間をシールしている。
さらに、プランジャ41には、中間部に横孔41bが貫通され、さらに、この横孔41bと圧力室47とを連通させる縦孔41cが穿設されている。
【0031】
また、圧力室47には、縦孔41cを開閉するよう前記吸入弁4aが設けられている。すなわち、前記吸入弁4aは、縦孔41cの開口端に着座された球状の弁体4hと、この弁体4hを閉弁方向に付勢するスプリング4jと、このスプリング4jを支持してプランジャ41の基端に装着されたリテーナ4kとを備えている。なお、このリテーナ4kには、圧力室47を拡大する方向にプランジャ41をストローク付勢するリターンスプリング48が着座されている。
したがって、プランジャ41がリターンスプリング48の付勢方向にストロークすると、圧力室47が拡大し、これに伴って吸入回路11a側のブレーキ液が中間拡径部44bからプランジャ41の横孔41bおよび縦孔41cを経る流路である吸入用流路49aを通って、吸入弁4aを開弁して圧力室47に流入する。また、カム4cによりプランジャ41が圧力室47を縮小させる方向にストロークすると、圧力室47の中のブレーキ液は吐出孔45eからバルブ収容室46bに吐出され、さらに吐出回路11bに至る流路である吐出用流路49bを通って吐出回路11bに吐出される。
【0032】
次に、実施の形態1の特徴となる構成であるフィルタ部材42について説明する。
すなわち、シリンダ45の先端部の支持面45dと、ポンプ用穴44の第1段部44fとに前記フィルタ部材42が装着されている。このフィルタ部材42は、図3の斜視図に示すように、本体42aとメッシュ部42fとを備えている。
前記本体42aは、形状保持可能な硬質の樹脂を素材として形成され、環状の先端側カラー部(先端側装着部)42tと、同じく環状の基端側カラー部(基端側装着部)42bと、両カラー部42t,42bを接続して軸方向に延在されたリブ42cとを備えている。そして、前記リブ42cとリブ42cとの間に、金属製の網状部材から成るメッシュ部42fが設けられている。また、先端側カラー部42tの先端外側には、先細りとなる面取り部42dが設けられている。
【0033】
そして、フィルタ部材42は、図1の拡大断面図に示すように、基端側カラー部42bがシリンダ45の外周に装着され、先端側カラー部42tがポンプ用穴44に装着されている。
すなわち、基端側カラー部42bは、シリンダ45の支持面45dにきつく嵌合して装着されており、基端側カラー部42bの内周面とシリンダ45の支持面45dの外周との間には、ブレーキ液が流れる余地のない基端側シール部421が形成されている。
一方、先端側カラー部42tは、プランジャ41の内周との間に隙間Lを有してポンプ用穴44の第1段部44fに装着されている。この第1段部44fへの装着は、先端側カラー部42tの外周面42sが、第1段部44fの内周面44hに対してメッシュ部42fの目の大きさよりも小さくブレーキ液に含まれたコンタミをカット可能なクリアランスのクリアランスシール部422を形成して緩く嵌合され、かつ、先端側カラー部42tの先端面42uが、この先端面42uと対向した第1段部44fの突当面44kとの間にクリアランスシール部422よりも十分に大きなクリアランス部423を形成した装着となっている。なお、ポンプ用穴44の第1段部44fにおける内周面44hの内径は、中間小径部44cの内径よりも小さく形成されているものであり、上述のように、先端側カラー部42tは、前記内周面44hとの間にクリアランスを有していることから、フィルタ部材42の外径は、前記中間小径部44cの内径よりも十分に小さいものである。
【0034】
次に、本実施の形態1の組付作業について説明する。
本実施の形態1にあっては、まず、ハウジングHの外部において、シリンダ45に対して、予め、吸入弁4a、吐出弁4bを含んでプランジャ41およびプラグ46をアッセンブリし、さらに、シリンダ45の先端の支持面45dに対してフィルタ部材42の基端側カラー部42bをきつく嵌合させて装着させ、いわゆるアッセブリの状態としておく。
次に、このアッセンブリを、ポンプ用穴44に挿入させるもので、この場合、シリンダ45のフランジ部45fが第2段部44gに突き当たってアッセンブリのそれ以上の進入が規制されるまで進入させ、この進入時点で、フィルタ部材42の先端側カラー部42tは、第1段部44fに装着される。
このようにアッセンブリ状態でフィルタ部材42をポンプ用穴44に進入させる際に、フィルタ部材42は、その外径寸法が中間小径部44cの内径よりも小さいから、ポンプ用穴44の内周に触れることなく進入させることができるものであり、これにより、樹脂製のフィルタ部材42がポンプ用穴44に擦れて削れかすであるコンタミ(不純物)が生じたり、この擦れによる入力でシリンダ45に対する装着位置がずれたりすることがない。
【0035】
また、このようにしてアッセンブリ状態のフィルタ部材42の先端側カラー部42tが第1段部44fに到達して装着された際には、先端に面取り部42dが形成されていることにより第1段部44fの内周面44hに挿入させやすく、しかも、この先端側カラー部42tは、その外周面42sが第1段部44fの内周面44hに対して、メッシュ部42fでカットできる大きさのコンタミを流通させないクリアランスで緩く嵌合して、クリアランスシール部422を形成する。このように、先端側カラー部42tは、内周面44hに緩く嵌合される寸法であるから、ここでも、両者が擦れることがなく、よって、樹脂の削れによるコンタミが発生することがない。
また、この装着時に、先端側カラー部42tの先端面42uは、第1段部44fの突当面44kに対してクリアランス部423を有して対向する。このようにフィルタ部材42の先端側カラー部42tが、突当面44kに突き当てられることがないため、フィルタ部材42の装着時に突当面44kから押し戻すような荷重が作用することが無く、この場合も、シリンダ45に対するフィルタ部材42の装着位置が正規の位置からずれたり、フィルタ部材42の本体42aに応力集中が生じたりすることがない。よって、応力集中による耐久性の低下を防止することができる。
さらに、このように組付作業時にコンタミが発生したり応力集中が生じたりしないため、組付作業時の手間がかからず、組付作業性にも優れる。
【0036】
また、フィルタ部材42やシリンダ45などのアッセンブリのポンプ用穴44への挿入を終えたら、ポンプ用穴44の基端大径部44dの開口部をプラグ46の上縁に被せるように加締めて組付を終える。
【0037】
次に、プランジャポンプ4の作動時について説明する。
前述したようにモータMによりカム4cが回転されると、プランジャ41が往復ストロークを行い、それに伴って、ブレーキ液が吸入回路11aから吸入用流路49aを介して圧力室47に吸入され、圧力室47から吐出用流路49bを介して吐出回路11bに吐出される。
このようにプランジャ41がストロークする際に、プランジャ41は、基端側がシリンダ45の内周に支持され、先端側がポンプ用穴44の先端小径部44aに支持されており、また、フィルタ部材42との間には隙間Lが確保されているため、フィルタ部材42は、プランジャ41と擦れ合って摩耗することが無く、本体の素材として耐摩耗を考慮した素材を用いる必要がなく、安価な素材を選択することができる。
【0038】
また、上述のようにプランジャポンプ4の吸入行程では、ブレーキ液は、基本的には、上述した吸入用流路49aを流れ、この時、フィルタ部材42のメッシュ部42fを通って流れ、ブレーキ液に含まれる不純物は取り除かれる。
また、これとは別に図1において、矢印b1,b2で示すような、メッシュ部42fを迂回する迂回流が生じ得る。
しかしながら、矢印b1で示す迂回流は、フィルタ部材42の基端側カラー部42bがシリンダ45の支持面45dにきつく嵌合されて形成されている基端側シール部421により完全に遮断され、このb1で示すブレーキ液の流れにより不純物が浸入することはない。
また、フィルタ部材42と第1段部44fとの間には、隙間に基づくクリアランスシール部422およびクリアランス部423が設けられているため、ここを通る矢印b2で示す迂回流は生じる。しかしながら、先端側カラー部42tの外周面42sと第1段部44fの内周面44hとの間に形成されているクリアランスシール部422は、メッシュ部42fを通過できない不純物は、カットする隙間しか有していないため、この迂回流により不純物が浸入することはない。
【0039】
また、本実施の形態1のプランジャポンプ4は、シリンダ45の先端がプランジャ41の横孔41bの位置まで達しない長さに形成しているため、冷間鍛造による安価な製造が可能であり、また、シリンダ45に対して吸入用流路49aの一部となる穴などの穿設加工が不要となり、シリンダ45の製造コストを低減させることができる。
【0040】
(実施の形態2)
次に、実施の形態2のプランジャポンプについて説明する。なお、この実施の形態2は、実施の形態1の変形例であるので、実施の形態1と同じ構成には同じ符号を付けて説明を省略し、相違点のみを説明する。
【0041】
図5は実施の形態2のプランジャポンプの要部を示す断面図で、この実施の形態2にあっては、中間拡径部44bと第1段部44fの内周面44hとが同径の面一に形成され、また、この内周面44hと先端側カラー部42tの外周面42sとの間に、間隔の広いクリアランス部423が設けられ、一方、先端側カラー部42tの先端面42uと第1段部44fの突当面44kとの間に、ブレーキ液の流れは許すがメッシュ部42fを通らない不純物(コンタミ)の通過は許さないクリアランスシール部422が形成されている。
また、前記シリンダ45において、支持面45dの隣には段部45gが設けられており、この段部45gにフィルタ部材42の基端側カラー部42bが突き当て状態で装着されている。なお、この実施の形態2にあっても、基端側カラー部42bの内周面と支持面45dとの間にブレーキ液の流れを完全に遮断させる基端側シール部421が形成されている。
【0042】
したがって、この実施の形態2にあっても、プランジャポンプ4が吸入行程を実行する際に、ブレーキ液がフィルタ部材42を通過するにあたり、フィルタ部材42を迂回する流れも生じようとするが、基端側カラー部42bにあっては、基端側シール部421においてこの迂回流が完全に遮断され、一方、先端側カラー部42tにあっては、クリアランス部423およびクリアランスシール部422を通過する迂回流が発生するが、クリアランスシール部422のクリアランスは、メッシュ部42fを通過できない不純物は、同様に通過させない寸法となっているため、この迂回流とともに不純物が浸入することはない。
なお、この実施の形態2にあっては、クリアランスシール部422のクリアランスは、シリンダ45のフランジ部45fとハウジングHの第2段部44gとによるシリンダ45のハウジングHに対する挿入位置の管理、シリンダ45の段部45gの位置管理、フィルタ部材42の全長の管理、およびハウジングHの第1段部44fの位置管理により所定寸法に管理される。
あるいは、クリアランスシール部422は、先端側カラー部42tの先端面42uと第1段部44fの突当面44kとを完全に密着させて、ブレーキ液の流通を許さないシールに代えてもよい。
【0043】
上述した実施の形態2にあっては、実施の形態1と同様に、以下に述べる効果を得ることができる。
シリンダ45へのアッセンブリ状態でハウジングHに組み付ける際に、その外周がポンプ用穴44の内周と擦れないようにでき、樹脂の削れによるコンタミが発生することがないという効果を奏するとともに、フィルタ部材42の本体42aに応力集中が生じたりすることがなく、装着位置のずれが発生したり耐久性が低下したりするのを防止することができるという効果を奏する。
また、プランジャ41が摺動するときに、フィルタ部材42はプランジャ41と擦れ合うことが無く、本体42aの素材として耐摩耗を考慮した素材を用いる必要がなく、安価な素材を選択することができる。
【0044】
(実施の形態3)
次に、実施の形態3のプランジャポンプについて説明する。なお、この実施の形態3は、実施の形態1の変形例であり全請求項に記載の発明に対応しているもので、実施の形態1と同じ構成には同じ符号を付けて説明を省略し、相違点のみを説明する。
図6は実施の形態3のプランジャポンプの要部を示す断面図であって、この実施の形態3は、フィルタ部材42の基端側だけでなく先端側も、シリンダ45の支持面45dに装着させることにより、先端側カラー部42tと基端側カラー部42bとをプランジャ41に対して間隔を有して取り付けた例である。
すなわち、シリンダ45の支持面45dは、実施の形態1に比べて軸方向に長く形成されて第1段部44fの近傍まで延在されている。そして、先端側カラー部42tと基端側カラー部42bとは、それぞれ支持面45dにきつく嵌合され、先端側カラー部42tと支持面45dとの間には、ブレーキ液の流通を全く許さない、密着シール部424が形成されている。
さらに、先端側カラー部42tは、実施の形態1と同様に、第1段部44fとの間にクリアランスシール部422とクリアランス部423とが設けられ、また、基端側カラー部42bは、支持面45dとの間に基端側シール部421が設けられている。
したがって、この実施の形態3にあっても、実施の形態1と同様に、ハウジングHへの組付時に、樹脂の削れによるコンタミが発生することがなく、また、装着位置のずれが発生したり耐久性が低下したりするのを防止することができ、フィルタ部材42の本体42aの素材として耐摩耗を考慮した素材を用いる必要がなく、安価な素材を選択することができるという効果が得られる。
【0045】
以上、図面により実施の形態について説明してきたが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、実施の形態では、シリンダ45によりプランジャ41の基端部のみを支持する構造のものを示したが、プランジャ41の全体をシリンダ45により支持する構造にも適用することができる。この場合、実施の形態3において、支持面45dを有する筒状の部分を、そのままプランジャ41の全体を支持できるまで延長することで達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のプランジャポンプにおける要部を示す断面図である。
【図2】実施の形態1のプランジャポンプを示す断面図である。
【図3】実施の形態1におけるフィルタ部材を示す斜視図である。
【図4】実施の形態を適用したブレーキ装置の油圧回路図である。
【図5】実施の形態2のプランジャポンプにおける要部を示す断面図である。
【図6】実施の形態3のプランジャポンプにおける要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ブレーキ回路
1d 分岐点
1h バイパス路
1g 一方弁
4 プランジャポンプ
4a 吸入弁
4b 吐出弁
4c カム
4d ダンパ
4k リテーナ
4f 弁体
4g スプリング
4h 弁体
4j スプリング
5 流入弁
6 流出弁
7 リザーバ
10 ドレーン回路
11 還流回路
11b 吐出回路
11a 吸入回路
41 プランジャ
41b 横孔
41c 縦孔
41t,41s シール部材
42 フィルタ部材
42a 本体
42b 基端側カラー部(基端側装着部)
42c リブ
42d面取り部
42f メッシュ部
42s 外周面
42t 先端側カラー部
42u 先端面
43 収納室
44 ポンプ用穴
44a 先端小径部
44b 中間拡径部
44c 中間小径部
44d 基端大径部
44f第1段部
44g第2段部
44h 内周面
44k 突当面
45 シリンダ
45b 底部
45c 傾斜面
45d 支持面
45e 吐出孔
45f フランジ部
45g 段部
46 プラグ
46b バルブ収容室
47 圧力室
48 リターンスプリング
49a 吸入用流路
49b 吐出用流路
421 基端側シール部
422 クリアランスシール部
423 クリアランス部
424 密着シール部
H ハウジング
L 隙間
M モータ
M/C マスタシリンダ
W/C ホイールシリンダ

Claims (4)

  1. ハウジングに形成されたポンプ用穴と、
    このポンプ用穴に挿入されたシリンダと、
    このシリンダの内側を摺動することでシリンダの内周との間に形成された圧力室の容積を変化させるプランジャと、
    前記ポンプ用穴の内周においてプランジャの径方向に開口された吸入回路からプランジャの内部を通って前記圧力室に至る吸入用流路と、
    前記圧力室からシリンダを貫通してポンプ用穴の内周に開口された吐出回路に至る吐出用流路と、
    前記吸入用流路を遮断してシリンダに装着され、流体を濾過するフィルタ部材と、を備え、
    前記プランジャの往復ストローク運動に応じて吸入用流路から圧力室内に流体を吸入し、圧力室から吐出用流路へ吐出するとともに、流体に含まれる不純物をフィルタ部材で除去するように構成されたプランジャポンプにおいて、
    前記フィルタ部材は、その基端側装着部の内周がシリンダの外周に装着されているとともに、その先端側装着部が前記ポンプ用穴に装着されて、両装着部の内周が前記プランジャとは間隔を有して設置され
    前記基端側装着部のシリンダへの装着は、流体中のフィルタ部材を通過できない不純物がフィルタ部材を迂回してシリンダ外周と基端側装着部内周との間から吸入用流路へ侵入するのを規制する基端側シール部を形成した装着とされ、
    一方、前記先端側装着部のポンプ用穴への装着は、流体中のフィルタ部材を通過できない不純物がフィルタ部材を迂回して先端側装着部とポンプ用穴との間から吸入用流路へ侵入するのを規制する先端側シール部を形成した装着とされ、
    前記先端側装着部を装着する部位のポンプ用穴には、先端側装着部の先端面に対向する突当面が形成され、
    前記先端側シール部は、先端側装着部の外周面とポンプ用穴の内周との間と、先端側装着部の先端面と突当面との間と、の少なくともいずれか一方に形成され、
    前記先端側シール部は、この先端側シール部を形成する2つの面の間に、フィルタ部材を通過できない不純物は通過させないだけの微少なクリアランスであるクリアランスシールを設けることで形成されていること
    を特徴とするプランジャポンプ。
  2. 前記プランジャは、吸入用流路の吸入上流側の開口が設けられている部位よりも基端側のみがシリンダに摺動自在に支持されている一方、先端側はポンプ用穴に摺動自在に支持され、前記フィルタ部材の先端側装着部の内周面がプランジャに十分なクリアランスを有して対向されていること
    を特徴とする請求項1に記載のプランジャポンプ。
  3. 前記フィルタ部材は、環状の基端側カラー部と先端側カラー部との間にメッシュ部を支持し、かつ、前記基端側カラー部が基端側装着部としてシリンダの外周に装着されている一方、前記先端側カラー部が先端側装着部としてハウジングに装着されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載のプランジャポンプ。
  4. 前記フィルタ部材は、環状の基端側カラー部と先端側カラー部との間にメッシュ部を支持し、かつ、前記基端側および先端側カラー部が、シリンダの外周に支持されていること
    を特徴とする請求項1ないし3に記載のプランジャポンプ。
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